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81.  スピード・レーサー 《ネタバレ》 
「宇宙エース」からのタツノコファンゆえ、評価の基準は「マッハGo!Go!Go!」を知らない人とは異なります。初回オンエア時、くり返される再放送含め小学生時代からずっと観てたので刷り込まれてますので。巷間、興行成績が伸びないので失敗作という烙印を押されそうと言われてるらしいですがなんとかがんばってほしい。ここまで「マッハGo!Go!Go!」だとは思わなかった、嬉しい誤算でした。三船剛=スピード・レーサーのコスチュームがトリコロールのダッサいそのままだったとこ含めて完璧。エンドロール最後まで見てたのはおっさんばかりというところに観客の温度差を強く感じました。日本語版主題歌をワンコーラス聴かせなかったから少し減点。日本公開用にいじくってもよかったんじゃないでしょうか? もしかして吹替版では聴けたのかな。そうそう、クリスティーナ・リッチ、King Crimsonの"Moonchild"バックに踊ってた人と同一人物とは思えません。すばらしいかった。これで実写版「ヤッターマン」つまんなかったら本気で怒るぞ。
[映画館(字幕)] 9点(2008-07-13 18:52:20)
82.  僕の彼女はサイボーグ 《ネタバレ》 
タイム・パラドクス全開でつじつま合わないストーリーですがOK。時間線たどってくとまったく整合性ないんですけどね。どう考えても綾瀬はるかのプロモーション・フィルムです。「鹿男」でコメディエンヌとしての彼女を発見した身としては、それと同時に人間離れした姿も見たいと思ってましたのでうってつけでした。アーモンド型の眼なのに目尻下がってるという不思議な顔立ちにますます惹かれます。予告編によると「座頭市」の市もやるみたいなんで今からワクワク。日本人監督ならお茶濁すシーンをフルパワーで展開してくれるので観ていて気持ちよかった。「マネキン」へのオマージュもあったしね。通常、この手のお話は人間をモデルとしてロボットやサイボーグが作られ、それが時間線を遡ってきて…というストーリーですが、他人の空似以外の何物でもなかったところに新しさを感じましたし。中だるみするし、タイムスリップものにツッコミ入れたくなる私の性向を凌駕してるんだから佳作と呼んでよいでしょう。
[映画館(邦画)] 8点(2008-06-06 17:22:07)
83.  ランボー/最後の戦場 《ネタバレ》 
南北戦争と日本で呼ばれている戦争は、米国では Civil War = 内戦と呼ばれています。それを描いた諸作品、たとえば最近で言えば「コールド・マウンテン」などとおなじ通奏低音が流れている作品だと感じました。そのエネルギーがアメリカン・インディアン(あえてこう表記します)掃討に向けられたことも踏まえてられてます。カレン族掃討はほぼ同義のことですから。西部劇がベトナム戦争の影響で変わって行ったことと、ジョン・ランボーがベトナム帰還兵としてアメリカ本土から拒絶されたことがどこかしらオーヴァーラップして見えるのは気のせいでしょうか? キリスト教原理主義者を「うざい」存在として描き、その筆頭であるマイケルという役名を与えられた登場人物が仲間を守るため敵を撲殺するシーンにこの映画の主張が込められていると感じました。下のかたもお書きになってますが、実際の戦闘とはどのようなものなのかも恐ろしいほどのリアリティを持って描写されます。恐ろしく血腥いんですけど、ルワンダやボスニアやアフガニスタンで起こってたことはこういうことだったわけですし、現在もビルマやチェチェンやダルフールで起こってることですからね。私、そのむかし大藪晴彦全作品読破という経歴の持主なのでここらへんのリアリティにはメチャメチャうるさいんですが合格。第2次大戦でイギリス軍が投下した不発弾を利用して活路を開くってのも秀逸。「戦場にかける橋」「ビルマの竪琴」を知らない世代に当時のイギリス支配を知らせるためのエピソードだとしても通用するのに、うまく利用してるもん。満点じゃないのは、サラの説得の台詞が全体の動機付けだとしたらちょっと弱いと感じたから。ま、ジジイが若い人妻に岡惚れしてうつつを抜かしたってのもありですけどね。なお、リース役のジェイク・ラ・ボッツが船上で歌った「Wishing Well」という曲、このタイトルのフレーズはデルタ・ブルーズでよく出てくるんですが、もしかしてミシシッピ・デルタとメコン・デルタを掛けたのかな? とってもよいブルーズだった。このクレジット確かめるため、あのクソ長いエンドロール最後まで見ましたもの。サントラ買おうかな。
