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 > ロカホリ さんの口コミ一覧。9ページ目
ロカホリさんの口コミ一覧[この方をお気に入り登録する

プロフィール
コメント数 1504
性別
自己紹介 先日(2023/6/10)PCが逝ってしまいました。
長年のデータが全てパーです。登録前のレビュー数十本も全部消えました。
バックアップは大事ですねえ。

皆さんも気を付けてください。

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161.  フィフス・ウェイブ 《ネタバレ》 
原作未読。突如現れ人類への攻撃を開始したアザーズと呼ばれる地球外生命体。第1波は電子パルスで電子機器を停止させ、2波は天変地異を起こし地震や津波で文明破壊、3波は強力化した鳥インフルエンザを撒き散らし人類を死に至らせ、4波は人間の体内に寄生し人類に紛れ込み疑心暗鬼にさせ内部崩壊を狙う。で、タイトルの5波はなんなの?と思ってたら子供を集め少年兵として教育し、スコープを通すと普通の人間がアザーズに寄生されているように見せる装置を埋め込んで、チマチマと生き残っている人たちを銃撃で狩るってのにはズッコケましたわ。超テクノロジーを持ちながら最後の詰めでそれは意味が分からないし、昨今問題になっている某過激派組織を揶揄したつもりなんだろうか。まあ軍隊が颯爽と出てきて親分がリーヴ・シュレイバーだった時点で胡散臭さ全開だったな。 主人公は怪我人を勘違いして誤射して射殺してそれに対してトラウマを抱えるのかと思えばそれもなく、その時点ではアッチ側とは知らなかったとはいえ軽々しく良い仲になっちゃう軽さでなんだかなと言う感じ。SFアクション、家族愛、イケメンとのロマンスと色々詰め込んだだけの完全に雰囲気だけのティーン向けムービーだった。ハリウッドだけあってビジュアルは悪くないし序盤は良い。相変わらずクロエは華があるし他出演陣も頑張ってただけにもったいないな。
[映画館(字幕)] 4点(2016-04-27 23:27:21)
162.  IAM A HERO アイアムアヒーロー 《ネタバレ》 
原作既読。濃密で丁寧な描写や演出の原作数巻分を127分でまとめる作業は大変だったと思うけど、平凡な日常に徐々に不穏な空気が入ってくる描写や非日常な世界と化したいつもの街をもっと入れて欲しかった気がする。ZQNはグロ度も低く生活習慣が出た面白味のあるタイプもほんの一握りしか出ていなくてイマイチ。多少痛いキャラながらもゆるふわで英雄を優しく包み込んでいたてっこが行き遅れのヒステリックなだけの女になっている大幅な改変もいただけない。大好きだった彼女を殺め業を背負うのに単なるアクシデント的にトロフィーが刺さるのも重みがない。ラストの挟み撃ちされての乱射シーンは長すぎだしセンスがなくて飽きた。ハーフZQN比呂美のフォローでもあるのかと思ったら銃一丁で済んじゃうしね。ゾンビ定番のモールを舞台に派手にやりたかったのかもしれないけどアレに尺を取るなら他に使って欲しかった。原作通りの方が辻褄が合うし無理がない。まぁ妄想癖があり内向的で臆病な英雄一人にやらせて「アイアムアヒーロー」の画がやりたかったのかな、と。 ただ、邦画でこのジャンルとしてはかなり頑張っているし映画は映画としてそれなりに出来ている。大泉洋は英雄に合わない気がしたが巧い役者だけあってこなせていたし、長澤まさみも勝ち気で頼りがいのある強い藪を演じていて悪くはない。モールまでやりたかったら二部作くらいにしても良かったんじゃないかな。
[映画館(邦画)] 6点(2016-04-25 21:01:32)
