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ムランさんの口コミ一覧[この方をお気に入り登録する

プロフィール
コメント数 300
性別 男性
年齢 41歳
自己紹介  点数が低い作品に関してはかなりボロクソに書いてありますのでお読みの際はご注意を。
 私の駄文が皆様の映画ライフの助けになれば幸いです。

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【製作年 : 2010年代 抽出】 >> 製作年レビュー統計
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61.  ランペイジ 巨獣大乱闘 《ネタバレ》 
CGはかなりがんばっているのはわかるが、技術・演出共に金や才能を費やした同系列の作品と比べるとどうしても劣っているように感じてしまう。『どこが』と聞かれると困るのだが、悪い所こそないのけど『スゲーッ!』って唸れるほどでもない、本当に『及第点』な出来。 ストーリーに関しては、この手のメインディッシュ(モンスター大暴れ)がはっきりしている場合は、最低でも奇抜な事せずあくまで『前菜』的な無難な内容にしておけば問題ないと考えていたが、突っ込み所もスルーできる程度のここまで無味無臭の、前菜どころか備え付けのパセリ級の無難さだと逆にメインに行くまでに眠気に襲われてしまうと言う新たな発見があった。
[映画館(吹替)] 6点(2018-05-23 07:06:01)
62.  劇場版 マジンガーZ/INFINITY 《ネタバレ》 
マジンガーとの付き合いはスパロボと衝撃!Z程度です。  正直良くある『原作から数年後のお話』的な内容なので印象はかなり薄い。 そこその難解な科学設定や哲学的な話を盛り込んで小難しくしているのは構わないし内容も興味深いが、その半面『Drヘルはどうやって敵の残党狩りから数年間逃げつつ百体以上の機械獣を用意していたのか』とか『何故本作のキーアイテムである超巨大ロボがマジンガー系ロボで制御できるのか(光子力繋がり?)』等と言った部分はスルーしている(or劇中では分かり難い)のでそのギャップが気になってしまった。 主演の森久保さんは『スプリガンの御神苗』がはまり役だったので好きだし演技は上手く日常シーンでは文句無いが、衝撃!の赤羽根さんと比べると声質に力強さが無いため、音響も関係しているのか『ロケットーパーン!』『ブレイストファイ!!』みたく最後の台詞がかすれてしまって必殺技の叫びに迫力が無い。 アクションシーンは非常に凝っていたが、本作は恐らくTV版基準なため、衝撃!Zのようなインパクトギミックや、OVAカイザーのようなデタラメは出力演出が無いため、正直言ってあまり強そうに見えなかった(無論それでも機械獣数十体相手に完勝するほど十分に強いのだが)。  ・・・・と言った感じで悪い事ばかり挙げてしまったが、どれも『気になったレベル』で、決して視聴を止めたくなるような欠点でなく、あくまで『原作・ゲーム・OVA等あらゆるマジンガーZの集大成』的な過度な期待を込めて観に行ってしまったことが原因だと思うので、上述したように『原作の後日談を描いた』と言う意味では十分及第点な内容であるし作画レベルとさやかの可愛さはマジンガー至上最高峰だと思う。  総称 『取り立てて褒めるほどではないが及第点以上で悪い部分も気になる程度』と言った作品。 マジンガー愛が皆無なら厳しいが、少しでもマジンガーに興味があれば見て損無し。
[映画館(邦画)] 6点(2018-01-13 15:16:58)
63.  SING/シング 《ネタバレ》 
