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kiku☆taroさんの口コミ一覧[この方をお気に入り登録する

プロフィール
コメント数 175
性別 女性
自己紹介 埼玉県出身 70年代生まれ A型です。



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61.  シュレック
フィオナ姫が真実の姿に戻るときのあの感動的なシーン!?は意表を突かれて面白かったな~。ふと、「ハウルの動く城」のラストもまさかこんなんじゃないよね!?と思ってしまった(現在、公開前)伊武雅刀さんの吹替えがうまいと思った。フィオナ姫の緑色のドレスがけっこう綺麗で印象的で、どことなく「風と共に去りぬ」のスカーレットが着ていたカーテンで作ったドレスを思い出し、その一方で、シュレックを見て「ドクタースランプアラレちゃん」のニコチャン大王を何となく連想した私…。たしか、触覚が付いてる頭が尻なんだっけ。
7点(2004-11-14 22:47:06)
62.  ローマの休日
よく、テレビでこの映画の名場面が流れるとき、最後のほうでアン王女が「(今回の訪問先で)いちばん思いで深く印象に残っている土地はローマです。」と言うシーンが流れるけど、「どこの土地もそれぞれ良かったです。」くらい言うのが良識ある発言じゃないか!?などと思っていたところもあったんですが、今回初めてちゃんと観て、そのシーンのとき「いずこの地もみな思い出深く…ローマです。なんと言ってもローマです…」と公式的な言葉から突然正直な気持ちを言ったのを見て「そうだったのか~!」と知り、とたんにブワっと感動が押し寄せてきました。ほんと、名場面じゃん!だいぶ話はそれてしまうけど、昔(10年以上前)「とんねるずのみなさんのおかげです」でこの映画のパロディをやっていたのをすごく思い出しながら観てました。ゲストで大原麗子がアン王女だった。けっこうきちんと映画のストーリーに沿っていて演技も面白くて、「ああ、この場面もパロディでやってたな~」と懐かしかった。今はもう、とんねるず、そういう面白いのはやってくれないな~(^^。
8点(2004-11-01 21:35:36)
63.  ボーイズ・ライフ
ほんとに、ディカプリオの熱演には惹きこまれるし、感動させられる!思春期で反抗的で苦しみに耐えていく姿、神々しいほどです。デニーロのひどい義父っぷりも強烈だった。自分が子供の頃これを観てたら、この映画の役柄のイメージがずっと残ってしまって、別の映画で彼を観ても嫌悪感がつのって嫌な人にしか見えないだろうなと思った。ふと思ったのは、あの義父の実際の子供たちは虐待されてはいなかったってことのかな!?トビーと母親が家を飛び出したあと、一人残された末っ子の女の子はどうなったのかと少し気になった。あと、オカマっぽい友達の犬、本当にその役の子の飼ってる犬!?と思えるほど彼になついていて、かわいすぎる(^^。
8点(2004-10-28 01:01:12)
64.  パルプ・フィクション
自分にはあまり理解できなかった。ストーリーの時間の流れが交差していたりするようだけど複雑でついていけなかった(^^;ちゃんと批評する資格ないし、終始退屈に感じてしまったんだけど、最後のレストラン強盗を説得するシーンは緊迫して目が離せなかった。ユマ・サーマンの妖艶な魅力と瀕死の状態の時のあの体当たりの演技はすごい。キル・ビルでも思ったけど、タランティーノ監督のマニアックでいかれてるほどの要求に完璧に応えてくれる女優なんだと思った。
5点(2004-10-27 23:23:45)
65.  楽園をください
南北戦争のことはよく知らないけど、主人公たちのいるゲリラ部隊って、日本の幕末の新撰組のような、若い人たちが中心で旧体制を守るために組んだ部隊みたいなもの!?歴史的に有名な表立った戦闘がメインじゃなくて、敵側への襲撃や暗殺のシーンが主だった。何となく、壮大で派手な設定じゃないから、映画よりも何回かのドラマになっているほうがより細かい部分まで描けてもっとイイ作品になったんじゃないかな、なんてことも思いました^^;あと、この映画のタイトルは、英語の原題も日本の邦題も意味がよく分からない…。押収した北部兵士の家族宛ての手紙を読み聞かせるシーンが良かったです。「この手紙を書いた奴きっといい奴だ」「戦争じゃなかったら友達になれそうだ」ってセリフもいい(^^もし、太平洋戦争の話で、アメリカ人が敵の日本人兵士のそういう手紙を読んで相手の人柄を知る、みたいなシーンのある映画をアメリカが作ってくれたらうれしいな~、と、ふと思いました。
