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幻覚@蛇プニョさんの口コミ一覧[この方をお気に入り登録する

プロフィール
コメント数 193
性別 男性
ホームページ https://twitter.com/genkakuheavy
自己紹介 ◆乙女座のAB型
◆70年代オカルトブーム直撃世代にして、
 水曜&木曜スペシャルチルドレン(でもオカルト否定派)
◆マイケル・ジャクソンは永遠のスーパースター
◆桜庭・ホイス戦(PRIDE-GP)の興奮は死ぬまで忘れない
◆どんなクソ映画にも「ニヤリ」と出来る部分がある
◆レビュー内容も点数も、時々修正&変更しています

【近況】
アマプラとディズニープラスで“映画見放題”
なのに全然見れてないのはナゼ? (´·ω·`)ショボーン
そして見た映画の感想もツイッターで書いて終わってしまう!
蛇プニョ先生の映画感想が読めるのはツイッターだけ!(苦笑
そんな今日この頃でございます!(゚இωஇ゚)゚。

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21.  シン・ゴジラ 《ネタバレ》 
庵野秀明…。『ナウシカの巨神兵のシーン』ときて『エヴァ』ときて『巨神兵東京に現る』ときて…そりゃ最終的に『ゴジラ』を撮りますよねぇ…(しみじみ)。っていうか撮らせた東宝も偉かったです!(マジで)。それにしても…やはり“ゴジラ映画”に伊福部さんの音楽は鉄板ですねぇ…。ゴジラのテーマはもちろん、特に『ヤシオリ作戦』の場面での『宇宙大戦争マーチ』にはテンション上がりすぎでニヤニヤが止まりませんでした!  そして…『君の名は』のレビューにも書きましたが、現在の日本で“圧倒的な破壊”を描くことは、つまりは3.11を描くことなンだなぁ…と改めて思いました。そのために後半は、もはや“怪獣映画”を超えてしまったワケで…、そしてそれが文化人&知識人の皆さんが“『シン・ゴジラ』を熱く語る”ことの要因になったワケで…。なんだか俺は『ただの怪獣映画じゃない』というスタンスで語られるのはちょっと嫌で「みんな、ちゃんと怪獣映画として評価してるのかなぁ?」と複雑なマニア心理でこのブームを見ていました。  あ、それと石原さとみには「アンタ、馬鹿ァ?」とキチンと言わせるべきだったと個人的には思います。  そして最後に… 市川実日子、想定外の可愛すぎワロスw
[地上波(邦画)] 8点(2018-05-10 16:51:14)(良:1票)
22.  君の名は。(2016) 《ネタバレ》 
泣く子も黙る超話題作。しかし俺は極力事前情報を遮断したまま(大変でしたw)のテレビ鑑賞でした。序盤からの“尾道3部作トリビュート感”も心地よく「こりゃ興行成績もいいはずだわ、久々にテンポいい青春SFアニメだなぁ~」と見ていたら…、中盤での強烈な“バッドエンド”「えっ…!そういうハナシだったのかよ…」と呆然としたワケです。9.11がスピルバーグの『宇宙戦争』の表現に影響を与えたように、この映画には3.11の記憶が色濃く出ていましたね。しかし、そこからがフィクションのチカラなんですよね。再び入れ替わって四葉を抱きしめて「妹ォぉぉぉ!」と泣くシーンはコッチももらい泣きしそうでしたわ(マジ)。ちなみに最初見た時には何故、町長が最終的に隕石のハナシを信じたのが良くわからなかったのですが、アレって「お前は…ダレだ?」と言った瞬間に“かつて自分の愛した女性が(も)秘めていた秘密”を思い起こしたからですよね、きっと…。  そして…ソフトバンクのCM『入れ替わってる!?編』は、“超話題作を地上波初放送するときの仕掛け”としては100点満点でした!お見事です、お父さん!