終盤のショーにステを全振りした潔さ。 ストーリーも映像も演出も悪くは無いが『普通』、ぶっちゃけパッと見は『ズートピアをソフトにパクッた感じ』だが、本当に終盤のステージは良かった。 吹替えの演者さんがそのまま歌も歌うので、そこを考慮すれば納得のキャスティングだし、通常の演技も(畑違いの方と考えれば)十分上手だった。 ただ、どうせなら坂本真綾さん演じる主婦豚相方のダンス豚を鈴村さんにして夫婦デュエットを聞きたかったが残念。 主人公は立場的に後半歌わないので影が薄いが、実は踊り好きだが自身では苦手と思っていた主婦豚やピアノ経験が少ない気弱ゴリラに弾き語りを勧めたり、ハリネズミちゃんの主張(と自作の歌)を認めたりと、プロデューサーとしての能力の高さをしっかり演出しているので、終盤への『溜め』である中盤でしっかり影の立役者としての役割を果たしていた。正直中断したショーでのイカ演出でベテラン歌手を唸らせたりしてるのになんでここまで落ちぶれたのか不思議。  総評 とにかく終盤のショーが良かった。ただそこだけ観れば良いわけでなく、それまでの過程も見てこそ楽しめるようになっている。ただその過程が無難と言うかそこまで面白くないのが欠点。
[インターネット(吹替)] 6点(2017-12-09 06:46:57)
64.  フューリー(2014) 《ネタバレ》 
中盤から終盤に掛けては文句なしのすごく惜しい作品。 厳しさを叩き込まれるために捕虜を銃殺するように隊長から命令された新兵を乗組員が同情して友好関係図が完成したと思いきや。 その後市街地戦に勝利したが、暴行されるのを恐れていた女性に紳士的な態度をとる隊長と新兵、それを見つけた乗組員が空気を読まずにめちゃくちゃにし激情。 と言った感じで、ここまでにある2度の戦闘経験から、やや新兵視点で戦場の狂気(上記の乗組員の悪ふざけはある意味比喩的表現)を体験していく感じは、同等とまではいかないながらも「プライベートライアン」のアクション・ドラマ性と「シン・レッド・ライン」の無感情な戦場描写(褒め言葉)をミックスさせた感じで良かった。 戦闘シーンもどれも非常に迫力あり、中盤最後に現れるタイガー戦車との決戦は手に汗握る展開だった。 ここまでは良かったが、終盤色々あって1両だけ残った主人公戦車が故障し、敵歩兵と戦車内に篭りながらの篭城戦を繰り広げ仲間が次々死に新兵だけが生残るが、完全にプライベートライアンの劣化版。 「たった1両で敵を食い止める」という展開へのもって行き方もちょっと強引(タイガー戦車強襲はともかく、歩兵を一人も追従させず戦車4両だけの意味や、その場所を守る意味が不明確だったり)、おまけにこの直前の戦車戦が良かっただけに最後の戦いが一層チープに感じてしまった。そして最後、車内に手榴弾を投げ込まれながらも原型を留めている仲間の死体に激萎え。 脱出して怯える新兵を発見しながらも見逃したドイツ兵の場面は、全てが「戦場=狂気、敵=悪」ではないと言うメッセージ性を感じ良かったのだが・・・・。 総評 本当に終盤の失速が惜しまれる作品。ドンパチだけを期待するとドラマパートが長すぎ、ドラマ性を期待すると終盤の戦闘にお粗末感を抱いてしまう。
[映画館(字幕)] 6点(2014-12-06 11:46:07)
65.  鷹の爪GO 美しきエリエール消臭プラス 《ネタバレ》 
シリーズはおそらくTV、劇場版全て視聴しています。 ギャグの切れは相変わらずだし、最低限以上の体裁は取れているが、伏線や構成、テンポ等全体的なクォリティは劇場シリーズで一番低く感じた。 とにかく話を進めるのにいっぱいいっぱいになってしまい、これまでにあった箸休め的な会話パートや告白タイムが無く、それでもかなり展開が早足に感じられてまったり楽しめなかった。 ゲストも正義感だけが強いヘタレと総統達と気が合いそうなのだが、あまり絡みが無かったせいか前作のジョン並に好感が持てなかった。 個人的に一番減点の対象になってのが、終盤発覚する総統出生の秘密。実は滅びたさる超科学宇宙人の生き残りと言うスーパ○マンのオマージュなのだが、てっきり終盤人違いネタが入るかと思ったが無かった。