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 > 鱗歌 さんの口コミ一覧。130ページ目
鱗歌さんの口コミ一覧[この方をお気に入り登録する

プロフィール
コメント数 3865
性別 男性
年齢 53歳

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2581.  アイス・ロード
映画でCGが使われること自体に文句を言う気もないし、そんな事言ってたらもはや映画が成立しなくなっちゃうんだけど、それにしてもこの映画の最初の方の爆発事故の場面、あのダンプトラックが転落するところ。何とかならなかったんですかねえ。もうこの時点でゲンナリしてしまう。 そりゃ、何が起きたかわからんような画面を見せられるくらいなら、はい、トラックが落ちましたよ、と見せてくれる方が良心的ではありますが、しかし。どうも画面が弱い。CGじゃなくホンモノのトラック(ミニチュアでもいいかもしれない)を落として撮影するとなれば、どうやって「見せる」か、もっと本気で考えるんじゃなかろうか? この作品、この場面に限らず、どうも「オハナシ」の方に意識が行き過ぎている気がします。割れそうな氷の上をトレーラーで突っ走る。残された時間はわずか。という設定があって、そこに色々と事件を盛り込む。逆に言うと、色々と事件を盛り込んだから、もうこれだけで充分に面白い映画ができるはずだ、と思ってませんか? テンポよく見せよう、ということなんでしょうが、引っかかりが無さすぎるのもどうかと。トラブルがあれば、そこからの復旧もある訳で。横転したトレーラーを、あんな少人数で、あんな手際よく起こせるもんなんでしょうか。どうせスタッフ総がかりでやったんでしょ、とツッコミたくなってしまう。手間取る作業を描くのだって一つの見せ場、それに手間取れば手間取るほど、残された時間は少なくなっていく。 全体的に押し並べて、描写を端折り過ぎてて、色々盛り込んだ割には単調。もったいない、と思うんですけどねえ。 二手に分かれた一行を、並行して描く、というのも、上手くハマればスリリングですが、この作品ではいかにも図式的で、盛り上がりに寄与しません。 とか何とか、文句ばかり言ってるのですが、それでも何でも、トレーラー、カッコいいなあ、と。トレーラーでカーチェイス。いやスピード感は無いですけど、でもカッコいい。満足(それなりに)。
[インターネット(字幕)] 6点(2023-12-24 17:17:35)
2582.  アクアマン
この映画を楽しもうと思ったらやっぱり、「んなアホな」とか思っちゃったら、負けですよねえ。ましてや「見てるこちら側の方が恥ずかしくなる」なんて思うのはもう、論外です。 という訳で、すみません、どうやら私は負けました。。。  こういう荒唐無稽の極みみたいな映画を、作り手がアホらしいと思わずに(思ってるのかもしれないけれど)ノリノリで作ってるんだから、見る側も置いて行かれないようにノリノリでついていくべき、なんでしょうが、内容がここまでトリップしてしまっていると、もしかしてシラフで見るべきではなかったのかな、とか。 そんな感じの、まあ、楽しい映画です。 陸上でイチャイチャしている普通のシーンの方に、なんとなくホッとしてしまうのですが、それでも何でも、地球の表面の7割は海ですから、やっぱり戦いの舞台は海底へ。 ヴェルヌが「海底二万里」で描いた海底世界のイメージに一番近いのは、実はコレなんじゃないか、という気もします。
[インターネット(字幕)] 6点(2023-12-17 17:00:48)
2583.  バリー・シール/アメリカをはめた男
