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コメント数 885
性別 女性

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21.  ブリジット・ジョーンズの日記
「高慢と偏見」のダーシーが役名・役柄・役者もそのまんま登場するB.J.ダイアリーの要所というと、フロイライン・ブリギッテのキャラとなるはずだけど・・・努力は苦手なドジッ子で、特に美点も欠点も見出せず、思い入れするでも嫌うでもなく、ただ彼女のデカパンを眺むるのみ。 コリンとヒューのファイトは、「アナ・カン」VS「モーリス」でもあるか。
[映画館(字幕)] 5点(2013-09-24 06:30:03)
22.  恋とニュースのつくり方
なんか「プラダを着た悪魔」に似てるな~と思ったら、脚本家が同じなのね。 あそこまでインパクトはないもののソコソコ楽しめる。 レイチェル・マクアダムスは「消されたヘッドライン」につづいてのマスメディア映画、冷静なアシスタントだったあちらと対照的なチャキチャキの女性プロデューサーは、「プラダ」と同じく恋より仕事。 この夏で70才のハリソン・フォードとダイアン・キートンは初共演? 熟年スター・コンビの2人は余裕で演じてるもようで、ハリソンにとってはひさびさの「ワーキング・ガール」もの。 変わり者・皮肉屋のかつて名物キャスターは、なかなか思い通りにはなってくれないのだけど、「あの子のために」と一肌脱ぐのがカワイイところ。 お天気おじさんはムードメーカー。
[CS・衛星(字幕)] 6点(2013-09-22 14:29:59)
23.  お買いもの中毒な私! 《ネタバレ》 
アイラ・フィッシャーは「ラブ・ダイアリーズ」の方が好きだけど、こっちの方が有名ですよね。 依存症になるほど買い物好き(ショッパホリック)な園芸ライターのレベッカが経済ライターに転身、本名を使いたくなくてつけたペンネームが「緑のスカーフの女の子」。 赤でも黒でもなくグリーンなのが誰にも親しみやすいイメージで、違う分野の人が書くと目のつけどころがちがって新鮮というのはありそう。 お仕事女子モノに恋と友情もからめて、(女性の消費は経済を活性化するものとはいえ)ためこみ型マテリアル・ガールの七転八倒をフィッシャーはハイテンションに演じてましたが、小柄な彼女が着飾ってるとちょっとゴテゴテに見え(メイン・ヴィジュアルではレベッカの身長ひきのばしてある?)、「ダイアリーズ」のイメージがあってね。 デルモ体型の人がやった方がよかったんじゃないかと。 いい俳優さんがいっぱい出てるのは楽しく、ラスト「買いたい病」を克服する彼女に拍手をおくるのが、ILMによるウィンドウのマネキンなのがファンタジックな演出。
[DVD(字幕)] 6点(2013-09-22 14:25:02)
24.  スター・トレック/イントゥ・ダークネス 《ネタバレ》 
4年ぶりのSTは、熱血暴力感動SF。 カーク(クリス・パイン)がメインコアに行った時点で「もしかして…」と思ったのだけど、「スター・トレック2/カーンの逆襲」(82)の名シーンを再現。 テレビで見た時に泣けたというスリコミがあるせいか、条件反射のように涙が落ちてしまい「あ、泣いてる?」 ガラスをへだててふれあう彼らの手!(っていまどき陳腐かもしんないけどイイんだ…) 「新スター・トレック」(ネクスト・ゼネレーション)が好きでも、このファースト・ゼネレーションの強みは彼らの関係が実質フィフティフィフティだからなのを再認識。 TNGのピカードとデータの関わりはあくまで上官と部下のそれなので。 カークとの対立で一時クルーを離れる機関主任スコッティは、サイモン・ペッグがフルに活躍できるシチュエーションだったし、「ロボコップ」のピーター・ウェラーがマーカス提督として久々にSF映画に登場、そしてなんといっても話題性もある「SHERLOCK/シャーロック」のベネディクト・カンバーバッチによる、ハリソンことカーンのブラックホールのような存在感。(知力だけでなく腕力もあり暴力的なので、シャーロックよりコワイ) 私欲というよりあるものに執着する点では「マン・オブ・スティール」のゾッドにも通じるキャラクター、スポック(ザカリー・クイント)とのファイトは両者アクマ系のルックスなのもあって異様な迫力。 スター・フリートの軍隊色やILMの洗練されたVFXが内部のチープさにマッチしないなど気になる部分はあっても、カークの足蹴りやスポックの鉄拳が「テクノロジーよりマンパワー」を強調してそな、近頃なさそなホットムービー☆
