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なにわ君さんの口コミ一覧[この方をお気に入り登録する

プロフィール
コメント数 2036
性別 男性
自己紹介 ●採点基準
10→おもろい(なんらかの感情が揺さぶられた場合も)
7→ややおもろい(おもろくない事はないんやけど、もうちょい)
5→普通(可もなく不可もなく)
3→今一歩(微妙に退屈)
0→退屈(途中眠たくなったりして最後まで観るのがしんどい)
評価は観たときの体調、年齢、精神状態、その他モロモロに影響されまくってます。独自の映画論なんてなくいきあたりばったりのてきとーさで映画を観ます。すんません。なお社会人ですが精神年齢はかなり子供です。好きなジャンルはホラー、サスペンス、SF

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581.  そこのみにて光輝く 《ネタバレ》 
お話自体は大したことじゃない、出だしも特に大したことじゃない展開、なのに冒頭20分で、もう、僕はこの映画の世界にどっぶり惹きつけられました。それは、多分、そのリアルさから伝わってくる確かなキャラの存在感のせいだと思います。どの登場人物も、本当に存在するとしか思えない、それでいて、ずっと見ていたくなる魅力にあふれていて、特に主役の達夫、千夏、拓児の3人にはひきつけらます。達夫の受身体質なんだけど骨太で、やさぐれているんだけど、心にはちゃんとしたバランス感覚があるとこや、千夏の体から湧き出るエロさと時折見せる少女みたいにはにかむ笑顔の清らかさ、拓児のやんちゃでガサツなんだけど人懐っこっく犬みたいなかわいさ、これに僕はやられました。達夫と拓児2人でいるとこなんか、特に何もなくても、全然、飽きずに見ていられます。あと、中島の地方にいそうな町の顔役のおっさんぶりも素晴らしく、それでいて競輪に夢中になってる拓児を見つめる目の狂気さときたら、あーた、めちゃ怖いです。何気ない日常の風景にもリアルさは溢れていて、それとともにどこからか漂ってくる不穏な空気感、悲惨な中のつかまのキラキラ輝く幸福感も、この映画を退屈にしない要素でした。リアルさの中にある光と闇のバランスもちょうどいいです。特に僕が印象に残ったシーンは、家族になろうとする主役の3人が乾杯するシーン。達夫と千夏のようやく闇を抜けれる希望が溢れだそうとしている表情と、それを交互に見て、はしゃぐ拓児に、もうこの先は、この3人の幸せホームドラマにしてくれと、マジで思いました。ただこの映画、全体的に、地味で辛気臭い感じもするんで、ダメな人はいると思います。
[DVD(邦画)] 7点(2015-07-03 18:55:02)
582.  アマルフィ 女神の報酬 《ネタバレ》 
外交官黒田シリーズは、テレビを含め、色々抗議があったり、世間的な評価が低く、特にこの映画なんかは映画ファンなんかにボロカス言われていることは知っていました。だから、ものすごーく低い期待で、むしろ文句を言うノリで観たんですけど、どーしよう、そんなに悪くない・・。確かに、ブツッと黒くなる映画ではありえないタイトル表示や場面転換、変な撮り方しちゃってる所、イタリア感の安易な出し方、アクションがほとんどしょぼく迫力不足などなど、気になった所はあります。でも雰囲気で映画を観ちゃうところが功を奏したのか、冒頭からのテンポの良さは悪くなく、途中だれる部分はあるものの、意外な犯人の計画や、クライマックスの説得など、個人的にはそこそこ楽しめました。僕はテレビドラマを先に見ていたんですが、ぶっきらぼうで、頭もきれ、それでいて、心のどっかに正義と国益のバランスもちゃんと持っている、こんな和製スパイ風の織田裕二、好きです。アマルフィ、行ってみたいなー。
[DVD(邦画)] 7点(2015-07-03 15:14:50)
583.  海角七号/君想う、国境の南 《ネタバレ》 
台湾の日本へのラブコール的なものは日本人として心して受け止めなければなーとは思うが、それと映画が面白いかどうかは別で、とにかく、観てる間ずっと、なんじゃこりゃ感が僕の心で巻き起こった。どの人物も何を考えてるのか、よくわからんし、観てて恥ずかしいセリフや表現のオンパレードで、コミカルな部分もちっともおもしろくない。きついぞ、これはと思っていたら、ラスト20分、ここからライブシーンになるのだが、それがかなり良かった。歌も当然良かったんだけど、オーディエンスのノリをはじめ、バンドメンバーのかっこよさなど、そのライブ感がなんだかドンピシャと心に響く感じで、そこに恋人への手紙の過去の描写が加わると、それまでの映画のなんだかなーって気持ちも、許せてしまうってゆーか、そもそも勝手に人の手紙を読んでいいのかとゆうことすらも全てオッケーと思えてしまいました。これぞ、音楽の力か。