[地上波(邦画)] 8点(2018-05-10 16:13:53)
23.  アウトレイジ ビヨンド 《ネタバレ》 
「続編なのに面白くなってるじゃねーか、このヤロー!」と思わず“コノヤロー、バカヤロー文体”で書きたくてたまらなくなるから困る(苦笑)。そんな、この映画の“魅力”(もしくは“魔力”)を変に照れずに全開バリバリで押し通した結果のパワーアップだったように思えます。ちょっと大友と木村がビミョーに「いいヤクザ」になってしまいましたが、まぁ逆に感情移入しやすくなって良かったのかもです。 そして…個人的には高橋克典の“特命ヒットマン”がオモロカッコ良くてツボでした(笑)。
[地上波(邦画)] 8点(2017-11-19 11:03:29)
24.  22年目の告白 -私が殺人犯です- 《ネタバレ》 
予告編に使われていたあるシーン(セリフ)が無音だったコトに「あれっ?」と思っていたら…まんまと騙されてました!“ネタバレ厳禁映画”の予告編として(だからこそ?)かなり攻めていた仕掛けでした。画面サイズや映像の質感が細かく変わっていくことで時代や空気を感じさせていくのも“ワザ有り!”ってカンジでお見事。ストーリーのテンポも良く、ドキドキハラハラと制作者側の掌の上で気持ち良くコロコロと転がされながら最後まで楽しめました。  (以下重要ネタバレ)  途中から頭の中には『眠れる森』のあのテーマ曲が流れっぱなしでしたわぁ~(笑)
[インターネット(邦画)] 8点(2017-11-19 10:27:36)
25.  貞子vs伽椰子 《ネタバレ》 
Vシネ時代からの『呪怨』ファンとしては、ある意味で覚悟をキメて(悪い意味で)見たワケなんですが…うはっ!面白い!(笑) 意外に正統派Jホラーしていた前半から、キャラ立ちバリバリの経蔵&珠緒コンビの後半までテンポ良く見るコトができました。 まぁ、異なる世界観の作品を融合させるワケですから“呪いのルール”等いくつかの設定の変更もありましたが…“異種格闘技戦”がルールでモメるのは猪木・アリ戦からのお約束なので無問題なワケなのです。 伽椰子萌えの俺的には、呪いのビデオテープを鷲掴みでヘシ折ってドヤ顔のカヤタソにハァハァ(笑) ただラスト…あまりにも投げっぱなしジャーマンだったのが残念でしたが、まぁこれは「続編はナシよ」という制作サイドからのメッセージなんでしょうね…。というワケで…今まで(食わず嫌い的な意味で)作品を見たコトがなかった白石監督でしたが、「おぬし中々やるなッ!」と認識を改めたので点数はこんなカンジで。
[DVD(邦画)] 8点(2017-08-20 10:51:08)
26.  GODZILLA ゴジラ(2014) 《ネタバレ》 
以前のハリウッド版とは違い、オリジナルゴジラと日本へのリスペクトが感じられる本作。しかしズバリ言って渡辺謙の無駄遣いというか。(形見の時計のシーンは抑えた演出でちょっとジーンとしましたが…)いやあ、それにしても今回のゴジラはマッチョでしたね~(笑)顔も強面だし、なんだか東映ヤクザ映画みたいな匂いまでもカンジました。特に最後のムトーの倒し方は最高!(生首ぶら下げて勝ち誇る様もイカす!)  そして今回強く感じたことは…パラシュート降下中に見るゴジラのシーンを筆頭に、何度も繰り返される煙の中にスローモーション気味に見え隠れする幻想的なシーンに一種の“厳かさ”を感じました。まさに“ゴジラ神話”とでもいいましょうか(個人的には『マッドマックス2』でのオープニングとエンディングのマックスを連想しました)  ところで…  街中に現れた2体の怪獣が雄と雌で、街中で出会って「繁殖するんだわ!」ってそれ『大日本人』の“匂うの獣”!?するとゴジラの立ち位置は…ああ、だから今回のゴジラはムキムキマッチョだったんですね!(違)
[地上波(吹替)] 8点(2016-07-30 13:30:08)
27.  思い出のマーニー 《ネタバレ》 
