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なにわ君さんの口コミ一覧[この方をお気に入り登録する

プロフィール
コメント数 2036
性別 男性
自己紹介 ●採点基準
10→おもろい(なんらかの感情が揺さぶられた場合も)
7→ややおもろい(おもろくない事はないんやけど、もうちょい)
5→普通(可もなく不可もなく)
3→今一歩(微妙に退屈)
0→退屈(途中眠たくなったりして最後まで観るのがしんどい)
評価は観たときの体調、年齢、精神状態、その他モロモロに影響されまくってます。独自の映画論なんてなくいきあたりばったりのてきとーさで映画を観ます。すんません。なお社会人ですが精神年齢はかなり子供です。好きなジャンルはホラー、サスペンス、SF

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121.  デイブレイカー 《ネタバレ》 
面白かった。まず世界観が面白い。世界中のほとんどの人が吸血鬼となり、人間はごくわずか、するとどーなるか、圧倒的な血の不足、人間以外の血を飲んだり、血を飲まないと、サブサイダーとゆう野獣のような知性や品格のない化け物になってしまうとゆう設定により、恐怖の王様的な吸血鬼が実は最弱な存在とゆう吸血鬼の存在矛盾がより浮き彫りに描かれている。なるほどね。永遠の命をもつが、常に人の血を欲し、血を吸われると吸血鬼になってしまうなら、いつかは絶対にこの問題にぶち当たるわけで、だから吸血鬼は少数でチビチビ生きるしかないのだ。決して、吸血鬼が世界を牛耳るなんてことはあってはならない。もしそーなったら、こんな世界できあがっちゃうわけです。さて、世界のほとんどを占める吸血鬼は、日々の人間の血不足に頭を悩ませ、代用の血開発なんてのをがんばってやったりしております。この映画は、そんなある意味、すごく荒唐無稽な世界観を重厚なマフィア映画のような雰囲気で描き、嘘っぽさをあまり感じませんでした。主人公はそんな吸血鬼の世界で日々、代用の血を開発研究している科学者ですが、ひょんなことから少数の人間グループと関わりをもちます。そこで明かされる驚愕の事実。おもしれーなー、おい。ラストのオチの真相に至っては、もう、やられたー感が満載で、これで、この映画の世界観は完成されるって感じです。不気味な人間倉庫、サブサイダーの脅威と哀れみ、車の日光遮断モードなど、細かい小ネタも面白かったです。
[DVD(字幕)] 10点(2016-01-06 11:37:10)
122.  サロゲート 《ネタバレ》 
よくできた近未来のお話でした。ほとんどの人々がサロゲートと呼ばれるロボット系のアバターになり生活を送っているとゆう日常。生身の人間は家でヒキコモリ状態になって、ベッドでサロゲートを操縦してる世界。一部の生身の人間はそれを拒否して、独立区を作りそこで生身で暮らしています。そんな世界で、ある殺人事件が起こります。サロゲートが、ある武器により破壊され、同時にそれを操っていた自宅の人間までも死んでしまうとゆう事件です。普通はサロゲートが破壊されても自宅の操縦者は死にません。サロゲートごと操縦者が死んでしまうのは誰も聞いたことがない事件なのです。そして主役のFBI捜査官がその事件を解決するために捜査をするってストーリー。なかなかワクワクさせられます。事件はやがて大きな陰謀へと展開していきます。サロゲートはもちろんロボットなので、人間離れしたアクションも満載で、特に主役が腕がもげたサロゲートでピョンピョン、ジャンプしながら犯人を追っていくシーンや、カーチェイスでピョンピョン飛ぶサロゲートを追いかけるシーンが印象的でした。どんどん車で人をひいていっても、みんなサロゲートなので、誰も叫ばないって映像が結構シュール。