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飛鳥さんの口コミ一覧[この方をお気に入り登録する

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コメント数 1679
性別
自己紹介 今まで観た映画の記録を整理したくなり、レビュー開始。
物忘れが良いのでメモを残しておかないと、印象薄めのものは内容をすっかり忘れていたり、前に観た映画も初見かと思って後半にようやく気づくなんてことも。
備忘録を兼ねているので、ほとんどのレビューはネタバレで書いてます。

10 至高の殿堂入り
9 心に残る傑作 
8 もう一度観たい佳作
7 面白い
6 そこそこ面白い
5 普通
4 それほど面白くはない
3 面白くはないが見どころがなくはない
2 全然面白くない
1 酷い駄作
0 呆れ果ててもはやネタレベル

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【製作年 : 2010年代 抽出】 >> 製作年レビュー統計
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301.  らくごえいが 《ネタバレ》 
作ったのは東京芸術大学大学院映像研究科の学生。 古典落語の『ねずみ』『死神』『猿後家』を原作として、『ビフォーアフター』『ライフ・レート』『猿後家はつらいよ』の三編からなるオムニバス。 冒頭とラストには落語家へのインタビューがある。  『ビフォーアフター』は盛り上がりもなく特に印象に残らない。 『ライフ・レート』は世にも奇妙な物語風の作品。 『猿後家はつらいよ』は『ラヂオの時間』のように作者の意図から離れて作品がどんどんダメになっていくストーリー。 三編の中ではこの3話目が一番よかったかも。 原作の落語にとらわれずに大胆に構成し直していて、原案の『猿後家』は劇中劇で使われている。 ただ、『猿後家』である必要性がほとんど感じられないので、落語ファンには肩すかしだろう。  落語が原作にはなっているが、映画はそれとは完全に別物。 落語家のインタビューからは映画よりも落語に対する自負が強く感じられる。 この映画が成功か失敗かは、映画と落語を両方見てどちらが面白いか比べてみると答えが出るのでは?――立川志らくの言葉からも映画より落語のほうが優れているとの本音が滲み出ている。 個人的な感想をいえば、落語家の本心と同じで断然落語のほうに軍配を上げる。 それでも、否定的な感想も含めてインタビューを変に都合よく編集しなかった潔さは好感が持てる。 ただ、インタビュー部分はDVDの特典でよかったような…。  映画公開から半年以上経っても本サイトでは登録さえもなく、これが初レビューになるほどひっそりしていて、ほとんど知られていないようなマイナー作品としてはそれがまたごく自然に思われる。 ところが、某大手レビューサイトでは既に数十ものレビューが投稿されており、極端な賛否が激しく対立してレビュー批判のバトルのようになっているのが明らかに異様な感じ。 それを見ると、本サイトはまだずっと健全なようだ。
[DVD(邦画)] 3点(2014-04-18 00:48:02)
302.  偽りなき者 《ネタバレ》 
善意の勘違い人間が一番始末に終えない。 子どもの嘘を真に受けて、無実の男の人生や家族をメチャクチャにしてしまう。 特別なストーリーではなかったが、誰にでも起こりうることだけに身につまされる。 邦画では『それでも僕はやってない』に誰にでも起こりうる冤罪の恐ろしさを感じさせられたが、本作はさらにインパクトが強い。 誤った情報に扇動されて、その思い込みによる「正しい」信念に基づく攻撃的行為は、本人に悪意の自覚がないだけにタチが悪い。 園児を守ろうとした園長や園長に依頼された専門家が、ルーカスを犯人と決め付けていく過程がリアル。 専門家の誘導尋問にかかれば子どもの口から聞きたい答えを引き出すのは簡単だ。  ルーカスの冤罪が親友のテオの娘クララによって生じたことから、人間関係が一変してしまう。 親は子どもの言うことを信じるもの。 でも、子どもは嘘をつかないなんて幻想でしかない。 