実在の人物に取材した映画、ってことなんですが、まあどうにも、胡散臭い、ウソ臭い。当時の社会情勢などが作中にそのまま取り入れられ、何ならもっとリアリティを感じても良さそうなところが、かえってそれが胡散臭かったりして。しかしこうやって見ると、当時の情勢そのものが、いかにも胡散臭い時代だったんだな、と。 この作品、なんとなく、お伽噺のテイストですね。一種のホラ吹き男爵譚。これを、演じてる本人も、見ている我々も、違和感なく演じられるのは、やっぱりこの人しかいないでしょう。と言う訳で、「トム・クルーズ/アメリカがハマってしまった男」。これはバリー・シールなる人物を描いた作品なのか、それともバリー・シールを楽しそうに演じるトム・クルーズを描いた映画なのか。見てると、パイロット役が演じられるだけでもうどんな役でもOK、楽しくて仕方なかったのでは?と思えてきます。 という軽いノリ。 そういう、ウソかホントかよくわからんエピソードが次々に並べられて(大筋ではホントなんだろうけど・・・もはやどっちでもいい)、まとまったストーリーらしいものもなく、それが短いショットの連続で紙芝居のように描かれます。テンポがいい、のは確かですが、味気無くもあったりして、「今のシーンはあともう少しだけ、カメラを長く回してもらえたら」などとも思っちゃう。だけど、満足する前に敢えて止める、というのも、一つの節度、とは言えるのかも。 とか言うようなことを、これといって考えていなさそうに「見える」ところが、この作品の特徴でしょうか。 クルマが爆発するシーンとか、あるいは爆発しないシーンとか。いいですよね。
[インターネット(字幕)] 6点(2023-11-25 06:08:20)
2584.  るろうに剣心 最終章 The Beginning
ひたすら派手なアクションを突き詰めた『The Final』と比較すると、アクションは抑え気味で、そりゃ基本的に、地味よりは派手な方が私も好きではあるのですが、どっちかというと『The Beginning』の方が、良かったかな、と。 やっぱり、しっとりしたシーンがあってこそ、アクションも映える訳で。このシリーズ、どっちかというと細かいカットを積み重ねたアクションシーンが多用されガチャガチャした印象がある中で、主人公と沖田総司が対決するシーンなどでは比較的長回しで見せたり。メリハリがあります。 映画の中に何度も現れる「炎」が、物語を締めくくる。 しかし、有村架純は確かに美人ではあるのですが、そのまんま過ぎるというか。無色透明で、どうも印象が弱いんです。
[地上波(邦画)] 6点(2023-11-18 06:48:23)
2585.  砦のガンベルト 《ネタバレ》 
冒頭、何やら取り調べみたいなことをやっていて、そこから映画の舞台は過去へ。ラストでまた冒頭シーンに戻って物語の輪が閉じる。こういう構成はおおむね、テッパンだと思うんですが、この作品はそれがいささか、あからさまで、ちょっとあざとい、というより何だかドン臭い印象が漂います。この冒頭からの流れで、早くも心配に。 スゴ腕だが、どこか陰のあるガンマンが主人公、というのも王道感がありますが、この作品、どっちかというと、実は周りの人たちの方が、暗い過去がある。砦の嫌われ者(?)の大佐の悲惨な過去が語られ、翌日、大佐が突っ伏した机の上には銃と、倒れたグラス、そして血らしきものが。スワ、一大事か。しかし部下(我らがボーグナイン!)が声をかけるとおもむろに大佐は二日酔いらしき頭を起こし、部下が体を引くとそこには机の上のブランデーの瓶が、という趣向・・・こういう演出って、どういうセンス、どういうノリなんでしょうかね。わからん。昨夜の悲惨な話の口直しに、ちょっとユーモアを挟んでみた、ということなんでしょうが、、、 で、舞台となっている砦は、先住民に取り囲まれ、やがて戦いへ。こういう立て籠もりシチュエーションも、魅力的、なはずなんですけどねー。砦の中が舞台ということで、スタジオ撮影。いや、スタジオで撮るなというつもりは無いですが、やっぱり程度問題、というのもあって、何となく味気ない。砦の中の光景は、もう少し印象的なものであって欲しい。 という訳で、いろいろ物足りないように感じていたのですが、それでも、クライマックスの夜襲シーンになると、炎の照り返しの中で繰り広げられる死闘がやたら雰囲気を盛り上げ、ちょっと「え?」という描写もありますが、なかなか見応えのあるクライマックスとなっております。エピローグに相当するシーンで唐突にThe Endと出てくるのも、悪くない。
[CS・衛星(字幕)] 6点(2023-10-14 06:03:48)
