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ムランさんの口コミ一覧[この方をお気に入り登録する

プロフィール
コメント数 300
性別 男性
年齢 41歳
自己紹介  点数が低い作品に関してはかなりボロクソに書いてありますのでお読みの際はご注意を。
 私の駄文が皆様の映画ライフの助けになれば幸いです。

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141.  第9地区 《ネタバレ》 
 なんか昔社会の授業で習った様な関係を人間同士で無く『人間とエイリアン』に変えたのは『エイリアンが当り前に存在する世界』と言う設定と合わせ中々斬新に感じられた。  『エイリアンにあんなひどい事するなんてあの兵隊や科学者最低だな→いや、あんたら同じこと人間にやってたから』と言った皮肉なのでしょうか?ただそうやってエイリアンに同情が集まり過ぎない用気色悪いデザインにしてあったり、人間とエイリアンから観た世界を説明し不運に見舞われる主人公もやたらヒステリックかつ自己中心的な性格にする等、誰かやどこかに好感を持たすこと無く、一歩離れた所から中立的な視点で観賞させようとしている演出が施されている。結果本作に含まれている皮肉(ブラックユーモア)やメッセージの様なものを気付きやすくしているのも上手い。  所々にグログロなアクションを入れることで変に説教臭くなることもなく、かつダレそうな内容に刺激を与えるスパイスとしてしっかり機能している。  『メッセージ性』『ドラマ性』『娯楽性』と言ったまとめ難い要素が上手に料理されている良作。ただ全体的に視覚的嫌悪感を覚えるデザインやシーンがあるので苦手な方はご注意を。 
[映画館(字幕)] 7点(2012-04-02 01:09:10)
142.  モンスターズ/地球外生命体 《ネタバレ》 
 エイリアンの存在が猛獣の凄い版程度の認識で当り前となった世界が舞台。 パッケージで色々な著名人が絶賛していたらしいが、正直この程度の低予算映画ならそんなに珍しいアイディアではない(世の中には怪獣が出ない怪獣映画もある位だし)。逆にこの程度で感動するのであれば、それはあなた達がいかにぬるま湯な環境(資金的な意味)で映画を作っているのかと言う事をもっと理解すべきだと思う。  単純に一本の作品として見れば着眼点こそ悪くないが、その設定が映画的面白さに直結しておおらず、ただ男女二人がちょっぴり過酷な旅行をしている程度にしか感じられなかった。似たような感じの『第九地区』に比べると製作費を考慮しても大きな差を感じた。  折角主人公がカメラマンと言う設定なのだから、それこそ第九地区で時折挿入されていたドキュメント的演出を追及して『エイリアンを撮影しに来た敏腕カメラマンと社長の娘と言うコネでやってきた女アシスタント』の現地レポートみたくした方が面白かったんmんじゃないかな。 
[ブルーレイ(吹替)] 5点(2012-04-02 00:52:37)
143.  戦火の馬 《ネタバレ》 
 馬良い!超馬良い!!馬可愛い!馬超可愛いよ!!  途中可哀そうなシーンが多々あったが最終的に大きな怪我もなく帰れて良かったね。  そしてあのドイツ人将校、殴りてぇ!超殴りてぇ!『もうやめて』と泣くことすらできなくなるまで殴り続けたい。あいつの死に顔が観れなかったのが心残りだ。  普通にレビューします。  やっぱりスピルバーグって撮り方や構成が上手く、『馬が色々な人と出会い別れる』と言う繰り返しの展開が2時間以上続くがダレることなく飽きることなく描いている。  ただ第一次世界大戦を馬目線で見た・・・と言うだけなので目新しい設定は無く、また登場人物がコロコロ変わってしまい、その人間達にも縁の様なものがあるのはごく一部で印象に残るシーンは残念ながら無い。  馬に関わった人間も一部が死んでしまうのも駄目。上述した理由でドラマ性自体は低いのに、これが変にリアリティ(ドラマ性)を出してしまっており純粋に馬を応援するのに集中できなかった。  『戦場ドラマ』と言う意味では同氏の『プライベートライアン』で十分堪能できたので、どうせならそれとは真反対の、敵味方問わず良い人間全員が幸せになるとかの方が、ご都合主義ながらおとぎ話感覚で楽しめたのではないだろうか。  イメージ的には『人間が一杯出てくる小熊物語』と言った感じ・・・なのだが、上述した戦場の非情さが中途半端に再現されており、尚且つ本作にマッチしていないのでマイナス1点。
