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K-Youngさんの口コミ一覧[この方をお気に入り登録する

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コメント数 80
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メールアドレス wakasa@hf.rim.or.jp
自己紹介 映画って本当に良いですね、晴郎さんが言っていた。忠夫さんが熱く語っていた。荻さんは斜めに座って、ちと難しめな解説をしていた。土曜日には、テレビの前のあなたとお会いしましょうと、約束され、日曜日の夜には、さよならを、それも三回言われてしまう。その時まだ小中学生。今、その人達と同じ年齢になり、私も同じような事を言い始めている。追いつけたのか?それがこのレビュー。

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41.  たそがれの女心 《ネタバレ》 
ダイヤモンドはくるくると同じ買い手に戻る。二人はくるくると踊る。女の言葉もくるくると変わる。ただ、将軍だけがじっと立ち止まり苦悩している。恋は流れだ、人生も流れだ、しかし、同じ所を回るものだ。そう彼女のロングドレスのように翻りたまえ。華麗に踊りたまえ。ただ、それは、言っておくが、マリア様は許さない。祈っても駄目だ。そういう結末を見る。だが、しかし、それは、恋する二人には本望か? いや、恋自体の運命か? 運命に引き寄せられる者は美しい……冒頭の宝石装飾品あふれる中で主人公、聖書を落としてまう。そんな映画なんだ、と思っているとそんな映画でした。
[DVD(字幕)] 8点(2008-02-11 13:07:25)
42.  アタラント号 《ネタバレ》 
川は「人生」の例えか? 老水夫の眼が二人の人生を優しく追う。無邪気な、かつ、人智に長けた、仙人然としている。人生訓を吐き、二人を見守り、二人と戯れる。いくつかの夢のような愛の表現。霧の中の妻、それを探す船長。寂しさと愛の対象の焦点化。嫉妬あり。妻はパリに恋した。船長はパリに嫉妬する。だから離れる。妻は泥棒と失業のパリに失望する。だから後悔する。苦しむ船長は川に飛び込み、妻を見た。そう、妻が「水の中には愛が見えるのよ」という言葉通り。離ればなれ、それぞれベッドの上で悶えるような寝姿二つ、官能的なシーン。老賢人の優しさで二人は戻る。再開に言葉は必要なかった。ラスト、映像は川を上から映す。やはり、川は「人生」の象徴か?二人の人生を明るい音楽とともに祝福する。
[DVD(字幕)] 8点(2008-02-10 14:30:21)
43.  ラスト・ショー 《ネタバレ》 
世界の片隅で、しかも、廃れていく一方の町で、自分の人生、これでいいのかと誰しも悩む。特に青年は悩む。嫌いなんだけど愛しているから辛い。このアンビバレントな気持ちの目盛り上のどこを針が指すかで、飛び出す者、留まる者、が別れる。親の世代は、まだ、栄光のテキサス時代(劇中映画の「赤い河」の有名なヒーホーシーンが示唆している)の名残(サムがその代表)があり、留まる。彼らの世代には、もう引き留める魅力はない。最後の最後の砦、映画館も閉じた。だから、ラスト・ピクチャー・ショー。映画もその閉店の寂しい外観で終わる。一人青年が残るが、母の代役のような、彼女の元に戻る。しかし、その若さですでに、幸福がそこにはないことは知っているかのようだ。 
[DVD(字幕なし「原語」)] 8点(2008-01-21 21:53:17)(良:2票)
44.  恋する惑星 《ネタバレ》 
自分中心の、それ故に孤独な感じが、良く出ています。それぞれが、風変わりな感じな生き方になる。それを、黄色の強い画面で、少し、古びた写真的な色合い、斜めに切り取る構図、ぶれる画面、そして、音楽、それにそれに、香港の町の猥雑なモダン……で味付ける。そして、それは、なんか、頑張って生きている若者なんだなぁ。背の高い女の子の、繊細で複雑な心が、良く出てました。アメリみたいだったけど……アメリの監督、さては、この香港映画を見たな、とか思いました。
[DVD(字幕)] 8点(2008-01-17 22:57:54)
45.  アメリカン・ヒストリーX 《ネタバレ》 
結構なもんでした。私は「人種問題」の映画というよりも「後悔」の映画だなぁ、と思いました。「後悔」というプロットが先にあって、その後に「人種問題」というのが乗っかった印象がありました。それは、「人種問題」への切り込み方が少しステレオタイプからかな、と。たぶん、差別される側の映画はあったけど、その逆はなかったから、それでいこうか、という意気込みでしょうが、やはり差別する側。やや甘い。そこを「後悔」というプロットで包み込ませて、いいドラマの感じにしているという………観賞後、なんかこんな映画あったよなぁと考えてました。ずっと、考えて、あ、イージーライダーだと思ったのです。同じ「後悔」から「悲劇」へのパターンの映画ですね。