つまり総統の人の良さは先天的なものということになってしまい、そういった設定も無いどこにでもいる『根っからのお人好し』と言うのを彼の魅力と感じていた私としては非常に残念な展開だし、なにより劇場版1で総統が世界征服を決意したシーンの感動が薄れてしまった。 総評 駄作ではないが、これまでの鷹の爪団作品と比べると粗が多くパンチ不足な印象。 今までと違ってTV版が継続中であったりNHKが絡んでたりする関係で色々大変だったんだろうと自分を納得させつつ次回『7』を楽しみに待ってます。 ただし劣化原因が、無理を押し通して製作したらしい来場者特典の『劇場版6』製作のせいとかだったらパンチ制裁だけどね☆
[映画館(邦画)] 6点(2013-09-26 10:10:15)
66.  映画ドラえもん のび太のひみつ道具博物館 《ネタバレ》 
舞台は主に博物館内と、これまでの劇場版に比べるとかなり小規模。おまけに敵ではないがトラブルの元凶となった人物達の目的もかなり微妙で全体的にこじんまりとした印象。 代わりと言っては何だが、子供向けアニメとしては適度な推理パートや犯人のミスリード、序盤に張った伏線の回収等、ドラえもん映画としては実験的な内容が多く盛り込まれていたのは良かった。 ただ、散々迷惑を掛けた犯人が何の罰も受けずにマッドサイエンティストロードを今後も突き進んでしまうのは頂けないな。 新旧様々なひみつ道具が出てきたのは素直に『なつかしいなぁ』と思えた。 総評 同じ監督と脚本で制作した鉄人兵団と比べるとどうしてもパワー不足を感じてしまうが、それでも新ドラ映画の中では構成、テンポ、キャラクター等どれも一定水準以上は越えているので、やはり映画スタッフはこの面子で固定して欲しい。  ・・・さてここからは極一部の方向けのレビューを。 しずかちゃん、もう彼女の色っぽさは止まる事を知りませんね。今作でも強力掃除機で衣服(下着込)を破剥ぎ取られドラえもんにガン見される(ドラちゃん是非感想を!)と言う、どこぞの政府が企てている法律に真っ向から喧嘩を売るようなToLOVEるに見舞われたりともう大変♪ ゲストのジンジャーもおマセで世話焼きな毒舌ガールとしずかちゃんと異なるニーズで構成されており、体格も若干ムッチリでそこがまたよろしい。 そして二人に共通する事だが、ぶつかってコケる時に1瞬ふんばってみたり、狭い通路を通ろうとした際お尻をぶつけてしまったり、空気砲を撃つ時に身構えたり等、1つ1つの仕草にも不要ながらちょっとしたアクションを挟む(毛色は異なるが、京都アニメ等割と上質な萌えアニメを制作している会社が用いている手法)事で『可愛い躍動感』を生み出しておりそれがまたたまらない、嗚呼たまらない。
[DVD(邦画)] 6点(2013-08-16 19:11:00)
67.  L.A. ギャング ストーリー 《ネタバレ》 
バットマンや攻殻機動隊のギャングヴァージョンと言った感じで『法で裁けない悪を悪行で裁く』的ストーリー。 全編に渡って『マイボディガード』の様なシリアス且つグロテスクな内容がてんこ盛りと予想していたが、最初の作戦は穴だらけで逮捕されて脱出作戦を繰り広げたり、序盤は意外とギャグテイストが盛り込まれていた。 ただ、ギャグの質自体は嫌いではないのだが、本作のテーマを考えるといささか不似合いな印象を受けた。 話的にも、敵に盗聴装置がバレてしまいそれを逆手に取られ仲間を失ったり、家を襲撃されるシーンや、銃撃戦で殉職する仲間のその後や各メンバーへのスポット等、もう少し尺を割いて描写しても良かったかな、と思う箇所が結構あり、総合的に見ると上述したギャグパートを削ってガチガチのシリアスにした方が良かった気がする。 カーチェイスと銃撃戦に関しては、そこまでの派手さや合理性は無いが、演出が相当頑張っており臨場感抜群、特にカーチェイスで上空から次第に主人公に近付いていくシーンはかなり良かった。 ギャングを根絶やしにすると言う目的の割に、敵であっても殺生は避けたりボスは法的に逮捕する等『手温い感』もあったが、仲間との会話でもでたが、いくらギャングに扮して違法行為をしようとも、警官として絶対に譲れないポリシーと捉えれば悪くない展開(贅沢を言えばここももう少し際立たせてほしかったかな)。 総評 決して詰らないわけではなく、面白いが『非常に惜しい』作品。 個人的な印象として『ギャング映画=長い』なので、気にはならないと思うからあと30分位尺を伸ばしてればもっと良くなったかな。  