[映画館(字幕)] 6点(2012-03-31 17:41:47)
144.  顔のないスパイ 《ネタバレ》 
結論としては決して面白くないが怒り狂う程酷くもない「普通に詰まらない」作品だった。まぁサスペンスっぽいアクションなのに尺は100分以下なので予想はしてましたが。 ぶっちゃけ本作最大の功労は広報の方達だろう。「リチャード=スパイ」と言うのは予告の時点でバレていたが、本編でも序盤でわかちゃうので、むしろネタバレ予告を見せ「100%予測不可能」と言うコピーを用いることで「ひょっとしてスパイはリチャードではないのかも」と言う、真のネタバレを隠すためのミスリードとして機能しており素直に上手い演出と言えるだろう。惜しむべきは肝心のオチが「リチャードの相棒であるFBIはロシアのスパイでした」と言うしょうもないことだったことだ。そりゃあ伏線もなけりゃ予想はできないよ。てかFBI警官のロシアスパイなら台詞にあった『二重スパイ』じゃなくてただのスパイでは? 細かいところでは敵役のロシアスパイを見つける方法が巷の情報屋に聞く、しかも何度も。なので尺を使った捜査や推理で場面が進展することは無く(用は無駄)、リチャードがスパイとバレるのも本人の「本当にスパイかよ?」と疑いたくなるような迂闊過ぎる行動が原因。そもそも整形した描写すらないのになんで抹殺しようとしているロシアがリチャードを発見できないかが不明・・・・・等々。とにかく各キャラや場面の説明が無く話がどんどん進んでいき(ただぶつ切りと言う程酷くなく一応脳内補完できる程度には出来ている)、アクションもそこそこに終了。と、あえて書く程駄目な部分も無いと言う感じ。 ラストも息絶え絶えなリチャードが『お前はスパイじゃなく一人の父親として生きろ』と言って亡くなるが、その死に様もス---ッと息を引き取るのではなくコントなんかで突然ガクッと死ぬ感じなので思わず笑ってしまった。 広報の方の努力も考慮し且つ、3点付ける程酷い所も無かったので消去法の4点で。
[映画館(字幕)] 4点(2012-03-01 20:07:00)(良:1票)
145.  ものすごくうるさくて、ありえないほど近い 《ネタバレ》 
他人とは『少し違う』主人公の少年が、父の遺品から見つけた鍵と入れ物に書かれていた『ブラック』と言う言葉を頼りにニューヨークを探すお話。 正直、良くある『傷付いた少年が多くの人と出会い癒したり癒されたりする』系のお話だが、まぁ押し付けがましかったりあざとい演出も無く、単に人と出会うだけでなく旅をするお供(老人)に影響を与えたり受けたりするので物語にそれなりの緩急が付いていて良かった。 途中仲間になる老人も、これまた良くある『偏屈じいさんとお元気少年』ではなく『偏屈少年とお元気じいさん』と言った組み合わせは新鮮で良かった。 ラストも最後の一歩は自ら踏み出し序盤での伏線張りもベタだが悪くない。 そしてタイトルにもなっているが、母親は実に偉大である 難点を挙げるなら、まず行く先々で出会う人たちがダイジェスト程度でしか登場せず、出番をもう少し増やして欲しかった。 あと遺品のカギや母親の行動に関しても後半に繋がる伏線の様なものを張った方がより良かったと思う。 総評としては傑作でこそないが、上述した様な内容の映画が好きなら見て損は無いと思います。
[映画館(字幕)] 6点(2012-02-18 19:07:46)(良:1票)
146.  TIME/タイム 《ネタバレ》 