[DVD(字幕)] 5点(2015-07-01 04:43:34)
584.  サボタージュ(2014) 《ネタバレ》 
全体的にヘンテコな映画でした。猟奇殺人ものと復讐物を無理やりくっつけたみたいな感じで、最後のシュワちゃんはターミネーターに見えました。
[DVD(字幕)] 5点(2015-06-30 18:10:09)
585.  かしこい狗は、吠えずに笑う 《ネタバレ》 
冒頭はブサイクな女子学生とかわいい女子学生の友情青春物語になっており、僕は、ここが結構好きです。2人の学生がとてもイキイキとしていて、ブサイクもかわいいもどちらもとても魅力的な女子学生に見えます。ここの描き方で一気に映画に引き込まれました。特に主役の女学生の顔の表情の変化がとても魅力的。いつもしかめっつらなんだけど、嬉しい時にはその顔のまま笑顔になるってゆーか、この表現にはとても惹きつけられます。もちろん、かわいい方の女学生は声からにして、とってもキュート。フヘヘヘなんて、アニメ調の笑い方、私かわいいでしょう感。普通は男に見せるもんなんですが、そのへんからしてユリな雰囲気が出てます。で、問題の後半、思い出したのはルームメイトっていう映画。友情から狂気が垣間見えていくんですが、これもうまい見せ方でした。ラストになって観客のミスリードが明らかになるのですが、ここは僕もしっかり騙されてました。そこからのオチは色々解釈がとれそうなんですが、よくよく考えればとっても恐ろしいオチに行き着くあたり、観た後にしばらくして、ゾゾゾときました。ただちょっと残念なのが、サイコ感が爆発するラスト近くの場面。ここはなんだかありきたりなサイコ感で、そんなには怖くなかったかな。ここまで魅力的に描かれていたんだから、もっと意表つく突き抜けたサイコ感が欲しかったかな。
[DVD(邦画)] 7点(2015-06-30 17:59:21)
586.  リアル 完全なる首長竜の日 《ネタバレ》 
映画の虚構性を模索する黒沢清監督が、虚構的な世界が登場するこの原作の映画を撮るとゆうのは、まさにピッタリで、当然、意識下の仮想世界は監督の独壇場になる。前半のホラー調、後半のモンスターパニック映画調、どちらも中々楽しめた。物語もこの監督にしては、わかりやすい語り口だと思う。ただ、脚本自体は一種ありがちで、先の展開もなんとなく読めちゃうのが、ちょっと残念。最後のオチは、色々、深読みもできるので、何が虚構で、何が現実かを見終わった後に考えるのもおもしろいかもしれない。最後のセリフ、目覚める部屋の風景、センシングの部屋の風の表現、水浸しの部屋、昏睡の原因など色んな所にフクミがもたせてあるみたいで、人によっては探求したくなる映画でもあるかな。主人公が意識の中を探求するかのように。
[DVD(邦画)] 5点(2015-06-29 18:29:34)
587.  ナイト&デイ
多分、数か月後には観たことすら忘れるほどあまり印象に残らない映画。でも観てる間は、テンポもいいし、アクションまたアクション、そしてクスッと笑える要素が多々あって、退屈はしなかったです。どっかで観た感はバリバリありますけどね。最後のキャメロンのセリフがよいです。
[DVD(字幕)] 5点(2015-06-28 10:03:53)
588.  おっぱいバレー
冒頭の出だしはバカ中学生のエネルギー全開って感じで、非常にいいのだが、15分後には、もうこの映画が退屈になってくる。がんばれベアーズ系の映画なので、ある程度の展開が読めてしまううえに、バカ中学生の青春劇が、非常に定型的に描かれていくからだ。既視感バリバリで、特に印象的なシーンもない。エロいことを考えたら、鼻血って時点で、昔の漫画である。舞台は70年代なんだけど、どっか現代的な雰囲気もあるので、ノスタルジックな気分にも完全に浸れない。だけど、問題提示とその解決の物語が始まるラスト30分になってよーやく、この映画がおもしろくなった。いかにやる気のない男子学生に、一生懸命がんばることの体験をさせ、それが素晴らしい経験なんだと学ばせる、おっぱい教育理論の重要性、それに気づく先生の心情がよーやくここで示されるのだ。うん、ここからのくだりは僕もジーンときた。おっぱいパワーさいこーと素直に思えた。ただ、そこにいたるまでには、やっぱ、あの退屈な中盤が必要だっただけに、悩ましいなー。音楽のチョイスはよかった。
