441. SR サイタマノラッパー
ラッパーの話なのに肝心のラップを聞き取りづらかったのが痛い。かなり良くなりそうで、結局ならなかった。みひろの使い方や仲間たちとの関係など消化不良が目立ったが、めがねも帽子もヘッドホンも取り去った主人公の赤裸々さのような、恥ずかしいまでの純粋さ、とはいえ自分でもそれに無理があることはうすうす感づいている(何しろバイトを始めたくらいだし)後ろめたさのようなラストの場面は非常に良かった。日本版8マイル? 悪くない映画だ。 [DVD(邦画)] 6点(2013-02-12 23:23:25) |
442. テッド
笑えたかというと笑えた部分はあるが、下ネタと関係ないところが大半だった。この映画の下ネタは小学生のうんこちんこと同じなので、ただの下品な言葉の羅列で、どうしても笑いにくい。ウィットがない。映画としても一言でいうと「ぬるい」作品で、作中にちりばめられた数々のオマージュ、パロディは楽しめるが、だからどうしたという感じ。エイリアンとトップガン両方に出ているスケリットはちょっと感動した。家に閉じ込められるシーンは完全にトイ・ストーリーを意識しているし、最後のフェンウェイパークはやはりダーティハリーを意識しているように思う。ライアン・レイノルズとグリーン・ランタンのくだりもクスリとさせられたが、映画館で笑っている人は皆無だった。日本人にはやや厳しい。 [映画館(字幕)] 6点(2013-02-08 12:08:09) |
443. 白いリボン
不穏な空気をかもし出すのはハネケの十八番です。 [DVD(字幕)] 6点(2013-02-06 01:32:59) |
444. LOOPER/ルーパー
タイムループものとしては説明を避け、斬新さは特にない。ターミネーター、バックトゥザフューチャーと変わらない。マシンガンをぶっ放すブルース・ウィリスは完全にダイハードにしか見えない。ジョセフ・ゴードン・レヴィットはエドワード・ノートン(これはまぁいいか笑)、そしてレインメーカーはダミアンにしか見えない。とんでもない既視感。つまらないわけではないのだが、どうしても足りない。凡作。 [映画館(字幕)] 6点(2013-01-17 23:43:09) |
445. 幸福の黄色いハンカチ
家父長的イデオロギーが非常に鼻につく点が大幅にマイナス要素だが、ラストは確かに感動的。武田、桃井の二人も素晴らしい。 [DVD(邦画)] 6点(2013-01-07 23:12:24) |
446. 007/ロシアより愛をこめて
まぁ普通です。 [DVD(字幕)] 6点(2012-12-07 00:18:39) |
447. きっと ここが帰る場所
評価が難しい映画。ロードムービーの割には一つ一つのエピソードにあまり思い入れがなさそうだし、やけに色々画面が飛ぶので、どちらかというと「バベル」のような多場面が交差している印象がある。ストーリーもどのようにつながっているか正直追いきれない部分が多く(例えば忍び込んだときの通信簿の意味、ユタ州ハンツヴィルに行ったことと太った息子と二人暮らしの女性との関係(父親がハンツヴィルと言っていた)、そもそもなぜハンツヴィルに手がかりがあるとわかったのか、家出した男と主人公、女の子の関係など)、いわゆるアート系の映画なら「雰囲気で」でもいいのだけれど、ナチスの残党を敵討ちに追いかけるというストーリーはなかなかそうもいかない。分からなくていい部分と分からなければならないんじゃないかという部分が混合して、なんともいえない気分になる。そしてデヴィッド・バーンに絡んだネタなどふざけた部分もあり、不思議な作品になっている。 [映画館(字幕)] 6点(2012-11-28 02:31:59) |
448. パコと魔法の絵本
物足りない。映像は毎回素晴らしい。 [DVD(邦画)] 6点(2012-11-15 22:53:13) |
449. 桐島、部活やめるってよ