2586.  15時17分、パリ行き 《ネタバレ》 
映画を撮るたびに何かとホメられるイーストウッド。そんなにオレの事をホメるんなら、今回のコレはどうだっ。 と言う訳でもないんでしょうが(いや、わからんが)、さすがにちと、面食らいます。なぜ、こういう作品を、こういう風に作ったのか。謎です。 実際に起きた事件に取材した作品で、演じてるのも役者としては素人の本人。事件から間もなくと言ってよいタイミングで作られてて、ほとんど単なる思い付きと勢いで作っちゃったんじゃ?と思ってしまうけど、確かに、本人が演じるんなら、あまり事件から年月が経ってから製作する訳にもいかず、まあ、そういうもんかな、と。 で、本人が演じると何か良いことがあるのか?と思ってしまうけど、まあ、本人が演じてるんだから、ウソは無いんでしょ、きっと。←いや、これはあまりアテにならんけど、映画なんだから、どうだっていいことかも知れぬ。 それにしてもワカランのが、あのお馴染みの「This is not a drill. (これは訓練ではない)」という館内放送、結局、一種の誤報だったのか、それともやっぱり実は訓練だったのか。いや、それが一番どうでもいいことか。でも気になるなあ。 主人公たちの幼少期からが描かれて、どうやら少々変わり種のヒトたちみたいで、↑上記の騒ぎでも上官の指示を聞かずにスタンドプレーに走り、このまま何も危難に遭わなければ単なる困ったヒトでしかなかったかもしれないけれど、人生、色んなことが起こる訳で、この跳ねっ返り精神が英雄的行為へと繋がり、さらには大統領から表彰されたり、天下のイーストウッド映画に出演したり。 何なら、この「本人役で映画主演」までの物語を、映画にしてもよかったんじゃない?  何だかサラッと撮ってる感じで、うーむ、これもまたイーストウッド映画なのか、と戸惑いつつ、その一方、主人公たちが旅行先でオネーチャンをナンパ(?)して仲良くなっちゃうと、ちゃんとカメラがオネーチャンの表情を追いかけて美人に撮ってたりすると、ああこれはきっとエロ親父の指示による撮り方なんだろう、などとも想像したり。 だから何なんだ。いいけどさ。 で、いよいよ事件に遭遇、日常がここで一変する訳ですが、映画の前半に予告的にこの事件のくだりを挿入したのが、正解だったかどうか。変な既視感(いや実際に一度見せられてるんだけど)があって、いささか妙な印象を受けました。 もちろんここが作品のハイライトになるところ、見せ場。しかしあまりタメと言ったものが無いせいか、どこか淡々とした感じもあり、しかしこれが実際の事件、ということなのか。。。 不思議な映画、ですかねえ。これ。
[インターネット(字幕)] 6点(2023-10-07 04:27:21)
2587.  デビルクエスト 《ネタバレ》 
最初の方の合戦シーン、背景がいかにも書き割り然としたやる気無さそうなCGだもんで(これは火星かどこかの光景か?)、こういうのが続いたら困るなあ、と思ってたのですが、映画の主部に入るとそういうこともなく、雰囲気は出ておりました。 ペストが蔓延する中世を舞台に、魔女の疑いがかけられている女性を護送していくオハナシ。その苦難の行脚を描いていくのが、すみません個人的にこういうの嫌いじゃないんで。と言って、じゃあ他にこの路線のどういう映画が「嫌いじゃない」んだよ、と言われると、すみません特に思いつかないのですが(笑)。 なんかあの、落ちそうなボロ吊り橋を馬車で渡っていく場面なんか、いいじゃないですか。『恐怖の報酬(リメイク版)』みたいで。やっぱり吊り橋映画にハズレ無しですね。いやだから、他にどういう映画があるっての。 主人公は映画出まくり大忙しのニコラス・ケイジ、十字軍の騎士の役で、かつて兵士ではない市民の女性を殺してしまった暗い過去を持っている、らしいのですが、その設定、もう少しうまく生かせなかったものか、という気はいたします。この過去が、護送中の女性(結構、美人。ですが魔女感を出しまくりで怪しさ満点)との関係にももう少し影を落とすはず、なんですが、ちと微妙。 それより、魔女裁判なんてやったらアカンでしょ、というのが前提にあって、だからこの護送中の女性がいかに怪しくても、何かその疑いを覆すような意外な真相があるのでは、と期待するのですが、これが見事に裏切られる。ほぼ、そのまんまの展開(むしろさらに悪い事態と言ってよいかも?)。身も蓋もありません。 意外な真相なんてものを、求めすぎなんですね、きっと。こういう展開でいいんでしょう、きっと。 にしても、なあ。 ラストは悪魔とバトル。ほぼプロレスです。まあ、人間より若干強い、ぐらいですかね。悪魔なのに。
