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飛鳥さんの口コミ一覧[この方をお気に入り登録する

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コメント数 1679
性別
自己紹介 今まで観た映画の記録を整理したくなり、レビュー開始。
物忘れが良いのでメモを残しておかないと、印象薄めのものは内容をすっかり忘れていたり、前に観た映画も初見かと思って後半にようやく気づくなんてことも。
備忘録を兼ねているので、ほとんどのレビューはネタバレで書いてます。

10 至高の殿堂入り
9 心に残る傑作 
8 もう一度観たい佳作
7 面白い
6 そこそこ面白い
5 普通
4 それほど面白くはない
3 面白くはないが見どころがなくはない
2 全然面白くない
1 酷い駄作
0 呆れ果ててもはやネタレベル

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141.  ニュースの天才 《ネタバレ》 
主人公がめちゃくちゃ嫌な奴で反吐が出る。 息を吐くように嘘をつき捏造を平然とやってのけ、バレそうになってもその追及をまた嘘で逃れようとする姿にイライラ。 しかもまるで自分が被害者のように周りの同情をかう。 おまけに編集長を逆恨みして陰口をいう姿に、早くこいつをぐうの音も出ないほどに叩きのめしてくれとの思いがどんどん募っていく。 結果的には真実が明るみになってカタルシスが得られるのだが、ラストシーンで弁護士に付き添われてただ黙認するだけの姿も非常に見苦しいものがあった。 この実話の主人公が後に弁護士になろうとしたのを知ってまた嫌な気持ちに。 ただ、法律事務所に勤務しているものの弁護士にはなれなかったらしい。 映画でこいつに腹を立てた身としては幸いなことに、司法試験にパスしたけれど弁護士としての資質に欠けるとして審査に通らなかったようだ。 世の中に良識が残っていたことにホッとするが、もし開業できていれば悪党を擁護するのに打ってつけな、さぞかし有能な弁護士になったことだろう。  再鑑賞しても薄れることなくこれだけ嫌悪感を催す主人公も珍しい。 不快ではあるが、この作品に巻き込む力があるということか。
[CS・衛星(吹替)] 7点(2018-04-12 21:02:29)(良:1票)
142.  アウトロー(1976) 《ネタバレ》 
南北戦争後を舞台にしたイーストウッド主演の西部劇だが、登場人物がごちゃごちゃしすぎてストーリーに入り込めない。 要は妻子を殺された男の復讐劇なのだが、余計なものを付け足しすぎてる気がする。 ロードムービーっぽいけれど、それも中途半端な印象だし。 西部劇は嫌いじゃないが、南北戦争やら機関銃やらが絡んだものはなぜか面白くなくなる。 フレッチャーが騙されて仲間を皆殺しにされながらも北軍の命令に従って主人公を追ったあたりもそのキャラがよくわからない。 なので、ラストでフレッチャーと主人公が分かり合ったみたいになったところで心に響かない。 ツバ吐きも「ウエスタン」のヘンリー・フォンダのように悪役がやるならいいが、主人公がやってもただ汚い印象。
[CS・衛星(吹替)] 4点(2018-04-09 23:19:03)(良:1票)
143.  スターシップ・トゥルーパーズ3 《ネタバレ》 
シリーズ2作目で盛大に路線からズッコケた感があったが、1作目の主人公リコが今回復帰したこともあって外れた路線を修正している。 パワードスーツ装着のためのバイオスキャンでの男女の隊員の全裸での軽い会話も、シリーズ1の雰囲気を感じさせる。 1作目は軍隊とナショナリズムへの痛烈な皮肉がこめられていたが、3作目では宗教がテーマに大きく絡んでいるようだ。 バグの宗教に地球連邦総司令官が取りこまれたが、人類の危機をパワードスーツを操ったリコが救い英雄となる。 映画製作の年代的にパワードスーツはてっきりガンダムのモビルスーツのパクリかと思ったが、モビルスーツの元ネタがこのパワードスーツだったと。 SF小説には疎いので、原作の「宇宙の戦士」が1959年に既に刊行されていたとは知らなかった。 ただ、もう1作目のような突き抜けたインパクトはない。 シリーズものによくあることだが、2と3は不要で1だけで良かった印象。
