Menu
 > レビュワー
 > ゴシックヘッド さんの口コミ一覧。23ページ目
ゴシックヘッドさんの口コミ一覧[この方をお気に入り登録する

プロフィール
コメント数 811
性別 男性
自己紹介 今年は映画見れてないです。

表示切替メニュー
レビュー関連 レビュー表示
レビュー表示(投票数)
その他レビュー表示
その他投稿関連 名セリフ・名シーン・小ネタ表示
キャスト・スタッフ名言表示
あらすじ・プロフィール表示
統計関連 製作国別レビュー統計
年代別レビュー統計
好みチェック 好みが近いレビュワー一覧
好みが近いレビュワーより抜粋したお勧め作品一覧
要望関連 作品新規登録 / 変更 要望表示
人物新規登録 / 変更 要望表示
(登録済)作品新規登録表示
(登録済)人物新規登録表示
予約データ 表示
評価順1234567891011121314151617181920
2122232425262728293031323334353637383940
41
投稿日付順1234567891011121314151617181920
2122232425262728293031323334353637383940
41
変更日付順1234567891011121314151617181920
2122232425262728293031323334353637383940
41
>> カレンダー表示
>> 通常表示
441.  現金に体を張れ 《ネタバレ》 
恥ずかしながらもこの作品の魅力にイマイチ気づけず。 いや、それは本当に恥ずかしいことだと思っているんです。 キューブリックの作品としては、ちょっと普通な印象を僕は受けてしまいました。 地味というか、アッサリというか、シンプルというか、コンパクトというか、、、 そんな感じがしてしまいました。 しかし、もしかしたらコンパクトに纏め上げられた故の良質な犯罪サスペンスなのかもしれません。 それは不必要だと思う場面がほとんど見当たらないからです。 非常に緊張感があり、スタイリッシュな感じもします。 計画が徐々に進んでゆく様は、完璧主義のキューブリックでしか描けないものかもしれません。 僕は犯罪モノを見ませんので、こういう映画は少し不慣れなんです。ラストも衝撃を受けました。 仲間のジョージの奥さん“シェリー”が糞女です。 多分この作品で描かれるのは「男の世界」なのでしょう。女性禁制の世界です。 いろんなダチとかが出てきて、そのつながりが男らしくて面白いです。 まさに男の世界です。だからシェリーの奥さんはそこに出しゃばると非常にウザい存在なんです。 空港で男の連れ添いのような形で可憐な女性が出てきましたが、彼女はまだ出しゃばらなかったから良かったのです。それでも彼女は案ずるだけで何も出来ないのです(無理ヤリにこじつけた感じでスミマセンが)。 この2人の女性像を対比してみるとちょっと面白いです。 あ、ルパン三世の主題歌にもこのような歌詞がありましたっけね。 「男には男の世界がある」でしたっけ? どの作品でも、「男の世界」に土足で入り込んでくる美女というのは魔性の存在な様です。(ルパン作品でも分かるように、不二子ちゃんのような、男の世界に入ってくる美しい女性というのは、男にとって魔性の存在なんですね。) この「現金に体を張れ」でも、どちらかというと女性は男の足を引っ張っている存在なようです。    女性が読むと怒りそうですが、僕は女性を崇拝しています。
[DVD(字幕)] 7点(2009-12-25 01:55:16)(良:2票)
442.  ロック、ストック&トゥー・スモーキング・バレルズ 《ネタバレ》 
恥ずかしながら、なんだか登場人物が多くて、ちょっと頭の中が混雑してしまいました。 どうせ僕なんかにはこの作品の魅力なんてとうてい理解できないのでしょう。 しかしこれだけは分かります。それは無償にカッコイイという事です。 なぜだか知らないが、憧れてしまうほどカッコイイのです。 これは男の憧れる世界だと思います。 物語の最後にいくにしたがって、いろいろな人間が入り乱れてくる感じが非常に素晴らしいと感じたのを覚えています。 映像全体がセピア色で統一されていてとても美しいです。スタイリッシュというのでしょうか? あまりこの作品について分からなかったんですが、そんな状態で評価させていただくのも失礼な話です。すみません。 あと3回観たらもっと高得点を付けられるかもしれません。 また、恥ずかしいことに、未だにタイトルを覚え切れていません。 「ロックストック、、なんとかアレ」とか言って誤魔化しています。 、、、、それから、、、 カッコイイですが、盗品を売ったり、金儲けのつもりが借金メチャクチャ膨らんで怖いオッサンに脅されたり、アパートの隣人がヤバかったり、メチャめちゃ怖い黒人さんがいたり、、、僕にはこんな恐ろしい世界ではとてもとても生きていけまへん。。。 
