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黒猫クックさんの口コミ一覧[この方をお気に入り登録する

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コメント数 791
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自己紹介 猫と一緒に映画を見ていると、ヤツらは私より先にコイツはクソ映画だというのを察知します。ストーリー展開や伏線回収が怪しくなってくると席を立ってしまうのです。だけどそんなおっちょこちょいな映画にだって良いところはいっぱいあるんですよ。
猫のヤツらは冷酷です。

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341.  ムーンウォーカー
映画としてはかなり面白くない。  スムースクリミナルのフルバージョンが拝めるという意味では買いかも知らんが、映画レビューサイトと本質的に全然関係ないような気がするので置いておく。  映画的なフォーマットでPVを撮ったということであれば面白かったか面白くなかったかは判断がつくが、つまんないと断言できてしまう。マイケル・ジャクソンのファンではないので脳内補正が掛からなかった。
[地上波(字幕)] 3点(2011-08-28 04:34:38)
342.  マイケル・ジャクソン/THIS IS IT 《ネタバレ》 
そこそこ。記録映画としてみるとマイケルジャクソンに余り興味がないので普通だなって思ってしまう。それ以上でも以下でもない。
[地上波(字幕)] 6点(2011-08-28 04:33:13)
343.  DEATH NOTE デスノート(2006) 《ネタバレ》 
可もなく不可もなく。 元の話が巧妙で、絵の質感もかなり高い。だからこの映画を見る前にデスノートの印象を具体的に刻まれている人はかなり多いと思う。で、原作の見た目そっくりの見た目と筋で2時間ダイジェストをうまく作ったと感じる人がいる一方で、コスプレしたタレントが動画で漫画を再現していると感じてしまう人がいる。  私は後者。原作モノは思い入れのある作品は前者の視点で見られるけど、そこまでの思い入れがないからどうしても豪華版欽ちゃんの仮装大賞と大差なく感じてしまった。  ただ、つまらなくはないと思う。良くできている。
[地上波(邦画)] 5点(2011-08-28 04:29:05)
344.  ヤギと男と男と壁と 《ネタバレ》 
なかなか。 狙い所が良い。ホントかどうか分からないのにほぼ実話的な立ち位置を文字でそう書いてあるだけなのにだんだんそんな気がしてくるのがうまい。  この訳が分からない演出はアメリカとか関係ない。我々は映画で演じているのが白人だとすぐアメリカの陰謀とか反戦とかそういう何でもアメリカが悪い現実を作り出そうとするが、そんなことはない。素直に見ればいい。  昔予算が潤沢な時代に軍隊の中で、閑職としてこう言う趣味的な訳が分からん部署が実在して、時期が来たら無くなった。その四方山話がベースになってんだな、受けるわ。と、受け止めれば楽しめるはずだ。ソニーにだってバブルん時に似たような部署があった。そういう時代だ。軍に絡めてくるあたりがこの映画の題材のおもしろさだ。 そこに何となく重くて何となく切ないストーリーがどういうわけか乗っかってくるあたり、相当にこなれていると思う。  突っ込みどころ満載だし、隙の大きささえ笑えるけど、失笑に似たユーモアをじっくり楽しめる。良い映画だと思う。楽しくはないけど面白い。それで良いと思う。
[ブルーレイ(字幕)] 7点(2011-08-28 04:11:40)
345.  トランスフォーマー/リベンジ 《ネタバレ》 
