561. ブラッド・レッド・スカイ
《ネタバレ》 テロリスト達にハイジャックされた旅客機が空港に着陸。当局の部隊が周りを取り囲む中、降りてきたのは一人の少年だけだった。一体、機内で何が起こったのか?ってゆう出だしの映画。以降、時系列は過去にさかのぼり、機内でのハイジャックの出来事を描いていくんですが、なかなか面白かったです。テロリスト達がわりと凶悪で、それだけでもドキドキしちゃうのに、真相を知った瞬間から(わりと序盤でわかる)、なるほど、そーゆう設定の映画ね、こりゃ、個人的にはワクワクしてまうやんって感じです。設定自体が僕の大好物なので、アラとかも、あんま気になりませんでした。機内のパニックだけでなく、母と子の切なさも描かれていて、そーゆう部分でも良かったかな [インターネット(吹替)] 7点(2022-07-25 00:09:31) |
562. アンテベラム
《ネタバレ》 アメリカの南北戦争時代の南側のプランテーションで、黒人が奴隷として働かされ、殺され、レイプされ、酷い扱いを受けてるくだりがまず描かれ、その後、現代の時代で、黒人女性のヒロインが黒人の差別問題などに関して自分の主張を論じる学者としての日常が描かれるんだけど、その現代のヒロインとプランテーションで奴隷として日々を送る黒人の女性が同じ役者なので、なんなん、この映画とドンドン世界観に引き込まれました。後半には、その謎が突然、解けるのですが、そっからはドキドキが止まらんかったなー。なるほどあの行為はそのためやったんやとか、色々、伏線が回収されてゆくのも面白かったです。ただ、前半はやっぱ観てるのが辛かったし、ちょびっとだけ冗長でした。あくまで、ちょびっとだけやけど。 [インターネット(字幕)] 7点(2022-07-24 14:36:48) |
563. V/H/S ネクストレベル
《ネタバレ》 原題の通り「2」なので、「1」があるのですが、観てないし、観なくても全然OK。男女の探偵がある依頼により、変な家に侵入し、そこで大量のビデオテープを発見。調査のため重要そうな何本かを1本ずつ観るのですが、そのビデオテープの内容がそのまんま、この映画の本編になっています。つまり、短編ホラー映画のオムニバスです。しかも全てPOVです。4話あります。1話目は大して面白くななかったのですが、2話目の短編は世にも珍しいゾンビの目線のPOVで、ゾンビになった気分を味わえ、なかなか楽しかったです。その後の短編も、邪神降臨のグロ儀式につき合わされたり、宇宙人にアブダクトされそうになる犬を体感できたり、色々趣向が凝っていて、普通に面白かったです。POVが好きなら、おススメです。 [インターネット(字幕)] 7点(2022-07-24 09:25:30) |
564. セイント・モード 狂信
《ネタバレ》 医療事故からの精神的ショックで神に救いを求めるようになった看護師の女性が、末期の大金持ちの女性の訪問看護をきっかけに、狂気の世界にいっちゃう様を淡々と描写した映画。彼女の頭の中をずっと観させられる感じです。演出がうまいのか、孤独で狂ってる世界観の雰囲気にドップリ浸らせられ、退屈感はありませんでした。主役の女性の演技には惹きつけられものがあり、怖い顔の時は不気味で、たまに神々しいほど聖母のような顔にもなるし、いっちゃってる顔にもなったりして、彼女が切なく、怖いので、コワ悲しい映画でした。 [インターネット(字幕)] 7点(2022-07-22 21:31:03) |
565. 返校 言葉が消えた日
《ネタバレ》 台湾の人気ホラーゲームの映画化。戒厳令下の台湾、こっそり発禁された本などを読んでると捕まり死刑にされちゃうような厳しい時代、ホラーの世界化された深夜の学校で、怪異などから2人の男女の学生が逃げつつ、自分達に何が起こってるのかを解いていくってのが全体的な設定です。ただ通常のホラーとは違い、その時代に生きてる者の苦しみなども表現され、現実に起こった悲劇の幻想ホラーみたいな作りになっておりまして、「パンズ・ラビリンス」ってゆう映画を思い出しました。個人的にはテンポがいいのか、演出がうまいのか、よくわかんないんですけど、とっても観やすく、謎を解いていくってゆう引きがあるため、先が気になり、退屈感はなかったです。観終わった後も、ホラーと時代背景からくるテーマ性が見事に融合し、ピースがパチッとはまるパズルのように、よーできたお話やなーって腑に落ちました。これ、ゲームで体感したら、そら人気になるわなーって感じです。ちなみに台湾の歴史に疎い僕ですが、その辺は全然気になりませんでした。あと、ネトフリではドラマ版もあり、真相部分は同じですが、全然違った角度からの物語になっております。 [インターネット(吹替)] 7点(2022-07-19 02:13:26)(良:1票) |
