1. ゴールデンスランバー(2009)
《ネタバレ》 「原作伊坂&監督中村」タッグの3作目。前作の『アヒルと鴨』『フィッシュストーリー』では、映画の“ヒネリ具合”を語られるコトが多かった中村監督ですが、今回はサスペンス&アクション映画としてキッチリと作りながらも、ユーモア、ヒューマン、巧みな伏線とその爽快な回収…いわゆる“伊坂節”もキッチリと押さえてあって大満足。これはもう「原作伊坂&監督中村」は鉄板と言っても良いでしょうね。 そして…このタッグはどうやら俺の涙腺との相性もバッチリのようで(笑)途中までも何度かヤバイ瞬間を耐えたンですが、エピローグでの“習字”“チクリ”“スタンプ”で涙腺は大崩壊(笑)。途中までは「9点ぐらいかな~」と思っていたのですが、この結果に迷わず10点! おわかりいただけただろうか…?(笑) [DVD(邦画)] 10点(2012-06-25 19:18:59)(良:1票) |
2. フィッシュストーリー
《ネタバレ》 個人的に『オトナ帝国』と並ぶ“涙腺崩壊ムービー”でした。映画のラスト…“逆鱗”の『フィッシュストーリー』の演奏にシンクロしながら、映画が一直線につながった瞬間、俺の涙腺は完全崩壊しました。ホント、こうやって感想を書きながらでも、また涙腺がヤバくなってきてるんですから(笑)。そうですねえ…神様に「大丈夫だよ、おまえさんの人生だって無駄じゃあないんだよ」と言ってもらえたような気がしたンですよねぇ…。 ちなみに…伏線だった“レコードの間奏部分の無音の謎”も、その真相が明らかになった瞬間、想定していたのとは違う意味でトリハダが立ちました。「届けよ、誰かに…。」 そして… 多部ちゃん可愛いすぎワロスww [DVD(邦画)] 10点(2011-08-26 12:34:03)(良:1票) |
3. シムソンズ
《ネタバレ》 もう超ベタなワケですよ。この手の映画のパターンをハズさない「まんま」なワケですよ。だけど…きっとカーリングの神様が微笑んだんでしょうねぇ…(しみじみ)この映画には「奇蹟」が起きてます!なんという感動!なんという号泣!(←それは俺だが)「トラックの荷台に用具一式」(うるうる)「コーチの過去=カーリング精神」(うるうる)「ありがとね!あたし誘ってくれて!ありがとう…あたしのこと見つけてくれて…」(うるうる)「わかるんだよ…なんとなく(そして美希登場)」(うるうる)「(五円玉が)『おもて…おもてー!』『うそつき』『…ごめん』」(大号泣)もちろんラストも大号泣だコンチクショー!レビューを書くために2回目を見たら…また号泣だコノヤロー!wwww シムソンズメンバーの4人もコーチ役の大泉洋も素晴らしい!なんというか「ピュア」なんですよ!もしかしたらアイスの、ユニホームの、そして初雪の「白さ」が感じさせたのかもしれませんが、純粋にカーリングを愛している彼女達の(そしてコーチの、ガミさんの、マサト様の)「ピュア」さが俺の涙腺を崩壊させたンですよォォォ!!はぁはぁ…。あえて気になった常呂を言えば、北見エンジェルスのスキップが試合後に拍手をするのがチョット唐突すぎるコトかな?「あんたの笑顔初めて見たよ」なんて台詞でもあれば良かったかな…。(クサイけどww) PS「一緒に行こう…私、このチームで行きたい。」のあとの「ふにゃ~」と笑う加藤ローサの可愛らしさは神がかってましたね。 (2017/9/1追記)現在放送中のヤクルトのCMシリーズを見るにつけ「美希とコーチ相変わらず幸せそうだな~。たまにはメンバーを家に呼んだりしてるのかなぁ。」なんて妄想をしてます…。 [DVD(邦画)] 10点(2008-01-16 17:30:21) |
4. 自殺サークル
《ネタバレ》 最初に書いたレビュー全削除。見終わって約2週間、だんだんボディブローが効いてきたようだ。ふとした拍子にこの映画が頭に蘇る。それもスプラッタシーンではなく音が。デザートの歌、その着メロ、中盤の倉本美津留ののんきな歌「♪それでは皆さん、さようなら」、子供の声、そしてジェネシス様の歌…洗脳されちまったのか?見終わった後は単なる『クソ映画』だと思った。もちろんイイ意味で。レビューもその気分で書いた。「この映画はクソ映画と呼ばれることで、勝利した」と。だが違った。これはクソ映画なんかじゃない。やられた。そして俺は今日も意味無く「haikyo.com」の点々の画面を見てしまう…。点数は6点から10点に変更。 [DVD(字幕)] 10点(2005-05-30 12:31:18) |