常に24時間無い寿命の主人公は、ある日助けた富裕層の男から百年分の寿命を貰う。長寿(大金)を得た主人公は富裕町に行き女性と出会う。お互い惹かれあっていた時警察が乱入、時間を奪われるもヒロインを人質にし脱出に成功、ここまでは良かった。短命と長寿ゆえの苦悩を語り合うシーンなどは哲学的な感じが設定、世界観の手助けもあり引き込まれる。ローンを返し残り寿命90分(少っ!)になるが、凡ミスで時間切れになる無計画母親にクスリとしたが気にしない。 身代金を断る父に絶望し貧民の生活苦を目にし、主人公とヒロインの取った行動は銀行を襲い時間を皆に配ると言うねずみ小僧展開!あれ?そしてそんな彼らを必要に追うのは父でも警察でも無く町のギャング、理由は懸賞金と彼らはたんまり寿命を持ってるから。あれれ?話が変な方向へ。まだ止まらない。素人で襲える程度の銀行を数件落とされた結果『町に時間が溢れ世界が崩壊しそうです』脆過ぎるぞ世界!あ、この時点で私諦めました『この作品、世界観や設定の説明する気無いな』。何故寿命のやり取りができるのか、時計と生体活動がリンクしている仕組み、てか何でそんなシステムが存在するのか等の説明皆無。『説明不要そう言う世界だと認識しろ』と言うスタッフのプレッシャーを感じつつ、時間を盗むべく父の会社へ乗り込む娘。ロビーを歩くパパに堂々と入口から入り声をかける娘。その声に反応し、密集陣形を取り銃を構える十数人の黒服護衛、娘に注意を向けさせ、護衛の一人に変装していた主人公が集団の後ろを取りパパ捕獲に成功。この流れを見てマジで本作をギャグだと思った。盗みに成功し追っ手も何故か振り切るが、手にした時間に一切手を付けず分け与えてしまい寿命が数分の主人公ヒロイン、何故か隣町に行けば助かるので急ぐが時間が無い、僕の時間を与えるから君は生きろ、嫌私の時間を、ああ♪ああん♪とイチャつくバカップル。結局身元認証もせず時間を支給するパトカーのシステムで助かりエンド。ちなみに主人公父の死に陰謀の匂いがしたが説明は無く、それを知る警官も上述の毎日支給される寿命を捜査に夢中で忘れて死亡で大爆笑。 金と命を同一化し『資本格差の非情』さを一層エグく演出しているが、そこを深く描かず『近未来版ねずみ小僧』になりただのB級バカ映画になってしまった、設定説明は無視するとして話をもう少し頑張れば化けたかもしれないだけに残念。
[映画館(字幕)] 3点(2012-02-18 11:08:39)(笑:1票) (良:2票)
147.  ゴジラVSスペースゴジラ 《ネタバレ》 
 いい加減な設定?ちゃちなセット?OK認めよう。でも好きだ!ゴジラ映画で一番好きだ!!  モゲラ最高過ぎるゼ!!!  外見は不細工で若干古臭いがそこが良い。いや、あの力士そっくりな図体を基にここまでエッジの効いたデザインに直した事はむしろ賛美に値する!!  武装も無駄に多くない必要最低限とシンプルな上、『プラズマメーサーキャノン』、『スパイラルグレネードミサイル』等少年心をズキュズキュ刺激しまくるイカスネーミングセンス。  そして分離!そして地底潜航能力!!そして合体!!!そしてローラーダッシュ!!!!そしてド・リ・ル!!!!!(合体は構造的に無理?だからなんだ!)  こんなにも浪漫と夢を一杯詰め込んだスーパーロボットを実写で見れることはもはや涙ものです。  細かいところでは、BGMも軍隊っぽくて好きですし、空中戦での背中からのカメラアングルは迫力があってかなり良かったです。   人間関係のストーリーも個人的には詰らなくはなかったです。  でもなんといっても福岡での最終決戦もう熱い熱い.モゲラ対スペースゴジラ、ゴジラ参戦、分離攻撃、タワー破壊&スペースゴジラ苦戦、モゲラ大破、ゴジラパワーアップ&トドメと目白押し。何度心の中で『キタキタキタ!』と叫んだことか。  全ゴジラシリーズで一番見直してますし今も見ます。  『レフトハンド破損っ!!』『構わんっ!!』激戦でボロボロになりながら(またここまでの戦いの演出がも~~~~~っ!!(割愛))も意地の一発を叩き込むモゲラの雄姿に感涙。