[映画館(字幕)] 6点(2013-05-05 03:14:52)(良:1票)
68.  ゼロ・ダーク・サーティ 《ネタバレ》 
 CIA新人(?)捜査官の主人公が現場で揉まれ、慣れ、狂わされ、鬼となり、最後に人に戻り涙を流す。  まず最大の欠点は中盤までのダレ具合と詰らなさ。捕虜の尋問・拷問シーン等が結構尺を長めにとってあるが長すぎて飽きる。その後も別の拷問や尋問や捜査や捜査ばかりかつ基本主人公視点のみなのでテンポに緩急が無く眠くなる。  物語の進行も写真や図が少なく基本喋りによる説明だけなので分かり難い。  特に中盤の友人との最後のメールも、そこだけ変に友人視点に切り替わりまた長々見せせられる。正直オチは予想できたから、そここそある場面以降は主人公のチャット画面のみで向こう側を想像させるとかにした方が良かったのに。  中盤以降は現場担当の兵士による犯人捜査やCIA上層部間の駆け引き等テンポ良く場面が切り替わり話がグングン盛り上がっていく。そして最後の突入シーンは中々手に汗握れたり等、中盤以降は監督が変わったのでは?と錯覚する位序盤の駄目な部分が無くなっていた。  音響関係はハートロッカー同様やたら銃声や爆音がうるさく鼓膜が痛くなった。とりあえず『赤い観光バス』『レストランで渋滞』『来客者』の辺りにきたら耳塞いどいた方が良い。  総評  『ワールドオブライズ』や『パトリオットゲーム』からアクションや緊張感あるシーンを大幅に削り捜査パートを増やした感じ。  ただ主人公の感情の変化はそれなりに分かりやすく且つ説得力はあったので、私のようにドラマやサスペンスアクションではなく、ドキュメンタリーと思ってみれば面白いかも、ただそれでもやはり序盤のダレっぷりはいかんともしがたい。
[映画館(字幕)] 6点(2013-02-16 00:10:59)
69.  テッド 《ネタバレ》 
 他のレビュアーさんが言っているが、確かに自分の中でも一番近い印象を受けたのは『宇宙人ポール』で、あれを恋愛と友情メインのホームドラマにして宇宙人をテディベアした感じ。もしくは『アルフ』が世間に知られた後のお話とかが想像しやすいかも。  CMでもネタ出ししていたが、ソコ以外にも同水準の笑えるネタがソコソコ入っており、主人公(35歳)が少年時代見たであろうテレビのパロディが結構入っており、そっち系に詳しい方なら私以上に楽しめるかも。私自身TV放映していたナイトライダーは見ていたので着メロで吹いてしまったが、周りはキョトンとしており、実はマイナーな事に少しショックだった。  ただ、ギャグ以外のドラマ部分は至って普通。恋人とぬいぐるみどちらを取るかとかそれが原因で恋人と大ケンカとかぬいぐるみを狙った異常者による誘拐等どれもこれもベタベタで見てて面白くは無かった。  そして、ホットショットの様にストーリーから何から何までコメディとかなら気にならないし、アクションにコメディを多めに配合とかならソッチを頑張れば見どころもあるので良いのだが、本作の様に一応真面目かつ平凡なホームドラマを下地にコメディを繰り広げるとなると、コメディ以外見所が無く、話を進めるため笑いの無い部分が退屈で自然と笑い密度の薄さを感じてしまう。  そしてこう言った作品の場合、毛色がかなり異なるが、そこそこのストーリーと『製作費』の少なさを高品質かつ何より圧倒的な密度のギャグでカバーしている鷹の爪団と比べてしまい物足りなさを感じてしまった。
[映画館(字幕)] 6点(2013-01-19 13:23:43)
