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えすえふさんの口コミ一覧[この方をお気に入り登録する

プロフィール
コメント数 549
性別 男性
ホームページ https://twitter.com/sf0O7
自己紹介 筋肉アクションやSFなどに目が無いです。

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81.  ロジャー・ラビット 《ネタバレ》 
あー!なんでこんな自分の好物のような映画を今までスルーしてきたのだろう! ディズニーランドのトゥーンタウンにだってロジャーのアトラクションがあるというのにっ! でもこの映画の方があのアトラクションよりロジャー・ラビットという世界観の面白さを引き出していますね。  そんな訳で戦中戦後を湧かせたアメリカンカートゥーンの世界をこれでもかとリスペクトしながらも、現実がアニメと共存する謎の世界観にはビックリ。実写との合成もさることながら、冒頭のアニメシーンの恐ろしいまでのヌルヌルっぷりもたまりません。 更に見所は会社間を越えたコラボレーションの数々、ダフィー・ダックとドナルド・ダックが共演し、ミッキーとバックス・バニーが同じスクリーンに映っているのはこの映画でしか見た事の無い奇跡のようなビジュアル。 そして実写世界もいかにも映画のセットという感じの作り物感がたまりませんね。ワクワクします。  そして主軸となるお話は大人が見ても楽しめるようにサスペンス仕立て。アニメに人権は無いというばかりに残酷すぎるディップがかなり恐怖を煽ります。さらにクリストファー・ロイド演じる判事の恐ろしさっぷりがまたいい味出しています。怖い! もちろんマリオでおなじみボブ・ホプキンスの好演も素晴らしい。  という事で終始面白く見れたと同時に、なんでもっと早く見なかったんだと後悔もしています。 カートゥーン好きなら是非見ておくべき一本でしょう。
[インターネット(吹替)] 7点(2021-12-19 16:24:38)
82.  007/ユア・アイズ・オンリー 《ネタバレ》 
宇宙から帰ってきたボンドの次の任務はちょっと地味目、でもとても面白い。 しかしまだまだ冷戦真っ只中。対ロシアとの緊張はイギリスの秘密船の沈没で大事に。 そんなポリティカルなシナリオ、そして両親を殺され復讐の鬼となるボンドガールなどシリアス路線なのがユア・アイズ・オンリー。 とにかくクロスボウ片手に戦うキャロル・ブーケがとにかく美しくて個人的には最高なのですが、今回の見せ所はこのリアリティ路線。 今回は凝ったボンドカーもQアイテムも控えめに、ボンドの身体一つで戦う様をこれでもかと拝める。 とはいえロジャー・ムーアなボンド映画なのでウィンタースポーツを絡めたり、可愛い車でチェイスしたりとユルい見所もたっぷり。 そしてシナリオも敵の親分が実は逆だったという展開もあったりでなかなか楽しめます。 更に終盤のクライミングシーンも緊張感たっぷり。こんな時でもQアイテムが登場せず、体力と判断力で華麗に突き進むボンドのエージェントっぷりにドキドキしますよ。しかも仲間との連携もなかなか良いんですよね。 最後の最後まで緊張感たっぷりに見る事が出来る本作。そして最後はユーモアで締める面白さ。そしてキャロル・ブーケの美しさ。 とても見応えのある一本ですよ。
[インターネット(吹替)] 7点(2021-11-14 22:30:14)
83.  ホドロフスキーのDUNE 《ネタバレ》 