[映画館(字幕)] 9点(2008-05-29 17:03:12)
84.  アフタースクール
いつもはしっかりネタをばらす私ですが、今作品ではできませんね。見事にだまされました。DVD化待たずにもう1回観に行きます。小説で言うと乾くるみの「イニシエーション・ラブ」に匹敵するくらいよく考えて作られてますね。絶対観て損はない作品だと思います。政治家(大石吾郎とは気がつかなかった)が最後まで腑に落ちなかったんだけど、エンドロール後に判明するので未見のかたはご注意を。2番館に移ったような時期にネタバレ・バージョン追記したいと思います。現時点で今年の邦画No. 1。
[映画館(邦画)] 9点(2008-05-27 19:08:21)
85.  クレヨンしんちゃん ちょー嵐を呼ぶ金矛の勇者 《ネタバレ》 
原作品は「オトナ帝国」「戦国大合戦」である意味飽和しちゃったのち、行き先がわからなくなってしまってたような感があったので本郷監督に戻ったと思います。ファンタシーは御免被りたい、その一言ですが… でも初老のおっさんの鑑賞にもにも耐えうる作りだと思いましたよ。個人的によかったのは、空中戦シーンでしんのすけの機種が「震電」ベースだったこと、クルマでの追っかけシーンがタツノコプロへのオマージュとして作られてたことですね。前者はプロペラ機時代の空中戦の作法をちゃんと描いてますしね(私の伯父は陸軍パイロットだったので色々話聞きました)。後者は「マッハGo!Go!Go!」だってありありとわかるし、シーンの締めが「ニャンパラリン(by にゃんこ先生)」なんだもん。そういえばアセ・ダク・ダークって「宇宙エース」のなんとか星人の要素もあったな。カスカベ防衛隊の活躍がなかったのは残念でした。個人的にシリーズベストは「戦国大合戦」次いで「ジャングル」で「オトナ帝国」はちょっとやり過ぎだと思ってます。
[映画館(邦画)] 5点(2008-04-24 17:54:32)
86.  うた魂♪ 《ネタバレ》 
こりゃダメだ。シナリオ、演出サイテー。いくつも弾けられるポイントがあるのに見事空振り、もったいないよね。寛平さん使ってる意味ぜんぜんわからないし。よかったところは「15の夜」のシーンだけですね。あん時は一瞬ウルっとした。薬師丸が歌ってくれたこと、夏帆がやたら麻木久仁子に見えて困ったことで点数増やしますけど本当は1点な作品です。制作に「朝日新聞」入ってるとこで気付かなきゃダメだったね、あいつら官僚と一緒だから。
[映画館(邦画)] 2点(2008-04-17 20:03:42)
87.  明日への遺言 《ネタバレ》 
先月の東京大空襲を描いたTV2作品といいこの作品といい、日本人が非戦闘員への無差別爆撃を取り上げることが多くなったことは一歩前進です。岡田資の論理の構築をちゃんと伝えてますし。ま、作品としてはたいしたことないですけどね。DVDで充分だと思いますよ。ただ、藤田まことと藤純子(富司純子)が夫婦ってのが「スチャラカ社員」をリアルタイムで観てた年寄りにとってはうれしかったね。
[映画館(邦画)] 6点(2008-04-15 11:22:13)
88.  モンゴル 《ネタバレ》 
小学校5年の時、学研の「学習」に連載されてたテムジンの物語(タイトル失念)でうっすらと記憶がありましたので、話の流れつかめました。テムジンの台詞が極端に少ないし、唐突に展開するのでちょっとわかりにくいかも。ただね、部族毎に分裂していたモンゴルが何故ひとつにまとまったかというのが観終わってからもわからないのね。作品中で語られる理由だと弱すぎる。現在のモンゴルと内蒙古自治区、タタール部とオイラート部といったように後にまわり(ロシアだとか中国だとか)から強制的に分割されたわけでなく、ばらばらに存在してた各部族を一気にまとめ上げたテムジンという存在のすごさがこれでは伝わらない、残念。浅野忠信の「眼の芝居」がよいだけにもったいない。よくモンゴル語勉強してると思うよ。
[映画館(字幕)] 7点(2008-04-15 11:12:48)
89.  クローバーフィールド/HAKAISHA 《ネタバレ》 
