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どぶん子さんの口コミ一覧[この方をお気に入り登録する

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41.  ハチ公物語(1987)
まだ小学生だったと思う。友達と一緒に自分のお金で観にいった映画だった。観終わって映画館から出てきた私も友達も目を泣き腫らして真っ赤だった。私より大きな大人も殆ど目が真っ赤だった。帰りに食べたかき氷屋さんでは2人とも無言。テレビ放映で「ハチ公物語」があると聞いても悲しすぎてまた観ることは出来なかった。いま観ると随分粗があるけど、あまり気にならない。飼い主と犬の理想の形体を映画に起こしてくれたことだけで感謝。死してなお飼い主に寄り添おうとする姿は、おそらく犬を飼ってる人にとって多くの理想の『犬』なんじゃないだろうか。
[映画館(邦画)] 7点(2009-11-22 17:00:30)
42.  崖の上のポニョ 《ネタバレ》 
一度でいいから、駿氏のコンテ画がそのまま動く映画が観たいと思ってたので ざっくりした絵柄や背景と単純な線画のポニョは長年の夢が適ったようで嬉しかったです。 実は宮崎アニメって一度観ただけで内容と主旨が理解出来た作品は殆どありません。 一度観ただけで理解できたのは、かろうじてラピュタとカリ城ぐらいです。 他作品は何度か視聴して他メディアの解説や原作や書評を読んでやっと理解できるものばかり。 バックグラウンドが壮大すぎるのか知らないけど「あのシーンは何?」「何を意味しているの?」と疑問符が浮かぶのですがさも知ったかのような顔をするのはもう疲れちゃいました。紅の豚以降の宮崎アニメはなるべく自分の感情が揺さぶられたそのままに受け止めるようにしています。 ポニョが「そーすけ、好き!」と言うシーンで何故かぐっと泣きそうになったし ポニョと宗介が二人きりで試練(?)を課すとき現れる子連れの夫婦が現れたとき 何故か言い様のない寂しさというか哀しさを感じました。本当、何故かはわからないけど瞬間的に「千と千尋」の後半電車シーンの、駅のプラットホームの黒い少女の影を思い出したのです。異世界のような奇妙な空間みたいな。 ポニョは波の重量感と質感、スピード感を重視したおとぎ話。 自分が子供だった頃、ポニョのような人間以外の小さな生き物の友達は確かにいました。 でもそういった友達は出会いから別れるまでせいぜい数時間なんですよね。 二度と会えないと思ってた小さな友達が「きたよ!」て全身全霊で応えて目の前に現れるってそれだけで涙が出そうになりました。まあそこまでならおとぎ話だけど、実際お魚が人間になっちゃうと現実はシビアだからねえ。ポニョ母の口から「身元引受人」という言葉が出てきたときは思わず噴出しました。あと父親って報われないものですね…娘の立場として代わってここに書きますが、不器用な父に感謝する日は必ず来ますからね、ホント。がんばれフジモト。
[映画館(邦画)] 7点(2008-08-28 15:52:39)
43.  ハウルの動く城 《ネタバレ》 
映画館で観て、意味がわからず頭の中は?マークと疑問ばかり。 結局何がいいたいのこの映画? もしかして原作読めば少しは破綻した部分が理解できるのかと原作を購入し読んでみて納得。 原作では「成程」と納得できる『恋する大人になりかけの女性心理』が描ききれてない。 原作のソフィはハウルの言動にいちいち嫉妬し感情的で怒鳴り散らし家事はこなすけど一貫性がなくて考えなしの無鉄砲。母性のボの字もないしハウルの言動も表面上はちっともかっこよくない。傍から見れば割れ鍋に閉じ蓋のような凸凹カップルだった。ソフィはラピュタに出てくる豪快なおかみさんとか、もののけのおトキさんのような性格だけど宮崎アニメになるとちょっと元気のいいクラリスというかシータというか…なんだか性格がぼやけている。 原作のキャラの持ち味のよさが映画に活かされてばどんなに面白くなったことだろうと残念でたまらない。 でもこれは仕方ないのかもしれない。 女性も男性も、お互いが異性に求める理想像があるけど、異性に言わせるとその理想像は「ファンタジー」でしかないから。宮崎駿が大人の女性に求める理想像はおばあちゃんの介護を献身的にこなし黙々と働き子供をあやし文句をいいつつ彼氏が散らかした玩具を片付けてくれる『お母さん』だ。