スターウォーズ以前の映画界でとんでもないプロジェクトが進行していた! それはとんでもないスケールの超SF映画。きっと実現していたらSF映画の歴史は大きく変わっていたかもしれない…。  という訳でドゥニ・ヴィルヌーヴ監督による『デューン / 砂の惑星』が公開されるので、予習とばかりに見てみた本作。 その中身はエキセントリックな監督の映画に対する熱すぎる情熱が溢れ出すドキュメンタリー。 ホドロフスキー監督が才能の鼓動が感じるがままにこんな日本人でも知っている超天才、大スターたちを集め、己の超大作映画を作って行く…そう、「ホドロフスキーの」デューンを…。  という訳で80代とは思えないギラついた眼光の元気すぎるホドロフスキー監督の面白すぎる身振り手振りとパワー溢れる喋りでグイグイと引っ張られ、出てくる関係者…魂の戦士たちのあまりの豪華さに驚き、設定画のカッコ良さにまたビックリする。このデザインの宇宙船が動く姿は見たかったなぁ…。そして映画結末は原作とは全く違う監督の考えたストーリーへ…原作レイプなんて言葉があるが、この人はそれを高らかに「クリエイターなら原作はレイプしてなんぼじゃ!」と公言している。(マジでレイプって言ってる) そして上映時間が12時間ととんでもない長さになり、予算も膨大になり企画は頓挫に…。 その後リンチのデューンが公開されて見に行ったらあまりの駄作っぷりに元気になった話は笑いました。  しかしこの映画の遺伝子は映画にならずとも後の映画に大きな影響を与えている事は間違いではないようで、その凄さには驚きました。 そして僕もホドロフスキー監督のように元気であらねばと強く思いましたね。  本作はそんなわけで非常にエキセントリックな監督の凄味をこれでもかと味わえる凄いドキュメンタリーでした。 あとデューンの予習としては全く適してはいませんでしたが、このホドロフスキーのデューンの遺伝子が今回のデューンに影響しているのかは非常に気になりますね。素晴らしい映画でした。
[インターネット(字幕)] 7点(2021-10-07 08:45:05)
84.  エクストリーム・ジョブ 《ネタバレ》 
俺たち刑事!チキン屋じゃないぞ!!! もうあらすじを見て笑ってしまい、映画を見てまた笑ってしまいました。 そんな本作は刑事コメディ。最近は見ていなかっただけにやっぱりこのジャンルは面白い。 雰囲気も血なまぐさいシーンもあれど、緩急を織り交ぜたどこまでもコメディ世界なのも嬉しい。 一体彼らはどうなってしまうのかと考えていたらあれよあれよと意外な展開に、この展開には恐れ入ります。 そして終盤の彼らの真の姿が見えるシーンには痺れますね。凄い所は凄かったのか! ラストはなんと男たちの挽歌2のネタまでぶち込んで、後味もスッキリと楽しむ事が出来ました。 にしてもあのチキン俺も食べたいよ…。終始腹が減ってしまってしょうがなかったです。
[インターネット(吹替)] 7点(2021-07-23 03:53:04)
85.  機動戦士ガンダム 閃光のハサウェイ 《ネタバレ》 
逆襲のシャアであーんな事やっちゃったブライト艦長の息子もすっかり立派なテロリスト。 そんな彼の物語がついに映像化。見る前は正直Ξガンダムとペーネロペーの区別もつかない自分が見に行って面白いのか不安でしたが、結果としては非常に楽しめました。  とにかくイカしてた構図とカメラワーク、それとシンクロする音楽のなんて素晴らしい事か、見ていて気持ち良いのなんの。この時点でこのガンダムは今までとはちょっと違う大人な雰囲気を醸し出しています。 といっても僕の気に入ってるシーンは大体リゾートバカンスな描写なのですが。 トロピカルポイントを差し上げるなら100点満点です。(?)  ハイソなホテルを当然のように嗜むジェームズ・ボンドのようなハサウェイには惚れ惚れしますね。それにヒロインのギギも可愛い、見た目も良いけど仕草も最高。それでいてニュータイプであるが故の不安定さもある、クェスほどエキセントリックではないけれど彼女と重なる台詞回しもまた良いです。  