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1.  少林サッカー 《ネタバレ》 
すんません。好きなんですよ。何回観ても笑うべきところで笑ってしまう。私の中では一二を争う愛しき映画なのです。でも、受け付けない人はどうやっても受け付けないだろうな、というのも判ります。いいんですよ、これはそういう映画なんですから。 それと、ヒロインのヴィッキー・チャオもいい!前半の不細工メイクがこれでもかというくらい徹底しているから、最後の火星人頭もなんと可愛くみえてしまう!ていうか、後からちゃんと髪の毛のある写真見たけど、私的にはクリリンヴィッキーの方が遥かにチャーミングである。本当、あれだけ坊主頭が似合う女優さんって、故夏目雅子さん以来見たこと無かった。マジで、彼女を三蔵法師にして、「西遊記」撮ってくれんだろうか?
9点(2005-01-10 22:51:21)
2.  ロード・オブ・ザ・リング/王の帰還 《ネタバレ》 
3作通しての点です。この第3部に関して言えば、フロド以外のホビットが輝いてましたねぇ。特に、サム!サム!サム!「王の帰還」に関して言えば、完全にサムの映画でした。あと、吹き替え版を最初に見たため、ピピンの歌も吹き替えだったのが大いに不満!あそこだけは、昔のミュージカル映画みたいに原語字幕を出来なかったものだろうか?後から、もう一遍字幕版を観ましたが、やはり感動度数は割引されてました。最初から、あの歌聴いてれば、涙腺決壊間違いなかったはずなんですが・・・
9点(2004-03-28 23:30:39)
3.  しゃべれども しゃべれども 《ネタバレ》 
落語をテーマにしたといえば、「タイガー&ドラゴン」だとか「ちりとてちん」とかドラマの方を思い浮かべてしまいますね。この作品は、ドラマ2作に比べると遥かに淡々としてシンプルなストーリーですが、それが結構いい味出してます。主人公と落語教室に集まった人たちは、一見お調子モンの竹林君も含め皆、不器用です。その不器用な人々が不器用ななりに頑張って、ちょっとだけ変わっていくのが観ててほのぼのさせ、登場人物たちを素直に応援させてしまいます。 それに、国分君自身も頑張ってます。普通、役者さんが演技としてやる落語って、そのストーリーの流れに乗ってじゃないと笑えないものですが、あの「火焔太鼓」は十分、単独の芸としても笑わせてくれました。まあ、真打レベルとまでは流石にいかないでしょうが・・・・ しかしまあなんですね・・・ この映画の一番の見所は、竹林くんを演じた森永悠希君でしょうね。あれみると、つい、枝雀師匠のDVD欲しくなりますよ。 
[CS・衛星(字幕)] 8点(2008-05-02 16:24:25)
4.  ブラザーフッド(2004) 《ネタバレ》 
ベタベタな感情表現。ありえねー展開。普段なら、韓流映画・ドラマから私を遠ざけてしまうこうした要素が、この作品に関しては鼻に付くこともなく、むしろ映画の中に引き込む原動力ともなっています。やはり、これは題材を朝鮮戦争という未曾有の出来事にしているからに違いありません。この状況なら、大概の事が起きても納得してしまう。不謹慎承知で言わせていただくと、戦争は、人間の極限のドラマを生み出す最大の舞台なのでしょう。今まで観た韓国映画の中では群を抜いて面白かったです! 隣の国で起きた割にはよく知らないこの戦争の実相もある程度見せてくれるし(取り残された「南」の国民が、生きるためやむを得ず「北」に協力するところなど)、日韓朝の関係がこんなになっている今だからこそ、観ておいた方が良いと思います。まあ、そんな難しいこと考えなくとも、ハリウッドでなくてもこれだけの戦争映画を作れる!これが解っただけでも、私にとっては大きな驚きでした。 
[CS・衛星(字幕)] 8点(2005-09-06 01:08:07)
5.  妖怪大戦争(2005) 《ネタバレ》 