戦争シーンもみんなサロゲートなので、死んでも平気。「今、世界平和のために戦争してるんだ」ってゆう司令官の緊張感のなさ加減が絶妙。サロゲートを操る人がこっそり変わっていたり、意外な人物がサロゲートを操っているとゆうのも、設定に応じたギミックで面白く、こんな世界での警察は捜査が大変だなーと思えてきちゃいます。一番、印象的なのはやっぱ街中のサロゲートがバタバタ倒れいく中、本物の生身の人間が家から出てくるシーンかな。ようやくヒキコモリをやめた的な開放感がありました。劇場で見たら、劇場を出るとき、よけいに同じような開放感を味わえたんじゃないだろうかとも思います。他にも世界観の細かな描写が面白く、観てて退屈しませんでした。近未来刑事ものが好きなら、観てもいいかも。
[DVD(字幕)] 10点(2015-12-30 14:00:24)(良:1票)
123.  予告犯 《ネタバレ》 
原作の漫画は昔読んだことがあり、かなり面白かった記憶があります。だから、おおまかなストーリーはわかっていたんですが、それでも面白かった。原作の雰囲気を踏まえつつ、原作以上の感動をもたらしてくれて、結構泣いちゃいました。現実の社会で実際に起こってるネット問題や派遣労働者問題などをネタにして描いていますが、根底には、誰かのために何かをするとゆう普遍的なテーマがあり、その漫画の描いたテーマをちゃんと踏まえていたのもよかったです。役者の方々も好演していて、特にラストのメタボの涙は、彼らがなぜ最後に嘘をつかなくてはいけなかったのか、保身よりも嘘をつくことがどれだけつらいことなのかを物語っていて、さらに泣けました。あと、ネットでのつぶやきが、現実の風景や人物にオーバーラップする仕掛けも、ありがちですが面白い表現でした。
[DVD(邦画)] 10点(2015-12-10 03:55:24)(良:1票)
124.  インサイド・ヘッド 《ネタバレ》 
やっぱりピクサーってすごい。人の内面で起こってることを、こんなにワクワク楽しい冒険ものにしあげてくるなんて。しかも、小さいころは単純だった感情が、悲しみによって作り替えられた後、混じり合ってより複雑化し、新しい機能付きの司令部になり、新たな島が再構築されるってゆう世界観。人の成長をこんな風に描けるなんて、うますぎるし、わかりやすいしで、面白すぎる。さらに、色々出てくる設定や舞台が、なるほどーの連続で、観てる間中、納得しまくりでした。それに、なぜか観てて、涙目になってくる。なんかわかんないけど。ドンドン殺伐としていくライリーと、健気にがんばるヨロコビと、小さい頃のキラキラした思い出がオーバラップして、なんだかせつない。そして映画を観終って、自分もこんな経験をしてきたんだなーって思えたし、3歳の息子を見て、今、彼の中では、どんな風になってるのかな?お、ビビりが出てきたぞ、今はムカムカがレバー握ってるのか?とか色々想像しちゃって、そしてやがて彼も、傷ついて悲しんで色々忘れて壊して再構築して成長するのかと感慨深くなってしまったり。ネコの内面には笑ってしまった。確かに、こんな感じだ、きっと。
[DVD(吹替)] 10点(2015-11-18 00:52:15)(良:2票)
125.  マッドマックス 怒りのデス・ロード 《ネタバレ》 