163.  レヴェナント 蘇えりし者 《ネタバレ》 
アメリカ開拓時代の探検家の実話を基にした復讐劇と聞いていましたが生き抜くためのサバイバルっぷりが壮絶ですね。ディカプリオの鬼気迫る演技と広大で荘厳な大自然が圧巻な映像美で撮られていて迫力があった。美しくも恐ろしい自然の驚異に阻まれ半殺し以上の絶望的な状態から生き抜く主人公のバイタリティは尊敬しますね。ゴルゴ13のレベルです。 先住民と開拓民の歴史のようでもある主人公の物語はアメリカの差別と迫害の歴史を見るようでもあった。好戦的だったり友好的だったりさまざまな先住民と白人の蛮行を見た主人公は達観したかのような境地になって最後の最後で復讐は神に委ねる。まぁ、あそこまで追い込んでから川下にいる先住民を見て「神に委ねる」と言われても、とか、そもそも山狩りに半死状態の人間と二人きりで行くのか?とか思っちゃいましたが全体的に悪くはなかったかな。妻の幻覚シーンを挟むのはいいけど寝てるトコで平行に宙に浮いてたのなんかはやり過ぎだった気がする。しかし、ディカプリオは貫禄つきましたねえ。
[映画館(字幕)] 7点(2016-04-23 21:21:56)
164.  のぞきめ 《ネタバレ》 
日本古来から各地で伝わる「六部殺し」と「ダムに沈んだ村」というベタなモノを元に「誰かに見られているような視線」という誰しも感じた事のある不安になるネタを上手くからめて使っているかな。板野友美の演技は絶叫するシーンなどは酷いけど演出控えめでそれなりにまとまっているので、同じAKB関係の「クロユリ団地」「劇場霊」なんかと比べたらかなりマシな出来だと思う。まあのぞきめが「クワっ」って目を見開くとこの効果音の安っぽさはどうにかして欲しかったけど。誰かに覗かれる恐怖ってのは現代社会ではいろんな意味合いがありますし怖くなった人もいるのではないでしょうかね。逆に露出狂は大喜びしそうなので、のぞきめとウインウインな関係が築けそう。
[映画館(邦画)] 5点(2016-04-06 20:14:06)
165.  僕だけがいない街 《ネタバレ》 
原作既読、アニメも見ました。やはり尺の問題があっていろいろと省いているため強引さが目立つかな。前半は子役も含めた出演者の上手さで何とか出来てるけど、終盤の少年時代の悟が八代に始末されるくだりからはうーんな感じ。狡猾で邪悪な八代の狂気っぷりも薄いし及川光博なら似合いそうなのにもったいなかった。ただ、タイトルの「僕だけがいない街」に込められた思いは原作と映画それぞれで違っていて映画は映画で納得できるようになっている。まあこの自己犠牲の解釈も嫌いではないですね。雰囲気は悪くなかったので二部作にしてもうちょっと丁寧に作って欲しかった。
[映画館(邦画)] 6点(2016-03-28 23:36:00)
166.  バットマン vs スーパーマン/ジャスティスの誕生 《ネタバレ》 
大成功しているマーベルのマーベル・シネマティック・ユニバース(MCU)の向こうを張りDCエクステンディッド・ユニバース(DCEU)としてDCコミックスの看板二人の対決が映像化。次元の違いすぎる二人なのでスーパーマンのデコピンでバットマン死にそうだなと思ってたら、お約束のクリプトナイトを持ってきてスーパーマンの手加減もあってかそれなりに勝負になってましたね。それぞれの正義の解釈に違いがあり、二人を手玉に取るレックス・ルーサーの策略もあってぶつかる事になるものの、公聴会の自爆テロでその気持ちに確信した狂気を秘めた正義のバットマンのズレた逆恨みにしか見えなかったな。スーパーマンの力は悪を呼ぶし悪に転んだ場合の脅威を考えると、という解釈も分からないでもないけどね。