61. パウダー
予告編を見て映画のイメージを勝手に頭の中で創り上げてしまったのが敗因。きっとパウダーもみんなに受け入れられていくんだろうなあと思ったら、結末は・・・(T-T)←予告編を信じてしまった自分に涙が出た(苦笑)それと、あの「ビショップ」が保安官っていうのは、やっぱり変だと思う。英語の発音堅いし(笑) 4点(2004-06-11 18:08:40) |
62. ショーシャンクの空に
《ネタバレ》 世間の評価に反して、私の中では8点→6点→4点と赤丸急降下していくこの映画。世の中を知っていくと、アンディにだんだん共感できなくなり、今じゃ反感すら感じてしまう。改めて見ると、アンディは要領がよく実に抜け目のない人物で、所長に取り入って経理の仕事までゲットしてしまう。・・・こういう人いるんだよね~。大体職場でのこういうタイプの人って赤提灯での格好の餌食になるのに、なぜこの映画ではこんなにも絶賛されてしまうのか?最後に希望を語るからか?だけどさ。無実の罪で投獄され悔しい思いをした人間が最後に脱獄と横領で本当の犯罪者になって高飛び。横領した金を送金してもらって左団扇の生活をしていたあのアニータが「希望をもって」と言ったら、許せますか?私だったら許せませんね。それとも人知れずコツコツ「努力」していたのがよかったのか?でもこれもイマイチ腑に落ちない。結局逃げたのは自分だけ。自分だけちゃっかり逃げて、レッドには「希望を持て」で終わり?なんだかなー。どうせ逃げるんだったら自分だけじゃなくて、刑務所の全員じゃなくていいからせめて仲のよかった仲間も誘って一緒に逃げたらどうなのさ。残された彼らには希望どころか絶望でしょうからね、仲のよかったアンディが逃げて看守が自分たちを見る目も厳しくなりますから。そしてやりきれないのが、ひとり勝ちのアンディに対し、本好きのブルックスや試験勉強を頑張ってシャバに戻ろうとしていた若者、コツコツ真面目な人は報われることなく死んでいくこと。もし死んだと思っていたブルックスが実は生きていて、戻りたくなかったシャバで頑張って暮らしていて、そんな彼が希望を語るなら、私もすんなり受け入れられたでしょうけど。結局アンディだけが笑い、死んだ人も含めた大多数は絶望、レッドはどうなるか分からん(苦笑)でもまあ世の中の皮肉さは多分に出ていてそれを見るのは面白いのでこれ以上点数は下げません(笑) 4点のここでの定義のように、期待しなければそれなりに希望は感じられてた・・・かな? 4点(2004-06-10 07:52:48)(良:5票) |
63. 仮面の男(1998/ランドール・ウォレス監督)
女だけど、こういう熱い男ノリの映画って大好き。多くの人が書いてますが私もおっさん四銃士がカッコよかったに一票。これは本当に嬉しい誤算だった。ジェラール・ドパルデューがあの役なのは、フランス人だから??←フランス人を何だと思ってるんだ、私(爆)あと、ジョン・マルコビッチの薄くなった頭が息子に先立たれた父親の哀愁をそこはかとなくかもし出してます。演技派でもフサフサの人じゃあそこまで役にはまらないと思う。茶化してるんじゃなくてマジで。禿頭は偉大なり。 8点(2004-06-09 20:22:51) |
64. ロミオ&ジュリエット
こーゆーセンスは好きじゃない。「桃尻語訳枕草子」読んでるような気分になった・・・はぁ。 3点(2004-06-09 20:10:54)(笑:1票) |
65. アラン・スミシー・フィルム
おやおや、私の採点が一番高い・・・(苦笑)バカ映画と割り切れるか割り切れないか、さらにはジョー・エスタハスがどう評価されているか知ってるか知らないかがポイントですね。インタビュー形式も評判悪いが、私はアレはまあまあよかったと思いますよ。そのおかげで女性評論家のセリフは笑えたし。「エスタハスの書いた部分を削れるのよ、評論家冥利に尽きるわ!」みたいなこと言ってましたっけ。でも後半入ってからがね、結局何を伝えたいのかも分からない。アレじゃあ主人公はただの変な人です。優れたバカ映画の「魅力的な変な人」ではない。カメオの3人に主役がすっかり負けてました。映画としてのまとまりはなく駄作と言えるでしょうが、私にはそこそこ楽しめる部分もあったので、4点くらいで許すことにしましょう。 4点(2004-06-08 23:13:28) |
