121. バック・トゥ・ザ・フューチャーPART2
完結編でも大活躍する空飛ぶスケボーが登場する第二作。唯一未来の話を含んでいる本作が三部作の中でいちばん好きです。現代のあの人やこの人が、未来や過去ではどうなっているかを探っていくのもこの映画の楽しみのひとつ。最後の手紙は、次回作への繋げ方としてはとてもうまかったと思います。 [地上波(吹替)] 8点(2005-11-03 12:30:12) |
122. バック・トゥ・ザ・フューチャー
『ターミネーター』と並んで子供の頃に何度も観た思い出深い作品。僕にとっては映画の原風景ともいえる名作である。そりゃあ探せばアラもたくさん出てくるだろうけど、もはやそんなこと気にしないで楽しめてしまう。今でもたまに三部作を続けて一気に観たくなります。 [地上波(吹替)] 8点(2005-11-03 12:26:21) |
123. JAWS/ジョーズ
『激突!』につぐ恐怖の応酬! これなんかを観てると、スピルバーグってやはり残酷描写の天才だなぁって改めて思い知らされる。確かに『プライベート・ライアン』に通じる視覚的恐怖も多い映画ではあるが、それ以上に心理的な恐怖の要素が強烈だと思います。 [CS・衛星(字幕)] 8点(2005-11-03 00:54:06) |
124. 東京ゴッドファーザーズ
前作『千年女優』より遥かに面白い名作。全編にわたって奇跡に次ぐ奇跡で、ご都合主義もいいところなんだけど、それが観ていて全然苦にならないのがこの映画のエラいところ。前作同様、圧倒的に美しい映像にも驚かされる。その一方で、主人公の三人(オッサン・オカマ・女子高生)が思い切りブサイクなのが笑える。 [DVD(吹替)] 8点(2005-10-30 11:46:44) |
125. 千と千尋の神隠し
よくも悪くも映像の印象しか残らない作品。ストーリーは特に後半がバタバタしててあまりまとまってなかった気がする。尺を短くするためにカオナシを準主役クラスにしたらしいですが、明らかにそのあたりから話が二転三転してワケが分からなくなったような気がします。ハンコの話もなんかもとってつけたような印象で、千尋を電車に乗せるためのただのきっかけに過ぎなかったような…。ただ海上列車のシーンと、千尋とハクの別れのシーンはけっこう好きなのでこの点数に。 [映画館(吹替)] 8点(2005-10-30 11:11:15) |
126. もののけ姫
宮崎作品のターニングポイントとも言える作品。見応え十分の内容でしたが、個人的には少し最後が甘かった気もします。人間側は勝ったわけではないけど、少なくとももののけ側は完全敗北だし。もののけ姫と言いつつもサンがやけに人間臭いキャラだったのもちょっと残念。もっとアシタカとは別の世界に生きてるんだということ強調した方が、より事態の深刻さが浮き彫りになったんじゃないでしょうか。そういう意味では、やはりサンは人語を話せない方がよかったと思います。 [映画館(吹替)] 8点(2005-10-30 01:29:16) |
127. 平成狸合戦ぽんぽこ
実は大好きです、これ。毎年秋になるとつい観てしまいます。ただし、声優陣にはかなり不満あり。なんでタレントをこんなに大勢起用したんだろう(福澤アナなんて悪ふざけもいいところ)。でも話自体はとても面白かったし、文太が泣き崩れるところなんてちょっとグッときました。 [ビデオ(吹替)] 8点(2005-10-30 01:01:49) |
128. 魔女の宅急便(1989)
昔は何も考えないで「ああ面白かった!」で終わっていたけど、年を取ってだんだん性悪になってきたのか、展開が甘過ぎるようにも感じる。あまりにもあっさり下宿先が決まったりするし、最初の仕事の失敗だってあんなに都合のいい話があるかって突っ込みたくもなる。かといって、いきなり路頭の迷うようなことになっても困りますけど。ノスタルジーも相まってやや甘めの評価です。 [地上波(吹替)] 8点(2005-10-30 00:40:56) |
129. 火垂るの墓(1988)
初めて観たのはもう10年以上前ですが、当時はとにかく怖そうでとても観られなかった。理由は簡単、小学校1年の時に授業で「はだしのゲン」のアニメを見せられたから。あれは本当に怖かった。戦争モノということで、またあんな映像やこんな映像を見せられるのかと思うとゾッとしたもんだ。案の定実際に観た時はゾッとしてしまいましたが。まぁそれはともかく、これって年を重ねるごとに印象が変わりますね。最初は「二人とも可哀相~」で、次第に「でもやっぱ清太が悪いよなぁ」、今は「でもやっぱり二人とも可哀相!」。来年の夏もまた観るんだろうなぁ。 [地上波(吹替)] 8点(2005-10-30 00:37:13) |
130. 少林サッカー
出だしでいきなり『2001年宇宙の旅』のパロディが出てきてまずびっくり! そしてそのまま抱腹絶倒のクレジット画面へ。これで掴みはOK! ちなみに僕は本格的にサッカーを始める後半より、メンバー集めをする前半の方がムチャクチャで面白かったです。シンとムイの絡みのあたりでちょっとドラマ性を帯びてしまい失速してしまった気もするし。とはいえ、無意味に派手な必殺技の応酬となるラストバトルも含め、十分に楽しめる内容でした。余談ですが、シンをサッカーに誘うおっさんが志村喬に見えてしょうがなかったのは僕だけ? [DVD(字幕)] 8点(2005-10-29 01:04:53) |