566. 呪詛(2022)
《ネタバレ》 「哭悲」など台湾ホラーは最近、なにかと注目されてます。そんな中、ツイッターなどでこちらのホラーが話題になってるので、ネトフリにて鑑賞しました。POVやドキュメンタリータッチなホラーってゆうのはブレアウィッチで注目を浴び、以降、沢山作られるようにったのですが、僕は、この手法はホラーととても相性がいいと思っています。多少、特撮やCGがチャちくても、ホラーにとってとても重要な臨場感の恐怖ってのが、簡単に表現できるからです。近頃では、1つの手持ちカメラだけじゃなくて、監視カメラ、携帯映像など多数のカメラを使用し、たまに普通に映画的な視点の映像も混ぜたりして、通常のホラーを観るのとかわらない感覚で楽しめるように工夫されています。こーゆうタイプの作品では、白石監督のホラーが一番怖くて面白いと個人的には思っていますが、この作品はそのテイストにとても近いと感じました。ただ、時系列が結構バラバラでつなぎ目もわかりにくく作られてるので、若干、ストーリーが難解気味で、観てる間は脳みそ使いました。全体的な感想としては、子供がカワイソーな事になっちゃうので、恐怖より切ないが勝ってしまい、観るのが精神的にしんどかったかなー。でも元凶の怪異の「大黒仏母」ってのが、そのネーミングやイメージ像が、僕の不気味ポイントにドンピシャで、メチャメチャヤバい禍々しさを感じちゃって、その部分ではゾゾゾでした。だいたい名前に仏って入ってるのが、すごく怖いです。仏ってどっちかゆーたらイイモンじゃないですか?でも僕は小さい頃から仏のあのニコリとしてる顔がなんか不気味で、だもんで、怪異に仏って入ってると逆に怖く感じちゃうんです。あと母って文字も、怪異だと途端に邪悪に感じて、クトゥルフなんかをイメージしちゃいます。体は仏チックなんだけど顔を隠してるってゆう姿もアジア的な陰鬱な怖さがありました。映画では最後、その顔を拝見できるのですが、アレ観たら、正気度がゴソッと削られ発狂しちゃうっての、なんか納得できました。 [インターネット(字幕)] 7点(2022-07-17 12:16:50) |
567. ハン・ソロ/スター・ウォーズ・ストーリー
《ネタバレ》 僕は小さい頃からスターウォーズが好きだったので、ニワカではないのですが、知識はものすごく浅いくらいの距離感で、そこはニワカです。ニワカじゃないのにニワカです。だから、この作品も、観たいなーって思いつつ、長年放置し、今さら観ちゃうってゆうノリです。僕はスターウォーズはごちゃまぜの世界観ってイメージです。SF、戦争映画、西部劇、冒険活劇、時代劇、ファンタジー、コミカル、シリアス、色々つめこまれてるし、つめこめる、それがスターウォーズじゃないかと。だからあんな恐ろしい帝国軍に、あのカワイくてユーモラスなイウォークが登場し、大活躍しちゃうとゆう、北斗の拳にリラックマが登場したような衝撃をうけ、それが痛快だったりするんだと思います。ルークが正統派冒険ヒーロー的なノリ、R2D2とⅭ3POがピクサーのウォーリー的なノリ、そのかたわらで活躍する、ソロハンの僕のイメージはアウトロー的、カウボーイビバップ的なノリ。そーゆう意味では、この映画の雰囲気は悪くなかったです。スラムの親玉からの脱出、戦場、列車強盗など、考えたら怖くてヤバい場面にいても、常にソロハンのノリで深刻にならず、どこか、緊迫感の抜けたユルイ感じで、観てて安心ってゆーか、ポカーンと楽しめちゃった。ソロハンがドンドン裏切られても、フジコちゃん的なノリやなーって思えちゃう。ちなみにキャラ的には女性型で毒舌ってゆうL3が魅力的でした。 [インターネット(吹替)] 7点(2022-07-02 12:07:22)(良:1票) |
568. THE BATMAN-ザ・バットマン-