66. シベリア超特急
甘く濃厚なラブシーンに、もし「電動こけし」が出てきたら、あなたはどう思うだろうか?恐らく多くの人は、生々しくも美しい愛のシーンがこけしによって壊されたことに落胆あるいは怒りを感じるだろうと思う。 晴郎には映画への愛は間違いなくあった。私の記憶が確かならば、映画の宣伝担当から始まり、映画評論家という売れなければ霞すら食えない稼業に足を突っ込んだ男。食えない仕事をあえてやるというのは、そこに並々ならぬ思い入れがあるからに他ならない。その「思い入れ」こそが、愛なのだ。過剰な愛は時に身を滅ぼすこともあるが、運良く晴郎は映画評論家としての名声を着々と積み上げていった。 そしてその愛が形になったのが、まさしく「シベ超」である。何を思ったか晴郎は、映画への愛を形に残そうとしてこのシベ超を作った。愛はあった。しかし晴郎には、大切なものが欠けていた。「女を満足させるテクニック」---観客を満足させるテクニックや演出、技術である。そこで愛を示すために晴郎は何をしたか?---電動こけしを惜しげもなく使ったのだ。愛する女を幸せの絶頂にしたくても、自らの体ではそれを示せないと知った時、男は電動こけしで幸せにしようと考えたのだ。私はそれを否定しない。例え電動こけしでも、その手段が「愛」から来るものであれば---全く揺れない列車、外人を出してゴージャスにしようとハリウッド俳優ではなくI事務所の外タレ起用。何の前触れもなく舞い降りるひらめき。そして強引なほど狂おしい戦争反対のメッセージ。愛はあっても、それを表現できない男のもどかしさが、これらに存分に溢れていた。繰り返すが、私はこれを否定しない。テクニックがあっても愛がないプレイボーイより、テクニックが偽物でも愛を感じる方を私は選ぶ。ここには三文ラブストーリーなんかより遥かに深い愛の真実がある。ああ・・・映画って本当に、素晴らしい・・・ 追記:シベ超に関する怪奇現象が数々報告されているが、私の体験を紹介しよう。私のデッキは通常テープを入れると自動的に再生が始まるのだが、テープを入れても再生できずデッキから吐き出されてしまう。古めのテープで2、3回そういうことはあったが、シベ超の場合は覚えている限り20回トライし、その度吐き出された・・・それ以上の回数は分からない。やはりシベ超には私たちの知らない何かがあるのか?結果が分かり次第、追って報告する(嘘) 0点(2004-06-08 22:31:02)(笑:6票) (良:2票) |
67. インデペンデンス・デイ
この映画は長所も欠点も語り尽くされている感があるので、ちょっと違う視点であえて真面目に書いてみたい。間違いなく、アメリカ賛歌の映画である。黒人、白人、ユダヤ人それぞれが主人公的役割を担うのは多民族国家アメリカならではだろう。お約束の核も出てくるし、クライマックスの演説などは全ての世界の人々に呼びかけているようで実はアメリカ主導である。それが鼻につく人も少なくないであろうこの映画を、単なるアメリカ万歳映画と切り捨てられないのは、監督そして製作を担当したのが敗戦国の人間だからである。同じく敗戦国で生まれ育った私は、9.11の直後、星条旗の下に集まり、「God Bless America」を歌う彼らに、どこかうらやましさを感じていた。アメリカは好きとは言えないが、アメリカ人をうらやましいと思う。盲目的な人もいるが、イラク開戦の際少数派だった戦争反対の市民でさえ、アメリカを愛しているから反対するんだと言える。本当は生まれ育った国を素直に愛したい、しかし今は素直に愛せないひとりの日本人として、大統領の前で熱狂する戦士たちに対し、数年後に抱いたのと同じような感情を抱き、「ひとりの敗戦国民が見た戦勝国への憧憬」をそこに見出した。娯楽映画としては展開のツメの甘さもあるもののメリハリのある演出は秀逸で、思想を頭から追い出して空っぽにしたら非常に楽しめるものである。だが、一方で日本人としてのアイデンティティを考えさせられた映画だった。 8点(2004-06-08 20:00:59)(良:1票) |
68. ムトゥ/踊るマハラジャ
