301. 拳精
《ネタバレ》 あの歌。大学生の時に知ったのだけど、テレビ局がアフレコしてたとか。 遙か昔に近所のニイチャンがジャッキーチェンを録画したら見せてくれて、カンフーごっこをやったのを思い出す。ボッボボー、ボーーーとか懐かしい。ゆっくり手が動いてるのになぜかボーーーッと風きり音。 ツタヤでビデオを借りてきて楽しみに再見したら地味さにビビったりして酒の席で友人に聞いたらそういうことだった。 なんか他にも歌が入ってるヤツが有ったけど、なんだったっけな。 子供の時に見ておけば絶対面白い。 [地上波(吹替)] 7点(2012-02-19 00:27:06) |
302. ミスト
《ネタバレ》 面白かった。 この映画、虫みたいなヤツとか触手とか出てきた瞬間「待て待て、これじゃキングだろw」とか突っ込みまくったりした。ちなみに宇宙人とか出てきて最終的には全員死ぬか主人公だけが人類の生き残りになるとかやるんだろうなキングだったらさ、とかバカにしてみたりもした。そしたらホントにキング映画でやんの。 で、キングなのに中盤から様子がおかしい。なんかだんだんクリーチャーがどうでも良い立ち位置にどかされて、キモいおばちゃんが存在感を放つ。で、このおばちゃん、キリスト教とか宗派とか全然関係ないただのキチガイだったりする。いくつかのレビューに宗教とかキリスト教とかがテーマという記述があるが、宗教でもキリスト教とか全然無関係で、アメリカ人とかも関係ない。あんなアメリカ人見たことないわと思ったりした。映画で変人が出てくると何でも一般的なアメリカ像にしてしまうのはとても日本的だなと。アメリカ人がアメリカ人に見せるために作ってるんだからそんなわけ無いでしょ。 だけど、そういうことよりもこの映画を観ていて恐ろしかったのは、だんだんあの地震を思い出し始めたことだ。地震の後、原子炉が崩壊していた。この映画の絶望感とは比較にならない諦観が自分を押しつぶしてしまったのを思い出す。で、あの当時やはりあのおばちゃんのように、「何が何だかよくわからないインチキな知識で周囲を扇動し始める人」が現れた。あのおばちゃんは現実にいっぱい居た。 恐怖感が耐えられる限界値を上回ると、ああいう形で諦めを形にしてしまう人もいる。人間の本質ではないが、数割のそういった人が実在するのも事実だ。そういった人たちが諦めた人間同士でそのヒエラルキーを構築し始めるのは驚愕だった。そう言う意味でとてもリアルな映画だった。 で、ラストに今まで思っていた事へ剛速球で回答がくる。「なんか自衛隊とか米軍の方が強い様な気がするけどキングだし猛威ふるっちゃってるな」とぼんやり思っていた。そしたらホントに米軍が見事解決しちゃってる。そう言うエンディングか。あのキチガイおばちゃんが居なければ、こうならなかっただろうな。今だってそうだけど、その立場にそぐわないのに他人が生きるのを諦めさせようとする人間と、そうでない人間はいつでも戦っているんだ。 [DVD(字幕なし「原語」)] 7点(2012-01-03 21:18:19)(良:1票) |
303. タンポポ
《ネタバレ》 そこそこ。 話はすごく面白いけど、残念なのは間に入る意味不明な寸劇みたいなヤツ。アレ全然面白くない。しかも食とセックスを結びつけるとか不愉快かも。 やっぱり時代なんだろうか。四半世紀以上前のバブル期に制作された映像だし、深い意味とか考えちゃダメだろうなと思う。それでも、おいしいためだけの食事と、性欲を充足するだけのセックスとかどちらも高額な趣味でしかないこの寸劇、不快だな。 こんな物を入れるんだったらストーリーをきちんと作り込んで欲しかった。ちょっとくらいまずくても高くて珍味ならOK、そう言う時代のそう言う映画に感じてしまった。 でも、ラーメン食べたくなる。 [地上波(邦画)] 6点(2012-01-02 19:52:12) |
304. パラノーマル・アクティビティ
