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ロカホリさんの口コミ一覧[この方をお気に入り登録する

プロフィール
コメント数 1504
性別
自己紹介 先日(2023/6/10)PCが逝ってしまいました。
長年のデータが全てパーです。登録前のレビュー数十本も全部消えました。
バックアップは大事ですねえ。

皆さんも気を付けてください。

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381.  エアベンダー
原作のアニメは見た事ありません。アジア風味全開ですが、あいかわらず向こうの人はこの手の雰囲気が好きなんだなぁ、と。 この作品は尺が短めでつねに駆け足。人気の無い作品がTV放送の際、カットされまくった状態で放送されるような端折り具合が気になりました。世界観も悪くないしネタが無いという中で映画化しているんだから、シリーズ化を目指してもっとジックリと作りこめばいいのに。 主役を演じたノア君は少林寺から引き抜いてきたのかと思うくらい殺陣や演武が綺麗でしたが、テコンドーの黒帯保持者とは恐れ入りますね。続編を作るようなら急がないと急に大きくなりそうなので急いだ方が良いのかも。 4大エレメントを「気・水・土・火」と言ってますが、全ての根源は気であり、気によって操るモノが「風・水・土・火」な気がしますけどどうなんでしょ。
[映画館(字幕)] 5点(2010-07-20 22:22:31)
382.  プレデターズ(2010) 《ネタバレ》 
あのテーマ曲が流れるとワクワク感がありますね。プレデターの一作目に敬意を払っていて雰囲気が良くなかなか楽しめました。細かく言えば、「プレ、もっと武器使って暴れろよ」とか「ハンゾーの中の人は剣道が得意なのはわかるけど、映画なんだから剣道的な殺陣じゃなく大仰しい振る舞いでやればいいのに」とか思いましたね。「男と男の真っ向勝負!」を好むプレらしいといえばらしいですが。 それぞれ戦闘のプロ、殺人のプロと言われているだけあって一筋縄じゃいかない奴らで悪くなかった。ナイフしかない死刑囚はジャンキーでありながら、しっかりと状況を見極め自分を守る防具をくすねて忍ばせていたし、唯一生き残っていた一見人格者っぽいノーランドも極限状態に長時間置かれているためか架空の友人を作っているのか?それとも二重人格者になっているのか?と思わせる壊れた描写もあり人間側のキャラはそれぞれ立っている。メキシカン・マフィア役のダニー・トレホが良い味出てたのに一番手でやられて残念だったなぁ。まぁ肝心のプレデターがイマイチ迫力がないけどロドリゲスはセンスありますね。出来が悪くてビックリした『エイリアンVSプレデター」も全部無かった事にしてリメイクして欲しいな。
[映画館(字幕)] 7点(2010-07-13 22:58:55)
383.  アデル/ファラオと復活の秘薬
原作未読。「かつてない冒険!」「アドベンチャー超大作」と宣伝では煽ってますけど、これが「超大作」であるなら、インディ・シリーズはいくつ「超」が付くんだろう?と思いますね。女性版インディを期待して観ると凄くガッカリすると思われます。最近はJARO(日本広告審査機構)に通報したくなるような誇大広告や宣伝が多いですが、無駄に作品としての敷居を上げてしまうような宣伝は作品が可哀想。 日本人的な感覚からするとドン引きするような描写もありますが、主役のアデルだけは華があり、キュートで知的でユーモアも兼ね備えているのが救いかな。変装しまくるとこはコントでしたが可愛らしくて面白かったです。
[映画館(字幕)] 5点(2010-07-08 22:03:07)
384.  エルム街の悪夢(2010) 《ネタバレ》 