[DVD(字幕)] 7点(2009-12-25 01:50:09)
443.  ファンハウス/惨劇の館 《ネタバレ》 
トビー・フーパー作品として非常に素晴らしいスラッシャー・ホラーでした。 もちろんトビー・フーパーは「悪魔のいけにえ」というとても偉大なものがありますから、肩透かしを喰らった感を抱く人の方が多いに決まっています。 「悪魔のいけにえ」と比べると迫ってくる感じが無かったなと思ってしまうかもしれません。僕も思いました。 しかし、それはしょうがないことでしょう。「人は意識に反応せずに無意識に反応する」と誰かがラジオで言っておりました。 それで乱暴な言い方をしてしまうと、「悪魔のいけにえ」ではトビーフーパーがあまり意図し過ぎずに、彼の「無意識」の部分で映画を作っていたのだと思われます。 だから忠実に観客に恐怖(他いろいろなもの)が伝わったのだと思われます。 無意識で作ったほうが純度の高いものが出来上がるのでしょう。 しかし、それ以降の彼はあまりの成功に「意識せずには」いられなかったのかもしれません。 だからいろいろと「意識して」ホラー映画を作ってしまうために、観客に伝わりづらいのかもしれません。「空回り」「スベる」といっても良いでしょう。 しかしトビー・フーパーの「狂気」というものがちゃんと彼の無意識にあって、それが彼の意図しない部分で自然に作品に表れているような気もします。 よく分かりませんが、、、おっちゃんが車の中から子どもにショットガンを構えて爆笑する場面ではなかなかの狂気を感じましたが、これはトビー・フーパーならではの侠気の人物描写だと思います。 この作品では、サーカス小屋や見世物小屋での「見てはいけなかったものを見てしまった」ような感覚を味わえるかもしれません。 子供向け(?)でありながらも毒々しくグロテスクな人形達が見事に「狂気」を演出しています。 畸形殺人鬼の狂気とか本気度は、やはりこれはトビーフーパーにしか撮れないものだと思います。この殺人鬼の暴走度は、かつて「悪魔のいけにえ」のレザーフェイスで感じたそれです。 でもオーソドックスなせいか、ポッカリと空虚感を味わうかもしれません。  しかしB級レトロホラー、B級ゴアスラッシャーとして、ど真ん中に位置しそうなこの作品を、僕は愛さずにはいられないのです。  この監督はこの作品で「サイコ」のパロディやったり、「悪魔の沼」でもバスルームの1場面を見ると、相当に「サイコ」が好きなんだなと思います。 
[DVD(字幕)] 7点(2009-11-04 22:49:52)
444.  悪魔の沼 《ネタバレ》 
ついに見ました! けっこう楽しめましたよ。 トビーフーパーらしいというか、かなり「悪魔のいけにえ」に近いところがあります。 階段で殺人鬼とはち合わせるところ、殺人鬼に追いかけられるところなどは「悪魔のいけにえ」で見たそれそのものです! だけれどこの作品ではレザーフェイスのような素晴らしい殺人鬼は出てきません。 しかし、トビーフーパー作品で一番してはいけない事は「悪魔のいけにえ」と比較することだと僕は思います。  この作品ではガッカリする人の気持ちも分かるような気もします。 そもそも僕はこの殺人鬼が好きではありません。ムツ○ロウさんみたいじゃないですか。 または用務員のオジサンみたいです。なんたって彼の髪型とメガネと服装が気に入りません。 ブツブツ言っていて狂った感じも出ていましたが、でもそれが意味不明でイライラしてしまう所もあるかもしれません。 いっその事、殺人一家にしてほしかったです カントリーミュージックがラジオから流れていて、それが良い雰囲気を出していたのですが、少しウルサく感じる場面もありました。 ラジオが効果的だったのは「悪魔のいけにえ」もそうですね。  トビーフーパー監督作品ですから、人々の「狂気」を感じさせるところもあります。本気な鬼気迫る演技を見せる役者もいます。 今回凄かったのは少女の父親で、奥さんに拳を向けている場面では、その狂気が非常によく伝わってきました。 これはもう、トビーフーパーの世界といっても良いような、彼にしか出来ない業です。 ベッドに縛られている奥さんはちょっとウルサかったんですが、、、初めて見たから迫力に気押されてしまっただけかもしれません。 異様な色彩の照明も狂気を感じさせます。 この照明が亜熱帯のような、アマゾンのジャングルのようなそんな雰囲気を出していたかもしれませんね。 ワニというのが微妙なようでいて、これがなかなか良くて、殺人気の「武器」の役割を果たしていたかもしれません。 レザーフェイスの「チェーンソー」の役割です。鎌だと迫力ないじゃないですか。 自分の「武器」によって片足を負傷したのはレザーフェイスも一緒ではありませんか? そういえばこの作品では「片足」を負傷したり引きずっている人が多かったような、、、? 最後に映っているのも「片足」なんですよね? 
