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tottokoさんの口コミ一覧[この方をお気に入り登録する

プロフィール
コメント数 2002
性別 女性
自己紹介 周りに映画好きな人があまりいない環境で、先日はメリル・ストリープって誰?と聞かれてしまったりなのでこのサイトはとても楽しいです。
映画の中身を深く読み解いている方のレビューには感嘆しています。ワタシのは単なる感想です。稚拙な文にはどうかご容赦を。  

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101.  ポセイドン・アドベンチャー(1972) 《ネタバレ》 
このリアリティ、ほんとに事故現場でカメラが回っているかのような臨場感にたまげたものでした。船内逆さまの大セット、美術担当さんは凄い仕事をしたものです。パニックに陥った人達はこういう行動パターンをする、という心理学の見本のよう。リーダーと従う者あり、相反する意見に固執する者あり、考えを放棄する者あり。人がどんどん死んでゆく。水が流れ込んできて生死を分かつ場面、倒れるツリーと成すすべなく絶叫を後に扉を閉めるハックマン牧師。ここ以外にも容赦なく死が襲い掛かってきて、この映画かなりの非情度。自分がそこにいたらどうなるか・・、と常に彼らと行動を共にしている、このフィルムの中との一体感は数多のパニック映画の中でも屈指の出来。怖くて怖くて観終わってへとへとです。
[地上波(吹替)] 9点(2013-06-07 01:04:57)
102.  M★A★S★H/マッシュ
ストーリーが一本の流れでなくて、ぽつ、ぽつと点在しているのに困惑した。後で元TVシリーズなのだと知って納得。TVならば、“今週のどたばた話”として一話一話がすとんとおさまる。最後のアメフトの試合も戦争映画ジャンルとして観ると?だけどTVシリーズなら、なじみの登場人物たちが今週はアメフトやるんだってさ、でいいもんね。でもなんか、そんなに笑えなかった。ブラック・ユーモアというよりは悪ふざけに近い気がする。あの婦長が、最後まで生真面目キャラで押し通すとかしてくれないと。ボケがいないじゃないか。
[CS・衛星(字幕)] 5点(2013-05-10 01:06:46)
103.  ファントム・オブ・パラダイス
悪意も悲劇もデ・パルマの悪趣味が炸裂してて大げさで毒々しい。ラストシーンなんかね、死をもってしても悲劇と受け止めてもらえない残酷さ。胸が悪くなります。残酷の谷に咲く原色のあだ花、かなり良く描けていると思うけどいかんせんあのプロデューサーがケチなチビ男(どこが美少年やねん)なのが説得力に欠けるというか納得いかないというか。
[DVD(字幕)] 6点(2013-05-10 00:40:54)
104.  ミッドナイト・エクスプレス(1978) 《ネタバレ》 
ひぃー、これは“ミッシング”と並ぶ、“外国で捕まっちまったらエライことになるんだぞ”映画でした。これまた実話というのが恐怖二倍増し。主人公はたしかに馬鹿で愚かなアメリカ人の若者だけれども、当初の懲役で罪は償ったと思うよ。なにも見せしめに終身塀の中でいじめ続けられなきゃならないことはない。彼女との面会の場面は“囚われることの非情”がピークに達して印象強烈。アルバムに「実弾」、このくだりはおお、と思ったものです。
[ビデオ(字幕)] 7点(2013-05-09 00:22:03)
105.  チャンプ(1979)
