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えすえふさんの口コミ一覧[この方をお気に入り登録する

プロフィール
コメント数 549
性別 男性
ホームページ https://twitter.com/sf0O7
自己紹介 筋肉アクションやSFなどに目が無いです。

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261.  バードマン あるいは(無知がもたらす予期せぬ奇跡) 《ネタバレ》 
​酔うっ! 長台詞に超長回し、現実か妄想かもわからない世界。どんどんプレッシャーとストレスに押し潰されていく様がとにかく鬼気迫り。それはマジで自分の目の前で起こっているようにも見える。 ヒーロー映画を皮肉ったメタ的な台詞や演出、難解なラストなど映像的にもストーリー的にも飽きさせない作品でした。 …ただまぁこんなに褒められていると「何故?」と思ってしまうところはあるのも事実。正直テンポは良くないし、ギャグなのかなんなのかわからないシーンはめちゃくちゃ多い。にしても音楽めちゃくちゃカッコいいですね。コレだけで映画館で見たかったと思わせる力があります。
[DVD(吹替)] 6点(2017-07-27 01:58:32)
262.  ベイマックス 《ネタバレ》 
​これマーベルコミック原作なんですね。 日本ではそこも伏せた形でプロモーションされるとは恐れ入りました。癒しロボット路線はある意味あっているような、違うような。 とにかく映像とテンポは当然の如く面白く、ワクワクとさせてくれます。 特に日本でロスのような街並みは見ごたえたっぷりですね。あの街の作り込みには恐れ入ります。 そして違和感のあった序盤の闇ロボバトルや犯人を殺そうとする行き過ぎた行動などディズニーらしくない主人公の意外な行動は、その後メイキングという種明かし(本来隠してないんだけど)でマーベル原作って言われたらそりゃ納得です。 にしても理系の友達連中が行きなりパワースーツを付けただけで強くなるのはちょっと飛ばしすぎな気がしますね。 全体的にスピードが速くタメの少ないアッサリとした作りですが、それでも濃く楽しめる面白い作品でした。
[ブルーレイ(吹替)] 6点(2017-07-21 01:04:58)
263.  ライフ(2017) 《ネタバレ》 
​想像以上のスピードで進化を遂げる地球外生命体はパワーと知性を持ったスゴイ奴。 そんな奴を相手にする人間達のデスマッチは思った以上に人間やられっぱなし。あいつにゃ弱点も無いし隔離するしか無い!あわよくば宇宙空間へ放り出そう! 奴の姿は養分となる肉や水といったお食事で大きくなっていく。最初は小さくてピラピラだった奴も話が進んでいくにつれて奇想天外な姿に…はならず、クラゲとイカを合体させたような意外性の無い姿に。普通すぎるっ!性能は『もちろんご覧の通り』と言わんばかりの攻撃しかしないのでやっぱり意外性もなにも無い。 そんな奴でも大層恐ろしい展開で惨たらしくヒューマン達を餌食にしていくに違いない…と思ったら宇宙生物のクセにレーティングを気にしているのか驚くくらいマイルドに殺していく。おかげで恐ろしさも半減、みんな静かにリタイアしていく。コラッ!真田を当たり前のように殴るな! 後半は奴の位置がリアルタイムでわかってしまうという緊張感もクソも皆無な展開になり、おかげで最後の最後にある絶望感も微妙な感じに。 宇宙ステーションを舞台にしているせいかゼログラビティの雰囲気を持ったモンスターパニックものでしたが惜しい点ばかりが目立つ作品でした。
[映画館(字幕)] 4点(2017-07-15 01:12:59)
264.  学校の怪談3 《ネタバレ》 
