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飛鳥さんの口コミ一覧[この方をお気に入り登録する

プロフィール
コメント数 1679
性別
自己紹介 今まで観た映画の記録を整理したくなり、レビュー開始。
物忘れが良いのでメモを残しておかないと、印象薄めのものは内容をすっかり忘れていたり、前に観た映画も初見かと思って後半にようやく気づくなんてことも。
備忘録を兼ねているので、ほとんどのレビューはネタバレで書いてます。

10 至高の殿堂入り
9 心に残る傑作 
8 もう一度観たい佳作
7 面白い
6 そこそこ面白い
5 普通
4 それほど面白くはない
3 面白くはないが見どころがなくはない
2 全然面白くない
1 酷い駄作
0 呆れ果ててもはやネタレベル

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1021.  インセプション 《ネタバレ》 
夢と現実を行き来してどちらにいるのかわからなくなる。 世界観が独特で、『マトリックス』と通じるものがある。 夢の共有や三層構造の設計、キックの定義など、そこにおけるルールや設定が難解で把握しにくい。 セリフのやりとりによって説明されているが、それだけではすんなりとは入ってこない。 深層心理を素材にした物語で、心理学の概念を応用しているのでその方面に明るいと受け入れやすいのかも。  ストーリーをおもしろくするために、都合のいいルールや設定をこじつけた感がある。 どうやって夢を設計し、他人の夢に潜入し、共有できるのか、そのメカニズムはあいまいで明確に描かれてはいない。 そこに整合性と説得力のあるロジックが成立しえないから、あえて省いているのか。 一部機器も装着しているようだが大掛かりなものではないので、まるでエスパーのように自在に夢に出入りしているようにも見える。 細かく見れば矛盾点や疑問点も出てくるが、もともと夢というのは論理的ではなく話がとんとん運んでいくもの。 この映画自体もそれと同じ感覚で、分析せずになんとなくわかったような感覚で受け入れるのが正しい楽しみ方なのかもしれない。  アイデアはとても独創的でおもしろく、特にコブとモブのエピソードには惹かれる。 サイトーの依頼した仕事をもう少しシンプルに整理して、コブとモブの話にもっと軸足を置いたほうがわかりやすかった。 戦闘シーンが結構長いのでそこは短くできたと思うが、アクションは売りものとしてしっかり見せたかったのだろう。 ラストのコマが微妙に揺れたところでカットアウトするのは、夢か現実かあえてあいまいにさせて解釈を委ねている。 そういう委ね方を映画ではときどき見かけるけど、これは作り手として少し無責任に感じるときもある。 いわゆる夢モノが性に合わないのと、シュールな世界観で自分の好みからは外れた。
[DVD(吹替)] 5点(2013-06-22 23:16:29)(良:1票)
1022.  皆月 《ネタバレ》 
家を出た妻の置手紙は「みんな月でした。もう、我慢の限界です。さようなら」 月は自らの裏側を決して見せず、太陽があって初めて輝く。 駆け落ちした妻は誠実な面しか見せないつまらない夫といては一生輝けないと思ったのだろう。 退職金目当てだったはずの由美が冴えない中年男に本気になっていったのが腑に落ちなかった。 が、昔飼ってていつも後ろをノタノタ付いてきたウサギに似ていたからだという言葉に、二人のキャラが浮き彫りにされる。 そんなソープ嬢を吉本多香美が熱演。 北村一輝のサディスティックなキレっぷりはハマってたが、主役の奥田瑛二が役に全然合ってない。 義兄と由美が同居を始める日に、アキラがキッチンで義兄に見せつけながら乱暴に由美を犯すシーンはインパクトがあった。 自首したときの姉との別れは、肩を噛まれて恍惚となるアキラの姿に近親相姦の臭いが強く漂う。 アキラのほうが主人公を喰うくらいの存在感があった。 原作者の花村萬月の作品は幾つか読んでいたが、背徳感やバイオレンスなど毒気をはらんだものが得意のようだ。 ラスト、主人公が由美を置き去りにしようとして、また思い直して戻ってくるなどわけがわからず。 主人公に魅力を感じないのが一番の泣きどころ。
