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りりらっちさんの口コミ一覧[この方をお気に入り登録する

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【製作年 : 2000年代 抽出】 >> 製作年レビュー統計
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61.  フォーガットン 《ネタバレ》 
宇宙人オチって、やっぱり駄目ですかねぇ‥。  この監督はオチを描きたかったんではなく、オチに行き着くまでのシチュエーションやストーリーを撮りたかったんではないのかなぁ。 オチはちゃんと監督の狙った所に落ちてるものの、観客はそれに納得できんという。完全なスレ違い?(笑) 作り手側と鑑賞する側で、求めるものが違ったんでしょ~か。 でも監督がコレを作りたかったんなら、コレはコレで成功なんでしょう。たぶん。  ワタシは作品にあまり理屈や整合性を求めないので、この映画の宇宙人オチが悪いとはいいませんが、結末がヒロインに都合がよすぎなんでは?と、そこは不満です。 もうひと掘り掘り下げたら、まったく違うモノになっていたかもしれない。それが惜しいですね。  結論は、レンタルショップで、このDVDがSFの棚にあったらOKですが、サスペンスやミステリーの棚にあったらマズイ。そんな感じです。
[DVD(吹替)] 5点(2011-11-14 20:54:36)
62.  コンスタンティン
映像と雰囲気はいいんですが、ストーリーはイマイチ。展開の全てが想定内。意外性ナシ。 登場人物達のキャラクター設定はいいんですが、その設定をまったく生かしきれてない。 ヒロインは刑事である必要性、ゼロ。双子である必要もほとんどナシ。 キアヌの助手の少年の存在も、オマケすぎ。そもそも、あのキアヌのキャラで助手がいるのは不自然。 キアヌがヘビースモーカーという設定は、緩慢な自殺を選択しているという意味であろうから納得なのですが、肝心のキアヌが全然スモーカーに見えない。タバコの吸い方、ヘタ。この人、ホントは健康ヲタクなんじゃ‥(知らんけど)。 まぁ元からキアヌはキムタクみたいなもんで、何演じてもキアヌにしか見えないので、別の俳優を使った方がよかったんじゃないかなぁ。 なんちゅ~か、日本の少年漫画を読んでるみたいでした。 この映画、ターゲットがティーンならわかるんだけど、大人が見たら退屈するかも。
[DVD(吹替)] 5点(2011-10-30 00:33:25)(良:1票)
63.  キャビン・フィーバー(2002) 《ネタバレ》 
タイトル「キャビン・フィーバー」ってのは、キャビンで大熱狂!って事?それともキャビンで伝染病が発生!って事なんでしょうか。まぁどっちでもいいですけど。 タイトルからして、ふざけてますよね。途中まで真面目に観てましたが、パンケーキ少年が回し蹴り攻撃をしてきたり、主人公がプロの殺し屋に変貌したあたりから、「ヲイヲイ」という気持ちになりました。 わざわざ死体をひっくり返して池に落ちたり、泣きながら無駄毛処理をして症状を悪化させたり、主役達の意味不明な行動はパンケーキ少年とどっこいです。 それにしても、田舎の人間は都会の人間が嫌いね。主役達が来た都会ってそんな大都会でもなさそうなのに、それでも「街から来た」ってだけで、「災難を持ち込みやがって」みたいな憎悪を持つのはナゼなんでしょう。過去に一人町から来た悪人がいただけで、それ以後「街のヤツは全員悪い」という考えになってしまう感じ。ヲッカナイですねぇ。 保安官のコスプレしているような若い保安官や、映画にまんま出てくるような排他的・独善的な警察官は、ギャグのよう。 ラストで雑貨屋に村の人々が集まって祭りっぽい雰囲気になりますが、あの人たちは一体ドコから出現したの?湖の向い側の家以外、どこにも民家なんてなかったのに。 