冒頭で出てくる "formerly called Central Park" は誤訳です。formerly は「以前」という形容詞なので、字幕にあった「一般的にセントラルパークと呼ばれる場所」は「以前セントラルパークと呼ばれた場所」が正解。この誤訳って致命的なんじゃないかな。なんとかしろ戸田奈津子、最近けっこういいかげんな訳が眼につく。ブレアウィッチ的というかデンマークのドグマ手法というか、むかしだったら絶対に気持ち悪くなったんですが平気でした。ユナイテッド93のときも大丈夫だったから耐性がついたのかな。暗視装置つきで7時間以上録画し続けてて平気なハンディカムがテープってとこと、シナリオ上まわし続けないとダメなんだけど、一般的な人の行動としてほとんどの場面でファインダー覗いてるのはやっぱ無理があると思う。だから1点減点。ときどき挿入されるもともとテープに録画されてた映像が泣かせる。冒頭の冗長なパーティシーンがあるからその後のジェットコースターが楽しいんだと私は思います。他のポイントはみなさんが記述されてますので、私は割愛。85分しかない作品なんだけど、観終わったら満腹でした。絶対劇場で観る作品だと思います。リリー一人脱出するってのは読めなかったなぁ。そのジェシカ・ルーカスがタイプだったので気持ち加点したのはしょうがない。
[映画館(字幕)] 9点(2008-04-10 18:39:53)
90.  サラエボの花 《ネタバレ》 
腑に落ちないところはいくつかありました。たとえば仕事中にいきなり薬を飲むシーンとか。観終わった後なんとなく「そうだったのかな」とも思うんだけど説明不足な気も。なんか「禁じられた遊び」とか「マイライフアズアドッグ」観てるような気になったのね。ということは、私としては悲しいより切ないなんだと思う。過去を思い出したくない母とアイデンティティを確立したい娘っていう対比・対立を通じてボスニア紛争が描かれているんだけど、おそろしくまわりくどいシナリオ、演出に感じられた。当たり前のように話をはぐらかす母の真実の吐露は胸に来るものがあるんだけど「付きあってられない」感もどこかにある。ただボスニア紛争をムスリム側から描いた作品は初めてだったので蒙を啓かれました。ストイコヴィッチやオシムに興味あったので予備知識持ってましたけど、そうじゃない人はなにがなんだかわからないかもね。
[映画館(字幕)] 8点(2008-03-04 21:22:22)
91.  歓喜の歌 《ネタバレ》 
大きな感動がある作品じゃないですが、観終わったあと幸せになれる人が多いような気がします。小林薫、小役人の情けなさ見事に演じきってて素晴らしい。ネタが志の輔師匠の新作ですから肉付けしていく過程で決めなきゃならないことたくさんあったと思うんですけど、巧いこと作られてました。なにをさておいても心をグッとわしづかみにされたのは平澤由美さんの「ダニーボーイ」のオクターブ移行ですね。歌唱力というか歌のすばらしさを思う存分発揮されてて素晴らしかった。このシーンだけで高評価です。ミス・サイゴンに出られてたらしいですが存じ上げませんでした。由紀さおり様、渡辺美佐子様という私にとっての憧れの女性たちが据えられてますので評価はあくまで個人的なものです。そうそうバカ殿での「19でございます」が大好きだった私としては、コメディエンヌのしての由紀様をもっと観たいんですけど、どなたか慧眼のあるかた何とかしていただけませんでしょうか? そういえば浅田美代子、あごのラインがおばさんになったよなぁ、久世さんならそれを隠すライティングとカメラアングルだったと思うんだけど。
[映画館(邦画)] 9点(2008-03-04 21:05:28)
92.  エリザベス:ゴールデン・エイジ 《ネタバレ》 
ケイト・ブランシェットの演技は文句なく素晴らしく、前作のオドオドした感じと対比させるためか威風堂々。なんかシナリオを細かく読みたいほど彼女の発する台詞の言い回しがよかった。いきなり飛び出すドイツ語、スペイン語もすごい。カツラを外したとき素の自分に戻るとこにもうっとり。地上兵士の前で檄を飛ばすとこでは不覚にも涙が出てしまいました。中学生のころ「1000日のアン」という作品に学校から強制的に連れて行かれて以来、ヘンリー8世、アラゴンのカザリン、アン・ブーリン、メアリー、エリザベスを取り巻く数々のエピソードが好きで、世界史も真剣に勉強してたのであくまで個人的点数です。