その憤慨した矛を収めるのが母親の名前が共通だったってだけなのもイマイチ解せなかった。まあ「俺に任せろ!」と真正面から突っ込んでいってフルボッコにするバットマンには笑いましたが。 スーパーマンは悩める青年でもいいけど終盤に見せたバットマンとの軽い掛け合いみたいなのが出来る明るいスーパーマンが観たいですわ。「マン・オブ・スティール」に続いてイマイチな感じ。 今回一番良かったのは気品とセクシーさを兼ね備えるガル・ガドット演じるワンダーウーマンが出てきた時ですね。2大ヒーローに入っても負けないくらい華があって存在感もあるので今後に期待です。逆に途中で顔見せ程度に各ヒーローが出てきていた中でフラッシュは良いとして、敵が来たと思って穴から出てきたウツボや水中でコントしてるオッサン芸人にしか見えなかったアクアマンは微妙な見た目でしたが単独映画版は心配だなぁ。
[映画館(字幕)] 6点(2016-03-27 23:44:29)(良:1票)
167.  ヘイトフル・エイト 《ネタバレ》 
猛吹雪で偶然一軒家に立ち往生したように見えた8人それぞれの思惑や過去が暴かれていき、それらが収束していく様は巧妙でさすがタランティーノという感じだった。ただ、いかんせんいつもどおり長丁場で、しかも今回はR18ということでバイオレンス描写だけでなく、かなりのブラックジョークやゲスい行為もあるので観る人を選ぶのは間違いない。南北戦争や人種問題などねじ込まれててアメリカ人だと感じることも違うだろう。西部劇へのオマージュも多々入った映画オタクのタラらしい作品で悪くないけど、『ヘイトフル・エイト』というタイトル通りに『憎むべき8人』と下種な連中揃いなので、スカッとしたりカタルシスは無かったな。 モリコーネの書き下ろした曲は良かった。曲を聴いて「似てるな」と思って調べたら同じく作曲をした南極を舞台にした『遊星からの物体X』で未使用だった曲を回してるのも雪つながりで興味深い。
[映画館(字幕)] 6点(2016-03-04 20:45:26)
168.  女が眠る時 《ネタバレ》 
たけし主演となってますが作家役の西島が主役ですね。なんでこんなトコに気を使ったのか分からないな。 リゾートホテルに滞在する作家夫婦とプールサイドで見かけた異様な雰囲気の年の差カップル。カップルに興味を持った作家は徐々に自分を見失っていく。たけしは全てを見据えているような怪物性と狂気を見せ、西島秀俊は魅了され翻弄され不安定になる作家を好演し、小山田サユリはスランプ作家な夫を支えている強い妻を好演していた。忽那汐里は幼児性というか少女を感じさせる若い子として欲しかったんだろうな、と思ったけど合ってない気がしたな。 現実と妄想を織り交ぜながら進む構成となっていて、どれが現実でどれが妄想なのか判別しづらく観客にゆだねる作り。これだけモヤモヤだと「これはそもそも全てが作家の新作なのかな?」とか「スランプ作家の旦那を発奮させるために嫁が仕組んだら妙な方向へ行っちゃったのかな?」とか登場人物の目線でいろいろ想像できますね。まあ雰囲気は良かった。こういうアートな作風は海外でウケるんだろうな。 
[映画館(邦画)] 6点(2016-02-28 19:01:03)
169.  さらば あぶない刑事 《ネタバレ》 
