101. 真実の行方
どうもよくわからない映画だ。動機もピンとこないし、第一マーティンがなぜ頼まれもしないのに弁護を引き受けたのかとか。本当に敏腕弁護士なのだろうか、自分でそう言っている事自体おかしいし、ただの売名家、単純な事件を複雑にしただけに思える。それはそうとドゥルス・ポンテスが歌う「Cancao do Mar」が印象深かった。 [DVD(字幕)] 5点(2012-11-23 22:20:41) |
102. インデペンデンス・デイ
おもしろかったのは最初の30分くらい。その後は全然ダメ、安易すぎるというか、くだらない。未知の物体、生物であれば予想外の展開になるのが普通。米国万歳ではいけない。それこそ全世界が一致協力すべきことなのに。 [DVD(字幕)] 2点(2012-11-18 15:37:09) |
103. きれいなおかあさん
地味だけどとても良い映画だと思う。コン・リーがきれいなおかあさん役をするのだからさぞ美しかろうと思って見たら、そうではなかった。お化粧もなければ派手な衣装もない。ただ、ただ、障害児を持つ貧しい苦労の多い母親の姿である。最初はどこのおばさんかといった具合だったけど、すべては補聴器を買うため、子どもを普通の学校に入れるため、一心不乱に働く。それも子どもをどこかに預けてではなく、子どもを手元に置き、発音の練習をしながらである。このひたむきな姿を見ていると、だんだんに光り輝いてくるではないか。少なくとも一人息子からは、何処の誰よりもきれいなおかあさんだったのではなかろうか。 [DVD(字幕)] 7点(2012-11-16 20:00:55) |
104. CUBE
誰が何のために作ったのかはもちろん、彼らがどうやって選ばれどのようにしてCUBEの中に入ったのかさえ明らかにはされない。そのようにわからないことだらけなのだが、脱出劇としておもしろく謎解きだけでも興味津々、その上医者、警察官、学生、建築士など職業観と生活観が入り交じり心理葛藤もたくみだ。ただ謎解きに使われる数字の組み合わせがわかりにくいし、数学的な誤りもあるようだ。(462の因数は3個ではない) [DVD(字幕)] 7点(2012-11-11 11:34:34) |
105. ブロードウェイと銃弾
ウディ・アレンの中では一番好きな映画。特にオリーブの監視役に過ぎなかったチーチが演劇に口を入れてからは、舞台劇だけでなく映画そのものも生き生きしてきたように思った。ストーリー自体おもしろいが、登場人物それぞれに強い個性があり、それが見事に表現されているように思う。ただおもしろかった割にはラストがいまいちに思える。 [DVD(字幕)] 8点(2012-11-10 22:45:04) |
106. プラクティカル・マジック
期待して見ると空振りに終わってしまうかもしれないけど、期待せずに見れば意外とおもしろいかも・・・。 [DVD(字幕)] 5点(2012-11-10 06:24:41) |
107. 愛と死の間で
何かよくわからない映画だった。途中まではまずまずなのだが、終盤はどうも・・・。 イントロの音楽はすごい。 [DVD(字幕)] 4点(2012-11-08 22:10:50) |
108. カーラの結婚宣言
《ネタバレ》 障害者であろうとも、明るく純粋で一途なところが好きで、私には感動作だ。映画「卒業」を思わせるところもあるが(花嫁は奪わない)、私は「卒業」よりはずっと良いと思っている。さあこれからというときに、マーチングバンド曲の「76本のトロンボーン」が出てきたときには思わず笑ったが、何とこれがラストの締めくくりになる。ジュリエット・ルイスは健闘していると思うのだが、どうして彼女がラズベリーの候補になったのだろうか。 [DVD(字幕)] 8点(2012-11-03 19:53:45) |
109. シティ・オブ・エンジェル
もともとおもしろくなかったストーリーなのに、「ベルリン・天使の詩」の芸術性を取り除いてしまえば、本当に見るべきものがない。どちらかといえばアクションスターのイメージが強いニコラス・ケイジが天使だなんて信じられない。憂鬱そうな顔が見るに堪えない。 [DVD(字幕)] 2点(2012-10-27 10:00:07) |
110. 竜馬がゆく(1997)<TVM>
NHK大河ドラマ「龍馬伝」が進行中に鑑賞。ストーリーが大変わかりやすくおもしろかった。主役の上川隆也は福山よりずっと魅力的な龍馬だったし、他の出演者も良かった。ジョン万次郎が年食っていたのにはびっくりしたが、 大滝秀治さんに合掌。 [DVD(邦画)] 8点(2012-10-23 02:03:16) |
111. クイズ・ショウ
最初のうちは単にテレビのやらせと高をくくっていたのだが、どうしてどうして最後はずいぶん考えさせられた。この映画の時代背景は1950年代、白黒テレビ発展途上の時代で、テレビがマスコミを支配し世論を動かす方向へと進みつつあった時代だ。そして現実に起こった問題を元にしているだけあって、実にリアルで緊迫感にあふれる。インチキ番組を正そうとするジャーナリストの気迫もすばらしいが、一躍スターとなった大学教授の苦悩も真に迫る。そして最後は出演者だけがとがめられ、番組製作側が痛手を負わないという不合理さ。米国を初めとする資本主義社会の醜ささえ感じる。物知りという知識ではなく、真実を見極め、テレビに踊らせられない判断力がほしいものだ。 [DVD(字幕)] 9点(2012-10-18 19:03:25) |
