1. インターステラー
《ネタバレ》 映画館で2度観賞しました。映画そのものが面白いのは確かなのですが、ワームホール、ブラックホールといったこれまで本やテレビで観たり聞いたりしたものが、大きなスクリーン全体に映し出された瞬間、胸がギューッとなる感覚がありました。宇宙はまだ謎だらけで、あまりにも普段の生活からかけ離れており、そういったものが目の前に突如巨大なビジュアルとして迫ってくるということ自体がすごい体験だと思います。一時日常を忘れて物語と共に未知なる宇宙の世界へ飛び立つ、そんな体験をさせてくれるこの映画は極上のエンターテインメントだと思います。是非映画館で観てください。 [映画館(字幕)] 10点(2014-11-24 17:43:37) |
2. グレイテスト・ショーマン
《ネタバレ》 これこそザッツ・エンターテインメントなのではないでしょうか。演技良くテンポよくそして何よりも音楽が良い。力強くエネルギーに満ち溢れている出演者の演技は観ている人たちも笑顔にします。わかりやすい起承転結でもちろん最後はハッピーエンド、これこそ映画の楽しさ、That's Movie!だと思います。 [映画館(字幕)] 9点(2018-03-18 19:24:18) |
3. チャイルド44 森に消えた子供たち
《ネタバレ》 映画館で観てレビューを書こうとしたのですが、うまく書けそうもありません。その当時の時代背景が深く関連していることは間違いなく、正しいことが国家という名のもとに闇に葬り去られるということがとても怖いと感じました。ストーリーも良かったのですが、トムハーディの渋い演技に魅せられました。ボコボコにされてヘロヘロな状態でも巨漢とバトルを繰り広げる電車でのシーンを見て、やっぱり男は強くなくてはと思ってしまいました。奥さんとも徐々に絆で結ばれていく過程も良かったです。印象的だったのがワシーリー、彼の非情さは彼の幼少期に植え付けられたものなのではと思いました。冒頭であんなに簡単に人を殺せるなんてもはや普通の精神ではありません。そしてそのワシーリ―が殺した親達の子供と主人公夫婦が最後に会うシーン、そうきたかと不覚にも泣いてしまいました。 [映画館(字幕)] 9点(2015-08-08 08:35:55) |
4. 博士と彼女のセオリー
《ネタバレ》 「いい映画を観たなぁ」と思える映画でした。ホーキング博士と妻の半生、お互いが最終的には違う道を選ぶけど、二人が一緒に築いてきた人生の重みはほかに代え難いものだったという感じがします。エンディングでタイムマシンのように時が巻き戻される演出、自分は素直に感動しました。ホーキングのあの屈託のない笑顔、妻のまっすぐな眼差し、いやぁいい映画時間を堪能しました。 [映画館(字幕)] 9点(2015-04-05 10:21:52) |
5. イミテーション・ゲーム/エニグマと天才数学者の秘密
《ネタバレ》 以前映画館で観て、更にCS放送で2夜連続放送していたので計3回も観てしまいました。物語全体もおもしろいのですがやっぱりバーでの女性の一言をヒントに解読機械の設定を変えて、ガチャン、ガチャン、と機械が回転と共に大きな音を立てはじめ、そして固唾をのんで見守る中、「ガチャ」って機械が止まるシーンはとても見ものです。そしてその内容をエニグマに設定して見事暗号を解読する、そしてハッピーエンド!とはいかないのがさすがです。その後の主人公たちの苦悩が前半部分と非常に対比されていて、見ごたえがありました。主人公がカンバーバッチ以外だったらまた全然違う印象を受けていただろうなって思います。 [映画館(字幕)] 9点(2015-03-23 08:32:05) |
6. インセプション
《ネタバレ》 ディカプリオのハッピーエンドが夢の中のスペクタクルとは実は関係なく、サイトーの電話一本っていうのは、サイトーの権力がどんだけすごいんだって思いました(笑。 俳優陣の好演と最後のハッピーエンドに+1点。良作。 [映画館(字幕)] 9点(2010-08-01 11:07:11) |