ヘンリー8世の離婚を可能にするために、カトリックと決別し英国国教会が作られたってことが今作にも充分に織り込まれ台詞の端々に登場しますが、ここらへんの知識が十分にないと話よく見えないかも。この絶対主義的ごり押しな宗教改革の結果、イングランドで迫害された原理主義な新教徒=ピューリタンがアメリカ大陸に渡るという歴史の流れが、現在の世界を形作っているという今に繋がるという現実なんですけど、みんなあまり関心ないかな? 娯楽作品としては、下のかたも指摘されてますけど地上軍のエキストラが少ない、海戦シーンがあっけなく終わるなど宮廷内にくらべて比重が小さいですから、ちょっと肩すかしに終わるかも知れない。ジェフリー・ラッシュのウォルシンガムはそのまま引っぱったのに、メアリー役が替わってたのがちょっと残念でした。サマンサ・モートンの演技はよかったですけどね。そうそう、処刑シーン、斧をぐるぐる振り回して遠心力付けてから行くものと思ってただけにビックリ。
[映画館(字幕)] 9点(2008-02-21 19:34:50)
93.  once ダブリンの街角で 《ネタバレ》 
まず何をさておいても楽曲がよい。特にメインテーマ的扱いをされている曲、5拍子なのに違和感なく圧倒的に心に染みいってくる。すべての曲のメロディラインが秀逸。こうしてみると、音符の組み合わせはまだ出尽くしてないってことですね。主人公の男性は「ロックじゃないよ」と言ってたけれど、これこそ真のロックンロール・マインド。熱い歌、心をわしづかみにする歌を堪能しました。チェコから母、娘を連れてやって来てる子は「移民」じゃなくて「出稼ぎ」でしょうね。しかし、Takamineのエレアコをこんな風な使いかたするアーティスト初めてです。ピエゾの妙に艶っぽい音嫌いなんでビックリしました。それからドラムの子、テクがあるほうじゃないけどタイトでよかった。サントラにかぎらず出演者たちのアルバムそろえてみたいと思います。最初に歌ってた曲がVan Morrisonなのはダブリンへの「よいしょ」かな?
[映画館(字幕)] 9点(2008-02-12 17:57:52)
94.  ウォーター・ホース 《ネタバレ》 
シチュエーションが「パンズ・ラビリンス」とよく似てますね。こっちの大尉は結果的によい人だったけど。先がすぐに読めてしまう展開は残念だったけど、まあそれなりにおもしろかった。現実に解明された写真捏造もうまく織り込んであったし。耳の形がシュレックみたいなのは造形の失敗だと思うけど… ただ、エンディングは違った形を取ってほしかったな。友だちのいない子に友人ができてその人が語ってた形とか。そうそう、せっかくクルーソーが外海に出たんだから、70年代に日本のマグロ漁船(だったと記憶してます)が太平洋で釣り上げた正体不明の生物の死骸がそうだったとかだったらおもしろかったのに。これって写真が新聞の1面飾ったんだよね。あまりの臭さに棄ててしまったそうで、いまだになんだったかわからないらしい。最後の、現代の子がたまご見つけるシーンなんか不要。スコットランドの風景と音楽は絶品でした。冒頭からチーフタンズみたいだなと思ってたら、本当にそうでした。エンディングのシネイド・オコナーもよかった。
[映画館(字幕)] 6点(2008-02-09 08:06:05)
95.  スウィーニー・トッド/フリート街の悪魔の理髪師 《ネタバレ》 
ヴィクトリア朝ものが好きなこと、ティモシー・スポールに重要な役回りが設定してあること、まがまがしさが満ちあふれてることでこの点数。痛い、グロテスクは大嫌いなんですけど、今回は許す、だけど見返すことはないでしょう。結果的に「若い」3人が生き残ったことに「希望」が見えたから納得してるけど、見せられたのは絶望だけですよ。それとミュージカルなら「踊り」がないとね。人肉食べることに関しては、ひとみ座の「人間ブタ(タイトル思い出せない)」を小学校低学年時に学校の講堂で観たことがトラウマになってるので、観てないかたたちと見解が異なってもしょーがないです。
[映画館(字幕)] 8点(2008-01-24 18:44:28)
96.  シルク(2007) 《ネタバレ》 