TVシリーズから全部見てます。プロレスラーの引退試合のようなこのシリーズでしたが二人が定年を迎えようやく本当に終わりそうですね。劇場版はいつも無駄に話を大きくするだけで酷い出来でしたが今回もいつもと同じ感じ。あぶない刑事自体がスタイリッシュで粋なやりとりと何をやらかすかわからない二人の破天荒っぷりが面白くウケたわけで、今回もその片鱗を見せているだけに各所の雑加減が目立ってたのが残念。 吉川演じるガルシアとタイマンを張っている最中にたまたま拾った拳銃を持った彼女に「撃て!」などとありえない事を言い放った鷹山のミスにより殺される流れはガッカリを通り越して呆れ果てましたわ。その上、事件解決後は彼女の死を弔うことなくいつもの定番な流れで終わりだしね。まぁあの終わり方は一番らしいのでファンも納得だと思うけど彼女があんな扱いなら出す意味がないし、なぜ最後になって鷹山に彼女なんて入れようと思ったのか理解できない。 終盤のガルシアとのセンスゼロのバイク対決シーンもそうだし、倒した後の余韻もへったくれもなく始まるその後の登竜会とBOBとの銃撃戦もそうですが、終始一貫して脚本と演出があり得ないほど酷く雑で可哀想な出来だった。ほぼファンタジーなんだし観に来るのは長年のファンが多いんだから、かつてぶっ潰された銀星会の残党が作った登竜会がBOBと手を組んだけど、イケてるダンディ鷹山&セクシー大下+トオルに成敗されました!で単純明快なカッコいい暴れっぷりを見せときゃいいのにね。監督脚本はTV版同様の人たちだったけどお世辞にも面白いとは言えない出来でしたわ。 タカ&ユージとトオルやカオル他歴々のメンバーとの軽妙なやりとりは相変わらずで、あぶ刑事ワールドを感じさせてくれたし誰もが憧れた往年の日産レパードも登場。吉川晃司も大物感があって得意のシンバルキックも見せてくれたのでそこら辺は良かったな。近藤課長こと中条静夫さんから始まる歴代作品の映像が流れるエンドロールは懐かしくてしょうがなかったな。
[映画館(邦画)] 4点(2016-02-06 21:42:16)(良:1票)
170.  エージェント・ウルトラ 《ネタバレ》 
優しいけれど葉っぱが大好きでボンクラの冴えないコンビニアルバイトが、実はマインドコントロールされていた凄腕殺人マシンだった。という設定はよくある系ですが、シリアスなのかコメディなのか安定せず全てにおいて中途半端な出来だった。わざわざ寝た子を処分しに行くのも意味不明だったし、その顛末のお偉いさんの行動も意味不明。盛大に話を大きくして田舎町の地元警官を殺しまくるCIAってのも解せないし色々と非効率的かつ頭が悪い。「どうだ?クールだろ?」とでも言いたげなシーンが多いだけ。面白く出来そうだっただけにもったいないなという作りとストーリーだったな。最後はCIAエージェントの彼女とともにエージェントとして行動しているのは自分が思い描いていた強いアポロになったって事なんだろけど、結局はCIAの操り人形になっただけなんだよね。CIA内のゴタゴタの迷惑賃として全てが免除され、行けなかったハワイで彼女とラブラブな最後の方がよかった。
[映画館(字幕)] 3点(2016-02-04 23:31:54)(良:1票)
171.  残穢 -住んではいけない部屋- 《ネタバレ》 
原作未読。【穢れ】不浄、汚れ。死・出産・疫病・失火・悪行などによって生じ、災いや罪をもたらすとされる。 怪談雑誌に読者からの体験談をリライトしている怪奇現象には懐疑的な作家『私』。その私へ届いた大学生久保さんの手紙から始まる陰惨な歴史探求物語といった趣き。私と久保さんのコンビネーションは悪くなく、ホラー風のミステリーといった感じで進むのが心地良かった。昭和の角川映画を観ている気になった。演出も控えめで淡々としており他作品と違って直線的な描写はほぼ無いものの、凄惨な事件から発生しジワジワと広がり迫ってくる穢れの不穏な雰囲気は良くていた。陰湿で日本のホラーにハマってるし恐ろしいモンだなと思いました。まぁ穢れがあったら逃げ場は無い気もしますけど呪いや祟りと違って標的や発動条件が無いってのがまた性質が悪く怖いですね。観終って考えてみると『残穢』とは上手いタイトルですわ。原作を読んでみたくなりました。