131. キル・ビル Vol.1(日本版)
愛すべきバカ映画。ヘンな日本描写が出てくるたびに文句を言ってる僕ですが、なぜかこの映画だけは憎めない。まるで小学生がテスト用紙の裏一面にビッシリ描きなぐったヘタクソな落書きのような可愛らしさを感じずにはいられないのです(なんのこっちゃ?)。ユマ・サーマンもいいけど、やっぱ和服に刀がばっちりマッチしてるルーシー姐さんに軍配っすね。 [映画館(字幕)] 8点(2005-10-27 22:04:54) |
132. フルメタル・ジャケット
もうハートマン最高! 最強のサノバ○ッチ野郎である(当然これは彼にとっては褒め言葉であろう)。徐々に狂っていくほほえみデブも素晴しい。それに比べると主人公のジョーカーはちょっと影が薄いです。前記の二人が大活躍する前半は最高に楽しいのだが、後半のベトナムが割と普通な戦争映画っぽく感じてしまいちょっと残念。 [DVD(字幕)] 8点(2005-10-26 23:39:38)(良:1票) |
133. 殺人の追憶
未解決の連続殺人事件を扱った作品なので、当然犯人は捕まらない。それを分かったうえで観ているのに、ここまでハラハラドキドキさせるなんて本当に凄いです。それだけ脚本がしっかりしてるということでしょう。序盤のトラクターのおっさんがあんな形で伏線になっていたとは…脱帽。相変わらずソン・ガンホもいい演技をしている。ただ、ソウルからの助っ人・ソ刑事にあまりインパクトがなかったのと、予告編ほどの大捜査に見えなかった(3000人取り調べた、だったっけ?)のでマイナス2点。 [DVD(字幕)] 8点(2005-10-26 22:46:48) |
134. HANA-BI
《ネタバレ》 やれ賞狙いだとか何とかってかなり叩かれたみたいだけど、僕は結構この映画好きです。ヤクザでも平気で殺す一方で、嫁さんには不器用ながらも優しく接しようとする様子が、観ていて何とも哀しい。とはいえ、随所に登場するたけしの絵はちょっとしつこすぎるとは思いましたが。 [ビデオ(吹替)] 8点(2005-10-26 20:54:01) |
135. ゴッドファーザー PART Ⅲ
前作から16年も空いたせいで雰囲気がかなり変わりましたね。新登場のビンセントやメアリーもこのシリーズに出るにはややイマイチ。とはいえ、マイケルに罰を下すという意味ではこれはこれで納得の出来。ちなみにこのシリーズで一番不幸だったのはマイケルではなく、マイケルに最後まで裏切られ続けたケイだったのではないでしょうか? [DVD(字幕)] 8点(2005-10-26 20:28:08) |
136. クール・ランニング
《ネタバレ》 「ド素人が集まって絶対不可能な勝利を目指す」「色々衝突しながらも一応団結」「最後の大舞台の前にメンバーのひとりの親が連れ戻しにくる…」といったふうに、ストーリー自体はスポ根モノの基本要素をすべて兼ね備えた鉄板コース。基本的にこの手のドラマは嫌いなんですが、ラストで見事に裏切られました。勿論いい意味で。あれがなければあと-4点でした。 [CS・衛星(吹替)] 7点(2008-10-22 22:00:36) |
137. 8 1/2
順番が逆ですが、「これはフェリーニ版『TAKESHIS'』『監督・ばんざい!』なんだ」と思えばだいたい納得。現実と妄想がだんだんグチャグチャになっていく様子は『TAKESHIS'』、映画監督としての苦悩と狂気が『監督・ばんざい!』をイヤでも彷彿とさせます。ラストの大団円ならぬ大破壊などまさに『監督・ばんざい!』…というか、たけしが『8 1/2』をやっただけというか。なかなかこういう映画にはお目にかかれないので観ておいてよかったとは思いますが、分かりにくいのに変わりはなく、手放しで面白いと思えるような作品ではなかったです。 [CS・衛星(字幕)] 7点(2008-10-22 21:36:16) |
138. 世代
ずっと前に観た『灰とダイヤモンド』に連なるレジスタンス映画の一発目ということで初めて観ましたが、コレもなかなか強烈な作品。ラストの素晴らしさもさることながら、一見するとごく普通の一般市民に見えるあの人やこの人までもが実は抵抗組織の一員だったという事実が非常に衝撃的でした。国家の正規軍ではなく地下組織として他国と戦う(これが一般的な戦争映画との根本的な差異)ということがどういうことか、ほんの少しだけですが垣間見えたような気がします。 [CS・衛星(字幕)] 7点(2008-09-25 14:17:35) |
139. 捜索者
イーサンのポーリーやデビーに対する態度が一貫していないこと(どこで彼らに対する考え方が変わったのか不明)、あまりに自己中心的で傲慢なやり方などに違和感を覚えたことは否めませんが、それを補って余りある圧倒的な映像美にまずは拍手。荒野の茶色と抜けるような青空のコントラストが実に美しく、その間を駆けていく馬の「画」がまた絶妙。 [CS・衛星(字幕)] 7点(2008-09-15 09:32:30) |
140. ビルマの竪琴(1956)
戦争映画なのにミュージカルかと勘違いするぐらい歌のシーンが多いという非常に珍しい作品。ただ、なぜ水島が部隊にも戻らず、戦死した同胞の為にビルマに残る決意をしたのかが曖昧で、そのせいか終盤の合唱や手紙の朗読がやや陳腐に思えてしまうのがちょっと残念です。 [CS・衛星(邦画)] 7点(2008-06-22 14:04:47) |