[DVD(邦画)] 5点(2013-06-21 23:43:25)
1023.  インデペンデンス・デイ 《ネタバレ》 
コンピューターウイルスでやっつけられるような異性人というのが拍子抜けではあるが…。 いろいろ都合がよすぎるので、細かいことを一切気にしないで観れば楽しめる。 結構盛り上がるけど、その割に後にはあんまり残らない。 良い意味でも悪い意味でも、いかにもハリウッド映画らしい作品。
[地上波(吹替)] 5点(2013-06-21 23:36:28)
1024.  ルームメイト(1992) 《ネタバレ》 
アリーが恋人と別れた寂しさを埋めるために募集したルームメイトが完全にイカれた女。 長い交際期間があっても同居して初めてわかるといったことも珍しくないのに、面接やちょっと一緒にいた程度でいろいろ見抜くのは到底無理。 誰でも同じようなイカれた人間の被害者になりうる怖さを感じる。 ただ、彼氏とヨリを戻したからルームメイトに出ていってもらおうとするのはあまりに軽率で自分勝手。 自分で撒いた種でもあるので、同情はしきれない。  愛犬を転落死させたり、同じ髪型と服装をしてみたり、勝手に手紙を受け取って隠してたり、こんなのと同居だなんて鳥肌が立つ。 さらにどんどんエスカレートする異常行為に、まとわりつくような不快感が募っていく。 モンスターものより、こういう狂気の人間のほうが怖い。  アリーとヘディがギクシャクしていく様子はとてもリアルに描かれている。 一人でオナニーしているところを見られた場面など、こちらまで気まずくいたたまれない気分になる。 ところが、ラストの死闘でアリーが突如秘密工作員にでもなったかのような見事なアクションでの逆転劇には呆気にとられる。 とってつけたようなナレーションでのまとめもウソっぽくなった。
[DVD(吹替)] 5点(2013-06-21 23:34:39)
1025.  県庁の星 《ネタバレ》 
民間の視点を研修するためにスーパーに派遣される県庁のエリート。 その役が織田裕二で、以降は予想通りの展開。 お役所的なマニュアル通りにしか動けないので、指導役のパートリーダーである柴咲コウとはお約束の対立関係。 派閥の関係でエリートコースから外され、婚約も解消されてズタボロ状態。 そんな時に潰れかけたスーパーの再生に必要とされたことから気持ちを入れ替えて尽力し、見事売り上げも伸ばしてめでたしめでたし。 県庁に戻って出世ではなく県民のために働くようになるなんて、恥ずかしいほどストレートで何の裏切りもない。 と思っていたら、最後に正義の味方っぽかった知事がやらかしてくれた。 せめてそれくらいないと味も素っ気もなかったところ。 公務員に対する一般市民の不満は織田裕二が代弁してくれるから、少しは溜飲が下がるけど。
[地上波(邦画)] 5点(2013-06-19 23:03:45)(良:1票)
1026.  かもめ食堂 《ネタバレ》 
会話がリアルでウイットに富んでいて、自分探しの温かい物語。 ムーミンの故郷フィンランドの街も風情があり、ゆるくてまったりとした映画。 知らないおじさんから黙って猫を手渡され、猫を飼うために帰国を辞めるという、なんともとぼけた味がある。 ただ、キャスティングがなんとも地味で、内容も地味。 小林聡美、片桐はいり、もたいまさこの三人をメインに映画を撮ったのはある意味冒険とも思えるけど、意外と興行的にもヒットしたようだ。
[DVD(邦画)] 5点(2013-06-18 23:57:30)
1027.  パッチギ! 《ネタバレ》 
作品全体にほとばしるエネルギーがあるので、観ていて退屈はしなかった。 昭和の当時の雰囲気がよく出ているので、関西のドンピシャ世代であれば更にハマるだろう。  「恨」の精神が作品からもうかがえるが、これはあんまり好きじゃない。 それでなんでも正当化してしまうようなところがなんとなく感じられるからか。 学校では在日コリアンはその大半が強制連行で無理やり日本に連れてこられたかのように教える授業があった。 すっかり信じ込んでいたが、ずいぶん後になってそれは事実とは異なる偏った考えであることを知った。 この映画にもそうした類のものが感じられる。 葬儀に参列した主人公が日本人の代表として責められる場面では、歴史的に一部に起きた事実を元にすべての在日コリアンに起きていたかのような印象操作とも取れる描き方だった。  当時はほとんど無名だったので気がつかなかったが、久しぶりに観直してみると今売れっ子になってる役者がたくさん出ていてビックリ。 こんな豪華キャストだったとは思わなかった。 真木よう子のヤンキーぶりが似合いすぎ。 沢尻エリカはこの作品で可憐な少女だと思っていた。 あの頃は純真というか単純というか、いろいろ騙されやすい人間だったことに気づかされたようで…。