主役が岸辺に捨てられてましたが、キャビンの他の死体と一緒に始末しないのは、ナゼ?発生源を特定しないのはナゼ?もしや「都会モンが持ち込んだ」ですませちゃった? 雑貨屋は感染広げるために祭りを開いたワケ?なぜこのタイミングで祭り? ‥様々な謎が残ります。まあ別に解けなくてもいいですけど。 最後に、汚染水で作ったレモネードを警察官や町の人間達が飲み、「コイツらも感染したか」と観客側の溜飲を下げたところで、汚染された水をミネラルウォーターとして出荷するトラックが発車、というのは、すごく上手かったと思います。「いつも買ってるミネラルウォーターって、ナニ入ってるかわかんないじゃん!」と、観客側をちょっとゾッとさせたのは間違いないでしょう。 ともあれ、観ている間、多少引くことはあっても退屈する事はありませんでした。「ホステル」がよかったから観てみたのですが、あっちこっち「ヲイヲイ」な箇所があるとはいえ、やはり才能の片鱗は感じられた映画でした。 怖くないし、2度は観ないけど、期待しないで観るならヨシ、です。
[DVD(字幕)] 5点(2011-10-03 00:31:22)(良:1票)
64.  アカルイミライ 《ネタバレ》 
アカルイミライ‥‥か。そりゃ夢の中くらいでしか遭遇できないもんかもね。  その前に、浅野忠信って演技うまいすか? にやにや笑ってるだけで評価されてしまうお得な俳優ではあるけれど、なんか下手じゃないすか?今回、ベタベタな演技しか見れませんでしたが。 逆に、オダギリジョーはよかった。 名前くらいしか知らない俳優ですが、素でやってんの?と思うくらいにはよかった。  映画のテーマなどは、知らん。 わかりやすく文章で書けるようなメッセージはなかった。逆に、だからよかったと思う。  十代の若者がどう受け取るかは、大人に育ちきったワタシにはわからない。 逆に、大人の立場でみているから、有田父の言葉は心の琴線に触れた。 「許す。わたしは、きみたちを許す」 これは、自分がどん底で苦しんでそれでも他者への愛情を失わずにいられたという経験なくしては、言えない言葉だと思う。他人を切り捨てる事がどうしても出来ない、やさしい(ある意味では弱い。そして強い)人間でなければ決して言えない。 そして、私自身は決して仁村に言ってやれないであろうから、有田父の言葉に涙が出た。 はたして、現代の日本のどれくらいの大人たちが、有田父のようなやさしさと強さを持っているでしょうかね? 自分自身のことを含めて自戒しました。  そういう意味では、仁村が前進するまでの話ではなく、前進するために子ども達が必要としているものを、大人たちが与えられているだろうか?というメッセージを受け取ったのかもしれません。
[インターネット(字幕)] 5点(2010-10-02 20:45:36)
65.  アレキサンダー 《ネタバレ》 
壮大な‥あまりにも壮大な‥‥ホモ映画でした。。。 確かに退屈はしませんでしたが、こんなに長いのに「内容が薄い!」と感じるのはなぜなんだろ~?なんだか、戦闘シーンと宴会シーンをやたらと繰り返してたような。 内容ですが、アレキサンダーとその母親に焦点を当てすぎではないだろ~か。それがアレキサンダーがしつこく東方遠征を目指した理由なんだから仕方がないのですが、もう少し他の脇役たちの描写が欲しかったなぁ。 側近たちの謀反や謀殺へ至る心理描写があっさりしすぎていて、なんか映画としてもったいない感じ。そこら辺がもう少し描けていれば、アレキサンダーが「イヤだ!もっと先へ行くんだい!」と喚くだけの魅力のないワガママ男みたいにはならなかったのではないでしょ~か。 重要な脇役たちの人物が描かれていないためか、あれだけの距離を移動し、国を征服し、多くの人物と出会ってきたにも関わらず、アレキサンダーの他者との関わりはなんと底が浅いことか、結局は両親と恋人だけかい?という感じになってしまっている。 