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1.  8月の家族たち 《ネタバレ》 
ジョン・ウェルズといえば、かつて「ER」や「The WestWing」のような傑作ドラマを生み出した稀代のクリエイターのはず。しかもこの作品は有名な役者がゴロゴロ。これは期待できそうと思ったのですが、第一感はゲンナリするばかり。家族で罵り合い、暴露し合い、傷つけ合ってバラバラになっておしまいという、まったく救いのない物語でした。いったい何を意図してこんな作品を世に出したのか、不思議にさえ思いました。 しかし、単なる思いつきですが、もしかしたらこれは「アメリカン・リア王」なのかなと。3姉妹とか、相互不信とか、悲劇的な結末を迎えるという構図はそのままに、あの世界観を換骨奪胎して現代のアメリカの片田舎に置き換えたのかもしれません。そう思うと、ラストのメリル・ストリープの号泣はリア王の最期そのもののように見えてきます。しかもリア王が泣きすがるのは遺体とはいえ娘のコーディリアですが、メリル・ストリープが泣きすがるのは3姉妹のいずれでもなく、メイドさんです。17世紀初頭のイギリス人より、21世紀初頭のアメリカ人のほうが、孤独感や悲劇性はいっそう増しているのかもしれません。 あくまでも勝手な解釈ですが、こういう観点で見返すとけっこう楽しめました。やはりジョン・ウェルズは稀代のクリエイターということで。
[CS・衛星(字幕)] 8点(2024-03-04 23:53:49)
2.  ハードエイト
冒頭のまったく不自然な出会いに始まり、いったいどれほど予想外の展開や大事件やオチが待っているんだろうと期待させてくれました。しかし、「どうしてここまで面倒を見るのか」という根本的な謎を燻らせたまま進行し、ピンチもなんとなくすり抜け、終盤になってようやく謎がスルッと解けるわけですが、「あ、そうですか」という感じ。想定内とまでは言いませんが、特に驚きもなし。終わってみれば小ぢんまりとしたお話でした。
[CS・衛星(字幕)] 5点(2024-03-02 23:42:56)
3.  はりぼて
なかなか真に迫っていたように思います。前半はムカムカして酒量が増えましたが、後半になると飽きるというか呆れるというか。一連の不正は議員個々人の資質によるものではなく、長きにわたる構造的・伝統的なものでしょう。だから良心の呵責もなく繰り返されてきた。一部メディアがどれだけ突っ込んだところで、また人が入れ替わったところで、ほとぼりが冷めればまたぞろ復活するか、あるいは別の手口が編み出されるに違いありません。おそらく富山市議会だけではなく、全国の地方議会も似たようなもんでしょう。 そこで思うのですが、そもそも地方議会って必要なんでしょうか。要は予算配分について全体最適な解を出せばいいんですよね。それなら全部AIで代用できる気がします。市議会が消滅しても都道府県議会が残っていれば「民主主義ごっこ」はできます。議会の運営費や議員歳費分をゼロにして福祉や教育や投資に回したほうが、住民にとってよほどプラスでしょう。 少子高齢化が進む日本は、これから地域間における住民(特に働き手となる若年層)の獲得競争が激化すると思います。若い人を呼び込める自治体は栄え、流出する自治体は没落するだけ。老議員とともに限界集落になりたいなら、それもよし。しかし無議会のAI自治体が誕生したら、話題性や効率性で人が集まると思うんですけどねぇ。
[インターネット(邦画)] 6点(2023-07-31 01:33:26)(良:1票)
4.  白鯨
今日のコンプライアンス重視の風潮をあざ笑うかのようなパワハラの嵐。よく言えば船長の夢と執念と冒険の物語ですが、裏返せば無謀と狂気と強制の連続。無理やり付き合わされる船員はお気の毒でしかありません。自分の上司には絶対なってほしくないそんな船長を、往年の好青年であるグレゴリー・ペックは見事に演じていたように思います。 ただし現実的なことを言えば、こういう狂気のリーダーがいてこそイチかバチかの大勝負ができて、ときにはそれが大きな成果をもたらすのかなと。実際、最終盤はすべての船員が一致団結するわけで。あまりコンプライアンスばかり気にしていると、小さな仕事しかできないんじゃないでしょうか。個人的には小さな仕事で十分ですが。 なお今日の「スターバックス」がこの作品の「スターバック」に由来するのは有名な話。たしかに唯一、船長にもの申す冷静な常識人の役回りでした。少なくとも「エイハブス」にしなくて正解かなと。 いずれにせよ、どうやって撮影したかは知りませんが、映像にはたいそうな迫力がありました。今日的なゴリゴリCGよりずっとリアルだったように思います。