7点(2004-10-22 02:30:59)
66.  NIN×NIN 忍者ハットリくん THE MOVIE
ハットリくん、懐かしい~。気になって観に行こうか迷っていたけど、近所の映画館で、好評のため終了予定日を延長すると聞いて、このチャンスを逃しちゃいかん!と観に行きました。久しぶりに子供が多い映画館、ちょっとしたところでも素直に反応して声をあげて笑う彼らの無邪気さになんか和まされた気もしました。大げさか^^;話もけっこう面白かった。ケンイチ役の子のひたむきな演技がよかった。ハットリくんとケムマキは忍者にしては体がでかすぎるとも思った(笑)大勢のカメオ出演はちょっとクドイ気がしました。頻繁に見せられるコーラのCMや看板は不気味だった。何のためのものなの?もし続編ができるとしたら、アニメを観て育った世代としては、ハットリくんの仲間がもっと出てきてほしいな~。弟のシンゾウ君が出てきたり、シシ丸がもっと活躍したり。余談ですが、「スマステ」で航空科学かなにかの専門家の人が、ムササビの術は実際に十分可能な技だと言っていたのを聞いて驚きました。
7点(2004-10-11 01:37:01)
67.  若草物語(1994) 《ネタバレ》 
原作本は読んだことなくて、自分の知っているストーリーは、しょう紅熱にかかったべスが回復して、戦争に行っていた父親が帰ってきたところでめでたしめでたしというところまでだったけど(「ガラスの仮面」でもそうだったし)、その続きのストーリーをこの映画で初めて知りました。始めのほう、エイミーがまだ幼くみんな一緒に暮らしていた頃の話の展開がけっこう速くてちょっと味気ない気もしたけど、今まで観てきた前半だけの話みたく、ジョーとエイミーのケンカやべスの病気のシーンを長く引きずる展開が自分はけっこう退屈に感じてしまってたところもあって、かえって良かったとも思えた。エイミーがおしとやかな淑女になることや、ジョーがローリーを振ってしまうところは意外だったな~。ジョーは、ニューヨークに行く前に彼と恋人同士になって心の励みにしようっていうんじゃなく、彼を好きとは違ったにしろ、きっぱり振って全く一人で新しい場所へ旅立ったのが、いさぎよくてすごくカッコいい!自分だったらできないかもしれん…(^^;だから、新たにいい人と出会っての最後のハッピーエンドはとても祝福できたし感動しました。出演者もみんなハマッていて演技も良かったと思う。キルスティン、やっぱうまいし、おしゃまでかわいかった。今はもうでかいけど、アメリカの安達由美っていう感じだったな~。
9点(2004-10-08 01:46:19)
68.  ラスベガスをやっつけろ
っひゃ~!良くも悪くも、ドラッグを使うとどういう症状が出るのかってことがよく分かった気がする。ラリったジョニーたちを客観的に見せられるだけじゃなくて、彼らの立場になった気分にもなれる。何気ない行動ができなくなる、実物と幻覚の区別がまったくつかなくなる…やっぱりドラッグってヤバイな~と思えてくる。一見コメディっぽいけど、その辺の描き方は妙なリアリティがあって、危なっかしくてハラハラして、どこか彼らに虚しさも感じてしまう…。カトちゃんジョニーとビール腹デルトロさんの暴れっぷりは息つかせないほどだけど、この映画の台本や原作の小説(!?)って一体どんななんだろう!?と思ってしまう。金髪&落ち武者ヘアーのヒッチハイカートビーは唯一純粋!?なコメディキャラで笑えた(^^。
5点(2004-10-07 23:34:33)
69.  ワンダー・ボーイズ
ストーリーは二の次で、アクの強いキャラクターでほとんどムリヤリ話を推し進めていってる感じがするけど、嫌いじゃないです!マイケル・ダグラスの映画、自分は観たことがなかったけど、周りの人にさんざん振り回されてしまう災難なオジサンを好演していたと思う。さすが芸達者の人って感じ!?あと、これはトビー目当てで観たのですが、一見、フランケンシュタインみたいな彼には驚きでした。何気ない仕草もイチイチ普通じゃない。特に眼の動きが引き付けられる!やることがハチャメチャで一見怖いキャラに見えるけど、私自身も変なところや暗さを持っているし、その役と似てないところがなくもないと思い、どこか親近感も感じてしまった(^^;どうやって役の研究したんだろう?あと、彼にはいつか悪役もやってほしいと思える。ただ、これは登場人物たちの設定が分かりづらいです。女装していた人は何だったの?という疑問や、下宿している女子学生は教授の愛人志願だとか、教授は三回目の結婚でその奥さんに出て行かれたところらしいけど(ビデオのパッケージに書いてあった)字幕で一度観ただけじゃ分からなかった。