[DVD(字幕)] 8点(2008-01-15 21:15:54)
46.  レクイエム・フォー・ドリーム 《ネタバレ》 
四人の人生。四つの夢。四つの失敗。四つの鎮魂。繰り返される覚醒シークエンス。現実と幻覚と夢の交錯。幸福と孤独。善と悪。繰り返される覚醒シークエンス。子供のため、親のため、自分のため、恋人のため、野望と自分の人生の確認と。体を蝕むドラッグ、心を蝕むドラッグ。繰り返される覚醒シークエンス。崩れた夢への鎮魂。(この映画の斬新的コラージュを模した文体で)
[DVD(字幕なし「原語」)] 8点(2008-01-15 21:09:19)
47.  ゼロ・ダーク・サーティ 《ネタバレ》 
歴史モノというのは、作者の主観が入らないと成り立たない。しかし、どう入ろうと大昔の事だから、だれも正確なところは知らないし、真偽で議論になったとしても、議論のための議論となるだけだ。しかし、近い歴史は危ない。そこに関与する人が多すぎる。だから、主観を排除したような、「ドキュメンタリー」風な客観的な方向に傾かざるを得ない。ハートロッカーは特に歴史を述べていないので、作者の方向性を打ち出せた。しかし、本作品ではどうもここでブレがあるように思える。覚悟が見えない。戦争プロパガンダと反戦という両極の物差しの上をあっちにいったり、こっちにいったりしているような感じがする。否、わざとブレているのを狙ったの、と言わんばかりなのだが、もしそうだとしてもうまく言っていないような気がする。監督の中に迷いがあったのではないか、それとも、制作側との妥協なのか。最初の拷問シーンで、私は女だけどこんな絵を取れますわよ、と力んでいるような感じだし、ラストシーンでは、女性の複雑な心は女性しか分からないから、ってスカしているようでもあるし。アメリカは強い、っていいたそうだけど、恨みは永遠に終わらない、っていっているようでもあるし……で、私の読みは、繰り返すが、この矛盾を一切抱えて、さぁみんなどうぞ、この複雑さを取り上げる私の感性が分かるかしら、ってのを狙っているということ。それが、うまくいっていない、と私は言っている。最後のサスペンス的展開はそこを隠したかったのではないか。
[映画館(字幕)] 7点(2013-02-19 20:14:38)(良:1票)
48.  東京家族
あまりよく知らずに見に行って、数分して、あ、これ「東京物語」なんだ、と思う形で入りました。長女の演技が杉村春子風だなぁとか思っていたら、父も母も長男も、オリジナルと同じ演技になるように演出されて分かりました。だから、私が日本映画史上ナンバーワンと思っている映画とつい比較して見てしまう。真似をしている段階でオリジナルに及ぶはずがないのですが、まっ、それを見ていない人にはいい感じだったのでは?で、少し見ていて、原節子の枠がないなぁ、とか思っていたら、フラガールのお嬢さんがその役になってでてきて、よくこんな凄い役(純真な心の娘さん史上ナンバー1かもしれないというオリジナルと比較されるからです)したなと感心。ひょっとして、フラガールのお嬢さんが一番近いのかもしれない。本作は母の死を悲しむ、というのがピークにもってきてあって、それはそれで感動的なんですが、オリジナルの「現代の、子供は独立して自分の世界を生きることへの、父母の覚悟と悲しさ」でないなぁとか、やっぱり比較してしまう。ワザとそうしなかったのかもしれません。それができるなら、古今の世界中の監督がやったでしょうから。それで、確信犯的にクライマックを、いかにも山田洋二風に、家族愛風に、変えたんでしょうね。小津安二郎の縦線を意識する画像も、あの柱とか戸の縦の縁とかを画面に入れるの、これも意識してましたね。
[映画館(邦画)] 7点(2013-02-11 17:08:45)
49.  ロシュフォールの恋人たち 《ネタバレ》 
「シェルブールの雨傘」と「雨に唄えば」と「ウエストサイドストーリー」が合体してました。それでもの凄くいいのかというとそこはハテナです。普通によくある「幸福感に満ちたミュージカル」でした。音楽やダンスよりも色遣いの方が気になって気になって。地色を白に統一してあります。建物の外壁、内装、ズボン、車の色など、白が基調になり、そこに、light, soft という色の配色。しかも、模様はかなり排除されて(ネグリジェくらい)無地。細かい所まで気を配ってあります。洋服だけではありません。例えば、広場の向こうの建物の鎧戸の色、売店の風船の色、町の消火栓の色、棚にある本の色、等々、隅から隅まで。フランス映画って、色を大事にしますが、ここまで徹底しているのは、執念だなと思いました。それから、ドヌーブは同時期に「昼顔」も撮っているのですね。こっちの少女少女したお色気と向こうの耽美的なエロチックと女性の魅力の双極を演じているのは、なんかスゴ過ぎませんか?