[インターネット(字幕)] 6点(2023-09-23 09:53:43)
2588.  新・網走番外地 嵐呼ぶダンプ仁義
『新~』も含めての、網走番外地シリーズ最終作。思えば、刑務所シーンで敵対する相手も、かつては、いかにも粗暴そうな悪役顔の安部徹だったのが、いまや狡猾そうな経済ヤクザ風の風格を見せる小池朝雄へ。隔世の感があり・・・という程でもないでかすね。『新~』になってやや製作ペースが落ちたとは言え、シリーズ開始からまだ7年ほど。そもそも主演の健さんが、見た目、大して変わってない。いや、最後まで変わらなかったのが健さんという人、という気もしますが。 最終作、と言う訳で、それなりにマンネリ感もあり、勿論シリーズものですから、マンネリ上等!ではあるのですが、一方で「健さんしばり」「網走番外地しばり」というものも感じてしまうのは、タイトルを見てもわかるように、『トラック野郎』まであと一歩、のところまで来てるんですよね。ダンプトラックのカーチェイスはあるし、モナリザお京みたいなキャラまで登場するし。 しかし主演は健さん、監督は降旗康男。やっぱり菅原文太&鈴木則文とは、描く世界が違いますわな。違うんだけど、でも、トラックチェイスをクライマックスに持ってくりゃいいものを、やっぱり、殴り込みをかけてドスを振り回す展開に持ち込んでしまう、任侠映画しばり。 網走番外地は比較的、テキトーで自由度が高いシリーズだったはず、なんですけどねえ。冒頭の刑務所シーンで健さん自身が『昭和残侠伝 死んで貰います』(だと思う。間違ってたらごめん)を見ている、なんていう悪ノリには、その片鱗が。だけど本作、全体的にはマンネリ感が悪い方に出て、悪ノリかどうかはともかく、もう一つノレない印象。ちょっとダメかなあ、と思っていたら、マンネリ感の積み重ねでやっぱり最後は盛り上がってしまう。ダイナマイトでの襲撃といった派手なアクションも見どころ。丹波哲郎の温存も、ありがちと言えばありがちだけど、それでも、待ってました!と言いたくなる。 やっぱり、マンネリ上等、なんですよね。
[インターネット(邦画)] 6点(2023-09-23 05:40:31)
2589.  ジャンパー 《ネタバレ》 
テレポーテーション能力を身につけた若者が、何者かに命を狙われる。もうホントに、それだけ、の映画でして、その割り切りには好感が持てます。もちろん、登場人物が沢山出てきて、エピソードが複雑に絡みあって・・・という映画も大歓迎ですが、そういうのを作れもしないのに無理に作ろうとするくらいなら(失礼)、いっそこうやって、ただただテレポーテーションしまくる事に徹するのも、悪くないです。 この主人公、特殊能力を持ってはいるものの、それをロクなことに使っていない。この能力をどう使うか、という方向にも話は膨らまないし、膨らませない。 生き別れた母親も登場するけれど、かつストーリー上、それなりに重要なキャラのような気もするけれど、やたら印象薄くって。涙の再会なんぞどこ吹く風、サバサバしてます。 ついでに言うと、主人公がガールフレンドの母親と再会する場面もありますが、このシーンなんて、まともにこの母親の表情を映しもしない。もう、どうでもいいんですね。いかにして、物語を膨らませないか、脱線させないか。88分という短い尺を、ひたすら走り抜ける。 ひたすら繰り返す、空間移動。意味も無く東京にまで飛んできて、東京ロケを敢行したり。その他その他、いったい一本の映画に、どれだけの光景を詰めこもうというのやら。 と言うわけで、いや何かこの映画オモロイなあ、と思いながら見てはいたのですが。しかし、アクションシーンが雑なのか何なのか、イマイチわかりづらい。そこにさらに空間移動が重なって、正直、何が何やら、画面に集中し切れず。こういうハチャメチャな映画を作ろうという意気込みには頭が下がりますが、映像で惹きつけようという映画のその映像が、「見にくい」というのは、ちと痛い。