[DVD(邦画)] 5点(2013-06-15 01:31:24)(良:1票)
1028.  悪魔のいけにえ 《ネタバレ》 
冒頭から怪しげな人物が次々に出てくるので、どこから何が始まるのかという不気味さがあったが、なかなか始まらなくて少しじらされる。 ストーリー性をあえて無視しているようで、とにかくイカれた一家にわけもわからず襲われているシーンが続く。 チェーンソーを振り回すレザーフェイスだけではなく、他の二人も不気味なキャラが立っていて、三人揃った食卓のシーンは不快指数が跳ね上がる。 理不尽な恐怖がまとわりついてリアルだが、ストーリー性のあるものが好みなので、名作と評価の高い本作にそれほど惹かれなかった。
[インターネット(字幕)] 5点(2013-06-14 00:13:54)
1029.  お熱いのがお好き
ビリー・ワイルダー監督なのでとても期待して観たのに、もともと好みじゃない女装のドタバタコメディだったのでがっかり。 女装の男性という設定だけをとっても古臭いコントのようで笑えない。 ビリー・ワイルダー&ジャック・レモンの作品は『アパートの鍵貸します』で感動したが、『あなただけ今晩は』ではドタバタテイストが少し気にかかった。 本作はドタバタに徹していたが、この監督はドタバタでない作品のほうが味わいがあって好きだ。 マリリン・モンローは魅力的だったけど。
[DVD(字幕)] 5点(2013-06-14 00:10:03)
1030.  学校 《ネタバレ》 
山田洋次監督らしい人情味あふれる作品。 西田敏行の黒井先生は人間味があってとても温かい。 夜間中学には教師より年上の人もいる。 勉強に関しては小学生レベルでも、人生経験が教師よりもある苦労人だっている。 ときには黒井先生のほうがおばさん生徒に怒られたりもする。 学校は教師も生徒も正面からぶつかりあって成長しあう場になっている。  設定された学校は、ひと昔前の夜間中学の雰囲気で、現代とはかなり様子が違う。 ここに出てくる教師も生徒も、一生懸命で前向きで誠実だ。 だから人と人との真剣な交わりがあり、信頼関係ができる。  今はもっとドライで関係性も薄く、信頼関係のなさが悪循環を生んでいる。 思慮が足りずに生徒を傷つける、教育者である自覚のない教師。 教育委員会に訴えるぞと教師を舐めてかかり、自分勝手に振舞う生徒。 教師はささいなことでも責任追及されるのを恐れて、あたりさわらずですまそうとする。 生徒は事務的な教師に失望し、保護者も生徒も学校を敵視さえするようになる。 そんな不幸な現象が決して珍しいものでもなくなってきている。 卵が先か、鶏が先か。 問題教師にモンスターペアレント、モンスターチルドレンが話題となり、学校にはいつしか不信感がまとわりつくようになった。 そうした現代に何が欠けているのか、問題提起してくれる作品ではある。 --------------  再鑑賞。 一昔前の学校というか、昭和と今現在とではまったく違う。 それにしても戦後間もない頃じゃあるまいし、落ちこぼれの不良が屋台のラーメンの汁をせびるのには失笑。 田中邦衛のオグリキャップ実況のくだりが、見てるほうが恥ずかしくなるくらいベタで印象に残る。
[ビデオ(邦画)] 5点(2013-06-13 00:03:48)
1031.  ポストマン・ブルース 《ネタバレ》 
的外れな推理で警察の捜査が迷走、とんでもない濡れ衣で追われる郵便局員。 勘違いとすれ違いが巻き起こす喜劇だが、リアリティなどクソ喰らえとばかりにマンガチックにぶっ飛ばすおバカコメディ。 警察がマヌケすぎてサスペンス性はなく、コントを見ているようではある。 単調すぎる仕事に嫌気がさすのはわかるが、郵便物を届けずに勝手に開封するというのは、実際に時折りニュースで見かけて不快になる事件だけに主人公への共感を損なう。 二人が手をつないで結ばれるラストは、ファンタジーっぽくて良かった。