[映画館(字幕)] 7点(2013-09-17 18:00:01)(良:1票)
25.  マン・オブ・スティール 《ネタバレ》 
7年ぶりのスーパーマン。 監督は「300」のザック・スナイダーですが、プロデューサーはクリストファー・ノーラン、「バットマン」のようにダークでシリアス傾向の新版は、旧作へのオマージュが顕著だったシンガーの「リターンズ」(6点)を帳消しにし、ストーリー・設定にオリジナリティがあるのがいいところ。 「トリスタンとイゾルデ」のメロートがスーパーマンになるとは意外だったけれど、英国のヘンリー・カヴィルも30才になり、クラークことカル=エル。 「インモータルズ」のように神話的な主人公を演じ、ダークカラーのスーツで俊敏に飛び、最後ちょっとだけメガネのクラークにもなってくれる。 クリプトン関連のデザインは「デューン/砂の惑星」のように有機的で暗黒系、ジョー=エル(ラッセル・クロウ)とゾッド将軍(マイケル・シャノン)の確執をひきたて、共に信念をもつ彼ら。 ローレンス・フィッシュバーンが初の黒人のペリー・ホワイト編集長のデイリー・プラネットの扱いが小さいのは、新聞がもうメディアの主役ではないからかもしれず、先月ワシントン・ポストが売却されたりもしてますが、ココはなくなってほしくないもの。 エイミー・アダムスは自分には4人目のロイス、「リターンズ」のケイト・ボスワースよりらしいキャラに思え、髪がブルネットでないのは全体のトーンが暗い中で明るくするため?(彼女にニコンを持たせることで、カメラマンのジミー・オルセンは登場しないのを示唆) 終盤のメトロポリス崩壊は「9.11は遠くなりにけり」の象徴ともとれ。 クリプトン、メトロポリス同様スモールヴィルも重要な場所なのは変わらず、養父ジョナサン(ケヴィン・コスナー)が戒めに身をもって殉じる死に様は切なく、老けメイクのダイアン・レインはやさしき母。 全編を覆う殺伐とした空気には「もっとファンタスティックなら」と思いつつ、時間を感じさせない映画。 30年前は旧シリーズの映画を見ていて、20年前はテレビの「ロイス&クラーク」、そして今また彼らの新たな物語が始まったのはうれしく思います。
[映画館(字幕)] 7点(2013-09-17 06:00:04)
26.  デュエリスト/決闘者 《ネタバレ》 
「バリー・リンドン」と並び称された映像美。 数千本のCMをこなしていたリドリー・スコットは最初の劇場用映画として、ジョゼフ・コンラッドの短編小説(「エイリアン」のノストロモ号の名もコンラッドの作品からとっている)をベースに長きにわたり決闘を繰り返すフランス軍人デュベールとフェローの奇譚ともいえる物語を織り上げた。 些細な事から始まったそれは図らずも彼らの人生を誇りと血で彩る。 好漢デュベールにいわれのない怨恨を持つ偏執狂的なフェローは、彼への執着を没落の一途をたどる皇帝ナポレオンへの忠誠にすりかえる身勝手さ、デュベールも辟易しながらも影ではフェローの命乞いを行うという複雑な心境を見せ、絆と呼ぶには不可思議な関係が16年に及ぶ。 カイテルとキャラダインは二人を映す鏡として適役。 デュベールをめぐる二人の女性、ローラは介入を許されず去りアデルに至っては夢にも知らぬまま、男だけの世界であり、もはや闘う理由などはさしたる意味をなさぬように思われる。 意地か時代に逆行する一騎打ちの陶酔か。 最後の死闘の果てにデュベールの真情は吐露されるが、崖より彼方を見晴るかすフェローの心に去来するものは何か。(スコットが映画監督になるにあたり先人のキューブリックの映像が頭にあったのは1作目と2作目を見ると歴然ですが、その中にもスコットらしさというものはあり、キューブリックほど人間性を排していないというか乾いてはない。 キューブリックは故人でスコットはまだ現役、それを抜きにして考えればキューブリックの異能の才の評価の方が高いと思いますが、私は人間らしさのあるスコットが好きなのです。)
