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1.  私の中のあなた 《ネタバレ》 
「姉妹間でのドナー関係」「娘から親に対する訴訟」という設定に寄りかかることなく、各登場人物の内面をきちんと掘り下げた秀作。何よりも優れているのは、主人公をはじめとする各登場人物の「意志」の力に焦点を当て、またそれを讃美していること。ドナー関係を続けるのか、止めるのか、実はそれ自体はどちらでもよいこと(どちらでも正解)であり、大事なことは、それぞれの意志、決断、そして、姉が妹にとって大切で重要な人物であるというこの一事なのである。演技面では、キャメロン・ディアスは、いつものお馬鹿コメディとは正反対の役柄にきちんと向き合っている。彼女はこれからもこういうシリアスな作品に挑んでほしいと思う。アビゲイル・ブレスリンは、役作りと存在感はかなりのものがあるが、表情の柔らかさがもう少し欲しい。あと、ジョーン・キューザック姐御の場面引締力が凄まじい。目の動き一つで全部を表現している。
[映画館(字幕)] 9点(2009-10-12 14:53:21)(良:1票)
2.  ワン・モア・タイム(1989) 《ネタバレ》 
起承転結がしっかりと決まったロマンチック・コメディの傑作。メインの2人だけではなく、サブの2人の心の動きにまで気を配っているのが、作品に奥行きと拡がりを与えている。つまり、スタートのところで出てくる4人それぞれの心理の綾を、最後まで大切にしているのです。着地部分についても、あくまでも現実性にも配慮しつつも、全員が収まるべきところに自然に収まっている手腕が見事。ハッピーエンドといえばハッピーエンドなのですが、ある種の切なさもきちんと消化しています。
[DVD(字幕)] 9点(2009-03-16 04:25:38)
3.  忘れえぬ想い 《ネタバレ》 
婚約者が事故で早逝して、1人残されたヒロインと、それを見守る男が・・・というところまではほかにもよくあるが、そこに婚約者の遺子を絡ませているのが、あるようであまりなくてなかなか新鮮。しかし、何よりもこの作品で強烈に印象的なのは、額に汗して髪を振り乱して必死で生活を成り立たせるセシリア・チャンの姿である。真剣な顔、焦った顔、怒り顔、泣き顔など表情も豊かなのだが、最後の一杯の笑顔には完全にやられました。最初は赤の他人だった2人が、親交、助け合い、好意、葛藤、衝突などを経て、ラストの着地点に至るまでの過程も、丁寧かつ自然に描かれています。また、香港のミニバスの裏事情や日常場面をきちんと絡めているのも、作品に味わいを与えています。
[DVD(字幕)] 9点(2006-11-21 23:01:35)
4.  私をスキーに連れてって
いかにスキーシーンを格好良く撮るか、制作者のその誠実な執念が作品の隅々まで満ちあふれている。ありとあらゆる角度から、思いつく限りのシチュエーションでスキーを撮る。目的はたった1つである。だから、この映画は、中身はお馬鹿青春映画そのまんまであるのに(だからこそ?)、1つの時代の1つの文化を切り取って封じ込めたものとして今もなお成立しているし、バブリーな描写にもかかわらずある種の潔さを感じさせるものとなっている。そして、沖田浩之の眩しい笑顔が、今となっては哀しい・・・。
[DVD(邦画)] 8点(2011-04-10 01:40:33)
5.  忘れられない人 《ネタバレ》 
ラブロマンスの主人公とは思えないほど無口で控えめなスレーターと、アメリカ映画のヒロインには珍しい慈母のような優しさに溢れたマリサ・トメイの人物造形が面白い。とりわけ、ラブシーンではさりげなくリードしまくり、ホームパーティーで中に入れず外で2時間もいたスレーターを馬鹿にもせずに笑顔で受け容れるトメイ様は最高です。主人公は2人とも表現下手で不器用、恋愛沙汰にも縁のなさそうな地味な存在なのですが、そういった人々にもきちんとスポットを当てた貴重なラブロマンスとして評価したい。