ちゃらっちゃっちゃっちゃちゃ~らら~ら~ら~♪世界の銀幕から~~~今日は、インド・カルカッタからお送りします(嘘)。富○通の提供でお送りいたします(嘘)。映画が始まると・・・インド独立の父・ガンジーに手を合わせるスーパースター。そして、スターウォーズの宇宙船のように、「RAJNI」の文字が、星と輝く「SUPER STAR」をバックに、画面から飛び出します。大仰なテーマソングとともに、スローモーションで駆け出すスーパースターが画面に現れると、館内はすでに熱狂の渦、盛り上がりは最高潮です。明日も、インド・カルカッタよりお送りします(嘘)。 ---ハナから日本の常識をあざ笑う、めまいがしそうな映像の連続。テーマソングは実はすごく哲学的なのに、バックの映像がマイケル・ジャクソンもどきのダンスで、一体何なんだこの映画はと思わせるパワーが満ち満ちている。画面に繰り広げられる全てが、映画の面白さをガラムマサラで味付けし最高潮に爆発させ、涅槃の境地へと導いた究極のエンターテインメント。よくマンガで頭をぶつけて頭の周りを鳥が回っている絵があるが、これを見た私は別に殴られてもいないのに頭の回りを曼荼羅がぐるぐる渦を巻いていた。ヤバい、ヤバい、私はドラッグはやってないぞ。ドラッグにはまる若者よ、ドラッグで人間やめちまう前に是非体には無害のこれを見て合法的にトリップしなさい。これを見ただけで印度、印度、印度へGo on a trip,頭の中もトリップ。これだけの映画、やはりこれは10点つけねば。素晴らしい。追記:私は映画館で見ることが出来、観客がこれだけ一体感を持って見られ、その時間を共有できたことを幸せに思いました。DVDやビデオで見る場合はノリの近い友人を集め(4人以上推奨)、仲間内で一番でかいテレビまたはスクリーンを持っている人の家で上映会方式で見ることをお勧めします。 10点(2004-06-07 21:50:30)(笑:1票) |
69. グッドマン・イン・アフリカ
お、ショーン・コネリー!と思って期待して借りた私がアホでした。そりゃないよ~と思ってしまうラストの直後にあちらのノリのカラカラに明るい音楽。すごく不思議な映画。でも、ばー様のお尻丸映しは、勘弁して~~(泣) 4点(2004-06-07 01:24:51) |
70. 交渉人(1998)
目が離せないし飽きさせない。だけどサミュエルとケビンの交渉シーンが思ったより少なくて(まあお互いネゴシエーターだし手の内知ってるから普通の犯人より交渉やりにくいんでしょうけど)、対話劇を期待していた私にはちょっと肩透かしかな。見応えあって面白いですが、期待していた内容とは若干違っていた、演技派二人を使ってもったいない内容だと思うので高評価にはしません。むしろ見所はサミュエルやJTウォルシュの追い詰められた人間の赤裸々な弱さや、誰が本当の悪党か分からない状況下での登場人物ウォッチング(笑)です。特に後者についてはサミュエルにノセられた部分が大有り(笑)私が怪しいと思っていた人は無関係だったのでちょっと驚きましたが。でも、JTウォルシュって亡くなってたんですね、まだ亡くなるような歳ではないのに。合掌。 7点(2004-06-06 12:00:08) |
71. トゥルーライズ
(7/21記)今回10点に格上げするにあたり、10点をつける自分なりの基準についてここで説明したいと思う。ここに登録してもうすぐ2ヶ月、だんだん自分なりの点数のつけ方が分かってきたのだが、「最高に面白い!ブラボー!!」という作品はあえて9点なのである。ではどんな作品に10点をつけるかというとそれプラスアルファが必要で、例えば自分の価値観に決定的な影響を与えたとか、コレだけは絶対に何があっても自分の手元に置いておきたいとか、何がしかのプラスの影響が強く出たものに10点をつけている。そういう意味ではこの作品はまさに私自身の映画の楽しみ方に決定的な影響を与えた作品であった。最初のシュワが女の手を取り「タンゴを?」と言った瞬間にフロアの音楽がタンゴ調に変わってしまう、この時点で私は「ああ、そういう映画なんだな」と理解した。そしてその瞬間、無意識のうちに「映画とは所詮スクリーンの中の虚構の世界、ありえない事を楽しみに変えるのが極意なり」と理解したのである。キャメロンがスクリーンで繰り広げる「ボケ」の数々に内心「ありえねぇぇ!!!」とツッコみながら、さあ何でもかかって来い、こっちはどんどん面白がってやる!と思っているうちに、全てがマンガのようなスコーーーンと突き抜けた馬鹿馬鹿しさがなんとも心地良くなってきた。映画なんだから、いくらありえなくたっていい。