[映画館(字幕)] 8点(2013-09-15 10:20:44)
27.  高慢と偏見(1995)<TVM>
キーラ・ナイトレイの「プライドと偏見」とは倍以上の尺の差があるので単純には比較できないが、おそらくこれと映画の「分別と多感」(「いつか晴れた日に」)がジェーン・オースティンの映像作品の双璧をなすものであろうと思う。 リジーとダーシーの複雑な恋模様もさることながら、彼らをめぐる人々のスノビッシュな描写が強烈。 オースティンの筆致は俗な人物を描く際に最も冴えわたるのだが、それをさらに誇張しているので大変なおかしみを呼ぶ。 ミセス・ベネットを筆頭にコリンズ牧師、レディ・キャサリン、ミス・ビングリーといったところは何度見ても愉しく、これは映画のおよばぬところ。 コリン・ファースは、身分高くありながら眼光鋭い檻の中の動物を思わせるダーシー。 誇り高く生きるよう育てられた彼は自分で自分を閉じこめており、吐く言葉も不遜なものとなってしまう。 一方リジーも鋭くはあっても口が過ぎ、自分の判断を過信している娘。 気難しい、だが邪心のない2人を序々に変わらせ歩みよらせるのに十分な時間をとり、決定的に結びつけるのは最も不愉快な人間たちとアイロニーもきかせる。 ファースにとっては再び彼を注目させる作品となった。 地味め美女ジェニファー・イーリーのリジーは華やかに見せるためか姉ジェーンとのツーショットが多いが、ジェーンのリジーとは対照的な鷹揚さも魅力であり、ピアノによる音楽は映画は優美、こちらは軽快とそれぞれ作品の持ち味を出している。 難があるとしたらベネット家の猥雑さ、わけても末妹リディアの稚気が作品全体の品まで下げてしまっており、映画のジェナ・マローンがまだしも好ましく思えることか。 (ずっとエクスペンシブだったソフトが、来月ようやくリーズナブルに! 13/9/15)
[CS・衛星(吹替)] 8点(2013-09-15 10:10:36)(良:1票)
28.  プロメテウス 《ネタバレ》 
リドリー・スコットの30年ぶりのSF映画(しかも「エイリアン0」)。 どうかなぁ。 エイリアンと人類の起源を一本にというのは、贅沢とも欲ばりともとれる企画。 「エイリアン」がB級SFを映像と演出によって傑作に仕立てあげた作品なのを考えると、この壮大な逸話はいかにも後づけの感。 「2001年 宇宙の旅」もお好き(映像センスはあっても、キューブリックのような異才・鬼才とはちがってよくも悪くもノーマルな人だと思うので、ちょっとムリしてる感がなくもない)なので、あまり情報は入れずにミステリアスにしたいのだとは察しつつ、キャラクターの行動原理が不可解なのでフラストレーションがたまっても当然。 それに秘密が明かされると、スペース・ジョッキーのように神秘性は失われてしまうものですしね。 「エイリアン」のグロを見せるのは最小限だった編集に比べるとこれでもかってほどグロテスクで、そのあたりのセンスは退行してるのかと。 エレガンスも希薄になったし、(ゴールドスミスのワンフレーズ以外)音楽も普通。 でも鑑賞中は「気持ちわるう! 1回でいいっ」だったのが、再見したくなるような魔力を秘めてるのも事実で、リピーターを生むスコットSFは健在? メインの3人は今年他の映画でも見たキャスト、リプリーに似たキャラのエリザベス(ノオミ・ラパス、一番ドキドキなのは彼女の手術シーン)が、ファースト・チョイスのシャーリーズ・セロン(ヴィッカーズ)だったらまた全然ちがったはず、デヴィッド(マイケル・ファスベンダー)は、彼が見ている「アラビアのロレンス」のオトゥールによく似たアンドロイド、アッシュよりHALに近い。 続編もあるようですが、弟トニーを亡くしたばかりで気落ちしてるだろうとか、一緒にやっていた制作会社スコット・フリーはどうなるのかとか考えると、何年も先になりそうです。
[映画館(字幕)] 7点(2013-09-14 19:30:06)
29.  プライドと偏見 《ネタバレ》 