放火により焼けただれた皮膚をリアルに表現したかったのか、フレディは無駄にメイクが凝っていて、そのせいで表情が乏しい。その顔は即身仏のミイラ?どっかの宇宙人?と思うほどのブ男ぶり。セリフ回しもオリジナルのフレディを演じたロバート・イングランドのような「粋さ」が全く無く、ボソボソ喋るだけでただただ陰気。オリジナルでは怯えるティナの「Please God!」に対し「This!Is God!(ニヤニヤ)」って言い回しはシビレたんですがね。今作はオリジナルのシーンを劣化コピーしまくったようで、観賞中は「なんだかなぁ」ばかりでした。まぁこの人は背も小さいしフレディ役には向いてないと思うな。 オリジナルでは回を重ねる度にコミカルでブラックユーモアを交えた変態ドSキャラになっていきましたが、1作目は変態+冷徹な怖さを漂わせていた不気味でカッコイイ(?)凶悪殺人鬼だった。そのフレディが、ただの変態ペドになっているのには言葉を失います。こんなトコだけ現代風にしなくていいっての。ホラー界のスターを何だと思ってるんだろう。 ナンシーも暗くて華がないし、知恵も勇気も感じなかった。 ホラー作品のリメイクがメインのマイケル・ベイの会社であるプラチナム・デューンズが製作ですが、ここはお金はあるけどアイデアやセンスは微妙って印象しかないな。なんでこう名作ホラーをことごとく蹂躙するんだろうか。
[映画館(字幕)] 2点(2010-06-30 00:42:31)(良:1票)
385.  プリンス・オブ・ペルシャ/時間の砂 《ネタバレ》 
プリンス・オブ・ペルシャはオリジナルを移植したSF版はやった事ありますが、今作はPS2版を基にしたそうなので元ネタは分りません。ブラッカイマーらしく、細かい事は気にせず勢いで突っ走れ系の作品でしたが、中世の中東のアラビアンな雰囲気は出てたし、アクションもまずまず。序盤は濃い人が多すぎて主役がどれかわかりませんでしたが、商人やナイフ投げなど出てくるキャラもそれなりに立ってたので悪くなかったです。あの全て無かった事にエンドは、分る人だけ分かってくれれば良いという潔さを感じたし、勘が良く短剣の秘密を知っている、その【分ってくれる人】である姫を引っ掛けるネタにはもってこいだったなと思いましたが、一緒に行動した彼らはスルーしちゃったのが残念。チラ見せで良いから出して欲しかった。
[映画館(字幕)] 6点(2010-06-22 21:25:59)
386.  アイアンマン2 《ネタバレ》 
原作未読。今回はミッキー・ローク演じるウィップラッシュは危険な匂いのする男としてキャラも立っててカッコ良かったのに、あっさり過ぎて拍子抜けだったな。スタークの敵対会社的なハマーもスタークの二番煎じ以下のキャラで小物感を出そうとしてるが、無駄に長く出ているだけで全力で空回りしているように見受けられた。ストーリーも終始グダグダしていて演出もテンポも悪かった。まぁお父さんのエピソードだけは良かったか。 あとスーツ装着シーンが一度しかないのはダメだな。携帯型を装着した時はテンション上がりましたけど、可変含めそれきりでアクションも単純なものばかりだったのが残念。エキスポの桜が舞い散る日本庭園でアイアンマンとウォーマシンを取り囲むドローン軍の画は綺麗でワクワクさせてくれたんですけどね。 エンドロール後のアレはマーベルの世界を広げたいのは分かるし次作やマーベル世界への伏線と理解はできるけど、マーベルファン以外はピンと来ないし、そもそもアイアンマンの映画を観に来てるんだからもっとアイアンマンのストーリーやアクションで楽しませてくれよと思いましたね。本作が納得のいく出来であれば、そんなモンも感じなかっただろうな。前作はそうだったし。
[映画館(字幕)] 4点(2010-06-14 21:03:39)
387.  アウトレイジ(2010) 《ネタバレ》 
