21. K-19
《ネタバレ》 なんかハリソン艦長の与える印象が前半と後半で違うので、こっちの視点の切り替え作業が必要だった。音楽の使用法、カメラワークは相変わらずののコテコテハリウッドで「またか」感。リアリティのある感じと重みのあるテーマで「レッドオクトーバー」や「U-571」よりは見ごたえあったが、何かフィクションでもいいからテーマを掘り下げた事件を加えてほしかった。 [地上波(吹替)] 6点(2006-08-17 23:02:50) |
22. リトル・ダンサー
主人公ビリーがなんで、バレーに興味持ったか、先生がなんでビリーの才能にほれこんだか、オヤジがなんで改心してビリーのバレーを応援する気になったかが、描かれてないのが非常に不満だった。何かを好きになるなんて理屈じゃない!師の愛、親の愛も理屈じゃない!なんてのは百も承知だが、創作者の怠慢に思えた。唯一一押しは全編通じてビリーの家の前にたたずんでいる謎の女の子。なおラストシーンは製作予算がなかったのがバレバレー。 [地上波(字幕)] 6点(2005-12-28 00:03:11) |
23. 醜聞(1950)
《ネタバレ》 最後の裁判が成立する過程ムチャクチャ飛躍しすぎ。多分、相手の百戦錬磨の弁護士が潔く「成立を認めます!」と言うところを描きたかったんだろうが、ちょっと無理ありでそこがマイナスになっていると思う。惜しい。実に惜しい。 [ビデオ(字幕)] 6点(2005-09-05 01:17:57) |
24. 風の谷のナウシカ
昔、まわりがすごく「いい!」ってさわぐので見てみた時には、何がいいのか全く分からなくて冷や汗が出た記憶があるのですが、今見たら言わんとしてるところワカラナイでもない。でも、自然と人間の対立、共存というテーマはまったく公開当時でも目新しくもなかったし、この作品が映像的にそういうテーマの強烈な訴求力、焼付力を持っていたとも思わない。むしろ、少女と言う存在の変奏がかなり前面にでていて、正直、環境問題的なものより性的な憧れが創作の中心にあるという印象が強いです。ま、それはそれで楽しいことですが。 6点(2004-03-14 18:51:59)(笑:1票) |
25. 魔女の宅急便(1989)
なんで宮崎監督の作品は出だしがすごく凝っているのに(この映画にようにラジオから聞こえる歌がオープニングテーマになってるように)終わり方は唐突なんだろう…? 6点(2004-03-04 20:59:40) |
26. U・ボート
公開時、劇場で見ましたが自分的に「ドイツ製」というイメージが先行しすぎたようで、意外と散文的であっさり味なのが、ちょっと物足りなかった感じ。皮肉なラストシーンも言いたいことがはっきり分かりすぎかつ、ちょっと唐突な気がします。 ただドイツが作った潜水艦映画ということで非常に興味深い作品だと思います。 6点(2004-03-04 20:39:44) |
27. 風立ちぬ(2013)
風立ちぬというより煙立ちぬ [映画館(邦画)] 5点(2013-08-15 14:30:05) |
28. となりのトトロ
リアルなディテールを積み重ねてはいるんだけど、現実とファンタジーの橋渡しがどこにもないので、一元的で、うすっぺらい作品になっていると思います。 [地上波(邦画)] 5点(2010-07-23 23:21:28) |
29. 300 <スリーハンドレッド>
天候に恵まれなかった映画 [地上波(吹替)] 5点(2010-05-09 22:58:48)(笑:1票) |
30. 壬生義士伝
映画は総合芸術的だが、それはいろんなことを見せるということではないと思う。 [DVD(邦画)] 5点(2010-01-04 01:08:12) |
31. 耳をすませば(1995)
男の子が立派でかっこいいので、嫉妬と劣等感で見てて不快になりました。 [地上波(邦画)] 5点(2006-03-12 11:43:20) |
32. ルートヴィヒ(1972)
贅沢な映画。贅沢という言葉を眼で見たかったらこの映画を見るべし。過去の貴族世界の再現に終始している感があるので、普通われわれが「映画」に求める楽しさとかエンターテイメントは期待しないほうがよい。「観る」というより「浸る(ひたる)」という感覚がいい。こういう映画は文化的な資料の意味もあるので、あっていいと思う。でもヘルムート・グリームのルードヴィヒへの諫言「高い理想を持った人間が平凡な生活をすることは非常に勇気のいることです」というのはグっときた。 5点(2004-03-15 11:11:40) |
33. ブレードランナー
この作品の影響を受けたいろんな作品を見てから見たからかもしれませんが、どういうものを作りたいという作者の意図がそんなに深くなく思われ、SFとしてもテーマがありきたりで私はちょっと白けました。それと、この映画の題名は「レプリカント」が正解じゃない?と思いました。 5点(2004-03-06 11:43:02) |
34. レッド・オクトーバーを追え!
