161. ドリームガールズ(2006)
《ネタバレ》 主役をエフィとジーナの二人にしてしまったので、互いのエピソードのボリュームに物足りなさを感じた。エフィのサイドでは、職も失い、子どもがいる事も夫に告げられず、苦悩する彼女をもっと見たかったが、とてもあっさり片付けられてしまう。ジーナのサイドでも彼女が"音楽"を夫の為の商品では無く、自分の為に歌おうとする決意をじっくりと描いて欲しかったが、ここもあっさり。ベトナム戦争について反戦歌を歌おうとするのを妨げられるアーリーのエピソードも同様。「自分の歌いたいモノを歌えなかったから、麻薬に溺れて自殺しました」だけでは詰まらない。もっとブラックパワーに溢れた反抗心を見たかった。 演出やストーリーも全体では平々凡々としているし、将来傑作ミュージカルとして語られる映画ではないでしょう。 ただしビヨンセとジェニファー・ハドソンの歌唱力は素晴らしいと思います。主題歌のドリーム・ガールズも耳に残りやすいフレーズで聞いていて楽しかった。 [地上波(字幕)] 5点(2010-07-07 08:26:54) |
162. 鉄男 THE BULLET MAN
《ネタバレ》 鉄男の造型は前作同様に狂っていてカッコいいのですが、ストーリーが全く狂っていないのが残念でした。鉄男の出自や"Bullet Man"を作り上げる実験内容は入れなかったほうがいいんじゃないでしょうか。友人と「鉄男がフツーのアンチヒーロー物になっちゃったな」と話しながら映画館を後にしました。 [映画館(邦画)] 5点(2010-07-07 08:09:33) |
163. 28日後...
ロメロの様なお堅いゾンビ映画ではないエンターテイメントに寄りまくったゾンビ映画。これが結構面白かったです。後半の展開はゾンビモノとして失格!と言われそうですが、個人的には従来のゾンビモノのお決まりを崩した展開は楽しめました。 [地上波(字幕)] 6点(2010-07-06 23:24:04) |
164. トゥームレイダー2
少し流行った映画の続編を作って碌な事にならなかった典型。ラストのカオスっ振りは一周して凄いとも思える。 [地上波(吹替)] 3点(2010-07-06 23:19:09) |
165. HERO(2007)
法廷のシーンの緊張感の出し方がなってない。法廷劇が映画のハイライトとなる本作においてこれは致命的でしょう。法廷劇はキャラクターの論旨が画面の唯一のアクションとなるのだから、俳優がダラダラ話している様ではお話にならない。またゲストタレントを見せびらかすキャスティングもどうなんでしょう。韓国編なんて恐らくはイ・ビョンホン出演させたかっただけでしょう。こんなもん「車は遠く離れた沖で発見された」の一言で不要になってしまう。タモリもあれだけ溜めてゲスト出演したら最早ギャグに近い。 [映画館(邦画)] 5点(2010-07-01 20:48:29) |
166. 隣のヒットマン
《ネタバレ》 フツーのスパイコメディ。設定は面白いのですが、物語にツイストが効いていない事が問題ですね。 [地上波(吹替)] 3点(2010-06-28 21:52:27) |
167. ボーン・アイデンティティー
人気シリーズの第一作目。平原での狙撃シーンが印象深かった。 [DVD(字幕)] 7点(2010-06-28 21:49:08) |
168. シン・シティ
《ネタバレ》 ベタ塗りを多用するアメコミをそのまま映し出した様な映像にまず驚きます。ブルース・ウィリス、ミッキー・ロークという落ち目俳優をここまでカッコ良く映すのは凄いですねー。一話分のボリュームの少なさが少し不満点です。 [地上波(字幕)] 7点(2010-06-28 01:01:04) |
169. キング・アーサー(2004)
《ネタバレ》 LOTR以降に作られたパクリ映画の様な物でした。ランスロットの二刀流や合戦の迫力は中々魅せますが、そこら辺に転がっている戦話の映画を超えるような驚きは無いと思います。 [映画館(字幕)] 5点(2010-06-28 00:57:09) |
170. ベオウルフ/呪われし勇者
テラテラ光るジョリ姐がエロい!それだけ!! [映画館(字幕)] 6点(2010-06-28 00:54:07) |
171. ハンニバル(2001)
《ネタバレ》 普通のモンスターキャラクターと化してしまったハンニバル・レクターにがっかり。クラリスもジョディ・フォスターでは無くなり、天才であるが未熟でもあった彼女の魅力が無くなってしまった。また話がただのレクターとクラリスのラブストーリーになってしまった事も残念。 [地上波(吹替)] 5点(2010-06-28 00:52:54)(良:1票) |
172. トラフィック(2000)
《ネタバレ》 麻薬取引を描いたゴリゴリのエンターテイメント作。ドン・チードルが良い。 [DVD(字幕)] 6点(2010-06-28 00:44:24) |