[DVD(字幕)] 7点(2009-11-04 22:31:01)(良:1票)
445.  サブライム -白衣に潜む狂気- 《ネタバレ》 
これは「ホラー」コーナーにあって「病院が舞台のB級ホラーか」なんていつもどおり思ってレンタルしたら、全然違いました。とても恐ろしい作品だと思います。 現実と非現実をさ迷うような作品です。だから観ていて凄い内面まで入ってゆくような感じを受けます。そういう「非現実をさ迷う」系の作品としては「ジェイコブスラダー」にも迫るかもしれません。 現実と非現実を旅する物語には、主人公の前に二人の女性が現れるというのが多いと思います。この作品では「奥さん」と「ナース」がそれに該当しそうです。 そのうちの片方の女性が非現実の側に属する存在だと思いますが、この作品ではナースがそれに当たると思われます。このナースはとてもセクシーで美人で素晴らしかったです。 病院は本当に怖い場所だと感じました。もう病院には行けまへん!描かれているのは実際には無いものとしても、けっこう的確な部分は大いにあると思います。 残酷な描写もあり、生々しい部分もあります。 恐ろしい夢です。自分までなんだか長い夢を見ていたような気になりました。 最後の窓ガラスを破る場面では「頑張れ!頑張れ!」となぜか応援してしまいました。 今思えば、彼は自ら死を選んでしまいましたが、それは「魂の開放」だったのだと思います(そういえば「カッコーの巣の上で」の一場面と似たところがあるようにも思います)。 なかなか自分としては面白い作品だったと思います。 この位ならば、DVDを買ってしまうレベルですね僕は。 音楽も素晴らしいですし。 、、、どうりで面白過ぎるかと思ったら「24」の人が作ったんかー。
[DVD(字幕)] 7点(2009-09-18 01:53:45)
446.  死霊のえじき 《ネタバレ》 
地下シェルターっていうのが良かったですな。アンダーグラウンドで。 寂れた町の雰囲気が素晴らしくて、、、 ゾンビの中で一匹だけ人間ぽいのがいたんですけど、、、 銃を撃つし、、、彼はゾンビの中でも孤立していた。 なんか「フランケンシュタイン」を思い出しちゃいました。 素晴らしい作品なんだけど、軍隊を率いる“ローズ”の存在がどうも気に食わなくて、、、それでこの点数。でもこのクソキャラに死ぬときあんなカッコイイ台詞与えていいの? ああいうアホ男は、ただ惨めに死ねばいいのに。「許してくださぁ~い!(泣)」みたいな。 お酒大好きな男がいて、彼はとても良いキャラだった。 ロメロ先生のゾンビ三部作って、黒人さんがとても良い味だしているなぁ、と思うのは僕だけでしょうか? 巨大エレベーターには感動した。だってゾンビがスゲー大量に降りてくるんだもん、圧倒されちゃった。 デスメタル級です(?)。 もしゾンビ好きな人ならば、あの量のゾンビを見るとワクワクしちゃうでしょう!   
