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プロフィール
コメント数 127
性別 男性
ブログのURL https://www.jtnews.jp/blog/23806/
年齢 41歳
自己紹介 多少の恥は承知の上で素直に書きます。

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1.  おぼっちゃまくん
小学生時代には大好きだった、思い出深い作品です。ド下品で下らなくって、小林よしのり独特の異様なエネルギーが充満したギャグ漫画。今読んだら感想も違うんだろうけど、当時はめちゃくちゃ面白かった。『東大一直線』もちょこっと読んでみたら思ったより面白かったので、今でもある程度は楽しめるのかもしれない。発想がぶっとんでるんだよなあ、この人は。  著者の現在の活動には賛否両論いろいろあって、「小林よしのりはとりあえずクサしておけばOK」といった風潮が強いけれども、それと過去の作品との評価は切り離して捉えておきたいと思う。
7点(2008-06-19 23:18:34)
2.  アオイホノオ
まだ一巻しか出ていないので感想を書くのは時期尚早という気もするけれど、好きなので。八十年代の、本気で漫画の世界に取り組もうという大学生の青春が相当リアルに、かつ笑いをまじえて展開される。『めぞん一刻』の連載開始に、「騙されんぞ高橋留美子……高橋留美子!!」と一人で意気込む場面には相当笑った(個人的にはこれがきっかけで『めぞん一刻』にも手を伸ばした)。若き日の庵野秀明のエピソードも強烈だが、たぶん誇張はないんだろうな。作品全体に流れる、ノスタルジックな空気がまた素晴らしい。
9点(2008-06-19 22:44:22)
3.  ルート225 《ネタバレ》 
非日常を通して日常をより鮮明に表現する手際が巧みだと思う。スペースオペラのようなガチガチのSFは苦手なんだけど、こういったふうに日常生活に自然に題材を溶け込ませたものは好き。家族や友人といったあって当たり前の日常に真剣に向き合うことの大切さっていうのは、やっぱり失いかけてみなければわからないんだろうか。終始抑えた筆勢がいかにも芥川賞系作家という感じがする。  志村貴子ファンとしては、オリジナルでは絶対にありえないSFネタと台詞まわしが新鮮だった。
7点(2008-06-18 18:39:35)
4.  ラフ 《ネタバレ》 
ラストシーンは比類のない素晴らしさ。無駄がなく、鮮烈だ。  あだち充の作品を読むのはこれが初めてだけど、台詞のないコマの運びや無駄な感傷のない演出に独特のセンスがあり、心底感動させられた。よく考えるとベタだったり、主人公が(スポーツ理論なんかすっ飛ばして)天才過ぎたりするのだが、そうと感じさせない巧みさがある。大和父や緒方、スキー場の女の子といった脇役の配置の上手さもずば抜けている。  これを読むと十代の頃にスポーツに打ち込んでおけばよかったなんて思わされてしまう。もっとも、打ち込んだとしても絶対こんないい青春にはならないんだろうけど。
8点(2008-06-12 14:20:36)
5.  めぞん一刻
いい話ではあるんだけど、全体の八割が同じようなストーリー展開(誤解→ケンカ→和解)で構成されているので、少々辟易させられた。ワンパターンのお話で無闇に連載を長期化させるのは高橋さんの悪い癖だ。あまりのまどろっこしさにイライラが臨界点を超えたこともあり、やや減点(しかし四谷さんの妖怪ぶりに加点)。  今読むと当時の感覚とのギャップが大きくて面白い。携帯電話が存在するか否かでラブストーリーの展開ってずいぶん変わってしまったんだなあ。あと、二人きりになるとすぐに「押し倒す」という発想が出てくるのがけっこうな違和感。
7点(2008-06-12 14:04:42)