マッドマックスは1と2をもう何回も観てますが、これはまぎれもなく、マッドマックスの平成版、見ごたえ十分、手に汗握って、いかれた世界観に酔いしれました。マックスがメルギブソンじゃなくても全然違和感なく、あの2の世界観をまさに新たなアイデアと最新の映像でよみがえらせてくれて、やっぱミラー監督すげーです。車の上でギターを弾きまくる奴とか、足が以上にでかい奴とか、ヒロインは片手が機械とか、とにかく怖くて不気味でいかれていて、それでいてコケティッシュで奇妙な設定がわんさか。悪のボス、イモータン・ジョーもそのいでたちといい、ヒューマンガスにひけを取らないほどビジュアルがたっていて、始まってすぐから最後までノンストップに映画の世界にトリップでした。マックスも決して無敵じゃないところが、さらにこのシリーズをハラハラさせるものにしてくれてるような気もします。今回は援軍がおばーちゃんという、また新たな世界観のアイデアなんかも新鮮で、なんてゆーか戦うおばあちゃん、好きです。最後にマックスが黙って立ち去る所も決まっていて、新たなマッドマックスがなんの遜色もなくこーして見れるなんて、ありがとう監督としか言いようがありません。
[DVD(字幕)] 10点(2015-10-27 01:15:38)
126.  ソロモンの偽証 後篇・裁判 《ネタバレ》 
前編がおもしろすぎて、すぐに観た後編。結局、ミステリーそのものは大したことでなく、意外な展開を見せる裁判劇も想定内。大いに期待した観客のほとんどが、前編より評価が下がると思います。でも、ごめんなさい、僕は非常に面白かった。これは、ある意味、成長の青春映画なんだと思います。二人の生徒の死により、みんなが傷ついた中、唯一、みんなが少しだけ、癒されるとしたら、この裁判をやり遂げた事に大いに意味があり、この映画で描かれた物語は、子供たちが抱える、なんだかモヤモヤした潜在意識に隠されたどーしようもない問題を、少しだけでもなんとかできる、一つの方法論じゃないかと思うのです。それは裁判をするとゆう行為そのものではなく、問題に立ち向かってどのように決着をつけるのか自由な発想で試行錯誤して、やりとげる、しかも、真面目に。そこに惹かれてちゃって、観たあとにもなんかさわやかな気分になれるとゆーか。昨今のどこかひねた少年ばっかを描いた映画とは一味違う純粋な視点もなんだか新鮮でよかった。もちろん、なんであの少年は自殺したのかとか、それで解決になるのかとか色々疑問もあるんですけど、この際、細かいことはどーでもいいってゆか、なんだか子供たちががんばって一つの事を成し遂げたんだから、これはこれでいいのだと自分の中で納得しちゃって、大変、満足です。でも前編の方がどっちか言えば好きですね。
[DVD(邦画)] 10点(2015-10-21 18:50:45)
127.  ソロモンの偽証 前篇・事件
中学生が自分たちだけで裁判を開くってお話を聞いて、わー、どうせ荒唐無稽でしょーもなさそーって思い観たのですが、すんません、めっちゃ面白かったです。時間を気にしてたのは、最初の数分だけで、あとは、どっぷり映画にはまらせていただいて、退屈感なんて全く感じず、気がつきゃ、後編へって、そら見るでしょ後編。こんなにも後編への期待感いっぱいの気分なんて久しぶりだなー。中学生が裁判、確かに、荒唐無稽なんだけど、なんでしょうかねー。全然、嘘っぽく感じなかったんです。物語のもっていきかたがうまくて、物語自体も実に面白く、さらに登場人物たちもかなり魅力的で、役者の演技もあるんでしょうけど、特に主役の女の子がかなりいい。後半、戦う威力を見せていくんだけど、それで、さらにかっちょよく、ドンドン魅力が増す感じです。もちろん弁護人役のキャラも、死んじゃった女の子も、その友達も、不気味であったり、純粋であったり、不思議な清潔感だったり、それぞれの役に応じて、固有の魅力をもっていて、目が離せません。リアルさも、物語を面白く見せる程度に微妙にブレンドされていて、それでいて、いったい本当は何があったのか、観てるこっちもすごく知りたくなるミステリー要素もフレーバーとしてうまく効いていて、正直、この映画にしびれました。正確に言うと、謎が知りたくなるほど不気味さを感じつつ、登場キャラの妨害に対抗する様にしびれてちょっと泣けたってところでしょうか?後半、いったい、どーなるのか、当然、すぐに近いうちに観まーす