パイロット三人の俳優さんの見事なまでのスパロボパイロットっぷりに敬礼。  激アツなスパーロボットのノリが好きな方ならゴジラ好きじゃなくても楽しめるかと。  バトル演出もスペゴジが挑戦状を叩き付ける(ここではエネルギー残量の関係か何かで止めは刺せないと思ったのでしょう。きっと!)→怒りに燃えるゴジラを迎え撃つため福岡タワーを占領→ゴジラも最初は直接戦闘→流石に不利と考えタワーや結晶体破壊に切り替えたりと一応物語性がある。何気に接近戦も多いので熱線撃ち合いだけじゃないので面白い。 最初に書いたマイナス点を差し引いても映画史上屈指のスーパーバトル(注:独断的誇張表現あり)に10点を献上。  99.999・・・%あり得ないが、バンプレストさんが『何とかしてくれる』事を切に願いつつ筆了。
[映画館(邦画)] 10点(2012-02-07 11:52:04)(良:1票)
148.  機動戦士ガンダムF91 《ネタバレ》 
 TV放映を目的としながら諸事情で劇場版になってしまった(おまけにTV放映無し)不運な作品。  癒される前(この時は病んでいなかったのかな?)の富野作品の中では比較的キレイ(卑屈な人間は皆無で、主人公側は皆基本良い人(憎めない人)ばかり)でストーリーも分かりやすい(敵が攻めてきた→友達を守るため戦う主人公→戦場ではぐれたヒロインと合流、和解→大多数の人類を抹殺しようとする敵を倒すべく戦う・・・大体はこんな感じ)。  アクションに関しては流石に逆襲には敵わないがアニメ至上屈指の出来、のけ反りザマの射撃や切り合いからの急接近等初出撃から見どころ満載。ラストの『質量をもった残像』は鳥肌モノ。  勧善懲悪ストーリーと抜群のアクションでエンタメ作品として完成度は高い。  主人公のシーブックもかなりの高青年(決して地味ではありません!!)で応援したくなります。  残念なことと言えば、エピローグ、プロローグが無く、おまけに劇中もキャラの居場所や敵の裏切りなんかが唐突に起こり非常に分かりにくい。一応構成無視のワープはなく頑張れば『きっとこうなったんだろう』と酔え王はできるようになっており、まぁTV放映モノを劇場版に圧縮した割にはかなり頑張っていると思う。  以上の事から8点の所から-1点。 せめて新約Zみたく三部作だったら・・・。
[ビデオ(邦画)] 7点(2012-02-04 23:09:31)
149.  カーズ2 《ネタバレ》 
 『冷蔵庫のあまり物で極美味の炒飯を作る』と言えばいいのか、相変わらず王道展開(大迫力レースとスパイ映画)だがそれを面白く魅せるスタッフの能力に感嘆。  マックイーンに関しては前作でやり尽くした感があるので、相棒のメーターをメインに持ってきたのは良い判断と思う。中盤以降二人に接点が無く別進行になるのも最初は残念に感じたが、そうすることでマックイーンがレース場面で光り、前作主人公の威厳を保ちつつメーターを食い過ぎない様バランスが取られており流石ピクサー。  作画(CG?)は相変わらず美麗且つ大迫力。  ただ『1』や最近出した『トイ3』『空家』に比べるとメッセージ性やドラマ性が弱く、ギャグ自体も正直前作の方が良かった。  断っておくが、ピクサー作品として見るとちょっと弱いわけであって、決して本作の出来が悪いわけではないので、子供向けと思わずエンタメ作品として観に行っても十分満足できる内容でした。  おまけの『トイ』も『3』の後日談なので、その後の元気なウッディー達が見れて嬉しかった(吹き替えも全キャラオリジナルキャストと気合の入り様)。贅沢を言えば、3でリストラされたキャラの元気な姿も手紙程度で良いので教えてくれたら良かったな。
[映画館(吹替)] 7点(2012-01-14 19:13:36)(良:2票)
150.  ハート・ロッカー 《ネタバレ》 