変にリアリティが追及されて現実を見ているような映画より、脳天突き抜けるほどのありえない世界に浸って目の前の不可思議を味わいたい。それまでどちらかというとスクエアだった私が、こうしておバカ映画を愛するようになってしまったのである。「常識破壊」というキャッチコピーのごとく、私はキャメロンに自分自身の常識を破壊された。もう、ことごとく湯水のごとく金を使いまくった超絶バカ映画(バカだとちゃんと自覚している映画)は、後にも先にもこれ以上のものはないと思うし、今でも仕事で心身疲れきったときはつい見てしまう。そして見るたびに、常識やこの世の仕組みやルールなんてモノは完璧に置き去りにして脳内旅行へ旅に出る。私にとっては、ある意味究極のファンタジーでもある。 10点(2004-06-05 09:50:58)(良:2票) |
72. セブン
前に劇場で見たときは嫌いだったけど、この前日曜洋画劇場でやってたのを見て思い直した。こういう終わり方しかなかったんだろうなあって。まあ、前に見て知っていたと言うのはあるだろうけど、嫌いだったエンディングが割と素直に受け入れられたなあ。私も大人になってしまったと言うことなのか。 6点(2004-06-05 09:36:05) |
73. 不夜城 SLEEPLESS TOWN
当時渋谷東急の最前列で見て、最初のシーンの画面ぶれに酔ってしまった(苦笑)夏美役は山本未来で正解。目の演技がすごいよ。 何て言うか、もし私が耳が聞こえなくてセリフは分からなかったとしても、その目で天涯孤独ゆえの生きようとする意志を感じた。山本未来は個人的に超10点なんだけど、金城の日本語演技はうーん・・・しゃべらないと雰囲気にはまるんだが。それと日本人キャストはせめて日常中国普通話くらいは勉強しておきましょう。ビジネスクラスじゃなくていいから。 7点(2004-06-05 01:24:57) |
74. ドグマ
この映画の楽しみ方は、目の前で繰り広げられていることに突っ込みを入れるのではなく、某マンガの「ぴよ彦」のごとく頭の中で「ガビーン」といいながら見ることにある。「な、なぜカモノハシ・・・」ガビーン。「イエスがヒッピーだよ!!」ガビーン。「しゃ、しゃべってるよサイレントボブ!!」ガビーン。そして・・・「ベン・アフレック、これって地だろ?」(爆) 8点(2004-06-05 01:01:01) |
75. グッド・ウィル・ハンティング/旅立ち
名作という世間の評価と、自分の見た感想の落差に驚く一本です。私には感動できなかったし面白いとも思えなかった。どうもマットとベンが自分たちを売り込むために脚本書いた、そんな雰囲気が鼻についてダメでした。恐ろしくテンポが悪い。マットたちの自堕落な生活を前半であんなに長くやる必要があるとは思えず、後に続く伏線があるわけでもない。彼らのダメ振りを強烈に印象付けるエピソードひとつと、ミニー・ドライバーとの馴れ初めに絞れば充分。なのに必要以上に堕落振りを見せつける映像は、私にはどうしても「僕達はこんな役者です、皆さん見て見て!」という幼稚なメッセージしか感じ取れませんでした。才能に恵まれているのにチンピラ同然の日々に流されることに疑問を感じない天才少年が持つ幼稚さの表現、ということはないですよね・・・?ロビンもベンも、本人が望んでいるのならほっときゃいいのに。どんなに落ちぶれた生活でも、人生を長い目で見れば意味があるのだと思う私としては、その押し付けがましい二人の主張も納得できませんでした。その2人の意見を蹴ったラストシーンにのみ2点。 2点(2004-06-05 00:44:52) |
76. シティ・オブ・エンジェル
近所のTSU○A○Aの「心に残る一本」コーナーにこれがあった・・・確かに忘れられない一本ではあるわな、アロワナ。 1点(2004-06-04 23:00:49) |
77. ギャラクシー・クエスト