5. クレヨンしんちゃん 嵐を呼ぶモーレツ!オトナ帝国の逆襲
「あー、もうやってられねー、女房こどもがいなけりゃこんな会社ヤメちまうのによー!」「あー子供の頃に戻りてぇ~あの頃はよかったなぁ~」と毎日のように思っていたある日、居間のソファで幼い娘と息子と3人並んでテレビ放映されたこの映画を見ていた俺は、ひろしの回想シーンで号泣した。「父ちゃん、オラのこと分かる?」「ああ、ああ・・・」画面ではひろしが泣きながらしんのすけを抱き締めている。「パパなんで泣いてるの?」涙をダラダラ流している俺の顔をびっくりして見つめている子供達に、俺は何も言えずにただ「うんうん」とうなずくだけだった・・・。(レビューというより反省文だなこりゃ・・・。) [地上波(邦画)] 10点(2004-06-16 23:57:52)(良:4票) |
6. ドニー・ダーコ
《ネタバレ》 久々にココロの隙間にピタッ!とハマる形のピースがきたなぁ~ってカンジです。『ビデオドローム』や『裸のランチ』のような主人公の日常に侵食してくる幻覚世界…と思って観ていると、次々と主人公の周囲に起きる不思議な符号(お告げ)が…。うん、コレは白石晃士監督の『オカルト』やシャマラン監督の『サイン』に近い手触りの映画だったのですね。そしてココロを病んでいる主人公の青年ドニーが、俺にはものすごくシンパシーを感じるキャラだったコトも嬉しい。中盤で、怪しげな自己啓発系セラピストに「アンタは偽キリストだ!」と、分かりみの深い挑発をする場面は俺も拍手喝采なワケなのです。 ちなみにこの映画は【難解系】と言われているようですが、俺はアレコレ考えなくても見たままの気持ちを味わえばイイように思うのです。理詰めで【この映画の回答】を出してしまうのも、なんだかもったいない気がするンですよね。最初から最後まで切ない顔をしていたドニーと一緒に【フワフワした不安】を感じていればヨシ。最後の最後にベッドの上で嬉しそうに微笑むドニーの笑顔に切なくなるのもまたヨシ…。ラストの【ドニーとはまだ会ってさえいない、ドニーの恋人】の切ないバイバイも、またイイですよね…。 というワケで…ずっと見たかった映画が、思っていた通りにドストライクだった喜びも含めて…点数は甘めです。 [インターネット(字幕)] 9点(2021-03-30 15:13:50)(笑:1票) (良:1票) |
7. 時をかける少女(2006)
《ネタバレ》 バッチリと知世世代なワケですよ。キララも飲んでました(古)そんなこんなで(意図的に?)見逃していた本作なワケです。 最初は「なるほど今風ライト感覚リメイクね。まあ悪くはないンじゃないかな」なんて思いながら見ていたのに…中盤からドンドン引き込まれ…最後は泣きそうになりました。いやお見事!有名作品(超がつくほどの!)のリメイク作品としては稀有な成功例じゃないでしょうか?(個人の感想です)古典を新解釈してなおかつ根底の“時かけイズム”はバッチリ。もう1回言うケド、いや本当にお見事! 個人的には“魔女おばさん”の想い出の写真は…ヘルメットヘアーが良かったかな…(微笑) [地上波(邦画)] 9点(2015-07-19 09:29:13)(良:1票) |
8. キル・ビル Vol.2