112. 宮澤賢治 -その愛-
《ネタバレ》 人間宮沢賢治をこれほどまで詳しく描いた伝記映画があるだろうか。巡り会った数多くの人物を登場させ、たくさんのエピソードを描く。舎監をつるし上げて寮から追い出されたことや鉱石採集ばかりしていて「石っこ賢さん」とよばれていたエピソードに始まり、その後もその調子で延々と続く。そのどれもが記録に残っている事実であり、質屋の長男坊だったことすら知らなかった私にとっては驚きの他なかった。書物や文献を研究するなら別だが、それこそ宮沢賢治を短時間で知るのには最適だろうと思う。 しかしながら映画そのはどうだろうか。たくさんの史実を詰め込んだせいで、どれもが薄く淡泊になったのは否めない。妹の宮沢トシを初め、高瀬露、伊藤チエと賢治を敬い親しむ女性が登場しても盛り上がらないのが残念である。それでも質屋の長男がどうして「アメニモマケズ」の心境に至ったかは感じるとることはできた。 [DVD(邦画)] 7点(2012-10-11 20:54:23) |
113. ルール
《ネタバレ》 この映画の中で起こる事件が都市伝説になぞらえた殺人事件ならば、この映画全体も新たな都市伝説になっている。それこそ作られた話だから現実といくら不合理が生じてもかまわないし、えっ犯人は?うそーとなっても問題ないわけで突っ込みを入れてもしょうがない。この辺をわきまえて見ると見られないこともない。しかし、それにしても殺されすぎ。 [DVD(字幕)] 4点(2012-10-08 17:33:23) |
114. 素晴らしき日
これが本当に一日の出来事?と思うくらい忙しく大変な一日だった。仕事にもハプニングは起こるし、子どもはちょろちょろするし・・・。しかしそれは充実したすばらしい一日だったのだ。何と言っても子役がかわいかったしうまかった。そしてパパとママを結びつけるエンジェルになっているのだから・・・。映画を見ていて一つわかったかと、どんなに忙しくまたたくさん女性が出てきても大事な女性の名前を忘れないこと、これはポイントだな。 [DVD(字幕)] 7点(2012-10-04 16:57:45)(笑:1票) |
115. ラストサマー2
前作に比べ甚だしくおもしろくない。ブラジルの首都がリオ?という懸賞問題も変だし、ジャック・ブラックが出てくるのも妙だ。駄作というほかない。 [DVD(字幕)] 2点(2012-10-03 19:38:20) |
116. ラストサマー
《ネタバレ》 はらはらドキドキの結構おもしろいホラーサスペンスだったと思う。だがよくわからないところがあって、何度もDVDで振り返って繰り返し見たものだ。 "I know what you did Last Summer"とI will never forget Last Summer"を同じに思っていたミスにはすぐに気づいたが、突っ込みどころはたくさんある。その中でも一番の謎はカニに埋もれたマックスの死体、ちょっとの時間にどうやって消えたのだ? それから犯人は顔をつぶされたのじゃなかったのか? それに不死身だし、この辺がホラーなのか。 [DVD(字幕)] 6点(2012-10-03 17:33:25) |
117. ファミリー・ゲーム/双子の天使
原作の格調高い雰囲気が失われ、大衆的な雰囲気になってしまっているように思う。元はと言えばケストナーの児童文学で、離婚した夫婦の関係を修復させようとする感動の物語なのだが、この映画はタイトルのように入れ替わりゲームの感覚だ。感情面の趣や伏線など味わいに欠けているのではなかろうか。むろんバックに流れる音楽がヒット曲というせいもあるだろう。好みの問題かもしれないが、私はドイツ映画の方が好き。 だが双子の姉妹を一人二役でこなすリンジーは立派。 [DVD(字幕)] 5点(2012-09-30 06:52:31) |
118. ふたりのロッテ (1993)
《ネタバレ》 児童文学の映画化だけあって甘いと思われる点も多々あるが悪くはない。離婚した両親を何とか元に戻そうとする努力には拍手を送りたいくらいだ。ただ映画としてはもう少しインパクトがあってもよいと思った。最初とラストが列車のブレーキなのはおもしろい。 [DVD(字幕)] 7点(2012-09-30 03:42:13) |
119. 接続 ザ・コンタクト
《ネタバレ》 ヴェルヴェット・アンダーグラウンドのレコードの縁で結びついた男女、ネットを通じての交際となるがいかにももどかしい。このもどかしさが女性心をくすぐるのだろうか。韓国では大変な人気だったという。バックに流れるバッハのメヌエットが少しずつアレンジされ、最後はサラ・ヴォーンの有名な歌になるのが印象的。 [ビデオ(字幕)] 5点(2012-09-29 17:38:16) |
120. あなたが寝てる間に・・・
ラブコメって好きなジャンルだけど、その中でも好きな方。サンドラ・ブロックと言えば、かわいいという分野に縁のない女性だと思っていたのだけど、これが見事にかわいいと思えるほど。最初のうちはいつばれるのか、はらはらしてみていたけど、独り言をきいてしまったソウルが味方になってくれて本当に良かった。家族の温かみがとっても良い。 [DVD(字幕)] 8点(2012-09-26 17:42:57) |