1. ふたりの5つの分かれ路
《ネタバレ》 Hシーン3つに満点さし上げたい。 なんと心の通わない、さびしいHなんでしょう。 そしてなんと皮肉な結婚式の誓文なんでしょう、音楽なんでしょう。 これから潮のごとく流れが変わっていく、なんて誰も思わない恋愛初期の高揚。 ・・離婚調停文から始まり、時を遡って撮った効果は上記のように抜群です。 本作を幸せな時に観るのはもったいないです、、同じ相手と長い交際が続いてる時、結婚生活がなんかうまくいかない時、、ついに離れそうや、、そういう時まで取っとくことをオススメします。私は身持ちの感覚以外、この夫婦の性格や行動にとーーても 、ていうかほとんど共感できました。 ☆若貴の母N子さん「別れた理由はこれこれです、ってはっきり並べられるならとても楽なのです」 ☆作家Y川さん(か、S門さん)「(絆や情が育つにせよ)結婚したら恋はいったん終わる」 ☆在阪局アナM井さん「女は2歳からウソをつく。そしてつき通せる」 ☆〃 〃 M川さん「(男が二股かけてるかどうか 等)男のウソを女は見破れる。わかる」「(宝くじ○億当たっても夫に)言わないかもしれない、、」 私が大きくナットクする以上のコメントを実証するかのような映画でした(笑)。 主演の妻役さんの肉付きが初期の可愛さを引き立ててまた良い(うまいぞ監督)。青いマフラーと茶色いインテリアもものすごく似合う!こういうとこ邦画は全然かなわないなー(お国柄やがな)。♪イタリア?の流行歌の使い方も憎たらしいくらい懐かしくて 各シーンを持ち上げてました。 恥ずかしながら2日続けて観た映画は初めて。(←2日目、窓口のおばちゃ、係員さんに「今日は割り引きないですけどよろしいですか?」と言われた。失礼な。笑)。 そして今までで’客筋’が飛びぬけて良かった映画でした。コテコテな一人(誰?)を除いて、観客全員がシックでセンスいい装いの知的な感じのする素敵な女性ばかり。トイレから戻ったお一人のかたは流れるエンドロールに呆然としてたけど(笑) 「え?終わった?どうなった」お連れの人「どうって・・」 [映画館(字幕)] 8点(2006-07-14 16:52:31) |
2. プロジェクト S
好きですねん好きですねん、鉄腕鉄脚の美人刑事、最強!、しかもツンデレ!佐藤刑事みたい(笑)。 ミシェール・キング時代はアクションだけでもOKだけど、こういう香港発お決まりの 恋物語が入ってるとたいへん得した気分になったものでした、ありがとう(笑)。 ジャッキーは、がに股にくるくるオバちゃんパーマのヅラ姿という格好でゲスト出演、トホホであります、、しかーし、最近彼は全財産の半分を寄付することを決めはったんよね、、75億、、世界のカンフースターはやっぱりスケールが違う、えらいわジャッキー。 [DVD(字幕)] 6点(2006-07-08 14:54:59) |
3. 舞台恐怖症
《ネタバレ》 大好きですわ~。足元から映されてデートリッヒ登場。「この女、ウソついてるに決まってるやん。その手にはのらんでぇ。」ハイ、その時点からあほぅな私はうんと楽しめるわけです(笑)。デートリッヒ最高ですわ。お針子さん(古い?えっと、衣装屋さん)に投げるウィンクなんて絶品。6つ釦のテーラーも私が選ぶ女もんスーツのベスト2です。流行しました(たぶんね。紛いモンを昔オバサマ族がよう着てた。)。またどうやったら中年のデートリッヒが最も美しく映るのか、ちゃんと考えて光もたーーっぷり当たってます・・と書こうとしたら、彼女自身が照明に注文つけてたそうな。はぁー恐れ入ります。こんな女優、当時でも稀ーネ・デートリッヒ。やっぱりスゴイネ(↓すみませーん)。 でもヒロインはあくまでもジェーン・ワイマン。大物に潰されないないよう踏ん張ってしっかり演じているのがとても感じ良いです。謎解きの脇で彼女の家族にも心あたたまったり、笑ったり、、ほんにおもしろいわ。’普通のスミス氏’ことマイケル・ワイルディングもハンサムやしね(←リズの元ダンナ。1人/マイケルという名の3人の夫たち/のべ8人の夫たち。笑うわ)。 クライマックスのリチャード・トッドの迫力も素晴らしい、が、ある意味、呆然・・「シャレード」はここから来たのか?今頃気付いた私、ぐやし~。 [DVD(字幕)] 8点(2005-11-13 14:54:41)(良:1票) |