7点(2004-10-05 02:17:38)
70.  アマデウス
モーツアルトのヘロヘロ遊び人キャラにも意外で驚いたけど、サリエリという人が、あんなに多くの曲を作っているのにほとんど無名ということも意外で不思議に思えた(自分ももちろん知らなかった。)劇中に出てきた彼のピアノの曲、何となく硬くて規則正しくて、ピアノを始めて最初に習うバイエルの曲みたいだと思ったけど、それもそれで悪くないと思えるが、モーツアルトの曲と比べてしまうとどうしても打ちのめされた気分になるのかな。努力を積み重ねて真面目に生きてきた人間が凡人で、ひょっこり現れてきてたいした努力も苦労もしていないように見える人が天才というのは複雑だな~。サリエリの嫉妬や虚しさは自分も分かる気がする。生まれる環境や与えられる才能など、運命はみな平等なんかじゃないし、神様は不公平だと思うことってある(^^;その嫉妬から相手を陥れてしまう人間の愚かさ、哀しさは見ていて痛々しかった…。手塚治虫「火の鳥 鳳凰編」の我王と茜丸の二人の仏師の話も思い出します。 
9点(2004-10-05 01:34:48)
71.  タイタニック(1997)
劇場公開時に観たときは圧倒され、感動しまくりでした。いろんな批判もあるようだけど、やっぱりとてもいい映画だと素直に思う。主人公たちだけじゃなく、他の乗客や船員たちのエピソードもとても丁寧に描かれてるし。あえて船に残った人々や楽団の話や、ローズが一度乗り込んだボートが降ろされていく場面で、一緒に乗っていた母娘の親子が「パパもきっと後のボートに乗るから」と言って船に残った父親を見送る様子にも泣けた。氷山にぶつかってから沈むまでの2時間ほどの間に、とてもすべては描き尽くせない一人一人のドラマがある、というのが伝わってきた。それから、嵐に遭って荒れた海で難破するというのじゃなくて、池みたいに穏やかな海に船が沈んでゆく様子はけっこう衝撃だった。徐々に沈みゆく船の姿を上空から映すシーンがあったけど、上から見れば静かな水辺にぽつんと浮かぶ点みたいだけど、その現場ではまさに阿鼻叫喚の様が繰り広げられていると思うと、どこか滑稽にさえ思えてしまい、海の上での人間の小ささを思い知らされてしまうようだった。最後にはジャックとローズが、助かるために混雑した場を人を押しのけて先に進んでいったことは批判されもするけど、人間としてどうしても正直な気持ちで、安易には責められないかもと思った。あの窮地で他人の身を気遣うことってきっと難しい…自分だったらどうするだろうと考えてしまう…。余談ですが、宮沢賢治の童話「銀河鉄道の夜」に(このアニメ映画はいい作品です!)おそらくタイタニック号の事故をモデルにしたらしい、氷山にぶつかって沈没した船に乗っていて、人を押しのけてまで助かろうとするのをやめて、自ら海に飛び込んだクリスチャンの青年と子どものエピソードが出てくるのですが、それもまたあの現場でありえた一つの物語なんだな…。このレビュー書いてみると、単なる感動大作じゃなくて、自分にとっては多くのメッセージを受けて、すごく色々な事を考えさせてくれた作品になってることが改めて分かる(^^。
10点(2004-10-03 17:54:17)(良:3票)
72.  レ・ミゼラブル(1998)
主人公のジャン・バルジャン、改心して多くの人助けをしながらも警部に追われ続け、苦労の連続で大変そうだった。ジャベール警部もジャン側から見るととても憎々しいけど(ジェフェリー・ラッシュの顔が怖いからでもあるかも)、法を守るっていう自分の正義を頑固で(クソ)真面目に貫き通した人だと思えた。でも、だからこそ(少なくともこの頃の)法律が必ずしも正しいものじゃないことを思い知らされた気もする。今がどんな人間かは全く見てもらえず、どんな罪でも一度犯罪を犯すと一生悪人にされてしまうなんて(ジャンは、パンを一つ盗んで19年間投獄されたのか)。ファンティーヌ役のユマ・サーマンの熱演にも感動しました。ミュージカルを観たこともあるけど、悲しい一生に終わってしまう彼女のエピソードが自分はいちばん印象に残ってる。いつも重く雲が立ち込めていて暗い雰囲気で、終わり方もどこかスッとはしなかったけど、いい作品という感じでした。いつか、歌の入ったミュージカルバージョンもできたらいいなぁ。いい歌がたくさんあるし、舞台ではもっと多くの人物が出てきて(コゼットの里親一家ももっと活躍する)コミカルで笑わせてくれる場面もあったり、場を和ませてくれたりもした。