《ネタバレ》 パイ・メイ師匠と対戦した時のユマ・サーマンの虎鶴拳には「ちょwwwwそれじゃあカンフーダンスだよキミィ!」とカックンとしてしまって残念(日本刀の殺陣は上手だったのに)でも、棺桶の中で師匠の名を呼んで突きを繰り出すシーンにはちょっとウルッとキましたよ。また、バイト先で叱られている元殺し屋バドの達観具合(落ちぶれ具合も含めて)も良かった。腕も落ちてなかったし。そのバドを汚ねーやり方で葬るエルは純度100%悪党でナイス!隻眼の理由もナイス!(笑)懐かしのレプリカント七転八倒もナイス(『ブレラン』での、あの変な悲鳴が聞こえてきそう)さて、最終章はちょっとタルかった気もする…が、ココがそもそものタイトル(キル!ビル)の場面なワケだから無問題!BBの天真爛漫な笑顔を見れば、ビルが良き父親であった事がハッキリ分かるンだなぁ。愛する女との最後の真剣勝負で秘奥義に散るビルに敬礼!(カッコつけて上着のボタンを留め死へ旅立つ姿はまさに「漢」!)そしてVol1も振り返りつつのエンドクレジットを見ていると「あ~俺やっぱり『キルビル』大好きだァ~!」と思うのであった。 [DVD(字幕)] 9点(2007-07-07 00:53:42) |
9. 呪怨<OV>(2000)
《ネタバレ》 「怖い!怖すぎる!」との評(特に柳下毅一郎氏の「こんなに怖いものは法律で取り締まれ!」というコメントは凄すぎ!)にビビリまくって、はや数年…、先日やっと見ました(苦笑)。「あの家」のような現代家屋も昭和が遠くなるにつれ、一度は追放したはずの「怪」を引き戻してきたようですね。俺が小さい頃の怪談本には、必ずと言っていいほど「蛍光灯の明かりの下では、お化けも出にくいだろう」なーんて解説があったものですが、この作品の中では蛍光灯の下でも、日の光の中でも、間違いなく「いる!」感がたっぷり…。Vシネ独特の乾いた画面と「嫌な空気」がマッチしていました。ちょっと残念だったシーンは、ゴミ捨て場から「袋」がズリズリ…なシーン。ヒモで引っ張ってるような?(あるいは欽ちゃんの仮装大賞的な)動きがチョット…。逆に一番「ひぃぃぃ!」となったシーンは、小林クンが窓から外を眺めている時に二階の窓に…のシーン。まさに動く心霊写真!それとCDの音飛び…キモチ悪~い…。そして、例の階段降りのシーンでは「わかったから!もういいから!」と許して欲しくなる程、超不快でした(イイ意味で)。 9点(2005-03-14 02:20:28) |
10. キル・ビル Vol.1(日本版)
《ネタバレ》 『映画秘宝』で、黄色いトラックスーツで日本刀を構えるユマ・サーマンの写真を見た瞬間に、俺の血はグワァッ!と熱くなった。「うぉぉぉ!この映画見てえ!」…というワケでやっぱ最高でしたッ!ちなみに…映画『殺し屋1』に「ワレコラボケウラワレェ!」と、ワケが分かんないけど異常にドスの効いた携帯電話をヤクザがかけるシーンがあるのですが、DVDの三池監督のコメンタリーによれば「タランティーがこのシーン好きでさぁ、この役者紹介してほしいって言われたんだよねー、今度新作撮るらしくてこの映画に出てるような役者たちみんな出るんだよー」と言ってたンですよ。だから、例のヤクザ達がナニ言ってるのか全く分からない例のシーンは、絶対ワザとやってるンだと思いますよ。そして、クレージー88の「童顔クン」は2度目は絶対斬られると思ったンだけど…お前だけズルイわ(苦笑)。 [DVD(字幕)] 9点(2004-07-19 11:29:27) |
11. パフューム/ある人殺しの物語
《ネタバレ》 ナレーションとともに描かれる主人公グルヌイユと周辺人物の人間模様はちょっと『フォレストガンプ』的な寓話性。調香師版『おしん』あるいは『ザ・プロフェッショナル』とも言うべき香水職人の物語だったはずが、あれよあれよという間にサイコホラーものへと変貌していく。最初はグルヌイユを応援していたはずなのに、気付けばジェイソンやレクター博士のようにグルヌイユを見ている自分にニヤニヤしてしまう。 賛否両論ある【処刑場でのパフューム無双】(からのパイパニック)については、主人公が秘密兵器で無敵モードになるクライッマックス(『タクシードライバー』とかね)が大好物の俺としては大喝采!しかもそこから一転して『市民ケーン』的な【ローズバッド】に涙する主人公に共感しまくるしかないのです!思春期のあの強烈なリビドーを【匂いをクンカクンカ】するコトでしか体感できなかった彼は…そりゃあイカレてしまうしかないよなぁ…。 オープニングとエンディングが円環的につながる終わり方は良かったです。 ちなみに…ダスティン・ホフマン師匠がグルヌイユの調合した香水を嗅いでうっとり桃源郷にワープする場面では、思わず「ミスター味っ子か!!」とツッコんでしまいました(笑) [インターネット(字幕)] 8点(2021-06-24 01:38:18) |