4. ふたりの男とひとりの女
あかん、差別ネタが多くて受け付けない。が、駅のホームのシーンではキューンとなる。傷つけることは人に言わないようにしようと思う。。ということはいい映画なのかもしれない。☆レニーちゃん、結婚おめでとう☆ [DVD(字幕)] 4点(2005-05-16 02:39:36) |
5. ブラウン・バニー
題名が大好き。このままだったら彼の中の彼女だけじゃなくて、彼もバニーのまま。これから彼の前に現れて愛してくれる’次の彼女’を彼以上に悲しませないでほしい。 (このパターンはよくある。そういう男のとこには嫁に行くな、と実家の母はよう言うてた。)他作に先んずれば(?)シーンも才能のうちと受け取りました。そこへもっていく1時間がやっぱりダルいの。観終わって、また2度目の鑑賞で生きてくるとはいえやっぱり辛いもんがあるのでこの点数。イラチでごめんね。 6点(2005-01-21 21:07:25) |
6. ファイアーライト
ラブシーンが最も好きな映画は?と問われたら私は迷わずコレ、なのです。 また、恋愛模様よりもっと心揺れるのは、「我が子でない我が子、を見つめる母(=生んでない母 or 育ててない母)」が出る映画なのです(「欲望の翼」「パリ、テキサス」とかいいよねっ)。なので本作はもうたまりません。 登場人物すべての気位、愛情、弱みにも共感できて感動します。 ただ終盤、彼と彼女と義妹の本音や苦悩の描写が少々足りないので、ことの運びがあっさりしすぎます、惜しいなぁ。まあそれでも最初から最後までとにかく(スモークたきまくっててもいいの)室内や雪景色など、映像が美しくて美しくて・・見つめてるだけでシアワセ・・・。19世紀のコスチュームをほとんど着たきりのソフィー・マルソー、でもパーフェクトな美貌! 私はオーバーアクトな女優さんが好きですが、本作の彼女を見て、考えを変えました。娘や彼を見て表情を静かに変える演技がたいへん良かったです。脱ぐだけ女優じゃなかったのね、ごめんなさい。 8点(2004-10-30 20:50:34) |
7. プライベート・ベンジャミン
《ネタバレ》 アイメイクが流れてるがゴールディは泣いていない、あーでも私は思わずボロリ(=ぐるぐるさんと宝月さんがご指摘のとこ)。人を泣かせる表情を作れるのが一級のコメディエンヌたるものです、やられました。この頃いくつもの女性自立映画が作られましたが、これもその一つなのでしょう。序盤と終盤の歩き方でこのテーマを表現していてとても爽快です。それもケイト嬢出産後の出演、このヒップに激羨ですわ。後半、恋をして欧州行って着飾るほどにゴールディが全然イケテナイ、つまらない、というこの辺の作り方、とっても上手いです、もう少しコンパクトにまとめたらさらに歯切れ良かったかもしれませんね。/ベンジャミンって男性名だと思っていました(日本で言えば、三木美紀さんみたいなものか、なるほど)。もひとつ名前ネタ、ぐるぐるさんのおっしゃってる日本人オオサカキム(kim Osaka)氏は漢字で書くと『金 大阪』?・・なんかちょっと、、。ちなみにこの俳優さんはKEONE YOUNGさんだとか、、ホッ(何が?) 8点(2004-07-28 16:17:40)(良:1票) |
8. プレデター
透明色に蛍光黄緑色、細長く上品な手つき・・化け物はきっと醜い女エイリアンだと思ってきました。夫を一番好きな当時(当然ながら結婚した年)、夫が一番好きな作品だったので仕方なく観ましたが、なんとおもしろいこと。BGMがまた緊迫感を高めてくれますよね。何度観てもいいです、シュワちゃんの腕って体温高いのね。今夜のTV放映、作品にだけ、はまだドキドキでした。 8点(2004-07-25 23:33:51) |