[DVD(字幕)] 7点(2013-01-14 14:36:19)
50.  レ・ミゼラブル(2012) 《ネタバレ》 
点数は悩みました。この映画のために脚本演出歌等全てがオリジナルで作られているのならば、最高得点でしょう。ですから、レミゼラブルを全く知らない人にはお勧めします。だけど、これはやはり舞台で見るほうが良いと思います。舞台で磨き上げられた作品です。全く同じ内容を映画に移しているのですから、例えて言えば、料理は同じで、店の雰囲気とか店員を変えただけのような感じがしてます。やはり、内容を作るところに大部分の力がいるのですから、だから、この点数。同じ内容を映画とどう変えるのか。おそらく、CGを使って映画的映像でスペクタクルな感じを出すんだろうかな、と思ってましたら、冒頭からその通りでした。それから顔の大写しを執拗にしてましたね。まさに、舞台との差異化を図った演出なんだろうなと思いました。客席からは見えませんから。でも、どうでしょうか、ちょっと疑問です。舞台は顔がよく見えないからこそ良いのではないのか、つまり、感情表現を、音楽と歌と体の動きなどで観衆に想像させるのがいい点なのではないかと思うのです。「悲しいです」みたいなことを言って、悲しい顔を大写しで見せることはどうも映像の力で勝負する映画としてはマイナスのような気がします。是非、舞台の方をご覧下さい。それに、舞台の方では、ちゃんと拍手することができますよ。
[映画館(字幕)] 7点(2013-01-13 22:39:46)(良:1票)
51.  ホビット/思いがけない冒険 《ネタバレ》 
なっがーいし、えっ?話終わらないの、また三部作なんだ。うわーって感じ。これ、LOTRに比べて、サスペンスが無いのですよ。だって、主人公が死なないって知ってるし。で、でてくる悪役が醜いし、トロールとオーカーとゴブリン同じだし、人間族いないし、特撮に目立った進歩があまり見られないし、雑魚キャラの大群を薙ぎ払うパターン一緒だし、最初から鷲に乗っていけよ、って全世界で百万人は思っただろうし、ゴラムをお笑い担当にして長丁場を乗り切ろうとしてるし……最後まで見るから、はい、次っ、て感じです。
[映画館(字幕)] 7点(2012-12-26 17:59:42)(笑:1票)
52.  007/スカイフォール 《ネタバレ》 
ジェームズボンド感謝デー、みたいな映画でしたね。いきなりトップギアのアクションから始まる。一息ついたら、歌が…あれ、ガン・バレル・シークエンスは?最後に取ってありました。歌も、ま、女性のシルエットがあって、そうだよなって。小道具も定番が出てきました。ワルサーPPK出ました。マティーニもしっかりシェイクで出ました。「Bond, James Bond」って定番台詞もありました。ボンドガールは必須。公聴会の後の車、え、ジャガーで追うのかよ、って思っていたら、ちゃーんとアストンマーチンが出てきました。がみがみ親父のQが若い兄ちゃんになって残念だが、秘書マネーペニーが復活したからプラマイゼロ。あのコート掛けがある秘書室からMの部屋というパターンの復活。チェックするところが多かった。映画はというと、おもしろいんだけど、こんな映画はダイハードでやれよって感じで。他の主人公ならどうぞって思うけど。ボンドが短距離走ができたり、総合格闘技ができたりする超肉体派ではないよなぁ。秘密兵器と機転を利かして、ピンチを脱しなきゃ。それに、悪役がどうもダークナイトのジョーカー風で……やっぱり、今時のハリウッド映画だなと思いました。
[映画館(吹替)] 7点(2012-12-25 19:32:40)
53.  宇宙人ポール 《ネタバレ》 