子連れで行きました。平日昼間でしたが、館内も結構混んでました。当然観客の半分は子どもで、女の子が案外多かったのがちょっと意外でした。みんな、笑うべきとこは笑い、固唾を飲むとこはちゃんと飲んでくれましたよ。 日本の妖怪たちが、悪玉妖怪と派手なバトルを繰り広げる!!みたいな映画を期待される方はちょっと肩透かしかもしれません。でも、あれは、「妖怪は戦争しない。」という水木先生のメッセージを生かしたものなのです。今の世の中、この作品のように、子どもも最後まで付いていけて、なおかつ大人も十分に楽しめるファミリームービーって案外ありません。前作や、妖怪自体に対する作り手・出演者のリスペクトもキチンと伝わって来ましたし、ギャグが多いけど、ちゃんと真面目に作られた映画だと思いましたよ。 加藤保憲は、嶋田久作のイメージがあまりに強烈なので、今回の豊川悦司はちょっと物足りない気もしましたが、「帝都物語」全巻を読んだ身で言わせていただくと、むしろ帝都原作のイメージには今回の方が近いんですよね。まあ、最後のアレは、パートⅡへの引っ張りということで・・・・
[映画館(字幕)] 8点(2005-08-11 22:25:34)
6.  宇宙戦争(2005) 《ネタバレ》 
日本の怪獣映画もそうだし、ハリウッドのモンスターパニック物やエイリアン侵略物でも同じなんだけど、普通、この手の映画は、軍人とか科学者とジャーナリストとか、要するに一般大衆よりは一歩「高い場所」にいる人物を主人公にすることにより、映画内で起きていることの全体像を語らせようとします。そして、モンスターやエイリアン出現のもっともらしい根拠付けと弱点発見にリアリティを持たせようとするわけですが、このせいで映画自体が失速してしまうケースも少なくない訳ですね。 しかし、今回の宇宙戦争は、そうした理屈付けの部分を一切排除しています。トライポッドが地中に埋められていたというのも、映画中では結局、パニック時によくある流言蜚語以上のレベルで語らえることはありません。また、細菌によって宇宙人が死滅するのも、人類が積極的に発見したわけではなく、結果的にそうなってしまっただけの話。宇宙人はあたかも巨大竜巻や超大型台風、または大地震のように平和な暮らしを襲い、町を蹂躙し、人々を殺していきます。映画はそんな理不尽な恐怖に対し、ただ逃げ惑うことしか術がない一般人の視線から終始離れることはありません。これが受け入れられるかどうかでこの映画の評価が分かれるんだろうけど、私としては、宇宙人による侵略という、手垢のつきまくったテーマで、ここまで「怖い」と思える映画を観させてもらえるとは思いませんでした。と、いいながら一番怖いのは宇宙人よりもパニックに襲われた人間の集団、だったりするわけですが。
[映画館(吹替)] 8点(2005-07-27 09:55:35)(良:3票)
7.  スパイダーマン(2002) 《ネタバレ》 
 めちゃめちゃお金を賭けた「ダークマン」という感じ。脳細胞シナプス大爆発のシーンとか、都会のど真ん中を、糸を吊り下がりながら(ダークマンは吊り下げられていたのだけど)移動するところとか、ラストのあの一言とか・・・サム・ライミさん、解ってやってるんでしょうね。  だが、ストーリーの根幹が、ドロドロ復讐劇から予期せぬ運命に巻き込まれてしまった青年の成長物語になっている点が、この両者の決定的な違いでもある。ダークマンの2、3(はあったかな?)が、日本では劇場公開すらされぬ単なるB級作品群に埋もれてしまったのに対し、スパイダーマンが2の時点で、大河シリーズとしての片鱗すら見せ始めたのは、こうした背景の深さが大きく働いていると思う。決して、投入された予算の差だけじゃないのですよ。  それと、ダークマンのところでも書いたけど、ヒロインのイマイチさ加減、これもサム・ライミ監督の持ち味なのでしょうか?もっとも、今作のヒロイン=キルスティン・ダンストのどっか崩れたエッチな風情は、個人的には大好きなのですが。
8点(2004-12-07 09:55:48)(笑:2票)
8.  スウィングガールズ