大変面白かった。  今作のCGのレベルはびっくりするほどの高さ。音響と相まって実在感がものすごい。前作に少し残っていたモーションの軽さが主要なシーンではほとんど無く、重量感やモーションの不自然さが解消されて本物っぽさが段違いにあがっている。特別なシーンを特別な技術と特別な人材で丹念に作り上げた一品であろうことが想像できるから何となくグッとくる。  それとストーリーの良さもあるんじゃないかと思う。なんだめちゃくちゃじゃんかという面も確かにあるけど、あきらめないとかそういう台詞とキャラの行動がきちんと表現されているあたりが良いし、破壊可能な存在を破壊可能な立場で破壊者から守るという道徳観もやはりアメリカ的で良い。この辺はアメリカ像を勝手な解釈せずに見習った方が良い部分だと思う。 人間の武装と機械の生身がちゃんと勝負になっているっていう戦闘シーンもあれはアレで非常に良い。  それからIMAX版を観た。予想に反してちゃんと凄い。 スクリーンの大きさは普通の大型だったし(しかもビスタじゃないだろうか)、シートの傾斜もイマイチで頭が画面にかぶるなどの大問題もあったけど、IMAX撮影シーンの解像度と残像感のなさは特筆ものでソース自体の良さが十分に伝わる。通常のホールでは動きが追えないんじゃないかと思うような高速格闘で、前作のようなどんな映画館でも放映できるようにするためのスローモーションなどという甘さがない。  2009年6月現在、通常公開されているIMAXはどちらかというとその簡易版という印象が強いがBDのようなもので、同じような値段で同一タイトルが出ていればわざわざDVDを買う意味が消滅する様なもの。同じタイトルがIMAX上映されていれば通常放映は選ばない。  今回のIMAX劇場スタートがきっかけで、他館がさらにちゃんとしたIMAXを導入を検討してくれたらなぁ・・・などと思う。ただ、既存劇場の改修で導入するハードルの高さというのを感じた。そういう意味では109シネマズはがんばっているのかなとも思う(誇大広告ではある)。他館もいきなりフルスペックではなくとも徐々に高度な設備をしていってどこのIMAXがどこより凄いというような話題が普通になっていけばいいと思う。切に思う。今不備があるからといって、その批難で未来のIMAXの灯が消えるというのが最悪の展開だ。
[映画館(字幕)] 8点(2011-08-25 02:26:14)
346.  ハリー・ポッターと炎のゴブレット 《ネタバレ》 
普通に面白かったと思う。 CGIもスクリーン上で違和感が無くかなり良くできていたように感じた。 原作を読まずに映画だけで楽しもうと思っているため、物語としての完成度は残念に感じた。  おそらく原作中の細かい記述を映像化しながらプロットを削る方向で構成しているからだと思うが、あまり良い方向に行っていないように感じる。  原作を読んだ人からは原作的でリアルだと思う場面も、読もうと思っていない人から見るとなんでそんなどうでも良いところが細かいんだ?と拍子抜けすることがある。今作は減っていたとはいえそのせいでやっぱり長い。 
[映画館(字幕)] 6点(2011-08-21 03:48:28)
347.  ハリー・ポッターとアズカバンの囚人
割と面白かった。 ハリーポッターにあまり興味がなくても結構いける。話がきちんとしているからだと思う。
[映画館(字幕)] 6点(2011-08-21 03:45:29)
348.  ハリー・ポッターと秘密の部屋
つまんなくはないけど、面白くもない。 中途半端というか、映画フォーマットに合わないんじゃないかと思われる。
[DVD(吹替)] 5点(2011-08-21 03:38:36)
349.  メンフィス・ベル(1990)
可も不可もなく。そんな感じ。  毒のなさときれい事の一群がすっと二時間通り過ぎていった。 そう言えば少年少女たちで見た。そういう覚えがある。好きだった子は来なくて、素直に見られなかったのかもしれない。 友達大勢で見に行ったこの映画は、どういう経緯で賑やかなちょっとした催しになったのか記憶が定かではないけれど、駅の近くにあった映画館にぞろぞろと向かって、あれこれ話すのが楽しかった。 冬の終わりとか、春だったんじゃないだろうか。メンフィスベルという題名を見かけることがあると何となく桜が咲く前のちょっと寒いけど何となく気持ちが良い過ごしやすさが頭に浮かぶ。  この映画を見た映画館はもうとっくに無くなっていて、跡地を最後に見た春に図書館で偶然あのときのクラスメイトに遇った。 並んで座った小さな声の会話の中で、何かの間違いで僕らが恋人同士なら一目で僕じゃ釣り合わな彼女に、 「あの日、あの子来なかったんだよね。だからかな、きょろきょろしてたよ」 と突然言われて僕ははっきりと動揺してしまった。そんな僕の目を急にまっすぐ見て、 「好きなひとが来なくてがっかりしてる好きな人を見て、私もがっかりしたんだ」 ちょっと早口でそう言うと、彼女は少し頬を赤くした。 今告白されているのか、告白できなかった過去の笑い話なのか、それとも冗談なのか。すぐに言葉が出てこなかった。  その後二人とも頬を赤くして手をつないだ彼女も、映画館もあの子も、今ではもう僕から遠く離れたどこかにいってしまった。 あのとき、そのすべてを繋いでいたのはメンフィスベルだった。  とか全部嘘。