6.  地獄先生ぬ~べ~
正直子どもの頃は「ジャンプから消えてしまえばいいのに…」とか思ってたけど、これはこれでいいマンガなのかもしれないと最近になって思えてきた。個性豊かな生徒が大勢いて、それぞれを主人公に配置できるという設定の強みがあり、ジャンプには珍しい一話完結型で連載が続いたタイプ。今文庫を立ち読みしたりすると、けっこうエグイ。見開きで怖い絵をドーンと見せる演出とか上手いし、哀しい話は今のジャンプでは珍しいくらい重かったりする。ていうか眠鬼……いろいろな意味で記憶に焼きつくマンガだった。いい意味でも悪い意味でもいい加減なところがあるから、完成度うんぬんをいえば苦しいところもあるけど、子どもの頃の思い出に残っているのは間違いない。良作? かもしれない。
7点(2008-05-31 20:46:48)
7.  うさぎドロップ
ひとり暮らしの男が突然小さな女の子を引き取ることになる――って自分と置き換えて考えてみると滝のように汗が出てくる状況ではあるけれど、この作品では必要以上に深刻な雰囲気にはならない。育児というととにかく大変なイメージが強調されがちではある。覚悟すべき責任や労力に触れつつも、楽しいこと面白いこと、感動することもたくさんあるんだよ、とやんわり諭してくれるこうした作品は貴重だと思う。育児というのは特別なことではあるけれど、でもまぎれもなく日常の生活の一部であって、他のことと同じように楽しまなきゃもったいないのだと、教えてもらっているようだ。女の子も(最近の萌え系とはまったく別の意味で)とても可愛くて、読んでいて気持ちがなごむ。
8点(2008-05-31 20:31:06)
8.  ガラスの仮面
古風な絵柄や表現に抵抗を覚えないといえば嘘になるけれど、それを差し引いてもめっぽう面白い。白目を見るとうすた京介を思い出してしまうし、砂浜で笑いながら追いかけっこをする場面には戦慄を禁じえないけれども、やっぱり普通に面白い。これが名作の力なのでしょう。劇の内容も作中作として楽しめる、二重の面白さもこの作品独自の強み。漫喫で一気読みするには最適の傑作ではないかと。  余談ですが、「演る」と書いて「やる」と読むのがなんか面白かった。
8点(2008-05-23 12:29:22)
9.  群青学舎
この素晴らしさを、どう言葉で表現すればいいのかわからない。懐かしいようで新しい、温もりのある画と、なんてことのない素直な物語を宝石にしてしまう、鮮やかな語り口。これで「新鋭」? だとしたら、入江亜季さんには語り部としての天性の才能があるのだろう。  国や時代を超えたさまざまな舞台で描かれるヴァリエーション豊かな短篇集で、一篇一篇が楽しい。まぶしいほどに青々とした青春もの、台詞のない秀逸な幻想譚、なぜか一巻に一話は入っている囚われのお姫様を題材としたファンタジー、どれも切り口は違えど、確かに群青色がかって見える。  自分も「薄明」がいちばん好きです。無理にベスト3を決めるとしたらこれと、「待宵姫は籠の中」「時鐘」、でしょうか。「ニノンの恋」や「赤い屋根の家」なども愛らしくて捨てがたい。(ていうかタイトルの付け方も絶妙だなあ。)
9点(2008-05-23 12:10:36)
10.  りびんぐゲーム 《ネタバレ》 
やきもきさせるエピソードを重ねつつ、最後にはどうにかなるんだろうなという予感が常について周るタイプの、安心して読めるラブコメ。良くも悪くも逸脱したところはない。絵柄が愛らしいのもあって読みやすかった。
6点(2008-05-20 15:08:45)
11.  金田一少年の事件簿 《ネタバレ》 
