1. ターミネーター2
《ネタバレ》 今更ながら鑑賞。シュワルツェネッガーの洗練された筋肉、無駄に格好いいショットガンリロード、T-1000のエフェクト。視覚的な面白さは勿論のことジョンがT-800に言葉を教えるシーン、サラとT-800との確執から理解、ジョンとT-800の友情。ストーリー的な面白さもふんだんにあります。ラストシーンの「泣く気持ちが分かった気がする」からのグーサインで溶鉱炉に落ちるシーンにはうるっときてしまいました。名シーンの連続です。「Hasta la vista Baby」や「I'll be back」などの名台詞。だれもが聞いた事のあるターミネーターのテーマ。散々語りつくされてますがアクション、音楽、友情、愛情、笑い、感動、ロマン。全てが揃った面白い映画のお手本のような映画ですね。もう自分にはケチのつけようがないです。娯楽作としてこれ以上のものはなかなか作れないと思います。本当に面白い。 [DVD(字幕)] 10点(2012-03-30 04:01:07) |
2. ファイト・クラブ
《ネタバレ》 意外と重く深いテーマを扱っていますが娯楽映画としても十分楽しめるところが良い。「生きる」という事について考えさせられました。作中でいうモノに支配されている状態、そうなってしまうのは最早今の時代仕方が無いことなのかもしれないですが、自分からその「自分を支配してるモノ」を取ったとき何が残るのか?この映画を見終わった後考えてみても良いんじゃないでしょうか。フィンチャー映画が好きになったきっかけの映画。DVDの最初の【警告】で笑った。こだわってるなぁ。 [DVD(字幕)] 10点(2007-01-21 01:00:35)(良:1票) |
3. レザボア・ドッグス
初めて観た時の感動は今でも忘れない。 あのオープニングのかっこよさは異常。思わず「か、かっけえぇ・・・」と1人で呟いてしまったほどだ。こんなかっこいい映画があるのか!衝撃的であった。正直あのオープニングだけで10点あげても良いぐらいだ。 確かにパルプ・フィクションと比べると数段劣るが、このレザボア・ドッグスにはパルプの方にはあまり無い「かっこよさ」というものがある。 音楽に関してはオープニングだけでない。随所で流れる音楽は全てかっこいい。この監督は音楽使うの上手いなぁと思ったのは今まででキューブリック監督とこのタランティーノ監督だけだ。これに共感できるか出来ないかでタランティーノの作品が合うかどうか変わる? パルプ程ではないがカメラワークも少し凝っていて好き。ハーヴェイ・カイテルに認められたというあの脚本も好き。雰囲気も好き。最初のレストランでの会話、車の中での会話、オレンジの作り話の会話・・・・パルプっぽいにおいがして好き。この辺がやっぱりタランティーノらしさが出ていますね。これがあるからやめられない。 ブロンドのダンスシーンなんかはパルプ・フィクションのトラボルタとユマ・サーマンのダンスにも劣らないのではないだろうか。パルプはおしゃれっぽいダンス、こっちはクレイジーなダンスといった感じだろうか(笑) そして役者・・役者も良い演技するね。脇役までもが上手い人ばかりで下手な人などいなかった。ハーヴェイ・カイテルなんかは特に良く、渋く、かっこよかった。 パルプ・フィクションの方が好きという人の気持ちはよく分かる。実は俺もパルプの方が好きだ。イマイチ盛り上がりに欠けるしラストの締めもあまり良くない・・・しかし先ほども述べたが出来は劣りながらもパルプには無い良さがありこちらもなかなか悪くない、好きな作品である。 俺の映画人生を変えた1本。自分がタランティーノ監督の作品にハマるきっかけとなった作品なので少し甘めかも・・・。タランティーノの映画観たことない人はこれから入ると良い・・時間も短めだし。 タランティーノがあなたに合うかどうか調べるのに丁度良い映画である。少しでもかっこいいとか思ったあなたは見事に相性がバッチシ。すぐにパルプを観てください。 [DVD(字幕)] 10点(2007-01-13 15:59:57)(良:2票) |
4. ショーシャンクの空に