これはジブリ版『ほん怖』というかJホラーというか。見ていて最初に頭に浮かんだキーワードは“怪異譚”。ジブリっぽく描かれてはいますが完全に“牡丹燈篭テイスト”バッチリなワケです。2度目にマーニーに出会う際、夕陽の中をマーニーがボートを漕いでこちらに向かってくる場面(しかも背中しか見えない)は、かなり怖かったです…。  そして俺の脳内受信機にビンビンに届いたのが、もうひとつのキーワード“百合電波”「今までに会ったどの女の子よりも、あなたが好き」いやこれはもうたまりませんな!グヘグヘグヘ(下卑た笑い)…というゲスな俺を最終的には泣かせるワケですからたいしたもの。しかし謎が解けた瞬間には「ああそうだったのか!」と思いつつもダースベーダやレイア姫が脳内を駆け巡ったのも事実なワケです。ここは“小中理論”の『恐怖映画にとってのロジカルな解決はカタルシスに繋がらない=オチ・理由・説明をつけない』を参考にしていただきたかった。←だからJホラーじゃねえって!  …とまあゴチャゴチャ書きましたが、“時空モノ”に弱いコト(日記とか絵とか写真とか小道具もツボです)、主人公の成長っぷり&エピローグの突き抜け感(なんて爽やかな連中だろう…)に点数は甘くなってしまうのです!  …とでも、言うのだろうか…?(ナレーション中村義洋)
[地上波(邦画)] 8点(2015-12-06 06:29:44)
28.  かぐや姫の物語 《ネタバレ》 
「ジブリの新作は高畑勲で『かぐや姫』だぁ?おいおい大丈夫かよ?」…大変申し訳なかったです。素晴らしかったです。 絵巻物を思わせるような独特の作画も、この映画全体に流れる“お伽噺の空気”の表現としてグッドでした。  そして自分も昔から知っている『かぐや姫』の物語ですから、もちろん最後に月からのお迎えが来ることは分かっているワケです。 かつての映画化でモロにUFOが登場して失笑を買ったりしていたコトを覚えている身としては「どんなのが来るんだろう?」とドキドキしていたら、やってきたのが凶暴なまでの優雅さと冷酷さを体現した“あの世軍団”…非暴力という名の暴力というか「うわ、コイツら絶対俺たちのコトを虫ケラぐいらにしか思ってないだろうな~」と思わせる怖さを出していました。  そして捨丸兄ちゃん…女房子供いるのに姫との逃避行に即答…しかも最終的には「夢か…」と子供を肩車…うーん…苦い…。 “やさしいおじいちゃん”だった翁が権力欲に取りつかれて俗物になっていく様子(しかも瞳キラキラ)も怖かったです…。  気になったのは…物語の中で延々とこの世の醜さにブルブルしていた姫が、何故そこまでこの世に残りたかったのがちょっと俺には分かりにくかったコトかなぁ…。そしてラストは“ただの月のショット”で終わってヨカッタのに…。「ああ!もったいない!」と俺には思えてしまいました。  あと個人的には…クライマックスで、姫の最大のマブダチ?だった女童(ちょっと萌w)の“ナギナタで待機、からのワンパク大行進”に、ちょっとオジサンは涙腺やられました…。←涙腺ユルすぎ(笑)
[地上波(邦画)] 8点(2015-11-29 07:36:50)(良:2票)
29.  風立ちぬ(2013) 《ネタバレ》 
映画冒頭は“主人公の飛翔…そして墜落”という夢のシーン。ココで俺は「もしや!この映画は宮崎駿の『81/2』となるのかッ!?」と思ってしまったワケです。何度も挿入される主人公の夢の場面が現実と区別なく表現されているコト、映画のほとんどが完全にオトナの世界なコト。とくれば…やはりラストシーン(ここも主人公のインナースペース)はやはり大切な人との再会なワケです…。嗚呼!俺の涙の蛇口は完全に壊れました…。もう1回言っちゃう!『風立ちぬ』は宮崎駿の『81/2』だと!  と…まあ長々と妄想を書きましたが(笑)やっぱり“宮崎駿引退作品”として、今までの作品の匂いがしっかりと詰まった集大成的な映画だったと俺は思います。宮さんお疲れ様でした!  ちなみに…今回の宮崎映画の美味そうだったものは…。クレソンと煙草。(吸わない俺でもタバコがうまそうに思えた映画は『ファイトクラブ』以来)
[地上波(邦画)] 8点(2015-03-17 07:31:36)
30.  世界侵略:ロサンゼルス決戦 《ネタバレ》 
うはー!想定外に燃えましたーッ!ナンツ二等軍曹かっけえええええええ!…まぁコレがもし宇宙人相手じゃなくて、アメリカVS他国(自由の敵)だったのなら「戦争イクナイ!」とか見る方も色々と余計なコトを感じちゃったとは思うンですケド、ソコは血も涙もない?宇宙人相手なのでハイパーテンションで海兵隊魂(もしくはジョン・ウェインよろしく西部魂)を炸裂させても無問題!(ご丁寧に劇中では「相手側にはコミュニケーションをとる気はナイようだ!」と“地球側には配慮はあったンですよ”という表現がありましたね)撮影スタイルがドキュメントタッチで、主人公たちの置かれている状況が見えにくい(かといって『クローバーフィールド』のような“POV”よりは適度に見やすい)のもリアルで良かったです。というワケで、この手の映画で素直にコーフンしたのも久々だなぁと点数も甘目で。
