21. メイン・テーマ
「マジックさ」えぇ、そうですとも! 予定調和大いに結構! クシャクシャにして捨てた紙屑が紙飛行機になるのも、松の木がいきなり動くのも、運転手のいない車が動いてるのも全てマジック。全篇通して「こんなのありか!」て目くじらたてないで、森田が随所にしかけたトリックを楽しむのがこの映画を鑑賞する際のコツです。(しかしマジック監修が、あの二代目引田天功とは...監修が必要なマジックなんてあった?) 7点(2004-03-16 15:23:00) |
22. アフガン零年
かつて緒方貞子さんが「今まで見棄てられていた国」と言っていたアフガニスタン。タリバン政権が崩壊し、暫定政権が樹立されたところで一段落ついてしまったのか、世の中の関心が「イラクの和平」や「ビン・ラディンの生死」に移ってしまい、再び忘れられた国になっているような気がする。 この悲劇は語り継いでいかなければ。 7点(2004-03-16 13:48:26) |
23. ジョニー・イングリッシュ
冒頭から「ロシアより愛をこめて」っぽくて思わず、ハートをわしづかみされてしまいました。あとは筋弛緩剤自分に打っちゃってヘロヘロになるシーンがお気に入り。 7点(2004-03-08 14:10:49) |
24. 真珠の耳飾りの少女
チラシにあった「本年度アカデミー賞最有力候補」って見出しの横に、小さく「美術賞」「衣装デザイン賞」「撮影賞」と書かれていたのは、ちょっと反則っぽいけど、月並みながら、まるで本物の絵画に入り込んだような映像美が見事。 6点(2004-08-04 17:14:31) |
25. グッドフェローズ
《ネタバレ》 冒頭で「仲間を売るな」「決して口を割るな」と来た時点でオチは読めました... 6点(2004-07-29 15:01:29) |
26. ペイチェック 消された記憶
《ネタバレ》 SF好きの人には常識なのかもしれませんが、「それ」は1台あれば、世の中をひっくり返すのに充分だということに気付いた時には目からウロコでした。だから図面も残されていなかったのか! 6点(2004-03-19 14:23:00) |
27. 007/消されたライセンス
任務を離れた復讐劇といった人間くささがダルトン・ボンドのウリなんだな。彼はことある度に、「危険だ」「後は俺一人でやる」を連発するが、結局パムやQに助けてもらっているのはご愛敬。ちょっと残念なのはフェリックスに次の恋が芽生えているかのような描写。早すぎるってば! 6点(2004-03-17 12:22:45)(笑:1票) |
28. 007/ムーンレイカー
冒頭のスカイダイビング、かなり良かったので期待してたのに… 「二度死ぬ」同様、ツッコミを楽しむための作品。アマゾン(赤道直下)、イグアスの滝(ブラジルとアルゼンチン国境)マヤの遺跡(グアテマラ)と地理関係は無茶苦茶。とりあえずブラジル人は怒ったほうが良い。 6点(2004-03-17 12:05:26) |
29. 007/ゴールデンアイ
Onnatop は殺しに性的興奮を覚える殺し屋でターゲットとセックスしながら殺しちゃう!こんな人に命狙われたらいやだな。(狙われません) Qとボンドの掛け合いは漫才の領域にまで達してしまった。しかし、Qの研究所は危険な職場だ。あちこちで爆発が起きているし。労災適用されるかな? 6点(2004-03-17 09:58:20) |
30. 007/トゥモロー・ネバー・ダイ
《ネタバレ》 アジアが舞台だけど、今回はニンジャが出てこなくてヨカッタ(笑)。狂気のメディア王はなかなか良かったけど何も彼自らキーボード叩いて記事作る必要は無し。二人羽織アクションは楽しめた。Newボンドカーは最高!ただ各種スポンサーのロゴだらけなのは気になる... 6点(2004-03-17 09:48:58) |
31. シェルブールの雨傘
《ネタバレ》 母親と宝石商のキャラゆえに、戦争と言う不条理によって、若い二人が引き裂かれてゆく悲しいお話のはずなのに感情移入できない。な~んにも知らないうちに「理想の女性」とかいう男は信用できない。猛烈に押すわけでもなく、何ヶ月かに1回、顔を出すだけ。僕にとってホントの不条理はこの二人だ。GuyがMadeleine には秘密で息子に「フランソワ」と名づけてしまうのも辛い。もし女の子だったら「フランソワーズ」になっていたんだろな。 6点(2004-03-16 14:27:12) |
32. ギルバート・グレイプ
《ネタバレ》 原題の「What's Eating...」というのは、「どうしたの?」とか「何が気に入らないの?」という意味らしい。おまけにギルバート・グレイプってのが主人公の名前だと知らなかったので、ずっと「葡萄の樹の下には屍体が埋まってゐる!」という話だと思っていた。(恥) 旅行でアメリカの田舎を訪ねたことがあると、何とな~くこの世界がわかるような気がする。それにしてもラストで Becky が本当に約束を守るとはちょっと意外な展開だった。 あと不謹慎ですがやっぱり「バカは高いところが好き」なのかなぁ? 6点(2004-03-16 14:22:01) |
