841. 笑う蛙
週刊誌で小林信彦がほめていたので、もうちょっとトボケた味わいがあるのかと思ったら、あんがいふつうの邦画でした。出てる人たちはなんだか気持よさそうに息をしてる感じで、そこはわるくなかったですけどね。 6点(2003-11-23 22:38:18) |
842. マルコムX
公開当時、(たいしたものではなかったけど)病気で入院してて、退院して10日くらいで見に行った映画でした。体力的にちょっと不安だったにもかかわらず、まったく長さを感じさせない演出ぶりと訴求力に、脱帽でした。本作はやっぱりリー監督、デンゼルの代表作と言えるのではないかと思います。長さや政治色を想像して、見るのをためらっている人に、彼らの意欲と、実際の完成度の高さをぜひ知ってほしいと思います。楽しい映画、というわけではもちろんないけれど、説得力をともなってグイグイと見せていく、プロの実力満開、という作品です。 8点(2003-11-23 21:36:55)(良:1票) |
843. きらきらひかる
オー、一番乗りですか。責任感じちゃうなあ・・。ゲイカップルとその偽装夫婦の摂食障害の妻、と聞いたら、いわゆる典型的なうっとおしい邦画かなあと思う人も多いかもしれませんが、そんなことはなかったです。「ハッシュ!」のかろやかさに近いかも。あ、いや、今思うと、「ハッシュ!」のシチュエーションに似てましたね。もしかしてあっちがむしろマネしたか・・。うーむ、これは重大な気づきであったかも・・。「ハッシュ!」のほうがよかった気はするけど、こっちのほうが先に作られてるんだもんなあ・・ビミョウだ・・。 8点(2003-11-21 22:09:44) |
844. マトリックス
ま、おばちゃんだけど、こういうハヤリモンもちゃんと見てるのよってことで。(え?もう今や旧作ですか?やっぱりね・・)・・疲れてたときに見たので、なかなかちゃんと頭に入ってこなかったのですが、伝えたい世界観はなんかわかりました。共感します。大人こそ、この映画は見たほうがいいと思います。いわゆるヴァーチャルものの中では、お金もかかってるせいか映像も見ごたえあるし。 7点(2003-11-21 19:30:04) |
845. オンリー・ザ・ロンリー
あれ、あれ、平均点低すぎないですか? 昔見ましたが、そこそこよかったですよ。単なるマザコンとは思わなかったけどなあ・・。いい人ってけっこうもてなかったり縁遠かったりするじゃないですかー、そういう、でも優しい男性が、同じく仕事柄のせいでもてない女性(? ここ違ったかなあ・・)と、不器用な恋愛をする、というホノボノ系じゃなかったですか? あーこれも、見直さなくちゃ、忙しいなあ、ほんと。 6点(2003-11-21 18:57:54) |
846. ゴスフォード・パーク
え? これってアルトマンだったんだ! 苦手だと思い込んでいたけど、おもろかったー。ネガティブな方向で何かを思い込むって不幸なことなのね。これもまた教訓の1本となりました。(眠かった「プレタポルテ」、今見たら面白かったりして!? 「わーいい」と思った映画が再見するとつまらなかったりするから、見ようかな。あーんでもまた「リスト」が増えちゃうよー・・) 7点(2003-11-21 17:42:29) |
847. インビジブル(2000)
サイアク。バイオレンスを毛嫌いはしてないし、ケビン・ベーコンは好きな役者だからかなり変人をやっててもむしろ「うまいなー」といつも思ってるんだけど、これは悪人をヒーロー扱いしてるような誤解を与える点が、あきまへん。「キル・ビル」には喝采をあげてる私ですが、この映画のキレ方と血ノリの海にはマジ気持悪くなった。 2点(2003-11-20 17:15:15) |
848. シュレック
単調なストーリーとディズニーに対するイビリ。ただそれだけって感じ。私にはディズニーに対する思い入れがほとんどないから、それで何も感じないんでしょうね。むしろディズニーファンだったら、笑えるのかも。案外、ディズニーファン向けの映画なんでしょう。 3点(2003-11-19 17:34:04) |
849. 大災難<OV>
