21. ザ・ロック
《ネタバレ》 定期的に何度も見てしまう映画。 なんというか、やはり完成度が高い。俳優、テンポ、音楽、ストーリー、ユーモア、 そして、後味のよさ。全てがイイ。なんか、気持ちがいいぞ、この映画は。 グッドスピードの「I love pressure」がお気に入り。 ショーンコネリー演ずるメイソンは元英国諜報員らしいが、まさに007。 彼が年老いたボンドにしか見えない。だが、それがいい。 [DVD(字幕)] 8点(2008-08-02 01:05:57) |
22. デッドマン・ウォーキング
《ネタバレ》 死刑者へ完全に感情移入させるタイプの映画と思っていたが、鑑賞してみると加害者と被害者どちらに偏ることなくフラットな目線で死刑を描いた素晴らしい映画だった。 特に最後の、震え怯えながら生々しく処刑されてしまう犯人と、「その理由」である過去の過ちの映像対比がうまい。 あそこで鑑賞者はそれぞれ死刑について、リアルに考えさせられるのだろう。 それにしても不謹慎だが、この映画のショーンペンはやたらカッコよかった。 髪型や髭、憂いの表情がよい。 彼は悪役でありながら繊細で弱い心を持つ人間がはまる。 [DVD(字幕)] 7点(2010-02-07 14:12:54)(良:1票) |
23. 砂と霧の家
《ネタバレ》 邦題が素晴らしい。原題の直訳らしいが、すごくセンスを感じる。 役者の演技や映像も素晴らしくて、映画の完成度は本当に高かった。 複雑なバックグラウンドを持つ人間達が、互いの利権のために争い続け、 ついには共倒れしてしまうという作品。 終盤のお互いに心が通い合いつつあったシーンや、「息子が助かれば財産はいらない」 と言ったべラーニのセリフに感動したが、期待した結末にはならなかった。 とても悲しい脚本だったが、今の時代、形を変えた同じような出来事は、世の中にたくさんある。そういう意味で、とてもリアリティを感じた。 ただ、せっかく映画を観るならば、困難を乗り越えたり、お互いに助けあう作品のほうが断然よい。だからリピート鑑賞をする気は全くない。 でも映画の完成度は、ずば抜けて高い。その点が非常に面白い。 [DVD(字幕)] 7点(2009-03-28 17:49:06) |
24. ランダム・ハーツ
《ネタバレ》 この映画は、人間の生物学的な性質を見事に表現している。 男と女では、男の方が圧倒的に女々しく精神的に弱いという点。 逆境時においては、明らかに女の方が精神的にたくましいという点。 そして、人間は配偶者と死別しても、 子孫繁栄の本能により、いつしか新しい恋に目覚めるという点。 男である僕は、本当にハリソンフォードに終始イライラしっぱなしの鑑賞となりました。 なぜイライラするのか? それは、おそらく僕に通じる点があるからなのでしょう。 自分の男としての弱い部分を如実に投影してるからなのでしょう。 浮気されていたから女々しくなったんじゃない。女々しい男だから、浮気されていたんだよ、ダッチ君。 本当にイライラするが、だからこそ7点を献上したい。 常に男らしい男でありたいもんだ。 [DVD(字幕)] 7点(2008-11-24 01:05:14)(良:1票) |
25. エンジェル・アイズ
《ネタバレ》 傷を負った二つの孤独な魂が、 お互いの愛によって癒され、そして新しい一歩を踏み出していく。 いいですね、こういう映画。 一度、愛を失った人でも、いつしか必ず新しい愛に恵まれるのだ! 愛バンザイ [DVD(吹替)] 7点(2008-11-10 23:49:26) |
26. ルパン三世 トワイライト☆ジェミニの秘密<TVM>
《ネタバレ》 ルパン&ララがラクダで砂漠を横断するシーンが美しい。 流砂に飲まれる時の二人の潔さも、カッコよかった。 他の作品よりも、ややシリアスルパンが多いのではないだろうか。 ララの踊りによるエンドロールからのラストへのくだりも良い。 それにしても、ララ役の声優さんはいい声だな・・・。 [DVD(吹替)] 7点(2008-11-10 23:31:20) |
27. サタデー・ナイト・フィーバー