[DVD(邦画)] 5点(2015-06-27 05:22:58)
589.  イヌゴエ
ハートウォーミングって言葉がぴったりの映画。特に派手な場面があるわけでなく、どでかい事件があるけわけじゃないですけど、意外な伏線なんかもあったりして、不思議と最後まで退屈じゃなかったです。犬がしゃべるってゆーか、犬の心の声が主人公に聞こえるって感じの設定ですが、荒唐無稽なんだけど、役者の抑えた演技、日常を自然に切り取った映像などで、リアルさが損なわれていません。途中、犬の声が主人公に聞こえなくなるのですが、主人公がもう一度しゃべって欲しいとゆう気持ちと、同じ気持ちを観てる僕も抱いてるとこに、あのおっさんの犬の声、俺も嫌いじゃないよねー、てゆーか、むしろ癖になってるなーと。もちろん、最初に犬の声が聞こえるくだりは、犬の挙動と合わさって、笑けます。「はらへったー、はらへったわー」と単純なフレーズを、人間無視して独り言で連呼する犬って設定がなんか良かったです。犬が単にかわいーとゆーとこも、観てて飽きない要因の一つであるのは言うまでもありません。ただ、全体としてこじんまりとした作品なので、そこで好き嫌いが分かれるかもしれません。余談ですが主人公の職業である臭気判定士ってのは実際にあるらしいです。
[DVD(邦画)] 7点(2015-06-26 17:07:45)
590.  テルマエ・ロマエ 《ネタバレ》 
マンガは未読です。冒頭のローマ感は邦画にしてはかなり圧巻でした。この最初の感動をどれだけひっぱれるかで、評価は分かれると思います。僕は現代へタイムスリップ→現代の風呂を学んで過去に帰って実践の同じ展開が4回ほど続く最初の1時間で少し飽きてきました。その後、今度は長めの展開になるのですが、ここから真面目モードに入り、なんだかドンドン映画がしょぼく新鮮味をなくしていくように感じて、あの最初にあった迫力のローマ感がドンドン薄れていきました。お話も、なんだかありがちな過去改変を回避するって話で、あまり面白いと感じず。阿部ちゃんのキャラはとってもよくて、最初の方の現代でのリアクションはさすがに笑えただけに、なんだか残念です。上戸彩の実家が経営困難とかの伏線も回収してないのも、もったいない。
[DVD(邦画)] 3点(2015-06-26 08:52:09)
591.  ティンカー・ベル 《ネタバレ》 
うちの3歳になったばかりの息子は、一応最後までしっかり見てました。気に入らないと、すぐに違うことをする子が、最後まで座って観てるってゆーのは、さすがディズニー。でも終わって「ウォーリー」とどっちがおもしろかった?と聞くと、「ウォーリー」だって。恐るべしピクサー。かくゆう、僕もピクサーの方が、映像の動きや造形、ストーリーなど全てにおいて、上だと感じました。でも、この映画も悪くはなかったです。季節の移り変わりは、実は妖精たちが起こしていて、その作業が結構テンポよくユニークに描かれ、その映像の美しさと映画の時間の短さで、退屈はしませんでした。ティンカーベルのお転婆さも、らしくて、すんなり受け入れられました。
[DVD(吹替)] 7点(2015-06-26 00:16:33)(良:1票)
592.  縞模様のパジャマの少年 《ネタバレ》 
僕には子供がいるので、収容所で子供二人が手をぎゅっとつなぐシーンで、もう耐えられなかった。8歳の子供は純粋である。ユダヤ人がどーとか、戦争がどーとかは理解できないし、理解する気もない。そこには偏見や先入観などはない。だから彼にとっては新しい友人ができた。それだけなのだ。そんな子供に対して、大人は、うしろめたい気持ちで対応するべきじゃないし、大人の理屈で、うしろめたさをごまかして行動すべきじゃない。しかし、世の中はうしろめたさで充満している。戦時中だって、今だって。世界中どこでも。そんなんでいいのか!人類!そんなことを映画を観終わって色々考えたのは、あまりにもラストがいたたまれなくて、言葉にできないほど強烈だったからだ。なんだかあまり感じことのない感情が芽生えて、折り合いがつかず、正直、嫌いかもしれない、この映画。だから、あえてこの評価。
[DVD(字幕)] 7点(2015-06-25 18:41:28)
593.  僕の彼女はサイボーグ