《ネタバレ》 そこそこ。すんげえ薄気味悪かった。 ただ台詞がモゾモゾと全く聞き取れなくて吹き替えで見たから元とは全然雰囲気が違うのかもしれない。 お約束である、アホな男がヤメロっつってんのに虎穴にいらずんばするという90分だが、わかっちゃ居るけど演出が気持ち悪い。前半のドアが動くとか音がするとか、良くできてた。 だけど、足跡とか具体的に何か壊すとか燃やすとか違う味わいの何かを入れてしまうと急に安心感が出てしまい残念。前半の自分にも起こったら的な怖さが消えて、彼らが死ぬのかどうかで怖がっていた。 スプラッターとか人間が一番怖い的な作り物とか、そういうのに興味が無いが薄気味悪い映画は好きだ。だから後半すごく残念。 [ブルーレイ(吹替)] 6点(2012-01-02 07:47:06) |
305. エンド・オブ・デイズ
《ネタバレ》 面白くない。 正直誰がターゲットなのかわからん。私はこの映画の客として想定されていなかったようだ。全く感情移入できなかった。 1999年に公開されたキリスト教がテーマの映画なのに、危機感が無い。せっかくの世紀末が台無し。 が、よく考えてみると世の中的にあまりシリアスに末世感を出し過ぎると、多くの人は見ている間にきっと心が折れてしまったろうと思う。偉そうな現実主義者を演じていたがあの年世界が終わるって真剣に信じていた同級生はいっぱい居た。テレビにもネットにもあふれてた。 そう考えると、テーマとかタイミングはすごく良かったのかもしれないが、シュワルツェネッガーの映画でやるべきじゃなかったんだろうと思う。 何となく1999年はそう言う映画が多かった印象がある。 [地上波(吹替)] 4点(2012-01-02 07:26:40) |
306. M:i:III
《ネタバレ》 オーソドックスの良さって言うのはあったと思う。 このシリーズは007より面白くってなんか悔しい感じがするんだ。 [地上波(吹替)] 6点(2011-12-30 03:25:36) |
307. ファーゴ
《ネタバレ》 この微妙な味わいがたまらない。 事実であるという嘘を冒頭に持ってくることで、何故かビシビシ電波を発し始めるキャラクターたちが、妙なリアリティをもって受け手に迫ってくる。 そんな訳ねーだろと言い切れないさじ加減はもはや抗しがたい魅力を持っていて、どうしようもないジレンマを最後まで捨てさせない。 こんな奴らどうなってもいいや的な気持ちとか、でもやっぱなんとかならないのかな的な気持ちが、どうでも良いようなそうでもないようなバランスで漂い続けるが、結局この話って娯楽なのか?っていう疑念がわいた頃にフッツリと終わってしまう。 壮大なユーモアなのか、悪趣味なのか、未完成品なのか。判然とさせないあたりも秀逸だったりする。 [ブルーレイ(字幕なし「原語」)] 7点(2011-12-30 03:18:19) |
308. 0:34 レイジ 34 フン
《ネタバレ》 クソだなぁ。 すがすがしいほど半製品。日常とか生活の裏側にある怖さをねらってんのかな。もうちょっと現実に即さないとそういう怖さが出てこないと思う。 で、作ってる人たち自身が途中でそれに気づいてしまったのか、怖さの対象を変な怪人にしちゃったような別の主題になっちゃってる。 結局いらない謎とか、現実世界に戻ったラストの、普通の人たちが主人公に一瞥も投げかけないとか、よその話がやりすぎな手法とかもうなんかこうやったら怖いリストをみんなで持ち寄りました的な作りが無念きわまりない。 スプラッターに頼るとかそういうところも良くない。 迷い無くつまらなかったといえる普通のC級映画だった。そういう意味では外してはいない。 [DVD(字幕なし「原語」)] 4点(2011-12-30 03:07:25) |
309. ラン・ローラ・ラン
《ネタバレ》 ちょっと面白かった。 雰囲気とか見せ方もわりかしかっこいいし、良作ではないかと。 話がちょっとちみっちゃい感じがするのが残念なところだけど、選択ごとに状況がかわるパターンを3つっていうのは面白かったなぁ。 最初のがホントで残りがifっていう解釈があることにちょっと新鮮みを感じた。昔のフランス映画みたいな哲学同人みたいな嘘くささとは違うアニメ的なウソクササがすき。 [DVD(字幕)] 7点(2011-12-30 02:56:01) |
310. スター・ウォーズ/ジェダイの復讐