トラボルタのダンスには、『キレ』がある。魅了されてしまった。 ビールの『キレ』はいまいち分からないが、トラボルダンスの『キレ』は分かる。 映画のストーリー自体は好きではないが、あの『キレ』はたまらない。 素晴らしい『キレ』に7点献上だ。 [DVD(字幕)] 7点(2008-11-04 00:40:53) |
28. リクルート
コリン・ファレルとアル・パチーノとCIA、僕の大好物が3つ揃った映画。 「即興、変更、順応、克服」。胸に刻んどきます。 [DVD(字幕)] 7点(2008-11-03 13:00:51) |
29. ペイ・フォワード/可能の王国
《ネタバレ》 脚本に不満を持つのはナンセンスなので、僕はとても嫌いなのだが、この作品のラストだけは納得がいかない。イヤだ。 どこにでもいそうな少年のアイデアによって、 どこにでもいそうな人間達が「善」の循環を果たす。 だからこそ、視聴者側もいいようのない不思議な感情移入を共にしてきたのに、 ラストに無理やり少年を「聖人」に仕立ててしまった。 しかも、少年が勇気を出して「ペイフォワード」したことによる死。 これによって、一体どれだけの視聴者に「善」と「死」の連想を植えつけてしまったかわからない。 本当ならば、リピートで何回も観たい映画なのだが、どうも気がすすまないのは そのせいだろう。本当にもったいない。 結局、僕の中ではラスト10分前で終了、ということでリピート鑑賞決定。 好きなシーンは、麻薬中毒の放浪者が、橋の上の自殺志願者を引きとめるところ。 「救うものが救われる」という世の不思議さを、うまく表現していた大好きなシーン。 せっかく魂を揺さぶるサブストーリーが随所にあったのに、 製作者サイドは「世の中をよくする」ことより「映画をよくする」を選択したようだ。 脚本にここまで不満を持つのは、この映画が最初で最後だと思う。 [DVD(字幕)] 7点(2008-11-02 01:43:42)(良:1票) |
30. ザ・ファーム/法律事務所
《ネタバレ》 エリートが最悪の状況に、たった一人で立ち向かうという意味で 「頭脳版ダイ・ハード」といえる映画。好きです、こういうの。 挿入サウンドが、ほとんどピアノ音だけというのも良かった。 しかし、この頃のトム・クルーズは本当にカッコイイ。 スーツ姿で走る機会があるたびに、この映画のトムになりきってしまうよ。 いいじゃないですか、なりきるぐらい。 [DVD(字幕)] 7点(2008-10-31 23:17:00) |
31. トゥームレイダー
《ネタバレ》 冒頭でのいきなりのアクションシーンが最高。 カンボジア洞窟での探索~バトルの流れもゲーム感をうまく出せていて良かった。 当時、劇場で観た映画だけどやはりDVD鑑賞ではどうしても質が落ちてしまうね。 ただ、この映画の場合、日本語吹き替えがとてもしっくりきたのは面白い発見でした。 なんにしろ、カッコイイ女を観るとテンションが上がるので僕は好きな映画です。 アクション映画お決まりの爆発からの大脱出を、 犬ぞりしながら微笑してしまうララ・クロフトの余裕が大好きだ。 [DVD(字幕)] 7点(2008-10-21 00:58:13)(良:1票) |
32. スナッチ
《ネタバレ》 作品全体に流れるオシャレな雰囲気が好き。 ブラピが、あのパイキー(流浪民)役を心から楽しんでいる感じがしていい。 この手のオシャレ映画は、たとえ完璧には意味が分からなくても「英語字幕」で流すと なぜだかしっくりくる。部屋のBGMになるからうれしい。 最後のパスポート「THE END」スタンプの締めがこれまたオシャレだ。 [DVD(字幕)] 7点(2008-10-19 21:48:15)(良:1票) |
33. NEXT-ネクスト-
《ネタバレ》 銃弾をかわしていると見せかけて、 実はイメージの中で全弾くらっていたニコラスのガッツに敬意を表して7点。 [DVD(字幕)] 7点(2008-10-05 02:04:45) |
34. レインメーカー
敵陣に単身一人で乗り込み、自分よりも遥かに経験も実績もある人間達に 小ばかにされ、揶揄された四面楚歌の状態でも、自分の信念を貫いたあの会議室のシーンが個人的に大好きで何回も見てしまう。 ルーディのような男になりたい。素直にそう思える作品。 [DVD(吹替)] 7点(2008-09-27 14:57:42) |
35. 宇宙戦争(2005)