 私が2点を付けたアバターを下してアカデミーを取った作品と聞き『よくやった!』と歓喜しながら視聴・・・・・・・う~~む・・・。  中途半端な印象。銃撃戦に関しては『ブラックホークダウン』より劣り、戦場に赴いた兵士の精神状態に関しては『ジャーヘッド』の方が遥かに分かりやすく生々しかった。上記作品はお互い『兵士の精神状態』、『銃撃戦』を取り払い逆に『銃撃戦』と『兵士の精神状態』を徹底的に追及していた(だから面白かった)が、これは両方に手を出してしまい、結局どちらも描写不足で詰らない作品になり下がってしまった。てか両方やろうとしたら2時間じゃ短いって、それこそ『地獄の黙示録』みたいな(詰んないかどうかは置いといて)長い作品にしないと無理(プラトーン?あれは別格!!)だし、本作に関しては無駄なシーン(酒飲んで暴れる、爆弾処理の回数等)が多すぎ。  爆弾処理の描写も一切説明が無く、何がどうなっているのか理解不能。いちいち説明しろとまでは言わないが、せめて処理がわかりやすい爆弾を出してほしかった。  冒頭で『戦争は麻薬だ』みたいなこと言われるが。登場人物が『麻薬に取りつかれた者』と『そうでない者』しか出ないので『麻薬に侵されていく過程』が分からない。  唯一良かったのはラスト。『シリアル取ってきて』と言われるが、ズラッと並ぶ色々な種類のシリアルを見ながらイラつく主人公。戦場では(たぶん)『○○しろ!』と言われればそれに対する行動は一つしかない。そういったシンプルな世界に慣れた主人公に平和な世界(シンプルじゃない)は合わなかった、だから彼は戻った。私の中ではそう理解しており、ここは非常に面白かった。でもそこだけ。  あと音がうるさい、銃撃戦だからって耳が痛くなるほど大音量にする必要なし。  そんなワケで、突出したものが何一つない駄作とまではいかないが無味無臭(不味くもない)な作品。まぁアバターより短かったし、今日は暖かく帰りも苦じゃなかったので大甘の4点。
[映画館(字幕)] 4点(2012-01-04 16:26:17)(良:2票)
151.  宇宙人ポール 《ネタバレ》 
 『まぁまぁ楽しめれば良いかな?』位の期待度で観に行って予想通りの出来なので満足のいく『6点作品』でした。  地球の俗世間にドップリ染まった宇宙人とオタク二人とイカれたネエチャンが大はしゃぎしたり追いかけられたりしながら旅するお話。  ギャグに関しては正直古臭く爆笑とまではいかなかったが、各キャラが巻き起こす『天然行為』や『悪ノリ』のさじ加減が丁度良く『ビーン』みたいなムカつくギャグではなかった。  方向性はかなり違うが、ある意味『スーパー8』期待していたのこう言う『ノリ』だったので、話の中で宇宙人にスピルバーグがアイディアをもらっているシーンは苦笑いしてしまった。  『傑作』ではないが、予告を見て『ちょっと面白そうだな』と感じた方や、『ファン・ボーイズ』の様なドタバタ旅行系の話が好きな方にはオススメ。
[映画館(字幕)] 6点(2011-12-30 00:49:38)(良:1票)
152.  コクリコ坂から 《ネタバレ》 
 『トゲが無くなった耳をすませば』若しくは『無難な青春映画』。  話の主軸は学生恋愛と溜まり場の建物が取り壊されると言う二つだが、両方パンチ不足。  恋愛は中盤までは悪くなく、ヒロインの想い人は昔経済的理由で養子に出された兄と言う展開も、『それでも好きです』と言い切ったヒロインの潔さと、『アニメ等が色々大変』なこのご時世にあのジブリが軽度ながら近親モノをやってくれた男義に惚れ・・・と思ったら告白した夜に『実は血は繋がっていない』と全てをぶち壊し、そして『コレまでの演出良かったでしょ?兄妹と言う部分に引っかかっていた人もコレで安心だね♪』と言う八方美人な演出にガックリ。  隠れ家騒動もボロいから壊す→綺麗にします→でもダメby校長→じゃあ理事長に直談判→取り壊しは止めましょうby理事長と面白味無。どうせなら理事長が来る間学生達と先生+業者が7日間戦争的戦いをした方がアクションも入り良かったと思う。  結局隠れ家事件は感動すら無い無味無臭な決着、恋愛もウヤムヤ終了と締め悪過ぎ。  作画に関しては及第だが相変わらずクセも面白味も無い。