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761.  マリー・アントワネット(2006)
やはりソフィア・コッポラはセンスがいいと思いました。イイ感性をしてる。 革命とその経緯、前夜に重きのある歴史大河ロマンを期待して観たら肩すかしをくらうでしょうね。そういうのは「ベルばら」で充分です、リアルタイムでコミックで連載されていた頃に読んでたし。 思うにコレはマリー・アントワネットが見たフランス王室で、宮殿を舞台にしたアントワネットの青春ストーリーみたい。 ドレスも豪華だけど、それよりも靴とスイーツに焦点を当てているのがいい。あのパンプス、ミュールの数々は今でも通用するデザインで、私の好みド真中でした。白い下着とネグリジェの可愛らしさね。ソフィア・コッポラのこういう着眼点に感心しました。 ポップな音楽も良かった。オープニングのタイトルロールで「マリアンヌ・フェイスフル」を見つけてどこにでてるのか気をつけてたけど、わからなかった。 マリア・テレジアだったんだ・・・ジュディ・デイヴィスというのもなかなかですね。 女優の選び方がいいです。
[ビデオ(字幕)] 6点(2008-09-19 13:01:57)
762.  アメリ
もっと風刺のきいた辛口コメディかなと思ってたら、ファンタジックな変わり者の女の子の片思い成就物語でした。嫌いじゃないですね、色彩と背景もいい、特に部屋の壁紙がいいなぁ。この映画はかなり想像力と粋な遊び心が豊かな人じゃないと作れないと思う。 一歩間違えたらストーカー、でも悪意とかネジ曲がった欲がないの。自分にあんまり利のない自己満足っていうのかな。人が喜ぶのを見て満足してる感じ、ココがいいです。 お父さんに旅に出る決意をさせるための写真がいいネ、かわいいです。 いつでもどこでもストレートに自己主張すればいいってもんじゃないです、人間関係がいつも不必要に緊張していてギスギスしてきそうだ。 フランス人は恋愛とバカンスのために働き生きているのかもね、やっぱり。
[ビデオ(字幕)] 8点(2008-09-19 12:36:21)
763.  ディパーテッド
キャストはそれぞれ豪華です、でもその俳優の面々の相性が悪く、まとまりがないんですよ。そしてスコセッシの持ち味であるスピード感もここでは裏目に出たかな? そしてですね、あの女医さんなんですけど・・・マットとレオが二人揃ってぞっこんになるほどの色気も個性も感じなかったです。ハリウッドですよ、他にいないはずないと思うのですけどね。 マットとレオねぇ、ニコルソンとは噛み合わない。なんだかやたらテンションの高いレオをこれでもかと見せられました。 オリジナルを観てないことが条件で楽しめる映画かもね、でも久しぶりに狂気のニコルソンが見られて、そこがよかったです。  
[CS・衛星(字幕)] 7点(2008-09-18 19:31:44)
764.  007/ゴールデンアイ
二回くらい観てるはずだけど、最初から最後までよそ見なしでずっーと観たのは今回が初めてです。へ~ピアース・ブロスナンのボンド1作目だったんですね、知りませんでした。なにげに個性豊かな脇役の面々に唸りました。ショーン・ビーンの悪役はいいですね~イイ男が悪を演じるのは非常にセクシーです。ファムケ・ヤンセンもすごい存在感。しかしミニー・ドライバーはなんだったんでしょうか?友情出演?? でも今作に限ってじゃないけど、初期のころの作品に比べると、粋な演出がなくなっちゃったんですよね、爆破シーンが派手な映画は他にたくさんあるし。007はストーリー性にはあんまり期待してないのでその分ニヤリとできる粋な計らいがほしいです。エンドロールの曲がよかったです。 
[CS・衛星(字幕)] 6点(2008-08-16 23:26:04)
765.  TAXi4
このシリーズは確か1作目しか観てないと思う。偶然今作を観る事になったわけですが、カーアクションが見所だったはずなのに、すっかりナンセンスギャグ満載のおバカ映画になってました。1作目はもう少しクールだったような気がする。でもこれはこれですんなり観れますね、ここまで徹底してればこれといって文句つけようがありません。ところで主役は・・・所長でしょ?