[DVD(字幕)] 8点(2003-08-22 03:29:51)(良:1票)
6.  ワレサ 連帯の男 《ネタバレ》 
ポーランドの解放と民主化の中心人物、レフ・ワレサの伝記作品です。何かすごく派手な演出があるわけではなく、どちらかといえば地道に淡々と進行するのですが、その中でも、一貫してぶれないワレサの意志の強さはびしびし伝わってきます。これは、ワイダ監督の演出の腕もさることながら、やはり主演俳優の役作りの丁寧さを讃えるべきでしょう。一方で、若い頃には官憲に抵抗できずサインをして釈放される描写もあったりして、決して超人ではなかったことも伝わってきます。ソ連の圧政を跳ね返して民族の独立を保った歴史を後世に残すという点でも、意義ある作品です。
[CS・衛星(字幕)] 7点(2023-03-29 20:59:26)
7.  ワンス・アポン・ア・タイム・イン・ハリウッド 《ネタバレ》 
ディカプリオとブラピ。25年くらい前だったら失神者続出だったであろうこの取り合わせも、もうすでにいい感じのオッサン2人組になっています(というか、メイクも意識してそうしてる感じ)。もうこの時点で掴みはOK。あとはやっぱり今回も健在なタラちゃんのダラダラ節に、160分間心地よく身を任せるだけです。ブラピが牧場を訪れるシーンなんて、普通の監督だったら5分で終わってます。あと、タラちゃんの過去作を見ていたら、ラストがこうなるのは逆に予想できてしまいますね。でも、自分の出演作(と客の反応)を見て喜ぶシャロンのシーンが象徴しているように、やっぱりこれは「祈り」でしょう。●もっともらしく出てきたアル・パチーノの出番があれだけとは・・・。●いやそれよりも何よりも、一番びっくりしたのはダコタ・ファニング!ええっ、あの役だったの?
[ブルーレイ(字幕)] 7点(2021-09-05 01:45:32)(良:1票)
8.  わが青春のフロレンス 《ネタバレ》 
よく見ると、かなり目まぐるしい展開をぎゅうぎゅうに押し込んでいるのだが(特に前半)、慌ただしさや薄さを感じさせないのは、閉塞した息苦しいトーンで全体をきちんと統一しているから。壁や高い構造物を随所でフレームに取り入れ、視界を遮るような撮り方をしているのも、その作品の色彩に貢献している。また、割と節操のない主人公の恋愛問題(妻を徹夜で働かせて隣家の人妻と浮気だなんて、ほとんど悪質ヒモ状態だ・・・)なんかも入れ込みつつも、先の見えない労働争議運動という底流を大事にしてそこから離れていないので、作品が一本の筋と確かな一体性を確保している。また、求婚されても冷静沈着に対応し、結婚後の修羅場も取り乱さず乗り切るエルシリアのキャラクターは、今見ても斬新だと思う。
[DVD(字幕)] 7点(2018-11-14 02:49:47)
9.  ワンス・アポン・ア・タイム・イン・アメリカ/完全版 《ネタバレ》 
導入部分で、ちょっとだけ時系列をいじることで、突如醸し出される壮大さ。魔術を見ているようです。その後も、4時間近くあるのに、無駄なシーンや台詞もなければ、無理矢理エピソードを入れて盛り上げ(ようとす)ることもない。一方で、これでもかというくらいのエキストラが象徴する、一つ一つのシーンへの気合の入れ方。きちんと別世界に連れて行ってくれるという点で、貴重な作品です。なお、個別のシーンで強烈だったのは、デボラとの路上の初会話のところで、群衆に埋もれると思っていた(というか埋もれていた)ヌードルスとデボラに、いつの間にかフォーカスが当てられている手品のようなくだり。それと、デボラとの楽屋での再会シーンで、メイクを落としながら話をさせるという豪腕の演出。●難点は、後で絶対何かあるだろうと思っていたジョー・ペシが、何もなかったこと。病院で一瞬登場するのは何だったんだろう?