IMDb のTrivia やMessage Board を見ると次の映画へのレファレンスがあるとか。ET、スターウォーズ、バック・トウ・ザ・フューチャー、未知との遭遇、イージーライダー、ジョーズ、1941、ブレード、エイリアン、レイダース、脱出、スタートレック、ホット・ファズ、恋はデジャブ、ブルースブラザース、メン・イン・ブラック、ショーン・オブ・ザ・デッド、プレデター、ロレンツォのオイル、トータル・リコール、ベスト・キッド、タイタニック、銀河ヒッチハイクガイド、スコット・ピルグリム VS. 邪悪な元カレ軍団、スターマン……スターマン以外は全部見ているのですが、この映画を見ている時は、ET(人形の振りをするPaul、お手々繋いで歩くシーン)、未知との遭遇(岩山、花火屋さんで聞こえた五音)、スターウォーズ(バーの音楽)、トータルリコール(胸が三つの女性)、エイリアン(主人公登場)位しか気づきませんでした。へぇー、って一番思ったのが、ベストキッド。傷を治す前に手を擦るミヤギさんだとか。そうだったような。他にも、なるほど、はありましたが、言われてもぴんとこないものも多かったです。詳しく知りたい人はサイトの英語を根性で見て下さい。
[DVD(字幕なし「原語」)] 7点(2012-04-08 13:00:39)(良:1票)
54.  ゴーストライター 《ネタバレ》 
「ミレニアム ドラゴン・タトゥーの女 」を見て、ならば、似たような話を、私が「チャイナタウン」風に作りましょうって、ロマンスキー監督。音と映像は任せなさい。後味の悪い感じに仕上げましょうか。えっ?良さそうな人が悪い奴、悪いような奴が実は良い人だったりするって、ミステリーファンにはバレバレ?あ、ならば、少し俳優さんにがんばって演技してもらおうか。特にヒロインの貴女、貴女次第だってばさ。やっぱ、「チャイナタウン」風ってことを意識して、アジア人も入れときましょうね。ちょっと、見ている人には、これなんかあるんじゃないって、思わせる効果もあるし……って感じの映画でした。
[DVD(字幕なし「原語」)] 7点(2011-11-05 10:36:18)
55.  イカとクジラ 《ネタバレ》 
淡々と描く映画がある。作る側が解釈のためのサービスをしないので、観るものが解釈しなければならない。この映画は、普通の日常の、意味がありそうだと思わせるエピソードを意図的に重ねている。これぐらいのサービスが無いと映画として成り立たないし、また、そこのぎりぎりのサービスから解釈するのが映画の楽しみでもある。性的な部分と親子関係のエピソードが多いので、観ている方は、「精神分析医」になって、話を聞いているような感じがする。(私は臨床心理の専門家ではないので、そうなんだろうって想像ですが)。登場人物、特に息子二人の行動には、「意味」がありそうである。作者は映画にするんだから「意味」があるんですよと言っている。ここは、観るものの想像に委ねられている。登場人物がわがままだとか馬鹿だとかの感想を述べてもいいが、それで映画の内容の批判をしてもしょうがない。この淡々とした感じは、主題の普遍性の高さを物語るが裏付けである。みんな見ていて、理解できるところがあるでしょって。イカとクジラの意味は? さぁ、父親のマイ・アイドルの座からの陥落とそれによる自分の成長、今後さらに続く苦しい、藻掻くような人生の予感? セックスという行為自体のメタファー? 素人精神分析医はいろいろと考えたりするのです。
[DVD(字幕なし「原語」)] 7点(2011-06-26 11:47:08)
56.  バタフライ・エフェクト/劇場公開版 《ネタバレ》 
「マトリックス」以降、「メメント」「ドニーダーコ」「エナーナルサンシャイン」などと流行りの多重世界もの。バタフライ効果、昔、ブラッドベリーだかアシモフだかのSF短編でタイムマシンで行った過去の恐竜世界に足跡一つを残したために現代に戻ったら世界が変わっていたという話があったが、その発想と同じ。確か藤子不二雄も同じような短編があったと思うが、それは近所の花の色が変わっただけだった。その発想が元になって、black out と絡めてアイデアを捻り出した時点で勝利。脚本はあれこれといろいろな設定ができるので楽しかっただろうなと想像。演じる方もいろいろな人生を演じられるので楽しかっただろうなとこれまた想像。そして、見ている側もどう終わるか、また、どう終わるべきか、といろいろと想像ができて、楽しい。人生がころころ変えることができる映画が出るなんて、「失敗したらリセット」という、RPG世代ならではの映画なんでしょうね。