[地上波(吹替)] 8点(2013-11-17 05:49:35)(良:1票)
31.  バイオハザードV リトリビューション 《ネタバレ》 
逆回転&スローモーションで始まる今回のオープニングは、見ているこちらの感情を激しく揺さぶるエモーショナルな効果を上げていて文句なしにカッコ良かった!  そして東京ステージでの中島美嘉スーパーバトルや、懐かしのキャラ大集合(クローン技術の無駄遣い)『ドーン・オブ・ザ・デッド』『エイリアン2』などの過剰なオマージュ、そして眼鏡フェチの俺としてはニヤニヤが止まらない“眼鏡ッ娘アリス”まで登場と、今回は“お祭り”なのだと了解するワケです(笑)。  ただ願わくば…『エイリアン3』のせいで『エイリアン2』のエンディングが悲しくてたまらない俺としては、今回イイ意味で予想を裏切って助かった娘ちゃんは…次回作でも無事でいて欲しいなぁ…。
[映画館(吹替)] 8点(2013-03-13 06:06:30)
32.  10 クローバーフィールド・レーン 《ネタバレ》 
映画の中盤まで、カタストロフが嘘か現実か、家主が正気か狂気か、そこが分からないまま進んでいく不穏なカンジがイイですねぇ。いつの間にか共同生活を楽しんでいる場面を挟み込むあたりも「イジワルだなぁ」と後にして思います(苦笑)。その分、ラスト近くから大盤振る舞いで出てくるモンスター描写はチョットやり過ぎ感も…。(ってか、そのネタバレビジュアルを宣伝ポスターや円盤ジャケットに使うセンスってどうよ?)  まぁ、とにかく…主演のメアリー・エリザベス・ウィンステッド可愛すぎワロス!(;´Д`)ハァハァ 彼女が過去の後悔に落とし前をつけるべく前へ進むラストに胸熱なのです!
[インターネット(吹替)] 7点(2022-02-18 11:18:58)
33.  男はつらいよ お帰り 寅さん 《ネタバレ》 
やっぱり寅さんというキャラクターは苦手。あの言動は俺にはキツくて、そのせいかシリーズをほぼ見たコトがない。(伝説の「メロン事件」はやはりツライ!)。ですから立ち位置としては【『シン・エヴァ』が初エヴァです!】みたいな状態での鑑賞となりました。 まずオープニングの桑田圭祐に「マジか!」と一瞬度肝を抜かれましたが、これは儀式の一環(降霊術?)なのだと考え、なんとか自分を納得させました…。  そして、今作の奇跡はゴクミが出演したことでしょう!長期間芸能界を離れていた分の演技のぎこちなさが、かえって不思議なリアルをかもし出していましたね。しかしながら、満男との蘇る青春の日々的なアレコレは「いやいや、そうはならんやろ?」と思いましたけど…。まぁ海外在住だからキスくらいなら挨拶みたいなものだったのかなぁ…。満男、いい夢見たな!(涙)  そして浅丘ルリ子のリリー、夏木マリのゴクミの母も良かった!そして…病室でのくしゃくしゃの万札には涙腺大崩壊(笑)ひょっとして『北の国から』の泥万札のオマージュだったりして…なんてコトを考えながらも【怒涛のマドンナメモリーズ】に俺が謎の懐かしさで泣いてしまうこのカンジこそが、寅さんの存在感なのだなぁと!シリーズ全然見てないのに!←ソレを言っちゃあオシマイよォ…
[インターネット(邦画)] 7点(2021-11-05 17:36:49)
34.  触手 《ネタバレ》 
あれ?結構ヨカッタんだけどなぁ(苦笑)。かつてイザベル・アジャーニの『ポゼッション』で「もっと見せんかい!」と血の涙を流した身としては、今回の触手によるアンナコトやコンナコトをちゃんと見せてくれただけで結構満足しちゃったんですよねぇ~。その辺が触手マスター諸兄たちとは見解が分かれた部分なのですかねぇ…。  不安定な登場人物による不穏な人間関係、そして挟み込まれる不安感マシマシの風景。そんな映画全体のトーンが「あっ黒沢清っぽいなぁ~」と思って、俺的には【黒沢清の触手モノ】(笑)というカンジで面白かったです。それと…クレーターでの【集団アニマル〇EX】は度肝を抜かれました。あんなトンデモシーンを見れただけで最高っす!まぁ、ある意味では裏ギャグシーンだったような気もしますが…。  というワケで…なんとなく佐藤栞里ちゃん似のSimone Bucioタン、可愛すぎ微エロすぎワロス (;´Д`)ハァハァ