拙者、ヤ○ハのサックス教室に4年通ったけど、半音を出せませんから。切腹!!の身からすると、こんなにトントン吹けるようになるなんて、「んなわけあるかい!」の突っ込みの一つも入れたくなる。けど、女子高生だし、勢いあるし、部活だし、毎日練習できるし(管楽器は練習場所を探すのが本当に大変)と自分に言い聞かせながら主人公を応援させるパワーがこの映画にはあります。しかも、ラストの演奏は、素人同然だった出演者が1年ぐらいで習得したもの、と聞かされるとあながち無い話でもないか(映画内の時間経過は半年くらい)、皆頑張ったんだね~とオジサンは全てを許してしまい、かつ、監督の思惑通りに盛り上げさせられてしまいました。確かに、ストーリーは「ウォーターボーイズ」に酷似してますが、まあ、シリーズ物の変形と思えばいいでしょう。今度はどんな主人公、どんな素材でいくのでしょう?どうせなら、柳の下でドジョウを何匹もつかみ取りしてください。矢口監督。
8点(2004-09-20 09:55:53)(笑:1票)
9.  マッハ!!!!!!!! 《ネタバレ》 
とにかく出るわ出るわ・・・ここまでやるぅ!?の連続。CGやワイヤーアクションのおかげで、スクリーン上ではどんな動きでも可能になった今だからこそ輝く生身のアクションの迫力!!!汗が飛び散り、骨がきしみ、肉が裂ける。近年の様式化したカンフーアクションから消えつつあった「原点」を実感できます。 でもあれですね、トニー・ジャーですか?21世紀最初のアジア発アクション世界スターになりそうな可能性大ですね。ご本人は、ジャッキー・チェンに憧れてたようですが、ちょっとシャイでどこか憂いを含んだまなざしはむしろブルース・リーを思い出させます。今、韓流男優に熱を上げている日本女性にも人気が出そうなルックスですし。次回作が楽しみですね。 それと、この映画を観て新たに発見したことがもう一つ・・・・タイでは、仏像密輸出は殺されても仕方がないほどの重罪である。皆さんもかの国に行った時には気をつけましょう。
8点(2004-08-03 23:41:21)(笑:1票)
10.  スクール・オブ・ロック 《ネタバレ》 
冒頭のライブシーンでの、ジャック・ブラックの暴走ぶりでまず受けました。いやあ、こんな奴がバンドメンバーだったら、困るだろうなあ。私でも首にしちゃいたくなるけど、それがまた結構居るのですよ、実際の話(笑)。 ストーリーは、いい意味で、パターンどおり。登場人物の役回りが、大体想像できるから、多少掘り下げが浅くても、脳内補完ができてしまう。要は、ジャック・ブラックの怪演とクライマックスのライブシーンを楽しむ楽しむための映画ですから、子供一人一人のエピソードにあまり拘っていると、却ってテンポを悪くしたんじゃないでしょうか? それと、一つのライブをやるために、裏方がいかに重要かというのをきっちり描いていたところも好感が持てましたね。まあ、合唱団でもオーケストラでもなく、たかだか数名しか表舞台に立てないバンドを素材にすれば、作劇上こうするしかなかったのかもしれませんが、少なくとも私は、これを観て、ロックをちゃんと判った人たちが作っているな、と思いました。 ところで、ロックギターの入門曲、と言えば「あれ」なのは、洋の東西を問わなかったのですね・・・
8点(2004-05-25 12:22:01)(良:1票)
11.  キル・ビル Vol.2 《ネタバレ》 
結局は、ブライドとビルの、娘の親権を巡っての壮大な夫婦喧嘩、とでもいいましょうか、巻き添えを喰って死んでしまった人たちはある意味とてもお気の毒でしたね。しかし、殆どギャグの域に突き抜けかけていた前作とはうってっ変わり、今回は画面に切なさがみなぎっています。無論、壮絶アクションは健在ですし、タランティーノ監督の趣味爆裂のオマージュも全開。しかし、映画の中心にあるのは、ブライドの狂おしいまでの母性と愛、特にラストあたりの展開は、出産を経験したユマ・サーマンの思いが強く出ていると思いました。 それにしても、どうせなら、デヴィッド・キャラダインにもカンフーさせてほしかったなあ。「燃えよ!カンフー」なんてテレビドラマを覚えている人はどのくらいいるのだろうか? 