05年の映画は、人気の高いBBCの「高慢と偏見」(95)とは違うものを作ろうとしているのが感じられる。 滑稽味もほどほどに、英国の歴史あるハウスや風光明媚な景色をふんだんにとりいれ、シーンによっては舞台もかえて映画らしい仕上がり。 キーラ・ナイトレイはリジーには現代的で美しすぎるように思え、ジェーンのロザムンド・パイクも「リバティーン」のエリザベスに比べればかわいらしい役ではあるが、マシュー・マクファディンは個性の強いファースのダーシーとは違う、哀しげで繊細なダーシー像を作り上げていると思う。 ベネット夫妻には親の涙を見せる場面を作り、名残惜しげにロンボーンを去るビングリーを入れるなど原作やドラマにはない要素も加え、ドラマの方がすべて上というわけではない。 ダーシーの最初のプロポーズは屋内ではムードがでないので雨の屋外にしたのだろうし、最後のプロポーズは霧の朝、とロマンティックな雰囲気を重視したアレンジ。 セリフの少ないダーシーの心境の変化には、観客の想像力も必要とされるかもしれない。
[映画館(字幕)] 7点(2013-09-14 09:00:02)
30.  若草物語(1994) 《ネタバレ》 
「若草物語」の映画化は49年版(8点)が好きですが、94年版の花丸ポイントはローリーがクリスチャン・ベールなこと、ローリー度100%で満足度は高い♪ ウィノナ・ライダーはジョーにはどうかと思うのだけど、キーラ・ナイトレイが「プライドと偏見」でオスカーノミニーになったように彼女もこれでノミネートされていて、女優さんは姉妹物に強いってことかな。 同じく南北戦争が背景にある南部の「風共」の対極にあり、北(東)部のこちらは清貧という感じ。 俳優さんが若いのでみずみずしさがあり、自然描写が多いのはいいいのですが、他の映画化同様、本の1冊目と2冊目に1時間ずつの配分なので、駆け足気味ではあります。 ガブリエル・バーンのベア先生が、ローリーとは対照的なあたたかさ。
[映画館(字幕)] 7点(2013-09-14 06:00:02)
31.  人生万歳! 《ネタバレ》 
ウディ・アレンが70年代に書いた脚本に舞台もニューヨーク、アレンの昔の作品の雰囲気。 厭世的な学者くずれのボリスはアレンの分身。 言ってることの半分は正しいと思いつつ、カメラ目線でずーっとしゃべってるのは「カンペ見てんのかな?」と思うくらいウルサイけど、それを受けとめてくれる同居人が帰ってこないと心配でだまりこんでしまう可愛さもある人。 南部育ちの若いメロディはそんなボリスを包みこんでうまくいってたのに、お決まりの心変わりにはガックリ。(この時ばかりは、ヘンリー・カヴィルがいい役とは思えなくて、恋盗人) 最後はうまーくまとまってみんな幸せになれたからいいようなものの、ボリスが再婚した女性ってどんな人だったか記憶にない。 映画のチラシをしばらく冷蔵庫にはってあったので、ボリスとメロディは今でも一緒にいるような気がするのです。
[CS・衛星(字幕)] 7点(2013-09-13 14:00:05)
32.  マスク(1994)
コメディはどんなによくできていても軽視されがち(アカデミー賞よりも、「ミュージカル/コメディ部門」を設けているゴールデン・グローブ賞の方が公正なアウォードといえる)だが、その価値はシリアスなドラマに劣らない。 小心でオドオドしたスタンリー・イプキスと、大胆で怖いモノ知らずなマスクを演じわけるジム・キャリー自身が最大の魅力でILMのCGはあくまでサポート、極端な二面性はオプティミスティックなジキルとハイド? マスクへの4回の変身はそれぞれに見せ場があってあきさせず、衣装はジミ(イプキス・刑事)とハデ(マスク・ティナ)が好対照で、全体のカラー・撮影もきれい。 ランディ・エデルマンのノリのいい音楽がダンスシーンを盛りあげ、軽快なテンポが小気味いい。 アカデミー賞もどきシーンでは、二度目のオスカーをもらったサリー・フィールドのスピーチをアレンジ(YOU LIKE(LOVE) ME,YOU REALLY LIKE(LOVE) ME!)していそう。 キャメロン・ディアスはデビュー作とは思えないナチュラルな演技、チャーミングなルックス、素敵なワードローブで、男性の夢の女性のようなヒロイン。 けなげなマイロもリアル・グルミットのような賢犬(ケンケン)ぶりで、刑事コンビや同僚のキャラも悪くない。 特殊能力を手にした人間の行く末は悲惨なものだが、エンターテイメントらしく後味よく仕上げている。
