1561. ケンタッキー・フライド・ムービー
ギャグの中で笑えたのは3割ぐらいですが、こんなコンセプトでわざわざ映画を作ってしまおうというへそ曲がりの根性だけは評価したい。しかし、「裸の銃」の源流はこんなところにあったんですね。 [DVD(字幕)] 6点(2004-06-08 02:10:02) |
1562. オーメン(1976)
《ネタバレ》 日常生活の中に何気なく出てくる恐怖こそが、現実感があって何より怖いのです。だから、神父串刺しとか記者切断みたいなおどろおどろしいものよりも、最初の自主的(?)首つりの方が恐さのレベルは上です。途中、イタリアでの調査なんかが妙にのんびりしていて、そこでペースダウンしていますね。音楽に+1点。 [DVD(字幕)] 6点(2004-05-31 01:09:38) |
1563. ラスト・アクション・ヒーロー
《ネタバレ》 意外と面白かったですよ、これは。最初の、映画の中と外のギャップで笑わせるところなんかはいかにもだし、アクション映画の自己パロディみたいなところも笑えるし、キャラクターとそれを演じる俳優の対面なんてアホ極まりないシーンが堂々とできるのはシュワちゃんならではです。まあ、脚本と編集次第でもっと面白くなったとは思いますが。関係ないけど、この作品はサントラが超豪華で、数々のメタルバンドの未発表曲/テイクが満載で、当時、世のメタラー達は、普段は行かないサントラのコーナーに行ってCDを探したものです。 6点(2004-05-31 00:52:30) |
1564. 不滅の恋/ベートーヴェン
製作者の気合の入った好作品ですが、3人の女性がそれぞれ何の関連性もなくて、オムニバスみたいな感じになってしまったのがちょっと残念だった。 6点(2004-05-29 23:08:03) |
1565. レイダース/失われたアーク《聖櫃》
前半の息もつかせぬテンポは抜群ですが、アークが見つかって以降は普通のアクションになってしまい、なぜかダラダラした印象を与えます。 [CS・衛星(字幕)] 6点(2004-05-23 01:35:29) |
1566. 白と黒のナイフ
無駄なく絞られた前半から、法廷の部分までは高レベルなサスペンスだったのですが、あの単純すぎるオチにはちょっとがっかりでした。弁護人と被告人の恋愛事情なんかも、別にいらなかったのでは? 6点(2004-05-21 00:39:45) |
1567. 北国の帝王
こんな設定でいったいどんな話になるのかと思っていたのですが、それなりの話にはなるのですね。浮浪者と車掌の両者の背景に何の説明もないところがいいです。 6点(2004-05-18 03:29:06) |
1568. カミーユ・クローデル
力が入っているのはよく分かったし、終幕部分に向けての迫力はかなりのものがあったが、やはりちょっと長過ぎかな。 6点(2004-05-17 03:28:50) |
1569. ハウスシッター/結婚願望
普通に楽しめる好作品コメディですが、笑いの部分が少しまわりくどかったかな。それにしても、画面に登場するだけでほっとする笑みを誘発するゴールディ・ホーンの天性の雰囲気は素晴らしい。 [DVD(字幕)] 6点(2004-05-14 02:07:12) |
1570. コールド マウンテン
ニコールにはこんなまともな役は似合いません。序盤のラブロマンスも、大事なところを端折りすぎです。なので、なんで必死になってジュード・ロウが戻ろうとするのかということについて、説得力がありません。道中の過程も、都合の良い登場人物が次から次に現れては消えるだけで、必然性がありません。などといろいろ文句をつけながらも何だかんだいって印象が良いのは、どってことない野山を無限の空間に変えてしまうジョン・シールの魔術カメラワークと、ニコールの単純一直線演技すら目立たなくしてしまうガブリエル・ヤーレの格調高い音楽のおかげでしょう。やはり、この2人は恐るべしです。 [映画館(字幕)] 6点(2004-05-09 23:43:44) |
1571. ハノーバー・ストリート/哀愁の街かど