これは「何かのまちがいでは?」と聞いてみたくなるようなショボさです。ダレます。まさかと思って見てみたいという人には、あえて止めませんが、昔の周防作品を見たいというだけの動機なら、「変態家族・兄貴の嫁さん」のほうをだんぜんオススメします(つうか正直、やっぱりこっちは見たらアカンです。あなたが大災難に遭うでしょう)。追記:それと書くのを忘れてましたが、これはTV放映されたものを無理矢理ビデオ化したものです。周防さん人気が急に出たことに便乗しての発売と思われますので、そこんとこよろしく。 2点(2003-11-08 22:33:38) |
850. 追いつめられて(1987)
集中して見てなくてもわかる単純なストーリーだから、「心ここにあらず」で見ていたら、この面白さはきっとわからないだろうなあ・・と思う作品です。サスペンスものとして1級だと思うだけでなく、ケビン・コスナーの制服すがたが、最高にかっこいい。目の保養になる。でも私も、最後のシーンにはキョトンとなった。何かほかに演出のアイデアはなかったんだろうか? 意味深で、気味わるいよね。そこんとこに、マイナス1点。 全体では8点クラスです。 7点(2003-11-08 19:23:27) |
851. キル・ビル Vol.1(日本版)
まずはこのサイトに感謝の意を。メディアの映画評しか見てなかったらムリまでして見に行かなかったと思うから(ま最近はメディアなんてまったく信じちゃいないけど目には入ってきちゃうんだよね、やれやれ。それに、嘘くさい評ばかりで行く気を萎えさせる、というのはマーケティング的にどうなのよ、と思っちゃうわ)。脱線してしまった! 話を戻すと、コメントをザザザと見て、自分が好きになる作品だと直感し、またその通りで、うれしい限り!(真剣に読むと中身を記憶してしまいますからね、あくまでザザと飛ばし読みするのがポイント!)。【viva】さん、そうなのよねえ。私もこの血糊土場土場の映画に「愛」を感じてしまうの。「タランティーノの映画を愛するファンも愛されてるわっっ」・・いいねえ、いいねえ。その通りだと思うわっ! 8点(2003-11-08 10:24:55) |
852. 仁義なき戦い 広島死闘篇
公開された頃、邦画好きのカレシに否応もなくつきあわされた。これを見てすごく面白い、と思わなかったら、今のように平気でバイオレンスものを見られなかったかもしれない。くわずぎらいで「こわいのイヤ」と言う一人になってたかも。1回しか見てないけど、私にとっては記念碑的な映画かもしれません。(その人とは別れたけど、映画の趣味はけっこう合っていました。たくさんの映画を教えてくれて、ありがとう、と思っています) 7点(2003-11-08 09:58:43) |
853. モスキート・コースト
人間とはこっけいなもの・・と思い起こさせる作品でした。こういうにがーい味のハリウッド映画ってめずらしいけれど、とても貴重な映画だと思います。野蛮人と蔑む人から実は助けられているにもかかわらず、さらに貶めようとする愚かしさ・・かなり比喩的な話ですね。演出次第ではもっと名作になりえていたかも。惜しいです。ハリソン、あなたはヒーロー以外もできる人だったのね、と思いましたが、全体には、 リバーの映画という感じでした。多感な時期にこうした映画に出たことが彼にどんなインパクトを与えて、そして死に至ったのか・・まったく関係がないとは思えませんでした。死生観に影響を与えたんじゃないでしょうか? ユニークないい映画だとは思いましたが、映画とは罪深い一面も持っているような気もしてなりません。 6点(2003-11-06 23:01:54) |
854. クレヨンしんちゃん 嵐を呼ぶモーレツ!オトナ帝国の逆襲