序盤の指詰めシーンに小学生が工作で使うようなカッターを持ってきて、「これで詰めろこのヤロー!」「こんなもんで出来るかバカヤロー!」「なんだ手前!出来ねえのかこのヤロー!」「やってやるよ、バカヤロー!」などと、長州と橋本のコラコラ問答を思わせる言い合いからして面白く、常にニヤニヤしてしまいましたね。歯の治療をしている村瀬に、誰でも嫌な顔をするあの「チュイーン」と歯を削る機具で攻めるというエグイ事をし客を引かせつつ、その後には顔中に矯正具のような物で固定された村瀬を見せ、実はそこでは会食が開かれているというたたみ掛ける流れは、痛々しいシーンを笑いに昇華させており巧いなぁと思いましたね。恐怖と笑いは紙一重と言いますが、似たようなモンでしょう。でも死に様や痛いシーンが多く、バリエーションも豊富なだけに苦手な人も多いかな。 たけしは年々滑舌が悪くなっており老いが来てるなぁと思わせましたが、上手く世渡りできない古風で愚直なヤクザを貫禄充分に演じていたし、主要キャストは全員「わたし悪ですが何か?」という雰囲気を漂わせていて見応えありました。イケイケで仕事ができそうな森永健司が存在感ばっちりに脇を固めていて良いですね。漫画の『代紋TAKE2』で言うと政岡だな。 むかし気質の武闘派ヤクザの水野を演じた椎名と、今の時代に合せて生き、自分以外は馬鹿と思っているインテリヤクザの石原を演じた加瀬も対照的で良かったですね。 「全員悪」とは言いますが、武骨で生き方が下手な人間は長生き出来ない世界なのは一般社会と一緒だなと思いました。まぁでも狡猾で世渡りの上手な人間が天下を獲りましたが、結局彼らも下剋上されていく運命にあるんだろうな。
[映画館(邦画)] 8点(2010-06-13 21:49:25)(良:6票)
388.  サバイバル・オブ・ザ・デッド(2009)
ゾンビ三部作の最終作の『えじき』に出てきた学習するゾンビのバブ。賛否両論のその学習するゾンビが生者のように知恵と感情を思い出し文明社会を築くようなラストのゾンビのファイナル・アンサーとなるような『ランド・オブ・ザ・デッド』を撮り、その後に流行りの主観映像によるゾンビ発生のドキュメンタリー風味の『ダイアリー・オブ・ザ・デッド』を撮ったまでは良いが、その後になんでコレになるの?というようなスケールの小さな作品。予算が無いのはわかるが、キャラも魅力がなく歴代シリーズの劣化コピーのような事を繰り返しているだけだった。毎度面白いゾンビの倒し方を見せてきたが、今回はイマジネーションも枯渇したか?と思うような陳腐さだったな。 最後に多少ゾンビの新要素が出て「ロメロ、やっぱり生涯ゾンビなんだな」と思わせますが、『ダイアリー』の傭兵も出てる事だし、この作品は『ダイアリー』のDVDにオマケ短編として入れとけば良かったんじゃないかな。『ランド』までがメインストーリーとしたら、脇道逸れまくってるという感がありますね。
[映画館(字幕)] 3点(2010-06-13 21:42:58)(良:1票)
389.  告白(2010) 《ネタバレ》 
原作未読。娘を殺された女教師の告白と復讐なのかと思いましたが、関わった人間のそれぞれの視点からの告白という形態で、誤解や偏見による見解の相違や論理感で悲劇を生みだし進んでいく展開は中島監督の演出の巧さもあってグイグイと引き込まれるモノがありましたね。編集や間の取り方、子役も上手いし音楽も良いな。 学生時代を思い出しながら観ましたが、「いるよなぁ、このタイプ」と思うような生徒達と無駄に熱血で話を大きくする先生、現実を直視できない母親、子供が思うようにいかないと切れる母親などリアルを感じました。 感情が死んだのかと思わせるような淡々とした口調で告白する森口。彼女は理論的で理詰めで精神的に追い詰めるやり口で怖かったな。最後の「なぁ~んてね。」って台詞は色々なトコに掛けているような解釈ができるので深みが増した。 学級崩壊、いじめ、徒党を組み場の雰囲気に流されノリで悪さを繰り返す少年法に守られた冷めた子供たち。守られていると解った上で軽々しく人の命を奪うのは稀な例だが、命の重みを理解するには自分の大事なモノが壊されないと、ってのは感じますね。全てお遊び感覚なんだろうな。日本の未来はどうなるんだろう。 まぁこの無軌道な子供たちやその親に鉄槌を喰らわすような作品をよく撮ったし、凄いなとしか言えませんわ中島監督。これに対して観た人がちゃんと理解し、向き合うかはその人次第だろうけどね。
[映画館(邦画)] 10点(2010-06-08 22:26:59)(良:1票)