[CS・衛星(字幕)] 9点(2013-09-13 06:00:05)
33.  ダークナイト ライジング 《ネタバレ》 
クリストファー・ノーランの作風があまり得意でないのは、自分にとって気持ちのいい暗さではないから。 期待に応えるべく周到に準備されたと思しきバットマン最終作も「闇フェチ?」と思ったり。 ただ、ジョーカーにオンブしていた前作とは異なり大変凝った力作だとは感じ、ノーランなりに人間らしくなってきているのかと。 廃人同様のブルース・ウェイン(クリスチャン・ベール)と彼の元を去るアルフレッド(マイケル・ケイン)になりかわり、警察官ブレイク(ジョゼフ・ゴードン=レヴィット)とフォックス社長(モーガン・フリーマン)が暗躍し、二大美人女優(前作のマギー・ギレンホールが不美人といわれたせいか…彼女よかったと思いますけどネ)によるキャットウーマンことセリーナ(アン・ハサウェイ、彼女がもどってくるのがよかった)と謎の美女ミランダ(マリオン・コティヤール、「インセプション」につづいての出演)、後半失速する不気味なべインはマスクをつけて、ブルースの再起はイタそうで。 バットサインに感化される副本部長がマシュー・モディーン(「バーディ」)なのはうれしかった。 終盤レヴィットの比重が大きい理由が判明し、「なーるほど!」 「お膳立て」しときながらその後の彼らが見られないのはチョイ不満ですが。(ベールとレヴィットの共通点っていったら、ともに子役出身ってこと) 最後アルフレッドが、公私ともに立ち直ったブルースを見守っていた慈愛のまなざしがしみじみうれしく、命より大切な「ぼっちゃま」から離れるわけナイと思っていたけど。(コレがあるからホッとできる) これで三部作終了でも、バットマンは2年後スーパーマンと共演予定らしく、ノーランがDCアメコミ・ヒーローを着々と仕切るのはイイのか悪いのか。
[CS・衛星(字幕)] 7点(2013-09-11 11:46:17)(良:1票)
34.  ホビット/思いがけない冒険
「SHERLOCK/シャーロック」のサード・シーズンがおくれているのは、主演の2人が映画に出てるからのようで、それなら映画で会いたい! ワトソン役マーティン・フリーマンはグリーナウェイの「レンブラントの夜警」でも主演でしたが、レンブラント→ワトソン→ホビットってスゴイ変遷。 キャラ的にはレンブラントよりワトソンに近い?主人公ビルボが巻きこまれる冒険は「ロード・オブ・ザ・リング」の前日譚、LOTRのキャラクターがちりばめてあるのでファンの人はうれしいのでは。 イライジャ・ウッド(フロド)は30才すぎても妖精のようなルックス、ケイト・ブランシェット(ガラドリエル)が神秘的に美しく見えるのは威厳があるせいか。 冒頭ビルボが住んでいるホビット庄は桃源郷のような美しさですが、ファンタジーが映像化される場合、邪悪でグロテスクなものまで形として見せられるのがツライところ。 ゴラムもしっかり出てきて「いとしいしと(MY PRECIOUS)」をシツコクやってるのでゲンナリ。(でもそれに耐えたごほうびか、指輪がココで宙に舞う) 旅なんかしたことがなさそうで他人にも興味なさそうなビルボが、友情と勇気を知る第1部。
[CS・衛星(字幕)] 6点(2013-09-10 06:50:19)
35.  アメイジング・スパイダーマン