《ネタバレ》 ドクターストレンジ最新作ではヒーローモノでホラーをやり、こちらはヒーローモノでサイコサスペンスをやってます。ヒーローモノとこういったジャンルとの融合は、今までそんな観たことなく、最近のトレンディーなのかな。僕はサイコサスペンス系は好きなので、長くゆったりしたテンポですが、全然、退屈ではなかったです。最後はヒーローモノとして、ちゃんと盛り上がる展開になってるし。ちなみに、エンドクレジットに仕掛けがあり、そこでリドラーの謎を解くと、映画でカットされたシーンを観ることができるらしいのですが、検索すれば今では普通に観れて、そこには、この映画で最後にリドラーに話しかけた人物が登場し、バットマンと会話しています。バットマンはリドラーの手がかりを追うために、その人物に面会してるってシーンです。そして、この映画は例のごとく3部作が想定されており、次回作には、その人物がヴィランとして登場するかもってゆう匂わせが、そこかしこに。ま、お馴染みのヴィランなんですけど。次回作は、いったいどんなテイストで見せるてくるのか、楽しみではあります。 [インターネット(吹替)] 7点(2022-06-27 10:52:23) |
569. ドクター・ストレンジ/マルチバース・オブ・マッドネス
《ネタバレ》 ワンダビジョンはまだ観てないので、ワンダがどないな状態になってるかは知らずに観ましたが、まさかスカーレットウィッチとドクターストレンジが戦う映画だったなんて。戦い方も魔法使いVS魔女とゆうことで、悪霊やゾンビ化も出てきて、サムライミ監督のハチャメチャホラーさも加わり、奇想天外な展開もあり、だいぶ楽しめました。Xメンやファンタスティックフォーの登場もビックリ。ちなみに最後出てきたキャラ、クレアやって。知らんから、思わず調べてもーたわ。 [インターネット(吹替)] 7点(2022-06-24 11:07:04) |
570. オーヴァーロード
《ネタバレ》 もっとB級よりの映画かなって思っていたが、意外と冒頭から本格戦争映画。最初の空挺の落下傘も迫力があり、主人公の周りで銃弾が飛び交う中の降下は、主人公目線で結構、恐怖感がありました。あちこちで爆発し、下からの銃撃で仲間が死んでいく中の決死の降下、臨場感バッチリ。以降もナチスの研究施設潜入までは、ほぼ戦争映画。しかしナチスはホラー的な研究をしており、戦争映画のテイを成しながら、ホラー要素が加わった感じになっていました。普通に面白かったです。 [インターネット(字幕)] 7点(2022-05-12 09:58:06) |
571. Mr.ノーバディ
《ネタバレ》 悪い奴が手をだしたら、メチャ、ヤベー奴で逆にボコボコにされる系の映画。ただ、前半、バスで喧嘩になるんだけど、一方的に敵をやっつけるんじゃなく、主人公も結構、ボコボコにされるってのが、なんか新鮮。後半の銃撃戦は、こっちのテンションもあがりまくりのカッコよい大量のモブキャラ殺しで、スカッと解決。 [インターネット(字幕)] 7点(2022-05-11 11:48:18) |
572. 殺人漫画
《ネタバレ》 題名そのままのストーリーがまず展開される。ホラー漫画で描いた通りの出来事が次々起こる。漫画で描かれた通りの構図で、漫画で描かれた通りの反応をしてしまい、漫画で描かれた通りの死に方をする。で、刑事がその漫画家を事情聴取って感じ。この刑事がまた変なキャラで有能やねんけどメチャ軽いノリやねん、その部下も軽いノリ。なんでこんなキャラやねんと思っていたら、それがちょっとした伏線にもなってたりもする。あと、ホラー漫画で描かれた事が実際に起こるってのは現実では起こりえないので、真相には当然、超自然的な事が関係してくるねんけど、その仕組みもわりとよく出来ていて、妙に納得できました。ちなみに、劇中、たまに映像が漫画になったり、漫画からリアルな映像になったりするシーンが何回あって、これが観てて癖になるってゆーか、視覚的に楽しませてくれました。 [インターネット(字幕)] 7点(2022-05-09 00:28:28)(良:1票) |
573. 悪魔を見た
《ネタバレ》 韓国のこの手のサスペンスは容赦がないです。女、子供も平気でエグく殺したりして、被害者も助からない場合も多く、観る時、だいぶ、心の準備が必要です。この映画も、いきなり冒頭からエグく殺される主人公の嫁さん。感情を遮蔽して距離感をもって観なきゃって感じです。また犯人が野獣みたいな奴で。でも普通の復讐劇にしない発想の新鮮さが韓国映画らしいとゆうか。緊迫感もあって、どーなっちゃうのかが知りたくて、映画には集中させられました。ただ、最後まで観ても、全然スッキリせず、嫌な気持ちだけ残る映画でした。 [インターネット(字幕)] 7点(2022-05-07 08:12:37) |
574. オールド