確かにガン萌え作画よりは一般受けするし、だからこそ監督の才能(脚本や演出)で勝負できる。だが正直シャフトや京都アニメ等が気合入れて作ったシーンと比較した場合差はほとんど無い(むしろ勝ってる)ので、中身スカスカな今回は裏目(吾朗には荷重)。  『ゲド』があまりにアレだったので『将来を託す監督が2作連続コケはまずい』と言う気持ちは理解できるが、それにしたって天下のジブリ様がこんなメッセージ性も目新しい設定も無いものを作って世間にお伺いを立てようとする姿勢が気に入らない。  それに実際そこまで関与していないだろうが、やはりあのビッグネームがスタッフロールに入ると『父親の補助有で何とかこの出来』と言う印象を受ける。  王道モノで言えば、ストーリーは『トイ』や『空家』、アクション演出なら『車達』、設定で言えば『を探せ』と今やピクサーのお家芸なので、『豚』や『天空』クラスは無理でもそれ相応のものを持ってこないと勝負にすらならない。   てか確かジブリって駿監督の作品を作るためだけに設立したスタジオなんですから、年齢的に引退もありえそうだし、こんなの作って『ジブリ』の質落としてる暇あったら、『ジブリ』自体は綺麗に終わらせてスタッフは身の振り方考えた方が良くない?
[映画館(邦画)] 4点(2011-12-28 20:49:58)(良:2票)
153.  聯合艦隊司令長官 山本五十六―太平洋戦争70年目の真実― 《ネタバレ》 
 戦史の知識は『ジパング』と『ウィキペディア』を流し見した程度しかなく史実との整合性はわかりませんでした、でも『映画』としては良く出来ていました。  まず構成が上手く、大東亜戦争海戦前から戦死までをメインの山本五十六以外に戦闘機パイロットと新聞記者をサブに設け、さらに日常パートや作戦会議、戦闘等を間々に入れる(このタイミングも良い)ことで2時間以上の尺をダレずに見れた。  戦闘シーンこそ流石にハリウッドには負けるが、挿入するタイミングや尺を短くしたりする(山崎ヤマト見たく艦橋グラグラばっかみたいな小細工も無かった)ことで、『邦画』にしては一定水準かそれ以上の質を保てた。違ってたらすみませんが、所々ミニチュアを使っており、チャチと言うよりは昔の特撮映画を思い出せましたし、CGとは違った邦画らしい雰囲気で良かった。  後はBGM、最近の駄作みたくバンバン使用せず、基本は無音でここぞと言う所で挿入するので盛り上げ方が上手い。  新聞記者の上司や南雲指令等主人公達とは異なる考えの者たちに対しても、部下の元に赤紙が届いたと知り泣き崩れたり、ミッドウェー海戦後山本にお茶漬けを薦められ、それを号泣しながら食べたりと、『主人公の敵対者』ではなく『彼らなりに一生懸命だった』と言う演出を入れたのはとても好感を持てた。  ただ難点としては真珠湾攻撃の立案から決行までが凄く急過ぎ、できればパイロットの訓練や艦隊集結シーン等あと10分伸びても良いから入れて欲しかった。  あと山本長官が『良い人過ぎる』とも思ったが、まぁ主人公ですし良しとしましょう。  長官の乗った飛行機が墜落した後ゆっくりと画面が空に移り、再び地面を移すとそこは終戦直後の東京と言う展開は良く、その後のエピローグに上手く繋がり、ササッと終わらせるのも間延びせず○。  アクションと言うには迫力が無く映像資料としては説明不足だが、クドさや過剰演出は無く戦争も変に美化せず(あくまで山本五十六を表現する舞台程度に留めている)、構成や演出等と言ったストーリー以外の技法が中々良かったので『2時間大河ドラマ』と思ってみれば十分『あり』です。
[映画館(邦画)] 7点(2011-12-24 13:36:59)(良:2票)
154.  トランスポーター2 《ネタバレ》 
とにかく『良く思いついたなぁ!』と笑えるお馬鹿アクションがテンコ盛り、それだけだがそれだけで十分。 車の底に仕掛けられた爆弾が爆発する  加速して大ジャ~~~ンプッ!!  空中で半回転して車の底部を上向きに  クレーンのフックに爆弾を引っ掛けて解除!!  大爆発!!  着地!!  さぁ反撃だ! もうこれでお腹一杯です♪  『物理的におかしい!』と突っ込んでしまった人に本作はまだ早いので『TAXI』当りで訓練しよう。