[インターネット(字幕)] 6点(2023-09-10 17:15:26)(良:1票)
2590.  クラッシャージョウ
見た感じの印象はあくまで旧来のリミテッドアニメの枠内の作品、ですが、メカの立体的な動きや人物の細かい仕草を取り入れ、製作者の意気込みを感じることができます。 ただ、申し訳ないけど内容はかなり薄く(ごめんね)、いかにも「キャラ立ちした4人組に会話させときゃ何とかなるでしょ」みたいな感じ。それが三文小説風の魅力と言えばそうなのかもしれないけれど、それにしては作品が大作めいているのが、なんとも不釣り合い。 ドタバタしてる割に起伏が少なく、長すぎ。でも、スターウォーズだって結局は、同じようなノリ、なんですよねえ。
[CS・衛星(邦画)] 6点(2023-07-22 07:49:32)
2591.  日本侠客伝 絶縁状
古風なタイトルですが、意外にこれが、現代劇。頂上作戦の頃でしょうかね。 主演はもちろん高倉健ですが、出演者クレジットのトメが藤山寛美。まあ、要するに、アレです、寛美さんが松竹新喜劇をクビになった不遇の時代・・・いや、復帰後にあたるのかな? 小島慶四郎も参戦して、東映でミニ新喜劇を繰り広げてます。 冒頭、主人公が刑務所で親分に面会する会話シーンからいきなり、マキノ監督らしいというか、カットを割りまくってますが、寛美さんの屋台前でのやりとりのシーンなどでもカットを割りまくると、ちょっとギクシャクしてくる。寛美さんが箸を持ったまましゃべってるのですが、カットが切り替わると明らかに箸の持ち方が変わってたりして、やっぱり映画俳優の方がこういうのは慣れてるのかな、とか。 内容が近代的になると、悪役も人相の悪い極悪オヤジではなく、いかにもクールで狡猾なイメージとなり、やっぱりここは渡辺文雄の出番です。このズル賢さを連想ゲームでも活かせていたら・・・。 いかにも好漢の主人公に、陰湿な悪役、一方ではユーモアも振りまいて、悪くない陣営だと思うのですが、今ひとつノレないというのが正直なところ。寛美さんはどうしても映画では浮いてしまうし、いくら健さんが好漢とは言え、正業を始めるやいきなり好調らしいのも、ちょっと安直に感じたり。 ラストの殴り込みまで、一通りは楽しめるものの、変化球的な作品の割に、全体的な印象としてはやや薄いように思います。
[インターネット(邦画)] 6点(2023-06-24 09:19:26)
2592.  新・網走番外地 流人岬の血斗
冒頭に由利徹の前口上みたいなのがあって、健さんが素で笑ってるっぽく、なんだか楽しそう。と思いきやそのまま物語に突入し、決して楽しくはないここは塀の中。 今回のタイトルは「流人岬の血斗」で、どんなとんでもない場所かと思ったらこれが、看板に偽り大いにあり。網走から健さんが移送された先の刑務所は、囚人たちを信用して開放的な環境で更生を図ろうという、ヒューマニズム溢れる環境。それを支えるヒューマニズム親父が、志村喬。いい人、かつ信念の人。要するにちょっと面倒くさい人(?)。 で、監督が、降旗康男。と聞けば、映画がこういう路線になっているのも何となく、納得。火災をきっかけに知り合った母子との交流が描かれたりして。 舞台は海辺、とくれば、夕日を取り入れたシーンが印象的だったり。 そういう抒情性だけではなく、アクションも気合いが入っていて、トラックが横転炎上、なんていうシーンはちょっとしたスペクタクル。クライマックスのキャバレーへの殴り込みでは、階段も使った立体的なアクション。 正直、中盤やや妙な展開に感じる部分もあるのですが、見どころは多い作品です。
[インターネット(邦画)] 6点(2023-06-10 08:58:02)
2593.  クワイエット・プレイス