[DVD(邦画)] 10点(2015-10-21 03:35:00)
128.  サスペクト 哀しき容疑者 《ネタバレ》 
設定は違えど、主役の雰囲気、演出、音楽など、韓国版ボーン、といっていいほど似てます。主役がほぼノースタントで挑んだらしく、アクションはかなり派手。カーアクションもハリウッド映画とほとんど遜色ない出来でして、一言で言えば逃亡アクションムービー。細かく観ればツッコミどころもありますが、そんなもの気にさせないくらいテンポの良さと、アクションでグイグイ引っ張っていきます。印象的なのは、主人公を追う暗殺部隊の連中。外見はサラリーマン風だったりする奴が、素早くアクロバットに戦いを挑んでくるってのがおもしろい。あと、別に主人公を追う、特殊部隊の男。こいつが猟犬みたいに主人公を追いかけるのですが、それと同時にちゃんと事件の真相を調べるあたり、男のなかの男って感じでいい味だしてます。いい味と言えば、こいつの部下になったいつもガムを噛むお調子者もいいですね。硬派な映画の、おちゃらけ担当で、画面を和ませてくれますが、それでも、きっちり仕事をこなす所が、三枚目かっちょいい。目を見張るシーンでは、回想で主人公が、なんと絞首刑から脱出するシーン。刑執行後から、どーやって抜け出すかは見てのお楽しみですが、いやありえないんだけど、説得力バッチリ、俺も鍛えればできるんじゃね?感が半端ないです。そしてなんといってもラストです。死んだ妻のセリフが伏線となっているんですが、役者の演技が光りすぎていて、泣ける。映画終わっての余韻もいい感じで、体に力がみなぎるような気持ちにさせられます。
[DVD(字幕)] 10点(2015-09-01 12:30:45)
129.  ホテル・ルワンダ 《ネタバレ》 
映画鑑賞中、何回もドキドキして、何回も泣いた。ホテルの支配人ポールが、危機また危機を、様々なコネや賄賂や脅しなどを使って切り抜けていくのがその主な内容だけど、そこに様々な人間ドラマも描かれている。国連軍の指揮官や、赤十字軍の女性などが、人種を超えて虐殺される人々をなんとか救おうとする姿にも心を打たれた。ルワンダという国はあまり知らないが、こんなことが起こっていたんですね。しかしこれは対岸の火事とバカにはできないとも思う。人間の本質は一方で誰かに対して優しく接し、もう一方では残酷的なまでに誰かを追い詰める事ができる矛盾した生き物である。国益やイデオロギーなど声高に叫んだりしても、それは、その残酷性をごまかしているだけかもしれない。恐らく、この世界に国境や人種とゆうものがなくても、特定のグループを蹂躙したいとゆう欲求はどこかで発生するだろう。その残酷性は集団になると加速し、憎悪や嫌悪感を生み出し、そーすることがかっこよく正常だと錯覚し、やがて人を人と思わずゴキブリなどに例える思考に達するのだ。それが蔓延すると社会のバランスは崩れ、やがて差別をする者される者問わず、社会全体が地獄絵図と化す。イデオロギーとゆう名を借りた人間性の崩壊、ある特定の人種に対して嫌悪感や憎悪をたぎらせる事、一部の権力者以外誰も得をしないこの構造の構築は、世界のどこでも起こりうることなのだ。もちろん日本も例外ではない。
[DVD(字幕)] 10点(2015-08-11 20:20:24)
130.  ティンカーベルと流れ星の伝説
