1321. ルパン三世 血の刻印~永遠のmermaid~<TVM>
《ネタバレ》 銭形、不二子、五ェ門に新声優を迎え、新たなスタートを切ったとも言えるTVスペシャル22作目。その声優陣については大きな違和感は無く、上手いこと若返れたのではないかと思う。が、しかし脚本の面では相変わらず代り映えしないというか、そこそこのレベルで安定しちゃってる。退屈とまでは言わないが、面白いとも言えないレベル。再生能力を持つ敵の死に方がマグマってのも、ターミネーター2の時代から全然進歩しないものだなと…。 [地上波(邦画)] 5点(2011-12-07 13:10:30) |
1322. ステップファーザー 殺人鬼の棲む家
オリジナル版は未見。いかにも低予算だし、ベタな演出の連続だが、それなりにハラハラドキドキできたので一定の満足感はある。こういう映画も嫌いではない。ただ、デヴィッド・ハリス(継父)の目的や、殺しの動機に面白みがない。邦題にある「殺人鬼」という言葉で片付けるしかないのは残念だ。その点「エスター」は良く出来た映画だったんだなと改めて思った。 [CS・衛星(字幕)] 5点(2011-12-06 18:30:12) |
1323. 座頭市と用心棒
《ネタバレ》 勝新太郎と三船敏郎の共演、しかも座頭市vs三十郎! と思ったら、佐々とかいう別人なのか。まあ、それはいいんだけど、どうにも話が分かりづらく、あまり楽しめなかった。最後の対決も三船敏郎を立てて、勝敗をつけないのは理解できるが、戦う時間が短すぎる。「日本昔ばなしのおっちゃん、止めに入るの早すぎ!」とか「若尾さん、もう少し寝てて!」なんて思ったり…。期待が大きかった分、点は厳しめに。 [CS・衛星(邦画)] 5点(2011-12-04 10:00:20) |
1324. 黒く濁る村
《ネタバレ》 割と長い映画だが、スリリングで飽きさせないし、俳優陣も良かった。ただ、観終わった後の感想は「うわー そうだったのかー!!」ではなく、「あれ? どういうこと?」。二度見ることを強要されているようでもある。難解にしすぎた弊害で通常得られるはずのカタルシスが失われてしまってた。よって点数はこの程度に。 [CS・衛星(字幕)] 5点(2011-11-24 20:03:28) |
1325. SPACE BATTLESHIP ヤマト
《ネタバレ》 「宇宙戦艦ヤマト」への思い入れは無し。というか、TVアニメ版や劇場アニメ版も全然見ていないので、ストーリーや登場人物さえほとんど知らない。そういう立場からすると、この映画はヤマトファン向けだと思った。最初から戦いの連続で、なにやら一喜一憂してるけど、よく知らない人たちが危機を乗り越えたからといって喜べるはずがない。付いていけない。とはいえ、最後の方はそれなりに盛り上がり、熱い。スティーヴン・タイラーの曲を聴きながら、死んでいった人たちの姿を見ていると意外と感動していることに気付いた。不満はやはり前半、中盤。宇宙戦艦ヤマトを知らない人でも楽しめる2時間の構成であってほしかった。もしくは宇宙戦艦ヤマトに頼らない形、完全オリジナルでも良かったのではないかとも思う。そのような映画が日本で受け入れられるかは分からないし、自分自身もどういう目で見てしまうだろうと不安だが、本作は「名作アニメに頼ったからこの程度で済んだ」、「名作アニメに頼ったからこの程度だった」のどちらとも言える気がする。映像の面では頑張っているだけに、いろいろ想像することがある。 [CS・衛星(邦画)] 5点(2011-11-09 20:01:33) |
1326. 座頭市千両首