感動するよと聞いていたけど、冒頭はいつもとほとんど変わらないしんちゃんだったので、「なーんだ」と思っていたら、ひろしの回想シーンでガッツ―ンときました。グッとこみあげました。こ、これが手だったのか、ずるいぞ監督! い、いや違った、すごいぞ監督! このシーンからあとの緩急の変化をつけた展開も、マジにすごすぎます。このレベルでの前評判を聞きながら、「ほんとによい」と思えた映画は、まれです。ほかになかった、と言い切ってもいい。それと、こういう作品を生み出すちから、またこれを鑑賞してそのよさがわかるちから、というのは、手塚治虫を筆頭として、多くの才人が日本のマンガ、アニメというものをつくり、また観客が支持して育ててきた「底力」があってのことだと思う。かつて、欧米人は電車の中でマンガを読みふける日本人を見て呆れてるとかいう話を聞くと、私も内心「恥ずかしい」なんて思ったものだったが、今は「それはちがーう」と、胸を張って言いたいね。宮崎監督の最近の作品に対しては私も不満だけど、あのアカデミー受賞は、こういう日本の底力があってのこと、と解釈したい。私はナショナリストじゃないけど、日本はすばらしいものを持っているなあ、と「クレしん」でつくづく思わされました。 9点(2003-11-06 21:52:16)(良:1票) |
855. ニキータ
初期のベッソンはいいのう。なぜこのCOOLさが今はかげをひそめてしまったのかしら? 個人的には8かなと思うけど、平均点が低すぎるから、9をつけたいです。(追記:個人的には、この映画はストーリーを楽しむ作品じゃないんでは?と思うんですけど。孤高に生きていく人間の切なさ、かっこよさを、もっと見てほしいんだよなあ・・) 9点(2003-11-04 23:55:07) |
856. スパイキッズ
キャスティングがポイントですね。意外な人がチョイ役で出ていたり。悪役がもっと個性的だったらもっとよかったけど。グロくしなかったのは、子どもが見ることを考慮したせいかな。子役がこまちゃっくれてなくて、好感度高いです。但しお母さん役(アシュレイ・ジャッドの亜流みたいな女優さん)の人は私はちょっと苦手。もうちょっと健康的なお色気のある人がいいから、アシュレイにやってほしかったなー。バンデラスはすっごく楽しそうだったけど、もう少しヒーローとして活躍してもよかったのにネ。6点か7点かで迷いましたが、ここまでの平均が低くて、ちょっとかわいそう。7点にしておきます。 7点(2003-11-04 23:20:00) |
857. アンドリューNDR114
夫があんまり勧めるので仕方なく、という感じで観ました。レビューを書いてる人の中にもそういう人が多くて、苦笑。感想もだいたい皆さんと同じ。わるくもないんだけど、説得力に乏しい。もう、いい人らしきあの笑顔のロビン・ウィリアムスは、飽きた。人間の容姿になるまでのほうがよかったから、ロビンが出演するまでもなく、キャラクター権だけで商売すれば本人も楽でよかったんじゃないの?ちょっとシンラツすぎるかしら?(ところでこの作品の登録、「あ」行のとこに見つからなくて、今日トップページでほかの人のコメントに気づいて書けたんですけど、いったい辞典の中のどこにあるのー?→追記:後日見たらありましたねー。しかし、いまいちシステムがわかってない私・・まいっか。) 6点(2003-11-04 22:57:17) |
858. チャップリンの独裁者
ピルグリムさん、「心に残る名台詞」のカキコミ、ありがとう。ずいぶん昔に1度映画館で見たきりでしたが、そのときやっぱり最後の演説には感激しました。でも内容はすっかり忘れていたので、レビュー書いてませんでした。ほんとにチャップリンて偉大だったなーと改めて感じます。今このネット時代になったことにも感謝の気持を持ちます。このメッセージが普遍的な共通理念となる、そういう世の中になりますように・・。点数はほんとはつけられませんが、個人的に大切にしてきた映画とは位置付けが違うので、この点にさせていただきました。 9点(2003-11-03 20:15:13) |
859. サルサ!
この手の映画は「ベタ」でいいんです。いや「ベタ」でないといけない。ただですねえ、主役の女性、魅力がないわけじゃないんですが、妙に「フケ顔」じゃないですかー? 終始、なぜこの女優さんなんかなー、ということが気になって、正直イマイチ楽しめませんでした。 6点(2003-10-28 01:18:16) |
860. フィッシャー・キング
よくわかんない。よくわかんないんだけど、駅のシーンやラストシーンを見たくなって、またもう一度見ちゃいそうな気がする。最近友だちになった人が大好き、と言っていました。近いうちにもう一度見ます。 7点(2003-10-27 23:14:38) |