8点(2004-04-27 20:38:02)
12.  ALWAYS 続・三丁目の夕日 《ネタバレ》 
前作は、「さあ泣け!」「今泣け!」という演出面のあざとさが気になっていたので、自分としては、今回の方が映画としても好きです。でも、何と言ってもあれでしょ!東宝金看板スターのあのお方でしょ! 平成以降、「G」映画でも、あれだけクオリティの高い映像は、観たことありませんでした。「ガメラ3」の渋谷破壊シーンの壮絶さを、初代ゴジラの世界に当てはめたような感じで、も~特撮ファンは、これ観るためだけに1800円払っても惜しくないですよ~。 監督のインタビューなどによれば、もう続編はないということらしいのですが、原作と離れてしまうかもしれませんが、個人的には、シリーズ化してほしいですね。 まあ、寅さんのようとは言いませんが、せめて、東京オリンピックのあった昭和39年ぐらいまでのスパンで。となると、ラストは、やっぱり花嫁姿のロクちゃんですかね。お相手は勿論、○○○ということで。
[映画館(邦画)] 7点(2008-01-28 01:18:06)(良:1票)
13.  蝉しぐれ 《ネタバレ》 
原作に大変感銘を受けたので、かなり入れ込んで観にいきました。 で、そんな原作に対する私の思い入れを裏切らない出来になっていたと思います。 特に、荷車のあのシーン。原作でも、小説を読んで十何年ぶりかに泣きそうになったあの場面が、私の脳内映像とほぼマッチする形でスクリーンに映し出されていたのには感激しました。そして、またしっかりと泣きそうになりましたし・・・ ただ、表現の力点を「20年愛」に絞り込んだようで、全体的にちょっとあっさりしすぎたのがちょっと物足りなかったかな(よく言えば、透明感あふれる、ということなのでしょうけど)。 藤沢周平の「海坂藩」ものに通低していると思う侍社会のやるせなさ、真面目に筋を通そうとする者ほど馬鹿を見てしまう理不尽さ(それはそのまま今のサラリーマン社会にも当てはまるんだろうけど)を、もうちょっと表に出してもよかったんでは、と思います。 でも、まあ、日本映画らしい日本映画を観たいと思ってらっしゃる方には絶対お勧めです!木村佳乃がこれ程見事な「映画女優」になろうとは、思いもよりませんでした。
[映画館(字幕)] 7点(2005-10-07 01:24:46)
14.  容疑者 室井慎次 《ネタバレ》 
事件の真相には、ちょっとポカーンだったけど、なかなか楽しめた映画でした。特に、前半の、官僚組織の嫌らしさに翻弄される室井さんの姿には、「本当、どうなっちゃうんだ」と真剣に心配しちゃいましたね。それと、これまで「嫌な奴」サイドにいた新城&沖田の両キャリアがイイとこ見せてたのもよかったですね。 でも、しかしながらも、室井さんのこれからの身の振り方は気になります。なんか、室井慎次が新宿鮫になっちゃったような結末でしたものね。
[映画館(字幕)] 7点(2005-09-04 02:21:27)
15.  スター・ウォーズ エピソード3/シスの復讐 《ネタバレ》 
正直、最初のうちはだるかったけど、パルパティーンがダース・シディアスとしての本性を露にし始める頃からは、俄然面白くなりました。アミダラがいう「満場の拍手の中での民主主義の死」という言葉は明らかに今の現実世界に向けてのメッセージですね。 肝心のアナキン暗黒化の過程は、もうこれしか無いだろうという感じで、本当、収まるところによく綺麗に収めてくれました。確かに、これ観るとまたⅣ以降を観たくなります。 けどな~、アナキンは、最愛の妻を何とか助けようと思っての選択が結局裏目に出てしまった訳で、それだけに最後の叫びは観てて痛々しかったですね。あの後、何か言葉が出るとすれば、「こんなに悲しいのなら・・こんなに苦しいのなら・・愛など ・・愛などいらぬ!」という某北○の拳の某サ○ザーの名台詞しかありますまい。