《ネタバレ》 再出演の若山富三郎演じる仙場十四郎は馬に乗って市を引きずり回すなど、なかなかの強敵。相変わらずそれ以外の者は雑魚なので、市が襲われたってもう怖かない。それより山を下ってる時のほうがずっとヒヤヒヤした。子供を背負ってたせいもあるだろうけど。よくありそうな悪代官もので工夫が感じられないストーリーについては期待外れといわざるを得ない。 [CS・衛星(邦画)] 5点(2011-11-06 12:04:06) |
1327. スライディング・ドア
《ネタバレ》 どっちにしてもいろいろ大変なのがリアル。ギリギリ乗れたか、乗れないかで幸・不幸がはっきり分かれるよりは良かったかもしれない。同時進行により多少混乱してしまったのは残念。自分に対して…。 [CS・衛星(字幕)] 5点(2011-11-04 19:30:26) |
1328. がんばっていきまっしょい(1998)
どことなく70年代っぽく感じられる点は良いが、ストーリーはあまり盛り上がらなかった。田中麗奈は当時18歳か。初々しいなー。 [CS・衛星(邦画)] 5点(2011-11-03 11:00:46) |
1329. デュー・デート ~出産まであと5日!史上最悪のアメリカ横断~
ハングオーバーよりしんみりしてて笑いも少なめ。ワンちゃんのオ○ニーは面白かったかな。居眠り運転からの事故は派手すぎて、あれで生きてるのが不思議だった。 [CS・衛星(字幕)] 5点(2011-10-29 12:30:12) |
1330. パコと魔法の絵本
映像に驚かされた100分間。邦画も何でもできる時代になったようだ。しかし、泣かせようと頑張っている感じのストーリーに関しては特に魅力的には思わず。 [CS・衛星(邦画)] 5点(2011-09-30 18:32:41) |
1331. 特攻野郎Aチーム THE MOVIE
<TV版未見>派手にやってはいるけど、面白いとは思わなかった。戦車が落ちていく場面などはCGの悪い面が出た感じ。それから吹き替え版を選んでおけば良かったかな~、と後悔している。 [CS・衛星(字幕)] 5点(2011-09-27 18:30:13) |
1332. この森で、天使はバスを降りた
《ネタバレ》 すごく雰囲気がいい映画で、途中までは傑作に出会えた気がしてたのに、終盤のトンデモ展開にはびっくりした。実話なのだとしたら受け入れざるを得ないが、やはりフィクションらしいので、これを得意げに書いた脚本家がいるかと思うと寒気までしてくる。某証券会社の昔のCMで「人は未来を予測する時、最良と最悪の出来事ばかり思い出してしまう」「滅多に起こらない出来事は、滅多に起こらないのに」というフレーズを目にしたが、この脚本を書いた人は強引だと言われようと何だろうと、どうしても最悪の結末にしたかったようだ。それで泣かせようたって、そうはいかん。あの「コンテスト」も本当に合法なのかどうか気になるところ…。 [DVD(字幕)] 5点(2011-09-21 00:16:52)(良:1票) |
1333. パラレルライフ
この映画を見て思ったのは映画監督や脚本家のつらさ。既存の映画とは違いを出さなきゃならない、しかし新しいものを生み出すのはそう簡単じゃない。ならば組み合わせて…というような、変な例えだけど「肉じゃが」と「焼きそば」を混ぜて、「新しいメニューが完成した」と言っているかのような、つまり「パラレルライフ(平行理論)」だけでも十分面白くなるはずなのに、他の要素を複雑に絡ませて、逆に損してるんじゃないかと…。この複雑さが楽しい人もいるだろうが、自分は混乱してしまい、驚きどころ?でもあまり驚けなかった。残念…。しかし、俳優陣の演技、映像等は高いレベルにあると思う。5点で。 [CS・衛星(字幕)] 5点(2011-09-14 19:01:22) |
1334. 四人の復讐