70.  天地明察 《ネタバレ》 
 日本の暦を作った男を題材にドラマ性を強めた『劇場版プロジェクトX』だった。  ただの碁打ちでしかなかった主人公が色んな人と出会い、色んな切っ掛けを貰い、壁にぶち当たりながらもその才能を活かして成功に導かれる段階がしっかり描かれており、映画特有の『上手くいき過ぎ』感が良い意味で感じられなかった。  ただ、上記した出会いや事件、ひらめきが本当にまんま『プロジェクトX』なので、あっと驚くような展開やどんでん返しが無く、悪く言えば『予定調和』でしかなかったのは残念。また、上述した丁寧な描かれ方をしているのも主人公のみで、脇は人数も描写も少なく感情移入しにくかった。  尺も2時間半と長めで無駄な部分こそ無いが、『頑張れば2時間位に収められたんじゃないかなぁ』と感じてしまう程度には薄くなっており、とびきり良かったと言うようなシーンがなかった。  あと劇中10年以上時間が経過しているが、老けの描写が全然なく凄い短い期間での出来事のような錯覚を受けてしまったのもマイナス。  総評  出来が悪いわけではないのだが、洋画の様なド派手さや邦画の様な強烈なメッセージ性も無いので、『映画』として見るといささかインパクトに欠け、正に小説なり連続ドラマ向けな内容だった。  いっそうのこと脚本時代のツテと知名度を利用してで劇場アニメ(上述した老けの描写もできるし)とかにした方がもっとインパクトがあったかな。
[映画館(邦画)] 6点(2012-09-16 00:06:28)
71.  最強のふたり 《ネタバレ》 
 雰囲気的には『最高の人生の見つけ方』に近いが、実話を基にしているためか、あちらに比べると悪く言えば確執や別れと言ったドラマ性は低く、良く言えば誰も死なずに最後まで二人の友情を温かく安心して見守れるので、そう言った構成が好きな方にはむしろこちらの方が合うかも。  ただ黒人が雇われるまでの展開が若干長く、仕様がないとは言えほとんどのシーンが彼絡みで展開し、富豪さん単独で何かする所が無く、二人を主人公と取るにはバランスが悪かった。  総評  上述した『最高の人生』からドラマ性を取る代わりに、二人がやりたい事をやっているシーンを増やした感じ。  詰らなくは無いが、やはり『映画』としての盛り上がりが少な過ぎたためこの点数にします。
[映画館(字幕)] 6点(2012-09-02 08:06:25)
72.  トータル・リコール(2012) 《ネタバレ》 
 旧作の設定や構成を程良く利用しつつも、あまりにご都合過ぎたり説明がなかったシーンにそれなりの説得力が出るように手直しが加えられており、話自体もしっかり本作独自のモノになっており面白かった。  序盤はアジアンテイストのブレードランナーチックな町が、中盤以降はアイロボットやマイノリティリポートチックなガチガチの近未来都市が舞台になっており雰囲気がガラリと変わる、SFギミックも『高速道路の表と裏を走れる磁気自動車』『3次元エレベーター』『マントルを突き抜けるフリーフォール』等豊富に用意してあった。  アクションは『ボーンシリーズ』を見やすくした感じで、多才かつ激しく動くがしっかりどう動いているのか理解できた。 ・・・と、『映像』を売りにしているだけあり視覚的な楽しさはかなり良かった。  ただ『弾圧からの解放』と言う本作のテーマに関してだが、前回が『地球』が『火星』を『空気』と言う手段で圧政を強いていたのに対し、今作は汚染された地球で僅かに生存可能な『裕福エリア』が『貧困エリア』を『ロボット兵士』で圧政を強いている、と明らかにスケールダウン。解決方法も『空気を生成』から『交通手段破壊』と根本的な解決にはなっておらず、実はたいした事をしていない主人公。  総評  旧作の欠点を補いつつ、主人公が『過去の自分』と『今の自分』の間でちょっとだけ苦悩しながら事件を解決する『SFアクションアドベンチャー』としてはそれなりの出来に仕上がっている。それだけにオチの弱さが悔やまれる。個人的には地球をテラフォーミングするみたいなオチを期待していただけに残念。  超ネタバレ  ED終わっても何もありません。