[CS・衛星(字幕)] 8点(2023-07-06 23:54:03)(良:1票)
5.  裸の銃を持つ男 PART2 1/2
散りばめられた小ネタとパロディが楽しい。それ以上でも以下でもありません。 しかし90年代初頭の時点で、アメリカでは原子力と化石燃料が嫌われ者で、太陽光エネルギーとかが正義の味方風だったんですね。その認識が一番笑えました。
[CS・衛星(字幕)] 6点(2023-06-20 23:11:17)
6.  バグダッド・カフェ
超久しぶりに再見。ただし新ディレクターズ・カット版とかいうやつです。時間がけっこう伸びたようですが、どのへんが新たに加えられたのかはわかりません。 しかしいずれにせよ傑作だと思います。最初の殺伐とした雰囲気と「Calling You」で伝わってくるのは、寂寥感ばかり。中盤まではずっとそのままで、終盤にかけて急速に花開くという感じ。先住民と黒人と白人と他国民が、そのこと自体にはまったくこだわりなく接している様子が心地良い。誰にも見向きもされないような路傍のカフェで、人生を変えるような出会いがあったという、ただそれだけの話なんですけどね。最初の寂寥感が嘘のように、ほのぼのした気持ちになれます。ドイツ人がアメリカでこういう映画を作った意図を、ちょっと聞いてみたい気がします。
[CS・衛星(字幕)] 8点(2023-03-19 23:02:40)(良:1票)
7.  バーニング・オーシャン
事故のことはまったく記憶にありません。やたらと派手に炎上していましたが、何がどうなってこうなったのか、状況がよくわからず。まあ要するにマルコヴィッチが悪いということなのでしょう。 危機に直面すると人間の本性が出るもので、その点においてマーク・ウォールバーグは必要十分にカッコよかった。パニック映画の定番的な活躍ぶりですが。 で、作品ではまったく描かれていませんでしたが、気になるのはその後のメキシコ湾の様子。どの程度環境汚染が進んだのか、生態系にどれだけ影響が出たのか、経済産業への打撃はどうなのか。いずれもゼロではないでしょうが、あまり大々的に報じられることもなかったように思います。 もちろん懸命な浄化作業などもあったのでしょうが、もしかしたら、地球の自浄作用のようなものが相応に働いたのかなと。そこに期待するようなことを言ったら、一部の方々に猛烈に怒られそうですが。
[CS・衛星(字幕)] 5点(2022-12-09 01:30:58)
8.  パリは燃えているか
「パリは燃えているか」といえば今では加古隆の曲のほうが有名だと思いますが、なんとも大味な映画でした。前半はレジスタンス内の対立みたいなものを描いていたと思うのですが、後半はただ単にナチスを追い出して歓喜する姿ばかり。アラン・ドロンとかどこに行っちゃったんだろうという感じ。自国の歴史を誇りたい気持ちはわかりますが、他国人には飽きます。 ただ着目すべき点は2つ。1つは、パリを支配するナチスの将軍が偉かったということ。この事実は知りませんでした。もう1つは、オーソン・ウェルズが演じるスウェーデン領事の存在。ナポレオンの時代以来ずっと中立を貫き、あの第二次世界大戦時でさえ独仏の調停に入るほどだった同国が、昨今のウクライナ戦争を機にとうとう約200年ぶりにその方針を撤回し、NATO加盟に舵を切ったわけで。第二次大戦より今のほうが、危機感はより大きいということかもしれません。そう考えると、どんより重い気持ちになりました。
[CS・衛星(字幕)] 5点(2022-10-27 02:02:23)
9.  バニラ・スカイ 《ネタバレ》 
見どころはベネロペ・クルスの美しさと、キャメロン・ディアスが今をときめくトム・クルーズを思いっきり蹴飛ばすところでしょうか。夢オチ系の作品は多々ありますが、こちらは説明が比較的丁寧なことと、技術の進歩を前提に無理やり合理性を持たせようとしているところが特徴といえば特徴かなと。 個人的には夢に逃げず、二代目ボンボン社長と熟練老獪な取締役集団との攻防劇みたいなものをもう少し見たかった気がします。こんなことを言っては身もフタもありませんが。
[CS・衛星(字幕)] 5点(2022-09-28 02:22:15)
10.  博士と狂人