[CS・衛星(字幕)] 6点(2008-08-16 22:59:14)
766.  ダイ・ハード4.0
結論から言ってこれは失敗作、駄作です。「ダイ・ハード」がその他多くのアクション映画とは別物という魅力の部分がまったく損なわれてしまっているの。 ジョン・マクレーンがいるだけって感じです。彼のキャラを見事なまでに崩し、それまで個性と存在感が突出していた敵役、相棒役はこれといってインパクトなし。援護するFBIは役立たず。人物描写も省略、ユーモアを意識したであろう時々出てくるセリフもユーモアのわからない人ががんばってここでこう言わせてみましたみたいでなんだか痛々しい。 作りすぎの映像、あの色彩はなんだ!!鬱陶しい映像作りでした。 これまでのシリーズ全体に感じられた「職人気質」は消滅し、今作の敵同様、無機質なただの破壊しまくり映画になってしまいました。あぁ「ダイ・ハード」が・・・こんな気持ちにさせられて2点にしようと思ったけど、ジョン・マクレーンだし・・・どうしよう。
[CS・衛星(字幕)] 3点(2008-08-11 16:37:03)(良:1票)
767.  砂と霧の家
冒頭、保安官役でお気に入りのロン・エルダードが出てきた時に「こりゃただの親切なおまわりさんで終るはずない、絶対絡んでくる」と予想してそのまま鑑賞することにしました。 この映画のキーワードは「家」と「執着」でしょうか。母も兄も出て新しい道を選んだのに対しキャシーがあそこまで家に執着するのは家が大事なのではない、子どもを産むことを拒絶された上に去っていった夫、ひとりぼっちになった彼女にとって父の遺した「家」はたったひとつの拠り所、自分の存在を証明する唯一のものだからじゃないかな。けれど大佐の奥さんの暖かい心に触れ家はどうでもよくなる。母国を追われアメリカに亡命したイランの元大佐はアメリカではなんの効力もないにも関らず大佐という肩書き、身分を捨て切れず執着している。保安官は「自分の家と家族」はあっても心が満たされずにいる。 ひとつのことに執着し続けたキャシーと大佐、強引に前に進もうとした保安官。相手の事情、心情を考慮せず信じず、自分を押し通すことが最悪の結果を招いたということでしょう。皆性悪の悪人ではない、特に大佐の息子に罪はない、これが悲しいですね。この三者を結びつけたのが行政ミス、大佐が亡命するに至った理由も国の都合なのでしょうか。アメリカだからの話じゃないですね、ただ、そこに銃があるかないか、警官がすぐに発砲するかしないかの違いです。  現実的な社会を背景にして人間の業を描き、問題提起しているモノというのは国や民族文化が違ってもあらゆることに共通、通じることだと思う、この映画は「対岸の火事」じゃないですね。
[CS・衛星(字幕)] 9点(2008-04-29 12:53:12)
768.  ザ・ウォッチャー
ジェームズ・スペイダーもマリサ・トメイも老けたなあ、時の流れを感じました。しかしキアヌは老けてないんだよね。前頭部が不安なスペイダー、でも淫靡な目は健在。役作りなのかその所作、風情がどことなくアル・パチーノだった。 そして映画のほうですが、これはサスペンスというよりもスペイダー演じるFBI捜査官の試練と苦悩とそれを克服するはなしという感じでした。ここでの話題はやはりキアヌの猟奇的異常犯罪者役なんでしょうけど、やっぱりキアヌには無理、にくったらしさをそれほど感じないもの。どうしてあそこまでスペイダーに付きまとうのか、食い下がるのか、キアヌのその心情、根拠の描写が薄いですね。たぶん半月と経たないうちに観たことも忘れちゃうタイプの作品。
[CS・衛星(字幕)] 4点(2008-04-26 12:13:10)
769.  あるいは裏切りという名の犬