[DVD(吹替)] 7点(2011-12-12 21:17:29)
155.  映画ドラえもん のび太の人魚大海戦 《ネタバレ》 
 2010年現在27歳。日本誕生から創世日記まで劇場に観に行き(他はビデオ)、ドラえもんと共に育ったと言っても過言では無いと思います。  子供向けではなく子供騙しな作品。  スネ夫の自慢話を聞いたのび太がおねだりで道具を要求、そしてそれがきっかけで大事件に巻き込まれる・・・と言うお約束部分は惹き付け十分。  素人をメインのゲストキャラにキャスティングする愚行を控えた(芸人起用はあるが下手でないし脇なので問題なし、ドラミは諦めました)のも良し。  でも面白くは無い。そして最大の問題はスタッフ(特に脚本関係)の技量不足と制作姿勢にあると考える。  ストーリーは単純明快だが、穴は多いしご都合主義の乱発、おまけにシーンの1つ1つが微妙に長くテンポが悪い(これのシワ寄せが後半一気に来てすげー早足になってる)。そしてこれらの全てを『どうせ子供向けの映画だから』と言うなめた感覚で作られている印象を受けてしまう。  シーンの長さにとっても、子供はジェットコースターのように動きまわる映画が好きなのだから(個人的意見ですが)、もっとテンポを上げて場面を詰め込まないと駄目。同じ『海底』を取り扱った『海底鬼岩城』と見比べてもその情報量の多さとそれらを上手につなぎ合わせる構成技術からいかに芝山監督と藤子先生が凄かったか、そして今のスタッフがいかにショボイかが分かる。思い出補正抜きでも昔の作品は出来が良かった。  昔あるアニメの監督(名前忘れた)が『大抵子供を連れてきたお父さんは映画中寝てしまうが、私は引率で来たお父さん方にも楽しめる作品を作りたい』と言っていたが、とてもコイツらからはそれほどのガッツを感じられない。  次は遂に鉄人兵団に手を出してしまう様だが、頼むから30年以上愛されている偉大な作品を取り扱っている責任を持って真剣に取り組んでほしい・・・・・・と危惧していたが全然大丈夫でしたのでもうこのスタッフは使わないで欲しい(2011年3月5日追記)。
[DVD(邦画)] 2点(2011-12-11 10:39:19)(良:2票)
156.  映画 けいおん! 《ネタバレ》 
 コミックは半分くらい、アニメは2期だけ見ました。  いつもの部活動やら梓へのプレゼントやら旅行の段取り等を交えた日常パート(起)→ロンドン旅行出発(承)→ロンドン楽しい(承)→ちょこっと音楽(承)→帰国して卒業ライブやら卒業の黄昏やら梓へのプレゼント(承)→卒業(結)と言ったTVシリーズのノリを薄めることなく上手く引き延ばしていたとは思う。  ただ、やはり映画オリジナルキャラもバトルも恋愛もSFもファンタジックな事件も無く2時間と言うのは長過ぎる。  凄く美味しいうどんも一人前を週一回くらいなら食べても飽きないが、流石に五人前を一度に食べるとなるとキツイ・・・分かりにくい?よし!プリキュアに例えよう!  映画ハトプリから妖精とバトルとオリヴィエを無くし、ファッションショーやパリ観光の尺を伸ばし、出国前と帰国後のシーンを追加した感じ。  帰国後も結構尺があり、『高校卒業』と言う大きな節目をよく描いていたとは思うが、教室でのファイナルライブなんかはTVでやっといて映画ではダイジェストみたいな感じで流す方が、『あ、そう言えばこんなシーンあったな』みたいな感じで視聴者とキャラを『思い出を振り返る』的な感じで同調出来た気がするし尺も縮められたと思う。  音楽の尺が以外にあったが、映画館特有の音響のせいで楽曲がうるさく歌があまり聞こえなかった(澪の歌はTV時代歌詞知らなくても結構聞き取れたが無理だった)。  決して詰らないと言うわけではないが、私の様に『けいおん?当時の他のアニメに比べれば面白かったと思う』位の方には正直この位の点数。実際、こう言った系統の作品の弱点と考えている『起承転結』の『転』が無いせいか記憶に鮮明に残っているシーンが無く、日常系アニメの限界と言うのを感じてしまった。  逆に『それがけいおん!』と思っていたり、BDを買う位好きな方なら十二分な出来なので+2点していいと思う。  あと得点には関係しないが劇場でもらった応募用紙、半券を貼る箇所が24ヵ所って流石に引くよ。