[映画館(邦画)] 7点(2016-02-04 23:26:36)
172.  白鯨との闘い 《ネタバレ》 
名作『白鯨』のモチーフになった隠された真実を明らかにしたノンフィクションで捕鯨船エセックス号に起きた事件の映画化。その悲劇の事件の数十年後、のちに白鯨を書いた作家ハーマン・メルヴィルが生還した乗組員を訪ね、誰にも明かさなかった当時の話を訊きながら物語が展開するという構成で捕鯨が盛んだった時代や登場人物の背景もわかりやすくなっていますね。木造船で何千キロも離れた生息域まで出向き小舟に乗り移って銛を打ち込み鯨を仕留めていた当時の人の勇気は敬服しますわ。しかし、ただでさえ巨大な相手なだけに敵意を持ってこられたらこうなりますわな。大海原のど真ん中で迫りくる強大な鯨は迫力ありました。まあその後のサバイバルの方がずっと大変でもありましたが、獲物と思っていたら逆襲されたり飢えや人道的なモラルとも戦わなければならない。海は怖いですね。行く時は深さは腰の位置までにしときます。 しかしまあ、この邦題からすると肩透かしを食った気になる人もいるんじゃないのかな。白鯨との真っ向勝負みたいなタイトルですもんね。成金ボンボン船長と歴戦の一等航海士の確執や船旅の生活、船員それぞれの生還後の描写が薄く、この手のモノとしては尺も122分と短めなのがのがもったいない気がした。
[映画館(字幕)] 7点(2016-01-20 20:40:03)
173.  クリード チャンプを継ぐ男 《ネタバレ》 
ボクシング界からプロを呼んだだけあって試合シーンは迫力があるし、きっちりとトレーニングを積みボクサーらしい身体を作り上げ俊敏な動きを見せたマイケル・B・ジョーダンは凄く立派だった。スピードボールを叩くシーンなんかもリズム感があって下手なボクサーよりセンスを感じる。表にクリード裏にはジョンソンの星条旗のトランクス、不屈の闘志を見せあの音楽とともに立ち上がるシーンはグッときたな。試合には負けたが親の七光りと言われ続けていたアドニスは己との戦いには勝ったのもロッキー的で悪くはなかった。 ただ、父を知らずに育ち母も他界し少年時代は不遇な人生だったかもしれないが、その後は何不自由なく暮らし成功者然としていた現代っ子のアドニスにはあまりノレなかったな。素行不良のチャンピオンが話題作りに元チャンプの息子と戦うにしても場所がリヴァプールってのも意味不明だった。ロッキーの周囲の人間は毎回誰かしら消えていて、今回はポーリーは亡くなってるし仲直りした息子も写真と説明でスルーされたのも残念だった。いくら盟友の息子が現れたとはいえロッキーの人生がこうなるのは寂しい気がする。ロッキー外伝のアポロの息子クリードの物語としてはいいのかな。まあ、ロッキーはファイナルで完結したと思っているので今回のこのお話はファンへのボーナス・トラックのようなもんかな。すっかりミッキーの役回りが似合うようになった年老いたロッキーは感慨深いものがありました。ロッキーはスタローンの役者人生の投影のような存在だし現在進行形の69歳が見えた気がしますね。ガンまで行っちゃったのならもうロッキーは休ませてください。ロッキーなら不屈の闘志で絶対に打ち勝つでしょうけどね。
[映画館(字幕)] 6点(2015-12-26 22:45:29)(良:1票)
174.  スター・ウォーズ/フォースの覚醒 《ネタバレ》 