12. アメリカン・サイコ
《ネタバレ》 思ってた以上にコメディでしたね。全盛期の『ごっつええ感じ』(番組終了直前の、笑い=狂気になっていた頃)に近いテイスト。【やり過ぎ感を笑う】ってカンジですね。 現実or妄想論争に俺もあえて言うとすれば、猫ATMとパトカー大爆発のシーンからは恐らく脳内世界。パトカーが爆発した時の「あれっ?」という顔が、夢の中で夢だと気付いた時の感覚を見事に表現しているように思います。 ポールのアパート(改装中)での大家の態度とラストの弁護士の態度、どちらも似ていて「どこかで見たような気がするなぁ~」と思っていたンですが、シュワちゃんの『トータルリコール』で「ここはあなたの夢の中なのです!」と脂汗をかきながら説得する医者のシーンに似ているんですね。だからポール殺害については二人が否定していることが嘘で、やっぱり現実だったのかと。まあ、その辺はあやふやのままのほうが、ベイトマンの絶望が深く感じられるかもですけどね。 ちなみに…ベイトマンのマル秘ノートが暴かれるシーンで「出た!伽椰子日記!」とニヤニヤしてしまった呪怨マニアは俺と飲みに行こうぜ!ドーシアを予約しておいたからさ!(虚言) [インターネット(吹替)] 8点(2021-05-11 02:24:14) |
13. オカルト
《ネタバレ》 フェイク映像を綿密に構成した『ノロイ』よりも、若干ざっくりとした作りのこの作品の方に俺は不思議なリアリティを感じました。また劇中に流れ続ける、Hair Stylistics(元温泉暴力芸者)の音楽が怖い!!!子供の頃にオカルト番組を見てトイレに行けなくなった時のような感覚をビンビンに感じられて最高でした!そして特筆すべきは、この後“時空を超えたキャラ”へと成長した(?)江野祥平の初登場です。最初は「うあぁ…」と思える江野クン(なぜかクンで呼びたくなる)が最終的にチャーミングに見えてくるから不思議です(笑)渋谷交差点での白石クンとの別れからの展開には、久々に映画で心臓がバクバクするほどの興奮を味わいました。 そして…エンディングでの焼肉屋で1回目のスタッフロールが終わってからの…、チャリーン!ガチャン!には正直マジでビックリ!!この流れはシビレました~!!!(まぁ、個人的にはあの“映像”の表現はちょっと好みではなかったのですがゴニョゴニョ…)とにかく…完全に白石監督の掌の上でクルクル回された2時間弱でした。 最後に…どんな大義があっても、他人の命を奪う行為を正当化することは…「地獄だぞ!!!!」 [DVD(邦画)] 8点(2018-05-06 13:07:58) |
14. アイアンマン
序盤の“アイアンマン/怒りのアフガン”の場面では、昔からアニメや特撮が大好きだった俺の頭の中にすら“荒唐無稽”という単語がチラついて困りました(笑)。その後のストーリー展開も含めて想像以上の(なんのヒネリもない)“アメコミ映画っぷり”にビックリ! しかし…ソコにロバート・ダウニー・Jr&グウィネス・パルトロウという名優をブチこんで、“チョイワルおやじヒーロー”というスパイスを加え、渾身のCG技術で仕上げれば…そう!王道の“ハリウッド痛快娯楽SF映画”となるワケですよォォォ!いやあ~ホント、久々に“文句無しにスカッとする映画”を見た気がします! そして… 個人的に『セブン』以来となる“可愛いグウィネス・パルトロウ”に再会できたのが嬉しかったです…。グウィネスたん(;´Д`)ハアハア [地上波(吹替)] 8点(2013-04-28 07:59:31) |
15. エクソシスト ディレクターズカット版
《ネタバレ》 頻繁に現れるサブリミナル的カットとスパイダーウォークは正直蛇足。でも存在感の増したキンダーマン警部のキャラ立ちで、ストーリーには深みが出たかな…。 [DVD(字幕)] 8点(2012-09-12 19:49:02) |
16. Mr.インクレディブル