7点(2004-10-01 22:51:26)(良:1票)
73.  アイス・ストーム
ここで描かれていた家庭の問題、自分にもけっこう身近に感じられる出来事が多くて、ひき込まれた。家の中で疎遠な親子とか、周りの人間(特に大人)がすべて下らなく見える子どもとか。アメリカって70年代がこんな家庭風景だったのかな…。最初、すごく暗くて重そうな映画だと思ったけど、出来事が淡々と描かれていてさらっと見られた。シガニー・ウィーバーが、実際に身近にいる友達のお母さんていう雰囲気があってハマってました。思春期で反抗期で笑顔を見せない子どもたちも本当に近づきがたいようなリアリティがあった。トビー・マグワイアの役だけは、特に屈折しているワケでも陰湿さもなくて、ごく普通のむしろ純情な少年で、この物語の引き締め役というふうに思えた。豪華キャストの子役陣のいっぷう変わった一面を見られた感じです。この映画、地味で暗いけど何かとても静かに印象に残ってます。アイス・ストームの景色、神秘的で綺麗で不気味でもあったな~。
7点(2004-09-27 03:16:33)(良:2票)
74.  キャッチ・ミー・イフ・ユー・キャン
詐欺を続けていく事でどんどん泥沼にはまっていき、身も心もズタズタになり破滅に陥るっていう悲劇的な展開じゃなくて、主人公があくまでも、落ち込むこともあるけど常に明るく楽天的で、詐欺をすることを楽しんでるっていうところがイイ!ディカプリオの演技も良かった。何となく、彼や彼の父親やトム・ハンクスの捜査官も、実在の人のためかどこか遠慮しているような、主要キャラクターがアクが強くなく人間ドラマの部分もあまり深入りしないように描かれていたように感じて、どこか盛り上がりが足りない印象も受けました。キャラクターを、多少大げさでももう少しハチャメチャに描いてコメディ色をもっと強くしてくれていたら、ルパンと銭型警部みたいな名物キャラになったのかも。オープニングのアニメは、昔のファミコンによくあったゲームの画面みたいで面白かった。あと、この作品でディカプリオの吹き替えをしている猪野学さんは、いい声で演技も上手で聞いていて気持ちがイイ!好きな声優さんです。彼は、スパイダーマンのトビー・マグワイアや冬ソナのパク・ヨンハなどの吹替えもやってました。
8点(2004-09-22 21:26:27)
75.  ギルバート・グレイプ
今になってこの映画を初めて観ました。評判通りディカプリオの演技はすごかった!昔の映画「奇跡の人」でヘレン・ケラーを演じた人を彷彿とさせられるようなリアルさと凄まじさを感じた!(ヘレンは三重苦で知的障害とはまた違うけど)あと、ジョニー・デップの演技もギルバートの苦悩がとてもよく伝わってきた。弟の面倒を見るのが自分の役目で、周りの人間にもそれが当たり前と思われていて、彼自身の感情は考えてもらえず、家族さえも誰も彼を理解してくれていない。弟をはじめ家族に対する愛情や義務とか自分自身の人生の意義に悩み、でも不満を絶対に口や手に出すまいとしている彼の姿にとても感情移入できた。もしも主人公が、いつも行動が立派で誰からも尊敬される聖人みたいな人だったら、ディカプリオのほうにしか印象が残らなかったと思う。
9点(2004-09-17 23:15:57)(良:1票)
76.  ドラえもん のび太の海底鬼岩城
小学生の頃、毎年夏になるとこの原作の漫画を読み返していました。映画もビデオで何度も観ました。海が好きだけど、地元が埼玉で海がなく、見たことも行った事もあまりなかったので、この作品で海に行った気分に浸っていました。海底を冒険するストーリーにハラハラして最後は感動し、また、海辺に沈む夕日を見たり、海底に潜ってきれいな魚を鑑賞して優雅にすごすことだけじゃなく、バミューダ海域の伝説や、途方もないくらいの深い海溝とか、深海魚ってけっこう不気味だとか(笑)、深い海底では人は水圧に押しつぶされてしまうなど、海の神秘や現実の恐さもこの作品で知りました。そして、ますます海が好きになりました。ドラえもんの道具、テキオー灯も魅力的だけど、プランクトンを加工して食べたい料理が作れるっていうのも自分はかなり惹かれました(食い意地が張っているので)^^;