[映画館(字幕)] 6点(2011-08-18 02:42:17)
350.  WXIII 機動警察パトレイバー 《ネタバレ》 
なかなか面白かった。 これをアニメでやる意味は、既存の技法が動画によりトレースされることで新しい雰囲気を生むから。この味わいは何にも代え難い。映画で文学とか小説の映像化とかと同じだ。嫌いな人には不可能か無意味かのどちらかに見えている。  押井的な味わいが、映画をドロッとした物にしている。良い感じだ。だが、押井というブランドを他の人が使うことでブランドの浸透に成功しているかというと微妙。品質は高いのに他人の個性を着るというのがあまり良くなかったのかも知れないし、押井に興味がなければ地味で気持ちが悪いだけかもしれない。  原作がいったいどれなのか、というとよく分からないのがパトレイバー。マンガも映画もテレビもすべてヘッドギアとかいうとこの原案からの創作物で、メディアミックスが前提となった結構前衛的なお話だったのかも知れない。  で、映画版の気にくわないところがある。多面性が全くない。 社会派実写邦画のようなタメにこだわった物しかなく、パトレイバーというコンテンツが終息する原因の一つではないかと思う。ロボットが出なくってもいいし、コミカルでなくても良いけどこの水準で他のやり方も見てみたかった。 あと、監督誰だっけ?押井じゃないんでしょ、分からなくても良いけどさ。で、終わる原因にもなっている。
[ブルーレイ(邦画)] 7点(2011-08-16 02:43:57)
351.  1941
大昔、子供の頃に昼間テレビでやっているのを見たときは大変面白く感じたが、おそらく何も考えず、箸が転んでもおかしい年頃だったからだと思うし、そういう世代や好みの人へ向けて作られているのだと思う。  学生の時に小さな頃の面白かった映画を再見したらどう感じるかなっていう試みで、そのうちの一本でこれを選んだが、やっぱり思った通りあまり面白くなかった。  楽しい雰囲気や世界観を求めて、子供がわいわい見るのに適した映画なんだろうと思う。それ以上でもそれ以下でもない。大人がドタバタコメディをシリアスな物を求めて見る方がおかしい。ホントにおかしいぞそれ、作った人に失礼だ。  確かにまだ第二次大戦の記憶って残っている時代だと思うが、ずいぶんはっちゃけてんな。
[地上波(吹替)] 6点(2011-08-16 02:20:40)
352.  9<ナイン> ~9番目の奇妙な人形~ 《ネタバレ》 
可もなく不可もなく。 でも、面白い物を期待していたので失望感は大きかったりした。  世界観は凄く良かったけど、人と機械の戦争とか、生き残った機械との人形のサバイバルとか。ゲームシナリオそのまんま。 やけに具体的な戦闘や設定は、描写はされても全く本編で機能しておらずまさにゲームのムービーシーン。ご褒美のように何か一つイベントをこなすとご褒美ムービーとして過去の話やマシーンの背景がムービーで流れる。それを繰り返していただけだった。  エンディングは全くの無意味だと思う。これいったい何なんだ。 天に帰った?意味分からん。世界を救うんじゃなかったのか・・・。最後に頭数が減ってどおする。 ゲームのエンディングのようなヘーアッソ感が味わいと言えば味わいかも知れないが、映画の高品位な脚本を見たかったのに、ゲームの筋書きを延々と一時間見させられて最後はフーンだ。  結構腹が立った。
[DVD(字幕なし「原語」)] 5点(2011-08-16 02:03:22)
353.  シャーロック・ホームズ(2009)
なかなか面白かった。  ホームズのイメージをヘンテコにデフォルメした映画は結構あるような気がするが、こういう方向か。参った。推理というよりパズルなのだが、それが副要素てきなポジションに下げてあるところが憎い。今の推理モノの当たり前とホームズでは勝手が違うため、逆に味付けになっている。  キャラが立っているが、これは字幕で見たとき伝わるのだろうか。ちょっと気になった。役者の小技が楽しいのだが、文字で伝わると思えない。吹き替えでの鑑賞がお勧め。この作品で字幕はオリジナルトラックのミキシングやノイズ感が楽しめる以外は意味がないと思う。  とりあえずこういう映画化はアリ。CGの使い方も上手。佳作だと思う。  