これが金子式学校の怪談! 第三弾は旧校舎ではなく現校舎、そして自分たちの街…。 古い校舎も怖いが、やっぱり現校舎もなにか言い知れない恐怖って言うものはあるもんで、 いつもは人が沢山いる学校も人がいなくなると不気味に広い空間が結構怖かったりする。先生が隙間とかになにかいるような気がするのもそんな感じだろう。 監督が金子修介に変わった事で雰囲気はガラリと変化。皆勤賞のテケテケの登場はいいのだが、ちょっとホラー演出に気合が入りすぎている気がしなくもない。 特に両親や警察が襲ってくるシーンは現実で一番信頼している大人たちが偽物で、刃物を持って追っかけてくるなんて考えるだけでも恐ろしい。なにかトラウマでも植え付ける気なのか。塾の講師は最初から嫌な大人で怖いが、さらに恐ろしくなるというギミックも相当恐怖だ。グギッ!グギィッ! ただやっぱり1や2に比べるとそこまで個性的で有名な妖怪が出てこないのが残念。コピー紙の巨人とかなかなか良いんですけどね。 そして子供たちはというと、これが前2作に比べるとド直球にラブラブな連中が2組もいてなかなかに微笑ましい。そして義理の兄弟となる弟と妹との信頼の形成もなかなか良かった。特に兄と弟との信頼は最後の最後結ばれて本当に良かったと感じるものです。 鏡の世界ということで文字が反転しているだけでも十分異世界な演出がされているのもさすがです。 ただ幽霊であるタイチと妖怪たちとの関係が言葉だけでしか説明されなかったのはちょっと勿体ないような気がしなくもない。 ラストは転校。最後どこか切ない気持ちにさせられながらも気持ちよく終わるのも本シリーズの良いところですね。 やっぱりこのシリーズはいいなぁ。
[DVD(邦画)] 6点(2017-07-12 03:16:20)
265.  ハウス/HOUSE(1977) 《ネタバレ》 
女子高生たちがやってきたおばちゃまのお屋敷は人食い屋敷! とにかく不思議な構成となんでもありな演出、見てる側を飽きさせない謎の小ネタに奇抜な特撮と合成。そしてシュールすぎて逆に怖いホラー演出。 次から次へ怒濤のようにやってくる現実なのか夢なのかわからない展開がとにかくワクワクします。 ホラー映画としてみたらユルいし、コメディとしてみたらシュールすぎる。でもその独特な雰囲気がとにかく面白い。 見所はやはりピアノに飲まれるシーン。怖い!やたらグロい!というか狂ってるよこの映画! そして作品のテンションがMAXに達する家が水没していくシーンも素晴らしいですね。どんどん屋敷が本性を見せて行く展開がたまりません。 水没したガリのメガネを蚊取り線香のブタがかけているというシーンはくだらなすぎて最高です。 そしてこのユルいホラーで特撮な作りは後の「学校の怪談」シリーズにだいぶ影響を与えてますね。 一貫したシュールな世界観とホラー表現がとにかく不思議な一本ですね。
[DVD(邦画)] 6点(2017-07-12 00:31:33)
266.  トーマス・クラウン・アフェアー 《ネタバレ》 
驚異の二つの顔を持つ男とそれを追う敏腕保険会社の女!その死闘!見ないわけにはいかない! 悪逆非道なピアース・ブロスナンの罠から君は脱出できるのか!? …とかそんな展開を予想していたから?いや裏切られても良いのだが、こんなタル〜い展開が続くとは…。 お互いの懐を探り合う駆け引きがあるのかと思いきや、会ってはイチャイチャ、会ってはイチャイチャ、たまに喧嘩といった具合でなんともラブストーリーな作り。 ミステリーとラブストーリーの融合なのでしょうがラブに偏りすぎてミステリーのテンポ的にはとても悪くなっています。 結局最後まで愛し合っているのか探り合っているのかわからない二人になんとも辟易。 ピアース・ブロスナンもカッコいいオッサン役なのでしょうかつかみ所が無さ過ぎて一体なにがしたいのかわからなかったです。 でも終盤絵画を返還するシーンのマグリットのオマージュは面白かったです。音楽も軽くオシャレでいいんですよね。
[インターネット(吹替)] 4点(2017-07-08 12:22:28)
267.  おじいちゃんはデブゴン 《ネタバレ》 