20世紀フォックスのファンファーレが無くて寂しいものの、「遠い昔。遥か彼方の銀河系で…」からのタイトルロゴとあのテーマ曲で完全にテンションだだ上がりで出来上がっちゃったかな。旧シリーズのキャストの登場やお約束も盛りだくさんで絶妙に配置されているので中盤辺りまではニヤニヤしっぱなしでしたね。女性主人公で不安に思えたレイは芯の強さも華もありそれだけの大役を務める器のデカさを感じたし、フィンは狂言回し的で存在感を発揮していて悪くない。まあ村人を殺せなかったのにちょっと前まで仲間だった連中を躊躇なく殺してるのは気になりましたが、バックボーンを含めた今後の展開が大いに気になる二人でした。BB-8はR2-D2並に愛嬌があって可愛いかったな。 ただ、予告で微妙感丸出しだったカイロ・レンはダース・ベイダーを崇拝する中二病の子供にしか見えず微妙だった。ことあるごとに癇癪を起し周囲に当たり散らすなど小物臭が酷かったうえ、最後にはフォースでも剣術でも体術でも腕力でも素人に完敗。マスクも中身もカッコ悪くて華がないし新シリーズの敵としては力量不足。ソロの息子という重要な立ち位置ながらキャラが立ってなくて残念。もう一人の新キャラのキャプテン・ファズマもショッパイし初日公開のメモリアルパンフの表紙を飾ったのは何故なんだろうと考えてしまいました。印象に残る敵がいなかったですね。また、シリーズの印象的なフレーズは流れるものの、今回は盛り上がりに欠ける曲ばかりでジョン・ウィリアムズどうした?と思ったな。毎回グッとくる曲があったんだけどどうしちゃったんだろう。 中盤まではかなり楽しかったんですが、終盤はそういった面も多く目立ってしまった上に色々と盛り込み過ぎてて駆け足で場面転換もかなり乱暴に見えた。レイがルークに会うところもカメラワークが変な上に長いしSWらしくなかったな。ソロの退場はかなりショックでしたが、いたらいたで周囲を食いまくる強烈な存在感なので仕方ないのかも?とも思いますが、インディ・ジョーンズとソロは死なないと思ってるのでひょっこり復活することを願います。チューイも願ってることでしょう。まあ謎も多いシリーズ開幕戦でしたが次が早く観たいですね。
[映画館(字幕)] 7点(2015-12-19 19:24:23)(良:2票)
175.  劇場霊 《ネタバレ》 
中田秀夫監督の新作ですが前作『クロユリ団地』があまりにもアレだったので、どんなもんかと思いましたが想像以上にお粗末な出来でしたね。そもそも霊の存在理由が劇場に全く関係ないのも解せません。人形作家の事故死した長女の現世への生の執念が籠っているにしても、なぜ小道具倉庫に入ってたのか不明だし、小道具担当者も身体は作ったけど頭部は作らないで使いまわそうってのも意味不明。あんなもん劇に合わせて製作するもんでしょうに。たまたま劇場に回って来ていた霊ってだけにこのタイトルはナンセンスですね。霊が劇場に惹かれる過程があればまだ説得力もありましたがそれもなく、スタッフは怪死して主演女優は転落して重症なのに周囲は意気揚々としているのも変。まあ脚本は『クロユリ団地』の人らしいので納得しました。ホラーは駄作良作それなりに観てる方だと思いますし、かなり穏便に温かく観ていると思っていますが、演技や演出を含め話が今どきの映画と思えないほど酷かったです。 終盤はもうコントを観ているようでした。人形(霊)が本領を発揮しだしたら、「出口を探そう!」と主人公の手を引いていく小道具のにいちゃん。職場にもかかわらず出口を見つけられず、なぜか出口ではなく警備室にたどり着くとモニターで人形の悪行を見学し恐れおののく二人。人形は表情も態度もやる気が感じられず人間の生気を吸うシーンもお粗末なCG。最後はのんびりと襲い掛かってくる人形相手に、生贄の娘を閉じ込める内部に鋭利な金属のついているアイアンメイデン風の籠に「入れ!」と言い出す小道具のにいちゃんとそれに従う主人公。それを見て何もできずにオロオロと周囲を徘徊する人形。次ににいちゃんは何をするのかな?と思ったらよりにもよって籠を人力滑車で必死に釣り上げ、挙句の果てに主人公を人形の上に落下させるなどヤリたい放題。「お前どっちの味方なんだよ!」と笑いながら観てました。テレ東の午後ローでやったら実況民が大喜びしそうな出来ですね。中田秀夫はもう枯れ果てたんだなと再認識。『クロユリ団地」と同じく音楽だけは良かった。またもや川井憲次の無駄遣いでした。