お涙頂戴映画を作るぞー、とハリウッドが全力を傾注して作り上げた家族愛物語。わかってはいたけど、ここまでやるかと思うほどにべた。作中子供にやたらチャンプ、チャンプと呼ばせてラストなんざ絶叫だ。わかっちゃいるんだけど、それが上手いんですよ、ノセ方が。ノセられて何度も途中鼻すすってしまうんだ。この子役が初めの方で「アンは分かっていないんだ。賭けに負けたらあきらめないと」と気を揉んでいる。チキショー、上手いなあ。これ一発でもうこの子を嫌えない。でも散々泣いたわりに時間がたつとやっぱりそんなに“残らない”んですな こういうのは。あとこの当時のセレブ服であろうひらひらAラインドレスがF・ダナウェイに激しく似合ってなかった。
[地上波(字幕)] 5点(2013-04-27 00:55:27)
106.  ひまわり(1970) 《ネタバレ》 
何度も観ているけど、分かっちゃいるけど、また号泣。オープニングの、マンシーニの音楽と地平線まで埋めつくす金色のひまわり、ここでいきなり涙腺にくるけど、堪える。ロシアの大地が広くて美しいなあ。無数の十字架と黄金色の畑、反則なまでに甘美な音楽。きりっと男らしいソフィア・ローレンと子犬のような瞳のマストロヤンニ。ロシアで探し当てたマストロヤンニと言葉も交わさず列車に飛び乗るソフィア、ついに涙腺決壊だ。後戻りできない現状を、苦さを噛みしめて受け入れる二人。二度と会うことはないだろうと悟った二人の、別れの駅。未練を残すマストロヤンニの瞳と、ぽろりと涙をこぼすソフィア。ここに至っては私は嗚咽状態である。泣く行為は心をすっきりさせる効果があるというけれど、この映画は泣いても泣いてもつらい。切ないよ。まぶたが腫れ上がってしまうので、観賞時は選ぶべし、と学んだ映画でもあります。
[地上波(字幕)] 10点(2013-04-11 00:55:19)(良:1票)
107.  ベニスに死す 《ネタバレ》 
おじさんが延々と熱っぽい目で少年を追ってるだけですから、話は面白くはないです。とはいえ、ベニスの街並に貴婦人と美少年おまけに疫病、と舞台も小道具も完璧に揃って、これは退廃美ジャンル(そんなのあるのか)の中でも最高峰に位置する一作。自らの手で美を完遂すること叶わなかった老芸術家が神の創りたもうた完璧な美と心中する。自分は醜く朽ち果てようと、彼の心の幸福はいかばかりか。ビョルン・アンドレセン、凄かったですねえ。当時はちょっとした事件を目撃したかのような衝撃でしたよ。少女マンガの存在が具現化して立ち現れたんですから。このキャスティングでなければもちろんこの映画の成功も無かったと思われます。
[ビデオ(字幕)] 6点(2013-04-11 00:31:24)
108.  セルピコ
アル・パチーノは反社会の象徴みたいな役以外にも、こんな真逆なキャラクターも上手いんだあ、と唸る一作。汚職を糾弾する役回りですもん、人はそれを“正義”と呼んだり、立場が違えば“変人”であったり。一人きりで闘うことのなんと孤独で困難なこと。作中ずうっと思いつめたようなパチーノの瞳が印象的。考えさせられることは多い映画だったけれど、なんかこうお尻がもぞもぞして居ずまいが悪いのは、もしも組織の中にいたら自分も賄賂を断る勇気なんか無いのではないかと自問してしまうからなのかしら。
[CS・衛星(字幕)] 7点(2013-04-11 00:12:42)
109.  フレンチ・コネクション
街が、寒い。灰色で冷たくて、厳しい。息を白く吐いて両手をこすり合わせながら任務につくG・ハックマンとR・シャイダー。きついことにラストも甘くない。厳然としたリアリティと冴えない中年オヤジ二人の執念。自らに酔わないタイプのハードボイルド、心にずっしりと溜まります。
[ビデオ(字幕)] 7点(2013-03-06 00:47:38)
110.  都会のアリス 《ネタバレ》 