小出恵介が老人になってから、ロボットに囲まれケーキを顔に埋められるシーン、こわ!  映画自体はなんの共感も得られなかったんだけど、映画監督のキモさとゆーか、中二病的な側面はビンビンに伝わりました。いい意味で。 登場キャラ全員の言動に全くのリアルさもなく、タイムパラドックスものにしても、あらが目立つんですけど、印象的なシーンは多く、特に綾瀬はるかのサイボーグっぷりとおっぱい感にやられてしまい、少なくとも、退屈ではなかったです。  監督は確実に綾瀬はるかが大好き、てゆーか綾瀬はるかのおっぱいが大好きです。  綾瀬はるかの魅力をおもいっきり引き出していることに関して この映画はある意味 正解です
[DVD(邦画)] 5点(2015-06-24 17:32:25)
594.  ハッピーフライト(2008)
ハッピーフライトとゆうゆるい放題とか、冒頭のゆるい展開とかで、正直、最初の方は、ゆるーい感じの、ベタな笑いの、退屈な映画だなーと思って観ていたんですが、途中から、あれ?これひょっとして面白いんじゃないのとゆうテンションにかわり、そのまま、テンションは飛行機とともに上昇、終盤にかけては適度にハラハラし、観終わった後は、うん、これ面白かったと満足できました。確かに誇張的でゆるーい感じの部分もありますが、空港で働く人たちのあるある的なエピソードが大変興味深く、そこも飽きない部分であったけど、その彼らが、後半、それぞれの現場で自分たちの仕事をこなす感じも、心地よく熱くなれる一体感を感じさせて、それがまた、飛行機内の客のどよめきの臨場感と絡まって、なんだか自分もそこにいて事件を共有している気持ちにさえさせてくれました。特に寺島しのぶさんのクレーム客への対応が素晴らしく印象的。ナッツリターンも彼女なら回避してくれるかも。今度、空港に行くと、なんだか色々見方がかわりそーです。いい意味で。
[DVD(邦画)] 7点(2015-06-24 04:25:08)(良:1票)
595.  グラン・トリノ 《ネタバレ》 
やれ老害だ、やれユトリだと言い合う風潮が流布している昨今、この映画で描かれているものを観ると、胸にこみ上げてくるものがある。大人は若者に何を見せるべきか、そして若者は大人に何を学ぶべきか、そんなことを考えてしまう。ただお話自体は地味、イーストウッドが主役だからこそ成り立つ映画であり彼のファンであればあるほどより大きな感動を得られるのだと思います。しかし、そーでない僕でも、ラストではジワーっと涙がこぼれました。心に古き傷をもつアメリカ人の頑固じいさんが、隣の東洋人の家族に気に入られて戸惑いながらも、交流していく様を微笑ましく見ていたら、最後にエライ気持ちにさせられました。若い神父さんもいい味出していました
[DVD(字幕)] 10点(2015-06-23 17:05:39)(笑:1票) (良:3票)
596.  アジョシ 《ネタバレ》 
いわゆる悪が調子のって変な奴をなめてたら、逆にボコボコにされちゃった系の映画。こーゆうタイプの映画、僕は好きです。ただレオンもちょっと入ってるかな。ちょっと停滞気味な個所がちょいちょいあったり、きざなセリフがあったりしたけど、概ね面白かったです。特に主役のウォンビンのかっこよすぎさ、ブチギレた時の目のいっちゃった感、逆の悪者たちの憎たらしさなども際立っていて印象的でした。
[DVD(字幕)] 7点(2015-06-23 03:50:01)(良:1票)
597.  ブラインドネス 《ネタバレ》 
僕は声が出なくなったことがある。前の日には普通に出せていた声が、いくら出そうとしてもシャワシャワのかすれ音しか出せないのだ。もちろん2日くらい静かにしていれば、再び出せるようになった。普通に声が出せるって、なんて素晴らしいことだろう。そんなことを映画を観終わって思い出した。普通に物が見えて、普通に歩けて、普通に生活できるすばらしさ、それを日々感じれるなら、朝目が覚めて、会社や学校にいく間でさえ、小躍りして、この世は素晴らしいと震える感動でいっぱいになれる。この映画が、伝えたいことはそーゆうことだろうと思えた。ただし、あまりにも寓話的に描きすぎて、リアリティーが損なわれ、映画の世界に中々はいっていけず、その心境に達するのは、映画の後半になってからなのも事実である。最初は医療パニックものだと思って観たので、ありえない隔離施設や、途中のありえない展開に、こんな設定、現実にはないなとそればっかが気になっていた。つまり普通の医療パニック映画じゃなく、大人のおとぎ話みたいなものなので、現実的な映画を期待すると期待外れとゆーことになります。