7. メランコリック
《ネタバレ》 前評判通り、面白かったです。主人公も金髪の松本も、最初はあまり印象が良くなかったのですが物語が進むにつれてこいつら色々あるけどいい奴だなって思うようになりました。女の子は最初から好印象でしたがなぜ和彦なんかに好意を持ったのか不明でした。まぁそういう事もあるのでしょうね。ストーリー的に「冷たい熱帯魚」のホラー系を想像していたのですがそうはならずにコミカルな部分もあり後味も良いものでした。序盤・中盤がああいう内容だったのでそこからこの結末に持っていくのはすごいなって思いました。忘れてはいけないのが出演者達。やはり皆演技が良いですよね、彼らがいたからこそこの映画が成り立ったんだと思います。松本がうどんをこれまでで一番うまいうどんだったと言うシーン、彼の境遇を考えるとそうなんだろうなって思い、当初暗いと思っていた食卓のシーンの見方が変わり和彦はその点では恵まれているのかもと。最後はほんわか終わりましたが現実的にこのまま幸せな日々を送れるかと言われると、そこはやはりフィクションの世界だと思います。だってあれだけ死人が出ているわけだし。それでもやっと普通の銭湯に戻ったあの場所で彼らが平凡で幸せに過ごして欲しいなと願いたい。 [インターネット(字幕)] 8点(2021-08-18 08:47:34)(良:2票) |
8. ミッドナイト・イン・パリ
なんとも不思議なゆっくりとした他の映画にはない映画でした。テンポも心地よくパリもきれいで、こんな映画があったんだと思い、観た後に観てよかったなと思うような映画でした。 [インターネット(字幕)] 8点(2020-10-27 08:39:34) |
9. グリーンブック
《ネタバレ》 あまりうまい表現ができないのですがトニーいい奴だなって思いました。野暮ですが器が大きく、金持ちに対しても卑下せず、約束したことは守り、最初は露骨に嫌っていた黒人に対する考えもドッグと一緒に旅することで変化が見られました。こういう映画に出会うとスッと気持ちも良くなります。 [インターネット(字幕)] 8点(2020-09-24 11:14:38)(良:2票) |
10. 天気の子
「君の名は」をずっと食わず嫌いで最近見て、さすがロングランされるだけあるなって思ってこちらの映画は映画館で観てきました。他のレビューを見て、絵はいいがストーリーは・・とか、音楽はいいがそれだけ・・とか、いろいろ言われていて、確かにそうかもなぁって思いましたが、自分が観ているときはその絵と音楽に惹きつけられるものがあり、君の名は同様、まさかそういうストーリーにするかぁという部分も含めて最後まで飽きることなく楽しめました。細かいことを言えば色々と粗は見えてくると思いますが、映画を見ている間、自分は確かにこの映画を楽しんでいました。そうやって楽しめる映画であれば自分にとって良い映画なんだなって思います。 [映画館(邦画)] 8点(2019-07-29 13:53:45) |
11. マンチェスター・バイ・ザ・シー
《ネタバレ》 とにかくセリフの使い方や"間"が絶妙で、観ている途中から、ああこれは良質な映画に出会ったなぁって思いました。ストーリー自体は決して明るい映画ではないですが、リーとパトリックのやり取りなどを見ていると、パトリックが幼少の頃から築いてきた関係性の深さが分かります。リーの静かな性格に対して女性たちの感情的な性格(感情を抑えられない性格)の対比が男目線としては妙にしっくり来てしまいました。終わり方はハッピーエンドではなくむしろ悲しい終わり方のように感じますが、なぜか悲しいだけの物語に見えないところが不思議でした。 [インターネット(字幕)] 8点(2018-09-15 10:28:50) |
12. カメラを止めるな!