《ネタバレ》 2回鑑賞。生まれて初めて購入したDVDがこれ。この映画に相応しい言葉は「爽快感」という言葉だろう。勿論全てが爽快感で構成されてるわけではない、ブルックスの話などそういう衝撃的な話があったからこそビールの一件やラストのあの爽快感を得られたに違いない。レッド役のモーガン・フリーマンの語りが凄く好き。淡々と語っているのに盛り上がるところでは盛り上がり、爽快感があるところでは爽快感が得られる。素晴らしい語りです。この映画で彼のちょっとしたファンになりました。 9点でも良いかななんて思ったけど何故10点か?理由は2つ、やはりラストの後味のよさにやられてしまったこと、これほど素晴らしい爽快感が後に残る映画は他にない。それとこの映画から俺の映画人生が始まったこと。これ観てなかったら多分映画ファンになってなかったな。この映画と映画の製作者に感謝したい。心に残る1本ってやつです。 [DVD(字幕)] 10点(2006-12-30 00:58:26)(良:3票) |
5. パルプ・フィクション
《ネタバレ》 雰囲気、脚本、セリフ、カメラワーク、役者、音楽、編集。すべてにタランティーノ監督のこだわりが詰まっていてファンにはたまらない。何といってもまず音楽。冒頭のミザルー→ジャングルブギーの流れがもうたまりません。 豪華キャスト達もいい演技をしてくれました。細かいところですが役者の動作1つ1つが面白い。サミュエル・L・ジャクソンがハンバーガーとスプライトを非常においしそうに飲むシーンも、ジョン・トラボルタが「ステーキ、ステーキ・・・・」と呟きながらメニューを開くシーンやもユマ・サーマンの優雅な物腰ももう全部好きだ。 カメラワークも好き。お馴染みの車のトランクから見上げるアングルや鏡を使った面白いアングルなど些細な事ですがそれがたまらなく好きなんです。理屈じゃないんです。 [DVD(字幕)] 10点(2006-12-19 15:45:04) |
6. ガタカ
《ネタバレ》 面白い映画ではないけど凄く良い映画。ちょっと哲学的なお話。友情や愛情や家族愛と言った人と人との繋がりを見せてくれつつ、人間に運命なんてものはなく未来は自分で切り開くもの、という人類普遍とも言えるテーマを掲げている映画でした。なんか勇気を貰えます。今観ておいて良かったー。これ10代の時に観ても多分分からなかっただろうし30代とかになってから観ても遅すぎたかもしれない。あまり自分というものに自信がなく卑下しがちな自分には刺激的な内容でした。 [DVD(字幕)] 9点(2012-04-17 06:32:50)(良:1票) |
7. バック・トゥ・ザ・フューチャーPART3
3部作全てが面白い超名作。ラストシーン颯爽と現れるドクが言う「人間の未来は常に白紙だという事さ!」というセリフ。タイムスリップものでこのセリフを言わせてしまうなんて素敵だと思います。 [DVD(字幕)] 9点(2012-03-30 04:14:52)(良:1票) |
8. レナードの朝
《ネタバレ》 泣けて、そしていろいろ考えさせられる映画。結局患者たちはみんな元通りで決してハッピーエンドとは言えないけど陰鬱さとかそういうものは感じずむしろ優しい気持ちに包まれる。セイヤー医師はレナードに喜びや楽しみを与えただけでなく、レナードからも同様にもらってたんですね。凄くいいEDでした。つまんねえ人生だ、とかもうやだ死にたいとか何かにつけて皆言いがちな世の中ですが、こうやって見て、触れて、聞いて、話して、感じて…こういう単純なことだけでも生きるってのは楽しくて素晴らしいんじゃあないのかあ、なんて思ったりしました。『純真な気持ち』を思い出させてくれる映画。心が洗われます。 [DVD(字幕)] 9点(2011-09-01 22:32:19) |
9. JFK
《ネタバレ》 知的好奇心をくすぶられる映画でした。法廷シーンに行く部分までが若干分かりづらいもののラストの法廷シーンが凄く分かりやすい。クレイ・ショーが実行犯である、という決定的な証拠がないため無罪という判決にはなったものの国民にケネディ暗殺について「ん?なにかおかしいぞ」と思わせ陰謀説を広めたという意味でこの裁判、この映画は歴史的に意義のあるものだと思う。ちょっと長い映画ですがwikipediaで得た付け焼刃で得た自分の知識でも十分分かるからよくまとめたなと思いますwとは言えこの陰謀説も実際は穴だらけらしいので鵜呑みにするのは禁物ですがそこがまた知的好奇心をくすぶられる。 歴史的意義はおいといて、映画としても結構楽しめるものとなってる。結局謎は残ったまままま終わっちゃうから消化不良があるけどミステリ好きとかにはおすすめ。脚色は当然あるものの実話モノとしてもこれより面白い映画は今のところないです。 [DVD(字幕)] 9点(2011-09-01 04:41:19) |