また本作の容赦の無さもまた良いところ、生々しいテロリスト襲撃シーンや、F91を彷彿とさせる市街戦も怪獣映画以上に恐ろしくて最高でしたね。見せ方が死体を見せなくても炎や瓦礫なので恐ろしさを見せつけてくるのも上手です。 終盤のガンダム同士の戦闘は夜間ということもありお互い白いゴチャゴチャしたデザインということもあり見分けがつきにくいのがちょっと傷。 ペーネロペーの尻尾を頼りに見ていました。 それにこれまでいろんなモビルスーツ戦を見てきましたが戦闘機のような見せ方は兵器感が出ていてたまりませんね。  しかし思えば本作のスケールは他のガンダムに比べると島一個分の小競り合いと言うくらい非常に小さい、ストーリーとしても登場人物とモビルスーツの役割の紹介程度でコレからどのように転がっていくかは全然わからない。(そもそも続くんですね。)このクオリティの作品がこれから続いていくのは非常に楽しみです。  ちなみに入場特典のフィルムはアムロが馬に乗ったシャアに襲いかかるシーンでした。よりにもよってそこか…。
[映画館(邦画)] 7点(2021-06-23 20:10:04)
86.  グラディエーター 《ネタバレ》 
リドリー・スコット作品という事すら知らなかったグラディエーター。まずローマ時代の話という所で一歩引いてしまうグラディエーター。でも見ると凄い面白かったぜグラディエーター。 序盤の蛮族の戦いも派手!とにかくスケールがデカい!ローマは凄い!でも皇帝絡みになると突然スケールがホームドラマちっくになっちゃうのはご愛嬌。  もちろん見所の決闘シーンは陰惨ながらも、こちらも当時のローマ人同様息を飲むバトルに興奮してしまいました。いやいや凄い。 見所はやはりマキシマスの強さ!強い!さすが現場の男!兵を従える将軍の鑑!  にしても悪のコモドゥスのさみしんぼ孤独アピールがどこまでもウザい&キモい! 最後、彼との最後の決闘は卑怯な手を使うも負けてしまう。というか手負い無敵超人なら凡人でも勝てると思ってるのが甘過ぎますね。 そんなこんなで長尺を思わせぬテンポの良さと飽きない絵の連続で最後まで非常に楽しめる作品でした。素晴らしい。
[インターネット(吹替)] 7点(2021-05-23 18:21:22)
87.  2012(2009)
もっと深刻な映画だと思っていた。絶望的な崩壊黙示録ムービーだと思っていたんですよ。 しかし生粋の花火職人であるローランド・エメリッヒ氏が辛気くさい宇宙戦争みたいな事をする訳がなく、出てきたのは全力でエンタメしちゃってる面白ムービーでした。いやいやダニー・グローバーが大統領の時点で気づくべきでした。確実にこの映画を作っている本人達が一番この予言を鼻で笑っていましたね。  崩壊の予兆まではかなり退屈ですが、崩壊したらもう最高ですよ。CG映画だからこそ出来る、CGだから見れた、CGの全力をこれでもかと見せつけられる超派手な地盤大崩壊。 カッコ良く飛び出して爆発する地下鉄、派手にガラスをまき散らして崩れて行くビル、転がるデカいドーナツもう人間の力ではどうしようもない圧倒的な地殻変動がとにかく絶望的ではなく楽しく面白く描かれています。 更にどんなピンチでも小気味に挟むしょーもないギャグがまた最高です。おかげでもう人の命が軽いのなんの。主演の雰囲気ニコラス・ケイジもなんとも軽くて良いですね。もうどこまでも軽いです。  ですがラストのどうみても二年で完成する分けないカッコいいけどポンコツな箱船のすったもんだは正直スケールが小さすぎて退屈でした。いや、お前ら家族が悪いし、そもそももっとそういうのじゃないんだよ! ですが最後の最後までなんだか軽くて、これからも人間は争い続けるんだろうなと思わせてくれました。 そんなこんなで良いエメ映画でした満足です。  あと灰まみれになるダニー・グローバー大統領のシーンは確実にプレデター2のオマージュですよ絶対!