390.  月に囚われた男 《ネタバレ》 
3年間契約の月面での業務っていうのは、宇宙線や放射線の蓄積による被曝やクローンとしての活動限界を考えての設定なんだろうな。3年という任期を終えたら地球帰還までのコールドスリープ・カプセルとい名の棺桶に自ら入りお役御免。それを焼却処理したら新たなサムを地下の部屋から起動させると。徐々に衰えていくサムと、そのサムの事故後に新たに起動された新サム、人工知能ロボットのガーティと出てくるキャラは少ないがなかなか良かったですね。何代も見てきたであろうサムと友情とクローン人生に悲哀を感じたのかなガーティは?会社側だとばかり思ってました。淡々とした映画で70年代後半にありそうなの古き良き匂いのするSF作品でした。邦題のタイトルだとネタばれですね。
[映画館(字幕)] 7点(2010-06-07 23:17:01)
391.  グリーン・ゾーン 《ネタバレ》 
連日ニュース映像で見せられてきた空爆後のイラクとしか思えない街並みなど、実際の映像を見ているだけあってかとてもリアルに感じられるほど見事に再現されていましたね。ボーン・シリーズのグリーンダラス監督らしいカット割りの速さとカメラワークは巧みで、実際のイラク戦争が舞台なので緊張感、臨場感はあったな。大量破壊兵器に関しては歴史的事実としてネタばれしてしまっているわけでストーリーはイマイチ弱かった。社会派とも娯楽映画とも言えず微妙でしたが、最後のイラク人の「お前たちにこの国のことを決めさせない」ってセリフは響いたな。あらゆる戦争や争いで敗者側のセリフになるとおもうけど。 某首相にも某国に言ってみて貰いたいもんだ。
[映画館(字幕)] 6点(2010-05-22 22:11:55)
392.  運命のボタン 《ネタバレ》 
原作未読。「ボタンを押したら100万ドル手に入る。しかし、あなたの知らない誰かが死ぬ。」。結局、ボタンを押すと前回の人が死ぬって事で、いずれ己に返ってくる詐欺のような仕組み。対象が身近な人の場合でも「本当にその人を知っているか(理解しているか)?」という強引さは屁理屈でしかない。70年台後半、NASA、NSA、CIAだのと思わせぶりな舞台設定をし、人知の及ばない存在を匂わせてはいるが、何かを起こすわけでもなく、ただテストと称した馬鹿げたゲームを人類にさせているだけ。たかだか一人の「お金を取るか?他人の命を取るか?」のルールすら正確に伝えていない後出しジャンケンのようなゲームで、人類の行く末まで選択されるにはどれくらい統計を取りゃ納得してくれるんでしょうかね?力を持った者の暇潰しと道徳観の無い人間に対する天罰でしかないでしょ。ルイス夫妻には「尊敬と称賛の念を抱いた」と言いつつ更なる選択を与えてるし、それならその選択の後に人類に対する明確な回答を見せるべきだな。 スチュワードなんか不気味さを漂わせてたし雰囲気は抜群にあったんだけどなぁ。無駄に風呂敷を広げないで、リアリティのある設定に止めたサスペンス物にして欲しかったです。
[映画館(字幕)] 3点(2010-05-19 21:02:39)(良:1票)
393.  ウルフマン(2010) 《ネタバレ》 
デル・トロとホプキンスはさすがの凄みがあり、ヴィクトリア朝のイギリスの雰囲気など抜群で、闇が深くそこに何かが潜んでいる怖さも感じさせてくれた。 メイク・アップにリック・ベイカーを起用するなどツボは押さえており、狼男への変身シーンは骨格があらぬ方向へ動いたり、狼男に襲われるシーンもなかなか陰惨なシーンが多くテンポも良いので悪くないんですが、狼男の悲哀も何もなくアッサリ過ぎたのがもったいないな。精神病院とか、訳知りの使用人とか、狼一族などもっと掘り下げて欲しかった。話によるとだいぶカットしたそうなのでDVDで補完して欲しいところ。
[映画館(字幕)] 6点(2010-04-27 22:51:07)
394.  タイタンの戦い(2010) 《ネタバレ》 