[インターネット(字幕)] 7点(2021-04-22 01:18:03)
35.  TOKYO TRIBE 《ネタバレ》 
一言で言えば…HIP-HOP版『ストリートオブファイアー』あるいは『ブレードランナー』的世界観での『燃えよドラゴン』です。  実は俺は園子温監督とはずーっと相性が悪くて「今度はいけるかも…」と思っては「嗚呼…やっぱ俺は園映画はダメだぁ」となるのが常でしたが、今作は大丈夫でした。映画しょっぱなからMC SHOWこと染谷将太がカメラ目線で観客に状況説明をラップするコトで、この映画の虚構性(あるいは寓話性)がハッキリしたワケで。それによって、この映画内における【残虐性&暴力性】が中和されたからかなぁと思います。(ちなみに縄張りが細分化されたTOKYOの街を自由に歩き回る染谷将太は、まるで『ベルリン天使の詩』での天使の姿を連想させました。)そして、その寓話性が故に物語の中で急にラップが始まっても違和感なく見ることができたのだとも思います。寓話性を高めるという意味では竹内力演じるブッパと、でんでん演じる大司教の【やりすぎ感】もイイ意味でメチャクチャで、上手く機能していたのかなと思います。  パンツ一丁で日本刀を振り回す鈴木亮平もヨカッタ!静かなる狂気の窪塚洋介もヨカッタ!そして!パンツ丸出しの回し蹴りを筆頭に、スーパーアクションを次々に繰り出す清野菜名さんが圧倒的にヨカッタ!!!!「そりゃあ、この後ブレイクするに決まってるわ!」と思うしかないカッコ良さでした。ラストバトル時の『VISION STREET WEAR』のTシャツも個人的にはツボでしたね(笑)。  HIP-HOP好きの人だと色々思うコトもあるのかもですが、俺的には満足でしたので、点数はこんなカンジだYO!
[インターネット(邦画)] 7点(2021-03-30 02:07:33)
36.  いぬやしき 《ネタバレ》 
【あの佐藤健が悪役】ってダケでも、この映画には価値アリなのです。「俺が悪役で、ジジイがヒーローか…」ってセリフもメタ的で面白かったですね。平和な家庭の一家惨殺も、5ちゃんスレ住民皆殺しも、新宿無差別大虐殺も、忖度ナシで演じられ容赦ない描写で痺れました!あと個人的にワイドショーのシーンはミヤネさんに【御本人登場】していただきたかったンですが…、まぁそれは仕方ないですね(笑)  一方のVFXも凄く良かったですね。ビル街、繁華街を縦横無尽に飛びまわってのバトルシーンは文句ナシ。素直に「スゲー!」とワクワクしました。ビルの壁面を水平に使ってのアクションも面白かったですね。  ストーリーも犬屋敷と獅子神の【チカラの使い方】を最初から対比させて進んで、うまくまとめていたと思います。終盤ボンヤリと頭の中で「今回のレビューはこんなカンジでマトメようかなぁ」などと考えていた途端のアノ急展開には本気でビックリしました(笑)  と最初にホメてからでアレなんですが…。最初の10分間が苦痛な映画は久しぶりでした。原作を読んでストーリーを知ってるから余計にかったるかったのかも?とは思うのですが…。原作も導入部は同じく暗い雰囲気でしたが、奥先生の画力でグイグイ見せていた感があるのでコレはやっぱ映画の問題なのかな。まぁ話が動き出してからはそんなコトはなかったのですが、やっぱ「ツカミはOK」って大事ですね。  そして主役の木梨さんには、やっぱ最後まで「コレジャナイ感」がありました。木梨さんのネームバリューで勝負しようというオトナの都合はあったのでしょうが、犬屋敷さんは原作寄りの老けた渋い役者さんの方が良かったと個人的には思います。佐藤健が演じる獅子神メインのストーリー(宣伝も当然佐藤健メイン)にしていたら、ソレはソレで面白かったかもなとも思いますね(『殺し屋イチ』方式ですね)。まぁ、大量殺人犯が主演で良いかは別問題ですケド…。  あと…映画のシメは父を見つめる娘の眼差しエンドで良かったのに!せっかく涙腺が緩んだところでのエピローグのアレは蛇足!