[DVD(字幕なし「原語」)] 7点(2011-08-14 20:49:06)
354.  トランスフォーマー/ダークサイド・ムーン 《ネタバレ》 
脚本がオモシレエ!もうね、訳わかんないんですよ。 前半のプロットとか1時間過ぎるとほぼ無意味。ギリギリつながってんだからいいだろ?的な割り切りがこの映画のすごいところ。スピルバーグすら終盤こんなことになるとは思ってなかったんじゃないだろうかと言うほど、いろんなキャラが別人。しかも、ミーガン・フォックスが降板、振られたで説明完了という剛力。楽しみにしてたのによー、代わりの姉ちゃんは顔がかわいくない。  ちなみにシリーズを通して副指令的役割を充てられていたロボットが、物語を盛り上げる都合上中盤一瞬で死んでしまうが、危機感をあおるためとはいえ知らないロボットだらけになってしまった。が、5分もするとこのこと自体忘れてしまう。これはあまりにひっかえ取っ替えな脚本の手柄だ。 というわけで、トランスフォーマーを楽しむお膳立ては完璧に整っており、一回みただけじゃ頭がついてこないアクションを二時間半おなかいっぱいになるまで楽しめた。さらにアバターの制作スタッフとのことで、モデルのモーションのホントっぽさがただ事ではない。  コンボイ人類に苦言→ディセプティコン願張る→人類およびオートボット最大の危機→米軍強いコンボイがんばる→よかったね  こんだけの物語だが、良いものと悪ものが全力で戦う様をごりごりのCGが描く。もう最高に興奮。CGを毛嫌いしてる人もとっくに見直す時期がだいぶ昔にきていたことに気づいても良いかもしれない。コンピュータで演算された物理挙動で吹っ飛ぶものは、スタントや大道具では正確に表現できないからだ。「そう見える」アクションと「物理的にかなり正確な」アクションでは、大昔は「そう見える」アクションの方がリアルだったけど、今は全然逆になっている。  SF特撮映画に中身がないのはメリエスが最初に作ってからずーっとそうだ。伝統だから仕方ないんだ。  というわけで、私はこの映画、すごくよくできていると思う。
[映画館(吹替)] 8点(2011-08-14 03:49:14)
355.  エクソシスト2 《ネタバレ》 
面白くない。  何映画だかよくわからない。残念だ。この時代ではこれが科学だったんだろうか。理解に苦しむ。 ふんだんに予算を用意して、様々な特撮とか金の掛かった音楽とか色々インパクトはあるんだけど、それってエクソシストなのか?  なんだかよくわからない気味悪さを期待したら、アトラクションムービーだった。心底がっかりした。しかも最後あれ、落ちてないでしょ。落ちてない。なんでアフリカの自然災害をキリスト教に結びつけるんだろう。それぞれの役割の描き込みの狙い所がそこじゃないだろって雰囲気だし、大人の都合でこうなった。そうとしか思えない映画だった。
[DVD(字幕なし「原語」)] 4点(2011-06-12 23:21:13)
356.  プライベート・ライアン 《ネタバレ》 
素直に、大変面白かった。  20分間の弾丸が飛び交う息苦しさ。半端ではない。映画を見ているだけなのに、一瞬「もう駄目だ、オレは死ぬ」的な諦念がよぎる。他の映画ではほぼ無い体験をした。 で、その後のホノボノ感と来たら。のーんびり見てられるのである。確かに酸鼻極まりない殺し合いをしてはいるんだけど、平和だなーと錯覚してしまうのが恐ろしい。あの20分の後も絶賛本土攻略中なのである。  一人を助けるために、幾人かの命が失われる。戦争でなくても、一人を助けるために多大な労力をつぎ込む。人間って言うのは、いつだってそうだ。戦争行為においてもそれができるかどうかというのは精神の高貴さを問われる。 非人道的処遇を受けるかもしれない、顔も知らない戦友のために命を懸ける彼らに誰もが感動するだろう。  たった一人の隊員のために大勢の命を懸けるのは、今も20世紀の昔も変わらない。誰もがそうする当たり前のことだ。様々な逡巡を見せる司令官から救出隊員たちまで、当たり前の事実を苦しみ抜く。  ある国は21世紀に、たった二人のパイロットを助けるために特殊部隊を中東に送り込む。現実と何ら変わらないこの映画のリアリティには、必ず仲間が助けてくれるという支柱がある。だからこそ他国や戦友を救出する戦闘へ踏み込める。これを覇権国家とか、世界の警察などと揶揄してしまう日本語の文章を見るとイラッとしてしまうのだが、この映画は安全な部屋で交わされる言葉の棘などまるで気にしないかのように、流れていく。