本来、傑作になりえた作品だと思いますが、全体的にテンポがのろくて、シーン自体も平凡なものが多く、標準レベルの作品にとどまってしまいました。 6点(2004-04-20 01:38:46) |
1572. グッド・ウィル・ハンティング/旅立ち
《ネタバレ》 何かが生まれそうで生まれないもどかしさ。脚本は繊細だし、役者の演技も頑張っているのも分かるのだが、その着地点としては、主人公とセラピストが相互に告白して抱き合うとか、女の子を追いかけていくとか、無難に収束してしまっているのである。もっと、何かの壁を突破する当事者としての混乱や破綻や逸脱を見せてほしかったという気はするのだが。 [DVD(字幕)] 6点(2004-04-07 04:29:20) |
1573. トーマス・クラウン・アフェアー
《ネタバレ》 台詞の1つ1つも、シーンの選び方も小道具関係も、最初から最後まで、イヤミなほどキザでオシャレなんですよ。そこがいいのです。内容を二の次にしたのが成功しています。といっても、頭とラストで出てくるトリックは、単純ながらなかなか爽快に決まっていますね。 [CS・衛星(字幕)] 6点(2004-04-03 05:12:22) |
1574. カル
頭が使える面白いミステリーですが、何もしなくても十分緊迫感があるわけですから、血みどろスプラッターの場面は余計でした。あんな単純画像よりも、登場人物のさりげない心の動きの方がよほど怖いです。 6点(2004-04-01 04:28:58) |
1575. 1969
終盤近くまで、演出がわざとらしい部分が気になってあまり真剣に見ていなかったのだが、葬儀の場面以降は実に素晴らしかった。あの素朴な疑問と決意、そして行動こそが、プロテスト・アクションの原点であり、すべてである。アメリカが何の学習も進歩もなく侵略行動を繰り返し、日本が露骨かつ厚顔無恥にそれに対する追従を明らかにしている現在こそ、再確認されるべきシーンだと思う。 6点(2004-03-21 23:47:27) |
1576. ベスト・キッド(1984)
以前見たときには、超単純青春コメディサクセスストーリーかと思っていたのですが、改めて見てみると、意外に落ち着いた作りなのですね(この種の作品にしては、尺も微妙に長い)。それを成り立たせているのは、やはり何といっても、東洋の神秘、ノリユキ・パット・モリタ氏に尽きる。ワックスもペンキ塗りも鶴のポーズも、この人が言うからこそ奥の深い指導として意味あるものになっている。 [CS・衛星(字幕)] 6点(2004-03-16 02:01:39) |
1577. たそがれ清兵衛
《ネタバレ》 一番良いところは、出陣前に、内心のさまざまな葛藤を押し隠して、黙々と的確に身支度を手伝う朋江の姿。そして、勇ましさや晴れやかさのかけらもない、まるで妖鬼と闘っているような討伐の描写(終わった後に主人公が精神的に消耗するのがよく伝わってくる)。この30分間を味わうために、それまでの地味な展開は辛抱しましょう。それと余計なナレーションも。 [DVD(邦画)] 6点(2004-03-06 03:41:34) |
1578. ダンス・ウィズ・ウルブズ
突っ込みたいところはいろいろあるが、ホワイトアメリカンをきちんと侵略者として表現した点は素直に評価したい(主人公の存在自体が免罪符的ではあるが)。しかし、あのラストはいくらなんでも中途半端では? [ビデオ(字幕)] 6点(2004-03-04 02:35:02) |
1579. セント・オブ・ウーマン/夢の香り
きちんと作りこまれた話で好感が持てますが、この題材で2時間半は長過ぎです。もっとコンパクトにまとめてくれたら、名作認定だったのですが。 [ビデオ(字幕)] 6点(2004-03-01 02:57:55) |
1580. ロード・オブ・ザ・リング/王の帰還
良くも悪くも予想どおり。ただ、結局フロドが最後までまるで成長しないのには、びっくりしてしまった。あのキャラクターは何のために出てきたんだろうか?それと、前作で印象に残っていたレゴラスとエオウィンの登場が減っていたのが残念だった。 6点(2004-02-29 20:46:48) |