おじいちゃんだけどデブゴン!認知症だけどデブゴン!老いには勝てないデブゴン! ご近所の娘さんは母は出て行き、父はろくでなし。でも近所のデブゴンおじいちゃんだけには心を開いてくれる。 そんなろくでなしの父親が引き起こした自業自得な災難が回り回ってやってくる事になろうとは…って回ってこないぞ。 開始すぐさま少女がさらわれてコマンドーばりに大暴れするのかと思いきや、どちらかというと過去の悲劇に捕われた老人が、認知症で記憶が消えて行く中今度こそ守るべきものを守り過去から解放されていくというお話でした。少女との交流のシーンが多く、アクションシーンはたまにあってもすぐに終わってしまう…いつになったらデブゴンは大暴れするのか…。 それは最後20分頃に突然起こる。正直ここのシーンだけに全エネルギーを使ったような作品でした。カット割りが激しくて見るのは疲れますが十分サモハンの強さが迸ります。特にロシア三人組を一人ずつやっつけていくシーンはイカしますね!迫力あります! そう、これも少女のため、彼女はこの地下カジノに捕われているのだ…って違うんかい!!!! まさかボケ老人の勘違いがマフィアを撲滅してしまうとは…って友達の家に泊まるなら連絡の一つくらい入れなさい! にしてもサモハン監督、今回はかなり音楽の使い方がケレン味があって面白かったです。ロシア人が出るたびにズーン!ズーン!と流れるところが特に。 最後のシーンはちょっと切なく、でもハッピーエンドで気持ちよく終われました。エンドロールに出てくる人たちの顛末は別に必要ないと思いますが。 正直作りは粗いですが、老いたデブゴンが頑張る姿に勇気が出る一本です。
[映画館(字幕)] 5点(2017-07-06 22:01:31)(良:2票)
268.  花戦さ 《ネタバレ》 
​よくもやってくれたな豊臣秀吉!こうなったら花戦さだ!フラワーウォーズ開戦だ! まぁそんなテンションの作品ではないのですが、なかなか変わったモチーフの時代劇。 登場する花の美しさはやはり凄いのは当然と言えば当然なのですが良いモノですね。 今回の野村萬斎は笑いと悲しみを併せ持つ様相はまるでジムキャリーのよう。佐藤浩市演じる利休もオーラがありました。二人のかかわり合いは非常に見ていて気持ちよかったです。主人公の茶会でのアイディアも面白いです。 ですがちょっと間延びするシーンも多く、二時間がちょっと長く感じます。特に蓮とのシーンが後半になるまで意味がよくわからないシーンなのが辛いです。 主人公の顔を忘れやすい欠点も後半はあまり意味の無いものになってしまっていたのが残念。 にしても後半の主人公への追い込み方が凄いですね、あんなに殺すのは利休一人かと思っていたのでびっくり。問答無用に殺しまくりですな。 最後、豊臣秀吉との対決ですが、枝が折れるシーンは信長を召喚したような気がして良かったのですが、回想なども多くちょっとクドく感じてしまいました。利休の言葉を行った後、茶碗まで出すのはちょっとやり過ぎな感じもしますね。 ラストなぜか蓮だけ生きているというシーンもなんだか取って付けたような救済要素のような感じがして正直悩まされます。 花のシーンは素晴らしいのですが、どうしても大筋のストーリーのバランスが悪いように思える作品でした。 ちなみに佐々木蔵之介の前田利家はカッコ良かったです。ヒゲがステキ。
[映画館(邦画)] 5点(2017-07-05 23:45:39)(良:1票)
269.  ヴィデオドローム 《ネタバレ》 
奴こそ新人類ビデオ人間!俺はビデオデッキだぜ!サムライドリーム!!! う〜んシュールで独特な世界。結局洗脳された男が復讐するまでという内容なんだろうけれど、ストーリーはよくわからず。 でもビジュアル的には銃と手が一体化したり、テレビに鞭を打ったりとシュールながら特撮が面白かったです。 にしてもコンピューターではなく視覚オンリーであるビデオ(しかもβ!)という着眼点や、そしてデジタルと肉体の一体化というところになにかSF的なものを感じますね。 ただ僕にはちょっとよくわからないオチでした。
[インターネット(字幕)] 5点(2017-07-01 18:26:55)
270.  ポッピンQ 《ネタバレ》 