『占星術殺人事件』よりこちらを先に読まされてしまったクチなので、遠慮なく0点を付けさせてもらう。単純なトリックをアレンジして利用するくらいなら問題にはならないが、よりによってオールタイムベスト級の超名作のトリックを、そのまんま盗用するとは……バカか? どんな作品でも多少なりとも過去の作品の影響が見られるのは当然だが、これに限っては完全に一線を超えている。  しかもトリックの使い方が下手。ミステリのネタというのはそれ自体の出来と同じくらい、どう見せるかという演出方法が大切だ。島田荘司氏の小説ではあれほど衝撃的だったトリックが、どうしてこんなしょぼい話になるのだ。ほんとうにバカ。パクるにしても劣化し過ぎなんだよ。  シネマレビューの方でも0点をつけたことがないのだが、評価の範囲外ということで。オリジナルのネタの中にはよくできたものもあるし、『コナン』に比べれば荒も少ないだけに、残念ではある。
0点(2008-05-20 14:58:26)
12.  鈴木先生
なんなんでしょう、これは。巻末の小難しい解説を読むと、読んだ人みんな戸惑ってるんだろうな~と思う。  どこまでがギャグなのか、マジなのか。つっこみの視点がないので、その線引きは読者任せ。すべてがギャグに思えるときもある一方で、日常生活の瑣末な問題に真剣に悩んでしまう気持ちもわからなくはなくて、妙に真剣に読めてしまうときもある。鈴木先生の細やかな視線、過剰なまでに深い思慮には大笑いできる部分もあり、なるほどとうなずく部分もあればそれはどうかと首をかしげる部分もあり。  エネルギーのこもった面白い作品であることは間違いないのだが、これまでにまったく読んだことのないマンガで、未だに正体がつかめない。どんなふうに楽しめばいいのか――真剣に読んでしまった時点で作者の思う壺というか、おちょくられてしまった気もする。なんとも不思議なマンガだ。
8点(2008-05-19 20:12:49)
13.  ブラッドハーレーの馬車
実力のある作家が深く考えずに手癖だけで描き上げてしまったという感じの、凡作。  無駄に残酷なだけで、それを通して何を伝えたいのかさっぱりわからない。凄惨な題材を選べばそれだけで深いドラマが描けるというわけではないだろう。自分は暗い系統の作品が好きなのでそれなりに知っている(マンガに限らず)方だと思うが、これはその中でもできの悪い部類に入る。  画は相変わらず上手い。しかし設定は強引でリアリティに欠け、何よりあざとい。ストーリー展開は予想通り、人物にも台詞にも血が通っていない。ほんとうに沙村広明がこれを描いたのかと疑うほど、薄い。  著者あとがきに自分でもなにがしたいのかわからなくなったとあるが、読んでいてそれがよくわかる。これならいっそ、サディスティックな成年漫画を真剣に描いた方がよかったと思う。
3点(2008-05-19 19:40:10)
14.  ヘウレーカ 《ネタバレ》 
ありえねえと思うのだけど、意外と史実に基づいているそうなので驚き。“車輪”も実在したのだろうか?? 凄惨な戦場の画を見ると、『寄生獣』の頃と変わらず下手だ(笑)。  エウリュアロスの攻防がこの作品のハイライトだと思うが、そこで大喜びする男を登場させて主人公に「狂ってる」と腐させる辺りの冷静な客観性が、いかにも岩明均らしい。最後の「他にやることないのかい」という台詞もまた秀逸だ。戦いの高揚感とその後に訪れる空虚が、短いページ数の中に凝縮されている。  ただ、アルキメデスについての脚色やその死についての演出は面白かったが、最後の一ページなんかは微妙だった。やや尻切れトンボな感も否定できない。ダミッポスを中途半端な主役ではなく狂言回しに徹しさせ、アルキメデスを中心に置いた方が、話としては均衡が取れたんじゃないかと思う。
7点(2008-05-18 15:16:50)
15.  とめはねっ! 鈴里高校書道部