[DVD(字幕)] 7点(2009-02-13 18:19:54)
447.  I am Sam アイ・アム・サム 《ネタバレ》 
少女愛好家の方に強くオススメする作品。なぜなら名娘役だからです!(←アホ) 人形作家からも崇拝されている(らしい)ダコタ・ファニング。 ダコタ・ファニングの可愛さのためだけにDVDを買っても良いでしょう!  物語りも優しいですし、色合いも綺麗です。 飽きずに最後まで見せてくれます。 女弁護士もセクシーです。 女弁護士が無料で仕事を引き受けてくれたときに、感動が沸き起こったのは僕だけじゃ無い筈(、、、たぶん) メチャクチャ面白くて凄く感動するんだけど、でも1回観ると満たされちゃって飽きちゃうのが弱点です。でも3回は観ているけど、今回見たらやっぱり面白かったので安心しました。 野郎どもの「ビデオ会」だっけ?オレも誘ってくれよ~! 
[DVD(吹替)] 7点(2008-12-15 04:07:02)
448.  地球の静止する日 《ネタバレ》 
これはパッケージを見て「カルトSF」みたいなことを書いてあったので、 「いい感じの古いB級SFか」などアホなことを連想していましたが、ロバートワイズ監督なので全然B級じゃありませんでした、すみません、、、。 超レトロな感じのモノクロSFですが、「ウエストサイド物語」のロバートワイズ監督なので、人間ドラマがとても豊かに描かれていて、眠くなるということは全然ありませんでした。 「地球が静止する日」というタイトルがとても不気味な印象で、パッケージに映っている巨人みたいのも不気味な感じがして、それで館ホラーの名作「たたり」の監督作品だから、もっと怖くて不気味な作品なのかなと思いましたが、そうでもありませんでした。  宇宙船の構造がシンプルで、とてもカッコ良かったと思います。 ロボットの存在感も素晴らしいです。 音楽も良いですね。 リメイクされるそうですが、今この作品から学ぶものが沢山あるのかもしれません。 
[DVD(字幕)] 7点(2008-12-15 03:32:22)
449.  デモンズ 《ネタバレ》 
良き時代を感じるB級スプラッター映画の傑作。 最初の地下鉄の荒廃した雰囲気がスーパーファミコンのファイナルファイトみたいで良い。 B級なのでショボイところもある。 しかしつくりに気合を感じる。スプラッター映画ファンに高い人気を得ていることは見て分かる内容だ。 劇場にいる人間のキャラクターがアホらしくて素敵だ。 とくに最高なのは盲目のオッサン。某名作映画みたいだけど、こっちは何のドラマもないのでなんでいるのか分からないところが面白い。 女主人公はなかなかの美女だった。 モンスターにやたら迫力がある。デスボイスが最高。 エクソシストみたいな緑色の液体を吐きだして汚いグチャドロスプラッタ満開。 レトロなメタルの音楽がカッコいい! 思い出すのはメタルのライブ。劇場で跳ねたり舞ったりするゾンビどもとメタルのサウンドの融合は メタルのライブを体感しているようでモッシュを思い出す。 メタル好きは見るべし! なにより劇場が悪魔に取りつかれているようなところが気に入った。 最初に見たときこそショボイと思ったが幾度か見るたびに魅力が増す。 入口が塗り固められていたり、マスクの男の存在など妙に謎なところが癖になる。 劇場の雰囲気も変な像とかがあって奇妙だ。 噛めば噛むほど味がでるスルメ映画だ。
[DVD(字幕)] 7点(2008-08-26 00:58:59)
450.  八仙飯店之人肉饅頭 《ネタバレ》 
アイヤ~、ついに観ちゃったー!人肉饅頭。 いやー凄まじかったっス。素晴らしい。まったく観れたもんじゃぁありません! 人には勧められませんねぇ、、、(とかいって友達には勧めたけど)。 やりたいことが全く分からんB級(Z級)作品ではなく、作り手のやりたかった事がちゃんと作品から伝わってくるZ級作品です。 語弊があるかもしれないが、ちゃんとした(?)ビジョンをもって作られた作品だと思います。「酷い」をハンパ無くちゃんと描けているから、本作は「作品」としてとても価値のあるものだと思います。 映像やストーリーなんて評価のしようもありません。 品なんてもんは、この作品には全くありません! 素晴らしい映画を観たくてこの作品を観ると0点です。 