1. バクマン。
漫画ファンでなくてもビンビンに伝わる漫画に賭けた青春の感動。最高と秋人の主役コンビはもちろん、ライバルであり仲間である天才エイジや福田、平丸、中井達との熱い(暑苦しい?!)友情。それを見守り育てる編集者たちの漫画に対する静かな愛情。演出も漫画チックで目新しく、弾けた感じがサイコー!!もう一度漫画読んでみようかな。 [映画館(邦画)] 9点(2015-11-26 04:25:09) |
2. 怒り
原作・吉田修一、監督・李相日という『悪人』コンビということで大いに期待していたが、期待に違わずの出来栄え。『悪人』同様、キャストの良さで描き切った感じ。ただ3つのドラマがもっと絡むのかと思ったが、現実的にはこれでいいのかも。 [映画館(邦画)] 8点(2016-10-19 06:51:53) |
3. 白ゆき姫殺人事件
《ネタバレ》 いつもながら切れ味鋭い中村監督の手腕。観ていて安心できる(?)傑作サスペンス。ただ真犯人の動機の弱さと殺害計画の杜撰さが気になるところ。綾野剛はまるで地でやっているかのようなヌメリ感ある演技で出色の出来。惜しむらくは「地味なOL」という設定ならば、もっと主人公のキャスティングを考えたほうが良かったのでは…。 [映画館(邦画)] 8点(2014-04-14 14:17:44) |
4. 凶悪
時系列的に難しそうな話だが迷いなく観られ引き込まれた。普通なら不必要にも感じられる記者の家庭事情の描き方も過不足なく、動の犯罪に対して静の日常が感じられて良いバランスだったが、笑いながら老人を嬲り殺すシーンや主犯を死刑にできなかったり、ちょっと後味が悪いかも。 [映画館(邦画)] 8点(2014-01-30 11:02:47) |
5. 鍵泥棒のメソッド
「運命じゃない人」「アフタースクール」ばりの内田ワールド満開。意表を付くストーリー展開、スピード感たっぷりの演出、手堅い役者たちの演技(私の苦手な女優も今回はそれなりに)。やっぱり最後は騙されちゃてました。それが快感。 [映画館(邦画)] 8点(2012-11-27 13:22:30) |
6. ロボジー
ソニーのアシモなど人間型ロボットのスムーズな動きに「着ぐるみ!?」とつい間接部分を注目してしまうアトム世代には嬉しい出来栄え。ちょっと怪しい動きが気になりだした頃に行った大学でのロボット工学の講義シーンが一気にリアリティを生み出したし、何より「ニュー潮風」という、まるで洗濯機や冷蔵庫のような白物家電風なネーミングがキュート。「鉄腕アトム」じゃないけど、やっぱりロボットは人類を幸福にさせるものなんだと再認識。大いに楽しませてもらった。 [映画館(邦画)] 8点(2012-02-08 10:18:04)(良:1票) |
7. 悪人
「復習するは我にあり」の榎津は生まれながらの犯罪者だったが、祐一はどこにでもいる社会から落ちこぼれた感のある青年。きっかけというか、ちょっとしたボタンの掛け違いから誰でもそうなる可能性がある、いわゆる日常的な殺人事件のひとつ。 それだけに、それを演じ切った妻夫木聡の存在感に圧倒された。深津絵里はもちろん、樹木希林、柄本明もさすが。岡田将生も単なる二枚目役者じゃないことを確信。この映画の成功は、原作はもちろん、キャスティングの良さに尽きる。 [映画館(邦画)] 8点(2011-01-01 10:30:56) |
8. 告白(2010)
一言で言うと凄い映画。前評判の高さからか平日のレイトショーにもかかわらず30人以上の観客がいたが、エンドロールが終わるまで誰も席を立たなかった。ただ中島監督の「下妻物語」「嫌われ松子の一生」「パコと魔法の絵本」はDVDを買ったが、これはコレクションしようとは思わないかも。 [映画館(邦画)] 8点(2010-06-22 10:44:33) |
9. スター・ウォーズ/フォースの覚醒
《ネタバレ》 10年ぶりの新作はさすがにちょっと色あせてもいるし、主人公の少女レイもちょっと魅力不足だが、エピソード4~6の3人が顔を揃えたということで星一つオマケ。何より父殺しのカイロ・レンが色悪ともいうべき存在で今後の展開に期待。 [映画館(吹替)] 7点(2018-02-21 17:10:13) |
10. ヘイトフル・エイト
最後まで予測のつかない展開。タランティーノ得意の時間差によるロジックパターンといい、ハラハラするし、アクションもサイコーだが、"血飛沫"そんなに必要?!。 [映画館(字幕)] 7点(2018-02-21 16:34:30) |