[映画館(字幕)] 6点(2012-08-11 00:38:31)(良:1票)
73.  テルマエ・ロマエ 《ネタバレ》 
 同監督作品であるのだめとかのノリが好きな方には合うと思います。  のだめを知らない方には『良い意味でギャグにシュールさが無くなったトリック』と言った感じでしょう。  単純に『古代ローマ人が現代日本の風呂見学に来る』と言う設定自体、馬鹿馬鹿しくも良く思いついたなと言った感じですが、確かに銭湯の富士山や温泉卵など私達から見れば普通の事も現代の外人ですらビックリする位ですからね。  そしてそんなカルチャーショックをあの阿部寛が超真面目に笑かしながらやってくれます。  最後の方は結構真面目ですが、尺的にギャグ一辺倒よりは良い味付けになってました。  この監督を調べて好きな作品が1つでもあれば、多分損はしません。
[映画館(邦画)] 6点(2012-05-08 06:34:12)
74.  戦火の馬 《ネタバレ》 
 馬良い!超馬良い!!馬可愛い!馬超可愛いよ!!  途中可哀そうなシーンが多々あったが最終的に大きな怪我もなく帰れて良かったね。  そしてあのドイツ人将校、殴りてぇ!超殴りてぇ!『もうやめて』と泣くことすらできなくなるまで殴り続けたい。あいつの死に顔が観れなかったのが心残りだ。  普通にレビューします。  やっぱりスピルバーグって撮り方や構成が上手く、『馬が色々な人と出会い別れる』と言う繰り返しの展開が2時間以上続くがダレることなく飽きることなく描いている。  ただ第一次世界大戦を馬目線で見た・・・と言うだけなので目新しい設定は無く、また登場人物がコロコロ変わってしまい、その人間達にも縁の様なものがあるのはごく一部で印象に残るシーンは残念ながら無い。  馬に関わった人間も一部が死んでしまうのも駄目。上述した理由でドラマ性自体は低いのに、これが変にリアリティ(ドラマ性)を出してしまっており純粋に馬を応援するのに集中できなかった。  『戦場ドラマ』と言う意味では同氏の『プライベートライアン』で十分堪能できたので、どうせならそれとは真反対の、敵味方問わず良い人間全員が幸せになるとかの方が、ご都合主義ながらおとぎ話感覚で楽しめたのではないだろうか。  イメージ的には『人間が一杯出てくる小熊物語』と言った感じ・・・なのだが、上述した戦場の非情さが中途半端に再現されており、尚且つ本作にマッチしていないのでマイナス1点。
[映画館(字幕)] 6点(2012-03-31 17:34:35)
75.  ものすごくうるさくて、ありえないほど近い 《ネタバレ》 
他人とは『少し違う』主人公の少年が、父の遺品から見つけた鍵と入れ物に書かれていた『ブラック』と言う言葉を頼りにニューヨークを探すお話。 正直、良くある『傷付いた少年が多くの人と出会い癒したり癒されたりする』系のお話だが、まぁ押し付けがましかったりあざとい演出も無く、単に人と出会うだけでなく旅をするお供(老人)に影響を与えたり受けたりするので物語にそれなりの緩急が付いていて良かった。 途中仲間になる老人も、これまた良くある『偏屈じいさんとお元気少年』ではなく『偏屈少年とお元気じいさん』と言った組み合わせは新鮮で良かった。 ラストも最後の一歩は自ら踏み出し序盤での伏線張りもベタだが悪くない。 そしてタイトルにもなっているが、母親は実に偉大である 難点を挙げるなら、まず行く先々で出会う人たちがダイジェスト程度でしか登場せず、出番をもう少し増やして欲しかった。 あと遺品のカギや母親の行動に関しても後半に繋がる伏線の様なものを張った方がより良かったと思う。 総評としては傑作でこそないが、上述した様な内容の映画が好きなら見て損は無いと思います。