男が永遠に求める理想の女性を描いてみたらそんなソフィになりましたとさ…という映画。原作ではエッセンス程度だった戦争のモチーフをメインにもってきて、無理やりドンパチに巻き込ませる手法はいかにも男性的だなあと思います。 女性脳で構築された原作を、男性脳の人間が理解するとこういう映画になるのでしょうね。 あ、ちなみに私「この映画はつまらない。」と言いつつ公開中5回観に行ってしまいました。 フィルムブックも購入してしまいました。つまらないし色々不満だらけなのに何度も観ています。 なんなんでしょうねこの映画、女性心理が全くわかってないから逆に 女性のイライラする心の琴線をくすぐるのが上手というか捉われるというか。 ツンデレ調に言うなら「お、面白くなんかないんだからね、勘違いしないでよ!」なのかなあ。 …なんだ一行で済むレビューだったのか。
[映画館(邦画)] 7点(2008-07-24 02:30:35)(笑:2票)
44.  耳をすませば(1995) 《ネタバレ》 
「好きな人ができました。」でしたっけ、当時のキャッチコピー。 原作がりぼんで連載してて、あまり面白くなくてあっという間に打ち切りになった記憶があるのでなんでわざわざコレが映画化なのかな~と当時は不思議に思ったものです。 映画は原作よりもっと話が膨らせてあって、清純なふた昔前の少女漫画のようで可愛いです。 
[地上波(邦画)] 7点(2008-07-20 02:16:33)
45.  アナと雪の女王 《ネタバレ》 
毎度ディズニー作品について思ってることだけど、一定の縛りがあるなかで新たな手法を模索していく姿勢はとても好感をもっている。 今回プリンセスシリーズ初のダブルヒロインという事でどういう展開になっていくか楽しみにしていたのだが、前半の軽やかかつのびやかなノリに比べて後半が迷走してしまった感が否めない。 レリゴーのあの曲、鬱積していたエルサが周囲などどうなってもよい、自分は自分のまま、ありのままに一人で生きていく事を決意し「少しも寒くないわ」と不敵な笑みを浮かべ氷の城に閉じこもっていくシーンまではとてもとてもよかった。ダブルヒロイン且つ初のヒロインがヴィランズに陥る瞬間を描くとはディズニー今回そこまでいっちゃうか!?と心踊ったのはここまで。アナと再開したエルサは特別大きな変化は見られず焦燥と動揺ばかりが見られパニックムービー的な展開に陥っていく。あれれ、なんだろうこの迷走感。レリゴーを歌っていたエルサが完全に別人…というか元に戻ってない?これもしかして途中で話変えちゃったんじゃない?なんだろうこのキャラクターに芯がない感じ…製作側がエルサを愛しすぎたが故に役作りに対して非情になりきれてない感じがする。これ嫌な予感するなーあの胡散臭かったハンス王子が陰の悪役みたいな昭和の少女漫画みたいな展開にもってかれたらどうしよー…とか思っていたらば案の定の苦笑いな展開(笑) うん、歌はいいです歌は。話はもうちょっと練れなかったのかなあ…というのが正直な感想。 縛りがあるのは最初からわかってる、私がつい期待しすぎてしまった。なのでアナ雪は悪くない… あ、でもマスコットキャラのオラフは最近のディズニー作品の中では断トツによかったです。吹替えの勝利な感じもしますがあんなオッサン顔なのにとぼけて愛らしくとても可愛いと思いました。あとアナ役の神田沙也加さん。スミマセンエンドロールでお名前拝見した時になっても同姓同名の別人だと思っていました、後で本人と知り驚きましたわ。声優お上手でとてもビックリしました。
[映画館(吹替)] 6点(2014-05-18 01:01:23)(良:1票)
46.  かぐや姫の物語 《ネタバレ》 