33. オーバードライヴ(2004)
《ネタバレ》 「考えるでない、感じるんじゃ」 そんな「燃えよドラゴン」からの引用をしたいがためだけに、意味なく三味線練習をしている主人公の横でカンフー服を着たヒロインがヌンチャクを振り回すという(ストーリーの展開には全く関係のない)前フリ...良くも悪くもバカ映画。ギャグに乗れれば楽しいかもしれないけど、イマイチ乗れず。予告編は面白かったのに、本編は結構間延びしていた。もう少しテンポが良ければねぇ。 5点(2004-11-12 13:15:57) |
34. 幸せになるためのイタリア語講座
登場人物が割と等身大の悩みと格闘しながら生きている、ということに共感を持ったが、何というか「そこまで不器用なのはかえってわざとらしい」「そこまでキレやすい性格は逆に不自然」と言ったようにキャラの味付けがしょぼくなっているのが残念。あと、この講座に通ってもイタリア語は上達しなさそう。だって、人数が最低8人から / 参加している生徒のレベルはバラバラ / テキストや体系だった指導方針は無く、行き当たりばったりの授業...僕なら受講しません。 5点(2004-07-09 10:44:18) |
35. 華氏451
《ネタバレ》 書物が「善」で映像等のイメージが「悪」、という単純な構造ではなく、大事なのは真実を求め、そして自分の頭で考え、行動する姿勢のこと。映画の中の人々は情報を与えられるだけで、自らそれを求めようとしない。壁面テレビの「いとこ」たちから与えられる意味のない映像は秀逸。だけど一方、Montagが熱中して読むのは内容的にはどーでもいい表紙の扉に書かれた出版社の住所だったり、百科事典の「犀」の欄だったりする。もちろんキーとなるシーンでは、ちゃんとした本のちゃんとしたフレーズを読むのだが、こういうシーンは要らないのではないか? ラストの森のシーンは見ていて辛い。「暗記」という手段を取らざるを得ないこと。本来、かすかな希望を抱くシーンであるはずなんだろうが、僕は絶望感に囚われた。余計なお世話だけど記憶は変わるよな… ところで、素朴な疑問だが、本を読んだことの無い人たちが、なぜ字を読めるのだろう? 徐々に禁止されていったのかな? 5点(2004-03-19 14:13:04) |
36. 007は二度死ぬ
ただ相撲のシーンが意外とマトモで逆にビックリした。笑ったのは、日本の諜報機関のヘッド、タイガー田中 (丹波哲郎)のアジトの入口が”落とし穴”だったこと! コントじゃあるまいし! そしてもう一つ、ボンド日本人化計画は一重まぶたにかつらと染料で黒髪に。「下は染めないのか?」との問いに、日本女性たちは「私たちだけの秘密よ」と笑っていたが、まるで金髪美人を見た時に、「下はどうなっているのだろうか?」と我々日本男児が考えることを逆手にとっているようで面白い(←馬鹿?)。 5点(2004-03-17 11:23:54) |
37. 007/ドクター・ノオ
意外と真面目な作品なんでビックリしたんだけど、ベルトコンベアに載ってシャワーを浴びるだけで、放射能の濃度が下がるのが不思議。 5点(2004-03-17 10:46:53) |
38. 007/ユア・アイズ・オンリー
音楽がいつものジョン・バリーではなく、「Rocky」シリーズのビル・コンティなのだけど、追跡シーンとかが何となく緊張感に欠けて安っぽくなったような気が。ただ、主題歌は名曲! 前作「ムーンレイカー」の反省を活かし(?)、 ヨーロッパのエキゾチックなロケーションを活用したオーソドックスなアクションシーンが山盛りで飽きさせない。断崖絶壁の上に立つ修道院、行ってみたい! 5点(2004-03-17 10:27:54) |
39. 去年マリエンバートで
紙芝居...ビデオで5倍速サーチで見ると丁度良いです。 5点(2004-03-16 15:15:33) |
40. ラブストーリー
《ネタバレ》 昔の恋の描き方に比べて、現代の恋がなってない。Eメールの代筆を頼む友人が憧れの先輩が出演する「ハムレット」の舞台の最中に、舞台に上がって花束を渡して告白する。そこまで積極的な性格の人間なら、わざわざ奥床しいラブレターを代筆してもらう必要ないよな。でも更なる問題は男の方だ。 自分の舞台を台無しにした女と付き合う? しかもこの男は密かにジヘのことが好きで、付き合ってる彼女と同じプレゼントを用意して、しかもその片方だけにジヘに読んでもらうためのポエムを添えて、ジヘに渡る偶然を祈っている。なんか手段は他にもあるでしょうに...【余談】どうでもいいけどあの曲が流れると、ついつい両手の拳を握り締めて、「悲しいときー!」って叫んでしまいそう。 5点(2004-03-16 14:12:28)(笑:1票) |