[映画館(邦画)] 2点(2015-11-24 22:16:29)(良:1票)
176.  ラスト・ナイツ 《ネタバレ》 
独特なCGを入れてきた前二作とは違い、城や雪の白と鎧の漆黒のコントラストが幻想的で美しい今作。忠臣蔵がベースになってはいるものの、国際的なキャストを入れているので無国籍中世時代の架空の国っぷりがよく出ている。まあここまで話を聞くと『47RONIN』の悪夢が蘇りましたが、君主の名誉を晴らすために腐敗政治に立ち向かう騎士たちの全てをかけて挑む姿は重厚な美術と音楽も相まって見応えありましたね。PV出身の紀里谷和明監督だけあってビジュアルは凝っていて荘厳さがありました。気位の高い騎士っぷりをみせたライデン隊長のクライヴ・オーウェン、悪徳大臣の懐刀的な側近ながらこれまた武士道の精神を持っているイトー役の伊原剛志はカッコ良かったです。この種の滅びを美しく感じるのは日本人だけなのかな。
[映画館(字幕)] 7点(2015-11-22 23:46:18)
177.  ヴィジット 《ネタバレ》 
上映館が全国で20も無いというのは現状のシャマランの評価なんだろうか。まあそのおかげで予告編も観ずにすんだし、どんな話なのかも知らず「シャマランの新作だから」というだけで遠くの劇場まで行ってきましたが、フラットな状態で観るコトが出来たので正解だったのかもしれないな。今回は原点回帰的なスリラーでまさか今さらPOVを使ってくるとは思いませんでしたが、相変わらず何かあると思わせたり不穏な空気を感じさせる演出が巧い。終始緊張感が漂うものの合間に適度なコメディ要素も入れているので緩急が効いている。シンプルかつ低予算ながら、ここまで嫌な空気を作り出しているのはシャマランの力量によるモノでしょうね。 姉弟に奇行を指摘されても「病気なんだ」「年だから」などとお互いを説明する老夫婦、子供の訴えを聞いても恋人とのバカンスで浮かれていて「元ヒッピーだから」などと真剣に聞き入れない母親、どんどん悪化してくる奇行に不安な空気はますます濃くなる一方、さて兄弟の運命は。 まあ私なら深夜に老婆がマーライオンばりに盛大に吹きながら歩き回ってたり、裸になって壁で爪とぎしてるトコを見たら速攻で逃げますね。いろいろと辛抱強く信念のある姉弟でしたが、潔癖症の弟が食らったアレは振りが効いてただけにキツイ一発でした。数々の恐怖を乗り越えたコトで兄弟はトラウマも払拭することが出来たし、シャマランも久々のヒットらしいし、私も遠くまで来た甲斐があったしでみんなハッピーになれて良かったです。まあでも高齢化社会を迎えた日本ではあの老夫婦の奇行が身につまされた人も多そうですね。
[映画館(字幕)] 8点(2015-10-30 20:36:12)
178.  ジョン・ウィック 《ネタバレ》 
犯罪者だらけのホテルのオーナーやフロント、旧友のマーカスや女殺し屋や掃除屋なんかはキャラが立ってるし、主役のジョン・ウィックもスタイリッシュないで立ちとアクションでカッコいいです。当然あるであろう他の組織なども匂わせて世界観は悪くないですね。ただ、『最強の伝説の殺し屋』、のわりに色々とスキがありまくるので予告編の圧倒的な強さを求めると「え?」と思うかもしれません。元雇い主だったロシアンマフィアのヴィゴなどから語られる伝説級の逸話や周囲の人間のジョン・ウィックへの畏怖を見せといてソレなので、ちょっと期待とは違った感じ。