変身!ダンス!冒険! おじゃ魔女やプリキュアシリーズの『東堂いづみ』印ということで変身アクションあり、ダンスシーンありで要所要所多作品との共通点があるオリジナル劇場アニメ。 しかし本作の主人公たちの設定は卒業間近の中三という事で朝のアニメよりかは対象年齢を高めているような気がする。 『卒業』をキーワードに新たなステージに悩み苦しみながらも、己に向き合い、未来に向けて走り出せ…というまぁ文字や言葉にするとどうしても陳腐に見えるけれど、それをまっすぐにやりきった作品だと思える。まぁちょっと急ぎ足だし、かなり説明が多いような気がするけど。 5人の団結とネガティブ面からの脱出は、掘り下げれば面白くなりそうだけど、思ったよりあっさりしているのが残念で、結局センターポジションの女の子以外の迷いと成長がよくわからないまま良くなっているようにも見えてしまいました。まぁここに尺を使うのもアレな話ですが。 アニメーションとしてはのレベルやビジュアルはやっぱりレベルも高いし、女の子も可愛いし、チームワークを駆使したバトルシーンはなかなかの見応えだし、情報を可視化出来るという能力もありそうで無かったのでビジュアル的に面白かったです。そしてダンスシーンはさすが東映アニメーションなだけに良く出来ている…でも、この世の鍵を握るのが凡庸に聞こえるトランスっぽい現代ダンスミュージックってが勿体ない。もっと本作の雰囲気にあわせた作りに出来なかったのかと思ってしまう。 そして終盤、ラスボス的な奴が主人公に見せた「やがてくる現実」というものがただ年老いて行くというのも陳腐な感じであった。リアリティある現実のどうしようもない虚無感や未来への失望感みたいなものが描写されてくるのかと身構えていたのでちょっと肩すかしでした。 …とまぁ良いところと勿体ないところが混在する本作ですが、着地点はとても気持ちよく終わる事が出来ました。 …って続きあるんかい!なんだコレ本編よりおもしろそうじゃん!何かシリーズかにする予定なのでしょうか。とにかく今後が気になりますね。
[DVD(邦画)] 6点(2017-07-01 09:37:18)
271.  ミッション:8ミニッツ 《ネタバレ》 
​気付いたら俺は列車の中。残された時間は8分。何度もゲームのように失敗と死を繰り返す。 最近よくある「ループもの」だけど、やっぱり作りが丁寧な作品は新鮮に面白いし、誰が爆弾犯なのか自分で細かな所を探ってしまうのも楽しい。 ただ思っていた以上に真相を掴むのが早く、アッサリしていて推理もあまり無かったのが残念。爆弾がそんな簡単に解除できるのはちょっとなぁ。 でも本作の推進力は8分間の間にある基地のオペレーター達とのやりとり。狭く薄暗い部屋の中で主人公の正体をしるのも謎が謎を呼び面白い。 犯人と自分自身。二つの謎を上手く絡ませていく進行は面白かったです。にしてもこの邦題のテンションと内容があまりにも違っていてなんともかんとも。 ラストの爆破を未然に防ぐシーンは痛快そのもの。そして死ぬはずだった人達が皆笑顔で笑い、助けたい女性とキスをするシーンはジンときますね。 最近よくある題材で、これでもかと気持ちの良いラストで締めくくられるのは最近の映画では逆に珍しいですね。
[ブルーレイ(吹替)] 6点(2017-06-24 12:15:04)
272.  イコライザー 《ネタバレ》 
​悪党に名乗る名はない。そう、奴は平和と正義の使者。 奴の目に見過ごせない悪があるのなら徹底的な正義の鉄槌が下される。銃も持たずに敵陣へ切り込み死体の山を築いていく、彼の立ち回りはまるで忍者。手際が良い所の話ではない。仕事が早い。頭もキレる、決して証拠は残さない、決めたらブレない迷わない。その目は全てを見通し完全必殺を敢行する。強い。強すぎる!そして完全なる平和を望む者!その凄まじさと彼の語る正義への深い信念こそがその強さの源なのか!? 次々と必殺術で敵を倒し、次々と巨大マフィアの柱を軽々と崩していく様はまさに痛快!サミュエルの強さにもちゃんと説得力がありまし、敵役のマートンもイカれたベテラン殺し屋っぷりを遺憾なく発揮してくれました。ただ二人の直接対決が意外とあっさり決着がついちゃったのが残念かな。むしろ後半はサミュエルに押されっぱなしでだいぶ序盤の勢いが無くて小物と化してるのが悔やまれます。ホームセンターでの兵隊の数ももう少し多くてもいい気はしましたね。どうみても強すぎる相手に対してあの量は少なすぎます。にしても自由にDIY武器が作れるホームセンターでの戦いはわくわくしますね。最高です。 本作は真っ直ぐと正義と平和を語る影のヒーローを描いた超映画でした。素晴らしかったです。