[インターネット(吹替)] 7点(2021-05-15 02:03:16)(良:1票)
88.  キング・コング(1933) 《ネタバレ》 
元祖コング氏を知るために視聴。  見所はやはり特撮。髑髏島の門を開けたが最後、凡庸なドラマはスリル溢れる非現実に直下していく。これが戦前の映画とはまぁ信じられない。 ストップモーションアニメによるコング氏と恐竜達の怪獣バトルはとにかく熱い。特にヘビ的なヤツがコング氏の首を絞めてくるシーンは冷や汗モノ。自然と「コング氏頑張れ!」と応援しちゃいます。それにあまりにも自然な合成にもビックリ。マジでコングと人間が入り混じる世界を見ているかのようだ。  しかしまぁドラマは古典的だし、ヒロインはかなりアイコン的で叫んでばかりで深みは無い。 だけどコング氏のなんと名優っぷりだろう、どこまでもエゴの塊である人間に対する怒り、惚れた女に対する紳士っぷり、そして恐怖の対象としての仕事人っぷりどれをとっても完璧。 人を潰したり、人を咥えて投げたり、人を高所から落としたりと中々エグい事をするのもなかなかです。まぁ人間が悪いからしゃーない。あとお顔も表情豊かでちょっと目が可愛い所も嬉しい。対ゴジラのはなんだったのか。  そして最後の終わり方はなんとも悲しい。 人間のエゴによってジワジワと殺されて行くコング氏の悲しい目がたまりません。なんて事をするんだ!  そんなこんなで今見ても凄い本作。コング氏の華々しいデビューは90年近く経った今でも素晴らしい輝きを放つ映画でした。
[インターネット(字幕)] 7点(2021-05-09 09:57:17)(良:2票)
89.  マリッジ・ストーリー
カイロ・レンとブラックウィドウが離婚!? 凄い組み合わせの二人の結婚生活はさぞ幸せだったかもしれないが、お互いの仕事人としての強さのおかげで長続きはしなかった。 まぁそんな彼らの離婚話は端から見てるからちょっとユーモラスに見える。父親ってやっぱり弱えー! 仲が死ぬほど悪い訳じゃないし、恋人ではなく友人としてならきっと最高の関係だったであろう二人のやりとりは本当に面白い。 しかし裁判というのは恐ろしく醜いものにしてしまう。いやいや見てられない。それを煽る弁護士も凄い。凄い奴だ。 演技としても二人とも相変わらず恐ろしく上手なのでもう後半の喧嘩は凄いし、面白い。 そんなわけで二人の関係は一度終わったけれど、自分以上にお互いを知っている彼らの幸せを願いたくなる一本でした。
[インターネット(吹替)] 7点(2020-10-16 14:24:55)
90.  ゼロ・ダーク・サーティ 《ネタバレ》 
気づけば死んでいたビンラディン。 アメリカのプロの中のプロが軽やかに倒したのだろうと思ったが、なんともまぁ心底大変だったかを思い知る映画だ。  そこまで至る道は最初から端っこの連中に対する酷い拷問から始まり何年も何年も見えない敵を追い続けていく彼らの心労は想像を絶する。しかも生きてる限りテロが起こり続ける。 作中に緩急はあるものの、いつ命を落としてもおかしくない終始ヒリヒリした空気は変わらない。いつ何が起こるかわからない最悪の緊張感がこれでもかと付きまとってくる。 そして主人公の執念の捜査が顔付きに現れていく様も凄い。そりゃあんな目に遭えば人間変わるよね。  終盤の突入シーンはイカすヘリが落ちたりとホントのことなのに見応えたっぷり。臨機応変な彼らの仕事っぷりはこの映画唯一のアゲポイント。 結末はわかりながらも最後まで緊張感が止まらないのと凄いです。帰るまでが作戦なのだ。 嗚呼ここまで長かった…。  最後のシーンは達成感よりもドップリとした疲れがのしかかる。2時間半の短さの中に10年分の重み伝わってきました。お疲れ様です。
[インターネット(吹替)] 7点(2020-09-17 10:57:07)(良:1票)
91.  ロボ・ジョックス 《ネタバレ》 
人類よ、これがロボジョックスだ!文句あるか! なにか壮大なバックボーンがありそうで無いような不透明なストーリー、人間関係、世界観。 とにかく規約や命令を無視しまくる選手達、負けた奴を無慈悲に踏みつぶすライバルパイロット、陰湿なスパイ合戦、ロボットに乗りたがる試験官ベイビーな人達。 独特なSF観は見ていて楽しいですが、なんだかんだツッコミ所ばかりの荒いドラマはご愛嬌。マツモト博士が定食屋の親父にしか見えないのもご愛嬌。 印象的なのはやっぱりパイロット試験ですね。ギャグです。 しかし、そんな事は本来この作品にとってはどうでもよかろう事。本当の主役はアキレスとかいう額に日の丸がくっついたオッサンではありません! 我らがマツモト14号(紛う事無き日本製!)。そしてボバレフスキー42号!その勇士!カッコ良さ!弱さ!名前の独創性!危うさ!ガジェットの多さ!全てが魅力的です。なんともいえないストップモーションで動くその姿はまさにスーパーロボット!ザ!特撮!なぜ戦闘時あんな危ない所に観客席があるのか?とか、なぜ宇宙まで飛んだのか?とかそんな事はとてつもなく些細でどうでも良い事なんです!いや、どうでもよく無いけれど! 最後はあれだけ互いを憎み合っていた両者が仲良く拳を合わせて終わり!もうこちらの事を一切考えない突き放してくれる映画でした!最高!