しかし、とてつもなく下品で、とてつもなく裏側の、超アンダーグラウンドな闇の、最低な地獄のような雰囲気を味わいたいというならば(Z級の雰囲気を味わいたいのならば)、この作品は8点です。 女警官の元気で面白いキャラが好きだった。 でも、思ったよりもこの作品は明るくて、ナンセンスな笑い(香港映画特有?)とかもあって良いけれど、それが淡々と続くのはちょっと違うかも。 一番見せるべきは、やはり最後の家族惨殺の場面であって、そこを徹底して見せてもらいたかった。 その場面を物語の最後まで引っ張っておいて、そのくせ短い時間で終わらせてしまった。 でもその最後の残酷さは圧巻で、バラバラになったモノを映す場面なんかは(スプッラッタ映画としてはね!)とても素晴らしかった! ウォン氏を演じた方の演技が素晴らしかった。迫力って大切ね! 「調理」場面はとても見ごたえがありました(もっと「調理」場面を増やせっつーの!)。 (どうせの「調理」ならば、汚い男よりも女性の肉体の方が魅力的なのになぁ、なんで男なの!?) 僅かに糞尿描写もあるので、不快指数はかなり高いです。 こういう作品をジョークとして観れる御方には大変お勧めの内容となっております。 (※警告!にも記されておりますが、やはり子供と女性の方は絶対に観てはいけません。絶対にです。) ※もちろん残酷なのが苦手な御方は、こんなレビューは決して読まないと思うので、汚い文章を本当にスミマセン、、、 
[DVD(字幕)] 7点(2008-05-17 01:58:30)
451.  ドラキュラ(1992) 《ネタバレ》 
うっとりとするくらいに美しい作品。こういう雰囲気好きよ。 室内の装飾品や衣装など、雰囲気作りが結構巧みだと思う。 この美しさは「(古典の)ドラキュラ」よりも、 「ヴァンパイアハンターD」や「悪魔城ドラキュラX」のような「現代的ゴシック」の(過剰なまでの装飾美の)美しさを感じました。 音楽がとても重く荘厳で美しい(サントラ欲しい)。 冒頭の毒々しい「赤い鎧」のデザインは毒々しくてかっこ良かった。 空が「真っ赤」なのが何故か印象に残っている。 この作品の「赤」は印象的だ。 ドラキュラが神を呪い、十字架に剣を突き刺す。十字架からは血がドクドクと流れる。 この場面はとても邪悪で、彼が神に背いて「呪い」を受けたという感じがとても美しく絶望的に描かれていて良い。 彼の深い悲しみや怒りがひしひしと伝わってくるようだ。  お城にいる老いたドラキュラ伯爵はダサいと思ったけど、でも怪しくて良いかも。 ジョナサンが先祖を笑ったときの、ドラキュラ伯爵の怒りようが物凄くてカッコイイ! あと、ジョナサンに群がった「鬼女三人」を、ドラキュラ伯爵が追い払う時の呪文と仕草がカッコ良い! ドラキュラ城のデザインは、鉄筋とかコンクリートみたいな印象を受けて、ちょっとダサいかなとも思ったけど、でも何度も観ると、いろいろな美術品やらがゴチャゴチャとしていて良かった。 若返ったドラキュラ伯爵の風貌が凄く美しい!超紳士だ!  本作ではドラキュラ伯爵の悲しい恋愛もテーマになっている。(それがダメなのかな?) ドラキュラは「愛」を知らなかったと思うけど、最後の場面で「悪」から解放され、偉大な「愛」に包まれたんだと思う。 ミナが伯爵夫人の生まれ変わりで、(無意識に)お互いの「魂」が400年の時を超えて愛し続けたり、とても壮大でロマンチックだと思った。 (報われぬ「悲しい恋」ほどロマンチックなものは無いです)  終盤の場面で天井に描かれた壁画が「二人の悲しい恋は伝説になったんだなあ」と、 時を越えたスピリチュアル的な感動を受けた。 ひたすら美しいなあ。。。(僕って変態?) 終盤のアクションみたいのはダレるけど、、、  暗さに、「ゴッドファーザー」のような「重み」「深み」が出ていれば、もっと荘厳な感じになってもっと良かったのかも。  
[DVD(字幕)] 7点(2008-04-24 02:48:14)
452.  ファインディング・ニモ 《ネタバレ》 