それでも遅まきながら、テオがボロボロになったルーカスの訴えに耳を傾けたのが救い。 ただ、一度思い込んでしまうとその考えに固執してしまう人もいる。 狩りの最中にルーカスを狙った銃口が憎悪の根深さを感じさせる。  真実は一つのはずだが、それを見極めるのは難しい。 ここでは性的虐待という濡れ衣を大人が着せられていたが、現実の世界では大人が性的虐待をしながら自己保身で否認しているケースの方が多いだろう。 だから、訴えられたほうがやっぱり疑われてしまう。 監視カメラが街中に設置される時代になったが、「神の目」のようにどこであろうと真実だけを映し出すカメラがあればいいのに。 この映画を観ると、そんなありえない空想を抱いてしまう。
[DVD(字幕)] 8点(2014-03-23 14:12:17)(良:2票)
303.  マネーボール 《ネタバレ》 
実話ベースなのでシオンビやデーモンなどスター選手のトレードの内幕を垣間見るようでおもしろい。 実際の映像も挿入されており、MLBファンなら見覚えのある場面も出てくる。  メジャーと日本のプロ野球との違いは知識として知っていたが、選手を商品として売り買いするドライスティックな交渉や監督とGMの関係など、映画でよりリアルに感じることができた。 GMが選手起用や現場にあれだけ口を挟めば、監督はさぞかしやりにくいだろう。 ビリー・ビーンがレッドソックスからの破格の条件の誘いを断っていたのは意外だった。  アスレチックスのような貧乏球団はスター選手がすぐに流出して地味なメンバーとなるので、地元民でなければ愛着がわきにくい。 どうしてもスター選手の集まる華やかな球団に関心が向いてしまうのは仕方ない。 ただ、これを観るとヤンキースが他球団から金にものを言わせて選手を強奪する「悪の帝国」と憎まれるのもわかる気はする。 第三者的にはヤンキースのほうが観ていておもしろいのだけど。 ドキュメンタリーにしても良さそうな内容だが、ドラマとしては格別なものではないのでMLBに関心のない人なら退屈するかもしれない。 逆に、詳しい人ならチーム編成の根幹となるセイバーメトリクスについてもう少し触れてほしいところで物足りない面があるかも。
[DVD(吹替)] 6点(2014-02-13 18:06:23)(良:1票)
304.  ジャンゴ 繋がれざる者 《ネタバレ》 
タランティーノらしい西部劇。 それぞれのキャラが立っていて、ディカプリオの悪役挑戦も見どころだが、黒人執事の憎々しさなんて見事。 一発当たるごとに血しぶきが飛ぶ生々しさで、バイオレンスシーンの迫力もさすが。 ただ、黒人の主人公にしびれるほどの魅力がない。 名作西部劇では主人公のカッコ良さに憧れたものだけど、それがないのは物足りない。 その代わり、殺された相棒のシュルツは魅力的だったけど。 シンプルな話なのに三時間近くの長尺にもかかわらず退屈しないエンターテイメント作品に仕上がっている。
[DVD(吹替)] 7点(2014-02-10 19:45:56)
305.  クラウド アトラス 《ネタバレ》 
時代の異なる六つのストーリーが並行して描かれるが、輪廻転生をテーマにしながらそれぞれのストーリーに因果応報のような関連性をあまり感じない。 なので、見終ってすっきりした感じはなく、一人何役もやっていることもあって混乱してしまった。 解説サイトを参照して整理がついたが、見直さないと一度きりでは六つのストーリーを全部把握するのは難しい。 奴隷解放に尽力した夫婦が、違う時代でもクローン解放に関わって恋愛関係に。 かと思えば、メインキャストのトム・ハンクスの人生は、六つの時代の生まれ変わりに因果関係が認められない。 必ずしも前世の業が影響するわけでもないようで、作品を通しての規則性、法則のようなものが見出せず、「カルマ」がアバウトなものになっている。 ストーリーの整合性よりも、役者の特殊メイクによるアッと驚くような変化に力を入れたせいだろうか。 世界観はおもしろいんだけどやりきれていない感じで、時間も3時間近くあるので疲れる。  とは言え、もう一度見直していろいろ確認してみたくなる映画ではある。
[DVD(吹替)] 5点(2014-02-08 18:00:38)
306.  夢売るふたり 《ネタバレ》 