まあ、それだけ「英雄は孤独なものだ」「英雄は理解されないものなのだ」と言いたいのかもしれませんが、その「英雄」のアレキサンダーがまったく魅力的ではない!というのが、実は一番問題なのかも~。コリン・ファレル、金髪似合ってないし(笑) ストーリーですが、東方遠征の理由が、母親から逃げたいのが一番と、他に英雄的な生き方を信望していたとか、父親から「男らしさ」という影響を強く受けていたとか、全部子ども時代でバラされていて、謎がまったくないのもなんだかなぁ。。。 それに父親殺害のシーンを、わざわざ回想にしたのは何のためなのか?ストーリー的にはその必要はまったくなかったのでは?なんかメリハリつけたかっただけって感じ。 最後にひとつ。顔と名前が一致しないままの人物が多くて、観終わったあと、消化不良気味です‥(って、ワタシが阿呆なだけかもしれません‥。)
5点(2005-02-12 00:48:57)(良:1票)
66.  マイノリティ・リポート
DVDでよかったなぁ。映画館へ行ってたら、観終わった後ムッとしていたよ。 サスペンスを求めて観たので、逃げるアクションのシーンが退屈で困った。 軽めのアクション近未来物として観るなら、結構いいのではないでしょーか。小道具とか、よく考えてあるし。 しかし、サスペンスとしては無茶苦茶失敗してるだろ~。 いたるところ、穴だらけ(笑)。 あげるとキリがないので指摘しないけど、最初の設定からしてまず有り得ないのを納得させてくれないまま、ずんずんストーリーが進んでいってしまうのは、手抜きなのか・観客をなめとるのか・ふざけてるのかどれなんだ。 ラストも無難にキレイにまとめてくれて、ああ、これは映画をなめとるのかな~と。 楽しく小物に凝ってるうちに、全体が見えなくなっちゃったのかな。だとしたら、基本が間違っとるよ~。 結局、スピルバーグはなにをしたかったんだろ?金儲け?
5点(2004-07-16 00:23:19)
67.  キル・ビル Vol.2
エル・ドライバーは実は男でオカマで‥‥というオチを期待していたのは、私だけだったのでしょうか。ダリル・ハンナが男にしか見えなくって大変困りました。 ビルの語りは長すぎて眠りそうになりました。殺し屋の生き方を熱く洒落っ気たっぷりに語りたいタラ監督の好みはわかるのですが、殺し屋とスーパーヒーローを一緒くたにされた時点で、私の頭に「?」マークが。大体なぁ、愛(ビル)の為に殺しをしてきて、妊娠したら子どもは闇世界とは違うところで生きて欲しいって、そんなの、ムシがいいだろ!ビルと二人で立派な殺し屋に育てろっつーの!と、ブライドに全く共感できず困りました。 余計なシーンも多々あって中だるみしていたので、1もいらんアニメ等をカットして、1本の映画として上映した方がよかったと思います。1に比べて平坦に流れていったので、イマイチでした。ちょっとガッカリ。
5点(2004-05-24 17:35:11)
68.  ザ・リング
怖くなかった。もちろん、リメイクだから先がわからない怖さがないってのもあるでしょう。でもでも、全然貞子‥じゃない、サマラが怖くないんですけど~。死ぬ前は可愛いフツーの女の子だし、死んでからは瞬間移動して追っかけてくるし(笑)。向こうは幽霊も活動的でデジタルだよなぁ。曖昧さがなくて輪郭がハッキリしすぎの幽霊や呪いって、ど~なんでしょう?アメリカのユーレイものって、結局モンスターが人を追っかけて殺す話になっちゃう。笑えこそすれ恐怖はなかった。唯一日本版より怖かったのは、みなさんの死に顔です。さすがに特殊メイク技術はスバラシイ。
5点(2003-12-14 00:32:11)
69.  マトリックス リローデッド