[インターネット(吹替)] 4点(2018-03-25 19:52:35)(良:1票)
144.  スターシップ・トゥルーパーズ2 《ネタバレ》 
前作とは監督もメンバーもすっかり変わってまったくの別物に。 前作は巨大バグの軍団と戦うSFアクションものだったが、今作はパラサイトもののホラーになっている。 パラサイトに取り付かれた金髪美女の裸や血生臭い殺戮シーンは前作にもあったエログロ要素だが、馬鹿っぽいほどに突き抜けたアイロニーはどこにも見られず、陰鬱で単純なよくあるB級ホラーになってしまった。 前作はB級テイストの面白さもあったけど、その良いところがすべて抜け落ちた印象。
[インターネット(吹替)] 3点(2018-03-25 00:57:15)
145.  インポッシブル
2004年スマトラ島沖大地震での津波に遭った家族の実話に基づく作品ということだが、こういうのは下手にドラマや映画にするより完全ドキュメンタリーのほうが響くのかも。 実話としての臨場感、フィクションを加えた物語性という点で、どっちもつかずの中途半端な感じがなきにしもあらず。
[DVD(吹替)] 5点(2018-03-24 10:40:09)
146.  第3逃亡者 《ネタバレ》 
ヒッチコック得意の巻き込まれ型サスペンスだが、ロバートの飄々としたキャラでラブストーリーが並行し、重苦しいモードにはならない。 冒頭の男女のいざこざで犯人がその男だということは示唆されているので、見所は無実の罪を着せられた男がどうやってそれを証明するか。 最後は犯人の瞬きするクセで見つかるものの、そこに至るまでに粗い点がチラホラ目につく。 ロバートが法廷から簡単に逃げ出せたり、犯人が手がかりとなるようなホテルのマッチをコートに残すほど杜撰だったり。
[CS・衛星(字幕)] 4点(2018-03-24 09:26:28)
147.  サボタージュ(1936) 《ネタバレ》 
金に困ってテロに加担する男とそれを内偵する主人公、そこに男の妻と主人公のロマンスが絡んだサスペンス。 今ではサスペンスでもいたいけな子供は死なないというのは暗黙の了解のようになっているが、ヒッチコックがそこに囚われていない点はいい。
[CS・衛星(字幕)] 5点(2018-03-24 09:24:57)
148.  地獄でなぜ悪い
園子温監督は好きなほうなのだが、これはまったく合わなかった。 コメディはハマらないと最後までつらい。
[DVD(邦画)] 2点(2018-03-24 09:23:38)
149.  砂漠の流れ者 《ネタバレ》 
砂漠で仲間に水を奪われて置き去りにされた男が、井戸を掘り当ててなんとか生き延びる。 井戸を拠点として駅馬車の中継地を作って商売しながら、復讐の機会を待つ。 ジェイソン・ロバーツは「ウエスタン」のシャイアン役が人間臭さのある盗賊でよかったが、この映画でも人間臭くて憎めないキャラ。 「ウエスタン」ではブロンソンに片思いの娼婦、その娼婦に好意を秘めるながらブロンソンを助けるというあくまでも引き立て役だったけど、ここではヒロインの娼婦と結ばれる堂々たる主役。 隙あらば女に手を出すとんでもないインチキエロ牧師も良い味を出している。 憧れるようなイケメンや淑女は出てこないけど、それぞれ人間臭い魅力がある。
[CS・衛星(字幕)] 6点(2018-03-20 22:42:52)
150.  大統領の執事の涙 《ネタバレ》 
ドラマに深みがないような。もっと掘り下げてほしかったが、意外と淡白に終わってしまったという印象。 白人に従順に仕える父と過激な黒人解放運動に走った長男の対立と和解が、少しあっけなく感じられた。
[CS・衛星(吹替)] 5点(2018-03-20 22:40:38)