高畑監督作品のよいところは、原作へのリスペクトがしっかりしている…というか再現性が高い点にある。そして悪いところはオリジナル要素の部分になると途端にストーリーから剥離した「自分のいいたいとこだけを強引にねじこむ」という無理やりさにつきる。その為、原作要素ののびやかな雰囲気から一転していきなり説教くさくなったりメッセージ性が前面に押し出てきて鼻白んでしまったりする。要は映画の中でチラチラと監督が頻繁に顔を出してくるので作品そのものに没頭させてくれないのだ。また私はメッセージ性をキャラクターに直接言わせる演出方法が根本的にあわないので、そうした作品は基本的に好感がもてない。そういう点で、私は高畑勲監督作品は火垂るの墓といいぽんぽこといい思ひ出ぽろぽろといいあまりいい印象をもっていない。それでもこの映画を映画館まで観にいったのは題材が古典であり「かぐや姫」だからである。他メディアで映像作品化されたかぐや姫は過去にもいくつかあるが、それのどれもが原本から逸脱したオリジナル部分に恋愛要素を盛り込み相手を5人の求婚者か帝のいずれかの狭い登場人物相関の中からチョイスしていくといった貧しい脚本のものばかりで不満だったから。さらに私はなるべく原作が古典や歴史ものの場合そのまま当時の文化風習を再現してくれるものを好む。その為地雷である監督さんではあるが、オリジナル部分に目をつぶればそこそこ古典の『かぐや姫』を楽しませてもらえるのではないだろうかというやや打算的な目論見で鑑賞した次第。 鑑賞した結果はというと、意外や生き生きとした魅力的なかぐや姫で中盤までは楽しく観れた。しかし正直中だるみした感は否めないしラストの〆方も多分こうなるだろうなという想定内そのまま。ただ『かぐや姫』という骨組だけでよく主人公の性格にここまで肉付け出来たな、と感心した部分も多い。それでも相変わらず原作とオリジナル要素のかみ合わせがスムーズにいってないので主人公の行動理念がちぐはぐになっている部分がどうしても出てきてしまった。仕方ないとはいえやはり残念である。ああ、これがディズニーであるなら翁(育ての父)とかぐや姫(娘)の父娘の物語として『オリジナルかぐや姫』と割り切りラストもとんでもハッピーエンドにしてしまうところだが、ガチ日本人の日本人による作品ですなあ。本当に勤勉ですよこの作品は、実に日本人。
[映画館(邦画)] 6点(2014-01-04 02:00:39)(良:2票)
47.  風立ちぬ(2013) 《ネタバレ》 
これは完全にジブリ作品ではなく駿作品。 ジブリお馴染みの愛くるしいキャラクターは全くでないので 親子連れはこれを観ても退屈でしかないと思われる。 大人向きと言われるのもよくわかる。 ジブリお家芸的な食事シーンの代わりに喫煙シーンのなんと美味しそうなことか。 普段煙草を吸わない私がそう感じるのだから某団体が頓珍漢な抗議をしたのも理解できる。  さて私の思う宮崎駿氏はがっちがちの男性脳人物なので思ったとおり 今回も気持ちいいまでの破壊衝動をカタチにしてくれている。 関東大震災、うねる衝動とエネルギーは私達には単純に恐怖の対象であるが 創造者にはおそらくそれに加えて畏怖と興奮もどこか感じるのではなかろうか。 美しい機体が空を滑空すると同時に粉々に砕け散る様も 相反して脳裏に浮かぶという再生と破壊のループ。 ヒロイン像に関しても毎度想定内の男が理想とする『儚げな女性はコレ』像そのまんまの安牌。 そして物語の随所随所でぽろぽろと誰もかれも簡単に泣く、泣く、泣くので 涙が安いなあ…と最初は思っていたのですが物語の演出として 観客を泣かせるために感動的なエピソードを挟みこんでいるというより 涙も日常のひとつでしかないといいたいのかなと感じた。 大切な人が死地へ向かう最中も移動中にも設計図をひく、 涙を落とし紙を滲ませてでも線をひく、ただひたすらひたむきに無心に先へと進む。 この衝動を情熱とか焦燥とか狂気とか何が一番あてはまるか考えたのだけど 「無心」が一番しっくりくるのかな…と思ったり。 駿氏のやんちゃな部分を切り取ったようなカプローニのデカダンさが 要所要所で重くなりそうな雰囲気を蹴散らしてくれるのが心地いい。  私にはこの作品は駿氏の自己投影と理想像の極限の映像化に思えたから 作った本人が泣いたというのも納得できる映画だと思った。
[映画館(邦画)] 6点(2013-08-25 00:41:06)(良:3票)
48.  おおかみこどもの雨と雪 《ネタバレ》 