よく並べられて語られる“ペーパームーン”と“アリス”だけど、“ペーパー”が大人の男と少女が並列なのに比べて、"アリス”は男の、少女への依存度ぐっと高いのですよね。警察からアリスが逃げてきたときの嬉しそうな顔。"この子に選ばれた”、自らの内面を放浪していた彼にとってこのことがもう決定的な指針となったはず。そんな微妙な心の内を「どういうことっ?」と怒るお巡りさんに説明するのは難しい。最初から最後までテンション高く突っ走る"ペーパー”と違い、こちらは徐々に人間関係が熟成されてゆく感じ。どちらも好きです。
[ビデオ(字幕)] 7点(2013-01-26 16:39:41)(良:1票)
111.  オーメン(1976) 《ネタバレ》 
おお、今観てもやっぱり怖かった。シッターが首を飛び吊るシーンと、神父が絶命するまでの公園の不吉な描写、風がびょうびょうと吹きだして葉が舞い散り、黒い雲が迫る。ここはワタシにとっての二大最恐場面で、しっかりトラウマ化しました。加えて音楽、この不安をかきたてる陰鬱な合唱が雨あられのように頭から降りそそぎ、写真に写し出された凶兆には人智を超えた禍々しい力を感じ、よくわかんないけどキリスト教ってこわいよう~と子供心に刻んだものでした。
[地上波(字幕)] 8点(2013-01-26 16:20:49)(良:1票)
112.  マッドマックス
広大なオーストラリアの大地がこの物語にとても有効で、それだけで世界観が確立できちゃってる。お得。M.ギブソンが二枚目の主人公らしからぬ容赦ない暴力を撒き散らして、ざっくりした幕切れとともに当時強烈な印象を残しました。
[ビデオ(字幕)] 6点(2013-01-16 17:54:31)
113.  燃えよドラゴン
そうですね、ブルース・リーの出演作としてはやっぱりこれが一番鑑賞に堪えるというか予算がいっぱい出たんだね、というか。リーはいつでもリー以外の何者でもなく、こうなるとリー以外演っていないブルース・リーは果たして役者なのか?という気もするのですが。もちろんファンの方にとってはそんな瑣末なことはどうでもよいことでありましょう。一部男子の琴線をかき鳴らした(?)B・リーの雄姿を観られて光栄でした。ストーリー等については何も申しますまい。
[CS・衛星(字幕)] 5点(2013-01-13 00:45:00)
114.  時計じかけのオレンジ
ああ、狂ってる。この映画を観たときの衝撃。気分が悪いのなんのって。残忍で狡いアレックス、こいつには心から辟易するのだけど、彼がさらなる巨悪に蹂躙されたところで爽快になるわけもなくむしろ不快感は増すばかりの“二度とごめん”映画であることは間違いないのだけど。ああでも何この美しさは。陰惨な暴力に被って何故かしっくりくるベートーヴェン、網膜に焼きつくようなプラスティックな人工美。独特の言語。いちいち完璧な出来栄えに完全にパワー負けした。芸術というものが、人の感情に訴えるものであるならば、たとえそれが不快感であってもこんなにも心乱されるのであればそれは間違いなくアートであろうし、この心の動揺を感動ともいうのじゃなかろうか。才気が毛穴からほとばしっているようなこの映画にはやはり最高点をつけるしかない・・のか?こんなに10点をつけるのに躊躇する作品も珍しい。
[ビデオ(字幕)] 10点(2012-12-12 18:30:31)(良:1票)
115.  ミツバチのささやき
お話に奥行きがありすぎて、自分がどこまでたどり着いているのか分からないけれどこの映画は他の何と比べることのできない唯一無二の存在。この映像。洗い落としたような素朴な色彩。びょうびょうと風が吹き渡る荒野にぽつり、と一軒の廃屋、井戸。目が慣れるのに時間がかかりそうなほど暗い室内と、陽の光でそこだけ切り取られたように白く輝く窓枠。そこにぽん、と置かれたアナ・トレント、彼女の瞳。映像が伝える静かな衝撃に身体が震えるようだ。少女という生き物が内包する精神世界を、妖精のようなアナ・トレントが奥へ奥へと案内してくれる、夢見ているような1時間半。