《ネタバレ》 あ、あれか。 シルバニアファミリーかw納得した。思う様納得した。 これがなければハードSF映画の金字塔的なポジションになったのに。 なんだろうね、 良くできた脚本に、そう言う全く必要ないシーンをだらだら長時間入れるということを最初にやったSF大作映画だなきっと。縫いぐるみでも売りたかったのだろうか。 4と5も2回目以降はトイレに行かないとイライラして耐えきれなかった。公開初期は上映中なのにトイレも混んでたし、通路は座る場所無えし、下手に人が入ってるとマジ迷惑なんですよ。 この映画は見に来た多くの客にそう言う行動様式を作り上げた映画史でも特別な作品だ。 [地上波(吹替)] 5点(2011-10-10 20:03:51) |
311. スター・ウォーズ/ジェダイの復讐<特別篇>
《ネタバレ》 いや、そこそこ面白いんだけどさ。 無いでしょ。無い。 特撮ちょっと直したって無いモンはないでしょ。クマのぬいぐるみがギギーって大活躍する?帝国の逆襲のハードなSF観とかいったいどこ行っちゃったわけ? 最後も温いし。これを見終わったとき、いったいどんな壮絶な終わりが待ち受けているのかと絶望感いっぱいのwktkがフーンに変わったのを今でも覚えてる。 アッソウ良かったね。それ以上でも以下でもない、記憶に残らないお話だった。 それから、このレビューは1997年の特撮修正版だとおもうんだけど、当時アナキンっていう概念はなかったから何とかなったエンディングだった。 何人かの人が書いている2011年のBD版(数年前のテレビ放送向けのバージョンか?)のエンディングでは、ダースベーターがアナキンに役者ごと映像差し替えされていて、 「これはない。マジでこれはない」 と思った。 なんというか、作った人たちの作品に対する執着がなさ過ぎて驚いた。 [地上波(吹替)] 6点(2011-10-10 19:50:44) |
312. 96時間
《ネタバレ》 オモシレえ。たぶんリュックベッソンの映画の中で一番面白い。 ストーリーはセガール物と同じなんだけど、やっぱりアクションシーンが多くて満足感が高い。最近のセガール物は、アクションシーンのプロットに金をかけられない分スタントマン(これ重要)撮影の金銭的な限界が見えるのが惜しい。こちらは潤沢な資本で、マーシャルアーツのような難しい丁寧なやられぶりを演じる高級スタントマンをゴリゴリ使ってくる。 リーアムニーソンの技術には欠けるところがあるはずなのに、そう見えない武術演技指導には舌を巻いたりする。初期セガール作品のような興奮を得られるだろう。 そういうわけで、アクション映画としてはかなりの出来。細かい設定とかも割と良くできていて満足感が高い。ただ、無敵観の緩衝剤としていったん捕まるシーンがあるが、安易な脱出方法と殺されず無傷なのかという部分をどう忘れさせるかにややベッソン的な手癖が見える。この辺は同じシークエンスでもプロットはハリウッド有名監督の方が上手い。 [ブルーレイ(字幕なし「原語」)] 8点(2011-10-10 19:44:35) |
313. ポルターガイスト(1982)
《ネタバレ》 そこそこ。 ストーリーは良くできているが、やり方がいかにも80年代。 品質自体は高くも低くもないというところではないかと思う。 スピルバーグっぽい流れと、あくまでも家族で観て親が怖がる子供を見守る風景というか、そういう優しさがあふれているところが私は好き。良い映画か悪い映画かというと、良い映画だと思う。 小さいときこの映画を観ていた私は、怖くなって振り向くと両親が笑いを返してくれて、何度も安心した。そう言う作品を作れるのがハリウッドの優しさだろう。物語に大切なことっていうのは大仰さや高みばかりではない。志って言うのはどんな方向を示していてもまっすぐなことが大事なんだと思う。 [地上波(吹替)] 6点(2011-10-08 03:26:47)(良:1票) |
314. カリガリ博士
良くできてると思う。 絵的にも好きな感じだし、あまり文句もない。それにしても100年前から映画にもこういうオチって言うのがあるって言うことに感動。別に驚く事じゃないって言う人もいるかも知れないけど、これを映画フォーマットにはめ込もうとした当時の人も、これを目の当たりにした当時の人も存分に驚いたに違いない。 が、今の人が見て面白くはないだろう。時代背景とか、技術力とかを当時のことを考えなからしみじみと見るとこの映画とは関係のない感動がいくつも発見できるはずだ。 [DVD(字幕)] 6点(2011-10-07 23:59:07) |