[映画館(字幕)] 6点(2012-02-18 19:06:21)(良:1票)
76.  宇宙人ポール 《ネタバレ》 
 『まぁまぁ楽しめれば良いかな?』位の期待度で観に行って予想通りの出来なので満足のいく『6点作品』でした。  地球の俗世間にドップリ染まった宇宙人とオタク二人とイカれたネエチャンが大はしゃぎしたり追いかけられたりしながら旅するお話。  ギャグに関しては正直古臭く爆笑とまではいかなかったが、各キャラが巻き起こす『天然行為』や『悪ノリ』のさじ加減が丁度良く『ビーン』みたいなムカつくギャグではなかった。  方向性はかなり違うが、ある意味『スーパー8』期待していたのこう言う『ノリ』だったので、話の中で宇宙人にスピルバーグがアイディアをもらっているシーンは苦笑いしてしまった。  『傑作』ではないが、予告を見て『ちょっと面白そうだな』と感じた方や、『ファン・ボーイズ』の様なドタバタ旅行系の話が好きな方にはオススメ。
[映画館(字幕)] 6点(2011-12-30 00:49:38)(良:1票)
77.  映画 けいおん! 《ネタバレ》 
 コミックは半分くらい、アニメは2期だけ見ました。  いつもの部活動やら梓へのプレゼントやら旅行の段取り等を交えた日常パート(起)→ロンドン旅行出発(承)→ロンドン楽しい(承)→ちょこっと音楽(承)→帰国して卒業ライブやら卒業の黄昏やら梓へのプレゼント(承)→卒業(結)と言ったTVシリーズのノリを薄めることなく上手く引き延ばしていたとは思う。  ただ、やはり映画オリジナルキャラもバトルも恋愛もSFもファンタジックな事件も無く2時間と言うのは長過ぎる。  凄く美味しいうどんも一人前を週一回くらいなら食べても飽きないが、流石に五人前を一度に食べるとなるとキツイ・・・分かりにくい?よし!プリキュアに例えよう!  映画ハトプリから妖精とバトルとオリヴィエを無くし、ファッションショーやパリ観光の尺を伸ばし、出国前と帰国後のシーンを追加した感じ。  帰国後も結構尺があり、『高校卒業』と言う大きな節目をよく描いていたとは思うが、教室でのファイナルライブなんかはTVでやっといて映画ではダイジェストみたいな感じで流す方が、『あ、そう言えばこんなシーンあったな』みたいな感じで視聴者とキャラを『思い出を振り返る』的な感じで同調出来た気がするし尺も縮められたと思う。  音楽の尺が以外にあったが、映画館特有の音響のせいで楽曲がうるさく歌があまり聞こえなかった(澪の歌はTV時代歌詞知らなくても結構聞き取れたが無理だった)。  決して詰らないと言うわけではないが、私の様に『けいおん?当時の他のアニメに比べれば面白かったと思う』位の方には正直この位の点数。実際、こう言った系統の作品の弱点と考えている『起承転結』の『転』が無いせいか記憶に鮮明に残っているシーンが無く、日常系アニメの限界と言うのを感じてしまった。  逆に『それがけいおん!』と思っていたり、BDを買う位好きな方なら十二分な出来なので+2点していいと思う。  あと得点には関係しないが劇場でもらった応募用紙、半券を貼る箇所が24ヵ所って流石に引くよ。
[映画館(邦画)] 6点(2011-12-04 00:39:02)(良:1票)
78.  マネーボール 《ネタバレ》 
 尺が中途半端。  主人公はGMとして『貧乏球団がコレまで球界では馬鹿にされていた『統計』によりチームを作り、中には戦力外寸前の選手もチラホラ・・・で優勝を目指す』と言う設定は『メジャーリーグ』っぽくて良かったです。  前者の主人公のGMとしての活躍は『有能なブレインの獲得』『内外からの批判』『チームが上手く機能せずイラ立つ』etcと良く描かれているのだが、後半のチームの活躍が本当にぶつ切りで、折角丁寧に描いた主人公の努力の結果がイマイチ伝わってこなかった(野球のシーンも映画『メジャーり―グ』の中盤から後半に掛けての優勝までのダイジェスト的見せ方しかせず、そのせいで『20連勝』と言う偉業が凄く感じれなかった)。  主人公の私生活描写も微妙、ラストの決断の部分で絡んでくるから登場させたと思うのだが、掛けた尺に見合っておらず、それこそ電話でのやり取りでサクッと見せる程度で2時間ジャストに収めるかもう少し野球の描写に力を入れて欲しかった。  総評  扱っている内容は異なるが、雰囲気的には『インビクタス』に近いものを感じた、しかし、演出方法や扱うパートのバランス等全体的にあちらには一歩及ばず。 
