41. 光る眼
なんとリメイク作です。それも、恐ろしいほどのつまらなさです。駄作です。マイケル・パレを豪快に無駄遣いしています。カーペンターの知名度だけの映画だと思いますが、その名に惹かれ見ようとする方は覚悟してください。 [地上波(吹替)] 2点(2008-09-06 02:06:38) |
42. GHOST IN THE SHELL 攻殻機動隊
歴史的な名作アニメ誕生の予感がして、劇場に足を運んだ。これはある意味、当たっていて、ある意味、大はずれだった。冒頭の20分ほどはその映像美に酔いしれた。しかし話が進むにつれ、昏迷の度合いが増していく。なんだか面白くない。斬新なアニメとは裏腹に、とてもストレートとは言い難い物語。才能ある映画人がよくやることなのだが、どうして勧善懲悪を嫌ったり、クライマックスの盛り上がりをあえて外しにかかったりするのだろう。海外の日本アニメのDVDコーナーには必ずと言っていいほど置かれている本作。絵の魅力はまさにユニバーサルだ。ストーリーもユニバーサルに受け入れられる語り口であって欲しかった。 [映画館(邦画)] 4点(2008-07-29 00:30:36) |
43. ファーゴ
《ネタバレ》 このうだるような暑さの中、涼を求めて本作を鑑賞しました。え、これ実話じゃなかったんですか? みなさんのシネマレビューをつぶさに読んで、コーエン兄弟のたくらみだと、はじめて知りました。何とも救いのない話で、観賞後は寒々とした気持ちになり、当初の目的を達成しました。 [DVD(字幕)] 6点(2008-07-28 23:52:02) |
44. ジョー・ブラックをよろしく
実にたっぷりと長いです。でも、マーティン・ブレストは、撮りたいように撮ったのだと思います。この映画はこの長さこそが魅力なのでしょう。意外にも、とても感動しました。テレビ東京の午後のロードショー前・後編の放映に感謝です。 [地上波(吹替)] 8点(2008-07-14 22:18:24) |
45. デビル(1997)
アメリカで公開時に鑑賞。ビッグネームが並んでいて期待は高かったが、なんとも標準的なできあがりでした。 [映画館(字幕なし「原語」)] 6点(2008-07-14 22:14:02) |
46. ビースト/巨大イカの大逆襲(TVM)
《ネタバレ》 ダメ具合が実に絶妙な、「これぞB級映画」。原作は「ジョーズ」のピーター・ベンチリー。テレビドラマ「CSI」でブレイクする前のウイリアム・ピーターセンが体を張ってがんばっています。おお、「アメリカングラフィティ」「アンタッチャブル」のチャールズ・マーティン・スミスも立派な中年親父となって登場です。しかし、イカが怖くありません。だって、海に入るとき、サメは怖いと思うけど、イカのことは考えないもの。肝腎のスペクタクルは暗くてよく見えないし、イカの大きさがうまく描けていません。中途半端な人間模様もストーリーを全く深めていません。知恵を絞って、倒すとか、巧妙な伏線があるとか、そんなこと一切ありません。このチープな邦題に一体何を期待して見ればよいのでしょう。でも、ちょっぴり楽しんで、こんなに長文のレビューを書いてしまった自分がくやしいです。 [地上波(吹替)] 3点(2008-07-06 00:08:56) |
47. 恋人までの距離(ディスタンス)
90年代半ば、ウイーンが舞台。誰もが夢に思う、ほのかな一夜限りの出会いです。これをリアリティを持って、見事に描き切りました。甘酸っぱいような、切なさを覚えます。また、セリフの英語が本当に素晴らしいと思いました。繰り返しの鑑賞に堪える名作です。2008年7月3日追記;ウイーンを訪れました。サッカーのEURO2008で沸き返っていました。映画で見た静かな風景とは別の顔でしたが、歴史を感じさせてくれる実に素晴らしい街でした。鑑賞しておいて、とても良かったです。ぜひまた訪れたいと思いました。 [DVD(字幕)] 10点(2008-06-05 01:27:26)(良:1票) |
48. GODZILLA ゴジラ(1998)
《ネタバレ》 アメリカの映画館で公開初日(金曜日)1回目の上映を鑑賞。ガラガラでした。公開週全米ナンバーワンヒットの実体はこんなもんです。アメリカの新聞評では、「ゴジラが二回しか火を噴かない」と手厳しい論調だった。予告編が期待感を抱かせる素晴らしいものだったのに、本編はちょいとできの悪い怪獣パニック映画にしかすぎなかったと思う。それなりに楽しんで見たのだが、トカゲのようなゴジラに面食らったし、ミサイル打ち込まれたくらいでお陀仏とは。そこから不死身の大暴れをするのがゴジラってもんでしょうが。続編ありきの終わり方だったが、その後の企画はぽしゃったのだろうな。当時、トイザらスで山積みになっていたゴジラ人形は無事にさばけたのだろうか? 2008年6月15日追記;ひょんなことからドイツ語吹き替え版を鑑賞。「ゴズィーラ」の発音は英語とだいたい同じ。ドイツ語を話すジャン・レノが違和感ありまくりだった。でも、日本語吹き替えだって、ネイティブに言わせると、奇妙奇天烈に聞こえるだろうな。言葉はよくわからずとも、映像の力で十分に楽しく見てしまった。忘れているシーンが多かったぞ。 [映画館(字幕なし「原語」)] 6点(2008-04-26 11:21:25) |
49. 恋愛小説家