ティンカーベルシリーズの一番最後の作品なんですけど、おいおいどーしたティンカーベルシリーズ、終盤になって急に物語の質が大人の男の子向けに急上昇した感じです。今回は感動作です。泣けました。ティンカーベルシリーズ初めて泣いて感動しましたよ。これで終わりなんてもったいない。これからもっといい物語作れそーなのに。今回の目玉は、守りの妖精と怪物です。そう、なんとこのシリーズ初の戦う妖精たちが登場します。しかも強いしかっちょいーです。そして、メインでちゃんとした怪物が登場します。その名もネバービーストのグラフ。あと、動物の妖精フォーンが今回は主役で、ティンカーベルはすっかり脇役になちゃってますが、それは前作にもいえることで、四季シリーズ後の二作はどーやら他の妖精にスポットが多く当たるようになってまして、これだけシリーズが長く続くと、それもありかなと。実はティンカーベル以上に他の妖精も結構問題児だったりするんですよね。僕としては、今回の作品がティンカーベルシリーズの中で一番面白かったです。
[DVD(吹替)] 10点(2015-08-09 23:32:57)(良:1票)
131.  トガニ 幼き瞳の告発 《ネタバレ》 
あのキモイ双子のじじいとその周りの取り巻き、裁判官、弁護士などを、全員、ぶちのめしたい衝動にかられて、とにかく観てる間中、怒りがドンドン湧いてきて、そして、涙が溢れて、もう心はぐちゃぐちゃでした。これほど心を鷲掴みにされるなんて。悪役といい、子供達といい、すごい演技力である。ただ劇中で言っていました。世の中を変えるのではなく、世の中に変えられないために戦うと。普通の人間が持つ良心は、複雑に絡み合った社会の中で、時に、自分の人生とのバランスをとりながら、折り合いをつけて、なんとかやりくりしている。目の前にある悪意に対して、正しい事をやりぬくには、そのバランスさえも崩さなくてはならない現実。そこに人は苦悩し葛藤する。主人公が居酒屋を出て車にぶつける怒り、単純に悪を許さないって事なのに。しがらみや権力や毎日の生活や、色んな要素がのしかかってくる。耳と口を防げば楽になるぞと囁く声がする。これは単なる韓国のある事件を扱った映画だけじゃない。こんな戦いの葛藤は、日本でも、世界のどこでもある普遍的なことなのだ。この映画が最後まで溜飲を下げさせないのは、それを僕たちに問いかけてるのかもしれない
[DVD(字幕)] 10点(2015-07-28 19:42:12)(良:1票)
132.  ジェームズ・キャメロンのタイタニックの秘密 《ネタバレ》 
映画館で3Dで40分ちょっとのものを2Dで90分にしたDVDを鑑賞。沈んだタイタニックを実際に探索するドキュメント。ディスカバリーチャンネルでやってそうなテイストであり、同時に特に前半は、そのカメラワークや演出でまるで探索映画を観てる気分にさせられる。これドキュメント?って思えるくらい。海中を航行する潜水艇の俯瞰の映像や探索ロボットなどのガジェットがさらにそーゆう気分を盛り上げる。ドキュメントなのに映画ぽい、探索隊のメンバーも、自分が映画の撮影所にいる気分で、カットってゆう声が、かかるんじゃないかと発言していたが、ほんとそんな感じ。これぞ現実と映画の融合。実際に沈んでいるタイタニックは、もちろんボロボロなんだけど、そこにまるで幽霊のように人間の映像をCGで合成し、そこがどーいった部分で、人々がどー行動していたかをわかりやすくしてくれるのも、素晴らしい。さらに後半は探索ロボットの1台がタイタニックから脱出不可能状態になり、もう一台で救出するとゆう、なんかドキドキする展開になる所も、ドキュメントなのに、そんなドラマがあるんだと、これ神がかってるなーって思えてくる。撮影後半ではアメリカの9.11テロが起こり、一次探索は中断するが、突然の大惨事に襲われるとゆう悲劇であるタイタニックの探索中に、違う悲劇が起こるあたり、人々のうえにふりかかる悲劇とゆーものを深く考えてしまうほど、さらに神がかっている。できれば映画館で3Dで観たかったなー。
[DVD(字幕)] 10点(2015-07-23 12:25:03)
133.  ヘルボーイ/ゴールデン・アーミー 《ネタバレ》 