面白かった。 まず、「色」がとても綺麗です! 海の「青」が美しく、そして藻やサンゴ礁がとても色鮮やかで宝石のように神秘的だった。 海の中が宝石箱のような賑やかさ。 大量のクラゲ発生の場面も凄く神秘的な美しさで圧倒された。 CG技術がとても素晴らしいですね。CGって個人的に冷たい印象があるけど、 これはとても柔らかくて優しい感じがして良かった。 動きがとても滑らかだから、イソギンチャクとかの動きにこの世のものじゃないような、とても不思議な美しさがある。 『もちろん、「美しい」というのはCGだけのことを言っているのではなく、もっと感覚的なことを言っているのです。柔らかさとか、光の当たり方とか、色を効果的に使っているとか、(グラフィック主義の方には分からないでしょうが)そういうセンスの事なのです。珊瑚礁が美しいのはもちろん当然ですが、それを美しく表現する技術と感性はハンパな事ではありません。 そこに驚きを感じないというのはとても悲しいことです。』  ニモが可愛かったなあ、ニモの声優が良かった。 それで、キャラクターがみんな愉快でユニークな仲間達。 「クジラ語」が面白かった! 歯医者の水槽の中にリーダーみたいなヤツがいて、そいつの傷跡が痛々しかったです。 この作品を観て、「他人をもっと信用しろよ」と勉強になりました。 「幼稚だ」と捉えるのも良いですが、幼稚さを受け入れられる寛容さも重要なのかもしれません。  余談だけど、テレビでやってたピクサースタジオの雰囲気が良かった。とても広々として開放的な感じで。 
[地上波(吹替)] 7点(2008-04-24 02:07:21)(良:1票)
453.  ファウスト(1994) 《ネタバレ》 
非常に難解な映画でした。 寓意的なものが多くて意味不明な点が多かったです。 ただヤンシュワンクマイエルのアニメーションの面白さは楽しめました。 基本的にシュワンクマイエルの作品はダークなのかもしれませんが、その中でも かなり暗い作品だったと思います。 悪魔や錬金術が題材だったのもあるかもしれません。 現実から幻想へ、あるいは現実から人形劇の世界へと迷い込みますがそれがとても深いです。 なぜか以前はレンタルのホラーコーナーにあったのですが、 一般のホラーとは異なりつつも、悪魔の表現は恐ろしく迫力があって、これはホラー以外の何物でもないとも思います。 シュワンクマイエルの作品は食べ物が印象的ですが、この作品も 奇妙な食べ物がおいしそうでありながらも半分はグロテスクでした。 天使と悪魔の描かれ方がユニークです。 木でできた顔がゴロゴロと転がってくるシーンは忘れがたいです。 美しい庭園はなにか不気味さを覚えました。 ストリートオブクロコダイルとも似たダークな美しいシーンがあります。 社会的に見てはいけないものをもろに見てしまった感じはどなたかが言っておられたようにデビッドリンチの映画のようでもあります。 
[DVD(字幕)] 7点(2008-03-16 03:44:13)
454.  続・光る眼/宇宙空間の恐怖 《ネタバレ》 
淡々としていたけど雰囲気は良かったと思う。 少年を映したオープニング場面はとてもシリアスで寒々しい感じがしてなかなか秀逸だと思う。その場面での少年は「オーメン」を感じさせる。 その少年の無表情はとても凄みがあるように感じる(その目で何を見ているの?)。 感情の無い怖さ、冷たさが伝わってくる。 そしてその少年達の正体は、、、ちょっとビックリした。 うん、SFだね。 オーメンほどの厳粛さ、迫力は無いにしても、オーメン的な寒々しい雰囲気はあったと思う。 目が光るのが超怖い!あれ凄いね。あの場面を見ると、一部の方はそのおぞましさにゾッとするでしょう。 東洋系の少女が一人いて、それがとても独特の雰囲気を出していた。彼女不気味! 少年達の最後に選んだ道はとても無機質で、それでいてすごく悲しく感じた。 「人間達は生きればいい」という言葉に「希望」は無くて、「諦め」みたいなものが込められているように感じられて、その「悲しい」と感じたのが少年達側にあるのではなく、むしろ人間側にあるような気もした。 最後に「マイナスドライバー」が映って終わるのもとても虚しく、なんだか愚かさを象徴しているようにも思える。 この作品は前作ほどの緊張感もなく、酷評されているようですが、SFホラーという好きなジャンルなので、7点を入れさせていただきます。 《このシリーズは「光る眼」というタイトルがなんだか素晴らしいと思う。リメイクされたりして、SFホラーの古典的名作とも言われるが、全作品の平均点が低い》
[DVD(字幕)] 7点(2008-03-12 02:03:47)(良:1票)
455.  アダムス・ファミリー(1991)