《ネタバレ》 ほどよいホラーテイスト、ほどよい謎、ほどよい超常現象。そして、ほどよい既視感。ジョジョのスタンド攻撃みたいな年齢を高速にとるってゆう場所に閉じ込められるってゆう映画。ただ、肌を切ったりして傷つけても、速攻、治っていくってゆうのは目新しかったです。手足が変な方向で固定されてしまうのは、ちょっとエグかったなー。伏線もきっちり回収されて、オチもほどよかったです。 [インターネット(字幕)] 7点(2022-05-06 20:48:08) |
575. ミセス・ノイズィ
《ネタバレ》 騒音おばさん、炎上商法ってゆうワードでデコレーションした小粒だけと中々の良作でした。偏見とか、ボタンの掛け違いとかってゆうお話自体は目新しくないんだけど、演技とか演出がうまくて、結構グッときました。誰だって、色々あるんすよ。ナニ様だって色々背負ってるんすよ。そんな気分になれました。 [インターネット(邦画)] 7点(2022-05-05 00:04:43) |
576. キャラクター
《ネタバレ》 駆け出しの漫画家が連続殺人鬼に目をつけられるってお話。セカオワのFukaseの殺人鬼役は典型的なチョットいってるけど頭がきれる連続殺人鬼なんだけど、なんか注目してしまうくらいハマってました。脚本の方も、予想外の展開があり、見ごたえがありましたが、ちょっと残念な箇所もあり、スゲー面白いまでいかなかったかな。でもま、暇つぶしにはちょうどいいサイコサスペンスでした。 [インターネット(邦画)] 7点(2022-05-02 21:31:55) |
577. ドライブ・マイ・カー
《ネタバレ》 嫁さんが、観てみたいと言ったので、なんの前情報も調べずに、9歳の子供が横でスイッチをしてるリビングでアマプラ鑑賞。子供時代、親と一緒にテレビ観てて、エッチシーンがあって、なんかバツが悪くて、一緒にいるのがメチャ苦痛状態になった時、親も同じ気持ちなんかなーって想像したんやけど、その親の気分を思いっきり味わえました。んなことはどーでもいっか、とりあえず、2回のエッチシーンが終わり、妻が死んで、よーやくタイトルロール、さすが179分の映画。長い映画で淡々としてるのですが、不思議と退屈感はなかったです。妻も子供も失くしてる男って、想像するだけで恐ろしい絶望しかなく、でも淡々と日々をこなす主人公に対して、心の中はどーなってるか、それを考えてるだけで、時間が過ぎていき、僕自身も演劇をチョットかじってるので、役者を集め、本読みから始まり、演劇を作っていく過程そのものが興味深く見れたのが退屈に感じなかった要因かもしれません。あと、穏やかに時が流れたかと思えば、なんか不気味で不穏な空気感になったりするのも良かったのかも。ちなみに、感動とかはそんなになかったのですが、生きていくうえで、これから訪れるかもしれない試練に対する覚悟みたいなものの片鱗くらいは感じれたかなー。生きていくって大変。 [インターネット(邦画)] 7点(2022-05-02 10:49:32) |
578. 孤狼の血
《ネタバレ》 昭和のヤクザものみたいな映画。主役は刑事。ヤクザの抗争でどーするかってゆうよくあるお話なんだけど、普通に面白かったです。死体描写が結構、グロかったです。 [インターネット(邦画)] 7点(2022-05-01 09:42:45) |
579. フォルトゥナの瞳
《ネタバレ》 まもなく死ぬことが確定してる人の一部分が透けて見えてしまう男のお話。飛行機事故で自分一人が助かってしまったとゆう強烈なトラウマや、例え嫌な奴でも助けなかったとゆう後悔である種の強迫観念にとらわれてしまうってのは、帰還兵のPTSDに似てるのかなー。自己犠牲にはめっぽう弱いので、最後、ちょっとウルウルきてしまいました。どーにかできたんじゃない?とか、有村架純が秘密をしゃべってればとか、ストーリーの弱い分は正直いくつかあります。でも観てる僕らは冷静に判断できるけど、人間ってそんなに合理的じゃないからなー。洋画なら、最後、主人公の子を妊娠してるとか、そんなオチになっていたかもしれません。でもま、悪くなかったです。 [インターネット(邦画)] 7点(2022-04-30 13:41:36) |
580. 追憶(2017)
《ネタバレ》 岡田君が真犯人を捕まえた電話を受けた時、メチャほっとするんだけど、同じくらい、僕もホッとしてもーたやん。僕も心から「ありがとう」って思ったやん。よくよく考えたら、ストーリーはなんか薄いような気もするねんけど、気が付いたら、かなり岡田君に同調しました。 [インターネット(邦画)] 7点(2022-04-27 09:11:55) |