[ブルーレイ(字幕なし「原語」)] 8点(2011-06-11 14:40:07)
357.  死の標的 《ネタバレ》 
セガール様が強すぎて盤石のいつも通りを楽しめる。 この時代のセガールはトラディショナルな武術を見せて下さるので大変ためになる。 セガール様ありがとうございました。
[地上波(吹替)] 6点(2011-06-11 13:45:03)
358.  ゾンビランド 《ネタバレ》 
なかなか面白い。  映像的にゾンビ映画として、真っ当かつ高品質であることは間違いなく、一瞬B級じゃないんじゃないのか?とか思わせるんだけどやっぱりどうしようもなくB級であり、そこが良い。  全く説明されないゾンビ過は、社会と背景の損傷度から容赦のなさを知ることができるが登場人物たちはその辺を気にする様子もない。ふざけた空気が流れるなか、何となく生きていこうとして、なおかつ何となく生きてしまえている彼らにどういうわけか共感が湧く。  目的地までの彼らのやりとりに何となく安堵感を覚えるのはなぜだろうか。あの四人のどこかにどうしようもない自由さと繋がりを見つけてしまうと、エンディングがどこか寂しくて、それが心地よいのだった。
[DVD(字幕なし「原語」)] 7点(2011-06-11 13:39:15)(良:2票)
359.  アンヴィル!夢を諦めきれない男たち 《ネタバレ》 
傑作。  アンヴィルか。あの記録でしか知らない巨大ムーブメント。HMとHRの時代を生きたバンドのうちの一つか。あの時代の残り香を発掘するように、古代の貴重な遺跡や装飾品を探し出すように学校の仲間とCDを買いあさった日を思い出す。  あの時代がすでに過ぎ去っていたあのとき、あのバンドってどこ行っちゃんたんだろうね。なんて笑ってたわけだ。そのアンヴィルがさ、アンヴィルがですよ、アンヴィルがまだアンヴィルやってた!  それを物語にせずに、キチッとドキュメンタリにしてきた。剛速球で。  興奮である。もうそりゃあ興奮である。この映画の狙い的にダンガリーディスのプロデュースでシーンに舞い戻す企画だったのかもしれないし、しっかりその効果で売れたのかもしれないが、この男たちの気持ちの持ちようは真っ正面、剛暴である。  この男たちの生き様に不覚にも頭上に拳を振り上げていたのだった。
[DVD(字幕なし「原語」)] 9点(2011-06-06 02:42:19)
360.  ダンサー・イン・ザ・ダーク 《ネタバレ》 
思ったより面白くなかった。 悲しさとかやるせなさとかを感じさせる意図が、プロットのおかしさで不自然さを生んでいないだろうか?  主人公の失明と貧困は切り離せない設定だと思うが、そこに嘘つきを加える必要はあったのだろうかこの話で。このアクロバティックかつ豪快な飛び道具を使ったせいでいらいらする。  彼女の正義は彼女の中のルールを守ることだけ。息子の手術代を守る母という「立場」を守ることに一貫して執着する。しかし台詞で息子のためとしゃべらせているだけなので、受け手が本当にそう思うかとかは後回しだ。前評判補正なしで客観視すると、意図もそうすることによる意味も感じ取れない行為を本当の良心であるかのごとく、しつこく受け手に思考的強制をしてくる。 これが非常に煩わしく、イラッとくる。  泣かせようとするときのセオリーなのだろうが、ルーチンが強すぎる。見ている途中に現実世界の良心が頭にあると絶対に感情移入できないだろう。 間違った誠実さにへのかたくなさと努力、人を欺すことを息子のためと押しつける妙な信心的頑強さ、これらを一人ではなく数人に向ければきっと綺麗な話になったのだろう。だけど賞はおろか注目されることも無かっただろう。  このような脚本や演出上の工夫だけでなく、監督と主演に世界的に世界的な有名人を使ってくるあたり。周到に、何重にも安全装置が掛かった作りになっている。受賞納得である。
[DVD(字幕なし「原語」)] 4点(2011-06-05 20:08:01)
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