まず、ダニエル・オートゥイユもジェラール・ドパルデューも老けたなあというのが最初の感想です、カミーユが・・・「あれ?バレリア・ゴリノに似てるけどあの人ってフランス人だっけ?」と思っていたらやっぱりバレリア・ゴリノなのね、ウェービィなヘアスタイルは昔から変わりませんね。 えーっと最初は凶悪強盗団を追う刑事という物語なのかと思ったら、犯罪と凶悪犯の絡むエピソードは全てオートゥイユとドパルデューの確執と裏切りと復讐を語るためのものでした。ラストにひっくり返すための伏線のはり方が良いですね、唸りました。 ただなんというか作品全体にわたってつなぎが悪い、滑らかで弾力に欠ける感じ。昔のフィルムノワールのような「粋とタメ」もほしかったですね。つまりハリウッド的に描こうとしているのがいけないと思います、フランス人には不得手なんじゃないかな、同じ日に同じ復讐劇「ラッキーナンバー7」も放送してて、再見したんですけどその違いがはっきりしますね、どっちも「実際有り得ないだろ」ってことなんだけど、ハリウッドのほうはそんなことどうでもよくなる説得力と娯楽性があるんですね。そして女の私としてはフランス映画は女優は魅力的なんだけど大抵男優がスコーンと垢抜けたイイ男がいないのが不満です。
[CS・衛星(字幕)] 7点(2008-04-19 11:58:13)
770.  ホリデイ
キャメロン・ディアスはいつまでこんなことやってんだ!!それに老け方が尋常じゃない、全然きれいじゃなかった。この中でキャメロンの演技とキャラが浮いていると感じたのは私だけでしょうか。ミスキャストだと思う。 反対にケイト・ウィンスレットのエピソードはよかったです。そしてイギリス編はイギリスという国、イギリス人ならではというものが欠落してたように感じました、せっかく可愛い娘たちがでてきたのに惜しいです。
[CS・衛星(字幕)] 6点(2008-03-15 18:29:46)
771.  インサイド・マン 《ネタバレ》 
スパイク・リーだったんだ、スタイリッシュでした。キャストも良いです。この人だけは誰がなんと言おうと清廉潔白といえる人皆無というのが結構良いわ。 もうね、クリストファー・プラマーが会長役で登場したとこから普通の銀行強盗VS警察の話じゃないことはわかりました、怪しすぎるもの(笑)でもナチスが出てきたときにはちょっと過去に遡り過ぎのような感じがしないでもなかったですが、ただあの老人はユダヤ人ですよね?ラストに車の後部座席にも乗ってましたよね?そしてダイヤ。因縁めいたものを感じ、ニヤっとできました。ところでインサイド・マンは誰??ん~~これは流血無しの復讐が目的ってことですか。
[CS・衛星(字幕)] 7点(2008-01-21 18:49:46)
772.  キンキーブーツ
大好きなジャンルです、笑いと悲哀の織り交ざったイギリス映画。でもこの作品に限っては悲哀の部分が少々物足りなかったように感じるけど、セリフとユーモアはやっぱり粋ですね。話の進み具合はもう王道、でもローラが魅力的だったからまっいいっかw世間の偏見の中で生きてきたドラァグクイーンはたくましい、でも繊細で可愛い。なんかねぇ「愛」を感じるですよ、ゲイが主要人物として出てくる映画に共通してる「愛」です。ショウのシーンはどれも良かった。独身の頃、遊びに行く所でいちばん好きで無茶苦茶楽しいかったのはゲイバーでした。 そうそうチャーリー役の俳優さんてパトリック・スウェイジをちょっと丸くしたみたいと思ったのは私だけ?あのウイングチップはほんとに丈夫そうでしたねー
[CS・衛星(字幕)] 8点(2008-01-07 21:54:53)
773.  運命の逆転
かなり前に観ましたけど再見する気にならない法廷モノでした。キャストもいいし実話に基づいているということで期待したんですけどね。全然面白くなかったです、緊張感も盛り上がりもないしなんのために何してんだろ??そんな感じ。「逆転」なんてタイトルがついてるのに「逆転」しなかったように記憶してますが・・・それなりの結論に行き着いたってこともなくなんとなく終っちゃったような。いったい何がしたかったんだろ?見終わった後こう思いました。