10. デスペラード
最高にかっこいい、シビれる。ギターケースから銃を取り出したり発砲したりミサイル撃つとか発想が凄い。恐れ入る。天才すぎる。ミサイルの人のポーズとかもう最高。何て言うかもうあれはちょっと感動した。正直、中盤がかなりダれるけどあのシーンだけでもこの映画は評価できる。 [DVD(字幕)] 9点(2009-09-02 07:37:20) |
11. 打ち上げ花火、下から見るか? 横から見るか?(1993)<TVM>
これこそ邦画と言える良い映画でした。特にコレと言って何かがあるわけじゃないんです。小学生という生き物、小学生のあの夏の思い出ってやつをただただ描いてるだけです。ですからつまらんって言う人も多いでしょう。でも俺はこの映画が感じさせてくれる切なさ、懐かしさといったものがたまらなく好きです。いかにも日本らしい田舎、日本の夏という季節、そしてその夏に開かれる祭り、出店・・・これらがこの映画を観てる少しの間だけ日々の喧騒を忘れさせてくれ、誰にでもあった小学生時代の思い出に少しだけ耽ることが出来ます。海外には決してない日本だけの持ち味があふれていました。不満があるとすれば元のTVシリーズ通り、あくまでもAとBの2つの話という事にしとけば良かったのにと思いました。別にそうしたって全く差し支えありませんし。ただまあ妄想と言うわりにはifストーリーが丁寧すぎますしキメエの一言で片付けちゃうのも勿体ないですので、そこは柔軟に、あくまでもAとB2つの話だったと頭の中で整理しておきましょう。 [DVD(邦画)] 9点(2009-06-20 08:10:13)(良:1票) |
12. フォー・ルームス
1話、2話はちょっと馬鹿馬鹿しい下らなさに少しクスッときます・・・がオチもなく何となく消化不良なまま終わってしまうんです。これじゃあ到底満足することなどはできません。そんな事を思いながら始まるのが第3話、これがなかなかテンポよく進みキレイにオチもつき素直に笑えるわりと正統派なコメディでした。これでグイッと引き込まれる。これを観てつまらないと思った人も3話だけは多少なりとも素直に笑えたと思います。んで最後の4話が始まるのですがこれがいつも通りのタランティーノ映画なんですよね、ウダウダと本筋に関係ない話をしたりやっと本筋に入っても長い長い。面白いけどコメディじゃあなくないか・・・?なんて思ってたらあのオチ。おい、さっきまでの長ったらしい説明は何だったんだw人を選びますね。っていうかタランティーのは何を撮らせても人を選ぶモノを作りますね。 程よいコメディ映画を観させて頂きました。オムニバス形式ではありますが1つの作品としてよく完成された映画だと思います。ティム・ロスも見事でした。 [DVD(字幕)] 9点(2009-04-23 05:40:58) |
13. フロム・ダスク・ティル・ドーン
《ネタバレ》 タランティーノかロドリゲス好きなら楽しめるであろう最高のB級馬鹿映画。前半はなんだったの?っと突っ込みたくなるぐらいぐらい全く関係ない展開が唐突に何の予告もなしに始まります。一応衝撃の展開があるというのは知っていたのですが前半が本当に普通のクライム・ムービーだったのでしっかり驚かされました。ヴァンパイアとくればこの設定だろ・・・ってものを役者に真面目に語らせしっかり守ってるのが笑えます。意外とホラー的な描写もしっかり描いてるのももう笑える。流石と言うべきか本気でB級映画を作ってますね。「面白さ」というものを追及した映画だと思います。 イかした音楽も最高です。 前半に騙されがちですがそんなに気張って真面目に観てはいけません。リラックスしながらコーラでも片手にポップコーンやスナックっを食べながらアハハと笑いながら観てください。 [DVD(字幕)] 9点(2009-04-21 04:12:57) |