すごく惜しい感じ。素材としてはけっこう面白そうなのに、いろいろ盛り込み過ぎて、一方では説明不足で、見ているうちに小さな「?」が積み重なっていきます。 まず博士について。そもそも「博士号を持たない言語学者」という設定がよくわからない。そこそこいい暮らしをしていたようですが、どうやって食ってたのか。今なら電波芸者にでもなれば稼げるかもしれませんが、当時は誰がカネを払っていたのか。奥さんの描き方も中途半端。弟子らしきスタッフについては素性もまったくわからない。 また狂人について。なぜ元米軍医がイギリスにいたのか。中盤以降、施設の所長は何を思い、どういう治療を施そうとしたのか。別に被害者妻との交流もいいけれど、やはり描き方が中途半端でもったいない感じ。 結局、ショーン・ペンのせっかくの熱演が気の毒に見えてくるだけ。制作方針をめぐって訴訟問題にまで発展したそうですが、その混乱ぶりが映像画面から滲み出てくるようです。
[インターネット(字幕)] 3点(2022-09-07 22:54:14)
11.  バラ色の選択
予想どおりのお気楽なお話で、一服の現実逃避剤としてそれなりの出来かなと。 ただ唯一、「いくらなんでも…」と思ったのはガラス板による〝プロジェクション・マッピング〟のシーン。目線が1センチずれるだけで台無しになるはずで、これは改造車で過去だの未来だのを行き来するより、ある意味で難しいんじゃないかと。まあガブリエル・アンウォーが可愛かったので、すべて許す。
[CS・衛星(字幕)] 5点(2022-05-27 20:26:38)
12.  配達されない三通の手紙 《ネタバレ》 
今から見ればたいへんな豪華キャストなので、それだけでもけっこう楽しめます。しかし小川真由美の存在価値はよくわからないし、竹下景子の設定はあまりに強引だし、蟇目良と神崎愛のコンビは健全かつ健康的すぎて雰囲気に合わないし、傍若無人な松坂慶子の居候を許す佐分利信も不自然。結局、無理やり頭の中で作り上げたお話という感じでした。 ただし、ずっと深窓の令嬢として振る舞っていた栗原小巻が最後の最後に見せた表情には、なかなか鬼気迫るものがあります。この1シーンだけでも、見る価値はあるかなと。
[CS・衛星(邦画)] 6点(2022-05-02 02:13:50)
13.  ハイ・クライムズ 《ネタバレ》 
いかにもB級なお話。ヒロインがドアップになって涙を流すシーンが散見されますが、どれも水道水にしか見えないんだよなぁ。どうせ観客を騙す気なら、いっそモーガン・フリーマンがすべての黒幕でしたとかにすればいいのに。 あとどうでもいいが、妹をセクシーキャラにするなら、もう少し美人を起用してほしかった。
[CS・衛星(字幕)] 4点(2022-04-05 01:46:35)
14.  バトル・オブ・ザ・セクシーズ
実際はどうだったか知りませんが、軽く爽やかなタッチで統一されているところがいい。そういえばエマ・ストーンは70年代の顔立ちだなあと再認識。〝男性優位主義のブタ〟であるスティーブ・カレルも、口ではいろいろ言うもののけっして嫌らしい感じではない。正直たところ途中ダレるし、結果がわかっている話ではありますが、2人の演技につい見惚れてしまいました。 印象的だったのはイベント終了後、それぞれロッカールームのベンチに1人で座っているシーン。勝者と敗者で好対照ではなく、むしろそっくりなんですよねぇ。当事者にしかわからない責任感からの脱力と孤独のようなものが感じられて、ついグッと来てしまいました。
[地上波(字幕)] 8点(2022-03-24 01:07:10)
15.  パラサイト 半地下の家族 《ネタバレ》 
さすが、よく練り込んである脚本だと思います。「豪雨」でいろんなドラマを生み出すとか、頭いいなぁという感じ。 しかしストーリーとしては、嫌悪感だけが残りました。善良で温厚な富裕一家を、まったく良心の呵責なく笑顔のまま騙し続けられるという、その神経がわからない。貧乏人なら金持ちにどんな仕打ちをしてもかまわないってことですかねぇ。これはある種の逆差別、人権侵害じゃないかと。 結局、富裕一家を破壊して逃げて、特に反省の色もなし。被害者である富裕の奥さんや子どもへの言及どころか、登場すらさせません。別に良識人ぶるつもりはありませんが、モラル意識が違いすぎてついて行けない感じです。 欧米ではやたら受けがよかったようですが、ひょっとしたら、サル山でも眺める感覚で、「東洋人なんて野蛮人だよね」「我々は欧米人でよかったね」という優越感に浸らせるに十分な作品だったからではないかと勘繰りたくなります。