《ネタバレ》 すばらしい恋愛映画。ジャック・ニコルソンの顔が怖いにも関わらずである。阿部寛主演のテレビドラマ「結婚できない男」を思い浮かべながら見てしまった。「as good as it gets」は映画公開当時、アメリカではたいへんな流行語になった。日本語訳が長年謎なのだが、ネイティブスピーカーに意味を聞き、私の理解したところでは、「分相応」、または「身の丈にあった」、「これがせいぜい」という訳が近いように思う。邦題はあまりよろしくない。当時ヒットのホラー映画「スクリーム」出演組がちょいと出ているのに、にやりとした。 [DVD(字幕)] 8点(2008-04-20 12:21:57) |
50. チャイルド・プレイ2
非常に良くできた続編。アンディの出演がうれしい。たかが人形なのにチャッキーのおそろしいこと。不死身のモンスターではなく、人形であるがゆえの弱点のあるところがよろしい。また、ほどよく張られた伏線、これでもかと恐怖感をあおる音楽、短めの上映時間と、実にツボを押さえてくれている。ご機嫌なホラーだ。 [DVD(字幕)] 8点(2008-04-16 00:44:49) |
51. タイムクラッシュ・超時空カタストロフ<TVM>
この映画いいです。ザ・B級映画。何が良いって、まず、このチープな邦題(原題もけっこうチープ!)。タイトルに惹かれ、だまされてもいいやと思って見ると、あれ、見たことあるじゃないですか。しかし、結末が思い出せず、最後までずるずると二度目の鑑賞となりました。そこそこお金をかけ、まずまずの映像と、期待を裏切らない展開に、不覚にも二度目の鑑賞ながら満足を得てしまいました。歳月を経て、ぼけた未来の自分に三度目の出会いがありそうな予感がひしひしと、、、。 [地上波(吹替)] 7点(2008-04-08 19:12:58)(良:1票) |
52. ロスト・ワールド/ジュラシック・パーク
ジェフ・ゴールドブラムは、このような大ヒット作品に出演するまで、よくぞ出世したものです。博士役をよく演じるが、私には彼が博士には見えないんだけどなぁ。 [映画館(字幕なし「原語」)] 7点(2008-04-01 01:05:26) |
53. ダウンタウン・シャドー
《ネタバレ》 どこかで見聞きしたような話ばかりの香港製スパイ風味アクション映画。オリジナリティなど皆無に等しいのだが、この手の映画に私が慣れてしまったのか、腹も立てず、ふむふむと鑑賞した。お話そこそこ、アクションそこそこ、面白さもそこそこ。ロケにお金をかけたようだが、ペイしたのだろうか? 金城武はとても綺麗な顔で、魅力に溢れていたのでそこはグッド。彼のコードネームは「ジャッカル」。聞いていて、なんだか恥ずかしい響きがしたのはなぜだろう。 [DVD(吹替)] 5点(2008-03-08 21:50:22) |
54. 恋する惑星
ちょっと安上がりな作りの映画ですね。そこがよいのでしょうが、私はワクワクしながら見ることが難しかったです。役者陣は大変魅力にあふれています。 [DVD(字幕)] 1点(2008-03-02 01:08:52) |
55. トカレフ(1994)
長回しで、ねっとりとした描き方、説明不足の展開などはまだ良しとしても、終盤にかけて物語が破綻したのはいただけなかった。そして、タイトルが内容を正しく現していないと思う。 [DVD(邦画)] 3点(2008-02-27 01:11:19) |
56. 耳をすませば(1995)
物語の条件設定が非現実的で、映画に入り込めなかった。声優陣の声がくぐもっていて、聞き取りづらく感じた。 [地上波(邦画)] 3点(2008-02-23 19:58:18) |
57. デッドマン・ウォーキング
やはり、ショーン・ペンは凶暴な役が似合います。 [DVD(字幕)] 5点(2008-02-21 23:16:49) |
58. ヴァンパイア/最期の聖戦
タイトルバックがなかなか格好良いです。これから、どのように破綻していくのか期待感ワクワクです。しかし、はちゃめちゃな設定ながら、手堅くまとめてくれました。なにより、ジェームズ・ウッズが大真面目にしっかり演じてくれています。まずまず、面白く見ました。こういう企画が成り立ち、ある程度のクオリティを維持して作られ、かつ、コアなファンが存在するということは、すごいと思います。私は、通りすがりですが。 [地上波(吹替)] 5点(2008-01-12 19:03:37) |
59. ジェロニモ(1993)
ウォルター・ヒルは好きな監督だったのだが、この映画でも裏切られた。「ダブル・ボーダー」と「ジョニー・ハンサム」で相当痛い目に遭っているはずなのに、懲りない私が馬鹿なのか。ネームバリューのあるスタッフ・キャストを揃え、たいへん濃い内容であるが、残念ながらできばえは良くない。史実の重みがあり、得られることはあるのだが、面白いとはとうてい言い難い。 [映画館(字幕)] 4点(2008-01-05 21:25:36) |
60. ミッション:インポッシブル
テンポ良し、歯切れ良し。観賞後、テレビドラマをこんなに面白く映画化できるのか、と関心しきりでした。そんなこと、あり得ないだろう、できないだろう、と思うことを、リアリティをもたせて見せてくれました。後になって、私はCIA本部の正門前まで行ったことがあります。うっそうとした木々に囲まれ、建物はおろか、守衛の姿さえ見えませんでした。なんか殺風景で、拍子抜けでした。しかし、私の姿と、車はしっかり記録されたのだろうなぁ。 [映画館(字幕)] 8点(2007-12-21 07:19:36) |