961. 浮き雲(1996)
普通だったら、失業した夫婦ががんばるというただの退屈な話で終わってしまうような、おおげさな所一切なしの何も面白くなさそうな映画なのに、何かこの監督には独特の雰囲気が魅力的で最後までボーっとみさせられてしまいます。なんなんでしょうかね。不思議です。 [DVD(字幕)] 7点(2008-03-19 18:28:25) |
962. インファナル・アフェア 終極無間
Ⅲまできっちり骨太さを守ったこの三部作は偉い。ただ、今作は時間軸が交差し、妄想も絡まり、前二作との絡みがあってややこしく複雑で混乱して、ついていくのが精一杯で堪能しきれませんでした。また1から見直したいと思わされた時点で、Ⅲも認めちゃってるんだろうと思います。 [DVD(字幕)] 7点(2008-03-18 14:05:56) |
963. インビジブル(2000)
前半戦はやや退屈でこのまま行くのかと思ったら、後半から路線が変わり面白くなってくる。主人公が狂うまでの動機づけが弱いのが難だが、なかなか意外性があって楽しい。映像はスゴイけど、良くも悪くもベーコン兄貴に相応しいB級。 [ビデオ(字幕)] 7点(2008-03-18 12:10:48) |
964. 生きない(1998)
自殺バスツアーの中に何も知らぬ少女がまぎれこんでしまうという話。前半はコメディタッチなのだが、そのツアーの真事を少女が知るところからだんだん恐ろしくなってくる。生きるという事の意味や運命というものを、ほどよい時間と、面白い設定でみせてもらいました。 [ビデオ(字幕)] 7点(2008-03-18 10:17:31) |
965. アメリカン・ヒストリーX
《ネタバレ》 なかなか良かった。人種問題の話だが、その差別をしているトップのヤツが、その間違いに気づくまでの過程は良いんじゃないかと思う。 が、最後のオチは酷い。せめて一活躍させてほしかった。 [ビデオ(字幕)] 7点(2008-02-27 14:01:56) |
966. アマデウス
モーツァルトに嫉妬した男を題材とした映画。三時間弱の長さを感じさせない、ゴージャスな舞台オペラの映像と音楽は素晴らしい。 ストーリーはシンプルでわかりやすいんですが、その分物足りなさを感じました。オペラ部を少し削って、もうちょっと突っ込んで欲しかった。モーツァルトのキャラクターは興味深いし、見所の多い名作。見た目(パッケージとか)ほどとっつきにくくないすね。 [DVD(字幕)] 7点(2008-02-27 13:34:28) |
967. もしも昨日が選べたら
《ネタバレ》 設定も展開もベタながら、テンポが良く面白い。笑いというより、意外と真面目に感動できるアメリカらしいファミリーコメディ。オチにもう一ひねり欲しかったところ。 巻き戻しができるならほしいけど、こんなリモコン全然ほしくないな・・・。 [DVD(字幕)] 7点(2008-02-22 14:30:40) |
968. ツォツィ
作りは凄く良いと思うんですが、どうにも90分では尺が足りていない感じがしました。主人公の背景や感情の変化の経緯などの描写が不十分で、主人公に感情移入させることができていないように思えました。もう少し丁寧さがあれば傑作になりえたかと。 [DVD(字幕)] 7点(2008-02-22 14:26:42) |
969. アカルイミライ
なんとも評価しがたい作品ですが、なにか心に残るものはあります。彼らに明るい未来はあるのでしょうか。エンディングテーマのバックホーンの曲もなかなかマッチしてます。クラゲが印象的です。 [DVD(邦画)] 7点(2008-02-11 14:08:47) |
970. 赤ひげ
偏屈豪傑で優しい医者、赤ひげとその下で働く若者を中心とした医療人情ドラマ。話はエピソード集的で、連ドラ風で三時間。一息で見るには長すぎる!ので小分けに見るのが良いかと。 生と死、愛情、貧困、虐待、様々な重いテーマが、目白押しながら、雰囲気をどんよりさせないのは流石。雄三さん爽やかっ。 [DVD(邦画)] 7点(2008-02-11 14:06:23) |
971. 過去のない男
相変わらず、素晴らしく静かな映画。誰も感情をあらわにしないでしゃべりますが、無感情ではないんです。無表情だけど、無感情ではないんです。淡々としていても退屈ではないという不思議な映画。良いセンスしてます。 [DVD(字幕)] 7点(2008-02-01 15:02:03) |
972. アイ,ロボット
アクションも派手で、テンポは良く退屈さもなく、何気に悪くないストーリー展開。ハリウッドの娯楽大作としては充分じゃないでしょうか。 [DVD(字幕)] 7点(2008-02-01 14:47:28) |
973. I am Sam アイ・アム・サム
知能が8歳レベルの父親が、8歳以上の娘を育てられるかどうかで法廷で争うという話ですが、下手に重くならず、軽快かつコミカルなストーリー展開に好感が持てます。曲が終始ビートルズってのは芸がなく、安易に感じます。娘、可愛いすぎです。 個人的には、子供ができた経緯が気になってしまうのですが・・・。 [DVD(字幕)] 7点(2008-02-01 14:32:26) |
974. サウンド・オブ・ミュージック