[映画館(字幕)] 6点(2011-11-13 00:17:11)(良:2票)
79.  ミッション:8ミニッツ 《ネタバレ》 
ラストの部分を除きデンゼル・ワシントンの『デジャヴ』からSF(ファンタジー?)要素を取り除いたような感じ。主人公が体験する過去はあくまでプログラムであり、そこで何をしようとも現実世界で歴史が変わる事は無い。彼が出来るのはあくまで『作り物の過去』から『現実の未来』を救う手掛かりを探すことだけ、しかもそれを半強制的にさせられており、そう言った要素が良い意味でフラストレーションとして貯まっていく演出は上手かった。  ようやく手掛かりを見つけ出し現実を救った彼は、最後にもう一度過去へ行く許可をオペレーターに求める。それで何が変わるわけでもない、それでも『過去の世界で出会い、恋をした女性をを救いたい』と言い(この台詞、オペさんには画面上の文字でしか認識できないのだが、その無機質な文字からでも伝わる主人公の熱意が凄く良い)最後の旅に出る。そして『全て』が上手くいき、彼がいる世界の時間が止まる・・・・・・と思いきや再び動き出し、誰にも縛られない新たな世界へと旅立つ主人公。  最初は天国だと思ったが、台詞の節々にパラレルワールドを匂わせる単語が入っていたので多分新しい世界なのでしょう。  正直犯人捜査や過去に戻ると言った設定に強い魅力は感じなかったが、ラストの演出や終始閉鎖的な舞台、そして主人公のキャラが良かったので7点の出来・・・・だが、毎度お馴染みヘボ広報のせいでマイナス1点。ポスターで『映画通ほど騙される』とか何とか言ってるのでシックスセンス的展開を期待していたが正直そんな演出微塵もない。むしろ映画通の方がラストの意味を理解できる。映画自身とのマッチングを考えず『すっごいきゃっちこぴーおもいついちゃったあはははは♪』と言って騒いでる馬鹿面が目に浮かぶ。 てか仕事でしか映画観てなさそうや奴にそれが映画通ほど騙されるかどうかなんてわかるわけないじゃん。『例え助けられなくても助けたい・・・・』とかじゃ駄目?
[映画館(字幕)] 6点(2011-10-30 01:29:33)
80.  マイティ・ソー 《ネタバレ》 
 『神の国の次期王様が傲慢さゆえに人間界に落とされ、そこで大事な事に気付き王位継承と陰謀を粉砕する』と言う、正にアメコミが得意な王道展開。  CGも若干尻すぼみながら全体的に派手でした。  ただ『人間世界で大事な事に気付く』と『人間の女性に恋をする』と言うかなり大事な部分の描写が若干弱く感じた。スタッフの構成能力は決して低くないと思いますし、だからこそ後15分位尺を長くしてそこら辺をしっかり描いて欲しかった。  他にもソーの仲間達がそこそこ個性がありながら出番が少なかったり(特に女性の方がメチャエロ・・・・セクシーでした)、ラスボスが義理弟なため不殺を貫こうとする心意気は良かったが、その結果バトルシーンの山場がプロローグになってしまい一個前の巨人戦もショボイかった。  上述した理由も致命的ではなくアクションとしては及第点だが、『ウルヴァリン』や『アイアンマン2』、『X-メンファースト』とここ最近マーブルコミック原作の映画が軒並み出来が良かった事もあり、相対的に観るとインパクトが弱く感じてしまいました。
[映画館(字幕)] 6点(2011-07-03 19:52:43)(良:1票)
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