5年しか空いてないのはライミに続投させるつもりだったからですが、別シリーズになったのでそれだと近すぎる感は否めず、ライミ版がエルフマンの音楽もふくめて個性的だったので、ややおとなしい印象を受ける「アメイジング」。 「500日のサマー」の監督なので、ピーターとグウェン(スーパーマンにロイスとラナがいるように、スパイダーマンにもMJとグウェンがいます)のボーイ・ミーツ・ガールっぽいところも。 半分英国人のアンドリュー・ガーフィールドは繊細さがあるけれど、トビー・マグワイアのような強烈な個性がないのでちょっと弱い感じ。 グウェンのエマ・ストーンは元のブロンド+前髪+ブルーアイで「ゾンビランド」より可愛いヒロイン、彼女の方がピーターより目立ってしまっているかもしれません。(彼女のパパが警察官なので面倒なコトになっていて、ピーターが部屋にいるため「今日はアノ日なの」といってパパを追いはらうグウェンがなかなか☆) メイおばさんがサリー・フィールド、ベンおじさんがマーティン・シーンと豪華なキャストですが、メイおばさんは旧作のローズマリー・ハリスの品のいい老婦人という感じが好きかも。 マーティン・シーンは「星の旅人たち」よりオジイサンぽいヘアメイク、ピーターの愛情表現にはにかむ笑顔がよかったのに退場が早いったら。 ライミ版でもスパイダーマンのVFXは十分アメイジングだったので、クレーンを使用するなどして見せ方を工夫しているよう。(クレーンの作業員が「ヒッチャー」(85)のC・トーマス・ハウエルなのにびっくり!) コナーズ博士の右腕が崩壊するシーンは胸が痛みました、彼にとっては積年の夢だったのですから。 ヒロインから離れようとするのは旧作1作目に似ていますが、あれよりも明るさがあるラスト。 旧作同様、原作者スタン・リーが音楽教師として姿を見せていました。
[CS・衛星(字幕)] 6点(2013-09-07 09:17:40)
36.  フレンチ・コネクション2 《ネタバレ》 
監督も舞台も変わり、ニューヨークから南仏マルセイユへ。 前作はラストの苦さまでふくめて一つの作品だと思いますが、続編を見ることで半月から満月になるように印象も変わってくるし、もう一度ポパイに会えるのはうれしい。 地中海に面した港湾都市マルセイユは、名は知られていても映画で見られる機会は少ないところ。 シャルニエを追って当地を訪れたポパイは、港で捜査中のここでの相棒となるバルテルミー刑事に声をかけますが、うまく発音できずに「バタミ」になってしまうのがユーモラス。(英語ではバーソロミュー) アジトであるホテルに火をつけていぶしだす暴挙も、彼ならではの豪胆さといえそう。 夜のマルセイユを散策し、酒場で若い女の子にちょっかいを出したり、堅物そうなバーテンに一杯おごって意気投合したりといった息抜きもありますが、最大のヤマ場は組織につかまりヤク漬けにされる彼と、そこからの再生か。 このどん底の日々を味わったことがポパイの執念をさらに岩のように固いものにし、長い長い走りっぱなしの追跡(ハックマンが細身の人じゃないので重みがあります)につながり、「ニギニギ」の返礼とあいなったのでしょうね。 前作ほどシャープではないけれど、最後スパッと終わるのはいいと思います。
[CS・衛星(字幕)] 7点(2013-09-06 07:00:01)
37.  それでも恋するバルセロナ
ウディ・アレンのお気に入りスカーレットと、「プレステージ」で彼女と共演ずみのレベッカ・ホールによるスペイン・バルセロナのバカンス。 本能の中に理性が見え隠れするクリスティーナ、理性の奥の本能が目覚めるヴィッキー。 アレンは理性的な人はスクエアと見なして徹底的にからかう、「ホラ、そんな理性の薄皮なんて脱いじゃいなさい、それはホントの君じゃない」と。 彼女たちの前に現れるファン・アントニオが赤いシャツ着てるのは、情熱=本能の色。 マリア・エレーナも同じ色の人で、だから間にクッションが必要なのね。 演じるハビエル&ペネロペ夫妻は、アレンがカリカチュアライズしたラテン系のカラーに愉しんで染まっているよう。 内容とは関係ないけれど、クリスティーナのデジタル一眼のブランドは目に触れないようにしつつ、マリア・エレーナのアナログ一眼のライカの赤いマークはしっかり見せて、クリスティーナを銀塩写真にハマらせるのは、アレンはデジタルカメラ嫌いなんじゃないかと思われて、そうしたカメラへのこだわりに+1点。
[CS・衛星(吹替)] 7点(2013-09-05 16:56:50)
38.  ラブ・ダイアリーズ 《ネタバレ》 