151.  もしも昨日が選べたら 《ネタバレ》 
ファンタジーによって今までの生き方を省みて本当に大切なものが愛する家族だと気づく。 そうしたテーマは古くから見られたが、「素晴らしき哉、人生」や「天使のくれた時間」のほうが遥かに上で比べ物にならない。 唯一よかったシーンは、手品のネタなんてとっくに知っていると突き放された時の父の悲しい顔。 それ以外は、笑えないアメリカンジョークを延々聞かされているような感覚。苦痛でしかない。 リモコンの設定も都合がよすぎて、ファンタジーだということを割り引いても冷める。
[CS・衛星(字幕)] 2点(2018-03-20 22:39:29)
152.  アラビアのロレンス
砂漠といえば『眼には眼を』とこの映画を連想しそう。 壮大なスケールと映像美には圧倒される。 でも3時間半を超える長尺がそのまま長く感じられた。 感情移入できたときは長尺もまったく苦にならないので、ピーター・オトゥールのロレンスにハマらなかったということだろう。
[CS・衛星(字幕)] 5点(2018-02-24 00:01:56)
153.  カサブランカ 《ネタバレ》 
これぞダンディズム。カッコ良すぎ。キザなことこの上ないが、似合ってしまうんだから仕方ない。 現実に使えば頭をパチンとはたかれそうな言葉も、映画の空気感に馴染んで心に残る。 ストーリーとしては突っ込みたくなる不自然なところはある。 職権を利用して美しい花嫁を食い物にしようとするような俗物のルノー署長が、最後は救世主になってしまうのもできすぎ。 でも、ダンディでオシャレな展開に魅了されて面白いという気持ちが勝ってしまう。  ハンフリー・ボガードのリックが生粋の伊達男なら、イングリッド・バーグマンのイルザは究極のファム・ファタール。 しかも悪意のないファム・ファタールだからタチが悪い。男はこういう女に振り回される。 イルザの夫のラズロがリックも認めるほどの立派な人物でなかったら、リックも強引にイルザを奪いにいけたのだけれど。 有名な映画だけど何か惹かれるものがなくて見る気が起こらずずっとスルーしていたが、もっと早く見ればよかった。
[インターネット(字幕)] 8点(2018-02-17 23:35:40)
154.  霜花店(サンファジョム) 運命、その愛 《ネタバレ》 
結構スケールの大きな宮廷もの。激しい濡れ場は何度も出てくるが、しっかりしたストーリーもある。 男色家の王が跡継ぎ問題に悩んだ末に出した答えが、愛人である護衛隊の隊長ホンナムの子種を王妃に与えること。 心ならずも王妃とホンナムは床を共にすることを強いられるが、本物の愛情が芽生えてしまう。 子供の頃から王に囲われていたホンナムにとって、初めての女に夢中になるのは無理からぬところ。 二人の逢瀬に気づいた王が一度はホンナムを許すものの、ホンナムは王妃を忘れられない。  王は二人の純愛を邪魔する悪者にもとれるが、当時としては首をはねられて当然の裏切り行為をホンナムはしている。 一度は許した愛する者の更なる裏切りに、王はその情欲の源を断つとして最大の恥辱をホンナムに与える。 あっさり殺してしまうより、屈辱を与えたまま生きながらえさせる宮刑のほうが厳しい罰に見える。 愛憎紙一重。燃え盛る嫉妬と裏切りへの憎悪から復讐に走る王の姿はどこか哀れ。 一度でも自分を愛したことはあるかとの最後の問いに、一度もないと聞いたときの絶望感は少し気の毒にもなる。  一番気の毒なのは、ホンナムの巻き添えを食らってさらし首になったホンナムの部下たち。 無慈悲に殺したのは王だけど、ホンナムが王妃への愛で他が見えなくなっていたため起きた悲劇。 ホンナム自身の悲劇は自分が招いたことともいえるが、自分を慕ってついてきてくれた部下を守れなかったのは隊長としてどうなのか。 初めての愛に殉じたとはいえ、それに巻き込まれた人達にとっては災難でしかない。  王妃役のソン・ジヒョは中谷美紀に似た美人。スタイルはモデル体型だが貧乳なのが残念。 ホンニムのチョ・インソン、王のチュ・ジンモを始めイケメンがたくさん。 ボーイズラブ好きの女子ならたまらないかもしれないが、男同士の濃密なベッドシーンはいくら美形でも見てられない。