[インターネット(字幕)] 3点(2022-01-31 01:52:59)(良:5票)
16.  バットマン・フォーエヴァー
ティム・バートンの世界観の劣化普及版という感じ。本物のカニに対するカニカマ的な。 主役級5人はそれぞれがんばっていたと思いますが、勝手に盛り上がってカラ回りしている印象。可もなく不可もなく、定番のアクションがあって定番の結末に至りましたというだけのお話です。何が「フォーエバー」なのかもよくわかりません。 なお「ロビン」というキャラは原作に登場するらしいですが、個人的には、ずっとバットマン1人で孤独を噛み締めつつ戦い続けてほしかったかなと。
[CS・衛星(字幕)] 5点(2021-11-25 03:18:46)
17.  バイス 《ネタバレ》 
これは傑作。クリスチャン・ベールのメイクもさることながら、すっかり老獪な権力者になり切っていて、クリスチャン・ベールであることを忘れるほどでした。けっして悪の権化としてではなく、人間味溢れる人物として描いているのもいい感じ。 ストーリー自体は史実どおりだと思いますが、切り取り方が面白い。特に中盤に〝エンドロール〟が流れて以降の悪ふざけ、ブラックジョーク、痛烈な皮肉がいろいろ見事。レストランで〝メニュー〟を紹介するウェイターに「全部だ」と伝えるシーンとか、ラムズフェルドにクビを宣告するシーンとか、「心臓」をめぐるオチとか。かの国は、良かれ悪しかれ「絵」になる政治家が多くて楽しそうですね。
[インターネット(字幕)] 9点(2021-11-13 01:06:42)
18.  ハミングバード・プロジェクト/0.001秒の男たち
主人公の彼、どこかで見た顔だと思ったら、「ソーシャルネットワーク」のザッカーバーグ役だったんですね。さすがに当時よりずいぶん老けたような。しかし苦渋の表情がよく似合います。 で本作、正直なところ、見ようという気になる人はなかなか少ないでしょうねぇ。「超高速取引」など一部の人しか興味ないし、結局自分の利益のためでしかないし、どう転んでも映像的には地味な結論にしかならないし。 しかし途中で挿入されるレモン農家の話とか、アーミッシュの話とか、そして憎まれ役の元女性上司とか、けっこう楽しませてもらいました。そしてけっして予定調和ではないオチにも驚き。ますます、映画にする必要があったのかと思わずにはいられません。
[インターネット(字幕)] 6点(2021-10-24 22:20:14)
19.  バットマン リターンズ 《ネタバレ》 
まさにティム・バートンならでは。前作のジョーカーもよかったけれど、ペンギンも負けず劣らず魅力的。なんともダークで怪しい雰囲気ながら、アヒル型の乗り物とか、ミサイルを背負った武装ペンギン部隊とかでホッコリさせられます。これほど分裂した世界観は、他ではなかなか味わえません。捨てた親を探して云々というストーリー展開も、最期に川に流されるシーンも泣かせます。 それからクリストファー・ウォーケンもいい。最初のほうで地球温暖化を止めるために原発を建設するとか、実はそれは巨大な蓄電所だとかという話が出てきましたが、なかなか先見の明があるんじゃないでしょうか。悪役風のキャラでしたが、実業家として何が悪いのかわかりません。 対するキャット・ウーマンは、いろいろ活躍していましたが今ひとつ。それからバットマンに至っては、ほとんどゲスト出演の体。別にいてもいなくても、他の「○○マン」でもよかったような気がします。個人的には、ぜひ「ペンギン男リターンズ」を見てみたい。もう時間が経ちすぎてしまいましたが。
[CS・衛星(字幕)] 8点(2021-09-10 02:25:56)
20.  バトルシップ(2012)
リーアム・ニーソンと浅野忠信に期待して見ましたが、要するにお子様向けの怪獣映画ということで。 だいたいなんで住所不定無職でコンビニ不法侵入の現行犯が、いつの間にか米海軍駆逐艦の艦長になってるの? コネ? 上級国民? これは海軍も名誉にかけて抗議するんじゃないかと思いましたが、終盤に退役軍人を大量に出演させたことでチャラですかね。 いずれにせよ、リーアム・ニーソンにはもう少し仕事を選んでもらいたいなと。役者名で見る映画を選ぶ人間もいるので。
[CS・衛星(吹替)] 2点(2021-08-15 23:17:17)
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