[映画館(字幕)] 7点(2005-08-02 21:39:19)(笑:4票)
16.  ローレライ 《ネタバレ》 
初めての監督作品で、これだけのキャストと予算に臆することもなく、堂々としたエンターテイメント大作を作ってくれた樋口真嗣監督にはとりあえず拍手です。私にとっては、まだ「ガメラの樋口」ですが、以外にバランスのいい映画を作るんだなと感心してしまいました。 ただ、「東京への原爆投下を阻止する」という物語の肝の部分に向かう流れに、イマイチ説得力がないのがちょっと難ありでしょうか。特に堤真一演じる朝倉大佐の行動原理は、観ている最中も、見終わった後も頭の中で反芻し続けていましたが、私にとってはちょっと理解し難いものがありました。そこで上手く映画の中にのめり込めなかったもんだから、軍事的・戦史的にちょっとなあ、というところも余計に気になってしまいましたね。 でもまあ、観ているときに退屈な思いもしなかったし、こういう役をやらせたら日本ではこの人の右に出るものは居ない!的な役所広司の艦長ぶりも格好よかったし(でも髪の毛は切って欲しかったすね)、日本映画もここまでできるようになったんだあ、と思える作品ではありました。 あ、それと、潜水艦にいたパウラという少女。監督が監督なだけに、つい彼女に平成ゴジラの三枝美希とか平成ガメラの草薙浅黄の姿を見てしまう。これってやっぱり怪獣映画好きの哀しき性(さが)なのでしょうか?。 
7点(2005-03-08 00:06:35)
17.  チョコレート(2001) 《ネタバレ》 
「X-MEN」「キャットウーマン」のハル・ベリーしか知らなかったから、正直びっくりしました。こんな演技ができる女優さんだったとは!! 特に、最後の場面など、下手な芝居をすれば意味不明な結末になりかねないのに、あの目の表情の変化だけで、映画史に残るラストシーンにしてしまいました。まさしく、彼女のためにあるような映画でしたね。 相手が、自分が死刑執行した男の女房だったと判った後に、彼女と寝てしまう男性主人公の行動には正直納得いかないところもあるけど、ただ、あの状況で、しかもあのナイスなバディが目の前にあればやはりそうなっちゃうかなあ・・・・ 映画が進むにつれて、そうした男の狡さ、いじましさと女の強さ、気高さの対比がくっきり感じられました。 男がチョコアイス買っている間に彼女は絶対知ってはならない秘密を知り、それに対する怒りも悲しみ全部ひっくるめた上で男を受け入れていく。おそらく、男がちゃんと自分に優しくしてくれる限り、一生口にすることなく秘密のまま・・・これはこれでちょっと怖い気もしますが。
7点(2005-01-12 11:01:52)
18.  カンフーハッスル
相変わらずベタなギャグ全開ですが、今回はなによりカンフーアクションに燃えられます!そうなんだよなあ、「グリーン・ディスティニー」にしろ「ヒーロー」にしろ、面白かったけど、どこかに残った物足りなさ・・・その正体がこの映画を観てハッキリ判りました。そう、私が観たかったのは達人たちによる圧倒的なカンフー・アクション!そして、そこに至るまでの燃える展開!だったのでした。 チャウ・シンチーがカンフー映画や武侠小説に対して抱いている愛情は、それらのことなど何も知らない私にも十分に伝わってきます。だから、突っ込みたくなるところは満載ですが、観ている間は気になりません。まあ、私がすでにチャウ・シンチーの投げた釣り針に引っかかっているせいかなのかもしれませんけど。 そうこうするうち、続編の製作発表!しかも、今度は日本が舞台になるかも知れないんだって!?こうなると、彼のもう一つのリスペクトの対象であろう、日本の少年マンガ(というか、少年○ャンプ)テイスト満載になるのを期待せずにはおられますまい。 最強の悪役が、巨大な黒馬に跨った大男だったりしたら、もう涙ちょちょぎれ(古っ!)ものですよ。 