静寂を守らないとモンスターに襲われる、という設定が、意欲的ではあります。手話を交えた会話は最小限に絞り、俳優たちの表情、そして静寂の不気味さで物語を描く。我々も自ずと、映画の中における「音」に敏感になり、そこに生まれる緊張感。 ってなところではあるのですが。 そうは言っても、やっぱり難しい設定ではあると思います。「音を立てちゃダメ」となると、やっぱり「にも関わらず音を立ててしまった」という禁則破りこそがサスペンスのスタートとなるところ。あるいは『ドント・ブリーズ』のように、「音を立てるのを待ち構える相手」というものを画面で見せつけるところをスタートとするか。しかるに、この『クワイエット・プレイス』では、音を立てたら即死、なもんで、基本的に「それでも音を立ててしまう」というサスペンス上の行為に対し、物語上の制約がかかってしまう。しかも、モンスターはどこからともなく急に襲い掛かってくるもんで、「だんだん迫ってくる」風のサスペンスにもなかなか繋がらず、これも制約として感じられてどうもまどろっこしい。もっとも、この点に関しては、無闇にモンスターの姿を画面に出さない、という別の魅力に繋がっているとも言えるし、映画後半は姿を露わにしたモンスターがジワジワ迫ってくるタイプの描写も取り入れられているけれども・・・。 実際に聴覚に障碍のある女性が娘役を演じている、というのがここではおそらく、いい方向に出ていて、普通に幅広くオーディションなんかしたら、こういう素朴で、しかし独特の雰囲気の娘役は生まれなかったんじゃなかろうか、と思えてきます。制約がうまく働く場合もあるのです、たぶん。 しかし、この主人公家族の、親子関係の描き方って、こんなもんでよかったんでしょうか? ちょっと踏み込みが足りない気もします。かつて起きたある事件により、関係がギクシャクしている(あるいは本人がそう思い込んでいる)、というのはもっと鮮明に描かれていてもよいと思うし、それでこそ、クライマックスで互いに離れ離れになった家族が何とか集まろうとする姿にも繋がってくると思うんですが。静寂というルールが家族関係の描写に対して制約になったのであれば残念ですが、それとて、工夫の余地はもう少しありそうな気が。 言葉より表情で描く。それは悪くないと思うけれど、それを補強するエピソードがもう少し欲しくなるし、それより何よりこれは恐怖映画なのだから(少なくとも、恐怖映画として面白くなりうる映画なのだから)、俳優の表情ばかりでなく、まずこの、不気味な森、と言うヤツを、画面上にしっかりと出して欲しかったなあ。
[インターネット(字幕)] 6点(2023-05-02 08:06:35)
2594.  網走番外地 悪への挑戦 《ネタバレ》 
高倉健が主演で、アラカンの鬼寅さんも出てくるもんで、確かに一応はコレ、「網走番外地」には違いないんでしょうけれど、それにしてもまた随分極端な路線変更。今回はほとんど、スクールウォーズです。熱血健さんと、尖ったナイフのごとき、若き谷隊長(@たけし城)との、心の交流。 さすがにストーリー上、さいぶ無理があるなあ、と思いながら見るのもまたオツなものですが、それにしてもちょっと無理が。変に義兄弟になったりするもんだから、あーたぶん谷隊長、この後どっかで殺されるんだろうなーと誰しも思うのですが、こんなあっけなく殺されるとは。映画途中からやや影が薄くなってしまってたので、死んでもあまりインパクトが。 スクールウォーズ路線から、ハードボイルド風味を漂わせつつ、ラストはしっかり任侠路線になって、かなりノリノリにドスを振り回す健さん。無理はあるけれど、イロイロ楽しめたから、まあ、いいかな、と。
[インターネット(邦画)] 6点(2023-04-16 17:04:41)
2595.  遠い太鼓
まるで、アフリカの奥地を探検して原住民と戦う、みたいなノリの映画ですが、舞台はアフリカではなくってフロリダ。秘境感はやや薄いけど、ワニはいるわ、毒蛇はいるわで、一応、冒険チックに盛り上げます。西部劇ならぬ、南部劇、といったところでしょうか。 映画前半、30~40分くらいでほぼ任務は完了。あとは帰るだけ、なんですが、そこに先住民やらワニワニやらが襲い掛かってくる。これがまあ、正直、さほど盛り上がらないんですけどね。ワニワニに襲われる場面の叫び声が、後にさまざまな作品に流用されて、この作品を有名にしているらしい、のですが、むしろこの場面におけるヒロインのおマヌケな叫び声の方にこそ、私は軍配を上げたいなあ。 作品全般にわたって、劇伴の音楽(マックス・スタイナー)が過剰に鳴り響き、これもあまり感心しないのですが、終盤の先住民との戦いで、劇伴が止み、先住民の太鼓の音だけが響いてくるのは、これは効果的でした。 あとは、水中撮影の活用なんかが、目を引きますかねえ。