[DVD(字幕)] 5点(2015-06-22 01:29:05)(良:1票)
598.  96時間 リベンジ
96時間シリーズの2作目。今回はタイトルに「リベンジ」とあるように、前作で主役に殺された敵の父親が復讐のために襲ってくるってお話。前回で主人公のオヤジが普通じゃないことはめいっぱい描かれていたので、今回は哀愁があるように描かれておらず、もうのっけから娘への偏愛ぶりを発揮したノリノリオヤジである。そのために、前回のような感情移入→カタルシスのジェットコースターのような感じにはなっていなかった。むしろ敵側の背景を少し描いて、映画を観てる側に、「ブチギレたオヤジが見たいんだろうけど、お前ら、まずは落ち着け」と言わんばかりの雰囲気にしてくる。そして今回は主役のオヤジがとある事情により、その破壊的な力をすぐには使えないので、それをいつ発揮するのかが期待するポイントになっていました。前作でポイントなった携帯電話は今回もお約束的に使われており、これはもう、観てる側の「出ました―!」的感覚を意図的に狙っておりますな。今回は活躍するのが主役のオヤジだけじゃないってのも新しい試み。どっちかとゆーと前作よりハラハラ感をあおったつくりになっています。二作目としては悪くないです。ただやっぱ前作の面白さに比べたら、僕の中ではこの評価です。
[DVD(字幕)] 7点(2015-06-20 23:38:08)(良:1票)
599.  96時間 《ネタバレ》 
最近はイクメンが流行っているが、まだまだ家庭より仕事を一番にしているオヤジは存在する。この映画の主役もそんなオヤジの一人で、そのために妻とは離婚し、妻は一人娘とともに違う男性と家庭をもっている。前半、そんなオヤジが、今は愛する一人娘を喜ばせるために色々やるんだけど、もと妻は冷たく、娘も一応喜ぶけど、やっぱり無神経なとこもある。ここで僕らは、このオヤジの哀愁漂う空回り具合を見て、このオヤジに感情移入させられる。仕事がんばってきて、娘のことを誰よりも大切におもっているのになー、なんか寂しいよなーと。そして事件は起こる。娘が何者かに誘拐されるのだ。普通なら、これから大変だぞーって感じになるのだが、このオヤジは普通じゃなかった。元スパイだったのだ。娘が誘拐される時、彼女はこのオヤジと電話中だった。そして誘拐される時にオヤジが、この娘に電話である指示を与えるのだが、その内容で僕らは、このオヤジがスパイでもかなり優秀なとんでもないオヤジだとゆーことがわかる。感情移入していたオヤジが実に頼もしく見えるこの瞬間、僕たちのハートはもうこの映画にコントロールされてるわけだ。そこからのオヤジのテキパキさと破壊力といったら、もうカタルシスの連続である。敵は組織で巨大で得体が知れないので、言うなれば、会社や学校でいじめらて、その会社や学校自体をぶっ壊すほどの快感が得られるのである。しかも、この無敵のオヤジに危機的状況もちょいちょいいれてくるので、ドキドキ感もわく。ドキドキとカタルシスのつるべ落としにより最後まで全く飽きることなく映画を楽しめたのである。
[DVD(字幕)] 10点(2015-06-20 02:35:01)(良:1票)
600.  おくりびと
僕は実際に自分の父を見送る時、そこで色々な儀を目にしました。それまでは、僕は葬式とかそーゆうしきたりなんて単に形式的なもので、死んだら終わりなんだから、自分が死ぬときは別にどーでもいーやって考えでした。でも葬式を終えて、その考えはいっぺんに吹き飛びました。それは亡くなった方のためだけにあるものじゃなく、生きてる者がちゃんとお別れして、その後、生きていくのに悲しみを引きづらないためにもあるんだと。もちろん、悲しみや寂しさはその後も残ります、でもちゃんとお別れした事で、喪失感をだいぶ癒された気持ちになったのも本当です。そして、こーゆう葬祭の職業は人を癒す優しい仕事なんだとその時、認識しました。この映画を見て、僕はそのことを思い出しました。この映画では、納棺師の仕事をうまく物語におとしこんであって、ちゃんとお別れすることの大切さを、説明的な描写をあまりすることなく描いていて、なんだか癒された優しい気持ちになれました。
[DVD(邦画)] 10点(2015-06-19 18:35:20)(良:1票)
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