9. フォー・ウェディング
私自身どちらかというと晩婚だったせいか、わかりますねー、カナシイけど。 「4挙式以外」のカップリングや人柄を、美しくさわやかに描いてたのが、とても意味を持ってますよね。 ☆英国人自慢(米国人への皮肉ともとれるが…)と、素直なホンネの混ざり方が良い。//(04/6/28)↑まったくウソです、わかりませんでした。見かけ(?)に寄らず平凡に生きてきたので、この映画に出てくる人たちにはアングリでした。あとで読むと情けなくなるので、もう今後レビューで見栄を張らないように決心しました。 6点(2004-06-28 22:54:24)(笑:1票) |
10. プリティ・ウーマン
《ネタバレ》 「金」「男女の性」「(娼婦、その他の)職業意識」などについて考えさせられ、私は痛い(↓日雀さんに同感)。ギアへの最初のお仕事をする場面、シャレード観ている場面から、ずーーーっとラスト手前まで、ジュリアがほんとに可哀想で可哀想で泣いてしまう。また私は自分が’金アリ・良き伴侶ナシ男’なら「買って」しまうかな、とも思う。・・これって娼婦を見下してること?と、さらに情けない思いになる、ショック。でもこの作品がとても爽快なのは、金がきっかけであるにせよ、彼女が以前の自分や誇りを取り戻すところにあるんじゃないかなあ。なので、エンドロールの初めに『でも学校は行くわよっ』と声だけを流してくれたらもっともっと良かったのに、と強く思うのだ。/☆寿☆ ジュリア双子ちゃん妊娠。末広の八点、安産祈る! 8点(2004-06-03 21:37:27) |
11. フォーチュン・クッキー
ニューハーフに見えんでもないおっかさんが熱演。娘のギターもキマッてる、ように見える、そのリンゼイ嬢ということで、ファミリー・ゲームのような感動とハンカチは期待したらダメですが、そこそこ楽しめます、家族はわかりあいましょう。男性陣かわいい。残念ながら私のトシでは目まぐるしく変わる画面はキツかったのでビデオ鑑賞に賛成しときます(中年限定)。 5点(2004-05-14 21:58:39) |
12. ファミリー・ゲーム/双子の天使
《ネタバレ》 笑いこけながら涙。子はカスガイ、という名言(?)は誰が最初におっしゃったのでしょう。。デザイナーが服選びしてもらったり、周囲の人を先に気づかせたり、心ほこほこいたしました。特に女執事(!?)=チェシーの「大きくなって・・」のシーンに私いつも泣きマス。 8点(2004-04-22 15:41:35) |
13. プリシラ(1994)
4月4日(←彼らの日?)なので、このレビュー書きます。♪シャーリーンの「愛はかげろうのように」で初っ端からやられます・・「~いろんなところへ行ったけれど、本当の自分に出会えなかった~」という歌詞が、彼らの気持ちそのものである気がして切ない(実は泣いた・・)。神様はなんで同性愛者をお創りになったのか?という嘆き、これを偏見と呼ぶのなら仕方ないけど、正直なところやっぱり私はそう思ったりもします。けれども、彼らが胸を痛め、しかし胸を張って生きていく姿には本当に強く励まされますよね。ゲイはちょっと・・というかたでも、「他の多くの人とは違う境遇、生き方、ポリシー」をお持ちなら、それを彼らに置き換えれば、まずまず共感できるのではないでしょうか、私はそうしました。奈津子様の翻訳字幕がダイレクトな部分もアリですので、親子鑑賞はあまりオススメできないのがちょっと残念です。♪ラスト曲もバネッサ・ウィリアムスで締めてるのがまた良いデス。家族に恵まれたミッチに合わせてラッキー7点。 7点(2004-04-04 20:16:05)(良:2票) |
14. ブラス!