ゾンビ映画というのは趣き深い。が、普通の映画である。 [映画館(邦画)] 6点(2012-11-10 14:52:49) |
450. ランド・オブ・ザ・デッド
ゾンビが川を渡り、銃を使い、組織的になるという進化がみられる。ゾンビの国が登場して外交を繰り広げる時代も近い。 [DVD(字幕)] 6点(2012-10-31 01:03:05) |
451. 海と毒薬
若き奥田、渡辺が見られる。しかし葛藤は弱いか。 [DVD(邦画)] 6点(2012-10-30 21:49:28) |
452. アバウト・シュミット
ロードムービーかと思いきやそこまでではなく、毒づきもそこまでではなく、ランドールの一家のめちゃくちゃさもそこまでではなく、全て中途半端になっている印象があって、ジャックニコルソンでなければきつかった。キャシー・ベイツが動けないニコルソンに食事をさせてあげるのは完全にキャリーのパロディ。面白かった。 [DVD(字幕)] 6点(2012-10-28 11:51:29) |
453. 希望の国
《ネタバレ》 これまでの園作品を想像していると意表を突かれる。残酷さやエキセントリックさ、ある種のエクストリームさは影を潜め、真正面からドラマを撮っている(ようにみえる)。福島原発事故が何年前のことかわからないが、まだ国民の中には残っている設定。そして「もう逃げ場はない」というようなセリフから、恐らく本作の原発は西日本にあることが考えられる。「福島を思い出せ」のようなセリフが何度か出てきており、やはり前提となっているが、実際に福島の教訓はほとんど活かされない。妻の宇宙飛行士のような防護服は「園作品らしい」部分であったが、非常に主観的な感情が、単なるヒステリーと突き放すことを許さない。また、実際の福島の映像、津波で荒廃した被災地の映像も織り込まれており、単なるドラマではない。ラストの「愛」も園作品らしい結末だが、その平凡さは、この物語が再び繰り返されるような不安を覚えずにはいられない。園が伝えようとしたのは福島を忘れるな、という分かりやすいメッセージであろう。どこということもなく「帰ろうよ」と何度も言うチエコの言葉が印象的である。 [映画館(邦画)] 6点(2012-10-27 14:33:05) |
454. アウトレイジ ビヨンド
キャストの割に凡作だったというのが最もシンプルな評価であろう。細かい点は他の方がすでに指摘されている通り。前作の圧倒的な迫力には及ばない。 [映画館(邦画)] 6点(2012-10-09 00:28:38)(良:1票) |
455. お葬式
非常に演出、脚本ともに意欲的な映画。葬式という一連のイベントを、複雑な人間関係を瞬間瞬間に垣間見せながら描ききる。なんともいえない人間くささと不条理な雰囲気は後の伊丹作品を思わせる。 [DVD(邦画)] 6点(2012-10-01 23:59:08) |
456. 3-4X10月
ソナチネの原型ということか。ストーリーのつながりはあまりうまくない。絵はいいね。 [映画館(邦画)] 6点(2012-09-11 16:14:04) |
457. あの夏、いちばん静かな海。
退屈だが面白い。不思議な映画。 [映画館(邦画)] 6点(2012-09-11 09:21:56) |
458. その男、凶暴につき
ソナチネ、HANA-BIの方が完成度は上のように思う。あのあたりのアイディアがこの映画に詰まっている。 [映画館(邦画)] 6点(2012-09-11 09:20:26) |
459. ラストエンペラー
どうしても英語に違和感を持つ。ベルトリッチの官能的な映像美は堪能できるが…。 [DVD(字幕)] 6点(2012-08-30 11:39:12) |
460. ダークナイト ライジング
どうしても面白いと思えない。なぜかは分からないけど、アン・ハサウェイの魅力だけではこの映画は持たないのではないだろうか。まとめに入ろうとする平凡さを感じてしまった。 [映画館(字幕)] 6点(2012-08-05 12:23:32)(良:1票) |