《ネタバレ》 この映画、アイデア勝ちみたいな感想も多いですが、自分はネタばれのあとの各キャラクターの設定もとても楽しめました。みんな憎めない人達ばかりで、その人たちが最後に協力して最後のシーンを撮影するところが自分はなんとも好きです。 [映画館(邦画)] 8点(2018-08-17 16:26:42) |
13. 鍵泥棒のメソッド
《ネタバレ》 邦画は普段あまり観ませんが、いやぁ良くできてるなぁって思いました。癖のある出演者が多いですが演技自体は日本映画によくある癖のある演技ではなく自然体の演技で好感が持てました。この映画の主人公、あの殺し屋モドキなんだなって思いました。広末のキャラが若干薄い気もしましたが、最後のキュンでやっぱり存在感を示しましたね。 [インターネット(邦画)] 8点(2017-09-26 08:37:09) |
14. ブリジット・ジョーンズの日記 ダメな私の最後のモテ期
《ネタバレ》 老けましたねぇ。でも面白かったです。結末は読めましたが結婚して子供も生まれてハッピーで、いけ好かないと思ってたジャックもよい奴で。三部作できれいにまとまった感じです。映画の楽しみ方の王道のような映画でした。 [インターネット(字幕)] 8点(2017-08-15 08:41:23)(良:1票) |
15. ライフ・オブ・パイ/トラと漂流した227日
《ネタバレ》 やっぱりトラがよいですねぇ。怖いけど愛らしいしコミカルな部分もあるし。少年と長い時間を共にし、信頼関係が芽生えるわけでもないけど最初の頃とはやはり違う関係が生まれている。お互い飢餓に苦しむ状況で少年の膝の上で横たわる姿。そして最後に振り返ることなくジャングルに消えていく姿。トラとの友情なんて幻想だし、人間と動物だから生まれる関係、これが良いのだと思う。 [ブルーレイ(字幕)] 8点(2017-03-08 21:39:31) |
16. ナイトクローラー
《ネタバレ》 【2020.2.4追記】改めて鑑賞。やっぱりジェイクギレンホールの演技がすごい。彼はブロークバックマウンテンやミッション8ミニッツ、プリズナーズなどそれぞれ全然異なるキャラクターを見事に演じきってます。映画自体の後味は決してよくないけど、良作だと思います6点→8点に変更。【更新前】いやぁ、主人公のジェイクギレンホールのいかれっぷりの演技がすごいですね。なんか流暢に持論をまくしたてる部分も不気味さがすごい。最後のハッピーエンドが後味を更に悪くしますが、あのエンディングだからより忘れられない映画になってもいます。 [DVD(字幕)] 8点(2017-02-18 19:03:07) |
17. ブリッジ・オブ・スパイ
《ネタバレ》 何となくスピルバーグの作品は最近冴えないなと思い、トムハンクスもそこまでお気に入りの俳優ではなかったですが、この映画はとても楽しめました。交渉のすごさも視聴者にわかりやすく伝わり、素人でも感心してしまいます。映画の長さも気にならない、良作だと思います。 [DVD(字幕)] 8点(2017-01-09 13:22:22) |
18. 別離(2011)
《ネタバレ》 誰がこの映画の主人公なんだろうって思いながら観てました。単なるヒューマンドラマかと思えばそこで終わらず物語に徐々に惹きつけられていきます。この映画は英語圏でもリメイクできるんじゃないかなと思っていましたが最後らへんのコーランが出てくるシーンでこの映画はこの国だからこその映画だと思いました。主役的な夫婦も、その娘も、家政婦も、その夫も、その娘も、そして主役のおじいさんも、それぞれが脇役を超えた存在になっています。最後の娘のシーンも印象に残ります。このレビューサイトをはじめとして、評判にならなければまずは観ることのなかっただろう映画、良作です。 [DVD(字幕)] 8点(2016-10-28 08:45:35) |
19. ボーダーライン(2015)
とにかくベニチオ・デル・トロの演技が見ものでした。すごい渋いですねぇ。そしてエミリーブラントもきれいですねぇ。終始、眉間にしわを寄せていますがそんな表情もとても魅力的です。個人的に彼女が満面の笑みを浮かべるところも見てみたいです。って、映画のレビューになっていないですが、物語も終始緊張感があってよいです。 [DVD(字幕)] 8点(2016-10-01 11:09:57) |
20. アリスのままで
《ネタバレ》 徐々に自分が自分でなくなるというのはすごい恐怖だと思います。とても見入ってしまう映画でした。邦題は「アリスのままで」とありますが原題(Still Alice)から考えると正しい和訳は「それでもまだアリス」となるのではないでしょうか。自分が自分でなくなるという不安・恐怖を抱えつつも"それでも私は私なんだ"という意味につながると思います。「アリスのままで」の方が題名としてしっくりくるのはわかりますが、似たような言葉でも意味が変わるのはどうかと。 [映画館(字幕)] 8点(2015-07-07 08:44:16)(良:1票) |