[映画館(邦画)] 6点(2011-12-06 10:09:29)(良:1票)
157.  ホーム・アローン2 《ネタバレ》 
 悪魔のトラップ・マスター・ケビンと鋼の心と体を持つ泥棒二人組が『活躍』する第二弾。  『ホーム・アローン』ではないがまぁ面白いですし気にしない気にしない♪  地上十数mから地面に叩きつけられ、さらに中身ビッチリのペンキ缶の雨を食らうハリーとマーヴ、小学生ながら『これは普通死ぬだろ!?』と思ったが、怪我すら無く闘志も衰えることなく立ち上がるその姿は相変わらず勇者。  でもハトに負けちゃうのか・・・。
[ビデオ(吹替)] 7点(2011-11-21 22:41:24)
158.  ホーム・アローン 《ネタバレ》 
 コメディ映画の金字塔。  子供の頃に見ても満足できるが、大人になっても泥棒二人が『もう諦めなよ!』と同情をかけたくなるほど傷め付けられても向かい続ける姿は正に『悪の勇者』。  あの折れない心をもっと良い事に使っていれば間違いなく偉人になれたのに。
[ビデオ(吹替)] 8点(2011-11-21 22:40:57)
159.  インビクタス/負けざる者たち 《ネタバレ》 
 とにかく演出のバランスが秀逸。  自国の情勢、それを改善すべく奮闘するマンデラと彼の過去、ラグビーの試合演出等全てが過不足無い絶妙な見せ方で、2時間越えでも苦にはならず、むしろよくこれだけの内容を130分にまとめたと感心させられた。  大統領も、どこぞのお米の国の大統領(もちろんフィクション世界の話ですよ)みたく銃を乱射して大暴れしたり戦闘機でエイリアンをやっつけたりヒステリックに声を張り上げたりせず、どんな困難が降りかかろうとも常に冷静さを忘れず、優雅に対応するのがじつに格好良い!そしてそんな彼を演じ切ったモーガンフリーマンも見事。  正に『武』ではなく『知』で解決するヒーローでした。  注記)別に上述したようなエネルギッシュな大統領が嫌いなわけではありませんがこう言うのも良いです。
[映画館(字幕)] 8点(2011-11-13 07:45:30)
160.  マネーボール 《ネタバレ》 
 尺が中途半端。  主人公はGMとして『貧乏球団がコレまで球界では馬鹿にされていた『統計』によりチームを作り、中には戦力外寸前の選手もチラホラ・・・で優勝を目指す』と言う設定は『メジャーリーグ』っぽくて良かったです。  前者の主人公のGMとしての活躍は『有能なブレインの獲得』『内外からの批判』『チームが上手く機能せずイラ立つ』etcと良く描かれているのだが、後半のチームの活躍が本当にぶつ切りで、折角丁寧に描いた主人公の努力の結果がイマイチ伝わってこなかった(野球のシーンも映画『メジャーり―グ』の中盤から後半に掛けての優勝までのダイジェスト的見せ方しかせず、そのせいで『20連勝』と言う偉業が凄く感じれなかった)。  主人公の私生活描写も微妙、ラストの決断の部分で絡んでくるから登場させたと思うのだが、掛けた尺に見合っておらず、それこそ電話でのやり取りでサクッと見せる程度で2時間ジャストに収めるかもう少し野球の描写に力を入れて欲しかった。  総評  扱っている内容は異なるが、雰囲気的には『インビクタス』に近いものを感じた、しかし、演出方法や扱うパートのバランス等全体的にあちらには一歩及ばず。 
[映画館(字幕)] 6点(2011-11-13 07:33:53)(良:2票)
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