[DVD(吹替)] 7点(2018-02-04 21:17:35)
155.  トラッシュ! この街が輝く日まで 《ネタバレ》 
腐敗しきった権力者や警察に反逆する、少年三人の少年漫画のような冒険活劇。 暗号の解読も少年探偵団的で、巨悪vs少年たちの構図。 ただ、少年たちもお金のために必死で戦っていたはずなのに、最後は正しいことだからそうしたとなっているのは、キレイごとになりすぎた感が。 お金をゴミの山でばら撒くシーンにも違和感。 少年たちを都合よく祭り上げたような印象もあって、ちょっと子供向け的に感じる部分も。  ブラジルのスラム街の子供たちの生活がリアルに迫ってくる。 以前、ブラジルのストリートチルドレンが商店主に雇われた警察官らに殺されるような事件もあったが、そうした実情の片鱗を感じることができる。 「シティ・オブ・ゴット」でも感じたけど、平和ボケの日本からするとブラジルの治安の悪いところは次元の違う別世界。
[CS・衛星(字幕)] 5点(2018-02-01 01:02:45)(良:1票)
156.  恋しくて(1987) 《ネタバレ》 
キースの憧れのアマンダには、性格最悪のセレブ彼氏がいる。 それでも何とかアプローチしようとするキースの姿を、幼なじみのワッツが複雑な思いで見つめる。 男勝りのワッツのことをキースは女性として意識していないが、ワッツは密かにキースへの思いを抱いている。 王道の学園ラブストーリー。 こういうキャラ、こういうパターンは、似たようなものを他でも何度も見た気がする。 この映画の影響を受けたものなのか、それともこの映画も影響を受けた側なのか。 パターンすぎてハナから結末なんてわかっちゃいるけど、それでもそれなりに楽しめる。 ラストがあまりにも都合よすぎるのが不満だけれど、ワッツのせつない泣き顔は良かった。 メアリー・スチュアート・マスターソンはこの当時が一番かわいい。  エリック・ストルツはマイケル・J・フォックスと顔立ちが似てるなと思っていたら、「バック・トゥ・ザ・フューチャー」ではマイケルに替わって主役を演じる予定だったとか。 このときの降板劇の裏話がとても興味深い。 もともと制作陣はマイケルに演じて欲しかったが、どうしてもスケジュールが合わずにエリックに白羽の矢が立って撮影も始まっていた。 全体の3分の1の撮影を終えたものの、エリックの演じるコメディシーンがどうしても制作陣のイメージと合わず、このままでは絶対失敗すると確信したゼメキス監督が主役交替をプロデューサーのスピルバーグに訴えた。 すったもんだの末にかねてからの希望だったマイケルを強引に引っ張ってくること成功してエリックを降板させたという。 費用や日程、キャスティングの再調整など莫大な負担が新たにかかっただろうに、思い切った決断をしたものだ。 でも、そのおかげであの名作が完成し、交替劇で余分にかかった費用より遥かに多くの興行利益を得た。 確かに、この映画のエリック・ストルツを見てもイケメンすぎて、ドクとのコミカルシーンが全くイメージできない。 おそらくあのポップでコミカルなやりとりではなく、もっと落ち着いたシリアスなものになっただろう。 アマンダ役のリー・トンプソンは「バック~」ではマーティの母役でうまくハマっていたけれど。
[DVD(字幕)] 6点(2018-01-29 22:28:16)
157.  黒い罠 《ネタバレ》 
古いモノクロ映画だが、オーソン・ウェルズとチャールトン・ヘストンの対決は見ごたえがある。 「情婦」のマレーネ・ディートリッヒ、「サイコ」のジャネット・リー等、往年のスターも存在感を見せる。 が、やっぱり一番はオーソン・ウェルズの異彩を放つ存在感。 妻を殺された刑事が悪を憎むあまりに、証拠捏造を常套手段にして犯人検挙に暴走。 禁断の手は冤罪を生み、狂気が殺人にまでエスカレートして自滅するさまは哀れ。 ラストは相棒の返り血を洗った後でまた相棒の血のしずくを浴びたことが、逃れられない罪を象徴するようで余韻となって響く。 ヘストン演じる正義のメキシコ捜査官を完全に食っている印象。 ストーリー自体は今のサスペンスからすると物足りないが、撮影技術を含めて後々に影響を与えるくらい当時としては最高レベルか。