前作はイマイチだったが、今回は、あれヘルボーイってこんなにおもしろかったっけ?こりゃ前作、もう一度観たいなーって思えるほど、楽しめました。まー、出てくるわ、出てくるわ、イマジネーションにビビッとくるワンダーな怪物たち。この世界観なら、もっと長時間でも耐えられるって思えるほど2時間があっとゆーまでした。特に今回の新たな仲間クラウスはいい味と煙が出てます。エクトプラズム人間って超便利ですね。あと、やっぱここ好きってゆーのがトロール市場。色んな怪物たちがひしめいていて、目のやり場に困ります。「涙色の微笑」をヘルボーイとエイブが歌うシーンも、なんか哀愁漂っていて、よくわかんないけど、ジーンときました。死の天使のキャラもその不気味さと摩訶不思議さで、こいつでもっと違う物語できんかなーって想像してしまうほど見とれてしまいました。この世界観は癖になります。
[DVD(吹替)] 10点(2015-07-21 02:24:04)
134.  JUNO/ジュノ 《ネタバレ》 
赤ちゃんて、どーして心から望む所にはあまり来ずに、そんなに望んでない所にサクっと来ちゃうんですかね。神様ってほんと皮肉だなー。ま、そんなことより、映画の方は、とっても軽快な雰囲気で、絶妙にユーモアなトーク、でもなざか泣けてくる映画でした。若いジュノが夫と別れてしまうことになりそうな彼女になぜ、ちゃんと託すことを決めたのか、そんな部分の描かれた方もとても自然で、ジュノの純粋な優しさとあいまって、あのモールでのシーンには泣けました。面白かったシーンは、産婦人科の前で堕胎の反対運動を一人でやってる同級生とジュノがばったり会うシーン。一人で黙々と反対運動してる、しかも学生がって設定がなんだか自由だなーって感じで面白いし、彼女とジュノがばったりあって、戸惑いつつもお腹の子供に爪があることをジュノに話す展開も、なんだかいい世界観だなー。こんなとこ住みたいなーって気持ちになってきます。とにかく、主人公ジュノの家族がとてもいい。これが個人的には理想の家族かなー。やっぱ、どんなことにもユーモアがなくちゃっね。殺伐としたら、こーゆう映画で癒されてみるのいいかもしんない。
[DVD(字幕)] 10点(2015-07-20 17:36:04)
135.  ヒックとドラゴン 《ネタバレ》 
これぞエンターテイナー、もう感動の嵐でした。トゥースに乗るヒックの自由なスペクタクル感はいうまでもなく、二人が心を通わせるシーンのテンポの良さや、ドラゴンを次々手懐けていくヒックにびびりまくる他の仲間たちの滑稽さなど、どこを切り取っても退屈ではなく、僕なんかは、全篇、ずーっとなんか涙目でした。なんで涙が出るのかはわかりませんが。主役のヒックも良かったです。ひ弱そうに見えて、普通なら落ち込んでしまいそうなシーンでも、彼はどこか飄々としていてユーモアで表現します。そこが、危なっかしいシーンでも安心して見れるとゆーか、頼もしく感じるのです。あと、ドラゴンの種類が豊富で特徴的である点もおもしろいです。双子がダブル・ジップに乗るのもうまい伏線の回収でした。もちろん、衝撃のオチには驚かされますが、尾っぽの片羽を亡くしたトゥースと同じとゆう所が、単なる子供向けとゆう世界観を飛び越え、さらにプラスに描いていてある種、希望を感じさせます。一部に最後のペットとゆう発言問題がありますが、ここまで完璧なのになんかおかしいと思い調べたら、理解できました。あれは訳し方の問題なんですね。英語原文のニュアンスでは日本人が感じるドラゴンは単なるペットとゆう概念とは全然違うのです。簡単に言えば冒頭のセリフの害虫(ペスト)で韻を踏んだ言葉遊びであり、またペットとゆう語源が放つ概念自体も日本とアメリカの文化では大きく違います。もともと違う文化の言葉を日本語に訳すって作業自体が完全には不可能に近い話しなんですけど、ここは訳す人がそれをくみ取って直訳するのではなく、日本人に受け入れやすい表現に変えるべきでしたね。まーでも、これは違う種族とゆうより動物と人間の世界観と考える方が受けいれ易いかもしれません。それでも動物愛護団体とかは怒ってきそうですが。とにかく僕は最初から最後までテンション高めで楽しめました。このシリーズは2もあり、こちらも評価が高いみたいです。残念ながらDVDスルーとなってしまいましたが。そして彼らの活躍をもっと見たい方は1と2の間を描くテレビシリーズもDVDで出ていますので、是非ご鑑賞あれ。