オリジナルは大好きです。 リメイクの今作はそれなりに見せ場も多く、クリーチャーも迫力があって見応えありましたが、尺が短く駆け足なのがもったいないですね。もっと時間を増やして戦闘シーンや仲間との触れ合いなど補えば次々に死んでいくシーンなども重みが出たと思います。最近は「お気楽に見られますよ!」って作りのモノが多く軽いのが残念ですね。 なんでペガサスが黒いんだろ?とかブーボーそれだけか!とか思いましたが、一番はペルセウスはロン毛の方が好いよなぁですね。ワーシントンは悪くない役者ですけど、一人だけ現代の傭兵のような頭だし違和感ありましたね。 あとメデューサの生い立ちを聞いた後にあの仕打ちは不憫だった。シークを捕まえて「どう!」とばかりに睨んだが石化が効かず、「あ~ん、どうしましょう…」って素に戻った困ったような悲しげな表情がまた哀愁を漂わせてました。飲み屋のおネーちゃんになったら、あの憂いを帯びた瞳にイチコロで貢いでくれるオッサンがいっぱいだろう。
[映画館(字幕)] 6点(2010-04-27 22:48:09)(良:1票)
395.  アリス・イン・ワンダーランド 《ネタバレ》 
世界的に有名な原作のオリジナル続編ってどうなんだろう?と思いましたが、バートンだけあって美術は素晴らしかったし雰囲気は抜群だった。アリスを演じたミア・ワシコウスカは少女っぽさを残し、大人にもなりきれていない微妙なお年頃のアリスにぴったり。非道ながらも悲哀のある赤の女王、白いのに腹黒さを感じる白の女王(あの身のこなしは高貴で可憐さなどなんだろうけど、プロレスの武藤のラブ・ポーズを思い起こさせたなぁ。観ながら武藤バージョンの白の女王を想像したら笑ったけど。)、神出鬼没のチェシャ猫、イケイケのヤマネなど主役から脇までキャラは魅力的だった。 ただ思ったよりストーリーやキャラに毒がなく、デップが演じたマッドハッターもデップらしい挙動を見せるので悪くはないけど、もっと弾けてブっ飛んだキャラを期待してたのでイマイチ。最後のダンスはおそらくマイケル・ジャクソンへのレクイエムだと思うが、唐突すぎとセンスの無さで覚めたのも残念。幼年時のアリスを記憶として見せられてしまったので、そっちの方も観たくなりましたね。
[映画館(字幕)] 6点(2010-04-20 21:41:10)
396.  第9地区 《ネタバレ》 
序盤は本物の暴動や事件の映像を取り入れたり、手持ちカメラでドキュメンタリー風に見せたりなど編集がとても上手く、人類と宇宙人の置かれている状況や世界観がすぐに理解できますね。エイリアンが現れ難民として扱われる都市が、「世界最悪の犯罪都市」と呼ばれるヨハネスブルグってのは思い切りアパルトヘイトへの当てつけで面白い。異形の外来種であるエイリアンが、実は人類と全く変わらないんだなと思わせるラストも各国の人種間問題的にも考えさせられ上手かったな。それにしても小エビが可愛かった。 エイリアンのDNAに反応して使用できるという各種武器は変わっていてビジュアル的にも楽しめました。そんな中で一番良かったのはパワード・スーツのようなロボットの活躍ぶりかな。RPGのようなロケット砲が発射され司令船ピンチ!って時に弾をキャッチした時は「おおっ!」と思いました。SFとして設定も戦闘シーンも良く出来ているのでコレ系が好きな人は堪らないと思います。
[映画館(字幕)] 8点(2010-04-14 20:57:07)
397.  シャッター アイランド 《ネタバレ》 
原作未読。驚愕のラストとか煽るのは逆効果だから、良い加減に止めた方が良いと思いますね。 孤島とゴシック調の建造物などは、何かありそうな雰囲気が抜群だったし役者も良かった。ラストも正気に戻り、現実を受け止めた上であの選択は何とも言えない後味があったけど、この手は飽きたんだなぁ悪いけど。 【余談】「字幕」についていけない、内容が理解できない、漢字が読めないなど教育の問題やDVDの普及などもあって、最近は劇場でも「字幕」で観るより「吹替」で観る方が増えているそうで続々と公開されている。映画会社的には「吹替」にタレントでも使えば宣伝になるし一石二鳥なんだろうけど、俳優の声とイメージが違いすぎて映画ファンには敬遠される傾向があるが、気にしない人も増えてきたってコトなんだろうな。