書道部ってこんなに面白いものなのか?! と思ってしまうけれどたぶんこれほどではないだろう。もしかしたらこれ以上かもしれないが。  合宿に大会、ライバル校の存在などなど、ジャンルは文科系ではあるが話を盛り上げる素材としては過去のスポーツものに準じていて、なんとも巧みな換骨奪胎だと思う。各人物のキャラの立ち具合も、地味すぎず過剰すぎず、順当過ぎて嫌味なくらいだ。  書道に馴染みのない者にとっては知識が得られるだけでも楽しい。こうした作品に触れてしみじみ感じるのは、自分の知らないちょっとマイナーな領域でも、蓋を開けてみれば無限といっていいほどに広く深い世界が広がっているのだなあということ。  正直いって自分が書道の世界に足を踏み入れることはないとも思う(少なくとも、本格的に筆を持つことは)。だからこの漫画でたとえ擬似的にでも書道を体験できるのは、とても幸せなことだ。  面白そうな分野に片っ端から首を突っ込んでいたら人生が何十年あっても足りないから、大概は横目で見ながら通り過ぎるだけにとどめて、自分の好奇心とは妥協する。しかしこれを読んだあとにたまたま書道の展示に出くわしたりしたなら、今までと同じように平然と通り過ぎることはできないだろう。ど素人であるのは変わりないにしても、そこに広がる世界の豊かさの一端を垣間見てしまったのだから。
7点(2008-05-18 14:48:52)
16.  虹ヶ原ホログラフ
著者のファンではあるけれど、この人の場合は構成に凝った作品ほどつまらなくなるというのが正直な感想。あと、やたらと「世界の終わり」や「神様」といった言葉を散りばめると、中二病っぽくていやだ。書いている側は気持ちいいのだろうが。蝶の群れのシーンだけはいいと思った。
6点(2008-05-17 13:05:54)
17.  チェーザレ 破壊の創造者 《ネタバレ》 
美しく完成された画と、膨大な資料に基づく重厚な世界観がほんとうに素晴らしい。天才性と残酷さを併せ持つチェーザレの人物像と、複雑に入り乱れる陰謀にはわくわくさせられる。唯一気になるのは台詞がときどき説明的に過ぎる点で、緻密な取材の効果が悪い意味で出ている。この生堅さがもう少し薄れてくれればと思う。もっともそれは瑣末な欠点で、充分に秀作といえるだけのクオリティが保たれている。ミゲルやルクレチア、ダ・ヴィンチといった脇役の面々も巧みに描かれていて、みんな魅力的だ。画も設定も、細部まで気が遣われているのがわかる。  幸か不幸か世界史には疎いので、史実を調べたくなる衝動をあえて我慢したまま新刊を楽しみにしている。
8点(2008-05-17 12:50:41)
18.  デビルエクスタシー
できごころで登録してしまったが、冷静に考えるとどうコメントしていいのかわからない。なんとも異様な味わいで、インパクトだけは強かった。
6点(2008-05-14 07:30:16)
19.  多重人格探偵サイコ 《ネタバレ》 
プロローグ的な最初の数冊は面白いが、SFの度合いが強くなっていくにつれてどんどんつまらなくなった。田島昭宇のスタイリッシュな絵柄は非常に魅力的だが、ストーリーは微妙。個々のアイディアは良いのだが、ろくに煮詰めないまま適当にお話に組み上げてみましたという程度のできに留まっている。また登場人物が全然生きていないので、全体的にスカスカな感じがして、読んでいて心を動かされることがあまりない。暴力的描写が話題になることも多いが、これだけ残酷なのにまったく痛みが伝わってこないというのは、すごいのかすごくないのか……。
6点(2008-05-14 07:22:20)
20.  新吼えろペン
破天荒さとリアルさがちょうどいいバランスになって、最高に面白い。それを言っちゃお終いだよ、ということを毎回のように言ってくれるのが気持ちいい。その点では前作を遥かに凌駕していると思う。
9点(2008-05-05 03:04:48)
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