[ブルーレイ(字幕)] 7点(2020-06-24 20:58:46)
92.  張り込み(1987) 《ネタバレ》 
張り込み!刑事ならやらにゃならぬ仕事!ドジな2人組が若いギャルを張り込むぜ! そんな二人の刑事と一人の若い女性のコメディ映画はコメディというよりは結構サスペンスでアクションもあったりと盛りだくさん。 序盤の刑事同士の悪戯合戦やベタな隠し事ラブコメとだんだんと面白さにエンジンがかかってくるのがたまりません。 朝マリアからクリスの家に電話がかかってきて「まずい!」となるシーンは丁寧に張られた伏線のおかげで面白すぎます。 他にもクリスと警察のチェイスもなかなかに笑えます。更に酔っぱらいを巧みに去なすクリスには男の俺もほれぼれ!そりゃ惚れるわ! が、そんなユルい空気にはタイムリミットがあるのがまた巧妙。 後半はうってかわってハラハラな緊張感たっぷりのシリアス展開一直線。 警察とのカーチェイスはシンプルながらも魅せるはやはり監督ジョン・バダムの職人芸。これが凄いよく出来ている。 更にそこからマリアの家にやってきた逃亡犯とのやりとりは一触即発のヒリヒリした展開。 さらに製材所でのバトルとここまでダレさせる事無くノンストップに走り抜ける展開の連続には恐れ入ります。 最後はベタながらのハッピーエンド。 他のジョン・バダム映画に比べるとスケールはだいぶ小粒ですが面白さは変わらずの素晴らしい作品でした。
[DVD(字幕)] 7点(2020-06-16 23:50:52)
93.  AKIRA(1988) 《ネタバレ》 
今回IMAX版が上映されたので改めて見てみました。 いやいや、2020年にマジで東京オリンピックが開催される時期に本作を上映するなんて粋な事をしてくれますね。 まぁこちらの世界はオリンピックどころか開催地がまるごと崩壊する話。そして僕はこの映画版の話をほぼ覚えていなかったので非常に新鮮に見る事で来ました。 やっぱりカッコいいAKIRAのタイトルロゴがバーン!と出る始まりからもう痺れますし、金田対クラウンのバイクバトルも鳥肌たちっぱなしですよ。 でもテンションの絶頂って本作は意外序盤がピークであとは結構下り坂。いやいや、それでも面白いんですけどね。 それにバイクシーンはどれも背景が動きまくってアニメとは思えない立体感があって凄まじいですし、背景も作画もとにかく凄まじい。 あと何と言っても本編は金田の存在がとにかく楽しい。政府側でもテロリスト側でもなく純粋に友情と愛のために生きるカッコいいし、緊迫した雰囲気の中でもユーモアを忘れない彼のおかげで本編は半分成り立っていますね。 そしてやっぱり聞いて楽しい名言の数々「さんを付けろよデコ助野郎!」や「ピーキーすぎてお前には無理だよ」などの台詞がやっぱり聞くと嬉しい。 ストーリーより半分雰囲気映画な本編ですが、改めて面白い作品でした。 ちなみにIMAX版は更に音、映像と共に最高です。
[映画館(邦画)] 7点(2020-06-05 21:24:15)
94.  名探偵ピカチュウ 《ネタバレ》 
1996年、小学三年生の頃にポケモン赤・緑と出会ってそれから行く年の時が来て僕もいい大人になった。 当時はもう狂ったように遊んだし、カードも買ったし、アニメも見たし、ポリゴンショックも受けた(特に身体に異変無し)。 だけど今はもうポケモンも遊んでないし、これから遊ぶ事もないだろう。 でも地上波でなんとなく本作を見だしたらなんだか在りし日の感情が沸々と湧いて出てくるじゃないか。 この世界、あぁこのポケモンの世界!小学生の頃憧れた世界だ!!! アニメではない実写のポケモンはまさに実在する生物として描かれ、現実を生きる生物らしさとポケモンの可愛さを上手く混ぜた大変素晴らしいものになっている。(あのガーディを抱かせてくれ!) それにネオン多めの街並も可愛いブレードランナー感があって最高ですね。思えばロゴやポスターのデザインなどもも非常にセンスが良い。 まぁお話は子供騙しではないにせよ結構オーソドックスなものになっていて、大人にはちょっと物足りないものにはなっているが、ピカチュウとのやりとりは面白いし、バトルシーンはかなり迫力がある。超巨大ドダイトスやメタモンなど驚きの連続なのも面白いです。それに知ってるポケモンが出るたびにめちゃくちゃテンションが上がります。 そんな見所たっぷりなおかげで終始ダレる事も無く最初からエンディングまで大満足で見終える事が出来ました。もうこれは今まで生きて来たご褒美と言っていいですね。素晴らしい。次回作に期待してます。