[CS・衛星(字幕)] 6点(2023-04-16 16:31:18)
2596.  アーノルド・シュワルツェネッガーの鋼鉄の男 《ネタバレ》 
このシュワちゃんという人はこれまで、映画の中でさまざまな敵と戦ってきた訳ですが、このドキュメンタリ作品に出てくる彼のライバルたちこそ、最強最大の相手、のように思われてきます。 映画開始から、筋肉、筋肉、また筋肉。体の隅々まで怒張しまくった、全身デカマラ状態のこのライバルたちの、非常識なまでに凄まじい肉体を目の当たりにすると、あのいつもニコニコシュワちゃんが彼らに勝てそうな気は、まったくして来なくなります。。。が、ある意味、彼の本当のピークの時期を映像に捉えたのがこの作品。我々になじみのある80年代のシュワは、もはや彼の余生と言ってよいのかも。後の映画スター時代以上にニコニコしながら、最強の肉体美で(「美」かどうかはもはやよくわからんが)しっかり優勝をかっさらってしまう。優勝を争っているのが3人しかいないというこの状況がよくわからんと言えばわからんけど、まあ、ボディビル界における全世界の頂点、なんでしょう。見れば納得の、この肉体。 ムキムキと、実際に音を立てていそうな筋肉パフォーマンス。非現実感すら感じさせ、どこかユーモラスでもあるのですが、裏では苦痛に耐え続けた壮絶なトレーニングがそれを支えている。どうしてここまでやるのか、何が彼らを支えているのか、どうして他のことにこの情熱を向けられないのか(?)。そのアンバランスさが、不思議な感動に繋がります。人間が到達できる限界の世界、常人が理解できるかできないか紙一重の世界。 肉牛の品評会みたいにも見えてきますが・・・
[インターネット(字幕)] 6点(2023-04-01 03:12:05)(良:1票)
2597.  底抜け大学教授
「ハイド博士とジキル氏」、ってなところでしょうか。見るからにダメダメな大学教授がナゾの薬を開発し、こいつを飲んだらキザなスーパースターに化けてしまう。 薬品でもって何になるかはさておき、路線としては、悪魔の毒々モンスターにも繋がるものがありますが、これはさすがにジェリー・ルイスの責任では無いと思う。 作品のチープな印象は拭い難いですが、ジェリー・ルイスの芸達者ぶりが楽しい作品、後のドリフコントあたりへの影響もしっかり感じることができます。 バカバカしい一方で、変身シーンのおどろおどろしい感じはしっかりホラーテイスト。やっぱり、マッドサイエンティストものにハズレはないですよねー(???) 「ジョーズ」ことリチャード・キールがちょっとだけ登場。
[CS・衛星(字幕)] 6点(2023-02-19 10:10:15)
2598.  ルパン三世 THE FIRST
『カリオストロの城』で、ルパンが鯉の滝登りみたいに流水の中を逆行して泳ぐ、世にもアホらしく世にも素晴らしい、お馴染みのシーンがありますけれども、そのくらいのこと、フルCGのルパンにできぬワケがない、とばかりに、ここでも空中を泳いでみせる。これを見てニヤリとするには、いささか露骨過ぎた演出だったかもしれませんが、ここは皆さん、ニヤリとしておこうではありませんか。 CGだからいくらでも自由に体を動かせそうなもんですが、ルパンがあまり首を動かさず、窮屈そうにノッソリとした所作を見せる場面があり、こういうのもアニメのルパンのイメージから来てるのかなあ、とか。 とりあえず、楽しく見させていただきました。けど、フルCGの威力というものを感じられたかと言うと、どうですかねえ。たまにはこういうのもいいかな、くらいで。
[地上波(邦画)] 6点(2023-01-28 19:27:46)
2599.  記憶にございません!