芦名星のやってる役がよくわからない、それに尽きます。違ったバージョンの「ラスト・サムライ」作りたかったのでしょうかね? キーラが大好きなので観たのですが、彼女のおっぱい見たことと、バルダビュー役のアルフレッド・モリーナのビリヤードの腕、中谷美紀はどこの映画に出ても素晴らしい、ってことが収穫ですか… いつも山形の峠が雪って、日本人が見たら「違うよな」って思うんだけど。それと、日本語部分に括弧つきの字幕入れるのは勘弁してください。2点以下じゃないのは、とりあえず最後まで引っぱってくれた作品だったから。坂本くんの音楽はよかったしね。
[映画館(字幕)] 3点(2008-01-24 18:33:45)
97.  28週後... 《ネタバレ》 
前作は大好きでDVD購入して何度か見返しました。5番のかたが指摘してるように、感染してからゾンビになるまでが早くなってて、まあそのほうが「迫り来る」恐怖なんでしょうけどちょっとね。前作には「希望」が見え隠れしてたけど、今作は絶望だけが残されたってことで。コード・レッドに現在のアメリカへの批判が含められてることはわかりますけど、観ていて楽しくなかった。家族、裏切り、ちょっとした出来心を根幹にすえて作ったらこんなシナリオなんでしょうが、私はこんなの好きじゃない。よくできた作品なので7点つけましたけど、もう観たくないですね。
[映画館(字幕)] 7点(2008-01-24 18:21:36)
98.  マリア 《ネタバレ》 
東方三博士の描写はお約束的珍道中な演出でおもしろかったですが… ふだん語られることのあまりないイエス生誕前の物語を簡潔に描いている点は評価できますし、ヨセフというほとんど日の当たらないキャラクターをクロースアップしていて「タメ」にはなりました。ただ、おもしろかったかと言われれば疑問符。台詞が英語なので、目や耳になじんでいる固有名詞とのギャップを字幕で確認しなければならずちょっと疲れましたし。イエスとヨハネの関係など、信徒じゃない人にはさっぱりわからないエピソードもありますから万人にはお勧めできません。マリア役を「クジラの島の少女」にしたのは正解かも。セム・ハム系の顔立ちじゃないんだけど、なぜかとてもマッチしていました。観ている途中、70年代に作られたイタリア映画の中世もの、たとえば「デカメロン」なんかに雰囲気が似てるなって思ってたんですが、エンドロール見てイタリア人スタッフが多いのに納得。それから、観客にはミッションスクール出身のおばちゃんたちが多いですから、おしゃべりと香水系の臭いは覚悟して行ったほうがよいかも。あ、シスターたちもいたな。
[映画館(字幕)] 6点(2007-12-18 08:41:11)
99.  アポカリプト 《ネタバレ》 
ずいぶんと乱暴な設定ですね。メソ・アメリカの年代、場所をごちゃまぜにしてスペイン船の上陸にくっつけてて観てらんない。パッションの時はおそろしいくらい聖書に忠実に作ってたのに。劇中使用されている言語はどんな集団の言葉なんでしょうか? サスペンス・ドラマとしては十分おもしろかっただけに残念。アメリカの諸文明はヨーロッパに滅ばされたというより、彼らが持ち込んだ新種の病原体(アメリカ側から見て)に対する免疫がなかったために人口が激減して滅びたと現在は考えられています。したがって、冒頭の引用は的確ではないですね。それから、2番のかた、コンキスタドールの艦隊だとしたらピサロではなくコルテスです。
[DVD(字幕)] 6点(2007-11-22 09:58:54)
100.  やじきた道中 てれすこ 《ネタバレ》 
のっけから松ちゃん師匠登場で大笑いさせていただきました。主演の3人、特にはすっぱさ全開の小泉今日子最高だし、多くの「友情出演」組の芸も堪能しました。特筆すべきは石井くんの座り姿、正座で上半身がきっちりしてるのは踏んでる板の数がものをいってると思います。ラストでKYON2の黄八丈も拝見できましたし言うことなし。当然続編作るつもりなのでしょうが、吉川晃司&鈴木蘭々の詐欺夫婦は毎回登場させなきゃダメだよ。くり返すことによって出てくるおかしみってのがわかってない監督多いからね。2回目は喜多八が引っかかって、3度目のお喜乃でバレるって展開で。そうそう、タイトルのまる、四角、三角で演者を表現したのはうまかった。なお、私の行ったシネコンでは、茶の間でのテレビの感覚でず~っと喋り続けてるバカ年寄り夫婦が何組もいましたので、観るなら奴らの来ない夜かも。
[映画館(邦画)] 8点(2007-11-16 16:00:32)
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