[ブルーレイ(字幕)] 7点(2017-10-01 02:40:31)
10.  悪い種子 《ネタバレ》 
可愛く見える子供が実は、というネタ自体は、すでに後発のいろんな作品でバリエーションが作られているが、この作品が現在でも意義を有しているのは、あくまでも描写自体はごく平穏で円満なホームドラマの中でそれを示していること。だから、ちょっとした表情の動き1つでも怖さが引き立つ作りになっているし、見る側の想像力を踏まえたサスペンスを提示しているのである(この場合、舞台劇をあまりいじらずに持ってきているのが、かえって成功している)。少女が火をつけるシーンなんてのはなくてもよい(ない方がよい)わけだし、母親が何かに気づいたときに、振り返ったら少女が立っている、なんていう陳腐な驚かせ方もしていないわけだし、そういったところは今日の映画製作においても参考になるはず。
[DVD(字幕)] 7点(2015-03-29 00:01:38)(良:1票)
11.  若草のふくらみ ファニー・ヒル 《ネタバレ》 
田舎から出てきた娘が、泥棒に荷物を奪われて無一文になり、行くところもなく売春宿へ・・・となれば、どれだけ悲惨なストーリーになるのかと身構えてしまうが、そこからの展開は、そのまったく逆。ああだこうだとすったもんだいろいろありながら、何となくいつの間にか乗り切ってしまい、最後は主人公はなぜか勝利全開の笑顔とウィンクで締めてしまうのです。いや、これはあっぱれでした。制作側も、いかに主人公にいろんなシチュエーションでいろんな男と(だけではない・・・)いろんなパターンのエッチをさせるか、ということしか考えていない、潔い態度なのですが、しかも、衣装や美術や音楽には無駄に凝っているのが、さらなる楽しさを誘っています。
[DVD(字幕)] 7点(2014-03-09 21:11:10)
12.  ワイルド・フラワーズ 《ネタバレ》 
特に期待していなかったので、意外な内容の良さにびっくりしました。一番良かったのは、リング上のトレーニングや試合のシーンを、小細工をせずに素朴に正面から撮り切っていること。リングのバタンバタンという音、選手の息づかいや表情、肉体の衝突する音や質感、まわりの声援(罵声?)なんかも全部そのまんま伝わってきます。こういうところで真剣にやっているからこそ、台詞がイモ臭かろうが、中心2人以外のレスラー陣が途中からほとんど無視されていようが、クライマックスに至る過程が都合良すぎだろうが、それらを押しのけて作品として心に残るのです。最初と最後に出てくる主人公の母親の手紙と同様、製作者のプロレスに対する深い愛情を感じる作品です。懐かしの志生野温夫アナの登場にもびっくり。
[DVD(邦画)] 7点(2007-08-17 22:31:07)
13.  ワイルドキャッツ
ゴールディ・ホーンの才能と魅力が全開です。こんなコーチだったら誰でもついていくだろうということが、ごく自然に理解できます。というより、「ぶっ飛ばせー!」の一言だけで、もうすべてOKという感じですね。見ている方まで「コーチ!」と呼びたくなります。サイドストーリー(前の夫)の絡め方も丁寧でした。
[DVD(字幕)] 7点(2004-01-23 01:37:22)
14.  我等の生涯の最良の年 《ネタバレ》 
この設定でどうやって3時間も続けるんだろうと思っていたら、とりあえず3人が復員して家に着いて、その日の一夜の出来事、というだけで1時間も投入する大胆な構成に唖然。しかもそれでダレるわけでもなく、ごく自然に展開している。その後も、「その翌朝から、そして3人はそれぞれこういう立場に落ち着きました」だけでさらに1時間。その中で、変に登場人物を増やすわけでもなく、わかりやすい事件が起こるわけでもない。地道な丁寧さの積み重ねでここまでの内容が作れるという点で、今日においても参照されるべき作品です。●ところでこの原題、台詞ではマリーがフレッドと喧嘩するところで出てくるんですね(そこではmy lifeですが)。しかも「私はそれを貴方に捧げて失ってしまった」というネガティブな文脈です。これに何か意図があるのか、考えてしまいます。