[ビデオ(邦画)] 5点(2013-06-12 00:26:47)
1032.  誘拐(1997) 《ネタバレ》 
犯行動機や犯人像がなかなかわからず、公害訴訟という手がかりを得たのが1時間経ったくらい。 それまで身代金を持って走っているシーンが長すぎてだれる。 アイデアは面白く、真相には『オリエント急行殺人事件』を彷彿させる部分もある。 捕まる覚悟であの主犯のキャラなら、被害者仲間を共犯にしないために最初から単独で実行すると思うが、そこが少し矛盾しているようにも思えた。 復讐される側はされて当たり前という説得力をもって描かれているので、作り手の思惑通りに犯人を応援してしまう。 渡哲也というキャスティングが最大のカモフラージュ。
[ビデオ(邦画)] 5点(2013-06-10 00:23:36)
1033.  Love Letter(1995) 《ネタバレ》 
ストーリーはご都合主義が気にかかる。 藤井樹ってありふれた名前でもないのに、同じクラスに同姓同名の男女という偶然。 そういうのは同じクラスにしないような配慮がされるものなのに、3年間も同じクラスに。 亡くなった藤井樹と恋人だった渡辺博子が、もう一人の藤井樹とうり二つ。 初恋の相手とそっくりな博子と出会ってまた好きになったとしても、ありえない設定。 乙女チックなメルヘンの奇跡を見せられているようで、なんだか気恥ずかしくてお尻がムズムズする。 でも、中山美穂が一番かわいかった頃。 映像美に加えて、中山美穂と酒井美紀の魅力ですべてが許されそう。  中山美穂が演じる二役だが、最初は渡辺博子がメインだと思っていたが、実は初恋物語の藤井樹のほうがメインだった。 ラブレターも博子が樹に宛てた手紙のことかと思っていたら、ラストの図書カードにもかかっていた。 図書カード遊びはいったい何が面白いのかと不自然に感じていたが、そのアイデアを使いたいがための前フリだったわけだ。 そうしたことをあざといと気になると、感動できなくなるのだろう。
[ビデオ(邦画)] 5点(2013-06-09 02:17:59)(良:1票)
1034.  イングリッシュ・ペイシェント 《ネタバレ》 
面白くないわけではないが、アカデミー賞作品賞に値するかはちょっと疑問。 規模の大きさと映像美は感じるが、まるでハーレクインロマンスのようなストーリー。 大火傷を負ったイギリス人患者が、失われた記憶を辿っていく過程で、不明だった人間関係やスパイ活動などの真相が明らかになっていく。 そこにサスペンス性はあるのだが、テンポが悪くて緊張感がなかなか高まらず、冗長で散漫な印象を受けてしまう。 妻の不倫に勘付いたジェフリーが、飛行機でアルマシーに心中覚悟で突っ込んだあたりからやっと面白くなった。 アルマシーがドイツに地図を売ったのはやむをえないことで、砂漠の洞窟でひとり死んでいったキャサリンとの悲恋が切ない。 だからこそ親指を失ったカラヴァッジョもアルマシーへの復讐する気が失せたのだろう。 ただ、その命がけの愛が不倫で、どうしてそこまで深く愛し合ったのかの描写が不足しているので、その分共感しにくいのが難点。 また、全体にテンポアップしてハナの恋愛エピソードもカットすれば、160分の長尺をもっと短くできたはず。 ハナがアルマシーの意図を汲んでモルヒネの量を増やし安楽死させてあげたのは、結末としては良かったと思う。
[ビデオ(吹替)] 5点(2013-06-09 01:59:10)(良:1票)
1035.  アンカーウーマン 《ネタバレ》 
使えない女性レポーターがプロデューサーに育てられて人気キャスターに成長する。 よくあるサクセスストーリーで、目新しさは何もない。 ウォーレンのプライドの高さが邪魔をしてなかなか仕事にありつけないことが、ラストへの伏線になっている。 刑務所の暴動のライブ放送は、ウォーレンとの緊急共同作業がうまくいき、夢だったメジャーへの飛躍へとつながった。 夫のパナマでの死に打ちのめされながらも、タリーの内にウォーレンは生き続けるのだろう、バッドエンドにはなっていない。 展開に起伏がしっかりとあり、物語としてまとまってはいるのでそれなりに楽しめる。