巨匠ジョン・フォード監督作品。「四人の復讐」とは言っても、復讐までの黒幕探しがメイン。意外と明るい作風で、リンとのラブストーリーも悪くは無いが、どんな復讐をするんだろう…と、そこを楽しみにしていた為、やや期待外れに終わってしまった。 [CS・衛星(字幕)] 5点(2011-09-11 18:08:26) |
1335. からみ合い
《ネタバレ》 社長秘書の月給が2万円の時代に3億円の遺産相続をめぐってそれぞれが汚いことをしては、破滅していく。最後に笑う者が誰かは冒頭で明かされているようなものなので、なぜそうなるかってところが本題だが、女は強いって事なんだろうな~。驚きのトリック等があれば、なお良かったと思います。 [CS・衛星(邦画)] 5点(2011-09-04 12:30:39) |
1336. 吸血鬼ノスフェラトゥ(1922)
初めの方は面白かった。ひとりでに開く扉、中に入ると背の高い不気味なおっさんが立っていて、「ずっと待っていたんだよ、遅かったじゃないか」と語りかける。その屋敷での不気味さは素晴らしく、楽しかったが、「第3幕」から舞台を街だったり船の上だったりに移し、あれれ?という感じ。大人数だと怖さが紛れるから、できれば屋敷内で話が続いてほしいと思った。ノスフェラトゥ役マックス・シュレックの演技、特に表情は秀逸。場面ごとに黄色、緑、赤などに統一された映像も普通のモノクロ映画とは違う味わいがあって珍しかったな~。 [CS・衛星(字幕)] 5点(2011-09-03 15:04:51) |
1337. 女優須磨子の恋
松井須磨子、島村抱月、二人とも偉大な人物なのだろうし、激動の人生を送ったわけだが、それを映像化しても、必ずしも面白くなる訳ではないという事を改めて感じた。でも、新劇の歴史に関するお勉強と思えば悪くはないかな…。島村抱月の写真を見てみると、山村聡はなかなか似ている。 [CS・衛星(邦画)] 5点(2011-08-24 19:30:33) |
1338. 白痴(1951)
《ネタバレ》 原作未読。森雅之がいつもの渋さを消し去って白痴を演じる。三船敏郎はいつもの三船敏郎。原節子は顔芸をしてるのかと思った(それくらい迫力があった)、久我美子は初めて見たかな。でも良かった。東山千栄子にこういう役は似合わないように思う。志村喬は普段どおり。んでまあ… ストーリーはいろいろあって、最終的には妙子と綾子が亀田を奪い合って、怒った赤間が… ってな話だったかな。亀田との対比で普通とされる人々、つまりは人間ってものに迫った作品だと思われるが、随分難しく、「長い!!」という感想が大部分であります。 [CS・衛星(邦画)] 5点(2011-08-23 18:02:34) |
1339. 知りすぎていた男
ヒッチコックの映画はもっと捻りがあるものだと思っていたが、これは全然驚くようなところが無かった。シンバルのシーン、階段のシーンなど緊張感溢れる演出はさすがだが、犯人側、マッケンナ夫妻側、それぞれの行動がお粗末に映る。成り行き任せというか…。あっ だからケ・セラ・セラなのかな…。それにしてもイマイチだった。 [CS・衛星(字幕)] 5点(2011-08-22 19:31:49) |
1340. 川の底からこんにちは
《ネタバレ》 シュールな笑いをほぼ満島ひかりの演技力に託したように見受けられる。初めはそれでも良かったのだけど、中盤からの決して笑い事ではない展開に、前半で作った型をできるだけ崩さず対応しようとする満島が○ャブ中か何かに見えてくる。佐和子が「中の下」の代表者面をするなら、もっと普通の人に描いても良かったのではないかと思う。工場のおばちゃんが急に良い人になるのも気持ちが悪かった。しかし、この作品が持つメッセージ性は観る者に少しばかりの元気を与えてくれる。その点は好印象。 [CS・衛星(邦画)] 5点(2011-08-17 17:00:14) |