歌って素晴らしい。そんな事を再認識できる長編ミュージカル映画。ちょい長くて、ちょいちょいだれるけど、ドレミの唄、エーデルワイスと言った名曲群の合唱全てが美しいです。ミュージカル映画の金字塔の名に相応しい名作ということに異存はありません。 [DVD(字幕)] 7点(2008-01-31 12:07:36) |
975. ロック、ストック&トゥー・スモーキング・バレルズ
これは自分のせいだが登場人物が多すぎて、途中で誰が誰かわからなくなった。それでも、転がり続ける展開はかなり痛快だった。外人の顔が区別できる人はとても楽しめるだろう。 [ビデオ(字幕)] 7点(2008-01-29 17:55:51) |
976. Kids Return キッズ・リターン
テンションおさえめの青春群像です。恋愛などの甘酸っぱさは完全に排除されていて、クールで良いです。淡々としすぎて最後までなんか釈然としないけれども、こういうもんだよな、という現実を冷静にとらえた良作だと思います。 [DVD(邦画)] 7点(2008-01-29 14:52:37) |
977. ニンフォマニアック Vol.2
《ネタバレ》 ううむ、1の勢いのままどんどんエスカレートしていって欲しかったのだが、大分失速。言葉の通じないアフリカ系の黒人さんと3Pは未遂。暴力プレイは結局ただピシピシぶたれてるだけ。しまいにいは、ま●こ痛くなっちゃったのでセックスやめちゃう。レズプレイは爽やかにエロい。 ・・・要は、ちっとも過激じゃないのだ。 どんどんハードに、どんどん変態になっていくと思ったのに!! エロ以外の要素としても、おもしろポイントが大分減ってしまったのも残念。エロい考えを引き起こすものを全て封印仕様とした時に あらゆる角っこやら蛇口やら、家中何にも使えなくなっちゃったのは笑った。 デフォーさんは、本当に無駄遣い。プレイに参加させないなんて酷すぎる。 [映画館(字幕)] 6点(2015-05-21 01:41:20) |
978. 小野寺の弟・小野寺の姉
《ネタバレ》 仲良すぎて、ちょっと気持ち悪い姉弟の小さなお話。主演の二人がそれぞれいい味出してて、その掛け合いも微笑ましい。美人な姉さんだったら本当に気持ち悪かったんだろうな。それぞれのコイバナの結末は、ベタすぎてダメだと思う。 弟くんはなんにもせずに美女が寄ってきて、楽でイイヨネ! 何の心配もないじゃないか。とはいえ、寄ってきた女の子に対するリアクションがダメすぎて笑ったが。向井くんは、こういう役もピタッとはまるところがまたズルいんだよなー。 確かに「お姉さんが先に幸せにならないと」なんて考えは、失礼だと思うぞ。そういう美談っぽいひとりよがりの優しさにNOをつきつけたところは良かった。 ただ、この映画で語られる「幸せ」が恋愛に絞られているところが、私にはあわなかったですね。 恋愛しない=不幸 みたいな考え方は嫌いです。コンプレックス問題にももう一歩踏み込めていない。 ただただ、姉さんだけが不憫に見えてしまった。 [映画館(邦画)] 6点(2015-05-21 01:36:44) |
979. イン・ザ・ヒーロー
《ネタバレ》 クライマックスの妥協が作品として致命的な欠陥になってしまっていて、傑作になりそこねた作品。主人公二人が互いに刺激を受け合いながら、織りなされる物語はベタでありながら、非常に熱い。中盤のトレーニングシーンで、メキメキ成長していく一ノ瀬くんの姿を観ているとなんだか涙が出そうになった。 しかし、日本で「ワイヤーなし」「CGなし」「1カット」ですさまじいシーンを撮ろうとする映画監督が、もともとの役者に逃げられ、本城に白羽の矢を立てる。ここまでの展開も完全に予想通りでしかないんだけど、物語の積み重ねも丁寧なので、出演を決意するまでの流れもまたグっとくるものがある。スクリーンのこちら側ではクライマックスシーンへの期待値がドンドン上がるわけだ。 どこまでマジモンのアクションを見せてくれるのか、と。で、蓋を開けてみたら 興ざめ!!!! の一言。 まず、一番大事な落下シーンがめっちゃ不自然なCG。そこは見せ方でなんとかならなかったのか。そこからのアクション(殺陣)はカッコいいし、松方さんも素敵だし、熱いんだけど、そのシーンのガッカリ感を引きずってみてしまったので、ほんとうに残念。火矢をバシバシ撃たれたりもするんだけど、これもヘタクソなCG。炎上するお城もCG。 極めつけは、あからさまなワイヤーで敵が吹っ飛んでいく。なんなんだコレは。 監督の言ってることと間逆な撮り方をして、結局、監督はほとんどのシーンで妥協しちゃいましたっていうオチだったのか?感動を呼ぶ熱いアクションをしてる唐沢さんや、大勢の役者に失礼じゃないか、こういう撮り方は。 こんな誤魔化しは絶対ダメ。 できないなら、こんなハードルのあげ方は最初からすべきでなかった。仕事に命をかけることが素晴らしいみたいな精神論よりも「アクションは1人ではできない」というメッセージを活かし、今までともに仕事をしてきた仲間たちが、一見不可能な演出を本物に見せるべく知恵や技術を振り絞るような流れでラストに向かえば良かったのに。ああ、勿体ない。 [映画館(邦画)] 6点(2015-04-10 01:27:18) |
980. 複製された男
《ネタバレ》 いわゆる衝撃のラストに、これはふざけてるのかな?なんて見終わった直後には思った。公式のネタバレページを見たら、それまで私が解釈していたものとまるきり違った。むしろがっかりした。 [映画館(字幕)] 6点(2015-04-10 01:03:11) |