7点(2005-01-10 21:43:29)
19.  スパイダーマン2 《ネタバレ》 
 まず、中年体形で、特殊装備が無ければ女の子にすら負けてしまう悪役キャラを登場させたことに拍手を送りたい。原作は読んでないけど、やっぱりあんな感じだったのでしょうか?  前作でヒーローとして生きる運命を受け入れたはずの主人公だったが、現実は上手くいかない。遅刻続きでバイトは首になる、やっと出来た恋人との仲も怪しくなるし・・・前半で延々と描かれるこのイジイジ部分に共感できるかどうかでこの映画の評価も分かれてくるのでしょうね。私的には、ちょっとダルかったかなあ、という印象でした。  ただ、この映画自体次に控えた3で来るであろうクライマックスに向けての助走とみれば、多少バランスを犠牲にしても、「これでもか」的にヒーローの苦悩を描いたことにも納得できます。そうした意味では、1と3の繋ぎに徹した「バック・トゥー・ザ・フューチャー2」のようなポジションにある映画なのかもしれません。
7点(2004-12-07 10:16:44)
20.  ゴジラ FINAL WARS 《ネタバレ》 
 この映画、私は好きですね。ここに出てくるゴジラは、84年復活時に「なかったこと」にされ、良心的ゴジラファンも忘れたふりをしている「三大怪獣」以降の昭和ゴジラです。  「ゴジラは核の恐怖の象徴」とか「第1作ゴジラは平和の大切さを教えてくれる」などと知ったらしいことをマスコミが言いたて、作る側もファンも「そうだよなあ、ゴジラはやっぱりシリアス&リアルじゃないと」と思いこみ、結果、ことごとく外してしまった。それが84年以降のゴジラ映画の歴史でしょう(勿論、その中にも好きな作品はありますが)。  しかし、今回の北村龍平監督のゴジラは「そうじゃないだろう、富士の裾野で石投げ合戦もやったしシェーもした。空も飛んだし、加山雄三の真似だってやったじゃないか」という、もう一つのゴジラの姿を否応なく思い出させてくれました。特に、GKゴジラ!あれは完全に「シェー!」を超えましたね(笑)。「特撮論壇」のようなものがいつのまにか形成され、それに作り手も少なからず影響されざるを得ない今の状況下で、よくもまああんなシーンを撮ってっくれたもんだと、その勇気には感服いたしました次第です。  当たり前の話ですがゴジラ映画は「娯楽映画」です。一人でも多くのお客さんに観に来てもらい、受けてもらってナンボの世界なのです。先ほど述べた、昭和ゴジラの数々の名(迷)シーンも、今観ると相当寒いですが、その当時は受けると思ったからやり、実際受けたからシリーズが続いていったのでしょう。そうした意味では、今回の「GFW」も、熱心な特撮ファンの酷評とは裏腹に、一般映画ファンの受けは、結構いいんじゃないかと思います。 長すぎると言われる本編のアクションシーンもミニスカ履いてやたらとすっ転ぶ菊川怜も、延々と続く怪獣同志のドツキ合いだけじゃ飽きてしまう、一般映画ファンに対するサービスなのです。ただ、○トリックスとかI○4とかのパロディ?オマージュ?が、3年もすると随分寒いものになること必至なので、なるべく今観ることをお勧めします。もっとも、「VSキングギドラ」のT2ネタは、公開当時から既に寒かったですがね(笑)
7点(2004-12-05 14:55:25)(良:3票)
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