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1.  BLAME! 《ネタバレ》 
「夢で見る風景/感覚を覚醒したまま再現する事」は美術、小説、映画、漫画において様々な試みがされてきましたが、舞台設定において画期的な漫画。単純に言えば人気の無い巨大な建造物の中を上へ上へと昇っていくお話。夢の中を彷徨っているような①巻の雰囲気が特に好き。しかし上ってきたつもりがラスト近くで世界の中心に出てしまう。そして間接的に明らかにされる作品世界の構造。「ネットスフィアに接続できた=現実世界に戻る」のようなヴァーチャルリアリティ的なオチを予想してましたがハズレ。都市構造物の外枠が水で満たされているのは、都市が無限に拡張していくというイメージに合致して良。更にはその中で未来を担う新しい生命が誕生するという事で「原初の海から生まれた最初の生命」の寓意ともとれる見事なオチだと思いました。
10点(2008-02-17 00:19:55)
2.  風魔の小次郎 柳生暗殺帖
「風魔の小次郎」の正統続編。オリジナルでの突っ込み所・・柳生蘭子が何で風林火山持ってたのか?とか、柳生は忍びの総元締なのに何で風魔に助力を乞うたのか?等々に上手い説明があり、そこから話が展開していく。今回の敵は柳生一族(裏柳生)。敵のメインとなるのが仏教の四天王(多聞天、広目天等 ※サンスクリット語読みのルビがあるw)になぞらえた剣士と帝釈天(インドラ神)。オリジナルの聖剣戦争の最後に弥勒菩薩みたいなキャラが出てきたのでちゃんと世界観が結びつく感じ。 オリジナルの難点は、当時の人気投票の影響かやたら美形ばかり出てきて人物描写が希薄だったこと。竜馬や武蔵等一部のキャラ以外は誰が何を喋っても同じのような状況だった。本編は各キャラの人物像・・項羽兄弟の性格の違いや、子供時代からの小次郎との確執なんかも描かれており、結構読み応えがあります。作者は車田氏のアシスタント出身らしく顔の描き方はオリジナルにとても近く良い感じです。独自に加えた装飾品(武蔵が学ランの上に着物を羽織ってるとか、伊達総司の学ランに炎の刺繍がしてあるとか)も良い。 逆に残念なのまず話のテンポが良くない事。車田漫画の本領は阿修羅九門やアテナ十二宮のように話が決められた順番に進んでいく、ある種パターンの美学のように思う。本編はあっちこっちに話が飛びすぎ。四天王が一通り出終わった後にγ(Σ=死牙馬への伏線か)やインドラ神が出てきてほしかった。 またコマ割も御大のモノとは感覚が違う。車田氏だと1ページ丸々使った情景描写(渓谷や滝、山門、海など)で一気に世界に入り込める所が有りますが、本編はそういう点は物足らない・・良い線は行っていると思うんですが。キャラや技のネーミングももう少し考えてほしい感じ。  現在、何故か長期間の休載中。何とか再開を切望します。
8点(2018-10-14 02:55:38)
3.  ブルーミント・ホテル
動物と宇宙人と黒人とジャズが何の違和感もなく同居する不思議世界。クオリティの高い大人の童話という感じ。独特な絵柄も併せてかなり好き。タイトルが異なる為か最初の一話目が収録されておらず冒頭が解りにくい事や、単行本の装丁が内容と今1つマッチしていない気がするのが残念。
8点(2008-12-28 02:45:24)
4.  風魔の小次郎 《ネタバレ》 
夜叉八将軍編、聖剣戦争編、風魔内乱編と、いつも出だしは好調だが段々グダグダになってしまう所が難。夜叉八将軍編のプロットは、古くは「甲賀忍法帖」(バジリスク)、「伊賀の影丸」、最近では「バトルロワイアル」もこの系統か、様々な異能者が最後の一人を賭けて争うという展開が見所。なのに本作の場合は味方が半数以上も生き残ってしまう。これが次の話に生きてくるというわけでもない。従ってこの手の話としては出来は今1つなんだけど、やはり作者の持つ独自の雰囲気は何物にも代え難いので、やや高得点。 現在、違う作者によるこの続編が連載中で、絵柄や設定など原作の世界観を引き継ぎかなりイイ感じ。しかし細かな描写や独特のコマ割、ネーミングセンスなどでやはり醍醐味が足りない気がする。願わくば車田氏によるリライトを・・
8点(2008-12-28 02:32:50)
5.  深く美しきアジア
おそらく「画力」という点ではこの作者の右に出る人は居ないと思う。中国歴史漫画家として有名な人ですが、本作はイマジネーションの限りを尽くして描いたSF/怪物もの。機械元帥や北魔天など、意外とオリジナルな造型センスも突き抜けていて凄いです。ただ、ストーリーは完全な行き当たりばったり。また、絵が上手い代わりにコマ割が不得手という感じ。特にアクションシーンなど動きがぎこちなく、どことなく「天は二物を与えず」という言葉が浮かんできます。それにしても原題は「Magical Super Asia」なのにまるで一昔前の映画みたいな邦題のつけ方だ。「愛と追憶のアジア」とか「青春と旅立ちのアジア」とかでもよかったかも。
7点(2010-10-10 01:15:46)
6.  ブラック・エンジェルズ 《ネタバレ》 
初期の竜牙会編はクオリティが高くて好きでした。ただこの人、下の方も仰られているように、手癖が悪い?と言うか、パクリ癖が…竜牙会の錚々たる面々のかなりの部分が某月刊誌の某マンガのパクリだったような。両方読んでた当時の自分は「これっていいのか…」と子供ながらに思ったものでした。更に魔の手は同誌の同時連載の10週打切りものにまで。確か来巻功二か誰かのだったと思うが、違うマンガに同じラスボスが出てきたので「これどこかで繋がってたっけ…?」と子供ながらに混乱したものでした。作者としては「どうせ打ち切りなんだから大人しく俺の血肉になれぃ」とでも思っていたのでしょうか。作品世界に劣らず作者も非情です。
6点(2010-10-02 22:56:07)
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