[ビデオ(字幕)] 3点(2008-01-06 18:06:24)
774.  恋におちて
初見当時は20代前半?中頃だったかな?落ち着いた大人の恋愛モノって印象ですごく憧れました。あーでもその頃はこの二人が既婚者であるっていうことはあんまり意識なかったです。自分が既婚者となってから再見した時にはやっぱり感じるものが違ってましたW少しは成長したのかな?いちばんグサっときたのはアレですね「僕たちは何もなかった」「そのほうが罪よ」このセリフね、ごもっともです。 別に賛成するわけではないけど、人を好きになるのに年齢も独身も既婚も関係ないし、既婚だから配偶者以外の異性を好きになっちゃいけないなんてことは理不尽と思う私なので、これも運命なんだなぁと。人間、死ぬその日まで何がどうなるかわかりませんからね。特に女は「この人とはもうやっていけない」と思ったら絶対に修復は不可能ですしね。 デ・ニーロとストリープの演技、とにかくこれがいちばんの見所だし素晴らしいです。 それに二人とも正統派美形でセクシーといったタイプではないでしょ、ここがまたポイントといいますか、リアルなんですね。
[ビデオ(字幕)] 7点(2008-01-02 17:10:41)
775.  シッピング・ニュース
巷ではあまり良い評価ではないみたいですね。ドラマチックではないし淡々としてるからなのかな?テーマは重いですね、でもその重さを感じさせずさらりと描いているところが好きです。 どっちを先に観たのか記憶がないのですけど「ショコラ」と共通した部分があるように感じます。それぞれ人というのは突然そこに出現したわけじゃなく、気が遠くなるほどの年月を経て繋がり今があるわけで、そこには様々な因習、因縁が絡んでいくわけでそれをどこかで払拭する必要があって、そこからまた始まる。この映画はそういうものを描いているように感じました。こういうことって、ただ意識しないだけで現実にあることだと思います。クオイルが「水の中でもがく」このシーンが象徴的でした。 観た当初はケイト・ブランシェット演じるロクデナシに腹が立ったけれど、クオイルが自分を変える、再生させるきっかけとなった重要な人物であったんだと今は思う。自分の身に起こることは全て必然なのかもしれないですね。 ここまで書いて気づいたんですけど、そうですねぇ、この映画は特に宗教とか精神世界なんかにはまったく興味のない人にはつまらいと感じるのじゃないかなぁなんて思いました。 
[CS・衛星(字幕)] 7点(2007-12-30 13:08:03)
776.  今そこにある危機 《ネタバレ》 
えーっとこれはウィレム・デフォーが出てましたよね?ジャングルで米兵士たちが見殺しになって、たったひとり生き残ってて・・・それですよね? 前作より内容は重かったように記憶してます。でもなぜだか前作のほうが印象強いんですよ、こっちはなんだか話が入り組んでてぼーっとしながら観れなかったからかな。 しかし、あんな襲撃にあってもジャック・ライアンはきっちり助かって、修羅場の中でも国際電話かけて直接奥さんに無事を報告できちゃうわけです、不死身です。
[CS・衛星(字幕)] 6点(2007-12-21 22:08:59)
777.  パトリオット・ゲーム
これ何回か観てます、レビュー書いてたつもりだったけど書いてなかったです。 まず脇役がシブイ、ショーン・ビーンが男ぽくてすごくいい、リチャード・ハリス演じるキャラが粋でした。けっこうハラハラしながら面白く観れました。軽くアクションものが楽しみたい時に最適なんじゃないでしょうか、ハリソン・フォード主演のサスペンスアクションはだいたいそういうタイプかな。
[CS・衛星(字幕)] 6点(2007-12-21 21:55:36)
778.  キル・ビル Vol.1(日本版)