[CS・衛星(字幕)] 6点(2021-08-19 00:56:01)
15.  ワンダー 君は太陽 《ネタバレ》 
途中からの多視点風味・・・姉や姉の友人、そして主人公の級友からの視点を入れていく構成はなかなか面白い。主人公はテーマであると同時に媒介でもあって、全体が一つの表現対象なのです、という制作意欲も感じさせる。が、それらが統合されて止揚していくものと思いきや、後半はそれがどこいった状態になってしまい、無難な着地に落ち着いている。というわけで、何となく物足りなさが残りました。なお演技面では、主人公以上に、級友ジャックの芝居が素晴らしい(誰かに似ていると思ったら、「ラブ・アクチュアリー」のサムことトーマス・サングスター君ですね。年代は15年ほど違いますが)。●エンディングで、タイトルトラックがナタリー・マーチャントのあの曲だったことにびっくり。というか、作品自体にこの曲との縁もあったのですね。
[ブルーレイ(字幕)] 6点(2021-08-02 01:17:59)
16.  我輩はカモである
いや、何か、これは凄い。凝縮された熱さ、数秒間のやりとりにネタを詰め込む馬鹿馬鹿しさ。そしてそれを支える制作側の迷いのなさ。アホな内容だからこそ、真剣に考えて作らなければならない、という理念を忠実に体現したものとして、現在まで普遍性を有する作品です。
[CS・衛星(字幕)] 6点(2021-04-24 00:22:56)
17.  ワルキューレ 《ネタバレ》 
最初見たときは、予想よりもこぢんまりとまとまっているし、計画に至るまでの背景とか相手方の動きとかもあまり突っ込まれてないけど、それでもなぜか印象に残るなあと思っていたのです。で、改めて考えてみると、例えば爆破のシークエンスとか、決起が崩壊するくだりとか、ラストの処刑への流れとか、余計な寄り道をすっ飛ばして、むしろサクサク進んでいる。この、逆に過剰なほどの手際の良さが、現実の刻々と過ぎ去る時間の経過とシンクロして、全体の敗北の容赦なさを醸し出すことに成功しているのです。その偶然によって、作品の質がぎりぎりの一線を確保しています。
[CS・衛星(字幕)] 6点(2015-07-26 01:38:15)
18.  我が大草原の母 《ネタバレ》 
上海で生まれた子が、大規模な飢餓のために集団移送で内モンゴルに送られ、そこで成人後、生みの母が自分を探していることを知り・・・というストーリーの概要からだけでも、空間的にも時間的にも壮大に展開するドラマを勝手に期待してしまうのだが、どうも何となく爆発すべき部分が爆発せずに、もっと飛翔しそうでしないまま最後まで至ってしまったという感じ。実の両親との対面の場面なんか、一番重く意義ある部分なはずなのに、何となく流れてしまっているし、養子先の兄弟や現地のガールフレンド(?)とのやりとりなんかも、もっと盛り上げようがあったと思う。あと、モンゴルの大平原はひたすらに美しいのだが、現地の実生活の描写、「家の中」の描写も、もっと見たかった。
[CS・衛星(字幕)] 6点(2014-07-01 20:52:35)
19.  若者たち
登場人物の1つ1つの台詞や行動に、切実さと必死さがにじみ出ているのがよい。いうまでもなく、その雰囲気を引き締めているのが山本圭であり、この人の日常生活演技は不思議に何を言っても説得力がある。少々ふっくらしていた頃の栗原小巻も麗しい!
[CS・衛星(邦画)] 6点(2011-05-01 01:47:06)
20.  ワルシャワ・ゲットー ~ユダヤ人強制隔離居住区~ 《ネタバレ》 
インタビューとドキュメント・フィルムと俳優の演技部分を交互に挟む構成で、最初は違和感がありますが、そのうち気にならなくなります。これまで見たホロコースト関係の作品に比べ、特定の部分を集中的に盛り上げたりはせず、むしろニーナ(実在の人物)のたどった道筋を素朴に追っているのですが、それだけにその内容は事実の重みをもって迫ってきます。
[DVD(字幕)] 6点(2010-01-20 04:52:20)
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