11. 羊の木
半グレ、やくざ、色情狂、酒乱、サイコパス。けど一番不気味なのは"禁じられた遊び"の能面女かも。ただラストはいただけません。やはり殺人鬼は捕えてプロファイルして死刑に処すべき。また何で崖から落ちた「のろろ様」が港から引き揚げられたの? [映画館(邦画)] 7点(2018-02-21 16:17:49) |
12. 後妻業の女
現実の事件をモデルにした原作(未読)はシリアスタッチだそうだが、コメディタッチで描いた映画はそれなりに楽しめた。しかしラストが尻切れトンボの感がして、何より悪い奴らが裁かれないのは納得いかん。闇に葬られた事件も実際に多いのでは…。 [映画館(邦画)] 7点(2016-09-01 16:58:52) |
13. 舟を編む
松田龍平の清々しさが光る一品。脇を固める小林薫、オダギリ・ジョー、伊佐山ひろ子、加藤剛も手堅い。何より辞書作りという全然知らなかった世界が新鮮。全然ドラマチックじゃないけど、楽しめた2時間でした。「正直の頭に神宿る」と言うか、やっぱり人生真面目が一番と言う全然当たり前の言葉を思い出した一編でした。 [CS・衛星(邦画)] 7点(2014-05-21 08:54:44) |
14. 清須会議
いつもながら期待が大きすぎてその分落胆も大きい三谷映画。そこそこ笑えるが、歴史オンチにはあまりお薦めできないかも。忍者の襲撃などラスト30分間のシーンは蛇足。 [映画館(邦画)] 7点(2014-01-30 11:04:05)(良:1票) |
15. ジャンゴ 繋がれざる者
ストーリーといい役者といい素晴らしいが、いかんせん残酷描写がやりすぎ。確かにタランティーノと言えば派手な暴力描写が有名だが、これまでは笑ってられた暴力シーンも今回はちょっと目を背ける感じ。ラストの銃撃戦も漫画チック。 [映画館(字幕)] 7点(2014-01-30 11:01:25) |
16. スマグラー おまえの未来を運べ
《ネタバレ》 アクションシーンは笑ってしまうようなところもあるが、結構見応えあり。何よりチャイニーズマフィアの殺し屋コンビである背骨と内蔵の存在感は圧倒的。ただ拷問シーンはちょっとやりすぎ。クワイ河マーチを口ずさみながらオムツ姿で行進するのははじけすぎかも。何より気弱な善人にしか思えない主人公がなんでそんなに拷問に耐えられるのかが説明不足。ただ原作漫画も読んでみたくなったのは確か。不思議な魅力はある。 [映画館(邦画)] 7点(2011-11-02 12:03:38) |
17. 大鹿村騒動記
豪華俳優の目白押しでアッという間の93分。原田芳雄の遺作ということで、決して大爆笑コメディではないが美しい信州の映像にマッチしたハートフルな展開に大満足。景清と道柴に扮した二人の絡みも歌舞伎「六千両後日文章 重忠館の段」の内容を知っていればもっと楽しめるのだろう。それにしてもアルバイトの雷音君は最後まで男か女かわからなかったです。 [映画館(邦画)] 7点(2011-09-21 11:50:10) |
18. 大木家のたのしい旅行 新婚地獄篇
《ネタバレ》 そこそこ楽しめる脱力系コメディー。地獄の一本道、ビーフシチュー温泉、地獄甘エビなど結構笑えたが、青鬼、赤鬼の設定はよく分からん。そもそもなぜ濡れた男は大木家の炊飯ジャーを盗んだのか。けどまぁ十分元は取れた感のある一本。新婚地獄篇と言うからにはフルムーン篇など続きもあるのだろうか。 [映画館(邦画)] 7点(2011-09-21 11:22:54) |
19. プリンセス トヨトミ
種明かしが早すぎる。せっかくワクワクした前半、もっと引っ張っても良かったのでは。もう少し工夫があればもっと面白くなったはず。せっかくの素材を生かしきれず、原作以上の結果を出せていない(…原作は読んでいないが)。役者陣の頑張りにちょっと甘めの7点献上。 [映画館(邦画)] 7点(2011-06-01 13:59:34) |
20. まほろ駅前多田便利軒
面白くなかったわけじゃなく、かといってすごい面白かったわけでもない。何か不思議なフワフワした感じの映画!?。バツイチ同士の二人だが、行天のシチュエーションは結構グッと来たが、啓介のそれはもうひとつかな。 [映画館(邦画)] 7点(2011-05-19 22:31:47) |