対象年齢がよくわからない作品。周囲は親子連れが多かったが子供達は途中で飽きたようでざわめいていた。 どうも女性視点からするとオイオイと突っ込みたくなる点がいくつかある。 つわりが来てから妊娠判明したということは妊娠6週目を越えていて2~3ヶ月か。 安定期に入る前に妊婦を街中で振り回すなよ流れちゃうよ!とうっかりハラハラ。 雪も雨も幼児期に予防接種もワクチンも受けてない、もちろん狂犬病予防接種も。 あんな田舎で育てるならフィラリアの薬くらいは飲ませようよ~… あんだけ本読んで勉強しておいてなんでそういうところ無頓着なんだろう あーそりゃーおおかみ絶滅もするわなーと観ていて思いました。 雪と雨の子供らしい描写は素晴らしかったです、自分には姪と甥がいますが まさしくあのまんま、元気なお姉ちゃんに引っ込み思案の弟といった感じで観ていてほのぼの。 そうした観察描写は上手いのに、肝心の花に共感できないのが自分でも不思議。 夫が亡くなった時にあそこでへたり込んでしまうのがよくわからない。 監督はサマウォ製作時期にお母様を亡くしてるようだが偶然にも私は同時期に父親が亡くなっている。 これ以外にも何度か夫側の葬式に立ち会ったことがあるのだが出棺等最後の別れの瞬間に 妻の情念の深さというか禍々しさにも近い激情がほとばしる瞬間を何度か目にしている。 私の母も等しくもれずそうだったのだが、そうしたシーンが欠如している辺り 「死」に対して真正面から向き合おうとせず煙に巻かれた気がしてならない。 雪(♀)が人間の道を選び、雨(♂)がおおかみの道を選んで人間のコミュニティから脱していく経緯は どちらかというとおおかみというより猿の生態に近いような気もした。 総合的にみれば綺麗にいい作品としてまとまっているのだが 花への共感部分が少ないだけに、ラストにカタルシスを感じられないのが残念。
[映画館(邦画)] 6点(2012-08-01 18:26:34)(良:4票)
49.  ブレイド(1998) 《ネタバレ》 
思いっきりコミック要素を前面に押し出してて結構好きです。 フロストが日中現れるシーン、ちゃんと頭皮までしっかり日焼け止め塗ったんだろうなあ… 大変だなあと気の毒になりました。
[地上波(吹替)] 6点(2011-12-21 12:51:45)
50.  シリアル・ママ
実際あんなママが近隣住人で、実際自分がターゲットになったとしたら… やられてたまるかごるああああ!あんなオバハン返り討ちにしてくれるわ!と 日本刀を出して応戦してしまいそうです。負ける気がしない。
[ビデオ(吹替)] 6点(2011-10-21 19:37:17)
51.  アイアン・ジャイアント 《ネタバレ》 
ロボットアニメ大好きな兄は大興奮、感動のるつぼだったんだけど私はちょっと不満が残った。 ・軍事力を持つ国が制作したのだから仕方ないけど、悪いのは枝葉による 末端の人間であって軍そのものは悪者ではないんですよというあからさまな表現方法。 ・生命の危機に脅かされたとき、それから守る人と守られる人に分かれる状況になるのは仕方ない。 でもそこで主人公である少年があっさりと自分の身と引き換えにジャイアントを手放した演出。 彼らは友達ではなかったの?もっと葛藤して2人でせめぎあう演出があってもよかったと思う。 以上の点がもう少し違ったものになっていればもう少し評価はあがったかも。 あ、パンフレットはめちゃくちゃ出来がよかったのでいまでもとってあります。
[映画館(吹替)] 6点(2011-10-07 18:59:42)
52.  宇宙戦争(2005)
えっこの映画、監督スピルバーグなの? ウソだあ~伊藤潤二でしょうコレ。
[地上波(吹替)] 6点(2011-07-22 13:19:13)
53.  イリュージョニスト(2010) 《ネタバレ》 
観客を選ぶ映画かな。 観終えた後、隣に座っていた大学生とおぼしき男子2人組が 「お前、わかった?」「わかんねえ」と会話してたのが印象的。 子供は観ても全然面白くないです、これは完全に大人向きのアニメ映画です。  キャラクターのデフォルメ化はとても素晴らしいです。 デザイン系に携わる職業の人達は何らかの影響なり刺激を受けそうな バランスのよさがあります。  主人公の境遇を笑うにはシニカルすぎるし さりとてほのぼのする展開かというとそうでもなく。 古いヨーロッパ映画やいまの日本映画をアニメ化した感じですよね。 魔法使いを信じる純朴な少女が大人へと変貌していく様を描くにはちと 性急すぎやしないかな、とお話そのものについてはやや不満が残りました。  ラストで目の前にいた幼女の落とした短い鉛筆を拾い、主人公の耳上に長い鉛筆が 挟まっていて、いつものクセが出そうなところで思いとどまりそのまま鉛筆を返します。 そこのほろ苦さがとても心地よかったです。 そして物語のラストのラストで、やっと主人公が何故売れない手品師を 細々と職にしていたのかその根源が明らかにされます。 イリュージョンはオシマイ。 夢もオシマイ。人に夢と書いて儚い。 でも、そこにちょっぴり楽しい一時があった。 飲みきったコーヒーカップの底にたまった ほんのちょっと残った砂糖を味わうような物語でした。