西川美和監督の「ゆれる」がおもしろかったので期待したが、見終わった時すっきりしなかった。 自分にとって感情移入しにくい設定だったのもあって、いまいち乗れなかった。 最初は特別イケメンでもない男が都合よく結婚詐欺をポンポンと成功させるところから、シンプルなコメディかと思わせる。 ところが、どんどんブラックテイストでシリアスな展開に。 人間の心の深淵をえぐり出すのがこの監督は得意なようだ。 複雑な妻の心情が女性監督らしい細やかな描写で表される。 これがセリフ以外の描写で訴える部分が多く、あえてそうした作りにしているのだろうけど不親切なところが散見される。 説明しすぎでくどいのも嫌だが、不親切すぎるのも曖昧でモヤモヤが残る。  冒頭火事になったシーンで、夫が唯一店から持ち出したほど大事な包丁。 その包丁が夫婦の崩壊を象徴するアイテムとして効果的に終盤で登場。 子持ち女の家に持ち込まれた包丁に、妻の心がかき乱される様がセリフなしに語られる。  ラストの妻の表情は、観る人にいろいろ想像してくださいと放り投げたもの。 この映画は観る者の想像を広げるためにあえて描写を省略させているところが幾つもある。 例えば、夫婦に子どものいなかったのが気になったが、それに関する夫婦のセリフや直接的な描写はほとんどない。 全般的に細かい示唆は散りばめられているが、受け止め方によって違った解釈が可能なところも。 意図的にあれこれ省略して不親切になっているのはわかるのだが、少なくともラストを曖昧なまま終わらせてほしくない。 「ゆれる」のラストもそうだったけど、都合のいいように受け取ってくださいと逃げているようにも感じられ、このやり方は好きじゃない。
[DVD(邦画)] 5点(2014-02-06 00:04:35)
307.  レ・ミゼラブル(2012)
豪華キャストが熱演する壮大なスケールのミュージカル大作だが、子供の頃に読んだ原作の児童書のほうが遥かにおもしろかった。 作品に出会う時期の違いと、やっぱりミュージカルとの相性だろうか。 すべてが歌でのセリフにどうしても感情移入ができず、盛り上がるべきところでことごとく引いてしまう自分がいた。 苦手なミュージカルでもそうならないものがたまにあるのだが、本作には乗り切れず、時間が長く感じた。
[DVD(字幕)] 4点(2014-01-29 18:49:59)
308.  クロニクル 《ネタバレ》 
力を持たなかった故に虐げられた者が無敵の力を得て暴走してしまう。 それは超能力であろうと権力であろうと、ありがちな落とし穴なのかもしれない。 アンドリューの荒んだ家庭環境と鬱屈した性質が、頂点捕食者としての驕りと破滅につながった。 三人のエスパーが悪と対決して超人的な活躍を見せる話ではなく、友情が描かれたり自分の弱さに負けてしまったりとテーマも身近で人間的。 その分リアルでとっつきやすいSFものに仕上がっている。
[DVD(吹替)] 7点(2013-12-16 19:41:03)(良:1票)
309.  横道世之介 《ネタバレ》 
世之介はちょっと変な奴だけど何でも受け入れてくれるような温かさと大きさがあり、自分も関わりたくなるような魅力のある人物。 その人生の回顧録だが、さわやかなノスタルジーに包まれる。 大きな事件が起きるわけでもなく淡々と物語は進む。 青春時代のアルバムを見返すような穏やかな時間。 じんわりとくる温かな気持ち。 2時間40分はやっぱり長いが、退屈するほどではなく後味は良い。
[DVD(邦画)] 6点(2013-12-12 19:13:57)
310.  サニー 永遠の仲間たち 《ネタバレ》 
中年になった現在と女子校時代を交錯させながら描かれる女の友情物語。 学生時代に思い描いた将来とはかけ離れた現在に、抱くやりきれない思い。 それでも、輝いていたあの頃を思い出し、忘れていた何かを取り戻すのはよくあるストーリーだが共感しやすい。 最終的にはグループのリーダーだったチュナの遺言&遺産によってメンバーが救われるが、ファンタジーのようなハッピーエンドに感じられる。 サンタからのプレゼントのようなものだけに、努力して自力で勝ち取ったものよりも重みや感動に欠ける印象。 ベタ中のベタといった青春映画だが、照れずにやりきったのは韓国映画だからか。 邦画だとひと昔前ならともかく、今ならとても照れ臭くてできないテイストかも。
