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プロフィール
コメント数 127
性別 男性
ブログのURL https://www.jtnews.jp/blog/23806/
年齢 41歳
自己紹介 多少の恥は承知の上で素直に書きます。

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1.  ヘウレーカ 《ネタバレ》 
ありえねえと思うのだけど、意外と史実に基づいているそうなので驚き。“車輪”も実在したのだろうか?? 凄惨な戦場の画を見ると、『寄生獣』の頃と変わらず下手だ(笑)。  エウリュアロスの攻防がこの作品のハイライトだと思うが、そこで大喜びする男を登場させて主人公に「狂ってる」と腐させる辺りの冷静な客観性が、いかにも岩明均らしい。最後の「他にやることないのかい」という台詞もまた秀逸だ。戦いの高揚感とその後に訪れる空虚が、短いページ数の中に凝縮されている。  ただ、アルキメデスについての脚色やその死についての演出は面白かったが、最後の一ページなんかは微妙だった。やや尻切れトンボな感も否定できない。ダミッポスを中途半端な主役ではなく狂言回しに徹しさせ、アルキメデスを中心に置いた方が、話としては均衡が取れたんじゃないかと思う。
7点(2008-05-18 15:16:50)
2.  ヘルタースケルター 《ネタバレ》 
岡崎作品は暗いものが多いけれど、とりわけ読み進めるのが辛いのがこれ。ほんとうは何もかもが崩壊寸前だとわかっているのに、平気な顔を取り繕いながら綱渡りの生を歩む。やがては破綻するであろうことが明らかなだけに、全編に渡って剥き出しの神経を掻き毟られるような心地がした。  他作品でも同様だが、突如差し込まれる見開きがすごく効果的だ。しかも大抵は直線ばかりで構成されたうら寂しい都市の風景。あるいはオーブンに頭を突っ込んだ死体という、読んでいる者をぶん殴るような絵。面白いから本を閉じるまではいかないんだけど、この読んでいてぎりぎりまで追い詰められるような焦燥感は、すごい。  ところがこの悲劇的な物語は、ラストで思わぬ着地をみせ、突き抜けたような不思議な明るさを漂わせる。続編なんてなしに完結させてほしかったという気もするけど、これも悪くないのかな。絶望的な虚無を描きながらもどこかしら切ない美しさがある、痛ましい傑作。
9点(2007-11-17 23:42:54)
3.  HELLSING
特筆すべきは演出力の凄まじさ。ストーリーが込み入ってるとか感動的だというわけじゃなくって、ただただド派手。アドレナリンの迸るままに描いているのか、あまりにむちゃくちゃで、あまりにかっこいい。とくにロンドンでの戦いは壮絶で、中世の大虐殺を再現したかのようなありえない光景が広がる。こりゃー頭のネジがいくつもとんでないと描けないよ。麻薬でもやってるのか? バトルシーンでも普通のマンガみたいな知略がまったくなく、清々しいまでに小細工抜き、理屈抜き。説明すら抜き。それでいて面白さが薄れないのだから、まったくたいしたものだ。こんなタイプのマンガは他に知らない。圧倒的なセンスと表現力に脱帽。
8点(2007-10-30 01:34:03)
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