[映画館(字幕)] 6点(2011-07-19 16:08:16)(良:1票)
54.  スターシップ・トゥルーパーズ 《ネタバレ》 
「怖がっています」…うん、それ超能力使わなくても見ればわかるよ。
[DVD(字幕)] 6点(2011-07-12 11:58:43)(笑:2票)
55.  思い出のマーニー
とても丁寧で真面目に児童文学をアニメ化にした作品。 ただ、また映画館で観たいかと問われれば次は地上波放送でいいやというのが素直な感想。 映画とは関係ないが以前テレビで某キャンディメーカーの企画者が「飴は一粒で満足してはいけない。もうひとつ食べたいと思える味に仕上げなければいけない」と唱えていてなるほどと思った事がある。マーニーの弱点というか短所はまさにここではないかと思うのだ。一冊の児童書を読み終えた程度の爽やかな鑑賞感は残る。ただもう一度あのシーンが見たい、あのシーンは何だったんだろう、あのキャラにまた会いたいというジリジリとした焦燥感のような欲求が全く出てこなかった。別に過去のジブリ作品にあったような冒険活劇にしろといっているのではない、この作品を誰のために何のために心を動かそうとしているのか軸をもっとハッキリさせて欲しいのだ。それとどこかゆとりというか『遊び』の部分も出してもらいたい。 マーニーはしっとりした餡で練られた一個で満足してしまう上品な京和菓子のような作品で、私がジブリブランドに求めているのはカラフルで子供が喜ぶようなやや中毒性のある「もっと食べたいと思わせる」キャンディなのだと思う。
[映画館(邦画)] 5点(2014-08-28 02:41:56)(良:1票)
56.  009 RE:CYBORG 《ネタバレ》 
なんで神々との闘い編や天使編に絡めないとダメなんですかね… 巨匠の未完作品に手を出したけど結局自分でもよくわからないので 適当にオチをつけてハッピーエンドにしてみました、と 風呂敷を広げたはいいけどそのまま投げ散らかしましたね。 それともアレは超銀のオマージュとかパロディで古いファン世代のサービスだったのでしょうか。 後ろ座席にいたお嬢さん達は「予想外の終わり方だった」「これは続編あるでしょ」と 話してましたが、超銀知らない世代はアレが予想外かー…いやー続きはないでしょう…(笑)と内心苦笑いでした。 進行よく動かすために話に絡め辛いキャラの影が薄くなるのはよくありますが それなら最初から絡めようとしなくていいです途中で行方不明って子供の脚本ですか。 もうね、細かいところからオチに至るまで「中途半端」につきるんです。 009は既に古典の領域に入る名作ですが 002や009をどうしても殺せないのは原作や旧ファン世代への配慮ですか? そんなのいいんです。 観客を煙に巻くのと驚かせるのは意味が違います。 このオチには真の意味が含まれてまして後で解説しますね、実は裏があるんです という監督自身だけがわかっているけど観客の皆さんには簡単には教えませんよ的 煙の巻き方って本当に嫌いです。台詞でオチを説明解釈するアニメももう飽きました。 それならいっそ王道だろうとベタだろうと「これが俺の009だ文句あっか」と 開き直れるくらいのインパクトを与えて欲しかったです。 ここら辺は完全にアメコミとか某エヴァのように何度だって 『なかった事にして最初からやっちゃうよ』的ふてぶてしさが足りないのではないかなと思います。  今回開拓できたのは大胆に脱いで大人の関係をみせつけてくれたフランソワーズと もっと大胆に脱いであんなところやそんなところもご開帳して全裸で飛行しちゃうジェットくらいですかね… そこで期待度が上がってしまったぶん後半の失速感はハンパなかったです。 今後も何らかのカタチで009は継承していくでしょうけど 大満足できる009作品に出会える事を心の底から願います。
[映画館(邦画)] 5点(2012-11-16 13:13:05)
57.  借りぐらしのアリエッティ