14. 遠い空の向こうに
「夢?なにソレ食えんの?」などと10代のくせに冷めた心を持ってる事を少し反省しました(笑) 実話ものってことで全体的に話が急ぎ足でイマイチ盛り上がりに欠けているかもしれませんが、そういうものを求めてこの映画を観てはいけません。夢を追い続けるすべての人に1度ぐらいは観て欲しいです。運命は決まっているものじゃない、自分で切り開くものです・・しかし自分の思い通りに切り開くためには強い信念とそれ相応の努力をせねばならんのです。逆境のなかでも決して諦めずに仲間達と共に自分の夢を追い続け運命を切り開く・・・そんなことする気がしないし出来ない(おまけに努力が嫌いな)俺には彼らの人生、青春が少しだけ羨ましかったです。後味も良く気分良く観終われました。それと原題の「OCTOBER SKY」→「Rocket Boys」となるアナグラムの原題も良いですが邦題もなかなか良いと思います。DVDがもう廃盤でオークションぐらいでしかゲットできない状況が残念です。 [DVD(字幕)] 9点(2007-09-14 19:39:55) |
15. もののけ姫
《ネタバレ》 これが世界に誇りを持って見せる事の出来る日本のアニメなのか・・・と観た後感慨に耽りました。アシタカは理想の人間でエボシの姿こそが我々の姿というわけです。ラスト、エボシがこれからもう1度やり直そうとタタラ場の人たちに言うシーンがありますが、あれは観ている我々にも言っているような気がしてならない。ラストの心地よい余韻からエンドロールが流れるまでの一時が考える時間を与えてくれます・・・・なんて解説は個人的には結構どうでも良くてあの舞台が好きなんですよね。良いじゃない、森、癒されるじゃない、森。 [地上波(邦画)] 9点(2007-01-23 20:46:37) |
16. 羊たちの沈黙
アンソニー・ホプキンス、レクター博士に畏敬の念を感じてしまいます。続編の評価は悪いですがこのシリーズを観ていくごとにレクター博士の狂気っぷりが身に沁みます。レクター博士に助言を求めバッファロー・ビルを追い詰めるアイディアも素晴らしい。バッファロー・ビルは「悪魔のいけにえ」で有名なエドワード・ゲインが元ネタとの事で、こいつも本当はもっと狂気的で存在感のあるキャラに感じたはずなのですが、彼の存在感を薄くしてしまうほどレクター博士の存在感が強すぎました。 [DVD(字幕)] 9点(2007-01-18 01:07:05) |
17. 告発
セリフの1つ1つに重みがありあます。特にヘンリーのセリフは印象に残ってるものが多かったです。 [DVD(字幕)] 9点(2006-12-31 18:33:30) |
18. トゥルーマン・ショー
オチ知っちゃったから長いこと敬遠してたけど見ておくもんだなあ。生きるとは?自由とは?度が過ぎたメディアへの警鐘。コメディと銘打ってはいるけど扱ってるテーマは重く重厚で笑えない。アイディアが凄いわあ。 [DVD(字幕)] 8点(2012-10-03 15:34:19) |
19. 海の上のピアニスト
これはファンタジーですね。面白いかどうかと聞かれたら微妙、でもそんなこと考えず良い音楽をBGMにある男の、まるでおとぎ話のような生涯を感じる。そんな音楽みたいな映画。嫌いじゃないです。 [DVD(字幕)] 8点(2012-09-14 06:09:40) |
20. 真実の行方
《ネタバレ》 この前とあるドラマでこれの丸パクリのものがあったんですよ。しかしどうもあれは面白くなかった。オチが今となってはありがちだからなあ…とか自分を納得させたのですがそうではなかった。これもオチは途中で何となく気付きましたが最後まで観られたのは雰囲気と話の運びが面白いのと、それからエドワード・ノートンの名演技のおかげですね。エドワード・ノートンのためだけに一見する価値あり。まあ日本のドラマとちゃんと金かけて作ってるアメリカ映画を比較するのも酷というものですが同じ話でも役者や脚本次第でこうも差が出てくるのは面白いですね。 [DVD(字幕)] 8点(2012-09-14 03:33:52) |