劇場で2を先に見てから1をDVDで見ましたので、謎の部分にワクワクできなかったのが残念です。やっぱり続きものはキチンと順番通りに見なくてはいけないと肝に銘じました。この「キル・ビル」という作品は劇画ですね。カンフーに西部劇にチャンバラ。いちばん人目をひくという色である黄色のジャージ、おまけに黒のライン入りで(これってブルース・リーだよね?)そこに返り血を浴び、コントラストもばっちりのウマ。これでもかと首は飛ぶ、腕も足も飛び、血しぶきがあがる、でもそこにはリアリティはなくユーモアが漂うという、タランティーノのバイオレンスは痛快です。相変わらずというか久々にバカバカしいのをやってくれたタランティーノ、大好きです。ウマの意識が戻るシーンでは「パルプフィクション」で胸に注射されて悲鳴とともにガバッと起き上がったあのシーンを思い出しました。アンニュイな雰囲気のウマがいい意味のミスマッチね。ダリル・ハンナはこれを機にガンガンはじけてほしいな。今でもCMなんかで見かけた時、栗山千明という名前じゃなく私の頭に浮かぶのは「GoGo夕張」です。
[DVD(字幕)] 9点(2007-12-19 00:31:04)
779.  レインマン 《ネタバレ》 
初見は「タップス」だったトム。出世作「トップ・ガン」で急に垢抜け、日本でもブレイクしたトム。日本人好みの外国人、しかし昔のアニメのヒーローみたいなルックスでアイドルという感じだった。それが「レインマン」という演技力が重要な映画に登場し、それまでのイメージを変えたように思う。オスカーを意識し始めたのもこの頃からなのかもしれない。作品のほうは自閉症というそれまでには扱われなかった題材でもあるし、ダスティン・ホフマンの演技、しかもロードムービーということで最後まで飽きることなく観られました。最初は自閉症の兄に対して、どう対応してよいのかわからず振り回されるトムでしたが、レインマンとは兄の名前レイモンドだったと幼いころの記憶が蘇るあたりから兄弟が心を通わせていく。このくだりはジーンとくる。最後はちょっとほろ苦く、それでも暖かい気持ちになれました。列車に乗り施設に帰る兄を見送るシーンは泣けた。
[映画館(字幕)] 9点(2007-12-19 00:18:23)
780.  ゴスフォード・パーク
アルトマンの群像劇は大好きです。賛否が分かれることが多いですが私はいつもすんなり受け入れられます。一回目、人物と名前を覚えるのに必死でした。二回目、落ち着いてゆったり観られました。上の階の貴族たちと下の階にいる使用人たち。気位は高いけれど欲深な貴族。表面は忠実、けれどそんな貴族をバカにし、ゴシップネタで楽しくお喋りしている使用人。主人が可愛がっている犬まで嫌われているのが可笑しい。だれが犯人でもおかしくない状況で殺人事件が起きるわけですが、真相解明よりも、その怪しく複雑な人間関係が楽しいブラック・コメディ。伝統的な英国の恥部ということかしら。なんといっても英国俳優総出演というようなキャスティングが嬉しい。マギー・スミスの演じたトレンサム婦人は最高ね。ひと言ひと言が意地悪、まわりの人間を見下した態度だけどその見下している人間に完璧に依存して生きているばあ様。クライヴ・オーウェンが男っぽくていいわ。エミリー・ワトソンが意外に大女だということを発見。スティーヴン・フライのあの警部もひょっとしたら貴族出身なのかもね。マイケル・ガンボン、クリスティン・スコット・トーマスはハマリ役でした。ライアン・フィリップはがんばってたけどやっぱりあの中では浮いちゃいますね。劇中、実はハリウッドの俳優で執事役を勉強するために来たことになってたけど「この子が執事役?」とそれさえも疑問に感じたのでした。
[DVD(字幕)] 9点(2007-12-19 00:15:56)(良:1票)
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