[DVD(字幕)] 7点(2008-11-30 12:19:58)(良:1票)
57.  ライラの冒険/黄金の羅針盤
「ダイモン」っていうのをお勉強して見て下さいな。あっそういうことか、って分かった時には映画は半分以上終わってました。この発想一点で、これを思いついたもの勝ち、的な映画です。考えたな、お主、とそこは誉めたい。字幕は「ダイモン」でしたが、発音は「デーモン」でした。本の翻訳の時点で、「悪魔」と間違わないように表記変えたのかな? 変な所を気にしました。スペルは daemon ですよ、ほら、エラーメールの時に来るでしょう。Mailer-Daemon だぁ、と変なところで感心。だからって何?って話ですがね、映画公式ページでは、自分のダイモンが占えますよ。私はアライグマでした。で、これもどうでもいいか。さて、映画ですが、どうしても LOTR と比べてしまわれるので、損なのですが、それなりにってところでしょうかね。あっ、もしヤッターマンのハリウッド版ができるなら、ニコール姉さんいけるんじゃないの、なんて思いました。
[映画館(字幕)] 7点(2008-03-03 23:01:46)
58.  地獄の逃避行 《ネタバレ》 
この監督、極端が無い。というか、極端が無いのが極端。エロくもなく、グロくもなく、演技が過剰でもなく、ストーリーも普通、という。主人公の彼は、ハンサムなんだがスター的に中途半端、彼女は美人とも言えない。象徴的表現があるのか、というとそうあるようでもない。そんなこんなの平凡さ。でも、魅了される。あまりの普通さに魅了される。何でだろう。この監督、自分を神様だと思っているのか、とても、人に優しい。そこかな、この映画の秘密は。神様の優しさ、である。悪人に怒らない、というか。人間の罪を許している、というか。説教がない。そうだ、そうなんだ、ふーん、って見てくれている感じがする。まあ、人間だからなぁって。馬鹿だからなぁーって。自然も、神が自分の作品を自慢するかのように、美しい。あの荒野が、バッドランドですよ、でも、美しい。不思議な映画だ
[DVD(字幕)] 7点(2008-02-21 22:21:08)(良:1票)
59.  M★A★S★H/マッシュ 《ネタバレ》 
手術は一生懸命なのね、目の前の命を救おうとして。でも、普段は、ふざけてばっかり。ふざけなければやってられないのか、ふざけるぐらいのタフガイなのか。戦争で発狂しないための心のバランスなのか?スピーカーが彼らの捻くれた心の中を象徴する。異国の言葉の歌が流れる。戦争をありのまま描写せずに、戦争でおかしくなった人間を描写する。これも反戦映画……歯科医の自殺の前夜、あれま、絵画、最後の晩餐みたいじゃないの、十三人いるかどうか数えてしまいました。
[DVD(字幕)] 7点(2008-02-17 16:44:15)
60.  生きるべきか死ぬべきか 《ネタバレ》 
もうラブコメの定番を作っていらっしゃる。三角関係の、誤解が誤解を生み、という。「ああどうしよう、さあどうしよう」、「まぁ、そちらがそうなら、こちらもこうよ」「あなたのためならどこまでも」と迷い+思いこみ+犠牲=ラブコメ、という方程式を見つけた。それに、ロマンチックな場所と、綺麗な小道具と、お洒落な台詞があればいいのさ、とラブコメの大監督は教えて下さる。誰かこのパターンを破るラブコメを作ったかしらん? 私は知りませんね。「ああどうしよう、さあどうしよう」、もうタイトルに表れているではありませんか。しかも、大向こうを相手にコケにする度胸もおありのようだ。感服。
[DVD(字幕なし「原語」)] 7点(2008-02-11 13:40:16)
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