途中で何度DVDを早送りしようとした事か‥‥ いらないエピソードが多すぎなんじゃないでしょうか。まだ3を観てないのだけど、全2作でOKなのでは?!と思うくらい、いらんエピソードが多かった。 映像がいい!と聞いて期待したのもマズかったか。やや期待ハズレ。悪くはないんですが。 たぶん、「こーゆうカッコいいの観たかったんだ!求めてたんだ!」という人もたくさんいると思う(だからこそのヒット)。でも、ワタクシにはどーやら合わなかったようデス。ワタクシが映画に求めている物がひとっつも入ってナイ…というのは、言い過ぎか。 でなワケで、映像は8点、ストーリーでマイナス3、この点数で。 
[DVD(字幕)] 5点(2003-11-24 20:00:20)
70.  ターミネーター3
T1~2で出来上がっているストーリーの流れからはずれないように、シナリオ作りを頑張りましたね。パチパチ。しかしそのやり方だと、とーぜん前作は越えられない。それでも続編を作るのは、シュワちゃんにまだ需要があるから?でも彼がオールヌードで登場した時に「待ってました!」と思った観客が一体どのくらいいるのやら。 ただ、ストーリーはイマイチですが、アクションや展開の工夫が結構よくて、最後まで飽きさせません。頑張ってますね。 ラストは合格!ああならなくっちゃ、出来すぎだし不自然を感じたと思う。なので映画の出来としては、平均点は行っているのでは? でも、平均点を目指した映画だったら、作らないほうがよかったかも。2作目がよかっただけに、3に期待した人はきっとガッカリしたのじゃないかな~。 あと、キャスティングに文句を言いたい。ターミネーター役の二人にお金を使いすぎて、人間役ケチった!?って感じが…。ジョンは追っ手から逃れるため、顔をぶさいくに整形したという設定か?!アクション映画なんだから、主役のビジュアルにこだわりをお願いします…。
[映画館(字幕)] 5点(2003-08-12 23:05:08)
71.  Dear Friends ディア フレンズ 《ネタバレ》 
感動モノというには、あまりにも雑さと破綻が目立つ作品。 まず、主役のリナがなぜあそこまでヤサグレてしまったのかの説明が一切ないのが、観客の感情移入を阻んでいると思う。  小金持ちの家の一人娘として両親に溺愛され、たぐいまれなる美貌も持って生まれたリナ。 彼女に近づいてくるのは、男も女もその美しさを利用しようという人間ばかりで、そのため彼女は人間不信になった…的な説明はあるものの、あそこまでヤサグレる理由としてはあまりにも弱すぎて、こっちはいまいち納得いかない気分のままリナの荒れぶりをみせられることになる。しっくりこない。  病気になっても、今までの所業がたたって、ちゃんと見舞いに来てくれる友達もいない。そりゃそうだよな~と見てる側は思うワケで、そこに「だって友達だから」とストーカーのようにつきまとうマキの出現は、感動ではなく恐怖をよんだよ…。  結果から見れば、マキは自分が難病だったからこそ、密かに友達として慕っていたリナが病気になった時に放っておけなかったわけで、その行動はおかしくないはず…なのだが………。 本仮屋ユイカの演技がキワモノすぎて、マキが変な子にしか見えなかったよ。  一番よくなかったのは、リナの癌もマキの筋無力症も、表面だけの知識しかない人間が描写した感じしかしなかったところだ。 乳がんで乳房を全摘したら再建手術をするのが一般的で、現実ではあんな傷跡にはならない。ああいう傷跡になるという認識は、もう数十年以上前のものだ。 男が逃げ出すシチュエーションを描きたいためにテキトーに乳がんという病気を使った感がすごくあるのだが、現実にその病気に罹患して闘病している人は多いのだから、もっとちゃんと病気について学んでから使うべきだろう。 そういう知識のない若い人がデキトーに作りました、という感じが最後まで消えないのが、残念。  途中で死んじゃう子役の子も、「けなげに病気と闘ったけど力尽きて死ぬかわいそうな子」「リナの事をすごく慕ってくれた子」という役をストーリー上必要だから振り分けられただけ、というのがアリアリだったし。  結局、荒れてた女子高生が病気でさらに自暴自棄になった時に救ってくれたのは友達で、しかしその友達はもっと重い病気で、友達を介護するために彼女は立ち直って看護師になりましたっていう、「感動的な筋書き」ってのが最初に決まってて、そこにテキトーにエピソードを作ってテキトーに配役してって言う感じが見え見えで、しらけるったらないよ。  こんなんで感動できるのは、「誰も自分をわかってくれない」って中二病をこじらせているティーンの子だけじゃないのかな。  すべてがテキトーで雑で嘘っぽいストーリーだったけど、北川景子の美しさだけは本物でした。