[ブルーレイ(吹替)] 7点(2017-06-18 15:43:00)
273.  G-SAVIOUR<TVM> 《ネタバレ》 
​これが実写ガンダムだ! プレステでも実写の太いシャアが登場するゲームがあったけれど、コチラは完全新作!海外との共同制作で作られたインターナショナルなガンダムだ! 存在は知っていたのですが、時代が進むにつれて存在感は薄くなり、黒歴史のような気もするだいぶ怪しい作品ですが、一体どのようなモノなのか気になって鑑賞しました…まぁ、凄い作品でした。 ストーリーは良くも悪くも腐敗した連邦のような政府と戦っていくガンダムっぽいストーリーになってはいるのですが、登場人物たちの行動はどれも先のリスクを1ミリも考えない行動をするクレイジーな連中ばかり。 主人公マークは捕らえた科学者と当たり前のように行動を共にし、恋人を巻き込み、他の女を好きになっちゃう凄まじくゲスな野郎。 更に主人公の恋人ミミは己の感情のままに敵味方を裏切りまくるエキセントリックな性格で、最後には笑いながら爆死する凄まじいキャラクターでした。 敵は敵でどれも私利私欲しか考えない深みの無い悪役ばかりです。 話の展開も設定説明が多いせいかテンポが悪く、それでいて面白く無いのが残念です。食料問題という切り口は良いのですけどね。 一番凄かったのは連邦の進行を食い止めるため、MSはあるけど兵隊がいないからという理由で戦った事すら無い人々をMSに乗せて戦わせるシーン。それでいいのか。 そして見せ場であるCGによるMS戦は全体的に動きにキレがなく、モッサリしており、カッコよくないです。Gセイバーのビジュアルのカッコ良さすら上滑りしています。 ドラマパートも未来的な雰囲気は皆無で非常に安っぽい作り。ハンガーにあるMSなども全てCGで作られているのですが、これなら特撮でガンプラ置いた方が良いと思うくらい完全に背景から浮いてしまっています。 …とまぁ悪いところを挙げるとキリがない本作。まさかここまでの出来とは思いませんでした。 しかし実写ガンダムという挑戦はとても素晴らしい事だと思いますので、是非また違う形で作って頂きたいです。
[DVD(吹替)] 3点(2017-06-15 10:25:50)
274.  ホワイトアウト(2000) 《ネタバレ》 
​雪が轟々と吹きすさぶ山奥にテロリストが占拠。人質もダムも俺たちのものだ! それに一人で立ち向かうはマクレーン…ではなく織田裕二。 そう、これは織田裕二版ダイハード。彼は日本のブルース・ウィリスになったのだ! 映画のスケールも大きくアクションも満載。かなり気合いが入っていますね。 しかも主人公は立ちはだかる敵を次々と殺していく、最近の邦画には無いアメリカンなアクション洋画を意識した作りは面白いです。 それに織田裕二は日本人、しかも一般人。銃を持った事すらない人間が銃を扱えていく様が結構細かく描かれているのが良いですね。 ストーリーも敵の中でも二転三転状況が変わったりと、刻々と変化する状況が見ていてとてもハラハラします。 しかしこの映画、外の景色はどこも白いので織田裕二のいる場所や位置がわかりにくく、吹雪の中をゴロゴロ進んでいくシーンが多いのが残念です。 当時かなりプロモーションされた映画だけあって、かなり気合いの入った和製アクション映画でした。ただやっぱり二時間は長く感じます。 ラスト自分的好きだったシーンは一度も織田裕二と松嶋菜々子が言葉をかわさなかったところですね。なかなかヒーロー感がありました。
[DVD(邦画)] 5点(2017-06-10 12:56:23)
275.  機動戦士ガンダム 逆襲のシャア 《ネタバレ》 