マリリンマンソンが「クレイドルオブフィルス」のライブを観て、こんな様なことを言っていたらしいです。   「アダムスファミリーがデスメタルしているみたいだ」と、、、  
[DVD(字幕)] 7点(2008-03-09 03:16:39)(笑:2票)
456.  光る眼 《ネタバレ》 
誰が何といおうと面白い。SFホラーの名作です。 シャイニングみたいなオープニングで始まり、 美しい大地と自然と平穏な日常を描きます。 落ち着いた描写です。 それが徐々に崩壊してゆくところが面白いです。 小さな村を舞台にしたホラーはスティーブンキングみたいで良い。 ローカルな雰囲気がアコースティックな音楽とあってます。 序盤の生物災害風な感じも良いです。 徐々にSF風になっていきますが。 スプラッタは少ないですが残酷さやエグさはあります。 バーベキューの場面は何度もリピート再生するかも。 哀愁を帯びたシュールな雰囲気が堪りません。 メランコリックな美しさもあります。 墓で酒びたりするメラニーは美しいです。 霧の立ち込めた崖にたたずむバーバラは哀しくも美しいです。 そんなゴシックロマンも漂わせながら、 未知のSF恐怖は展開されます。  子供たちがシュールです。 リーダーの少女がリスみたいで可愛いです。 瞳の色が綺麗でした。 エイリアンの標本がちょっと面白いです。 この映画は子供たちが怖い映画です。 子供によって苦悩する大人たちの姿があります。深刻です。 最初は「なんだか愛に溢れた村なんだなぁ」なんて思っていましたが、 それは子供がいなかったからです。 子供が生まれてからは夫婦の愛の場面なんてほぼ無く、 あるのは孤独と不安と、それから子供との距離感だけだった気がします。 5回は観ましたが、面白いです。睡魔なんて無く退屈もせずにぶっ通しで観ました。 オカルトに詳しい恩師はこの作品を名作だと言ってました。 昔に親友だった知人はこの映画を普通に面白いといってました。 僕の知人に面白いって人が二人もいてます。 ゴシックとSFの融合したユニークなサスペンスです。 
[DVD(字幕)] 7点(2008-03-09 01:57:38)(良:1票)
457.  ペット・セメタリー(1989) 《ネタバレ》 
キングらしさ全開で、この作品はかなり好きな部類に入る。 なので結構、何度も観ている。 とても哀しくてやるせない感じの作品だ。 冒頭の「お墓」の場面からとても憂鬱で哀しい雰囲気が漂っている。  スティーブンキングの独特な雰囲気が良く再現されていたのではないだろうか。 キング小説は、人々がその内に独特の「闇」を抱えているように思う。 この作品では、キング小説の独特の「闇」がうまく描かれていてると思う。 たとえば、胃癌を抱えた近所のおばさんミッシーなどにその「闇」が表れているかもしれない。 奥さんのトラウマの元となっている「病床の姉」も陰鬱な印象を残す。 その「姉」は怖くは無いものの、「不安」「憎悪」が凝縮されたような歪んだ姿にはゾッとする。  この作品の「道路」と「トラック」はとても危険な感じがして、それ自体が「命」を持っているかのように不気味に描かれている。  主人公ルイスは、ほんの小さな事から「それ」にはまり込んで抜けられなくなってしまう。 「それ」がどんどんと大きくなり、やがては周りの人にも影響し始める。 結局は周りの人がその面倒を被るのだ。 やがては愛する人を失い、その悲しみを埋めるためにまた過ちを繰り返してしまう。 (なんか僕も分かるな、依存するってそういうことだよね?) ルイスが猫を「娘の猫だ」と言ったら、ジャドが「もうお前の猫だ」と言ったのが印象に残った。 「もうお前の責任だぞ!」って言いたいんだね。 幽霊パスコウはかなりイイヤツで、そのキャラクターが気に入った。 優しい幽霊というのはなんかとても悲しい感じがして良い。 終盤のゲイジの演技がお見事!  最後の「B級スプラッター」のようなチープな終わり方が残念でならない。 そのためにこの作品はとても安っぽい印象になってしまった。最後って大事だね! この作品は「見事に描いた作品」だけに残念である。 でも、人物描写が良く描けていると何度も観ても楽しめるよね。 エンドロールの曲は、とても項垂れた感じで哀愁が漂っていて好き(どこのバンド!?)。  ※お気づきの方もいるかもしれませんが、1時間15分辺りで「シャッターを開ける」シーンがあるけど、そこで「謎の声」が入る。その主が「猫」なら良いが、、、?  