[DVD(吹替)] 6点(2013-12-03 20:09:17)(良:1票)
311.  ミッション:8ミニッツ 《ネタバレ》 
死亡した男の脳が8分間過去の仮想空間にアクセスするだけではなく、リアルなパラレルワールドを作り出すアイデアはSFとして秀逸。 ただ、最後はストップモーションのところで終わったほうが余韻の強いものになった気がする。 皆が救われた奇跡のハッピーエンドに見えるが、ショーンの意識がコルターに上書きされたとしたら、乗っ取られたともいえるのでショーンだけが救われていないような。 それを考えても、奇跡が起きる前で終わったほうが哀しくも美しいラストできれいな締めくくりになったはず。
[DVD(吹替)] 7点(2013-11-22 20:22:39)(良:1票)
312.  奇跡(2011) 《ネタバレ》 
まえだまえだが主人公ということであまり気が乗らなかったが、観てみると予想外だった。 是枝監督が子役の魅力をうまく引き出しているようだ。 どうせ子どもの健気さに打たれた別居中の夫婦がヨリを戻す話だろうと思えば、そういうベタな展開ではない。 自分の生活より大事なものを持って欲しい、たとえば音楽とか世界とか――オダギリ扮する父の言葉は客観的には甘い自己弁明ともとれる。 でも、息子(兄)にはじんわりと効いてくる。 兄が個人的な家族の祈りを叫ばずに世界のことを考えたのは、父の言葉を理解できるだけ成長した証し。 少年や少女たちのしなやかな成長がうかがえる佳作だ。
[DVD(邦画)] 7点(2013-11-18 20:57:12)
313.  別離(2011) 《ネタバレ》 
誰も悪くないような、誰もが悪いような…。 描かれているのは善と悪というステレオタイプではない、どこにでもいるリアルな人間の不幸。 相手を責め、自分の責任逃れをするエゴイズムは、誰でもこうなる要素を内在しているのかも。 愛する者を守りたいがための嘘が絡み合って、どうにも解けなくなってしまった糸のような状態。 認知症の親の介護、事故による流産、リストラによる生活苦など他人事とは言い切れないことだし、一つ歯車が狂えばなかなか元には戻らない。  イランが舞台ということで、貧困と宗教が絡んだリアリティに圧倒される。 敬虔なイスラム教徒のコーランへ誓うことの重さは想像以上で、物語のキーにもなっている。 神に誓っても嘘がつけるところでは成り立たないストーリーで、イスラム社会の特性がうまく生かされている。 チャードルで妊婦がどうかわかりにくくなっているのもそう。 街並みも含めて異国情緒や文化が色を添える。  互いに傷つけあう裁判や夫婦の諍いは、醜さと痛みがびんびん伝わってくる。 夫婦ともに娘をとても大切に愛していながら、それでも夫婦間を修復できずにその大切な愛する者を傷つけてしまう。 一番の被害者は子どもで、なす術のない様が哀れを誘い、後味の悪さが尾を引く。 ラストシーンでは、娘の審判を待つ夫婦は廊下の両サイドに分かれて無言、開かれたドアの向こうにいる相手に目も合わせない。 そのドアを何人もの人々が通り過ぎていく。 ほんの少し歩み寄れば簡単に通れるのに、その距離は永遠に届くことのないほど離れて感じられるという見事な演出。 脚本も兼ねたファルハディ監督の才能がうかがえる。  娘が両親のどちらを選んだか明らかにされていないが、娘の涙は両親の修復をついに諦めた惜別の涙に思える。 父の元にいたのは母に戻ってもらいたかったからで、修復不可能だと悟ったなら母のところにいくのだろう。 父を守るために心ならずも偽証までした優しい娘だから、父を見放してしまった自分を責め続けることになるかも。  判断を観る人に委ねる曖昧な描き方はずるくて好きではないけれど、この作品の場合は描く必要がなくこうしたラストがふさわしい。 緻密に構成された完成度の高い作品だが、残念なのは娘が11歳の設定なのに全然そう見えないこと。 どうしてそんなキャスティングをしたのか不思議だったが、娘役が監督の実娘だったとは…。
[DVD(吹替)] 9点(2013-11-12 18:09:23)(良:2票)
314.  ポテチ 《ネタバレ》 