けっこう酷評を聞いていたのでそのつもりで観たせいか、思っていたよりは面白かった。でもこれ映画料金1800円出すかと問われると迷う。 往年のジブリ映画は観終わるとき「ああ、もう終わっちゃう…」と心惜しさが残るのに比べ今作は「あれ、もう終わっちゃう?」と物足りなさが残る。この差は大きい。監督が誰(何)の為にこの作品を手がけたのかという疑問がわいた。一見すると尺の短さや物語の素朴さに問題があるように感じるのだが、よくよく考えてみるとジブリの平均点を目指すことに尽力を注いでしまい、肝心の主要キャラクターが脚本通りにかっちり動きすぎていて監督がアリエッティと少年に踏み込もうとしていないところが原因ではないかと思った。面白い映画の主人公は創り手の意思を飛び越えて自由に動き出してくるものだけど、アリエッティはそうじゃなかった。主人公にもっと深くするどく突っ込んで練りに練って推考しまくった結果があのアリエッティだったのだろうか?否、どこかにサラリーマン根性が臭う納期に間に合わせた感のあるキャラだ。そういう点で非常に惜しい作品だと言える。(これに限らず猫の恩返しもゲドもそうなんだけどね) 余談だけど、ゲド戦記辺りから胸糞悪くなるような嫌味なキャラは皆オバちゃんだけど最近のジブリの中の人はオバちゃんに何か恨みでもあるのかな?でももし宮崎駿だったらあの家政婦を意地が悪くても何故か憎めない面白いキャラに描けたのではなかろうか。監督としての力量の差がここで大きく出たなと思った。  それと居心地のよかった住処から引越ししたくないけどやむを得ず新天地を目指さなくてはならなくなり海のポスターを見つめ将来の希望を見出すアリエッティの母親の姿に今後のジブリの姿勢を垣間見てしまったような気がしたのは勘ぐりすぎですかね。
[DVD(邦画)] 5点(2011-07-06 01:34:04)(良:1票)
58.  シザーハンズ 《ネタバレ》 
中学校の映画クラブで観たのが初見。 一緒に観ていたクラスメートは涙をポロポロこぼしてたのですが 私はどうにもこの映画に感動出来ませんでした。 街のオバさんとかエドワードに色目使って拒否られたら悪評流すとかサイテーだし そもそもキム、全然エドワードのこと好きじゃないじゃん。 自分可愛さで罪をエドワードになすりつけてるしさあ。 警官のオジさんに一抹の良心を感じるものの誤解をといてあげることもせず 「逃げろ」って何の解決にもなってないしー。 最初から最後まで純真なエドワードが可哀想なだけじゃん。 むしろ中途半端に恋心なんて抱かせて孤独に生きさせるほうが残酷だし この監督さんて絶対性格悪い、すごいドSだと思う。 …と当時の私は思ったのですが口に出すことはありませんでした。 自分でもこういう感想をいう生徒は可愛くないってわかってたし(笑)
[ビデオ(吹替)] 5点(2011-05-18 23:11:55)
59.  ブレインダメージ 《ネタバレ》 
同監督のバスケットケースが観たくて探してたけどなかったのでこちらをチョイス。 おバカ映画だと思ってたけど意外や結構面白い。肯定しちゃダメな気がするけど素直に面白いと思ってしまったから仕方ない。薬物中毒に陥る人ってこんな幻覚みてるのか~こんなテンションなのか~と、一生ヤクとは無縁に生きる自分にとっては新鮮な『見世物劇』でした。あの子供むけアメコミキャラみたいな目つきのエルマーとゾンザイな口内描写がいい感じに脱力できました(笑)個人的にはエルマーの造型やオチがコミック的なところをどうにかすればなかなか面白い映画にリメイク出来るんじゃないかなーとも思うのです。
[DVD(吹替)] 5点(2010-07-14 16:38:39)
60.  300 <スリーハンドレッド>
この監督さんてきっと北斗の拳のファンだよね。
[地上波(吹替)] 5点(2010-05-10 14:54:36)
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233.61%
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61012.05%
71518.07%
81315.66%
956.02%
101113.25%

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