[地上波(吹替)] 7点(2020-05-29 17:24:16)
95.  ショート・サーキット 《ネタバレ》 
自我を得たロボットジョニー5!己の運命は己で切り開くのだ! 本作の見所は何と言っても主役のジョニー5。 完全なモノホン感はたまりませんね。コロコロ変わる表情に伸びるレーダーなど様々なギミック特撮の輝く絵がいちいち面白い。 基本は追いかけっこなのですが、ジョニー5も成長していくごとにユーモアを覚えて面白くなって行く所も最高。 特にサタデーナイトフィーバーに合わせてステファニーと踊るシーンは素晴らしい。感動する所でもないのですが泣けるシーンです。(って同監督作品のセルフパロディでもあるんですね) 途中の同型ロボとのバトルも面白く、いちいちジョークを言いながら戦うジョニー5がとにかく可愛い。 周りの人間達もユルい人が多く、ジョニー5に車を奪われた2人が路肩で遊んでるシーンが最高です。 最後は制作者との和解、そして脱出、悪い奴はクビとスッキリするラストで大満足!最後の最後まで大人でも楽しい一本でした! やっぱり特撮はいいもんですね!
[インターネット(字幕)] 7点(2020-03-27 16:59:39)
96.  1917 命をかけた伝令 《ネタバレ》 
凄い映画だ。 全編ワンカットというだけでも凄いのに、更に屋外での撮影。そして大規模な戦場のセットなど本当に自分たちもその場にいるような気がする没入感たっぷりの映画に仕上っている。 草原での昼寝からどんどんと塹壕に潜り、そして塹壕から出て行くシーンなどその場その場で起きる出来事はどれも緊張感たっぷりでドキドキだ。しかもノンストップに次々と状況が変わって行くので見ていてダレるどころか映画があっという間に終わってしまうほど見入ってしまった。 それになんといっても撮影監督ロジャー・ディーキンスのこれでもかと言わんばかりの悪夢のような幻想的なシーンの連続がたまらない。特に切られたサクラが舞うシーンや夜の町を照明弾に照らされながら走るシーンはカッコ良すぎますよ。 それと主役の脇を固める役者達も良かったですね。特にレスリー中尉役のアンドリュー・スコットはカッコ良かったです。 ただお話的にはかなりシンプルで、AからBまで行くだけのお話なので作家の意図などは明確には示されない。 なので逆にその後の余韻もなかなか深く、いろいろ映画を見た後も考え込んでしまう作品でした。 007シリーズからサム・メンデス監督を知った人間ですが本作は更に凄い事になっている一本でした。是非IMAXで見ていただきたい。
[映画館(字幕)] 7点(2020-02-25 10:41:44)
97.  ブラックホーク・ダウン 《ネタバレ》 
「大変だ…あぁ…大変だ…。」 そんな独り言を口にしながら見ていました。 こんな人と建物が入り交じった場所での脱出劇はもう全方位敵に囲まれた最悪の状況。 スゲー武器を持っていようとやっぱり物量にはかなわないのは残念な所。とにかく大変です。 もうやってらんねーの連続でこっちも疲れます。そう、戦争映画はやっぱり疲れる。  にしてももうちょっと早くこの映画を見ておけば良かったと後悔しております。 乾いた街の雰囲気、赤外線ビーコン、煙を出して撒き散る薬莢など、本作以降のゲームやら映画やら現代の戦争もので見たものの元ネタと言えるようなシーンがこれでもかと出てきます。特にゲームのコールオブデューティ4は本作を意識しまくってたんですね。  そして終盤はまさかの走って脱出。しかも後ろから撃たれながら決死のダッシュ。そこからのオアシス的水分補給が最高ですね。今まで見て来た映画の水の中でもかなり美味そうな水に入りますね。 あとこの映画、主役級から脇役までかなり豪華なのですが、みんな同じ格好で全く誰が誰だか名前を呼ばれなきゃまずわからず、自分の相貌認識の低さを呪うばかりです。  そして後味はアメリカ軍の作戦的には成功したけど大損害を被った実話だけあってどこまでも苦く、そしてやりきれない気分にさせる映画でした。面白かったけれど苦いなぁ…。