これもアビゲイル・ブレスリンめあてで見てモチロン彼女も可愛かったんですが、アイラ・フィッシャーの役がよかったな。 娘マーヤがパパの3人の女性遍歴の中から誰がママかあてるゲームっていう着想が変わっていて、正解=この映画のヒロインではなく、一番有名な女優さんがヒロインってわけでもないのも変則的。 監督さんが脚本も書いていて、なかなか先が読めない展開にくわえ、ウィル(ライアン・レイノルズ)の仕事(クリントンの選挙事務所)もからんで歳月が流れていく。 ウィルの相手がくるくる変わってもイーカゲンな人に見えないのは、3人とつきあう時期が重ならないのと、彼が基本的にマジメな人だからか。 最初コピー係として登場するエイプリルは服装も質素なのだけど、キラッと光る言動がおもしろい女の子。(ニルヴァーナのカート・コバーンが話題になるのも時代が出てました) 「ジェーン・エア」の本がたくさんある彼女の部屋、その理由は自分も思いあたり(オー・ヘンリーの本が何冊もあり、なくした本を20数年ぶりにようやく手にいれたのは去年)、ちょうど「ジェーン・エア」を再読していた時でもあったし、監督は古書店主として出演もしていて、きっと本好きな人。 今はネットでたいていの本は見つけられますが、こういう見つけ方の方が夢があります。 ウィルが後ろ髪ならぬ「後ろ足」引かれるのも繊細な描写で、レイチェル・ワイズ(サマー)やその年上の恋人の教授(ケヴィン・クライン)もよかった。 邦題はアレですが、原題は「もちろん、多分」ヒロインのセリフから。
[DVD(字幕)] 7点(2013-09-04 07:00:02)(良:2票)
39.  300 <スリーハンドレッド> 《ネタバレ》 
ザック・スナイダーを有名にした「300」は、アートコミックをベースに紀元前のギリシャとペルシャのテルモピュライの戦いを描き、動く絵画のような画作りに映像叙事詩としての価値あり。 数では圧倒的に不利なギリシャの最後まで諦めない姿に悲壮感漂い、ジェラルド・バトラーがマッチョなスパルタ王レオニダス、「ブラザーズ・グリム」のレナ・へディがあれよりも大人っぽい王妃ゴルゴー。 単調にならないように工夫された彼らの優美なラブシーンが、凄絶な戦闘シーンとの対比をなしていました。 最後は「グラディエーター」を思わせる金色の麦畑、父の志は幼い息子プレイスタルコスが受けつぎ次の王となるのを暗示。 この技法がさらに進化して、ターセム・シンの神秘的な「インモータルズ」が生まれたと思いますが、ベージュを主体としたこちらのカラーの方が目になじみやすい感じではあり、どちらも左脳より右脳で見る映画。 本でいえば小説より美術書といったところでしょうか。 マイケル・ファスベンダー(ステリオス)の映画デビュー作でもあります。
[DVD(字幕)] 7点(2013-09-02 07:00:02)
40.  真珠の耳飾りの少女
本物はまだ「青いターバンの少女」と呼ばれていた頃一度見た。 その絵を愛する女性が想像力を駆使して織った物語は着想はユニークであるものの、小説のヒロイン、フリートはいまひとつ繊細さに欠けており、映画版のグリートに多くを語らせぬのはより神秘的で純粋な存在にしたいのが感じられ、製作者の妻が書いた脚本の方が好ましい。 白磁の肌のスカーレット・ヨハンソンの息使いさえ聞こえそうな、静謐な空間での寡黙な画家フェルメール(コリン・ファース)との交歓。 密やかに編まれた恋とも知れぬ絆。 採光や構図も画家の世界を再現したもので、画家が使用したとされるカメラ・オブスキュラも登場する。 耳飾りと一体化するための痛みを伴った儀式は間接的ながら官能的。 フェルメールとの関係が精神的なものならば肉屋の恋人ピーターは現実的な存在であり、演じるキリアン・マーフィは魅力的だが、映画ではグリートとの恋の結末はぼかされているのは、やはりフェルメールに重きを置くためか。 画家のパトロンである好色なライフェンや画家の心に入れない妻カタリーナも作品を盛り上げる。 小説と一番違うのはラスト。 一家を構えたフリートは想い出の品である耳飾りを金に替えてしまう現実派だが、映画はそれよりもロマンティックな余韻を残しており、地味ながら彼らの思いがまだくすぶっているかのようだ。
[映画館(字幕)] 8点(2013-08-03 12:00:03)
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