[インターネット(邦画)] 7点(2021-03-27 17:31:35)
37.  スプライス 《ネタバレ》 
バイオテクノロジーや遺伝子操作のニュースを見るたびに「秘密の研究所では、きっと怪物みたいなヤバイ生物とか作ってるんだろうなぁ…」と日々妄想しているボンクラの俺なワケですが、そんな俺が【この手の映画で見たいモノ】を出し惜しみすることなくバンバンと出してくれて最高な本作。そして実はそんなキャッチーな映画の裏側には【毒親との関係性と連鎖】というシビアなテーマが見え隠れしているワケなのです。彼らがエルサの実家に行くシーンでは『フォレスト・ガンプ』でジェニーが空き家となった生家に石を投げつけ続けるシーンを連想したりしていました。  キモカワのドレンちゃんが、楽しそうにダンスを踊るシーンとか、猫を抱えてダッシュして「!?」と思わせてからの猫かわいがりとか『生まれ出づる悩み』を感じさせる切ない場面も良かったです。  それだけに、終盤にコテコテのモンスター映画的な流れになってしまったのは「うーむ…。」というカンジ。逆に言えばサービス満点だとは思いますけどね(微笑)。そしてドレンさんの最終形態は、『ジョジョ第2部』に出てきた究極生物カーズ様でしたね(笑)  それにしても、こういう映画での【研究成果の発表会】はだいたい惨劇になりますね(苦笑)
[インターネット(字幕)] 7点(2021-03-27 02:13:04)
38.  電人ザボーガー 《ネタバレ》 
かつてヒーローものを見て育ち、今やポンコツジジイとなり、デキの良い娘と息子は立派に一人立ちしてくれた。。。そんな俺には刺さりまくりの作品でした(しみじみ)。  実は俺も井口監督とは相性があまり良くなくて(汗)ところどころ「あのさぁ~」と思う箇所はあったものの、役者陣の皆さんの好演、AKIKOと母親の会話シーンを筆頭とする涙腺崩壊要素、ザボーガーのカッコ良さ(外見はもちろんアクション、後半での空中戦も最高!)、柄本明は相変わらずこういう作品の悪役が似合う(笑)などなど結果として好印象で見終わることが出来ました。  ちなみに第一部、舞台は70年代だと思っていたのでもう少し時代感が欲しいと思いながら見ていたのですが、時間経過が25年ならばこんなもんですかね(80年代中期?)。でもミスボーグの乗っていた車だけでも意図的にもう少し時代感のある車にしてほしかったですね(個人の感想です)。  そして第二部になり、板尾さんの芝居が始まった瞬間に「うわ、きっつ!」と思ったのは事実。こんなに「いつもの板尾感」を出さなくとも、板尾さんが持っている「味」だけでこの作品に必要な「わびさび感」は出せたと思います。ラスト近くの芝居はいい感じでしたしね。せっかくの前半のテンションからのあの失速感が、ちょっともったいなかったかな。   それにしてもエンドロールでのオリジナル映像の確認で、この作品の原作リスペクトっぷりに改めて感動。アッパレ!
[インターネット(邦画)] 7点(2021-03-21 11:59:54)(良:1票)
39.  殺人ワークショップ 《ネタバレ》 
白石作品ファンにとっては『オカルト』と『コワすぎ!【最終章】』(あるいは“江野祥平サーガ”)を繋ぐ“ミッシングリング”とも言えるこの作品。思ったよりエグいゴアシーンは少ないです。←予算的な問題だったらしいです←でも白石映画お馴染みのゲロシーンはあるよw ラストでの主人公(女性の方ね)の微笑みもいいカンジで、一種哲学的な後味を残す映画でした。 ちなみに…最初のDVシーンで女性が馬乗りになられたシーンで“そういう流れ”にならなかったのはちょっと意外でした…←って、期待してたんかい!!!
[DVD(邦画)] 7点(2018-05-06 12:47:08)
40.  アウトレイジ(2010) 《ネタバレ》 
全編にわたって登場人物たちが、組織内の理不尽さに苦虫を噛みっぱなし。あんまりすぎて『カッコ悪く描き過ぎだ、バカヤロー!」とホンモノのヤクザ側から抗議されるンじゃないかと心配するぐらいの『ヤクザ残酷物語』。なのに適度にコメディタッチで(しかし中華料理屋のシーンはやりすぎw)テンポよく見られるのが北野監督の腕なんでしょうね~。そして小日向さん…“光速ジャブ”やラストの“おねだり”とオイシイ場面ゲットでちょっとズルかったぞ、このヤロー!(笑)
[地上波(邦画)] 7点(2017-11-19 10:46:50)
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