[ビデオ(吹替)] 5点(2013-06-08 00:23:31)
1036.  ホーム・アローン
わかりやすくてファミリーで楽しめるコメディ。 予想を裏切らない展開なので、刺激と毒気が欲しい人には物足りないかも。
[地上波(吹替)] 5点(2013-06-08 00:15:25)
1037.  Lie lie Lie 《ネタバレ》 
豊川悦司の抑揚のない饒舌が、詐欺師の胡散臭さをうまく醸し出している。 息を吐くようにウソをつくキャラがピッタリ。 その友人に振りまわされる佐藤浩市も適役。 ペイシェンス・ワースの自動書記の再来とのデタラメ話で幽霊が書いた本として売り出そうとするが、鈴木保奈美扮する編集者には通用しない。 そこから編集者も詐欺に加担する展開になるのはいいが、大ヒットの結果となるまでに説得力のあるエピソードが欲しかった。 三人のキャラには惹かれるが、ストーリーにやられた感じがせず、少し盛り上がりに欠ける。 詐欺師の話なんだから観る人も気持ちよく騙してくれるのかなと思ったが、そういう物語ではなかった。 ラストはペイシェンス・ワースがおりてこなくなったという波多野が、自分の言葉をキーボードで打って美咲に愛の告白。 ちょっとオシャレなラブコメに仕上がっている。 原作は中島らもの小説、監督は中原俊というのは、なかなか意外性のある面白い組み合わせだった。
[ビデオ(邦画)] 5点(2013-06-08 00:14:06)
1038.  ジュマンジ
ボードゲームで遊んでいるとサイコロの出た目に止まったメッセージ通りの不思議なことが巻き起こる。 子供にウケが良さそうで大人も楽しめる内容のため、家族連れで映画館で観るのに最適。 ビックリ箱のような映画。  今回たまたまテレビでやっていたのを久々に懐かしく見たが、やっぱり以前みた映画館の迫力とは違った。
[映画館(字幕)] 5点(2013-06-07 00:12:30)
1039.  うなぎ 《ネタバレ》 
妻が自宅で不倫中に踏み込んで殺害した男だが、その後は人間不信でうなぎが話し相手。 なんとベタな心の閉ざし方の表現だろう。 その男の前に、妻子ある男との恋愛が原因で自殺未遂をした女が現われる。 よくあるパターンで二人は惹かれていくが、うなぎと重ねて描いているのが切り口として変わっている。 赤道まで旅をしたウナギは、そこで誰の子かわからない子を産み落とす。 そんなうなぎの話をする男には、女の腹の中にいる他人の子を育てる覚悟が見える。 しつこく付きまとうムショ仲間の柄本明が、思わず主人公に肩入れしてしまうほどのウザさ。
[ビデオ(邦画)] 5点(2013-06-07 00:11:18)
1040.  NAGISA なぎさ 《ネタバレ》 
1960年代、高度成長期の小学六年生が主人公。 夏休み中に海の家でのバイトや出会いなどさまざまな体験を通して成長する女の子の物語。 バイトの目的がレコードフレーヤーを買うためというのが時代を感じさせる。 ザ・ピーナッツの「恋のバカンス」がしばしば使われているが、小学生のひと夏の恋にはどうにも違和感が拭えない。 映画の設定と同世代の人なら、小学生と「恋のバカンス」が違和感なく受け入れられるのだろうか?  東京から帰省中の純真そうな少女が女優顔負けに別人格を演じて遊んでいたことは、主人公と同様に騙された気持ち。 なぎさが出会った体の弱い少年に自分からキスするのは、この年頃は女の子のほうがマセてるので自然だった。 その少年が溺死した事件は、今の時代なら保護者の監督問題が大きく取り上げられるところだ。 今と昔を頭の中で行き来しながら、ノスタルジーが刺激されて昭和や子供の頃を懐かしく思える作品。
[ビデオ(邦画)] 5点(2013-06-05 01:41:59)
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536821.92%
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724614.65%
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