[DVD(吹替)] 7点(2008-03-09 01:42:17)
458.  それでもボクはやってない 《ネタバレ》 
なんだか重たかったです。そして腹が立ってしょうがない。 もどかしい。ズルい。 「なんかおかしいんじゃないのか!」と思いましたが、それは監督の狙いなのでしょうか。 「うまくいかない感じ」がとてもよく表れていたように思います。 監督は「伝えたいこと」があってこの作品を作ったんだと思った。 「腐っている」とは酷い言葉ですが、、、これが現状ですか。。。 、、、もう観たくない。(でもリアルなんだよなぁ、、、) でも、なんというか、よくできた作品で、ちゃんと観客を物語の中に引き込ませるし、感じるものがありました。 監督が素晴らしいのだなと思いました。
[地上波(邦画)] 7点(2008-03-02 01:45:58)
459.  肉の蝋人形 (1933) 《ネタバレ》 
これもかなりレトロな感じのホラーで良かった。いや~古い古い。。。 この作品だけではないが、そのレトロ感がホラー映画として良い雰囲気をだす。 冒頭の蝋人形館は、薄暗くて、外は雨が激しく降っていて、ちょっと不気味な感じが出ている。 美しい蝋人形が焼けるのはとてもグロテスクなので、本作ではここが見所かもしれない。 ジャンヌダルク像が美しかった。 正体を現した人形師はとても極悪で凶器をさらけ出して強い。 車椅子を乗っていたとは思えないほどの極悪なパワーは圧巻だ。 僕個人的に好きなジャンルなので、高得点をつける勝手をどうぞお許しください。 
[DVD(字幕)] 7点(2008-02-09 03:29:32)
460.  肉の蝋人形 (1953) 《ネタバレ》 
蝋人形が立ちならぶ館、、、、シチュエーション満点です。 館の中で一人蝋人形に囲まれて制作を続けるというのはとても憂鬱で幻想的な感じを受ける。その蝋人形にもオドロオドロしい「陰」の部分が存在する。 本作では蝋人形が燃える場面が見所です。 完璧な美しいものが崩れていく様はとてもグロテスクだ。 その後の人形師と経営者による激しいバトルアクションも、ホラー映画としてはかなり激しいもので、これも見所かも。 人形の工房では様々な人形のパーツが置いてあり、それが暗闇の中でとてもグロテスクで生々しく猟奇的にうつるので怖い。 そしてヒロインが蝋人形にされかかるシーンはとてもエロティックです。 人形師の部下もとても不気味な存在感で病んでいる。 人形師の顔が崩れるところは個人的に名場面だと思っている。 僕個人的に好きなジャンルなので、高得点をつける勝手をどうぞお許しください。
[DVD(字幕)] 7点(2008-02-09 03:25:43)
010.12%
170.86%
2334.07%
3627.64%
4566.91%
58710.73%
69211.34%
715218.74%
820925.77%
910112.45%
10111.36%

全部

■ ヘルプ
© 1997 JTNEWS