81. デストラップ/死の罠
《ネタバレ》 物語の中心はタイトル通り"デストラップ(死の罠)"。この劇中劇がこの映画の中で演じられているのを私達は観る、という虚実皮膜が何重かに張り巡らされた何とも凝った作りなのですが、オチに意外性が乏しく(単に魅せ方が悪いということもあるかと)、全編に渡って軽妙な雰囲気であるので、それほど面白くなかったというのが正直なところです。 [DVD(字幕)] 5点(2013-12-20 13:25:43) |
82. 天国の門
《ネタバレ》 一言で感想を述べてしまいますと、疲れた……。普段は長尺な映画であっても集中したら一気に観てしまう性質なのですがこれは三日間位に分けて観てしまいました。その位に物語に起伏が少なく実に観ていて飽きる。皆さんも仰る通り映像は素晴らしいし、ヒロインのエラや彼女を巡る男たちの感情の機微の描き方も実に巧みだ。この辺りは流石は巨匠という気がします。しっかし物語のカタストロフィまでに150分を費やすってのはいくらなんでも長すぎというのが率直な意見です(完全版の場合)。しかもやっと訪れる最後の戦闘で移民たちは凶弾に倒れていきますが彼らの個人個人にはスポットライトが当てられていないのでそれ程に大きな衝撃もありませんでした。同じく終盤に味方サイドがバタバタ死んでいく「プライベート・ライアン」みたく一個人にまで作品内で言及しておけば最後の戦闘も活きてくるのではないかと思ったのですがどーなんでしょう。 [DVD(字幕)] 5点(2012-08-25 23:47:31) |
83. パリ、テキサス
《ネタバレ》 小津安二郎を嫌でも思わせる俯瞰的なカット、驚異的なロングテイク、主人公の心情描写を極力排しその演出がラストのピープショウでの会話において意味を成すシーンなどは実に良い。既に言い尽くされている通り各シーンの撮影の上手さ、シネマスコープには目を奪われます。物語としても私も主人公と同じく結構嫉妬深い性格なのでかなり感情移入もしてしまいました。ただ一言だけ言わせてもらうと、とにかく"眠かった"という感想になってしまいます。各シーンに役者のアクションが余りないので仕方が無いとはいえ、取りあえずエンターテイメント性を映画に求める人間としてはやや観ていて辛い映画でした。ライ・クーダのギターも激シブなのですがそれ以上に眠気を誘う音楽にしか聴こえない。 [DVD(字幕)] 5点(2012-07-21 23:41:27)(良:1票) |
84. フローラ
《ネタバレ》 植物人間の飢餓感がこちらに真に迫ってくる感じがすさまじい。子どもには見せられない作品ですね。 [DVD(字幕)] 5点(2012-03-25 18:02:55) |
85. トロン
《ネタバレ》 当時の映画としては革新的なアイデアだったんでしょうが、現在では最早ありふれているストーリーなので、個人的には普通の出来の映画に感じました。若いジェフ・ブリッジスを観れたのが嬉しかったかな。トロン・レガシーに期待。 [DVD(字幕)] 5点(2010-12-26 14:41:57) |
86. ウォレスとグルミット/チーズ・ホリデー
シリーズの他の作品と比べると、ニック・パークの真骨頂(と私は思っている)である古典サスペンスの演出が余り感じられず、やや退屈してしまいます。強引なストーリー展開やコミカルな登場人物たちは相変わらず素晴らしい。 [DVD(吹替)] 5点(2010-12-12 17:25:48) |
87. 時をかける少女(1983)
ストーリーは原作に忠実であり、しかも展開も流麗で飽きさせないのですが、個人的にどうも「時をかける少女」のSF混じりのお話が苦手で乗り切れませんのでこの点数です(じゃあ観るなって話ですが……)。大林宣彦監督らしく、映画を支配する画は本当に美しい。どのカットも完成されつくしているのが良く分かります。その完璧さゆえに、逆に作り物らしく見え過ぎてしまったことも事実ですが。それでも良い作品だと思います。 [DVD(邦画)] 5点(2010-12-11 00:09:54)(良:1票) |
88. 九龍の眼/クーロンズ・アイ