総理大臣が「サラメシ」で、官房長官が「美の壺」ですか。これぞ、NHK党ならぬ、NHK内閣ですな。 ロッキード事件以来、お馴染みのこの「記憶にございません」というフレーズ。何が記憶に無い、だよ、記憶喪失じゃあるまいし、というツッコミもこれまで陰に陽に、何度も繰り返されてきただろうけれど、それをそのまんま物語の軸としてコメディにしちゃう、というのが、意外な盲点でした。なるほど、その手があったか。 総理が演説中に狙われる、という設定が、今となっては単純に笑い飛ばしづらい微妙なものがあるのですが、基本的には、政治家がこうやって茶化され、それが笑いになっているうちが健全なのかな、という気もいたします。おエラい政治家の方々が庶民とはかけ離れたムズカシイ話をしているからこそ、パロディも成立するのであって、国政がこの映画で描かれてるレベルだと本気で受け取る人ばかりになってしまっては、本来の可笑しさは伝わらない訳で。残念ながら世の中、その「伝わらない」方向にどんどん向かってしまっている気がするのですが・・・。 三谷幸喜はやっぱり舞台のヒト、ということなんでしょうか、脚本に色々と仕掛けを仕込んでおいて、あとは芸達者な役者さんたちが悪乗り気味に演技を繰り広げて笑いをとる。中盤に何度か長回しのシーンがあって、一種のコント仕立てのようになってるのもそういう表れ、なんでしょうけれど、やるならやるで、もっと徹底して長回しをキメて欲しかったかな、とも。多少なりともカメラがギクシャクしてしまうと、それだけでそのシーンが変に狭苦しく感じてしまう。 小ネタを入れて膨らませるのも、やや過剰なセリフを入れるのも、サービス精神の表れではあるでしょうが、やり過ぎるのも考えもの。単純にサービス精神なのか、それともスキ間があると不安になってネタで埋めてしまいたくなる性分なんですかね。場合によっては、ツラいけど削ぎ落すことも必要。全体的に、作品が間延びしてしまった印象も。 ま、でも、やっぱり、、、憎めないねえ。 テレビ越しの斉藤由貴のツッコミは、ナイスでした。
[地上波(邦画)] 6点(2022-10-10 11:29:13)
2600.  ポリスアカデミー
かつてTBS系列で放送されていた月曜ロードショー、曜日が移動して20~22時という気色の悪い時間帯になった途端、このポリスアカデミーシリーズばかりを狂ったように放送していた、という印象があって。実際には他の映画もたくさん放送していた(だから多分、金曜ロードSHOWにおけるジブリ作品ほどではなかったと思う)のですが。ほぼ惰性で放送されてるような状態で、我々にも「見ない」という選択肢はあったはず、にも関わらず惰性で見続けて、正直、どれが何作目か、よくわからん。でもシャロン・ストーンが4作目というのは何故か覚えてる。 そのシリーズの記念すべきか記念せざるべきか、とにかくその第1作。いくら作品ごとの区別がつかないと言っても、さすがに1作目は、随分久しぶりに見たけど、そうそう、これだよね、と。しかも残念ながら、意外にオモシロい(笑)。 まあ、ショートギャグ集みたいな作品ですからね。それなりに楽しめちゃいます。 80年代らしい、と言えばこのシリーズほど80年代らしい作品も無いのでは。というのが、当時10代だった私の印象。
[CS・衛星(字幕)] 6点(2022-09-25 17:16:59)
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