[インターネット(邦画)] 4点(2020-07-03 19:08:34)(良:1票)
72.  シェルター 《ネタバレ》 
サイコ・サスペンスかと思ったら、オカルトものでした…。脚本家が「アイデンティティ」のマイケル・クーニーなので期待したのですが、残念です。 この監督は、多重人格モノが好きなんですね。で、今回は多重人格とオカルトをミックスさせてみよう!という試みでしょうか。そこそこ成功していると思いますが、ストーリーに破たんは多いし後味は悪いしで、なんだかなぁ。 大体この神父とオババはなぜ年を取らないんでしょうか。神父が不信心者を殺して回る呪いはオババがかけたんでしょうが、それってすでに復讐ではない気がします‥明らかにオババのやりすぎです。やりすぎのオババに、神の鉄槌はくだらないんでしょうか。おかしいだろ。今神様を信じてなくとも、少女なら改悛の見込みもあるだろうに、オババは救うどころか「大丈夫。一人じゃないからさびしくない」ときましたよ。なんなんだ、そのなぐさめ。神様の代理人のつもりかい。 オババの目的がいまいちわからないので、神父の存在理由もいまいち釈然とせず、そんな神父に殺されてしまった皆さんが大変お気の毒です。せめて後味がよければ、少しはマシだったかも。俳優陣が皆さんとても頑張っていたので、いろいろ残念です。
[DVD(字幕)] 4点(2016-04-21 16:02:42)
73.  ロード・トゥ・ヘル
ギャング映画にしては??だし、兄弟愛ものでもないし、スミマセン、この映画の方向性がわかりません・・・。 別にストーリーは悪くないのです。しかしテーマが曖昧なため、何もかもが中途半端になってしまってる。ギャング同士の攻防も大したことがない…というかギャングらしいことをするシーンがゼロだから、なんだか全体に締りがない感じ。チンピラがパンパン撃ち合っていてもねぇ。キリスト教の「灰の水曜日」を皮肉ってみせたのかもしれませんが、それもムリヤリ意味付けっぽい。邦題もひどいし。 音楽もひどいし、いろいろ低予算なんでしょうか。それにしてはキャストは豪華ですが、もしかしてイライジャ・ウッドは友情出演か。なんだかエドワード・バーンズのプロモート映画みたいでした。
[DVD(字幕)] 4点(2016-04-15 19:55:45)
74.  25時(2002) 《ネタバレ》 
小悪党が実刑をくらってジタバタするお話。  この「小悪党」って設定は、たぶん「あなたも一歩間違えば同じ運命になるかも」と共感させるためなのでしょうけど、アメリカ人にしか通用しないんじゃないかなぁ。 「ヤクの売人」って、日本では相当なワルだし。 一般人からすると、刑務所へ行ってひどい目にあって当然なワル。「一度でも奴を諌めたことがあるか?!やめろと言った事があるか?!」なんてヌルい話じゃなくて、そんなワルとつきあう一般人はいないってのが日本社会だから、この映画は日本ではありえない設定なワケです。  主役の彼女が幼友達に、「奴が他人をヤク中にした金で贅沢してきたんだろ?!」と責められるシーンがありましたが、まさにそう。「彼が刑務所へ行ってしまう…」って泣かれても、ねぇ…。 「刑務所へ行ったら、俺は終わりだ」って落ち込むなら、刑務所へ行くような事、すんなよ。しまいには八つ当たりでNY中に毒を吐く始末。…って、自業自得なのはわかった上での言葉なワケで、そこが救いなわけですが。  E.