[CS・衛星(字幕)] 6点(2018-01-28 22:31:24)
158.  沈黙 ーサイレンスー(2016) 《ネタバレ》 
恩師であるフェレイラ神父の棄教が信じられないガルペとロドリゴ。その二人の神父がフェレイラの消息を訪ねて日本にやってきたが、直面したのはキリスト教を拒絶する過酷な現実だった。 拷問されても信仰を捨てずに命を落とす姿に、複雑な感情が沸いてくる。形だけでも踏み絵をすれば助かるのにとも思ってしまうが、そんな簡単には神を踏みつけられないのだろう。 キチジローは人間の弱さの象徴。吐き気がするほどに醜い。我が身かわいさに身内を見殺しにしたりロドリゴ神父を密告で裏切ったりしては懺悔して許しを請う。そんなに都合よく神に許されるなら、悪行への免罪符としての利用してるだけにも見える。キチジローの懺悔を聞くロドリゴもさすがに許しがたい思いを抱いたはずだが、結局棄教したロドリゴを心から信奉し理解していたのはキチジローかもしれない。  原作は昔読んだが、詳細はすっかり忘れていた。 中学校の社会の教科書にもキリシタン弾圧で多くの信者が殺されたと書いてあったが、神が本当に存在するのならなぜ信者を救えなかったのかと子供心に思ったものだ。 秀吉は昔読んだ子供向け伝記でも天下統一した英雄だったけど、こうしたキリスト教迫害を指示した張本人である負の面を見ると、素直に英雄視できなくなってくる。  無宗教の人間にとっては、宗教や信仰は正直ちょっと怖さも感じる。宗教は本来人の心を救うものだが、ときには争いの元にもなる。それは排他性を誘発しやすいからだ。自分の信じる神が唯一絶対的な存在だから、それ以外をなかなか認めようとしない。 宗教が根っこにある紛争は、今も昔も世界の至るところで起きている。そういうこともあって宗教には無意識に深入りしないようにしてきたかもしれない。だからキリスト教のこともよく知らなかったが、この映画で少し触れることができた気はした。
[DVD(字幕)] 6点(2018-01-27 22:48:27)
159.  ガス燈(1944) 《ネタバレ》 
1940年の古いモノクロ映画。オリジナルがさらに古くてそのそのリメイク版だった。 オリジナル版は未見だが、もともとは舞台の映画化。しっかりしたサスペンスで後のお手本になるような内容だった。 夫が怪しいのはすぐにわかるけど、それでも最後まで目が離せない。 見る前はタイトルとスチール写真でなぜか勝手にロマンティックなラブストーリーかと思い込んでいたので、良い意味で意表をつかれた。  正統派美女で思い浮かぶ歴代ハリウッドスターといえば、ニコール・キッドマン、シャーリーズ・セロン、ティア・レオーニといるが、時代をもっと遡ればイングリッド・バーグマン。その整った気品ある容姿に、思わず見入ってしまう。 主役のバーグマン以外のキャラとキャストもちゃんとハマっていて、いかにも胡散臭い新郎、仕事のできるイケメン警部のほか、小生意気な若いメイド、ヤジ馬根性丸出しのお婆さん等の脇役もいい味を出している。
[CS・衛星(字幕)] 7点(2018-01-27 22:46:02)
160.  メル・ブルックスの大脱走 《ネタバレ》 
どこか昔見たシットコムを思い出させるようなコミカルテイスト。 「生きるべきか死ぬべきか」のリメイクだったが、邦題が違いすぎて最初は気づかなかった。 リメイク版といえばオリジナルとストーリーが結構違っていて面食らう場合もあるのだが、これはオリジナルにかなり忠実。
[DVD(吹替)] 5点(2018-01-24 21:27:41)
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