《ネタバレ》 劇場で見たとき、衝撃と笑撃がそれぞれあった。 まずは、あの「ブォオオォォォーーン」という不気味なサウンド。 これでもかというぐらい重低音を利かせて映画館に鳴り響く。 やっぱ、映画館はスゴイ。感動の衝撃。 もう一つは、トムのピーナツバター遠投。あれにはやられた。 瞬間的にごっつのキャシー塚本が僕の脳内を駆け巡り、もう戦争どころではない。 緊迫した映画館の中で、ひとり笑いをこらえるのに必死。本当につらかった。 脚本へのツッコミどころは多数あるが、「宇宙戦争~ある家族の場合」という視点で 見れば、とっても素直に楽しめる。基本は家族愛がテーマなんだろうね。 あのピーナツバター遠投シーンにこの映画のすべてが詰まっている。 そう僕は思うんです。 [映画館(字幕)] 7点(2008-08-12 02:23:19) |
36. サハラ 死の砂漠を脱出せよ
期待しないで鑑賞してみたら、意外と面白かった。 ポップコーン片手に観る映画としては合格点。 やはりマシューのやたら男臭い雰囲気は、たまらないものがある。 しかし、副題の「死の砂漠を脱出せよ」は絶対にいらないだろう。 まずまず内容として「脱出」は目的になっていないからである。 これを付けた人は本当にこの映画を観たのだろうか。 B級臭さを漂わしてしまっているだけで、まったくもっていらないタイトル。 素直に「サハラ」でよかったよ。そこがもったいない。 [DVD(字幕)] 6点(2010-01-31 15:48:35) |
37. バンテージ・ポイント
《ネタバレ》 映画としては斬新な構成で面白かった。 ほとんどアメリカの連続TVドラマのノリですね。 シンプルなストーリーを、90分でうまくまとめていて僕は好きです。 ラストの犯人達が少女を避けて車を横転させたシーンには、 思わず感動してしまった。よく避けてくれた。性善説バンザイ。 [DVD(字幕)] 6点(2008-11-30 21:31:48) |
38. スネーク・フライト
《ネタバレ》 DVDジャケットのセンスからして、もうBのニオイがプンプン。 しかし、中身は素直にエキサイティング。さすがサミュエル。 ブチ切れて飛行機に穴を開けるなんて、俺にはとてもできないぜ。 パニック設定が飛行機の中だったにもかかわらず、 エッチしてるカップルが第一の犠牲者という、 B級ホラー暗黙の王道を魅せてくれたことに敬意を表する。 [DVD(字幕)] 6点(2008-11-15 22:10:54)(笑:1票) |
39. クローバーフィールド/HAKAISHA
《ネタバレ》 斬新さがすごくいい。そして、リアル。 実際、宇宙かどこからかあんな怪物がくるとしたら、一般市民はああいった遭遇の仕方しかないんだろうね。 わけもわからず、逃げ惑い、それでもわけもわからず、また逃げ惑う・・・。 最後の最後までわけもわからず、ただ犠牲になって終了。・・・リアルですね。 ぜひ、「アメリカ国防総省側からの視点」で創ったこの映画も観てみたい。 [DVD(吹替)] 6点(2008-10-02 14:37:17) |
40. ブレイブ ワン
この映画のPRとして、「許せますか?彼女の選択」という文が使われているが 明らかに被害者の目線で撮られた映画であって、被害者側にだけ感情移入できるように創られているので、鑑賞後に決して正当な判断は下せないような気がする。 例えば、最後に命乞いしたにも関わらず殺されてしまった残虐な黒人犯人、つまり加害者側を主役にして映画を制作したとしたらどうなるだろうか? おそらく、幼児期の両親からの虐待、貧困、差別、などさまざまな同情するような シーンがスクリーンに映し出されると思われる。人間が悪に染まるには、必ず理由があると僕は思う。 あらゆる復讐は、最終的に必ず自分を不幸せにしてしまう。 「罪を憎んで、人を憎まず」ではあまりにも奇麗事すぎだと思うが、 他でもない、「被害者のために」それを理解させようとする動きが、今の時代では見受けられる。そういう意味では、少し時代に逆行した作品といえるのではないか。 いや、鑑賞後に罪について深く考えさせられた自分がいるので、映画としては狙いどおりなのかな。6点。 [映画館(吹替)] 6点(2008-09-27 15:28:30) |