《ネタバレ》 アクションシーンは総じて高いレベルです。特に最後の花火工場での格闘は凄い出来!良くあんなに面白いアクション考えられますねー。その反面、ストーリーに乗り切れない自分を強く感じました。南国に取り残されるジャッキーの彼女、保身と意地しか考えていない所長とその腰巾着、尋問で平気で暴力を振るう女刑事。これらをギャグとして撮っているんですが、それってフツーに酷くないですか?ジャッキーの彼女は本当に可哀相。 [地上波(字幕)] 5点(2010-07-30 22:18:04) |
89. コマンドー
B級の粋を集めたような映画。ひたすらにB級、B級、B級!ここまでしつこくされると逆に天晴れですね。悪役に魅力が無かったのが残念でした。突っ込みどころは多すぎるので、書ききれませんので省略します。 [DVD(字幕)] 5点(2009-11-08 14:28:27) |
90. 火垂るの墓(1988)
只々不幸を不幸の上から塗りなおしていく様な映画でした。反戦を訴えようとしているのでしょうが、その為に兄妹の不幸を坦々と描いていくのは、ちと反則な気がしました。なぜ戦争する事がいけない事なのか、それを只「人が死ぬからダメなんだよ」だけではイマイチ観客に伝わらないのでは無いでしょうか。 [地上波(邦画)] 5点(2008-08-12 00:12:18) |
91. ランボー3/怒りのアフガン
可もなく不可もなくといった印象でした。1,2の戦争に対してのメッセージ性は殆ど無くなっていましたが、その分娯楽としてアクション満載の映画になっています。アクション映画のお約束を詰め込んだような作品でした。 それにしてもこの映画を撮った十数年後にあの世界的なテロがアフガンによって起こされるとは何とも皮肉な事ですね。 [地上波(吹替)] 5点(2008-08-10 10:11:08) |
92. ドラえもん のび太の宇宙開拓史
面白かったんですけど、すごくまあまあな出来だと思いました。 初期のドラえもんはこんな感じなのかな。 [ビデオ(邦画)] 5点(2008-08-05 15:24:23) |
93. グレムリン
結構ホラー色の強いモンスター物。久しぶりに観ると、そのあまりのぬいぐるみっぽさに笑ってしまいました。 [地上波(吹替)] 5点(2008-08-03 22:49:15) |
94. ランボー/怒りの脱出
《ネタバレ》 一人で敵のヘリを乗っ取って敵を壊滅させるわ、存在感がほぼゼロのヒロインはちょっとしたロマンスシーンが終わった直後に殺されるわ、帰還した後に機関銃片手に基地(味方の!)をぶっ壊すわ、やりたい放題のランボー。 映画的には「こんなのありえないだろ」の連続ですが、何故か面白いです。最後まで飽きさせませんでした。 兎に角、全編を通して無茶苦茶な映画でしたが、最後のランボーの「彼等が国を愛した様に、国も彼等を愛して下さい」は普通に感動しました。 [地上波(吹替)] 5点(2008-08-03 00:52:57) |
95. ロッキー4/炎の友情
《ネタバレ》 どんどん過去のキャラクターを食いつぶしていくロッキーシリーズ。4ではついにアポロが……。冷戦時に作られたアメリカの救世主のようなロッキーがどうにも好きになれません。しかもあの調子乗って殺されたアポロのかたき討ちとなれば尚更なあ。 [地上波(吹替)] 4点(2011-05-05 23:48:36) |
96. トップガン
何でかは分りませんが、この映画は昔から好きになれない作品です。何でだろ?やや無条件に恋し恋される主人公が気に食わないのかなも。情けねー。 [地上波(吹替)] 4点(2010-12-12 17:31:56) |
97. ブレードランナー
《ネタバレ》 映像美は素晴らしい、生きるという事をアンドロイドを通じて訴えるテーマ性も良い。でもあまりにも長々としたシーンの連続はひどく疲れました。もう少しテンポよく話を進めてほしかった。 あとハリソン・フォードが演じる主人公がどうもプロの殺し屋には見えないんですよね。そこら辺にいるゴロツキみたいで残念でした。 [DVD(字幕)] 4点(2008-08-21 22:11:52) |