[ビデオ(字幕)] 8点(2012-10-26 00:43:19)
116.  悪魔の手毬唄(1977) 《ネタバレ》 
この雰囲気、胸を衝く音楽に絡め取られて痺れる。日本の鄙びた田舎の因習がもたらす妖気。色の無い山道を、金田一が歩く印象的なシーン。真っ黒でまっすぐな杉が愛想無く林立する山。ラストでわが子を殺した岸恵子が半狂乱で走る、彼女を取りまくのがまた山だ。ずっしりと暗くて陰気な。怖い、怖いです。女たち、母も娘もみな哀れで切ない。岸恵子の嗚咽、呆然自失の若山富三郎、目を丸くして困惑顔の石坂浩二。娘たちの死に様とか、半分あざで覆われた顔とか、今ではお祭りのお化け屋敷のようにしか見えないけれど、人物たちの織り成す人生の哀しさが、興味本位の猟奇を凌駕する。怖いといえば居るだけで怖い白石加代子も強烈。あと、字幕で“総社”って出るだけでぞくっとするのは何故だろう。
[地上波(邦画)] 8点(2012-10-11 00:25:54)(良:1票)
117.  アニー・ホール 《ネタバレ》 
あーあ、W・アレン。理屈屋で神経質で自虐に走るわりにはインテリのプライド高く、N・Yから一歩も出られないオトコの脳内だだ漏れ映画といいましょうか。甚だセックス・アピールに欠ける容姿のくせに女好きを公言しちゃうんだもんなー。女子の失笑を買いそうなアレン君にはやっぱりD・キートンだ。この二人、私はどっちも苦手だけどあなたたちベストカップルだと思うよ。お互い他にいないって。でもうまくいかないのが恋愛なんだよなあ。そこらへんの機微がうまいこと伝わってきて意外と楽しく観れたのはアレンの術中にはまったからなのか。
[ビデオ(字幕)] 8点(2012-06-18 00:10:02)(良:1票)
118.  犬神家の一族(1976) 《ネタバレ》 
後世にオマージュを捧げられ、あるいはパロディとして消費され、もはや語りつくされちゃってる感のある犬神家。“スケキヨ”を子供らが名前だけでも知っているのに驚いた。すけきよストラップなるアイテムもあったな。それはさておき、横溝映画はシリーズ通じて日本家屋が怖いのだが、犬神のお宅も何かが棲んでいそうな不気味感がどよーんと溜まっている。暗くて長い廊下の、ずっとこちら側から撮ってるし。あっ、何かが見えそうで怖い。ひとりの異能の人物がまき散らかしていった火種に翻弄される相続者たち。悲しくて滑稽で生きた人間もまた怖い。出演者が皆、重厚感のある演技なのだけどあおい輝彦のポカン顔のみミスキャストに感じる。戦地から引き揚げたのだから、もう少し痩せてはいかがか。
[地上波(邦画)] 8点(2012-06-06 00:50:59)
119.  ペーパー・ムーン 《ネタバレ》 
テータム・オニールの天才爆発。“可愛さ”を売りにしない子役の新鮮なこと。賢くて動物なみのカンの良さを発揮して、その家の状況をぱっと見で把握、聖書のインチキ価格を設定。0から24ドルまで。テータム・オニールで思い出すのは、この名場面とあとリボンをつけられた時のふくれっ面。なんてキュート。
[地上波(字幕)] 7点(2012-06-03 15:19:22)
120.  ブラック・サンデー 《ネタバレ》 
全編渋くてストイック。ドキュメンタリーな手触りのせいもあって人の死がリアルで恐ろしい。ダーツ爆弾をテストする場面、あれが一番恐ろしかった。人の狂気も蜂の巣のように穿たれた無数の壁穴から差し込む光線も、もう強烈で忘れがたい印象を残しました。あ そしてこの年代の映画には珍しく、女をピンナップ・ガール扱いしていないのが斬新。きゃーという顔ひとつせず、さくさくと任務を遂行する彼女もまた美しいけど恐ろしい。
[ビデオ(吹替)] 7点(2012-05-29 23:50:19)
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