《ネタバレ》 真実を明かされたときのマセザーの気持ち、それはウルトラマンの背中にチャックがあると気付いた時の気持ちのような気がする。あれは作り物なんだと気付いた時の悲しい気持ちと。そしてあのヒーローがヒーローをやめて(番組終了して)から何かのドラマでヒーローをやった役者を見かけたとき、頑張ってるんだなあって嬉しい気持ちになる。ウルトラマンにチャックがあろうがライダーベルトがただの風車だろうが、雄姿はいつまでも忘れられないものなのさ。そんな「昔の子供たち」の気持ちがこんな映画になってしまった。傑作であり高評価に異論はないが、断腸の思いで一点ケチをつけさせていただく。それはシガニー・ウィーバー演じるグエンが顔を手で覆った時に見えてしまった薬指。あのリングはジェイソンからのプレゼントでしょうか?確かにジェイソンとはいい感じだけど、エンゲージリングをもらうほどの仲なのか??映画だけだとそこまで行っているようには見えない。となると、リングの相手は誰なんでしょう?それじゃあラストのお熱いキスは・・・場合によっちゃあ大スキャンダルですぞこれは。左手の薬指にこだわらない人は現実にはいるけど、映画ではそれなりの説明がなければ結婚あるいは婚約指輪に思えてしまいます。大人も子供も楽しめる内容だからこそ、そこはしっかりと線を引いて欲しかったと思う。色々と芸が細かくて(ラストでの「Tシャツも好評販売中!」ってのがいいんだよなあ)それが決してくどくなくぴったり作品にはまっていただけにこの点だけは詰めが甘くて本当に残念。しかしアラン・リックマン、自宅にいる時くらいヅラ取ればいいのに(笑) 8点(2004-06-04 22:01:21)(良:1票) |
78. 劇場版ポケットモンスター ミュウツーの逆襲
感動したけど、ラストがナウ○カみたいで(苦笑) 6点(2004-06-04 21:34:57) |
79. プライベート・ライアン
冒頭のドロドログチョグチョシーン(内臓出てるしこーゆーの嫌いな私にはそうとしか思えなかった)でギブアップ・・・肝心の内容を思い出せない。確かに劇場で見たんだけど・・・あのドロドログチョグチョの洗礼を受けなければならないと思うと、ビデオやDVDで再鑑賞する気にもなれません。リアリティもほどほどにね。まーこういうヤツもいるってことで。内容を評価できないので、一応5点としておきます。 5点(2004-06-04 21:02:47) |
80. アンドリューNDR114
《ネタバレ》 私としては2つの意味で文句なしに10点つけさせていただきます。まずは、テーマの「引出し」が豊富。ロボット映画って程度の差こそあれ、大抵は人間ではないロボットを通じて人間の本質を描いてるものなんだけど、これの場合まあ確かに「人間とは何か」という一言でまとめることもできるけど、その範囲がとても広い。永遠の命、自分とは異なる存在に対する関わり方(サーやリトルミスと他の人を比べると良く分かるよね)、ありのままの自分とはどういうことか(ありのままならロボットでいいじゃないかという問題ではない。人間として認められたいという気持ちが彼を動かしてきたのだから)、人間としての尊厳、そして愛。深く考えさせる要素がこれだけありながら食い合うことなく全く破綻していない。アシモフが原作だけあってバックボーンがしっかりしているし、もしかするとアンドリューの「愛」っていうのはロボット3原則を突き詰めていけば自然とそうなるのかもしれないなーなんて考えた。納入する時の箱に「一生使え守る」って書いてあったけど、よくよく考えれば3世代に渡って大切にしてくれた人に使えて守った訳だから。そういう人たちに何かしたいと思うようになれば、それが愛なんだろう。 もう1つは、この映画はロビン・ウィリアムズの「幸せ配達人」としての集大成であること。これを最後にしばらく映画を離れて、復帰後はどちらかというとダーティな役が多い。だからこれは幸せ配達人としての最後の仕事なわけだけど、最初の全く感情のないところから人間らしく愛を表現するまで、少しずつ感情が盛りがっていく中で時にコミカルな場面もあって抑揚があり、リトル・ミスの最期のシーンは、感情を殺しているのに悲しさが伝わってきて、オトナコドモだけではないロビンの役者としての凄さを再認識してしまった。かなり主観入ってると思いますが、これでオスカーノミネートされなかったのが不思議なくらい・・・ラストシーン、アンドリューの安らかな顔の中に役目を終えたロビンの安堵感が重なったようにも見えて、何とも言いようのない感慨に襲われた。それは彼の「幸せ配達人」としての最期でもあったのか・・・何とか1000文字で収まったみたいです。本当はこの映画を語りだすと止まらないんですよね、私(^^; 10点(2004-06-04 20:34:34) |