173. フライト・オブ・フェニックス
そこそこ楽しく観れるけれど、極限状態での登場人物達の対立や争いの描き方が半端なのはどうなんだろう。 [DVD(字幕)] 5点(2010-06-28 00:43:01) |
174. アナコンダ2
B級モンスター映画の続編というと、大抵クオリティが下がるものですが、結構楽しめました。物語のテンポが良く、アナコンダが全員を始末していくだけでは無いのが面白い。途中のジョーズネタや、面白黒人の「アナコンダが人を食っていく映画をテレビで観た!」など、メタ的な笑いが個人的にツボでした。 [地上波(吹替)] 6点(2010-05-12 22:59:55) |
175. ブルーノ
ゲイのブルーノが各地でゲリラ的にサイテーなドッキリを行うモキュメンタリー映画。全編にわたり本当にサイテーなシモネタが繰り返されますが、そのレベルが度を越していて面白い。本当に命の危険を感じるような事もやっていて、最近のヌルいテレビのドッキリに飽き飽きしているという人は楽しめる筈。 「お前も心の底ではゲイなんて最低だ!とか思ってんだろ?」と露骨にメッセージを投げかけてくるので普通のコメディ映画とは違い、観終わった後の爽快感は余り無い。 [映画館(字幕)] 6点(2010-05-09 09:44:47) |
176. TRICK トリック 劇場版2
《ネタバレ》 全編に渡り繰り返されるCGの連打とあざとい演出に飽き飽きしながらも、最後まで鑑賞しました。「新興宗教の教祖のイカサマを解き明かす」というストーリーをもっとホラーらしく、ペテン師に頼ってしまう人々の愚かさをキチンと描いたら、良作になっていたかもしれないと思いました。しかし、まあテレビ局が製作したドラマの映画化となると、これくらいコメディ寄りに成らざるを得ないのかな。残念です。 [地上波(邦画)] 2点(2010-05-09 08:44:56) |
177. TRICK トリック 劇場版
テレビで観たので許せるが、映画館で観たらキレるレベルのくだらなさ。 [地上波(邦画)] 3点(2010-05-08 07:33:29) |
178. 旭山動物園物語 ペンギンが空をとぶ
ちゃんとした役者さんを揃えているので、画面が引き締まっているシーンは結構ありました。でも内容は普通のサクセスストーリーで、テレビドラマ的な演出(象が××するシーンは酷くねー?)が連続していたので、こんなもん2時間のテレビドラマとして放送しろとしか思えない。 [地上波(邦画)] 4点(2010-05-03 21:37:16) |
179. マンマ・ミーア!
《ネタバレ》 ABBAの楽曲だけで出来ているような映画でした。ミュージカルとして評価すると、残念な出来かと……。男性陣の歌(とくにピアース・ブロスナンが酷い!)はお世辞にも上手いとは言えないし、ダンスや振り付けもロクに出来ていないし、何より歌の最中で意味不明な役者のアップが多いです。愛を語り合っていたり、モノローグ的な場面だったら分かりますが、ノリノリハイテンションで踊っている場面で何故顔を映すのかサッパリ分かりません。そんなモノよりダンスを見せろ! キャラクターのテンションが異常に高いので、これは観る人によって楽しいか、鬱陶しく感じるのか、違いがありそうです。要するに観る人を選ぶ映画だと思いましたね。あんまり騒がしいノリが好きじゃ無い人には苦痛に感じるレベルかもしれません。 あと私は舞台版を観ていないのですが、あんなにサムだけが持ち上げられる話なんですかね?ピアース・ブロスナンだから見せ場を増やしたとしか思えないシーンが一杯あったのもなんだかな~。 以上の様に、ミュージカルとしてはお粗末な映画でしたが、ABBAの底抜けに明るく楽しい数々のナンバーを聴けたのでおまけで5点。 [映画館(字幕)] 5点(2010-04-28 23:10:33) |
180. レスラー
《ネタバレ》 簡単に言えばミッキー・ロークがあまりにも辛い"男の意地"を見せる映画。女性には中々理解されにくいテーマをマリサ・トメイ演じるパムを通じて表現できている点が素晴らしく感じた。レスラーは自分の体を痛みつけてまでリングに立つ。歳を取り、肉体が悲鳴を上げても戦い続ける。それが自分である証明なのだから。これはストリッパーのパムにも共通する点だ。客からは「俺の母親みたいだ」と茶化され、ステージで踊っても誰も自分を観てくれない。それでも子どもを育てる為に踊り続ける。 ここまで似通っている二人が結ばれないのは悲しすぎる現実だ。しかし結ばれると彼等は彼等では無くなってしまう。よくプロレスを「所詮は見世物、嘘のドラマだろ?」とか「わざわざ痛い思いして何が面白いんだ?」と評価する人がいる。でも自分が自分であるために何も恐れずに舞台に立つ彼等を馬鹿にする権利は誰も持っていない筈だ。 [映画館(字幕)] 9点(2010-04-28 08:15:46) |