乱射して弾切れをしても連射しようとしてたり、格闘術では逆にのされたり最後まで何度も殺されておかしくない場面が多々あり、「あれ?話盛りすぎじゃね?」と。最後のヴィゴとの素手のタイマン勝負なんかも危うくやられそうだし、わざわざ格を落とす要素を入れなくていいのになと思いますね。やられるたびに「鉛筆で3人殺した」ってくだりを思い出してチャック・ノリス・ファクトが浮かんじゃいましたわ。復讐のターゲットだった息子はあっさりとワンショットで済ましてるんだから、あんな感じで冷淡に確実に処理する最強の殺し屋っぷりを観たかった。あと最後の犬泥棒もいらないな。関係ない犬を連れて行ってもねえ。まあ5年間でかなり錆び付いてたってことで、さっそく製作に入っているという続編に期待します。
[映画館(字幕)] 6点(2015-10-19 21:35:52)
179.  アントマン 《ネタバレ》 
原作未読。物体のサイズを変える物質ピム粒子を使った特殊スーツにより身長1.5cmまで縮んだり、その物質を利用したディスクであらゆる物を縮小・拡大でき、蟻とのコミュニケーション能力もあるアントマン。アベンジャーズの面々は直球な人外の強さなので、この変化球のようなキャラクターの登場により幅が大きく広がった感がありますね。人間にとっては狭い子供部屋が小さなアントマンには広大な世界になるわけで、玩具の列車が彼には本物になり、他のヒーロー並みの格闘をしていても人間には虫が動き回っている程度の認識。そこら辺を交互に見せるサイズ違いのギャップがとても上手くて面白かったです。ルイスをはじめとする仲間たちとのやり取りもコメディタッチで笑えるし家族ドラマもある。ピム博士はスタークの名を上げ嫌悪しているし、アイアンマンとファルコンとの遭遇もあるのでマーベル世界の一員としての立ち位置も受け入れやすい作り。それぞれのバランス配分が良いので、他のマーベルヒーローを知らない人でも作品に入り込めると思います。『アイアンマン』から始まったMCU(マーベル・シネマティック・ユニバース)の中でも上位に来る出来だと思いますね。
[映画館(字幕)] 8点(2015-09-20 20:47:29)(良:1票)
180.  ピクセル(2015) 《ネタバレ》 
TVゲーム黎明期といえる80年代のゲームキャラ達が襲って来るまでの舞台設定は悪くないですね。少年時代にTVゲームにのめり込んだため、現代ではバツイチ配線工、『月刊ムー』が似合いそうなニート陰謀論者、詐欺で服役中の受刑者に落ちぶれている。そんなダメな彼らが得意だったゲームで宇宙人の侵略に立ち向かうって話ですが、なかなか面白かったです。『ギャラガ』『センチピード』『パックマン』『ドンキーコング』なんかが最新の映像で当時のままドット絵を立体にした姿で暴れまくるのでニヤニヤしちゃいました。相手にヤラれるとピクセル状になるというのも当時のゲームらしくスマートな発想で見やすかったです。 宇宙人がメッセージを送ってくるのに使う映像や80年代ポップカルチャーも多くあるので当時を知る人にはより楽しめると思います。特に音楽が好きだった人にはネタが豊富で『マックス・ヘッドルーム』は見た瞬間に電波ジャック事件を思い出して笑えました。マーサ・スチュワートとセリーナ・ウィリアムズが本人役で出てたのもウケますが、終盤の大乱闘では数多くのゲームキャラが出ていて「お!アレは!」の連続だったので、思い入れのある人はたまらないんじゃないでしょうか。気楽に観られるポップコーン・ムービーですね。
[映画館(字幕)] 7点(2015-09-16 23:29:53)
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