なんて密度と質量を持った作品だろう その戦場に様々な事情でいる者達の人間模様はやたら複雑で感情的。 ついに極まった所まで行ってしまった地球連邦の腐敗はシャアに小惑星アクシズを落とす隙を与え、自らを滅ぼす方向へと進んでしまった。 アムロとブライトが率いるロンドベルはなんとか落下を阻止しようとするのだが、その熱い攻防はやはり何度観ても面白い。 …と、宇宙空間での激しい戦闘の連戦とあっけなく命が散って行く様をこれでもかと見せてくれるが、それ以上に見せてくれるのがアムロとシャアを中心としたネジ曲がった人間関係。 特にクェスという女の子はその中でも映画そのものを掻き乱す存在なのだが、親に恵まれず、不幸なまでの敏感さが生み出してしまった情緒不安定で反抗的な「ニュータイプの負の面」がこれでもかと描写される。自分の居所がわからないまま彷徨い続けた末に迎えてしまった悲劇的な運命は本作のチャプターはシャアやアムロの戦い以上に印象的だ。 シャアとアムロの戦いは地球存亡を賭けた正義と悪にも見えるが、個人同士の極限の意地の張り合いにも見える。シャアの溜まりに溜まった怒りがアクシズに変わり、地球に落とそうとするのをなんとかアムロが受け止めようとする。こんな役を任されたアムロはたまったもんじゃないですね。 今回3度目か4度目だったのですが、富野監督の独特な台詞回しと、二時間の中にぶち込まれた密度の濃い内容は何度観ても疲れますし、面白いです。
[DVD(邦画)] 7点(2017-06-07 09:02:17)
276.  メッセージ 《ネタバレ》 
​まるでバベルの塔を逆行するようだ。人類は再度共通の言葉を得て、結束する。 娘を亡くした主人公の前に現れたのは未知の物体。未知の生物。未知の言語。面会室のようなところで行われる対話は本当にありそうな工程で進み、彼らの来訪の目的に驚く。人間さんも結構買われてるんじゃないですか!遠い未来の話だけど。 好奇心を駆り立てられるお話なのですが、なんともスローテンポで回想もどんどん多くなるのでちょっとダレるのはしょうがないのかな。 そのゆっくりとした時間の進み方、そしてなにもない草原に浮かぶ石?のマグリッドのシュルレアリスム絵画を彷彿とさせる美しい構図の映像、そして重低音が響く音楽が緊張感と独特の静かな雰囲気を醸し出しています。 ラストシーンになるにつれ主人公にある変化が徐々に現れるシーンには結構驚きましたし、未知の彼らの体験している世界の一片を味わう事が出来ました。大層なCGが無くても不思議な体験は作れるのである。おぉこれぞ不思議!これぞSF! 落ち着いた淡々とした雰囲気、重低音が入り交じる音楽。後味はちょっと切ない、硬派なSFでした。 音響はさすがアカデミー賞と言うべきもので鑑賞は是非劇場で。
[映画館(字幕)] 6点(2017-06-05 17:05:01)
277.  トム・ヤム・クン! 《ネタバレ》 
トニー・ジャーの怒りが今爆発する!ゾウを大切にしない愚か者は骨をへし折って、顔面に高速膝蹴りをぶち込んでくれる! とにかく主人公には悲劇だ。家族を一気に失った彼の失意は計り知れない。その怒りが彼をこれでもかと強くさせる。 一体なぜあんなに強いのかよくわからないがトニー・ジャーとにかく強い。ボコボコにされても立ち上がる。怒りのパワーだ。 だけれどストーリーは正直微妙だ。よくわからない警察とマフィアの癒着と暗殺。マフィア内でもゴタゴタがあるが正直あんまり意味はない。 とにかくゾウを助け出すという道筋だけでよかったような気がするけど、でもそんな細かいところはトニー・ジャーのアクションの前では無意味っ! キレッキレの怒濤のアクション、怒濤の強敵との連戦バトル、何十人とあろう人数との壮絶な組手。そして増えるマッチョな大男。マッハと同じくスタントもCGもワイヤーも無い壮絶なアクションは恐ろしいほど痛快だ。特に見所は中盤の塔を昇りながら戦って行く超長回しのバトルシーン。トニー・ジャーも凄いけど、この映画も十分凄い。 ストーリーは悲劇的でスカッとする要素は正直少ないですが、壮絶なアクションを連続して拝める脅威の映画でした。
[DVD(吹替)] 6点(2017-05-28 11:25:38)(良:1票)
278.  トレーニング デイ 《ネタバレ》 