ノートンのルックスを、どうしても「カッコイイ」に分類できないワタシには、彼のいいところは全く伝わってこず…冒頭の犬を助けるシーンも、ただの気まぐれ程度にしか感じ取れず…女子高生にタバコの火を借りるのがなれ初めとか、ありえん…「欲張らずに適当なところで満足して、大金は株につぎ込めばよかった!そうすれば遊んで暮せたのに…!」ってオマエ、まったく反省してないな!!一体どーやってこの男に感情移入をしろと??!!(泣)  ラストの逃亡する幻想だけは、よかったです。 悪党だって人間。自分が罰を受ける段になって、ようやく「小さな幸福を作ればよかった」と気づく。かなわぬ夢だからこそ、美しく感じるのでしょう。観てるコチラもちょっと涙が出ました。現実不可能な夢だとわかっているから。  でもさ、たった7年じゃん。20年くらったわけじゃないんだから、そこまで大げさに悲劇ぶるなよ。と思ってしまうのは、アメリカの刑務所の実際をよく知らないからかもしれませんが。 罪を償って出直してこい、ノートン!(あ、モンティか)
[DVD(字幕)] 4点(2015-11-25 20:30:05)
75.  300 <スリーハンドレッド>
こ、これは・・・まさにゲイの方たちの為の映画ですね・・・(汗)  男性陣はみな不自然なほどいっつも裸で、筋肉をアピール! 激しい戦闘シーンでも筋肉ムキムキの体はまったく汚れず、いつでもピカピカ! ペルシアの王様はボディピアス&スキンヘッド&厚化粧で、どうみてもドラァグ・クイーン! はっきり言って女はそえモノ。子どもを産むだけが役目!  どう考えても、ゲイ向け映画・・・!!  というのが感想で、神話っぽくするためなのかいらんスローモーションとCGの多用、ストーリーは単純なのにわざわざ長いナレーションで説明する演出(?)などなど、ゲイでない私にはとっても退屈でした・・・。 まあでも迫力「だけ」はありましたが。 でももう喉元までお肉でいっぱい、お腹いっぱいです。  会社のイケメン&マッチョ好きの女子が「レオニダス王がサイコーなの!」と言ってこのDVDを貸してくれたのですが・・・「王様と他の筋肉モリモリさん達との見分けがつかない」なんていう感想はとても言えず、「筋肉すごかった」とだけ言って返却しました。 そしたら、すぐさま続編の「300~帝国の進撃~」を貸してくれたのですが・・観るのが苦痛です・・・(泣)
[DVD(吹替)] 4点(2015-07-06 14:32:43)(笑:1票)
76.  THE LOST ザ・ロスト 失われた黒い夏<TVM> 《ネタバレ》 
ケッチャム原作という事で見てみたんですが…特に目新しいものは何もなかったなぁ…。  登場人物たちは、なーんも考えないで生きている、怠惰で刹那的で目の前の誘惑(ドラッグ、セックス)に弱くて暴力衝動が強い、頭の悪い若者たち。犯罪を犯すのは見え見え、というクズ予備軍? 主役の男は、少々他のクズたちより見目かたちがよく、輪をかけて暴力的な、スペシャルクズ男。 そして異様にプライドが高い。クズ男のプライドの所以は、他のクズたちに輪をかけて暴力的ゆえ「ボス格である」という事と、見目がいいので「女にもてる」という事だけ。 まあこの二つは野生動物だったら雄として評価されるものなのかも。強いからボスになり雌たちを従える、という。 でもさ、一応人間に生まれたんだから、頭脳を使えよー。頭、悪すぎだろう(苦笑)。  で、主役は「女にもてるオレ」というプライドを脅かす女たちを、絶対に許せない。 この薄っぺら~いプライドにすがって何とか生きているわけだから、プライドが粉々に砕け散ったら精神的に死ぬのと同じだから。 女たちに壊されたプライドを修復するため、もう一つの武器である「暴力」を使い、女たちの支配者になることで男であるプライドを満たそうとした、というのがこの映画のお話のようですが、クズ男が最後の砦である「男」というプライドを守るために女を殺す、というのは、現実でもよくある話なのではなかろーか。  そこら辺を含めて、「八つ墓村」の原作となった「津山33人殺し」という実際の事件を思い出しちゃいました。 あれに比べれば、まだ被害者の数は少なめかな…。  結論としては、「小人閑居して不善をなす」は本当だ。 しょーもない輩たちには、犯罪を犯す暇な時間を与えちゃいけません、と改めて確信いたしました…ってこの結論、なんだかな。