[インターネット(字幕)] 7点(2020-02-24 02:02:13)
98.  コラテラル 《ネタバレ》 
真面目な殺し屋の一夜 奴はヴィンセント。物腰柔らかで一見、真面目な商社マンに見えなくもない。でもホントは殺し屋。でも彼はとにかく真面目。己の仕事に誇りとプライドを持っているのかは定かでは無いが、それでも真面目に仕事をするんだから手に負えない。 巷では雇い主を殺す同業者がいるようだが彼を見習ってほしい。これぞプロだ。 しかしプロな彼でも乗るタクシーを間違えた。 でも殺し屋とバレても言うことを聞いてくれるいい奴…まぁ銃をこめかみに突きつければ誰だっていい奴さ。  そんなマイケル・マンとトム・クルーズがタッグを組んだコラテラルは美しすぎるロスの夜景をバックに奏でられる殺し屋クライムサスペンス。 正義の味方役が多いトムがこれでもかと的確にターゲットを殺していく。彼が主観の主人公ならジョン・ウィック的なアクション映画にもなったかもしれんが、視点は常にジェイミー・フォックス演じる誰が見ても善良な男マックスなので終始サスペンスだ。気の毒である。 そんな善良な男マックスのタクシーも終盤はあらぬ方向へ急降下。なんともベタな展開であるが対峙する相手が相手なのでハラハラしない訳が無い。  なんとか切り抜けた善良なマックス。彼はこれからどうなってしまうのだろう。この終わり方はどちらかというとホラー映画の後味だ。
[インターネット(吹替)] 7点(2020-02-21 00:13:02)
99.  殺人の追憶 《ネタバレ》 
この世で一番薄気味悪いのは幽霊でもなく死体だけが残り影も無く消えた殺人者である。 背筋が凍るような気味の悪さ、次々と殺されて行く女性たち。 それを追う刑事達の奮闘は間違った方向へと進んで行く、雲を掴むかのような実体の見えない犯人に振り回される刑事達に見ているこちらも参ってきます。 にしても刑事達の拷問まがいの自白強要をここまで赤裸々に描くのは凄いですね。まぁどの国でもやってる事かもしれませんね。 そんな彼らの奮闘も虚しく結局誰が犯人かもわからず、そして時が経っても犯人は生きている結末に行き場の無い戸惑いだけが残りました。
[インターネット(字幕)] 7点(2020-02-16 20:54:55)
100.  ナイブズ・アウト/名探偵と刃の館の秘密 《ネタバレ》 
お屋敷で一人の有名作家が殺された!犯人は誰だ!6000万ドルの遺産は誰のものだ!? おっとその事件この名探偵ブランにお任せあれ!  館での殺人、遺産がらみでいがみ合う遺族などクラシカルなモチーフながらオリジナル脚本の本作。 演じる役者は6代目007ダニエル・クレイグにキャプテンアメリカ、それにヘレディタリー継承のイカれた母ちゃんトニ・コレットもいるよ!この人は真顔でも怖い!(ひでぇ)  そして本作はある一人の人物を中心に欲深き人物達のユルいユーモアと高らかに良く喋るダニエル・クレイグのおかげで雰囲気はスリリングではありつつもどこかヌケているのがたまりませんね。それにあれだ、本作は探偵のしゃべりと良い、構成といい古畑任三郎のような具合で楽しめるのですよ。  ただ登場人物が多いので頭をフル回転させながら序盤は見るハメになるのでちょっとシンドイので中盤は少しダレてしまいましたが、後半からは人物も道具も全て揃い急転直下の勢いでラストに向かって行くので目が離せません! そして最後はなんとも探偵ものらしい展開ですがスッキリ充足感タップリで見終える事が出来ました!欲深いと良い事無いね!  そんなわけでこのユルいダニエル・クレイグのブラン探偵は非常にハマり役なので是非是非シリーズ化して頂きたいです!楽しかった!
[映画館(字幕)] 7点(2020-02-14 20:55:28)(良:1票)
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