《ネタバレ》 おっかないヨメさん、うるさいガキんちょ達、納得いかない会社での仕事…。そんな、すっかりショボくれてしまったオッサンである自分に、突如あらわれた色っぽいオネーサマが「私は、貴方が本当は素敵な男性だと知っていますわ…」な~んて言ってくれた日にゃあ、そりゃ~ハッスルもするさ…(涙) しかし…、彼の世界にも(いわゆる「ヒーローモノ」が微妙にボカしてきた)たくさんの『死』が溢れています。かつての仲間たちが既にロボットによって殺されていたコトを知るシーン、敵役シンドロームの事故死という最期…。マントのクダリもギャグのフリをしてますが、かなり強烈です。だからこそ、妻と子供たちとの平凡(じゃないけど)なシアワセが大切だったワケなんですよね…。 な~んてコトを、オッサンな自分は自戒の念を込めながら見てました(笑) [地上波(吹替)] 8点(2012-08-11 13:57:12)(良:1票) |
17. 千と千尋の神隠し
《ネタバレ》 確かに中盤からのストーリー展開に「?」となる部分はあるのですが、世界観の素晴らしさと画面の美しさ、そしてキャラクターの多彩さに最後まで上手にゴマカされて(イイ意味で)気持ちよく見終えることが出来ます(個人の感想です)。 そして相変わらずジブリの食事シーンは美味しそうで困る(笑)無人の屋台でお父さんの食べてたチキン的(しかしクラゲのように柔らかそう)なモノはなんなんだ?俺も食べたい(笑) [地上波(邦画)] 8点(2012-07-11 09:37:56) |
18. アヒルと鴨のコインロッカー
《ネタバレ》 確かに見終わった後しばらくは『風に吹かれて』を口ずさんじゃいますねぇ…。ストーリー的には実は結構悲惨なハナシなはずなのに「ああ、いい映画だったなぁ…。」という余韻を残す不思議な映画です。信じるか信じないかはアナタしだい!(笑) [DVD(邦画)] 8点(2012-03-22 09:52:09) |
19. エクステ
《ネタバレ》 『自殺サークル』で完全ノックアウト喰らった俺にとっては、虐待母のシーンはキツかったッス!「やっぱ園監督の映画って、俺はダメなのかもしれんなぁ…」とまぁ、ギブアップしそうになりながら見ていたので、内心待ちに待ってた「その瞬間」には「よっしゃああああ!死ねぇぇぇぇぇぇ!」と心の中で喝采をあげてしまいました(汗)。 優子の部屋のインテリア(壁に貼られたツイスタ-ゲ-ム、カ-テンのドット柄)、山崎の部屋の3原色の窓ガラス等など…『自殺サークル』に出てくる『hikyo.com』(自殺者を赤と青の点で表していたサイト)を連想させたりして、ちょっとドキッとしました。『外道外科医』もそうですけど、いかにも「ああ、今俺は園子温映画を見ているンだなぁ…」と思わせてくれる部分でした。 それにしても栗山千明様…やっぱ素敵ですわ(ポッ)。千明様はやっぱ、この髪型が一番似合うよなぁ…。美容院での勉強会のシーンでは(途中で刑事が来るンだろうなぁ…)と分かってはいましたが、優子が最後までヘアカットを仕上げた事に(そして仲間達がそれを見守る優しさにも)泣けそうなくらい暖かい気持ちになりました(俺は『シャルウイ○ンス』の“あのシーン”が大嫌いです)。園監督ってば、ホントは優しい人だったンですね…。とか言いつつも…、ラストシーンでの二人の顔に、風でなびいた髪の毛が絡み付くたびに「ま、まさか…」とビクビクしちゃいました(苦笑)。 そしてやっぱり…大杉漣さんがこの映画のMVP(笑)。クライマックスでの山崎と優子のバトル場面は、まるで『悪魔のいけにえ2』を見ているような狂気と狂気のぶつかり合いが最高でした! というワケで…最後にみんなで歌いましょう♪ ♪ヘア~ヘア~、マイ、ヘア~ヘア~… [DVD(邦画)] 8点(2010-09-07 11:20:20)(良:1票) |
20. アフタースクール
《ネタバレ》 鑑賞中、徐々に蓄積して行くモヤモヤや疑問が、映画の折り返し地点で見事にひっくり返って行く展開は快感です。見終わった後、即座に最初から見直してしまいましたよ。それと不思議なくらい、大泉洋がカッコイイのもポイントが高いですね(笑)。 [DVD(邦画)] 8点(2010-08-28 01:35:52)(良:1票) |