[DVD(字幕)] 4点(2015-06-18 16:40:28)
77.  THEM ゼム(2006) 《ネタバレ》 
「そうか、実話なのか」と知って観たら、それなりに面白い。知らずに見たら、退屈。  あのキッズはストリート・チルドレンかと思ったのですが、ラストで学校(家?)へ行くバスに乗っているように見えたんで、ちがうのかな。いわゆる不良(死語)?放置子? 何人かやり返されて死んでますが、特に騒ぎにならなかったようだし、いろいろな環境の子が混ざってるのでしょうか。 「命の大切さ」なんてものは、自分の命を大切にされた経験がなければ理解できないものだから、彼らは大切にされたことがない子達なんだろう。 獲物の命も仲間の命も自分の命も、ぜんぶがとても軽い。彼らにとっては。  それにしても、ルーマニアの田舎には、子どもが夜遊びする繁華街がないのか。そんであんな遊びを思いついたのか。 彼らにとっては、「秘密基地を作る」の延長上にある遊びだったのだろう。これだから、子どもはコワイのです。  「小人閑居して不善をなす」というけれど、居場所がなく頭が悪く刹那的で刺激を欲しがるお子ちゃま達を集団で放ったらかしておくとロクな事になんないのは、万国共通ですねぇ。 
[DVD(字幕)] 4点(2014-12-18 18:25:52)
78.  変態島 《ネタバレ》 
「衝撃の変態エロティック・スリラー!」ってCM、なんですか。 ハナから「今回もまったく変態じゃないんだろうな」と思って観た自分のような人間はいいですが、「変態」を期待して観た人は怒るんじゃないですか。 変態どころか、子どもを失ってミャンマーのジャングル奥深くへさまよいこんでいく白人夫婦の哀しい話じゃないですか。  しかし、あいかわらずテーマを読むのが難しい監督の作品だ…。 ムリヤリ社会派の解釈をすると、「わが子を探す事だけを目的に、人身売買される子どもたちを無視し、禁忌の島へ入りこんだ白人夫婦の末路」ってトコでしょうか。  そこに「子をおもう母がたどりついた狂気」と「母を求める子ら」「父性の限界」「父と息子の対立」をからめて、原始人メイクの子どもたちをプラス、不気味さで味付け。そんな感じ???正直わからないわ…。  しかしあの子どもたち、妙にみんな体格がよくって、不自然さを感じたなぁ。もっと栄養失調気味のガリガリの子ども達が登場した方が、怖さが増してよかったのでは。  同じ年頃の少年ばかりで青年期の人間がいないのも不自然だし(すぐに成長する年頃のハズ)、少女がひとりもいないのは、なんで。少女は売り物だが少年は捨てられる、ってのはオカシイ。ひどい話だが、幼女を好む人間は男の幼児も好むから、商品としては変わらないハズだから。たぶん、ラストでジャンヌが殺されない理由を作るためと、不気味さを増すためなのかな。  船で一緒になったじーさん・ばーさんも囚われていたけど、どっから来たんだ。  とかいろいろ考えちゃうと、「オイ、結局ナニが言いたいんだ」とか言いたくなっちゃうから、ダメ。こーゆう映画は、考えない。 ある部分では社会提起しているけれど、全般的には「このおどろおどろしいムードを楽しんでくれ!」って感じの映画なのかな、と。 意味を求めるのは現代人の病ですが、こーゆう映画には意味を求めちゃいかんのかもしれません。そーゆう映画はもちろんあっていい、と思います。 ハイテンション&派手&衝撃的な映画に飽きた人、おどろ系が好きな人にオススメ。「変態村」よりは役者はずっといいです。が、くれぐれも「変態」は期待しないでください。
[DVD(吹替)] 4点(2014-04-29 00:57:40)
79.  イルマーレ(2006) 《ネタバレ》 