[DVD(字幕)] 10点(2015-07-18 16:13:11)(良:2票)
136.  スタンドアップ 《ネタバレ》 
あらすじを聞いた時、女性が鉱山でセクハラを受けてそれを訴える実話を描いただけの映画だと思っていた。ところが、実際に見てみると、そーゆう側面はあるものの、なんか違う。セクハラと並行して描かれる日常の親子と友人のドラマ、そしてラスト近くで明かされる鉱山のセクハラ話なんて吹っ飛ぶのほどの衝撃の真実。僕は、これを覚悟の話だと捉えました。人間の尊厳のために戦う覚悟、愛情を受け入れる覚悟、母が真実を子供に告げる覚悟、一歩踏み出すための覚悟、セリフでも度々出てきます。あなたにその覚悟があるのかと。人生において、人を憎むのにも、愛するのにも、許すのにも、その先に進むためには覚悟がいるってことを表現しているのではないかと思うのです。裁判で女性たちが立ち上がる前に、母と子の会話のシークエンスが挟まれます。母が子供に言うのには、とても勇気がいる残酷な真実を彼女は話すのです。そして、母の深い愛情を示すのです。ここから裁判のシーンへ、そしてラストの母と子のドライブのシーンへ続くくだりで、それまでは淡々と見ていた僕はボロボロ泣きました。あの最後の母と子の楽しそうなやりとり。覚悟の先に進んだ描写がそこにありました。もしかしたら、子供がグレてさらなる悲劇を招いてたかもしれない。でも、もうこの母と子は大丈夫なんだと思える何気ない日常の描写。これはそんな親子の物語にも見えるのです。
[DVD(字幕)] 10点(2015-07-17 18:41:18)(良:1票)
137.  スター・トレック/イントゥ・ダークネス 《ネタバレ》 
僕は、ニュージェネレーションシリーズのテレビドラマにはまり、そこからディープスペース・ナインやヴォイジャーまでのDVDを所有していて一応、全話観ています。毎回、異世界やワンダーな世界観とともに、とても身近な問題や宗教や哲学にたいるまでの様々なテーマと、サスペンス、コミカル、アクション、人間ドラマの色々な演出で見せてくれるとても面白いSFドラマとして楽しめました。さて、そのスター・トレックのリブート版第二弾ですが、僕は正直、前作より面白かったと思います。雰囲気は前作と同じなのですが、今回は、だいぶこなれてきた感じに思えました。特に前回は強引にスピード感だけで押していた部分が、今回はちゃんと緩急ついていて、人間ドラマも静かに見せるとこはしっかり描いてくれているので、ドラマに入り込みやすかったです。惑星を丸ごと破壊しても、そんなに大きな出来事に思えず、なんだかコジンマリしていた前作と違い、惑星破壊はないにしても、それなりに世界の広がりが感じられて、それでいて前作に負けず劣らず、ドカンドカンと派手にやっていて、リブート版の良さがよーやく完全に理解できた感じです。
[DVD(字幕)] 10点(2015-07-15 17:53:31)(良:1票)
138.  脳男