アメリカ人の、アメリカ人による、アメリカ人のための映画。 オープニングのロシア的哀感とロシア潜水艦の巨大趣味のマッチングだけが素晴らしかったです。 5点(2004-03-06 05:44:39) |
35. 男たちの大和 YAMATO
どうも日本映画は金をつぎ込むと、視点の数や枝葉の話までつぎ込むという非芸術的というか、貧乏性なところがある。それと副題は間違っている。YAMATOじゃないよ。船はTHE YAMATOね。 [地上波(邦画)] 4点(2007-04-08 23:40:41) |
36. ハウルの動く城
今、テレビで見たが、「ああ、DVD買わんでよかった」と思っちゃった。見てる間は、そこそこには面白いんだけど、見終わってまだ一時間もたってないのに、もう、何も印象に残ってない。余韻もない。なんか、もっと、ぼくらの現実や欲求から物語作りを立ち上げてほしいなあと思った。見せたいこと、やりたいこと、を断片のままであちこちに貼り付けたって感じ。ワンカット、ワンカットは、監督ご本人の過去の作品からの転用ぽいにしても、その場かぎりの瞬間一発芸としては見れるんだが。 [地上波(邦画)] 4点(2006-07-22 00:18:43) |
37. ブラックホール(1979)
最初のオープニング・クレジットの音楽と映像はなかなかアカデミック、かつ神秘的でよかった。あれだけもういっぺん見たい。 [映画館(字幕)] 4点(2005-09-05 01:21:58) |
38. Mishima: A Life In Four Chapters
ちょっと三島と言う人間、人生の描写とも表面的、外面的すぎるなあ。シュレーダー監督に三島へのリスペクトがありすぎたのか、カッコよく描き過ぎ。なぜ三島があれほど武士、流血、軍隊、男の世界、などに死をかけてまで執着したかの根底が描けてない(描かなかった)ので文庫本末尾の年譜みたいに事実そのままと作品の列記録にしか過ぎなくなっている。緒形拳は容姿的にも雰囲気的にもミスキャスト。当初は小林薫にオファーがあったらしいけど小林さんが辞退。結局演技力があるからなんとかいけるだろうということで全く三島に似てない緒形拳になったらしいのですが、三島自身が「男らしく、強く」あろう、あろうと努力した意志ベクトル(演技性)を持っていたのに対し、緒形の演技は三島の根底にあった弱さ、傷つきやすさを「ニジミ出させよう」とした感がありベクトルが完全に逆を向いている印象を持った。顔が似てないよりこのパフォーマンスの逆向きさがまずは大失敗。(緒形さんは三島さんを知っている人たちに自分で会ってかなり研究したらしいが)三島に興味ある人は資料的な意味で見てもいいと思う。 4点(2004-06-03 11:50:18) |
39. 復活の日
いい話だとは思うんですけど、映画そのものはあっちこっちのいろんなエピソードの断片をつなぎ合わせたようで、アナがあって破れてるわけではないのだけど、つぎはぎみたいに感じました。あと、どの国も平等に扱おうとしている底の底の底に、ちょっとアメリカ(というかアメリカ人)の眼を気にしてヨイショしている感じがして、なんかマゾヒスティック。今見るとそれがヤナ感じです。 4点(2004-03-11 19:45:31) |
40. インデペンデンス・デイ
私はてっきり最後は葉巻の煙で宇宙人追い返すんだと思ってました。 4点(2004-03-09 22:41:02) |