7点(2004-09-08 15:45:47)
77.  屋根の上のバイオリン弾き
屋根の上のバイオリン弾きって、主人公たち民族の培ってきた伝統を守り続けることで暮らしている自分たちを比喩したものだったのか(ていう感じか!?)後半が物悲しかったけど、迫害されても彼らの場合は悲惨な運命を辿るんじゃなくて、新しい場所で再びやっていける希望があるって感じられたのが救いでした。音楽は、自分は冒頭の「トラディション」とそれに続くオープニングのバイオリンの音色がとても好きです。「一家を支えるあるじ、それがパパ~!家の中で家事をし家庭を守るのがママ!10歳で商売を学び許婚を決められる息子、母親から家事を教わり父親の勝手に決めた相手と結婚する娘!・・・」日本もちょっと昔までは同じような生活だったんだろなと思い、大変な暮らしかもしれないけど、何だか微笑ましくてうらやましくも感じた。みんながいつもせわしなく働いていて、村人の結婚の仲介をするおせっかいな世話好きのおばさんとか、成金の人や村人の相談を持ちかけられるラビ様とかいろんな人がいて、それぞれがかけがえない存在で助け合いながら生きて行くのってやっぱりいいなと思いました。
8点(2004-09-05 01:11:46)
78.  愛してる、愛してない...(2002) 《ネタバレ》 
ホント、驚かされました。中盤で、ストーリーが過去にさかのぼって行く時、前半で観客側にハッキリ明かされなかった部分だけをピックアップして見せるのかなと思っていたら、冒頭までさかのぼってまた一から始まるとは意外でした。「シックスセンス」も初めとはまた別の角度から観ることができる映画だったけど、あれは観客が自分で再び観ようとしなきゃいけなかった。でもこれは、親切にも!?映画の中でいちばん初めまで巻き戻してくれて、それでいて全然クドくなく、真実が明らかにされていくにつれてどんどんのめり込んでしまう!オドレイ・トトゥの「アメリ」のときと変わらないように見える笑顔が、最後には不気味で恐ろしく見えてきた…。錠剤を壁に貼り付けて描いた絵、不気味だけど見事な出来でスゴイ、そして実際にはすぐに壊されるためにそれを造ったスタッフたちもスゴイ!
9点(2004-09-02 01:03:48)
79.  奇跡の人(1962)
何年か前に、実物のサリバン先生がインタビューされている昔の映像をテレビで観て、たしかその時、ヘレンが実際に初めて認識した言葉は「it(イット)」だった、と彼女が話していたのを覚えてます。「water」じゃあなかったのか…とちょっと残念な意外な気分だったけど、物には名前があると悟った時の様子や感激はきっとこの映画と同じだったろうと思えます。ヘレン役のパティ・デューク、彼女が「ガラスの仮面」の中でその逸話を語られていた人か…と思いながら観てました。本当に凄まじい演技で、ヘレンが憎くなったり憐れになったりしてしまう。役作りにどれだけ苦労したんだろうと思わせられる。それから、ヘレンに言葉を教えようとする劇中のサリバン先生のセリフで「言葉を知れば五千年昔を見ることもできる、瞬間で消えていく今を残す事ができるのよ」「言葉を知れば、人間は暗闇から抜け出すことができる(だったカナ!?)」という言葉が印象的で、自分にとっても何気なく使っている言葉の役割を改めて思い知らされた感じでした。人間はひとりひとりが自分の考えや気持ちを抱く精神性の生き物で、言葉を使ってそれを他人に伝え、永遠に残す事もできるとどこかで聞いたのを思い出し、ハッとさせられました。
8点(2004-08-13 12:45:45)(良:1票)
80.  ギブリーズ episode 2
面白くなくはないけれど、映画館で観たとき、この作品をずっと観続けているのはけっこうしんどくて、上映中、館内の空気もしらけていたように感じました。自分たち観客にとってはまったく知らないジブリの社員の人たちの日常とか思い出のエピソードを見せられても、どんな感想を言えばいいのか分からん。アニメのキャラではあるけれど、いちおう実際の一般の人たちがモデルになってるみたいだから、思いっきり悪く批評するのもできないように思うし、逆にやたらと絶賛するのもおかしい気がするし…その会社の人たちの間でしか本当に楽しめることはできないモノで、一般の観客には楽しめない不親切な作品だと思う。
4点(2004-08-12 00:31:33)
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