僕は原作も読みましたが、原作はそんなに面白いとはおもいませんでした。評判が良さそうなので、全く期待せずに映画を観たんですが、滅多にない事なんですけど、映画のほうは正直大変面白かったです。生田斗真の演技が凄すぎて、ちゃんと不気味に視覚化してくれたおかげで、小説じゃ荒唐無稽過ぎて全くイメージがわかなかった脳男を、存在感あるものとして感じれて映画の世界にグイグイ入りこめました。映画全体のサイコ的な雰囲気も小説よりあったと思います。爆弾魔の設定が漫画みたいなありえなさですが、原作からしてリアリティーがまったくないので、むしろ役者の演技と演出で、素直に娯楽作品として受け入れられて楽しめました。
[DVD(邦画)] 10点(2015-07-12 21:58:03)
139.  藁の楯 《ネタバレ》 
まーまーな評価なのは、わかる。娯楽作品としてそれなりのレベルはあるものの、洋画の「S.W.A.T.」に似た設定だし、突っ込みどころも多いでしょう。現実の日本ではありえない。トラックがパトカーぶっとばして、猛進、宙返り、ドカーン!手当てをする看護師が、警察官が、次々と殺人者と化す、いや、面白いけど、ありえねー。でもね、ドンドン面白くなってしまっている僕がいる。僕はずっと主役の大沢たかおが、あのどーしようもないクズを守り続けることに関して、最初は真面目な奴なんだとしか思わなかった。しかし物語が進むにつれ、ドンドン彼に出される試練は、まるで作者が主役に、次から次へと甘い誘惑を提示してるようにしか思えない展開。警察までもが、もう殺していーよってなるし、犯人はこんなけ追い詰められても、同僚を殺しちゃうし。そして僕も最後には、もういいよ、殺しても、てゆーか、お願いします殺してくださいと、この不条理に対抗できなくなり作者側につく。僕はジョジョの岸辺露伴がどーしてかっこよく思えたのかを思い出した。誰もがこう動くであろうと思う予想に反する行動「だが断る」、あれにはしびれたー。僕は昔から、僕の予想に反する行動ができる人を尊敬してきた。これが出来ない人は、例え総理大臣だろうと、先生だろうと、どんなけ才能があろうと見た目が良くても、自分と同じレベルの人間にしか思えないのだ。僕自身、誘惑や欲望にとても弱い。だから自分の中にある何かのために、それをはねのける人間がものすごくかっこよく思えるのだ。この映画で犯人が言った言葉「スゲー」。僕も同じことをこの主役に感じれた。こんな奴がどこかにいてほしい。いや、無理だろうけど、こんな奴になりたい。僕の憧れがこの映画の中で感じれた。だから、この映画、十分に楽しめた。
[DVD(邦画)] 10点(2015-07-11 04:16:08)
140.  カエル少年失踪殺人事件
韓国で実際の未解決事件を題材に、映画を作るといえば「殺人の追憶」が有名ですが、それに近い映画です。ただし、「殺人の追憶」とはまた違った要素を取り入れ、どちらかと言えば、その被害者の悲痛な想いを根底にもってきており、子供がいる親が観れば、胸がとても苦しくなる映画です。ただ、それだけでないところが、この映画のすごいところで、サスペンス的な要素もきっちり入れており、特に中盤の騒動と後半のある出来事にはドキドキしてしまいます。そして、それ以上にすごいのが、人間の偏見をもった視点がいかに恐ろしいことかを、観てる者を巻き込んで描いてるところです。車の窓越しに見るある人物の顔、この恐ろしい表現がどんな事態を巻き起こすか。主役が番組のためなら、でっち上げも平気でするマスコミの人間で、このクズっぷりに、主人公に感情移入しにくいのですが、クズが事件の真相を追うって構図がおもしろく前半はそれだけでグイグイ引っ張られます。特に印象的だったのは、後半に登場するある人物の目です。とてつもなく恐ろしい目の演技をしてくれます。人ってあんな目になれるんですね。とにかく人間ドラマ、推理サスペンス両方の要素がつまったこの映画、時間を忘れて見入ってしまいました。
[DVD(字幕)] 10点(2015-07-07 03:44:21)
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