伊坂幸太郎原作の映画で感じるのは伏線がきちんと張られた構成の巧みさと少し漫画チックなキャラ設定。 この作品もそう。 冒頭の健康診断の話、車中のポテトチップでの涙、尾崎への異常な肩入れなど、謎を提示しながら引っ張るのがうまい。 主人公の母と若葉の会話にも、女の子との取替えや飲み放題への切り替えができなかったことがヒントになっていた。 最後まで観るとすべての意味がわかってスッキリ。 ニュートンや三角形の内角の和のエピソードも効いているし、エンドロール中のオチもオシャレに決まった。 ただ、デフォルメされたようなキャラが多いので、リアリティがなくて違和感を覚えるところがある。 また、血液型を知るのが遅いことやホームランなどご都合主義的、予定調和的なところも目につき、ファンタジーっぽくさえある。 役者では木村文乃が魅力的。 1時間余りの短い作品なのでアッサリした印象。 こってり本格派の濃厚な作品が好みなら拍子抜けするかもしれないが、これはこれでアリかと思える。
[DVD(邦画)] 6点(2013-10-22 00:14:17)(良:1票)
315.  アーティスト 《ネタバレ》 
ストーリー設定とサイレントという表現方法をシンクロさせたのはアイデアとして面白い。 ただ、チャップリンの時代ならともかく、今の時代にあえてモノクロでサイレントを作る意味はそれほど感じない。 ラストを効果的にするための長い前フリともいえるが、あくまで企画ものの印象が拭えなかった。 ストーリーとしてはシンプルで流れに乗りやすくサイレントには合っている内容。 時流から取り残される悲哀にラブストーリーが絡んで感情移入できる。 女優がもう少しかわいければよかったのに。
[DVD(字幕)] 6点(2013-09-20 21:32:42)
316.  アルゴ
実話物で結末はわかっているのにハラハラさせられる。 ギリギリで切り抜けていく演出がうまい。
[DVD(吹替)] 7点(2013-09-18 00:57:09)
317.  幸せへのキセキ 《ネタバレ》 
爽やかでウェルメイドなストーリー。古典の名作に通じるものがある。 親子の葛藤、廃業状態だった動物園の再生、妻を亡くした喪失感の克服、動物や自然との触れ合い、新しく生まれた恋。 いかにもといった風な王道のアイテムで構成されていて、ベタで安定感はあるけれど新しさという意味では物足りなさはある。 プラス思考のメッセージが強く、奇跡を生む「20秒の勇気」は力を与えてくれる。 マイナス思考から抜け出したいときにはオススメ。
[DVD(吹替)] 6点(2013-09-16 08:38:24)
318.  最強のふたり
とてもいい話だけど、少し冷めた目でみると障碍者でも資産家だから成り立つ部分もあって。 それでも、二人の友情は温かで優しい気持ちにさせてくれる。 隔てのないドリスの憎めない言動とフィリップの笑顔がいい。
[DVD(吹替)] 7点(2013-09-15 00:49:50)
319.  ヘルプ 心がつなぐストーリー 《ネタバレ》 
ヒリーがこれ以上ないほど嫌な白人女として描かれる。 だからこそ、食べ物に汚物を入れるという復讐が正当化されるようにも感じる。 それが狙いだったろうけど、やっぱりこの方法は陰湿で卑劣だから引いてしまう。 もっと別の方法でやっつけて溜飲を下げてもらいたかった。 登場人物が少しステレオタイプの嫌いがあるため、もう一つ差別の深いところに切り込めていないような…。 その反面、差別をテーマにしながらどこかユーモアと軽さのようなものがあるので、この種の映画にありがちな重苦しさはない。 黒人メイドと白人の子供の親子のような絆にはホロッとさせられる。
[DVD(吹替)] 7点(2013-09-04 19:09:43)(良:1票)
320.  メタルヘッド 《ネタバレ》 
ヘッシャーは三池監督の『ビジターQ』に出てくる崩壊家庭に居候する謎の男を彷彿させる。 イカれたジャンキーのようなメチャクチャの危ない男だけど、結果的には家族の再生に力を貸すことに。 典型的なアンチヒーローで、リアルでは関わりたくないけどキャラとして面白い。 玉を一つ失くしたというスピーチは場違いでちょっと笑えるんだけど、その後のお婆ちゃんとの散歩の約束を守るシーンは胸に迫るものがある。
[DVD(吹替)] 7点(2013-09-02 20:18:11)
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