アメリカの底の底…観てみたいけど怖くてみれない…。 いやいや、さぁど真ん中へようこそ…。 ヘラヘラとした新米刑事を待っていたのはトレーニングでもテストでもない、アメリカ地獄巡り一日コース。 デンゼルワシントンがデキる顔して案内してくれるのは行っちゃ行けないヤバいところ。 もうなんでもありの捜査。勿論真面目ちゃんには刺激が強すぎる。俺にも強すぎる。 だけどここは地獄の釜の底。そういう奴が必要だ。これがココのやり方。それで守って来た秩序、平和。 …って行き過ぎだよ。汚職って言葉がとっても奇麗な言葉に聞こえるくらいヘドロにまみれた神父のような格好のデンゼルのやり方にヒリヒリしっぱなし。 それにつき合わされる正直者イーサンの行動にもちょっとヘキヘキ。だけど彼もココのやり方に従って行くのだろうか…と思いきやだんだんやる事がエスカレート。 しまいにゃバカ正直者(イーサン)も邪魔になって消そうとするデンゼル。だけどアイツはラッキーだった。あとキレやすい。 終盤地獄を堪能したイーサンの「ぶっ殺してやる…!」という目はもうたまりませんね。最高です。 ですがラストのオチはちょっとあっけない。デンゼルも出来るベテランみたいに装っていたけど結局最後は自分の事でヘラヘラしているのがなんともかんとも。 あっけない。正義の悪党の最後はなんともあっけない。 そんなこんなで家に帰るまでが地獄です。イーサン一日お疲れさまでした。
[DVD(吹替)] 7点(2017-05-27 02:01:56)
279.  ゼロ・グラビティ 《ネタバレ》 
宇宙怖い…というより飛来物が怖い! とにかく映像の凄まじさと美しさには圧倒されるばかり、そして無音の衝撃がとにかく新鮮だ。 そして新たなる恐怖の提示、そりゃ俺にゃ縁の遠〜い宇宙飛行士の災難話。だけども怖い。そこは人は少ないし、地球からの助けもこない。 圧倒的な美しい地球と気が遠くなるほど続く宇宙の闇だけがある、そこに独りぼっちはもうどうしようもない恐怖しか無い。 それが怖くて今まで観てこなかったのだが勇気を振り絞り今回は鑑賞した。いや、これが面白いのなんのって! ジェットコースターの如く怒濤の展開がとにかく息をのむ!現代宇宙を舞台にした孤独な地球への帰還は地球ではあり得ない脅威の連続だ。 超高速でやってくる飛来物の恐ろしさのなんたる無慈悲な事か!それが音も無くやって来て、音も無く破壊して行く恐怖!たまりませんね。 そんでもって主人公ライアンは生き残ったベテラン飛行士とも分かれた後はこちらもドキドキの連続、こっちも宇宙に飲まれそうな気分にもなる。 先の読めない展開の連続は本当にドキドキのハラハラ。中盤主人公が諦めかけた時にすら奇跡の驚きで僕らを更に地球へ向かわせる。 90分と短い時間にこれでもかと濃縮された映像とストーリーは他の映画では味わえない恐怖とスリル。そして感動を与えてくれます。 地球最高!
[ブルーレイ(吹替)] 7点(2017-05-24 23:35:58)
280.  ガーディアンズ・オブ・ギャラクシー:リミックス 《ネタバレ》 
​ギラギラとサイケに彩られた銀河の物語は楽しく泣ける。 第二弾の良いところは速攻キャラクターをより掘り下げられる所。そんな訳ですぐさま連中のアレやコレやな無駄話にコントのようなエピソードが嬉しい。そして本作は前作以上に映像の演出が更に極端になり、他のMCU作品とは一線を画す世界だ。黄金の星人船団に、ヨンドゥの矢の残像、序盤の敵のサイケな息、そしてラストの花火色とりどりのネオンライトが眩しい映像部分がとにかくカッコいい。そして相変わらずな音楽は相変わらずノリノリだ。 お話はというとスターロードと家族事情。スターロードの真の親父はまさかの星そのものであり、真のろくでなし!そんでもってアベンジャーズ以上の危機!規模デカすぎ!そんな中助けてくれる仲間達こそ本当の家族であり、ヨンドゥこそ本物のスターロードの父親だった。スターロード側とロケット側に分かれたストーリーはテンポ良く気持ち良く観れて行きます。だけどエゴは最初から怪しさしかないし、敵だとわかるのが残念かな。 見所はほとんど全部と言っていいくらい見所だらけで困る。序盤の戦闘も、ロケットが一人で戦うシーンやヨンドゥの無双シーン、ラストバトルも、それにスタローン!!!銀河の海賊王スタローン!ビビったよ!あとパックマン! そんなこんなで前作以上に楽しく、面白い本作は僕にはたまらない一本でした!満足!ヨンドゥ!お前はメリーポピンズだよ!
[映画館(吹替)] 8点(2017-05-24 11:58:48)(良:1票)
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