うん、良い。絶望の中でも生きる力を失わないということやね。でも明日からは絶対仕事探すんやで、わかってんのッ!?、とピエロパパに発破かけてあげました。(偉そうに。)三代続きのロマンチスト男を包容できたこの奥さんはまことにえらい、愛情欠如な私なら自分でアブナイ仕事するかも。とにかくマーケットのシーンには泣きました、日常生活の中でオンナが一番情けない思いをする場所だから。家族が失業中であったり、経済的にピンチな時はこの作品キツイかもしれないが、できるだけ客観的な立場で見るようにすることをおススメいたします、人間の誇りも弱さもリアルに描けていると思います、さすが大英帝国やね。最近伊藤君子がアレンジで♪Follow Meィ~と歌ってるこの原曲「アランフェス協奏曲」演奏がのっけから良かったデス。 8点(2004-03-20 16:52:36) |
15. ブルースカイ(1994)
メロドラマ?核兵器開発をからめたサスペンス?ラブコメ? といぶかりながらも、大変わかり良く楽しめました。 ラングが大佐に向かってわめき倒すとこと、記者たちを眺めまわすシーンが気持ちイ~イ。夫婦設定でも、トミーリーとのキスはなかなか好きである。。・・っていうかジェシカ・ラングが出てると無条件に甘くなるのぉ。 8点(2004-02-23 14:14:14) |
16. フランス軍中尉の女
気がついたら、劇中劇の方を一生懸命見ていて、こちらの方をメインだと何度も錯覚してしまいます。 主演の二人も、劇中劇のためのキャスト、という感じで素晴らしい。若いけれど老けてるメリル、気っ色わるくて、とても満足でした。ラストのジェレミーの一声も良かった。女の勝ち。 6点(2004-02-13 13:31:56) |
17. ファム・ファタール(2002)
《ネタバレ》 女性客が多かった理由はレディースデーだけではない。①映像+②音楽+③え?あれー?・・・ ①容姿(脇役まで美しい!)とセット(特に男女ともトイレ・とか水、うっとり)、真上からのカメラ。これに②♪世界のサカモト氏がこれでもか! と酔わせてくれます。。キレイな女優さんたちとバンちゃん・・やはり女性が喜びますわ。 どうなのどうなの?と考えながら美と音に浸りましょう。//<再見しました>冒頭「深夜の告白」が少し流れて、悪女映画でっせ~と言わんばかり、心憎いオープニングです。女性ならもう最初の20分足らずで、気分は高揚してまいりますよ。マルホランド~より画面が明るくて美しいレズシーンだと思います。この際、なんでこうなんの、おかしいで? は、何ヶ所もあるので御勘弁を・・ 7点(2004-01-20 11:13:49) |
18. フライド・グリーン・トマト
なんぼなんでも、ソレ、だけは勘弁して欲しい。 けど、トランクに腰掛けたタンディ見た途端、他の人の罪やお人好し度を私スッポリ許してしまってました(少々気の毒な人もいるけどね)。俳優陣全員が見事なはまり役でしたね。①メアリー&メアリーのクライマックス と②ベイツ&タンディのラスト←この2つの場面の画像が乱れっぱなしでした、みなさん優しいな~とすごく嬉しかったです(だっていつも違う理由で乱れてんだもん(-_-メ))。 私たちもいくらか努力しますので、世のご主人さま、奥さんと向き合って下さいね。 8点(2004-01-19 14:26:01) |
19. ファインディング・ニモ
なんと!こども二人誘って断られた腹いせに字幕版で観たのが大きな裏目に。乏しい英語力でギャグは受けへんわ、午前のレディスデーは観客が前評判を最大限に期待してきたおばさんたち(私も勿論です)だったため、ほのぼのした雰囲気もなく、登場キャラの回復振りが意外に感じられ、THE ENDが映ったときのあのなんとも言えぬ劇場内の雰囲気は耐えがたかったです。これは私が悪かった、吹替版を親子で素直に見たらどんなに良かったかと反省しました、DVDになったらまた書き直します。CGは勿論ビューチフルでした、ブラボーです(ちっともフォローになってない、ほんとにごめんなさい私が悪いの!許してください~)。 7点(2004-01-17 09:40:02) |
20. フランスの女
戦時中の妻ということで、性欲云々もありだとは思いますが、もしも遊び相手の愛人とでは、或いは数年振りの夫とでも、あんなエマニュエルの素晴らしい絶頂シーンにはならないかと、やはり愛する相手ということだと思います。終盤、離れていても頭の中では彼の「女」でいるんですよね。ゆえに「母」がおろそかになってしまう脆さには共感せずにはいられません、こういう一時ってありますねぇ。けっしてこの女性を支持するわけではないけれど、よくぞ正直に描いて下さった、という思いです。コレ夫・妻が逆サマなら何も感じるところがなくなるでしょう。 5点(2004-01-15 20:25:05) |