まぁ確かに聞きなれた言語であれば理解度も増すだろうが、本物で観ようって嗜好が減ったんだろうか(「字幕」にもきちんと本質を捉えているモノが望まれますがね)。 海外は他国の映画を「吹替」で観るのが主流だそうだが、日本は昔から「字幕」で観る方が多かった。本物志向でオリジナルに敬意を払って観てくれる日本のファンをありがたいと思った海外の映画スターも多かったそうだ。 そんな中、公開された本作の「吹替」は「超日本語吹替版」。本職の声優を使うだの、違和感の無い台詞だの色々と能書きを垂れてるようですが、わざわざアピールするほどのモノじゃなく、やって当たり前だろうという内容で呆れるばかり。 これからドンドン増えていきそうな「吹替版」ですが、作るのであれば本気で作ってくれと願います。観るかは分かりませんが。
[映画館(字幕)] 4点(2010-04-09 23:01:04)
398.  時をかける少女(2010) 《ネタバレ》 
2006年の傑作だったアニメ版の記憶も新しいですが、こう何度も企画に上がるのは原作が世代を超えて愛されて素晴らしいからなんだろうな。原作の筒井はあまり好んでないようだけどね。 前半は安田成美の劣化も伴ってどうなるものやらと思いつつ観てましたが、過去に飛んでからは良かったかな。主役を演じた仲里依紗と、いかにも昭和の純朴で誠実な貧乏大学生という風情の涼太の丁寧に描写されたやりとりは甘酸っぱさを感じさせてくれた。 はっきり言うとストーリーは色々と穴がありますが、タイムトラベル物は整合性を考えると難しいですね。歴代の「時をかける少女」は未来を感じさせるエンディングだったけど、今作はう~ん…って感じの救いの無さが残念かな。
[映画館(邦画)] 5点(2010-03-24 20:33:21)(良:1票)
399.  シャーロック・ホームズ(2009)
ホームズに関してはシャーロキアンではありませんが多少原作を読んで知ってる程度。 今までのホームズのイメージを脱却させたのは冒険だと思いますが、原作やドラマ版にそれほど思い入れはないのでアクティブでエネルギッシュなホームズ像はなかなか面白かったです。探偵らしい推理の面では期待外れでしたけど世界観はよく出来てます。 原作などではホームズより格が落ちるちょっと間抜けな相棒程度だったワトソンが同格的な活躍を見せるのも悪くないし、全力でワトソン依存症なホームズも微笑ましい。ホームズが唯一愛した女性アイリーンとワトソンの婚約者も、ホームズ、ワトソンとそれぞれ微妙な三角関係を形成していて雰囲気が良かった。ブラックウッド卿も邪悪でミステリアスな雰囲気を醸し出してて良かったけど、今作でも軽く出ていたホームズ最大のライバルであるモリアーティを今後どう持ってくるか楽しみですね。
[映画館(字幕)] 7点(2010-03-20 20:54:02)
400.  バッド・ルーテナント 《ネタバレ》 
オリジナルは未見。裏の顔を持つ正義の警官。警察署内でもあれだけ大胆に賭博に関する会話とお金のやり取りをするわ、押収品を失敬するわ、民間人を脅して薬を巻き上げ性欲処理するわ、薬も至る所で使いまくりでハイテンションだわ、よく捕まらないなぁって思った。周囲の刑事は悪業にある程度は気づいてはいるがお互いさまで我関せずなんだろうけど、警察そのものが腐っているという描写があるのかと思えば無いし、能天気に大喜びで表彰する辺り警察は抜けてるってことで宜しいんですかね?基本は悪だけど多少の正義で成功しちゃうのは昨今の子供たちを見る限り教育上よろしくないな。結果オーライながら成功を収めている人生。とっとと捕まえてくれと思ってるのか、もう疲れたなぁという表情のラストはなかなか意味深だった。 それにしてもヴァル・キルマーは干乾びたというか生気を失ったというか華が無くなったな。
[映画館(字幕)] 5点(2010-03-09 22:25:20)(良:1票)
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