315. マイ・ボディガード(2004)
《ネタバレ》 わりかし面白かったとは思うけど、2時間超える映画は相応の出来じゃないとなぁ・・・ 前半の問題提起は結構それらしく思えたんだけれど、後半飛躍しすぎ。 無理矢理変更でもさせられたんだろうか。 ラストはあれが良いと思うけど、そこに至るまでがどうも良い部分と変な部分が混在しすぎて悪い部分がただただ目立つ。 とにかくキャストが豪華なので、そこにグイグイ引っ張ってもらえたと思う。 あの国で汚職絡んでたら確認するまでもなく死んでる。数日後突然、交差点に全裸で手足が乱暴に切断された死体が丁寧に服を着せられて寝かされてて、その背中にレイプされたままの表情の生首が乗っかってる。そうでなければもっと酷い事をされてて死体なんか確認のしようがない。って位の想像する。誰でも。 この映画はその知識がないと見ても意味がわからないと思う。 [DVD(字幕なし「原語」)] 6点(2011-10-03 00:25:46) |
316. ぼくたちと駐在さんの700日戦争
面白いんじゃないでしょうか。良いと思う。続きがあっても良いかもしれません。 などと、簡単に他人の感想の尻馬に乗ってしまえるベタベタな良さと、知りもしない時代のノスタルジックな雰囲気が結構好きかもしれない。このさじ加減は結構巧妙で、リアルさをひけらかすようなところもなく潔さがあって良いと思う。 ハリウッド映画が、外国を舞台にした時代物のリアルさにそれほどこだわらないのだって同じようなものだ。欧米人が考えた日本の幕末を、タイ人やギリシャ人が見たらリアルかどうかなんてどうでもいいことだ。 この映画をこの時代ではない人が見たってどうせたいした区別がつく訳じゃない。文芸作品じゃないし、誰も注目しない部分に人的資源をつぎ込んでもおもしろさには影響しないところだ。それをやっても面白くもつまらなくもならないところ。文芸作品ならこだわるとこだけど。 何となくかつて存在した(様にみえるから不思議な)風景に、誰もが持ってるノスタルジー。なんかじわじわとどうでもいい妄想をできる。こういうベタベタで毒にも薬にもならないの大好き。 [地上波(邦画)] 6点(2011-10-03 00:09:13) |
317. ストリート・オブ・ファイヤー
懐かしいな。 子供の頃とか学生の時とか、テレビ東京でやってるとボーッと見てた記憶が。謎の末世観がどことなく漂う雰囲気はすごく魅力的だった。作り込みがすごく甘いから没入できないんだけど、この年代の良さって逆にそこにあるのかも。 次から次へと軽い映画が登場して見ては忘れていく。そういうサイクルって今となっては考えられないんだけど、時々突然変異的に濃い内容のものが混じってる。この映画がそうではないんだけど、名作を盛り上げる徒花的な切なさってあるかもしれない。 この映画見るとなんか切なくなるんだけど、この映画そのものじゃなくて当時のいろいろが影響するのかもしれない。80年代物は特にそう。 [地上波(吹替)] 6点(2011-09-27 02:54:42) |
318. ジュラシック・パーク
《ネタバレ》 ストーリーとか何のことはないが、特殊効果ですよ特殊効果。 ザマーミロと思った。CGだからだめとか言ってる人に言ってやった。93年にはすでにこのクオリティの作品はあった。 [ビデオ(字幕)] 8点(2011-09-26 00:07:31)(笑:1票) |
319. ピストルオペラ
すごい退屈だった。 意味とか無くても良いのかな。 そういうもんなんだろうか。 [映画館(邦画)] 1点(2011-09-25 04:53:17) |
320. ファイト・クラブ
《ネタバレ》 面白い。スゲエ面白い。 実は喧嘩を見に来たんじゃなくて、いかれた男に心酔したカルト集団だったっていうプロットが、全く関係ないストーリーで進んでいくのに破綻してないし(してるのかもしれないけど観てる間は気づかない)。 こういう悪意満載な映画は大好きだ。 [DVD(字幕)] 8点(2011-09-25 01:52:37) |