文通のあげく恋に堕ちてますが、そんなに2人が「魅かれ合うほどのフィーリングのよさ」は、文通の段階では表現されていないです。 ヒロインが「こんなに心が通じる相手はいなかった」のような発言をしてますが、フツーの男女の会話しかしてないのに、どこら辺で通じ合ったの?と、不思議。  やはり恋愛では、ビジュアルの好みは不可欠。ヒロインの言いぐさは、単なるキレイ事。 映画でも、相手のビジュアルを認識して「彼(彼女)は、魅力的な異性だ」とわかるシーンがあり、その後、互いへの気持ちが加速する、という一般的な恋愛の道筋をたどっていますしね。 隠し味としてタイムパラドクスを絡めているだけなので、互いが魅かれ合ってからのストーリー展開は平凡そのものです。  ラスト、ヒロインが力技で過去を変えてハッピーエンドにしてしまいます。観客はラブ・ストーリーを期待して観ているので喜ぶでしょうが、どうなの?それ。 過去は変えちゃいけないし、変えられないからこそ物語が生まれるんでしょ。そんな簡単に解決すんな、と思っちゃいました。 結局、パラレルワールドをひとつ作ってしまっただけですもんねぇ。あのポスト、撤去した方がいいかも。  この作品は、恋愛映画としてはそれなりかもしれませんが、映画としてはマズイ出来だと思います。 というより、制作側が、恋愛映画好きな観客をなめているのかも。「こうやって不思議&綺麗なお話にして、ハッピーエンドにしておけば満足なんだろ」的な手抜きを感じる、というのは言い過ぎかな。  画面の雰囲気がとてもいいので、最後まで心地よく観れます。すれ違いや誤解、せつなさなど、恋愛映画としては必須の部分はしっかりおさえてあり、綺麗な恋愛映画を観たいという人にはオススメです。と、なんとか持ち上げてレビューを終ワル。
[地上波(吹替)] 4点(2013-02-21 09:05:06)
80.  フェーズ6
身も蓋もないことに、誰もが「自分だけは死にたくない」のです。 自分の生命を脅かすものは、切り捨てるしかない。たとえ親でも兄弟でも恋人でも善人でも悪人でも知人でも他人でも、まったく関係なく。 ただ、切り捨てる痛みの大きさが違うだけ。  もちろん、そうじゃない人もいる。 愛する人を失うのなら自分も死にたい。愛する人を助けるためなら自分は死んでもいい。そう思う人もいるでしょう。 実際、映画に出てきた父と娘はそうだった。娘を切り捨てることは父親にはできなかった。  でも、主役たちはそうではなく、「感染したら誰であろうと切り捨てる」が暗黙のルール、というグループだった。 だから仕方がない。前提がそれなのですから、ラストに至るストーリーのすべては、すでにわかっていたこと、なのです。  そこをわかっていてあえて描いた、という映画なのでしょう。 主役たちに選択の余地がないように見えていたが、実はあったのだ、ということ。 他の選択ができない彼らだから、ああいうラストになったのだ、と。ラストシーンの弟のあの思いを描くため、そのための映画だったのだと思います。  私はそうメッセージを受け取ったので、作りの甘いところ(感染防止がマスクだけって!インフルエンザか?)(ここでマスクをとったらいかんだろ?という所でマスクをとる。顔を見せたいのはわかるが…説得力が限りなくゼロに…)(全体に緊迫感がナイ…)etcは、見逃してもいいかな。  しかし、アレですね。 世の中がパニックになった時に喜び勇むのは、平常時だと希望が持てないポジションで生きている人間なんだろうな…と、関係ないことまで考えちゃいました。 それまでの社会の価値体系をすべて無にしてしまうような非常事態。そういう事態が起きた時に、その人間の本質部分が現れるんだろうな…。たぶんワタシは即感染、即死亡…。弱すぎる…(涙)。
[DVD(字幕)] 4点(2013-01-18 00:11:00)
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